為替・株式・商品マーケット概要

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 2010年11月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2010年11月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2010年11月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2010-11-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。前週末の米国市場で、米追加緩和観測が一段と強まりドル安が進んだ流れを引き継いで始まった。円は早朝取引で一時約15年半ぶりの高値を付けた。ただ、日本株の取引開始直後にまとまった規模の円売りドル買いが出されると、「政府・日銀が円売り介入を行ったのではないか」との観測から円売りが加速した。
 もっとも、その後は追随する動きがなかったうえ、輸出企業からの円買いが入ったため、すぐに持ち直した。市場では「介入ではなく、システム取引が誤作動したのではないか」「CTA(商品投資顧問)からのフローが出たのでは」との指摘があった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2010年11月 発言・ニュース

[2010-11-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。前週末の米国市場で、米追加緩和観測が一段と強まりドル安が進んだ流れを引き継いで始まった。円は早朝取引で一時約15年半ぶりの高値を付けた。ただ、日本株の取引開始直後にまとまった規模の円売りドル買いが出されると、「政府・日銀が円売り介入を行ったのではないか」との観測から円売りが加速した。
 もっとも、その後は追随する動きがなかったうえ、輸出企業からの円買いが入ったため、すぐに持ち直した。市場では「介入ではなく、システム取引が誤作動したのではないか」「CTA(商品投資顧問)からのフローが出たのでは」との指摘があった。

[2010-11-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は神経質な展開。午前中に乱高下した後とあって、午後に入り様子見ムードが強まったものの、日本株が引けにかけて弱含んだため徐々に下値を切り上げた。市場では「円の下値では輸出企業からの円買い注文が意識される」との指摘があった。半面、政府・日銀の為替介入への警戒感が上値を抑え、方向感が出なかった。
 一方、欧州勢が加わる時間帯になるとスイスフラン売りが優勢に。対スイスフランで円買いが強まったため他の通貨に対しても円買いが波及した。市場では「ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けたスイスフラン売りのフローが出たのではないか」との見方があった。

[2010-11-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は安く始まった後、買い戻し。1日の東京市場で米追加金融緩和観測を背景に対ドルで欧州・オセアニア通貨が買われたことに連動し、円売りが出て値を下げた水準を引き継いだ。欧州市場では、英・独の株価指数が一時下げに転じたほか、時間外の米株価指数先物が伸び悩む場面があったため、リスク志向が高まらず円に買い戻しが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は安値圏で神経質な展開。米連邦準備理事会(FRB)が追加の金融緩和に踏み切るとの見方を背景にしたドル売りや米長期金利の低下を背景にした円買いドル売りが入りやすい半面、日本の金融当局の為替介入への警戒感が残り下値を積極的に売り込みにくい雰囲気があった。もっとも、米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した10月の製造業景気指数が56.9と、9月の54.4から上昇し市場予想平均の54.0を上回ったと伝わると、ドルの買い戻しが入り、やや下値が切り上がっている。一方、米個人消費支出(PCE)や個人所得に対する反応は目立たなかった。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=111円84銭前後と本日安値を付けた。欧州株、時間外のダウ先物の下落を背景にした売りが出たほか、ユーロドルに売りが出たこともユーロ円相場を押し下げた。
・ユーロドルは断続的に売られている。早朝の欧州勢からドル売りが出て1ユーロ=1.4012ドル前後と今日の高値を付けた後は、売りが優位。1.40ドル台前半から半ばにかけて断続的に売り注文が観測されているとの指摘があり上値が限られたため、上値の重さを嫌気した参加者から売りが出た。欧州株や時間外のダウ先物が一時さえない展開となったことも売りを誘った。市場参加者からは「モデル系ファンドの売りが目立っていたようだ」との指摘があった。また、10月のISM製造業景気指数が9月から上昇し、市場予想平均を上回ったことも売りを促し、23時過ぎに1.3890ドル前後と日通し安値を付けた。

[2010-11-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては堅調。10月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数は56.9と前回値、市場予想平均を上回り、対ドルでユーロ売りにつれて円買いユーロ売りが入った。ダウ工業株30種平均が下げに転じた場面ではリスクポジション解消目的で円が更に買われ、上げ幅を広げた。
 一方、ユーロ以外の通貨に対しては売り先行後、下げ渋り。強い10月米ISM製造業景気指数を受けて対ドルで円売りが出たほか、米10年物国債利回りが上昇に転じたことも重しとなり、他の通貨にも円売りが波及した。もっとも、米国株が失速すると円が買い戻された。

[2010-11-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。日本当局による為替介入への警戒感が残る中、ドルやユーロに対しては仲値決済に絡んだ円売りが出た。野田佳彦財務相が為替水準について「一方向に偏った動きだった」との認識を示したうえで、「必要なときには断固たる措置とる」と述べたことも円の重しとなった。ただ、2-3日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、積極的な取引は手控えられたため、一方的に円安が進む状況にはなっていない。

[2010-11-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドル中心に弱含んだ。オーストラリア準備銀行(RBA)が市場の大方の予想に反して政策金利を0.25%引き上げると発表したことをきっかけに、豪ドルに対して円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。

[2010-11-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は軟調。英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物の上昇で投資家のリスク志向が高まっており、予想外に政策金利が引き上げられた豪ドルや、強い経済指標が伝わったユーロなどに対して円売りが膨らみ、その他通貨にも円売りが広がった。ポンドに対しては10月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことを受けて円買いが入り一時値を上げたものの、その他通貨に対して円売りが断続的に出たことにつれて円売りポンド買いが出たため上値が徐々に切り下がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=81円ちょうど前後まで値を上げた。対ポンドでドル買いが一時強まったことや、クロス円の買いが進んだことなどを受けた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=113円49銭前後と本日高値を付けた。
・ユーロドルは上値を追う展開。途中、ポンドドルが弱い英建設業PMIを嫌気して1ポンド=1.5961ドル前後まで下げた影響で伸び悩む場面があったが、株価の上げ幅が広がるとリスク志向が高まり買いが加速した。21時30分過ぎに1ユーロ=1.4043ドル前後と今日の高値を付けた。

[2010-11-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては売り先行後、下げ渋り。序盤、英・独の株価指数が堅調に推移する中で、ダウ先物が上げ幅を広げると投資家のリスク志向が高まり、円売りが先行した。豪準備銀行(RBA)が2日、予想外に政策金利を0.25%引き上げて4.75%としたことが改めて材料視されて対豪ドルで円売りが出たことも、円を押し下げた面もあった。その後、米国株式相場は高く始まったが、アジア時間から一本調子で円売りが進んだとあって一段と円が売られる展開とはならず下値を切り上げた。
 一方、ドルに対しては買い戻し。ユーロやスイスフランに対してドル売りが出た影響を受けたほか、米10年物国債利回りが低下幅を広げ、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが入り、値を上げた。ドル以外の通貨に対して利益確定の円買いが広がったことも支えとなった。

[2010-11-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては小高い。時間外のダウ先物や上海株が一時マイナス圏に沈んだことなどを手掛りに、対ユーロなどで円の売り持ちを解消する動きが出た。ただ、その後は株価が持ち直したこともあって円買い圧力はすぐに後退した。3日の東京市場が文化の日の祝日で休場となっており、積極的な持ち高形成は手控えられ気味だ。

[2010-11-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。上海株安などを手掛りに、対ユーロなどで円の売り持ちを解消する動きが出たものの、欧州勢が加わる時間帯になると失速した。ユーロドルの上昇をきっかけにユーロ円が上昇。他の通貨に対しても円売りが波及した。市場では「本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ポジションを一方向に傾けにくく、相場の方向感は乏しかった」との指摘があった。

[2010-11-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ 3日の欧州外国為替市場で円は弱含み。10月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が53.2と市場予想平均を上回ったことを受けて対ポンドで円売りが強まると、その他通貨にも円売りが波及した。「日本時間明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え薄商いとなっており、値が振れやすくなっている」との声が聞かれた。ニューヨーク勢が参入してくると、米イベントを前に対ドルでの円買いポジションを整理する動きも出て下げ幅が広がっている。

[2010-11-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが優位。米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が3日発表した10月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は 前月比4万3000人増、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月非製造業指数 (NMI)は54.3と、市場予想より強い米経済指標が相次いで発表されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えドル売りポジションを調整する目的もあり、対ドルで円売りが膨らむと他の通貨にも円売りが波及した。
 米連邦準備理事会(FRB)は3日、FOMCで資産買入に関して「2011年の第2四半期末までに、追加で期間が長めの米国債を6000億ドル購入する」と決めたことが伝わった。金融緩和策が発表されたことを背景に欧州通貨やオセアニア通貨がドルに対して買われると、つれて円売りが出て下げ幅を広げた。

