2010年11月30日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては堅調。スペインとドイツの10年物国債の利回りスプレッドと、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがそれぞれユーロ導入来最高水準まで拡大したと伝わり、アイルランドの財政問題が南欧諸国に広がっていることが意識され、円買いユーロ売りが入った。ダウ工業株30種平均が一時160ドルを超す下げ幅となったこともリスクポジション解消目的の円買いを促した。
 ドルに対しては弱含み。南欧諸国に財務懸念が広がり、対ユーロ中心にドル買いが入ったことを受けた円売りドル買いに押された。
 ユーロやドル以外の通貨に対してはもみ合い。米国株式相場が一時軟調に推移したことを受けてリスクポジション解消の円買いが広がったが、ドルに対して円売りが出た影響で上値を抑えられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りが先行したものの、売りが一巡すると徐々に持ち直した。日本株や上海株が下落したことを材料に欧州通貨やオセアニア通貨に対して円買いが入ったほか、市場では「対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業の円買いが散発的に入った」との指摘があった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。30日の日本株や上海株の下落を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から安全資産と位置付けられている円を買う動きが優勢となった。対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業からの円買いが散発的に入った。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は堅調。南欧の財政懸念を背景に対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことが投資家のリスク許容度の低下につながって円買いが入ったほか、資源国通貨に対してはWTI原油先物相場の下落を手掛かりにした円買いが入った。カナダの国内総生産(GDP)が予想よりも弱い結果となり、対カナダドルで円買いの勢いが増すと、円全般の上昇幅が広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=83円42銭前後と本日安値を付けた。対欧州通貨でのドル買いが下値を支える場面もあったが、クロス円の売りにつれた円買いドル売りの勢いが上回った。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=108円39銭前後と9月15日以来の安値まで下落。独連邦債に対するスペインやポルトガル国債の利回りスプレッドが過去最大となるなど、欧州の信用不安が改めて意識された。「大手格付け会社がフランスの格付け見通しを引き下げる」との噂がユーロ売りを誘った面があった。
 なお、フランスの格付けに関しては、フランスのバロワン予算・会計・公務相が30日、「フランスのソブリン格付けにリスクや懸念はない」との見解を示したと報じられた。
・カナダドル円は大幅安。カナダ統計局が30日発表した7-9月期カナダGDPが前期比年率で1.0%増と、市場予想平均の1.4%増を下回った上、9月のカナダGDPも前月比0.1%減と、市場予想平均の0.1%増を下回ったことが嫌気された。株安やWTI原油先物相場の下落も売りを誘い、1カナダドル=81円14銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは下値を探る展開。欧財政不安を背景にした売りが出た。フランスの格下げに関する噂や、弱いカナダGDPを受けて対カナダドルで米ドル買いが進んだこともユーロドル相場を押し下げた。22時30分過ぎに1ユーロ=1.2969ドル前後と9月15日以来の安値まで下げた。市場関係者からは「リアルマネーからの売りが出た」との声も聞かれた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

米政府関係[NP     HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.0]
・米ホワイトハウス「火曜の共和党との会合で、ブッシュ減税の期限延長に関し合意を得られると予想していない。年末までに両党が合意することを望む。」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)が今月、アイルランドに対して金融支援を受けるように圧力をかけていたことを、アイルランドのアハーン司法相が30日に明らかにしたと伝えられている。アハーン司法相は「欧州中央銀行は、ポルトガルに対して同じことをしている」と地元メディアに対して発言したとも伝わっている。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

スペイン政府関係[NP+3.0 HDP -1.7 CHDP +1.6 RHDP -1.7 CRHDP +1.6]
・カンパ・スペイン副財務相「スペインの資金調達の状況は非常によい」、「スペイン国債への需要はいつも強かった」

2010年11月30日のFX要人発言・ニュース

ジョージ・オズボーン[NP+3.4 HDP +0.4 CHDP +0.3 RHDP +0.4 CRHDP +0.3]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「中銀の見解は、二番底はないと判断」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米国の財政支出の拡大を抑制し、赤字を削減することを誓約する」、「米国は長期的な財政路線を正すべき」

