2011年2月9日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ジェフリー・ラッカー[NP-4.6 HDP +1.9 CHDP -0.1 RHDP +2.8 CRHDP +0.0]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「量的緩和は今停止するときではない」
ジェフリー・ラッカー[NP+5.8 HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP -0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「米経済データは予想より良好な数字が出ている」「雇用や消費支出が強まれば量的緩和第2弾(QE2)の停止が正当化される可能性がある」
ジェフリー・ラッカー[NP+5.8 HDP +2.0 CHDP +0.1 RHDP +2.8 CRHDP +0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「コアインフレは底打ちした可能性がある」「インフレが続く重大なリスクがある」
デニス・ロックハート[NP+4.2 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.4]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「経済状況は改善を続けている」「インフレ懸念が高まっている」「インフレは落ち着いている」
デニス・ロックハート[NP+4.6 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「インフレ率は2013年までに2%まで上昇する」
ジム・フラハティ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP -0.1]
・フラハティ・カナダ財務相「いずれ政策金利は引き上げられると予想」
デニス・ロックハート[NP+4.8 HDP -2.2 CHDP +0.1 RHDP -2.9 CRHDP +0.3]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「QE2(量的緩和第2弾)によってデフレの可能性は低下した。また、2番底懸念は低下し株価は上昇している」
デニス・ロックハート[NP-4.0 HDP -2.3 CHDP -0.1 RHDP -2.7 CRHDP +0.2]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「基調インフレは現時点で自身が定義する物価安定水準を下回っている」
デニス・ロックハート[NP-4.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「6000億ドル規模の量的緩和プランはおそらく全額実施されるだろう」「追加緩和策については高いハードルがある」
リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「現在の金融・経済状況を踏まえ、一段のFRBの金融緩和には反対」「FRBの一段のバランスシート拡大を深く憂慮」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズが「日本政府が財政改革に成功しなければ、格付けにマイナスの影響がある」などの見解を示した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズが「日本政府が市場を納得させる財政赤字削減の道筋を示せば、格付けの支援となる」「リスクプレミアムの高まりによる日本国債の利回り上昇は格付けにネガティブ」などの見解を示した。
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を当初発表された4400億ユーロへ増加できれば、それは良いことだ」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・欧州関係者によると、ウェーバー独連銀総裁がトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の後任の候補者にならない見込みだと伝えられた。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・欧州当局者によると、ウェーバー独連銀総裁は独連銀総裁の再任を目指さない見込みだと伝えられた。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
デニス・ロックハート[NP+4.2 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.4]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「経済状況は改善を続けている」「インフレ懸念が高まっている」「インフレは落ち着いている」
2011年2月9日のFX要人発言・ニュース
ジェフリー・ラッカー[NP-4.6 HDP +1.9 CHDP -0.1 RHDP +2.8 CRHDP +0.0]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「量的緩和は今停止するときではない」
ジェフリー・ラッカー[NP+5.8 HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP -0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「米経済データは予想より良好な数字が出ている」「雇用や消費支出が強まれば量的緩和第2弾(QE2)の停止が正当化される可能性がある」
ジェフリー・ラッカー[NP HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP -0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「1月の雇用統計は天候問題の影響で正常ではない」「バーナンキFRB議長が記者会見を開くことに反対ではない」
ジェフリー・ラッカー[NP+5.8 HDP +2.0 CHDP +0.1 RHDP +2.8 CRHDP +0.2]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「コアインフレは底打ちした可能性がある」「インフレが続く重大なリスクがある」
デニス・ロックハート[NP+4.2 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.4]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「経済状況は改善を続けている」「インフレ懸念が高まっている」「インフレは落ち着いている」
デニス・ロックハート[NP+4.6 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「インフレ率は2013年までに2%まで上昇する」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.2]
・ラガルド仏経済財務雇用相「ユーロは信頼できる通貨」
ジム・フラハティ[NP+4.8 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.4 CRHDP -0.1]
・フラハティ・カナダ財務相「いずれ政策金利は引き上げられると予想」
米政府関係[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.3]