[2010-11-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は安く始まった後、下げ渋り。前日の海外市場で、対ユーロや豪ドルなどで円安が進んだ流れを引き継いで始まった。ただ、東京勢からは急ピッチで円売りが進んだこともあって持ち高調整の円買いが入ったほか、ドルやユーロに対しては輸出企業からの円買いが入ったため下値を切り上げた。

[2010-11-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。国内輸出企業からとみられる円買いが入り日通し高値を付ける場面があったが、欧州勢が加わる時間帯になると失速した。対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が買われたことに連動した円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。欧州株相場が堅調に推移していることを背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方が拡大したことも円売り外貨買いを誘った。

[2010-11-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。日本、中国の株価や欧州株、時間外の米株価指数先物などの上昇を背景に投資家のリスク許容度が保たれたため、ドル以外の通貨に円を売る動きが進んだ。ただ、ニューヨークの取引時間帯に入ると、米雇用指標が予想を下回ったことを受けて米10年物国債利回りの低下幅が拡大し、日米金利差縮小が意識されて円買いドル売りが進んだため、その他通貨にも円買いが入り円全体の下げ幅が縮まっている。
 もっとも、現物の米国株相場は寄り付から堅調に推移。一段と投資家のリスク許容度が高まると再びユーロやオセアニア通貨などに対して低金利の円を売る動きが出ており、円に対して下げ幅を広げる通貨も見られている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=80円58前後と本日安値を付けた。欧州市場の序盤は、「本邦証券筋から債券絡みの買いのフローが出て、目先のストップロスを巻き込んだ」といい、一時81円15-18銭まで上げたが、前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも多かったことを受けて米10年物国債利回りの低下幅が拡大したため日米金利差縮小が意識されて円買いドル売りが入った。
・ユーロ円は18時30分過ぎに1ユーロ=115円42銭前後と10月7日以来の高値を付けた。
・ポンドドルは堅調。米連邦準備理事会(FRB)が3日、米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加金融緩和策を決めたことを受けてドルを売る動きが続いた。ポンドドルは10月英ハリファックス住宅価格が市場予想平均を上回ったことが買いを誘った。イングランド銀行(BOE、中央銀行)が4日、金融政策委員会(MPC)で政策金利を現行の0.50%に据え置くことと、資産買取プログラムを2000億ポンドで維持することを決めたと明らかにすると、一部で資産買い取り額を増額するとの見方もあったため、ポンド買いドル売りが加速した。1ポンド=1.6294ドル前後と1月21日以来の高値を付けた。
・ユーロドルはユーロドルは、対ポンドでドル売りが強まったことや、株価の上昇を背景に買いが入り1ユーロ=1.4280ドル前後と1月20日以来の高値水準まで上げている。トリシェECB総裁の会見では「ECBの政策金利は適切」「金融政策のスタンスや流動性供給策は、適切に調整される」「『強いドルは米国の利益』との米当局の見方を共有している」などと述べたと伝わったが、現時点では発言に対する目立った反応は見られない。

[2010-11-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は本日安値圏でもみ合い。欧州市場で株価の上昇を背景に円売りが進んだ影響が残った。米労働省が4日発表した前週分の新規失業保険申請件数は市場予想よりも弱い結果となり、対ドルで円買いが入ったほか、米10年物国債利回りが低下幅を広げ、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りも入り、円全体を一時押し上げた。その後は、ダウ先物が上昇幅を広げたほか、現物の米国株式相場が高く始まったため売りに押される場面があったが、欧州市場からの下落に対し利益を確定する目的で円が買い戻される動きもあり、方向感が出なかった。

[2010-11-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りが先行したものの、売りが一巡すると持ち直した。日銀は4-5日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の「現状維持」を決めた。市場の一部では追加的な金融緩和を期待する見方もあり、結果公表後に円の売り持ちを解消する動きが広がった。

[2010-11-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日銀が追加的な金融緩和に踏み込まなかったことを材料にした円買いが一巡すると、日本時間今晩の10月米雇用統計を前に積極的な取引は手控えられ、様子見ムードが強まった。もっとも、夕刻にかけては時間外のダウ先物が弱含んだこともあり、やや円買いが目立った。

[2010-11-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円はニューヨーク勢参入後に売り優勢。英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げた場面で、円売りポジションを閉じる動きが出て一時円全体が値を上げた。10月米雇用統計の発表に近づくにつれて、様子見ムードが強まって値動きが細ったが、米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことが明らかになると対ドルで円が売り優勢になり、その他通貨に対しても円売りが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=80円62銭前後まで売られたが、米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比15万1000人増と市場予想平均の前月比6万人増より強い結果となると21時30分過ぎに1ドル=81円48前後と本日高値を付けた。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=113円89銭前後と日通し安値を付けた。9月ユーロ圏小売売上高が市場予想平均を下回ったことが売りを誘った。アイルランドのソブリンCDSが過去最高水準に拡大したことや、「スペインの金融機関が流動性の問題を抱えている」との噂が出回ったことなども相場の重しとなった。
・ユーロドルは軟調。ユーロ圏の小売指標が弱い結果となったことや、欧信用不安が意識されたことなどが相場の重しとなった。欧州株や時間外のダウ先物が一時下落しリスク志向が低下したことも売りを誘った。米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想以上に増加するとユーロ売りドル買いが加速。21時30分過ぎに1ユーロ=1.4032ドル前後と本日安値を更新した。もっとも、米低金利政策が長期化しドル安基調が続くとの見方が根強く、下値では押し目が厚かった。徐々に買い戻されて1.41ドル台を回復している。

[2010-11-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比15万1000人増と市場予想を上回った。米雇用市場への懸念が和らぎドルに対して円売りが出た上、米10年物国債利回りが一時上昇幅を広げ、日米金利差の拡大を意識した売りも重しとなり、円全体は押し下げられた。もっとも、その後は方向感が定まらなかった。対ドルでユーロ売りが続いた影響で円買いユーロ売りが入り円の支えとなった一方、NY金先物相場が史上最高値を更新したことを背景に資源国通貨に対しては散発的に円売りが続き、もみ合う展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、10月米雇用統計発表後に1ドル=81円48銭前後まで上昇した。ユーロ円はドル円の買いにつれる形で、一時1ユーロ=114円66-71銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは大幅安。10月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想より強く、ユーロ売りドル買いが膨らみ一時1.40ドル台前半まで値を下げた。市場参加者からは「アジア系ソブリンネームの買いが入ったようだ」との声があり1.41ドル台を回復する場面も見られたが、現物の米国株式相場が一時マイナス圏で推移しリスクポジション解消の売りに押されると、1時過ぎに1ユーロ=1.4023ドル前後まで下落した。

[2010-11-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。8日の日本株が高く寄り付いたことを背景に円を売る動きが見られたが、対ユーロ中心に利益確定の円買いが強まるとその他通貨にも円買いが広がった。
 一方、円はドルに対しては一進一退。欧州・オセアニア通貨に対してドルが買い戻されていることにつれて円売りドル買いが出た。ただ、対ユーロ中心に円買いの勢いが増すとドルに対しても円買いが入り値を戻した。

[2010-11-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午後に入り動意の乏しい展開が続いた。8日の日本株や中国株が上昇したことを手掛かりに、欧州勢参入後に散発的に円売りが出たものの、追随する動きは見られず直ぐに買い戻された。ドイツやスイスの経済指標が伝わったが、特に目立った反応はなかった。

[2010-11-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含み。ユーロ圏の財政問題が改めて意識される中、時間外のダウ先物の下落を背景に対ユーロ中心に円買いが入った。資源国通貨に対しては、原油など商品相場の下落を理由に円が買い戻された。もっとも、その後は追随する動きがなかったうえ、米国勢の参入を前に様子見ムードが強まったためもみ合いの展開となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに一時本日安値となる1ドル=81円00銭前後まで値を下げた後、81円台前半でのもみ合いが続いた。市場では「先週末の10月米雇用統計の発表前の水準である80円95-98銭がサポートとして意識されている」との指摘があった。
・ユーロ円は18時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=112円66銭前後まで売られた後、112円台後半での値動きが続いた。
・ユーロドルは欧財政問題が改めて意識される中、9月独鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことなどが相場の重しとなり、20時過ぎに一時1ユーロ=1.3891ドル前後まで値を下げた。市場関係者からは「マクロファンドやリアルマネー系の売りが断続的に出たようだ」との声が聞かれた。