パトリック・ホノハン[NP     HDP -1.5 CHDP -1.3 RHDP -1.5 CRHDP -1.3]
パトリック・ホノハン・ホノハン・アイルランド中銀総裁「ECBはアイルランドの金融システムを支えている」

ジェームズ・ブラード[NP     HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP -2.5 CRHDP -0.4]
ジェームズ・ブラード・ブラード・セントルイス連銀総裁「消費者金融保護局の財源について懸念している。財源は注意深く査定されたものに基づいていない。」(なお、経済見通し、金融政策については言及していない)

パトリック・ホノハン[NP     HDP -1.5 CHDP -1.3 RHDP -1.5 CRHDP -1.3]
パトリック・ホノハン・ホノハン・アイルランド中銀総裁「全てのアイルランドの銀行への預金は保護される」、「アイルランドの銀行の優先債保有者の問題は提議された」、「アイルランドの銀行の無担保優先債保有者の将来は流動的」

米政府関係[NP     HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.6 CRHDP +0.0]
米政府関係・米ホワイトハウス「火曜の共和党との会合で、ブッシュ減税の期限延長に関し合意を得られると予想していない。年末までに両党が合意することを望む。」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては堅調。スペインとドイツの10年物国債の利回りスプレッドと、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがそれぞれユーロ導入来最高水準まで拡大したと伝わり、アイルランドの財政問題が南欧諸国に広がっていることが意識され、円買いユーロ売りが入った。ダウ工業株30種平均が一時160ドルを超す下げ幅となったこともリスクポジション解消目的の円買いを促した。
 ドルに対しては弱含み。南欧諸国に財務懸念が広がり、対ユーロ中心にドル買いが入ったことを受けた円売りドル買いに押された。
 ユーロやドル以外の通貨に対してはもみ合い。米国株式相場が一時軟調に推移したことを受けてリスクポジション解消の円買いが広がったが、ドルに対して円売りが出た影響で上値を抑えられた。

日本政府関係[NP     HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
日本政府関係・海江田万里・経済財政担当相「日銀の包括的緩和の影響を注視」「金利の上昇は世界的な傾向」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・北朝鮮が「濃縮ウラン工場で数千台の遠心分離機を稼動しているが、核エネルギープロジェクトは平和利用のためである」との方針を示したと伝えられている。

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日本銀行は30日、米ドル資金供給オペの応札・落札額がゼロだったことを発表した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・格付け会社ムーディーズは30日、中国の不動産セクターの見通しを安定的にすると発表した。ただ、不動産価格に関しては適度な下向きの調整が入ることになるだろう、とした。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値決済に向けた円売りが先行したものの、売りが一巡すると徐々に持ち直した。日本株や上海株が下落したことを材料に欧州通貨やオセアニア通貨に対して円買いが入ったほか、市場では「対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業の円買いが散発的に入った」との指摘があった。

ナウト・ウェリンク[NP     HDP -1.0 CHDP +0.3 RHDP -1.0 CRHDP +0.3]
ナウト・ウェリンク・オランダ中銀のウェリンク総裁「アイルランドの救済プログラムがどれだけ勇敢なものか、金融市場は完全に理解していない」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・30日、イタリアとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最高水準となる200bpに拡大したと伝えた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・30日、スペインとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来、最高水準となる297bpに拡大したと伝えた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・30日、ベルギーとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが2009年1月以来の高水準となる130bpに拡大したと伝えた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。30日の日本株や上海株の下落を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から安全資産と位置付けられている円を買う動きが優勢となった。対ドルやユーロでは、月末を迎えた輸出企業からの円買いが散発的に入った。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、欧州諸国に対する保証コストが上昇している。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ポルトガルのソブリンCDS5年物スプレッドは560bp、スペインは373bp、イタリアは263bpまで拡大した。また、ベルギーは195bp、フランスは105bp、ドイツは57bpまでワイド化した。

オッリ・レーン[NP     HDP -1.4 CHDP +0.2 RHDP -1.4 CRHDP +0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「市場は限界を上回る銀行資本を要求している」

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・グーグルは30日、EU競争法違反の疑いで調査を受けたと報じられている。