・米財務省によると、3年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが1.349%、応札倍率(カバー)が3.01倍となった。
デニス・ロックハート[NP+4.8 HDP -2.2 CHDP +0.1 RHDP -2.9 CRHDP +0.3]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「QE2(量的緩和第2弾)によってデフレの可能性は低下した。また、2番底懸念は低下し株価は上昇している」
デニス・ロックハート[NP-4.0 HDP -2.3 CHDP -0.1 RHDP -2.7 CRHDP +0.2]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「基調インフレは現時点で自身が定義する物価安定水準を下回っている」
デニス・ロックハート[NP-4.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「緩和政策を解除する時期は今ではない」
デニス・ロックハート[NP-4.8 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP +0.0]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「6000億ドル規模の量的緩和プランはおそらく全額実施されるだろう」「追加緩和策については高いハードルがある」
リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「現在の金融・経済状況を踏まえ、一段のFRBの金融緩和には反対」「FRBの一段のバランスシート拡大を深く憂慮」
リチャード・フィッシャー[NP HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +1.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「金融のさらなる暴落を防ぐために、大き過ぎて潰せない銀行の問題に取り組む必要がある」
リチャード・フィッシャー[NP-4.0 HDP +0.3 CHDP -0.1 RHDP +1.9 CRHDP +0.3]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「1月の雇用統計では米国の雇用能力が過小評価された可能性」「国債購入プログラムは完遂されると予想」
日本銀行(日銀)関係[NP+4.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、日銀は14-15日に開く金融政策決定会合で、これまで「一服感がみられる」としてきた景気の総括判断を一歩進める方向で議論するようだ。判断の前進は昨年5月以来、9カ月ぶりになる。生産や輸出に持ち直しの動きがみられ、緩やかな回復基調に戻りつつあることを反映させるようだ。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で、円は上値が重い。ラッカー米リッチモンド連銀総裁が講演後の質疑応答で「現時点で資産買い入れプログラムを停止する用意はない」と述べたと伝わり、対ドルでは円買いが先行した。さらにロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだ買いが出ると、他の通貨に対しても円買いの動きが波及した。また、「来週15日の米国債償還に伴って、まとまった規模の円買いドル売りが出る」との噂が出回ったことも、円の下支えとなったようだ。
もっとも、米3年債入札がやや不調に終わると、一転して戻り売りが優位に。米10年物国債利回りの上昇に伴う円売りドル買いが強まり、円全体の重しとなった。市場では「明日以降予定されている米10年、30年物国債の入札を前に、需給悪化を警戒した債券売りが出ている」との声も聞かれ、米長期金利が急上昇すると円も大きく上値を切り下げた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「外的リスクが株・為替市場に影響する可能性もあり、日本の成長見通しの重しともなる」
米政府関係[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.3]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙は9日、関係者の話として「米ホワイトハウスがファニーメイとフレディマックを最終的に廃止するだろう」と報じた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「日本の財政赤字は中長期的に持続可能でない」「市場から今の財政赤字をただちにアタックされるとは認識していない」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「人民元はSDR(特別引出権)構成通貨の条件を満たしていない」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「今の円レートはファンダメンタルズのレンジの中にある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。12時過ぎにやや対ユーロで円を売る動きが見られたが、取引材料に乏しく円全体の方向感が出なかった。
中国人民銀行が8日、1年物預金金利と貸出金利を引き上げたものの、旧正月明けの上海総合指数は、安く寄り付いた後、上昇に転じる場面もあるなど底堅く推移したため、経済の結びつきの強い豪ドルを売る動きなどは見られなかった。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズが「日本政府が財政改革に成功しなければ、格付けにマイナスの影響がある」などの見解を示した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズが「日本政府が市場を納得させる財政赤字削減の道筋を示せば、格付けの支援となる」「リスクプレミアムの高まりによる日本国債の利回り上昇は格付けにネガティブ」などの見解を示した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは9日、「今日は日本国債の格付けについて、何らかのアクションをすることはない」との見解を示したと伝えた。
ロドリゲス・サパテロ[NP HDP +1.3 CHDP -0.1 RHDP +1.3 CRHDP -0.1]
・サパテロ・スペイン首相「インフレはエネルギーや商品価格の上昇次第」「今後数か月で緩やかなインフレが見られるだろう」
クリスチャン・ノワイエ[NP HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を当初発表された4400億ユーロへ増加できれば、それは良いことだ」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。市場で「格付け会社ムーディーズが日本国債についての説明会で、日本の格下げを発表するとの憶測をはやす形で円売りが出た」との声が聞かれ、一時値を下げる場面があった。ただ、対ドルの下値で国内輸出企業からと見られる円買いが厚かった上、ムーディーズのバーン氏がブルームバーグとのインタビューで「日本の格付けは安定的」などと述べたこともあって、下値は限定的だった。
それ以外は取引材料が乏しかったこともあって、積極的な売買は見られなかった。
なお、格付け会社ムーディーズは9日、「日本政府が財政改革に成功しなければ、格付けにマイナスの影響がある」「日本政府が市場を納得させる財政赤字削減の道筋を示せば、格付けの支援となる」「リスクプレミアムの高まりによる日本国債の利回り上昇は格付けにネガティブ」などの見解を示した。また、17時を過ぎるとポンドに対して円売りが進んだことがその他通貨にも円売りを誘い、安値圏まで下げる場面が見られている。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