[2010-11-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。欧州市場で円・ドルが一時1ドル=81円00銭前後まで上昇したが、市場参加者からは「5日の米雇用統計発表前の水準である80円95-98銭前後がレジスタンスとして意識されている」との指摘があり、上値の重さが嫌気される中、ニューヨーク勢参入でドルに対して円売りが先行し、円全体は一時押し下げられた。その後、ダウ工業株30種平均が一時80ドルを超す下げ幅となり、リスクポジション解消目的で円買いが広がったほか、対ユーロでは欧州の財政問題が改めて意識されたことも円買いを誘う場面があった。ただ、ニューヨーク金先物相場がはじめて1400ドル台を突破し、資源国通貨に対して売りに押されると、円の上値は抑えられるなど、方向感が定まらなかった。

[2010-11-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。対ユーロではユーロ圏の財政問題が意識されて円買いが入ったほか、ポンドに対しては英住宅指標が市場予想平均を下回ったことを背景に円買いが入ったため、その他通貨にも円買いが波及した。日本株が下落したことも投資家のリスク志向の低下につながり円の買い戻しを誘った。9日午前の上海総合指数が下げ幅を広げると一段と円買いが強まり円の上げ幅が広がった。市場参加者からは「中国国家外為管理局(SAFE)が9日、投機的な資本流入を抑制する規則を発表したことが、中国株の重しとなり、リスクマネーのフローの停滞につながっているようだ」との指摘がある。

[2010-11-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。一部通信社が「米国がニュージーランド産のキウイの輸入を停止している」と報じたことを背景に、NZドルに対して円買いが入ったほか、9日の上海総合指数が下落したことを受け投資家のリスク志向が低下するとの見方から調達通貨の円を買い戻す動きも見られた。欧州勢の本格参入後は、財政問題のくすぶるユーロに対して円買いが強まり、円全体が押し上げられている。

[2010-11-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は失速。欧財政問題を材料にユーロに対して円買いが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及。市場関係者からは「ドイツ国債とアイルランド、ポルトガル、スペインの国債のスプレッドが軒並み拡大していることを受けてユーロクロスの売りが目立った」との声が聞かれた。
 ただ、買いが一巡すると徐々に上値を切り下げた。時間外のダウ先物や英・独の株価指数が持ち直し、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円が売られたほか、ギリシャの26週物政府証券(Tビル)入札を無難に通過し、資金繰り懸念が緩和したとして対ユーロで円売りが出た影響を受けた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は軟調。対ユーロなどでドル売りが進んだ影響で、21時過ぎに一時本日安値となる1ドル=80円54銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は下値が堅い。17時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=111円72銭前後まで値を下げたものの、その後112円台後半まで持ち直した。
・ユーロドルはユーロ圏の財政懸念が改めて意識されたこともあって、17時過ぎに一時1ユーロ=1.3823ドル前後まで値を下げたものの、その後は一転買いが優勢に。ギリシャの国債入札を無事通過したうえ、市場では「欧州中央銀行(ECB)がアイルランドとポルトガルの国債買い取りを実施したとの観測がユーロの買い戻しを誘った」との指摘があり、21時30分過ぎに1.3974ドル前後と本日高値を付けた。「中東勢、アジア系ソブリンネームの買いが目立った」との声も聞かれた。

[2010-11-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては軟調。米10年債入札の需給悪化を警戒し米金利が上昇すると、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが出た上、米10年債入札後に米金利が更に上昇幅を広げると損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込み、下げ足を速めた。
 一方ドル以外の通貨に対しては一進一退。ドルに対する円売りが膨らみ円全体は一時押し下げられたが、引けにかけてダウ工業株30種平均が100ドル超安となる場面があるなど、米国株式相場が下げ幅を広げたため、投資家がリスク資産圧縮の買い戻しに動いた。

[2010-11-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。10日午前の日本株が上昇したことを背景に投資家のリスク許容度が高まって円を売る動きが出た。事業法人の仲値決済が集中しやすい5・10日(五十日)にあたり、仲値決済に向けて円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた面がある。ただ、下値では国内輸出企業などからの円買いが入り下値は限られた。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売られていることにつれて円買い外貨売りが出たことも円を支えた。

[2010-11-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感の出ない展開となった。10日午前の中国株が下落したことや、一部通信社が関係者の話として「中国人民銀行が複数の銀行に対して15日から預金準備率を0.50%引き上げるように通達した」と伝えたことを受けて、後場寄り後の日本株が上げ幅を縮小すると、リスク回避姿勢が進むことを警戒しやや円が買い戻される場面があった。ただ、その後の日本株は引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、リスク志向の低下は進まず、ポジション調整の円売りに押し下げられた。
 欧州勢の参入後は打診的に円売りが出たものの、積極的に円売りを進めるには材料不足で直ぐに失速した。英・独の株価指数が安く寄り付いたことも円の買い戻しを誘ったようだ。

[2010-11-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。英中銀イングランド銀行BOE)は9日、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)を発表。市場の一部では弱い内容になるとの観測があったものの、「インフレ期待は中期的には目標値付近にあることを示している」との認識が明らかになると、対ポンドで円売りが優勢に。他の通貨に対しても円売りが波及した。その後、米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが広がると、円は下げ足を速めた。損失確定の円売り注文を断続的に巻き込んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。心理的節目である1ドル=82円00銭を上抜けてストップロスを巻き込むと、21時45分過ぎに一時10月8日以来の高値となる82円42銭前後まで値を上げた。
・ポンド円はしっかり。英インフレリポートが弱い内容となるとの思惑からこれまでに円買いポンド売りを進めた参加者が反対売買を迫られると、一時1ポンド=132円54銭前後まで急速に値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。18時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.3826ドル前後まで値を上げたものの、その後失速。英インフレリポートを受けてユーロポンドが1ユーロ=0.85511ポンドまで売り込まれた影響を受けたほか、米長期金利の上昇がドル買い材料とみなされたため徐々に上値を切り下げた。一時1.37ドル台半ばまで下押しした。

[2010-11-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。前週分の新規失業保険申請件数や9月米貿易収支などの米経済指標が市場予想より強い内容となったほか、米長期金利が上昇したことなどを受けて、ドルに対して日米金利差の拡大を意識した円売りが出ると、他の通貨にも円売りが波及した。ニューヨーク連銀が1カ月で約1050億ドルの米国債購入を実施すると発表し米長期金利が低下に転じると、ドルに対して円が買い戻され、下値が支えられる場面があった。ただ、その後米国株式相場が持ち直したため再び円売りに押されるなど、方向感が出なくなった。

[2010-11-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米国株式市場終了後に発表されたシスコシステムズの業績見通しが予想を下回ったことを受けて時間外のダウ先物が一時60ドル超の下落となったため、朝方に円が買われる場面があった。もっとも、ダウ先物は下げ幅を縮小したほか、日本株も小高く推移したため円買いは続かなかった。
 格付け会社ムーディーズが11日、中国の格付けを「Aa3」に引き上げたと発表すると、経済の結びつきの強い豪ドルに対して円売りが出たものの、米ドルが欧州・オセアニア通貨に対して売られていることにつれて円買い米ドル売りが入ったため円の下値は限られた。
 20カ国・地域(G20)首脳会議がソウルで明日まで開催されるほか、本日の米国がベテランズ・デーの祝日で外国為替市場が事実上休場となることもあって、積極的な持ち高形成は手控えられ気味で、方向感が出なかった。
 11時に発表された中国の経済指標に対しては、事前に伝わっていた憶測とほぼ同じ内容だったため、反応は薄かった。

[2010-11-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感に乏しい展開だった。20カ国・地域(G20)首脳会議がソウルで明日まで開催されるほか、本日の米国がベテランズ・デーの祝日で外国為替市場が事実上休場となり市場参加者が減少することもあって、小額の売買でも値が振れやすいものの、方向感は定まっていない。オバマ米大統領ガイトナー米財務長官など発言が伝わったが、特に反応はなかった。