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
フランス政府関係・フランスのバロワン予算・会計・公務相は30日、「フランスのソブリン格付けにリスクや懸念はない」との見解を示したと伝わった。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.3 CHDP +0.3 RHDP +0.3 CRHDP +0.3]
ドイツ政府関係・ブリューデレ独経済相「新しい危機メカニズムでアイルランドと合意したため、ユーロ圏は持続的な方法によって安定化するだろう」、「ブリュッセルでの危機対応の決定は、市場にインパクトを与えるだろう」

スペイン政府関係[NP+3.0 HDP -1.7 CHDP +1.6 RHDP -1.7 CRHDP +1.6]
スペイン政府関係・カンパ・スペイン副財務相「スペインの資金調達の状況は非常によい」、「スペイン国債への需要はいつも強かった」

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・ハンガリー中央銀行は29日、市場予想に反して2年ぶりに政策金利を5.25%から5.50%に引き上げた。市場関係者からは、「利上げの背景には、政府の強い圧力があった」との声が聞かれている。
 オルバンハンガリー首相は既に、「拡大する財政赤字を抑制するため、少なくとも2014年まで一部の産業に対して特別税を課す方針」を明らかにしているほか、「国内消費を刺激するために、個人所得税を減税する方針」を示していることから、「インフレ懸念が強まる中で、オルバン政権が公的歳出削減を避けるために、中銀に対して金融引き締め策を押し付けるしかない」との指摘も聞かれた。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領(フランスのテレビ局とのインタビューで)「アイルランドは、銀行の救済と財政再建のために厳しい措置をとるべき」、「我々はユーロ圏の金融問題を克服する政策を持っている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・30日の欧州外国為替市場で円は堅調。南欧の財政懸念を背景に対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことが投資家のリスク許容度の低下につながって円買いが入ったほか、資源国通貨に対してはWTI原油先物相場の下落を手掛かりにした円買いが入った。カナダの国内総生産(GDP)が予想よりも弱い結果となり、対カナダドルで円買いの勢いが増すと、円全般の上昇幅が広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=83円42銭前後と本日安値を付けた。対欧州通貨でのドル買いが下値を支える場面もあったが、クロス円の売りにつれた円買いドル売りの勢いが上回った。
・ユーロ円は23時過ぎに1ユーロ=108円39銭前後と9月15日以来の安値まで下落。独連邦債に対するスペインやポルトガル国債の利回りスプレッドが過去最大となるなど、欧州の信用不安が改めて意識された。「大手格付け会社がフランスの格付け見通しを引き下げる」との噂がユーロ売りを誘った面があった。
 なお、フランスの格付けに関しては、フランスのバロワン予算・会計・公務相が30日、「フランスのソブリン格付けにリスクや懸念はない」との見解を示したと報じられた。
・カナダドル円は大幅安。カナダ統計局が30日発表した7-9月期カナダGDPが前期比年率で1.0%増と、市場予想平均の1.4%増を下回った上、9月のカナダGDPも前月比0.1%減と、市場予想平均の0.1%増を下回ったことが嫌気された。株安やWTI原油先物相場の下落も売りを誘い、1カナダドル=81円14銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは下値を探る展開。欧財政不安を背景にした売りが出た。フランスの格下げに関する噂や、弱いカナダGDPを受けて対カナダドルで米ドル買いが進んだこともユーロドル相場を押し下げた。22時30分過ぎに1ユーロ=1.2969ドル前後と9月15日以来の安値まで下げた。市場関係者からは「リアルマネーからの売りが出た」との声も聞かれた。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)が今月、アイルランドに対して金融支援を受けるように圧力をかけていたことを、アイルランドのアハーン司法相が30日に明らかにしたと伝えられている。アハーン司法相は「欧州中央銀行は、ポルトガルに対して同じことをしている」と地元メディアに対して発言したとも伝わっている。

ジョン・リプスキー[NP     HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
ジョン・リプスキー・リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事「アイルランドへのEUの行動は非常に重要」、「(アイルランドの問題の)解決は時間が掛かり、努力を要するだろう」

ジョン・リプスキー[NP     HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
ジョン・リプスキー・リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事「市場はギリシャの計画の進展に懐疑的」「ユーロはしっかりとした価値をもっており概して適切」

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