・ショイブレ独財務相「GDP成長率は1.5-2.0%を上回ると保証できず、望ましいものとはならない」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・欧州関係者によると、ウェーバー独連銀総裁がトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の後任の候補者にならない見込みだと伝えられた。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・ドイツ連銀はウェーバー総裁の去就について9日に発表を行うという。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・複数の通信社が伝えたところによると、ドイツ連銀はウェーバー総裁に関する噂を否定した。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.1]
・欧州当局者によると、ウェーバー独連銀総裁は独連銀総裁の再任を目指さない見込みだと伝えられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。アジアの取引時間帯に、日本国債格下げの思惑から円売りが進んだ流れを引き継いで始まった。ただ、欧州市場では新規の相場材料に乏しく次第に値動きが細った。市場では「今晩のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や、米10年債入札などを控えて様子見ムードが強まった」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。アジア市場の流れを引き継いで一時1ドル=82円68銭前後まで値を上げた後は、82円台半ばで値動きが鈍った。
ユーロ円は一進一退。欧州関係者の話として、「ウェーバー独連銀総裁はトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の後任候補者にならない見込み」との一部報道が伝わった。市場では「タカ派として知られるウェーバー独連銀総裁が後任候補から外れることでECBの利上げが遠のいた」と受け止められ、円買いユーロ売りが入った。もっとも、ドイツ連銀がウェーバー総裁に関する噂を否定したため、ユーロ売りの勢いはすぐに後退し相場は持ち直した。
・ユーロドルはECBの総裁人事をめぐる思惑からユーロ売りが強まり、20時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.3610ドル前後まで値を下げたものの、独当局がこの観測を否定したためすぐに持ち直した。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP+4.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.7 CRHDP +0.0]
・ガイトナー米財務長官「米国経済は徐々に強くなっている」「失業率は来年徐々に低下する」
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP-4.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP +0.3]
・ガイトナー米財務長官「失業率の低下は望むペースよりも緩やかになる」
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.0 CRHDP +0.3]
・ガイトナー米財務長官「米国債は価値や流動性が高く、世界におけるリスクのない資産」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で、円は上値が重い。ラッカー米リッチモンド連銀総裁が講演後の質疑応答で「現時点で資産買い入れプログラムを停止する用意はない」と述べたと伝わり、対ドルでは円買いが先行した。さらにロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだ買いが出ると、他の通貨に対しても円買いの動きが波及した。また、「来週15日の米国債償還に伴って、まとまった規模の円買いドル売りが出る」との噂が出回ったことも、円の下支えとなったようだ。
もっとも、米3年債入札がやや不調に終わると、一転して戻り売りが優位に。米10年物国債利回りの上昇に伴う円売りドル買いが強まり、円全体の重しとなった。市場では「明日以降予定されている米10年、30年物国債の入札を前に、需給悪化を警戒した債券売りが出ている」との声も聞かれ、米長期金利が急上昇すると円も大きく上値を切り下げた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。12時過ぎにやや対ユーロで円を売る動きが見られたが、取引材料に乏しく円全体の方向感が出なかった。
中国人民銀行が8日、1年物預金金利と貸出金利を引き上げたものの、旧正月明けの上海総合指数は、安く寄り付いた後、上昇に転じる場面もあるなど底堅く推移したため、経済の結びつきの強い豪ドルを売る動きなどは見られなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。市場で「格付け会社ムーディーズが日本国債についての説明会で、日本の格下げを発表するとの憶測をはやす形で円売りが出た」との声が聞かれ、一時値を下げる場面があった。ただ、対ドルの下値で国内輸出企業からと見られる円買いが厚かった上、ムーディーズのバーン氏がブルームバーグとのインタビューで「日本の格付けは安定的」などと述べたこともあって、下値は限定的だった。
それ以外は取引材料が乏しかったこともあって、積極的な売買は見られなかった。
なお、格付け会社ムーディーズは9日、「日本政府が財政改革に成功しなければ、格付けにマイナスの影響がある」「日本政府が市場を納得させる財政赤字削減の道筋を示せば、格付けの支援となる」「リスクプレミアムの高まりによる日本国債の利回り上昇は格付けにネガティブ」などの見解を示した。また、17時を過ぎるとポンドに対して円売りが進んだことがその他通貨にも円売りを誘い、安値圏まで下げる場面が見られている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。アジアの取引時間帯に、日本国債格下げの思惑から円売りが進んだ流れを引き継いで始まった。ただ、欧州市場では新規の相場材料に乏しく次第に値動きが細った。市場では「今晩のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や、米10年債入札などを控えて様子見ムードが強まった」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。アジア市場の流れを引き継いで一時1ドル=82円68銭前後まで値を上げた後は、82円台半ばで値動きが鈍った。
ユーロ円は一進一退。欧州関係者の話として、「ウェーバー独連銀総裁はトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の後任候補者にならない見込み」との一部報道が伝わった。市場では「タカ派として知られるウェーバー独連銀総裁が後任候補から外れることでECBの利上げが遠のいた」と受け止められ、円買いユーロ売りが入った。もっとも、ドイツ連銀がウェーバー総裁に関する噂を否定したため、ユーロ売りの勢いはすぐに後退し相場は持ち直した。
・ユーロドルはECBの総裁人事をめぐる思惑からユーロ売りが強まり、20時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.3610ドル前後まで値を下げたものの、独当局がこの観測を否定したためすぐに持ち直した。