[2010-11-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はユーロ以外の通貨に対してはもみ合い。米国の債券・為替市場がベテランズ・デーの祝日で休場となるほか、20カ国・地域(G20)首脳会議がソウルで明日まで開催されていることから、全般様子見ムードが強かった。ただ、ユーロに対しては堅調だった。独連邦債に対するアイルランドやポルトガル国債の利回りスプレッドが過去最大となるなど、欧州の財政問題が意識されて円買いユーロ売りが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=82円台前半でのもみ合いに終始した。市場では「本日24時に権利行使期限となる82円25銭のオプションが意識されて、小幅なレンジでの値動きに収れんしている」との指摘があった。
・ユーロ円は軟調。欧財政問題を背景にユーロ全面安となった流れに沿って、22時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=112円61銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは大幅安。欧州勢がユーロ売りポンド買いで参入したことをきっかけに売りが先行。欧財政問題を理由にユーロ全面安の地合いとなると、22時過ぎに一時1ユーロ=1.3685ドル前後まで下げ足を速めた。英独の株価指数や時間外のダウ先物が下げたことに伴うユーロ売りドル買いも出た。市場関係者からは「米国が祝日で米為替市場が事実上休場となるため、商いが薄く小額の売買でも値が振れやすい」との指摘があった。

[2010-11-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては弱含み。米国の為替市場はベテランズ・デーの祝日で事実上休場だったことから商いが薄かったものの、ダウ工業株30種平均が100ドルを超す下落で始まり、全般的にドル買いが広がった流れを受けて値を下げた。米著名リポートは「予想より早く需給ギャップが縮まれば、米連邦準備理事会(FRB)は資産買い取りプログラムの規模を縮小する可能性がある」との見方を示したと一部通信社が伝えたことも円売りドル買いを誘ったようだ。
 一方、ドル以外の通貨に対してはもみ合い。米国株安を背景に欧州通貨やオセアニア通貨がドルに対して売られると円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入ったが、同時にドルに対しては円売りが出たため一方的に上昇する展開とはならなかった。

[2010-11-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。アイルランドの財政危機や債務再編への懸念から対ユーロで円買いが入った。対ドルでは市場関係者からは「来週15日の米国債償還に絡んだ円買いが入った可能性がある」との指摘もあった。本日は週末ということもあり、仲値決済に絡んでドルに対して円売りが散見されたため上値を抑えられる場面もあったものの、株安や欧財政不安を背景に投資家のリスク志向が低下しており、リスク資産圧縮目的の円買いが優位だった。

[2010-11-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買い優勢。12日の上海総合指数が、追加の金融引き締めが行われるとの憶測や、不動産投機抑制目的で外国人の不動産取得を制限することを計画していると伝わったことなどを背景に5%超の下落となると、アイルランドの財政懸念が再燃している対ユーロ中心にリスクポジション解消目的で円買いが膨らんだ。海江田万里・経済財政担当相が「円高は日本だけではどうすることも出来ない」などと述べて、政府・日銀の為替介入で出来ることが限られているとの見方を示したことも円買いを誘った。
 20カ国・地域(G20)首脳会合の声明として「一段と市場で決定される為替レートへの移行で合意」「為替レートが過大評価された新興国による資本流入を抑制するため、マクロ健全性措置を支持」などと伝わったものの、特に材料視されていない。

[2010-11-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。上海中心にアジア株の下落を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まり円買いが先行。アイルランドの財政問題への不安が強まっていることも円の支援材料となった。
 ただ、その後は一転売りが優勢に。イタリア政府が実施した国債入札が無事通過したことや、欧州周辺諸国とドイツ国債の利回り格差の縮小したため、対ユーロ中心に円売りが出た。市場では「アイルランドに対する救済措置が打ち出される」との噂もあり、円売りユーロ買いを誘った。もっとも、アイルランド財務省関係者が救済の噂を否定したこともあり、円売りの勢いは長続きしなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅い。ユーロ円中心にクロス円が下落したことを受け一時1ドル=81円64銭前後まで値を下げたものの、その後持ち直した。20時過ぎに82円30銭前後まで値を戻している。ユーロ円は荒い値動き。上海総合指数が追加の金融引き締めの憶測を背景に売られ5%超の下落となったほか、時間外のダウ先物が一時100ドルを超す下落となったためリスク資産圧縮目的の売りが優勢となった。夕刻に一時9月16日以来の安値となる1ユーロ=111円04銭前後まで売り込まれた。ただ、その後はアイルランド救済への思惑から買い戻しが強まり、一時112円90銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルはアイルランドの財政危機や債務再編への懸念からユーロ全面安となった流れに沿って、一時9月30日以来の安値となる1ユーロ=1.3573ドル前後まで値を下げた。ただ、アイルランド救済の思惑から同国財政に対する過度の懸念が和らぐと、一転買い戻しが優勢となった。22時30分過ぎに一時本日高値となる1.3751ドル前後まで値を上げた。

[2010-11-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの5カ国の財務相は12日、アイルランドの問題を踏まえ共同声明を発表。5月に設立した7500億ユーロの基金の存在を強調し、「ユーロ圏危機解決の体制を巡ってどのような議論があっても、既存の債務には適用されない」との見解を示した。アイルランドの財政危機や債務再編への過度の懸念が和らぐと、欧州時間に対ユーロ中心に円売りが出た流れを引き継いだ。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した対ドルでの売りで円全体が押し下げられた面もある。ただ、ダウ工業株30種平均が一時100ドルを超す下げ幅となったほか、NY金先物相場などの商品先物相場が大幅に下落し、リスクポジション解消目的で円が買い戻されると下値を切り上げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、米長期金利が上昇し日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが出たうえ、米株安などを背景にドルが欧州通貨やオセアニア通貨に対して買い戻されたことも支えとなった。アジア時間に付けた1ドル=82円55銭前後を上抜けて、2時過ぎに82円66銭前後まで上昇した。ユーロ円はアイルランドの財政懸念が緩和し、24時前に1ユーロ=113円40銭前後まで上昇した。もっとも、その後112円台後半まで失速する場面があり上値が重かった。
・ユーロドルは行って来い。英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの財務相が共同声明を発表したこともあって、欧州時間からの買い戻しが継続。24時前に1ユーロ=1.3777ドル前後まで上昇した。ただ、ユーロ圏関係筋の話しとして「アイルランドはEUからの緊急支援について協議している」との一部報道が伝わったうえ、米国株が下げ幅を広げたため一時1.3659-62ドル前後まで押し戻された。なお、アイルランド財務省は声明で「EU緊急支援を要請している事実はない」と報道を否定した。

[2010-11-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。15日前場の日本株や時間外の米株価指数先物の上昇を受けて、リスク志向の改善を期待し低金利の円を売る動きが出た。対ドルでは事業法人の仲値決済が集中しやすい5・10日(五十日)にあたり、仲値決済に絡んだ円売りも出て円全般を押し下げた。ただ、底堅く推移していた15日の上海総合指数が下げ幅を拡大すると、短期スタンスで円を売っていた向きから利益確定の円買いが入り下げ止まった。市場関係者からは「本日は15日とあって、米国債償還に絡んだ円買いドル売りが出やすいのでは」との指摘もあった。

[2010-11-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。対ドルでストップロスを巻き込んで一時円売りが強まったため、その他通貨にも円売りが広がる場面が見られた。ただ、15日の英・独の株価指数が安く寄り付き、時間外の米株価指数先物が小幅ながら下げに転じると、リスク志向の低下した投資家から円を買い戻す動きが出て値を戻した。

[2010-11-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は弱含み。米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。時間外のダウ先物が上昇したことも円の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。22時過ぎに一時10月6日以来の高値となる1ドル=83円23銭前後まで値を上げた。一方、ユーロ円は下値が堅い。英独の株価指数がマイナス圏に沈んだタイミングでリスクポジション解消目的の売りが出た。ユーロドルの下落も相場の重しとなり、一時1ユーロ=112円75銭前後まで値を下げた。ただ、売りが一巡すると、徐々に下値を切り上げた。ドル円の上昇につれた円売りユーロ買いが出て、113円30銭台まで値を戻している。
・ユーロドルは弱含み。時間外の米長期金利の上昇を背景にドルが全般的に買われた流れに沿ったほか、欧州株相場が安く始まったことなどを理由にユーロ売りドル買いが出た。コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁が「ギリシャは2011年財政目標を達成するためにさらなる措置が必要となる可能性がある」などと述べたことも重しとなり、20時過ぎに一時1ユーロ=1.3603ドルまで下げた。

[2010-11-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては一進一退。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売りが先行したほか、10月米小売売上高が市場予想を上回ったことも売りを誘った。同時に発表された11月ニューヨーク州製造業景気指数は市場予想に反しマイナスとなったため、直後に円が買い戻されたが、引けにかけて米長期金利が上昇幅を広げると再び円売りに押されるなど、一進一退の展開となった。
 欧州通貨に対しては伸び悩み。ドスサントス・ポルトガル財務相は英フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで「ポルトガルが支援を必要とするリスクは高い」などと述べ、ユーロ中心に欧州通貨に対して円買いが広がった。もっとも、引けにかけてドルに対して円売りが再び出たため上値を切り下げた。
 それ以外の通貨に対してはもみ合い。序盤にドルに対する円売りにつられて値を下げる場面があったが、ドルに対する円売りがいったん途切れると、方向感が出なくなった。

[2010-11-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。仲値決済に向けて対ドルでは円売りが見られたが、下値では国内輸出企業などからの円買いが入り下値は堅かった。豪ドルに対しては豪準備銀行(RBA)の議事要旨が早期の引き上げを示唆するものではなかったとして円が買われる場面があったものの、日本と豪州の金利差に着目して円を売る動きが厚く上値は限定的だった。取引材料に乏しく、ポジションを一方向に傾ける動きは目立たず、円全体としてはあまり方向感が出なかった。

[2010-11-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。ダドリー・ニューヨーク連銀総裁がCNBCとのインタビューで「米国の政策目標は金融の状況を緩和することであり、ドルを特定の水準に導くことではない」「出口戦略は数年後になる可能性がある」「バランスシートの拡大はインフレ問題の原因とはならないだろう」などと語ったことを受けて対ドルで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが入った。16日午後の上海総合指数が一時4%超の下落となるなど軟調な展開となったことを受けて、リスク資産圧縮目的の円買いも散見された。
 ただ、中国株安を受けて欧州・オセアニア通貨に対しリスク資産圧縮目的でドルが買われると、つれる格好で円売りドル買いが出たため円全体の上値は限られた。その後は、時間外の米10年物国債利回りの低下幅拡大を手掛かりに、ドルに対して欧州・オセアニア通貨が切り返したことにつれて円売り外貨買いが出た。

[2010-11-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は資源国通貨に対しては強含み。原油や金価格など商品相場の下落を背景に、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨を売って円を買い戻す動きが出た。一方、ドルに対しては弱含んだ。時間外の米株価指数先物の下落を受け、リスクポジション解消目的でドルが買い戻されると対円でもドル買いが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日の高値1ドル=83円28銭前後を上抜けて、20時過ぎに一時10月5日以来の高値となる83円34銭前後まで値を上げた。
・カナダドル円は22時30分過ぎに一時1カナダドル=81円78銭前後まで売られた。
・ユーロドルは一進一退。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した11月独景況感指数(期待指数)が市場予想を上回ったことを理由に買いが入る一方、商品相場安を材料に資源国通貨安・ドル高が進んだため方向感が定まらなかった。「アイルランドは政府と銀行向けの資金獲得のためにEUIMFECB関係者と交渉している」との報道や、米労働省が発表した10月の米卸売物価指数が予想より弱い内容となったことが分かるとユーロ買いドル売りが入ったものの、買いの勢いは長続きしなかった。

[2010-11-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下げ渋り。米国株式相場や金や原油などの商品相場が大幅に下落し、資源国通貨中心にドルが買い戻された流れを受けた。1ドル=83円50銭前後のオプションのバリアの下抜けを狙った仕掛け的な売りも加わり、下げ足を速めた。もっとも、売り一巡後は米長期金利が低下幅を広げ、日米金利差の縮小を意識した円買いで下値を切り上げた。一方、ドル以外の通貨に対しては堅調。株価や商品相場の下落を背景にリスクポジション解消の円買いが入ったほか、対ユーロでは欧州の財政問題を懸念した買いが続き、円全体の支えとなった。

[2010-11-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本株安を背景に、欧州・オセアニア通貨に対してリスク資産圧縮目的でドルが買い戻されると、つれる格好で円売りドル買いが出る場面があった。ただ、国内輸出企業からと見られる円買いが入り下値は限定的だった。その後、財政問題を背景に昨日から円買いが進んでいたユーロに対してポジション調整の円売りがやや見られたものの、シンガポールが休場で市場参加者が減少しており、円全体の方向感は出なかった。

[2010-11-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に一時買われた。後場の日本株が持ち直したことにつれて、散発的に円売りが出た。ただ、日本株の取引終了後に、上海総合指数の下げ幅が拡大したため円は買い戻された。欧州勢の参入後は、欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットがアイルランド国債の取引に関する必要証拠金を15%から30%に引き上げたと伝わり、財政問題が改めて意識されて対ユーロで円買いが強まる場面があった。
 その後は、レニハン・アイルランド財務相が「アイルランドの銀行は、資金繰りが困難ではない」「英国は必要な支援を行う用意がある」などと発言したと報じられたこともあって、対ユーロでの円買いは収まった。

[2010-11-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。新規の取引材料に乏しいため、市場参加者は米金利動向を取引の判断材料としており、米金利連動の相場展開となった。一方、ユーロに対しては下値が堅い。対ドルでユーロが買い戻されたタイミングで円売りユーロ買いが強まる場面もあったが、アイルランドの支援について先行き不透明なことからユーロ買いの勢いは長続きしなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=83円55銭前後まで上げたものの、昨日の高値83円60銭前後を前に失速した。今日の安値はアジア時間に付けた83円26銭前後で値幅は29銭程度だった。
・ユーロ円は18時過ぎに一時1ユーロ=112円79銭前後まで値を上げたものの、その後はユーロ安・ドル高につれて112円台半ばまで下押しした。
・ユーロドルは戻りが鈍い。時間外の米10年物国債利回りが一時低下したことや、米株価指数先物が持ち直し上げ幅を広げたことなどを背景にユーロ買いドル売りが入り、19時前に一時1ユーロ=1.3527ドル前後まで値を上げた。「プレル・オーストリア財務相が『現時点でギリシャの状態が著しく良いように見える』として、ギリシャへの救済資金注入を12月から1月に先送りすることを明らかにしたこともユーロの支えとなった」との指摘もある。ただ、買いが一巡すると上値を切り下げる展開に。ユーロ圏16カ国の財務相会合ではアイルランド支援の検討に入ることで合意した一方、アイルランドは支援要請を決定していない。先行きが不透明との見方からユーロ売りが出やすく、21時30分過ぎに一時1.3460ドル前後まで下げた。

[2010-11-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては買い先行後は伸び悩み。10月米消費者物価指数(CPI)や10月米住宅着工件数、10月米建設許可件数はいずれも市場予想よりも弱い内容となったことや、米10年物国債利回りが一時低下し日米金利差の縮小が意識されると円買いが入った。ただ、米10年物国債利回りが上げに転じると円買いドル売り圧力が後退し、伸び悩んだ。
 ドル以外の通貨に対してはもみ合い。弱い米経済指標や米長期金利の低下で全般的にドル売り広がったことを受けて円売り外貨買いが出たものの、同時に円買いドル売りが入ったため下値は堅く、方向感の出ない値動きが続いた。

[2010-11-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが続いた。18日前場の日本株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、円を売る動きが続いた。資源国通貨に対しては、商品相場の上昇が円売りを誘ったほか、対ドルでは仲値決済に向けた円売りや、時間外の米10年物国債利回りの上昇を受けた円売りも散見された。

[2010-11-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が出ない。18日の日経平均株価が1万円台を回復して取引を終えるなど、日本株が堅調に推移したことを背景に円を売る動きが見られた。ただ、同時に、株高でリスク許容度が高まって欧州・オセアニア通貨に対してドル売りが出たことが、円買いドル売りを誘ったため、円の下値は限定的だった。

[2010-11-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。欧州株相場や時間外のダウ先物の上昇を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。ホノハン・アイルランド中銀総裁国際通貨基金(IMF)欧州連合(EU)から大規模な財政支援を受けるとの考えを示したと伝わると、アイルランドの財政問題への懸念が和らいだ。ユーロに対して円売りが強まり他の通貨に対しても円売りが波及した。一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルが欧州通貨などに対して同時に売られた影響で、円・ドル相場の方向感は乏しかった。市場では「一目均衡表の雲の中に入り込んでおり、テクニカル的に動きづらい」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=83円台前半でのもみ合いが続いた。一方、ユーロ円は堅調。22時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=113円84銭前後まで値を上げた。
・南アフリカランド円は買い先行後、伸び悩み。株高を材料に円売りランド買いが出たため、21時前に一時1ランド=11円98銭前後まで値を上げたものの、その後失速。マーカス南アフリカ準備銀行総裁が「南アフリカの成長見通しは抑制されたまま」「さらなる景気刺激策の余地がある」などと述べたことが相場の重しとなったようだ。なお、南アフリカ準備銀行(中央銀行)は18日、政策金利を現行6.00%から5.50%に引き下げることを決めたと発表。市場の予想通りの結果となったため、反応は限定的だった。
・ユーロドルはアイルランドの財政問題への不安が和らぎユーロ買いが強まると、21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3668ドル前後まで値を上げた。市場関係者からは「スペイン国債の応札に対して楽観的な見方が出たこともユーロ買いにつながった」との声が聞かれた。

[2010-11-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米フィラデルフィア連銀が発表した11月の製造業景気指数(フィリー指数)が22.5と前回値、市場予想を大きく上回ったことが伝わるとドルに対して円売りが膨らみ、他の通貨にも円売りが波及した。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。ダウ工業株30種平均が一時190ドルを超す上げ幅となるなど米国株式相場が大幅に上昇すると、日欧市場から続いた投資家のリスク選好の動きが更に強まり、下げ幅が広がった。

[2010-11-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。19日午前の日本株高を背景に、投資家のリスク志向が高まり円売りが出た。ドルに対しては仲値決済に向けた円売りも散見された。ただ、日本株が高く寄り付いた後は値動きが細り一段のリスク志向の改善が進まなかったため、昨日の日欧市場から円売りが進んでいたこともあって、徐々に利益確定の円買いが入り値を戻した。上海総合指数が金融引き締めの憶測からさえない展開となっていることも、円買いを誘った。ドルやユーロに対しては国内輸出企業からの円買いも入ったようだ。

[2010-11-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して一進一退。中国株式市場で上海総合指数が一時1%超の下落となったことを受けて、リスク回避姿勢が進むとの見方から円を買い戻す動きが出た。ただ、上海総合指数は引けにかけて急速に値を戻し上昇に転じたため、一転円売りが出て押し下げられた。
 一方、ドルに対してはしっかり。中国株が下落していた場面では、リスク資産圧縮目的の円買いが入ったほか、夕刻にかけては、欧州・オセアニア通貨に対してドル売りが進んだことが円買いドル売りを誘った。

[2010-11-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。欧州・オセアニア通貨に対してドル売りが進むと対円でもドル売りが出たものの、ドル売りの勢いは長く続かなかった。時間外のダウ先物や欧州株の下落を理由に、対欧州通貨などでドルが買い戻されたため円も上値を切り下げた。一方、ドル以外の通貨に対しては下値が堅い。アイルランドが国際通貨基金(IMF)欧州連合(EU)から大規模な財政支援を受けるとの期待感が高まっていることから、対ユーロ中心に円売りが出た。ただ、株価の下落を背景に投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が広がると、徐々に円を買い戻す動きが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は下げ渋り。前日の海外市場で約1カ月半ぶりの水準まで上昇した反動もあって、17時30分過ぎに一時1ドル=83円14銭前後まで値を下げた。ただ、市場では「昨日の安値83円10銭前後から82円90銭前後にはまとまった規模の買い注文が観測されている」との指摘があり、下値の堅さが意識されると徐々に持ち直した。
・豪ドル円はさえない。中国人民銀行は19日、預金準備率を0.50%引き上げると発表。中国の景気・株価に重しとなる見方から、経済の結びつきが強い豪ドル売りが強まり、19時30分過ぎに一時本日安値となる1豪ドル=81円72銭前後まで値を下げた。もっとも、中国の金融引き締めは相場にある程度織り込まれていたうえ、政策金利の引き上げではなかったため下値は限られた。
・ユーロドルはアイルランド救済観測からユーロ買いが広がると、20時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.3733ドル前後まで値を上げた。ただ、買いが一巡すると徐々に上値を切り下げた。欧州株や時間外のダウ先物の下落を受けて全般的にドルが買い戻された流れに沿った。ポンドドルがモデル系ファンドからとみられる売りに押されて、一時1ポンド=1.5972ドル前後まで売り込まれた影響も受けた。なお、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長など欧米金融当局者の発言が相次いで伝わったものの、今のところ反応は限定的だ。

[2010-11-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米国株式相場が安く始まり投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買いが先行した。その後米国株が持ち直したほか、中国の預金準備率引き上げを受けて下落した商品相場が下げ渋る動きを見せたことで資源国通貨を中心に円売りに出たため、円全体は上値を切り下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。資源国通貨のクロス円に買い戻しが入り値を上げる場面があったが、一目均衡表雲の上限が位置する1ドル=83円66銭前後を上抜け出来ず、もみ合いが続いた。
・ユーロ円は米国株が一時下落したことを受けた円買いユーロ売りで、日本時間20日1時過ぎに1ユーロ=113円80-85銭前後まで値を下げたが、株価が持ち直すにつれて114円台を回復した。
・ユーロドルは一進一退。米国株の安寄りでポンドやスイスフランなどに対しドルの買い戻しが一時強まると、1時過ぎに1ユーロ=1.3629-32ドル前後まで売られたが、その後はユーロ円と同様に再び買いが入り1.3700ドル付近まで値を上げた。なお、ポンドドルは1ポンド=1.5937ドル前後まで下落、ドル・スイスフランは1ドル=0.9998スイスフラン前後まで上昇し昨日高値の1.0000スイスフランに接近した。

[2010-11-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては軟調。アイルランドは21日(日本時間22日未明)、欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請することを決めた。アイルランドの財政・金融不安が後退するとの見方から、対ユーロ中心に円売りが進むと他の通貨に対しても円売りが波及した。前場の日経平均が100円超上昇したことも円の重しとなった。一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルが欧州通貨などに対して同時に売られた影響で、円ドル相場の方向感は乏しかった。

[2010-11-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。しばらくは新規材料難からもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢が加わる時間帯になると、全般的にユーロ買いが強まった影響で円ユーロが下落し他の通貨に対しても円売りが波及した。市場では「アイルランドが欧州連合(EU)などに金融支援を要請したことを理由に、欧州勢がユーロ買いで参入した」との指摘があった。
 ただ、円売りユーロ買いの勢いは長くは続かなかった。市場の一部では「アイルランドの財政・金融不安は和らいだものの、その他の欧州諸国の財政問題は依然として残っている」との見方があり、これが円安・ユーロ高に歯止めをかけたようだ。

[2010-11-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては下値が堅い。アイルランドが日本時間22日未明に、欧州連合(EU)などに金融支援を要請したことを受け、アイルランドの財政・金融不安が緩和するとして対ユーロ中心に円を売る動きが先行した。ただ、その他欧州諸国の財政・金融問題への懸念が根深く、対ユーロでの円売りは長続きしなかった。英・独の株価指数や時間外の米株価指数先物がさえない展開で、投資家のリスク許容度が低下したことも円売り圧力の後退につながった。格付け会社ムーディーズが22日、アイルランドの格付けを数段階引き下げる可能性があると伝わると、ユーロに対して円を買い戻す動きが強まり、その他通貨に対しても円買いを誘ったため、円の上値が切り上がった。
 一方、円はドルに対しては上値が重い。ユーロやポンド、資源国通貨などに対してドルが買われたことにつれて円売りドル買いが出た。

[2010-11-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。欧州圏の財政・金融問題への懸念が根強い中で、格付け会社ムーディーズが22日、アイルランドの格付けを数段階引き下げる可能性があると発表し、欧州時間から対ユーロ中心に円買いが強まった流れを引き継いだ。アイルランド・緑の党は予算成立後に連立を離脱し、総選挙を求める見通しとの一部報道も円買いユーロ売りを誘ったほか、米国株式相場が一時軟調に推移しリスクポジション解消目的の円買いも加わると、円全体は押し上げられた。ただ、NY時間午後に入るとナスダック総合指数が持ち直すなど、米国株式相場が底堅く推移したため、若干円売りが出て上値が切り下がった。
 また、ドルに対してはしっかり。暫く方向感の出ない値動きが続いたが、米国株が底堅くなり欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル売りが出ると円買いドル売りが入り、値を上げた。米10年国債利回りが低下したことも円の支えとなった。

[2010-11-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して強含み。22日には格付け会社ムーディーズがアイルランドの格付けを数段階引き下げる可能性があると発表した。また、アイルランド・緑の党が予算成立後に連立を離脱する見通しが伝わり、同国の金融支援を巡る不透明感が再び高まったことが引き続き意識され、円買いユーロ売りが優位に。その他の通貨にも円買いがやや波及した。上海総合指数が2%を超す下げ幅となり、投資家のリスク回避志向が高まったことも円の支えとなった。また、ドルに対しては小動き。勤労感謝の日に伴う東京市場の休場で薄商いとなり、値動きが細った。

[2010-11-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨以外の通貨に対して下げ渋り。韓国の通信社が「韓国軍部は北朝鮮から数十発の砲撃があったことを確認」と報じると、アジアの地政学リスクが高まったとして対ドル中心に円を売る動きが強まった。ただ、市場関係者からは「対ドルでは国内輸出企業からの円買い注文が厚い」との声が聞かれ、下値の堅さが意識された。また、英・独の株価指数や時間外のダウ先物が下げ幅を拡大したため、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方も円全体の支えとなった。
 また、オセアニア通貨に対しては堅調。地政学リスクの高まりを材料にオセアニア通貨売り・ドル買いが優位となると、同時に円も買われた。株安もリスク資産圧縮目的の円買いを促し、上げ幅がやや広がった。

[2010-11-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してしっかり。序盤は、北朝鮮が韓国西方沖に砲撃したことを背景に朝鮮半島での緊張が高まったとして円を売る動きが強まった。ただ、下値で国内輸出企業からの円買いが厚かった上、緊張の高まりに伴ってリスクマネーのフローが細るとの見方が広がり、リスクポジションを閉じる目的で円が買い戻されたため円全般が切り返した。英・独の株価指数、時間外の米株価指数の下げ幅が広がると投資家のリスク許容度が一段と低下し円買いの勢いが増した。
 一方、円はドルに対しては上値が重い。ドル以外の通貨に対する円買いにつれた円買いドル売りが入ったものの、ユーロや資源国通貨に対してドルが買われていることが同時に円売りドル買いを誘っていることもあり上値を抑えられている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は序盤に1ドル=83円85銭前後と10月5日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は22時30分過ぎに1ユーロ=112円30銭前後と日通し安値を付けた。株安を受けて投資家がリスク回避姿勢を強めており、円売りユーロ買いポジションが解消されている。アイルランドの政治の先行き不透明感が高まっていることや、スペイン、ポルトガルなどの財政・金融懸念が払しょくされていないことも引き続きユーロの重しだ。
・ユーロドルは下値を探る展開。朝鮮半島での緊張が高まっていることを背景に、リスク資産全般を処分する動きが強まり、英・独の株価指数やダウ先物が大幅安となっているため、ユーロドルにもリスク資産圧縮目的の売りに押されている。欧財政・金融不安も引き続き売り材料となっている。22時30分過ぎに1ユーロ=1.3471ドル前後と本日安値を付けた。

[2010-11-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。北朝鮮が韓国に砲撃を行い、地政学リスクが高まると時間外のダウ先物や欧州株式相場が売られ、リスクポジション解消目的で円買いが入った流れを引き継いだ。メルケル独首相が「ユーロ圏は異例に深刻な状況下にある」と述べたほか、リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事も「ユーロ圏のソブリン債危機は拡大する可能性がある」などと発言し、欧州の財政不安が再燃した。対ユーロで円買いが継続し、円全体の上昇を支えたほか、ダウ工業株30種平均が一時180ドル安を超す下げ幅となったことも円買いを促した。
 一方、ドルに対しては買い先行後、伸び悩み。ドル以外の通貨に対して円買いが入ると、つられてドルに対しても円買いが入ったうえ、米10年物国債利回りが低下幅を広げたことも支えとなった。ただ、同時に欧州通貨やオセアニア通貨に対してもドルが買われたため上値を抑えれたほか、米5年物国債入札が低調な結果となり、10年物国債利回りが低下幅を縮めると売りに押された。
 米連邦準備理事会(FRB)が23日、11月2-3日分の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表したが、市場は欧州の財政・金融問題に関心が移っており、目立った反応は見られなかった。

[2010-11-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は高く始まった後、徐々に上値を切り下げた。前日に欧州不安の高まりや朝鮮半島情勢の緊迫化を受け、投資家がリスク回避姿勢を強め円高が進んだ流れを引き継いだ。ただ、安く始まった上海株が持ち直し、前場の日経平均が下げ幅を縮めたためリスク回避姿勢が強まる展開にならなかった。仲値決済に絡んだ対ドルでの円売りも円全体の重しとなった。時間外の米株価指数先物が強含んでいることも円売りを誘った面がある。

[2010-11-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。欧州不安の高まりや朝鮮半島情勢の緊張を背景としたリスク回避の円買いが一巡し、しばらくは新規材料難からもみ合いの展開が続いた。ただ、夕刻にかけては日本の輸出企業からとみられる円買いが入り下値を切り上げた。

[2010-11-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、徐々に売りに押し下げられた。対ドルで国内輸出企業からと見られる円買いが入ったため、その他通貨に対しても円買いが広がった。対ユーロでは欧財政不安を背景にした円買いも入った。ただ、時間外の米10年物国債利回りが上昇に転じると、ドルに対して金利差を意識した円売りが出て、円全体を押し下げた。英・独の株価指数、時間外の米株価指数先物が持ち直したことも、リスク志向の改善につながり、持ち高整理目的の円売りを誘って円相場を押し下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時前に1ドル=83円40銭前後まで上げた。
・ユーロ円は18時過ぎに9月15日以来の安値となる1ユーロ=110円32銭前後まで下げた。企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ポルトガルとスペインに対する保証コストが過去最高を更新し、欧財政懸念が高まったことを受けた。
・ユーロドルは下げ幅縮小。ユーロ圏の財政・金融問題を背景に売りが出た。ストップロス誘発を狙った仕掛け的な売りも散見されて下げ足を速めた。18時過ぎに1ユーロ=1.3284ドル前後と9月22日以来の安値まで値を下げた。もっとも、株価の持ち直しを背景に押し目を買う動きが出た上、市場参加者からは「中東、カナダ、東欧系ネームの買いが入ったようだ」との声もあり、下値を切り上げてきている。

[2010-11-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米10年物国債利回りが上昇し、日米金利差の拡大が意識され対ドルで円売りが先行。他の通貨にも円売りが波及した。米国株式相場やWTI原油先物相場が大幅に上昇したことを受けて対資源国通貨で売りを誘い、円は軟調に推移した。

[2010-11-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して強含んだ。前日の米国株高を受け25日の日本株相場が上昇するとの期待から円売りが先行したものの、売りが一巡すると徐々に下値を切り上げた。対ユーロ中心に日本の輸出企業などからの円買いが入ったため、円全体が値を上げた。

[2010-11-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらなかった。日本やアジアの株式相場が上昇したため、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から豪ドルなど相対的に金利の高い通貨に対して円売りが出た。一方、円の下値では日本の輸出企業が円買いに動くとの観測から下値は限られた。市場関係者からは「米国市場が感謝祭で休場となるため、様子見気分が強い」との声が聞かれた。

[2010-11-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は大きな方向感は出なかった。欧州・オセアニア通貨に対してドルが買われたことにつれて円売りドル買いが出ると円全体の重しとなったが、同時に対欧州オセアニア通貨で円が買われた面もあって、方向感が出なかった。対ポンドではキング・イングランド銀行(BOE)総裁の発言を手掛りに円を買う動きが見られたが、25日の米国市場が感謝祭で休場となることもあって、積極的に円買いを進める動きは見られなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分過ぎに1ドル=83円70銭前後まで上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=111円台半ばでもみ合いとなった。イタリアが格下げされるとの憶測で円買いユーロ売りを進める動きがあったが、対ドルでの円売りにつれた円売りユーロ買いが下値を支えた。
・ポンドドルは一時売られた。キング英中銀総裁が「経済活動の行方は不安定な公算が大きい」などと述べたことが相場の重しとなった。薄商いの中でやや値が振れやすくなっていることも影響し、22時過ぎに1ポンド=1.5726ドル前後と本日安値を付けた。ただ、米国市場が休場となり、商いが細る前に、短期売買型の参加者から買い戻しが入って23時過ぎには1.57ドル台後半まで戻してきている。
・ユーロドルは一進一退。英・独の株価指数の上昇を背景に買いが先行したものの、イタリアが格下げされるとの噂でユーロ売りが出たほか、「欧州の金融機関から売りが出た」との指摘があり、19時過ぎに1ユーロ=1.3287ドル前後と本日安値を付けた。
 もっとも、市場関係者からは「1.32ドル台後半から1.3200ドルまで断続的に買い注文が観測されている」との声が聞かれ、下値が限られると徐々に買い戻しが入った。昨日安値1.3284ドル前後を下抜けなかったことも下値の堅さを意識させた。「モデル系のファンドからの買いが入っていた」との声が聞かれ1.33ドル台を回復している。

[2010-11-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。WTI原油先物相場が時間外取引で上げ幅を広げたことや、英・独の株価指数が上値を伸ばしたことなどを受けて、資源国通貨に対して一時円売りが出た。ユーロに対しては、欧州連合(EU)が欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の規模倍増を提案したと一部メディアが伝えたことが円売りを誘った。もっとも、米国市場は感謝祭で休場となり、市場参加者が減少していたため円売りは長続きしなかった。引けにかけては、持ち高調整の円買いが入り円全般の下値が切り上がった。

[2010-11-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。仲値決済に向けた円売りドル買いが出たうえ、対豪ドルやユーロなどでドル高が進んだ影響で一時10月5日以来の安値を付けた。市場では「テクニカル的な円売りドル買いが出た」との指摘があった。
 一方、豪ドルに対しては強含んだ。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁は26日、豪下院の経済委員会で証言し、「現在の金融政策は適切で政策金利のさらなる引き上げを急ぐ必要性はない」との認識を示した。金利の据え置き観測が強まったことで、全般的に豪ドル売りが優勢となった。

[2010-11-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロや豪ドル中心に買いが優位。朝鮮半島の緊迫化や欧州の財政不安が一段と意識されていることなどを受け、日本やアジアの株式相場が下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から、相対的に金利の高い通貨を売って円を買う動きが優勢となった。半面、ドルに対しては弱含んだ。対欧州通貨やオセアニア通貨でドル高が進んだ影響を受けた。

[2010-11-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してしっかり。ユーロ圏の財政不安が再燃していることを受けて対ユーロで円買いが入ったほか、欧州株の下落で投資家のリスク志向が低下しているため、消去法的に円を買う動きも見られた。ドルに対しては米10年物国債利回りの低下を手掛かりに円が買われる場面もあった。

[2010-11-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、もみ合い。欧州の財政・金融不安や朝鮮半島情勢の緊迫化などを背景に、欧州市場では円が対ユーロ中心にリスク回避的に買われた。もっとも、欧州・オセアニア通貨に対してドルが買われたことにつれて円売りドル買いが出たことが円全体を押し下げる形となり、円の上値は切り下がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は24時過ぎに1ドル=84円18銭前後と9月28日以来の高値水準を付けた。
・ユーロ円は欧州時間に1ユーロ=110円55銭前後まで下落後、株価の下げ渋りを受けてショートカバーで111円台を回復した。
・ユーロドルは買い戻し。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、アングロ・アイリッシュ銀行の格付けを「BBB」から6段階引き下げて、ジャンク級にしたと発表。欧財政・金融不安が引き続き重しとなったが、欧州株が下げ渋ったほか、ダウ工業株30種平均が100ドルを超す下落で始まったものの下値は限られたため、散発的に買い戻しが入った。

[2010-11-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。欧州連合(EU)は28日、アイルランド向けに国際通貨基金(IMF)と共同で総額850億ユーロの金融支援を正式に決めた。同国の財政問題への不安がやや後退し、対ユーロ中心に円売りが先行した。ただ、売りが一巡すると買い戻しが優勢に。アイルランドの財政問題がスペインやポルトガルなどに飛び火するとの懸念は根強く、円買いユーロ売りが強まったため他の通貨に対しても円買いが波及した。

[2010-11-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。新規材料難から様子見気分が強まる中、円の下値では日本の輸出企業からの円買いが入ったため次第に持ち直した。東京カット(日本時間15時)を権利行使期限とする通貨オプションに絡んだ円買いドル売りも入った。ただ、欧州勢が加わる時間帯になると、全般的にユーロ買いが強まった影響で円ユーロが下落し円全体の重しとなった。

[2010-11-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して堅調。スペイン、ポルトガルに対する財政懸念から円買いユーロ売りが入った。 企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、スペイン、ポルトガルのソブリンCDS5年物スプレッドがそれぞれ過去最高水準までワイド化したことが、財政懸念の根深さを改めて投資家に意識させた。
 一方、円はドルに対しては軟調。南欧財政懸念を背景に対ユーロでドル買いが進んだことにつれて円売りドル買いが出た。
 また、円はユーロ、ドル以外の通貨には方向感が定まらない。対ユーロでの円買いにつれた買いが入ったものの、円・ドル相場の下落が上値を抑える形となっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=84円26銭前後と9月28日以来の高値まで買われた。対ユーロでドル買いが進んだことにつれた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=110円65銭前後まで下落した。南欧での財政不安が高まっていることを受けた。「イタリア国債の入札がさえない結果となったことがユーロ売りを誘ったようだ」との指摘があった。
・ユーロドルは下値を探る展開。 欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)と共同でアイルランド向けに金融支援することを正式決定したことが改めてユーロ買い材料とされて欧州勢から買いが入り、17時前に1.33ドル台を回復する場面があったものの、買いは長続きしなかった。アイルランドから既に市場の関心がスペイン、ポルトガルの財政問題に移っており、南欧財務懸念を背景とした売りが優位になった。21時過ぎに1ユーロ=1.3136ドル前後と9月21日以来の安値まで下げた。

[2010-11-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては堅調。スペインとドイツの10年物国債の利回りスプレッドと、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがそれぞれユーロ導入来最高水準まで拡大したと伝わり、アイルランドの財政問題が南欧諸国に広がっていることが意識され、円買いユーロ売りが入った。ダウ工業株30種平均が一時160ドルを超す下げ幅となったこともリスクポジション解消目的の円買いを促した。
 ドルに対しては弱含み。南欧諸国に財務懸念が広がり、対ユーロ中心にドル買いが入ったことを受けた円売りドル買いに押された。
 ユーロやドル以外の通貨に対してはもみ合い。米国株式相場が一時軟調に推移したことを受けてリスクポジション解消の円買いが広がったが、ドルに対して円売りが出た影響で上値を抑えられた。

[2010-11-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りが先行したものの、売りが一巡すると徐々に持ち直した。日本株や上海株が下落したことを材料に欧州通貨やオセアニア通貨に対して円買いが入ったほか、市場では「対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業の円買いが散発的に入った」との指摘があった。

[2010-11-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。30日の日本株や上海株の下落を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から安全資産と位置付けられている円を買う動きが優勢となった。対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業からの円買いが散発的に入った。

[2010-11-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は堅調。南欧の財政懸念を背景に対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことが投資家のリスク許容度の低下につながって円買いが入ったほか、資源国通貨に対してはWTI原油先物相場の下落を手掛かりにした円買いが入った。カナダの国内総生産(GDP)が予想よりも弱い結果となり、対カナダドルで円買いの勢いが増すと、円全般の上昇幅が広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=83円42銭前後と本日安値を付けた。対欧州通貨でのドル買いが下値を支える場面もあったが、クロス円の売りにつれた円買いドル売りの勢いが上回った。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=108円39銭前後と9月15日以来の安値まで下落。独連邦債に対するスペインやポルトガル国債の利回りスプレッドが過去最大となるなど、欧州の信用不安が改めて意識された。「大手格付け会社がフランスの格付け見通しを引き下げる」との噂がユーロ売りを誘った面があった。
 なお、フランスの格付けに関しては、フランスのバロワン予算・会計・公務相が30日、「フランスのソブリン格付けにリスクや懸念はない」との見解を示したと報じられた。
・カナダドル円は大幅安。カナダ統計局が30日発表した7-9月期カナダGDPが前期比年率で1.0%増と、市場予想平均の1.4%増を下回った上、9月のカナダGDPも前月比0.1%減と、市場予想平均の0.1%増を下回ったことが嫌気された。株安やWTI原油先物相場の下落も売りを誘い、1カナダドル=81円14銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは下値を探る展開。欧財政不安を背景にした売りが出た。フランスの格下げに関する噂や、弱いカナダGDPを受けて対カナダドルで米ドル買いが進んだこともユーロドル相場を押し下げた。22時30分過ぎに1ユーロ=1.2969ドル前後と9月15日以来の安値まで下げた。市場関係者からは「リアルマネーからの売りが出た」との声も聞かれた。

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