2011年11月16日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。株安を背景にリスク回避目的の円買い外貨売りが急ピッチで進んだ欧州時間の反動が出た。米商務省が発表した10月の米小売売上高や米ニューヨーク連銀が発表した11月のニューヨーク州製造業景気指数が市場予想を上回る結果となったことを受けて、欧米株式相場が底堅く推移したことも円相場の重しとなったようだ。
 その後、イタリアやスペインの国債利回りが上昇し、欧米株式相場がマイナス圏に沈んだことで、欧州財政懸念などを背景とするリスク回避の円買い圧力が強まる場面も見られた。ただ、リスク回避の流れは一方的に続かず、ダウ平均が再びプラス圏に浮上すると円は戻り売りに押されるなど、総じて米株の動向に振らされる展開だった。なお、欧州債務懸念が高まった局面ではイタリアの格付けが引き下げられるとの噂が広がったことも、投資家のリスク志向低下につながった。
 一方、円はドルに対して小動き。ドルと円がユーロなどに対してほぼ同時に売買された影響から方向感の乏しい動きとなった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。アジア株相場や時間外の米株価指数先物が下落し、投資家が運用リスクを回避する「リスクオフ」の流れが強まった。ユーロや豪ドルなどを売って、安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。ドルと円がユーロなどに対して同時に売買された影響で、方向感が出なかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。アジアの株式相場が軒並み下げたほか、時間外の米株価指数先物が100ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が広がり、円買い外貨売りが膨らんだ。ユーロに対しては、「フランスが格下げされる」との噂を手掛かりに円買いが進んだ。
 ただ、夕刻にかけては上値を切り下げる展開に。安く始まった欧州株相場が持ち直したことを受け、円高圧力が後退した。ダウ先物が下げ幅を縮めたことも円全体の重しとなった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は一進一退。アジア時間にアジア株安を背景に円買い外貨売りが進んだ流れを引き継いだ。16日の欧州株が安寄り後に上昇に転じ、時間外の米株価指数先物が下げ幅を縮小すると、短期スタンスで円買いを進めた向きが円売りに転じ急ピッチで円全体が値を下げた。欧州中央銀行(ECB)がイタリア、スペインの国債を購入しているとの観測が広がり、両国の国債利回りの上昇に歯止めがかかったことが対ユーロでの円売りを誘い、その他通貨に円売りが波及した側面もあった。
 ただ、イタリア銀行最大手のウニクレディトがECBと緊急会合を開き、担保範囲の拡大を通じてECBから資金を調達しやすくするよう求める見込みと伝わると、ユーロ圏の金融機関の資金調達難が意識されて、リスク回避目的の円買いが再開した。イタリアの10年物国債利回りが7%台に再上昇したことや、フランスとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入来最大水準まで拡大したこともリスク許容度を低下させた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに1ドル=76円86銭前後と日通し安値を付けたが、「76円60銭前後や76円50銭前後に買い注文が観測されている」との指摘があり、下値は堅かった。
・ユーロ円はイタリア、スペインの国債利回りの上昇が収まったことや、欧州株が一時持ち直したことなどを受けて19時に1ユーロ=104円31銭前後と日通し高値を付けた。もっとも、ウニクレディトがECBに担保範囲拡大を求めたと伝わると売りに押し下げられた。
・ユーロドルは一進一退。アジア市場で、アジア株安や「フランスの格付けが引き下げられる」との噂などを背景に売られた流れを引き継ぐと16時前に1ユーロ=1.3429ドル前後と10月10日以来の安値を付けた。
 欧州株が一時持ち直したことや、イタリアなどの国債利回りの上昇が一服すると短期筋が買い戻しに動き19時過ぎには1.35569ドル前後と本日高値を付けたが、ウニクレディトの資金調達懸念や、イタリア国債の利回りが再上昇していることなどが売りを誘うと再び1.3500ドルを割り込んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.0 HDP -2.2 CHDP -0.3 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「弱い成長見通しは更なる緩和を必要とする可能性がある」「米失業率は2012年の終わりに8.75%とみている」「ギリシャは目標を達成することができないように見受けられる」

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.0 HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「国債のみの買い入れが望ましい」「追加緩和は債券の買い入れ、もしくは政策見通しに関する説明を通じて実施される可能性」

チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「経済は更なる緩和を必要としている」「見通しは6月から悪化した」

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.2 HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「インフレ率が2%を下回る傾向ならば、追加緩和の利点は極めて明確になる」

日本銀行(日銀)関係[NP-2.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.1]
・日銀は15-16日に開いた金融政策決定会合で、国債などの資産買い入れと超低利の資金供給を行う「基金」を55兆円で維持することを決めた。

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.1]
・日銀声明「日本経済は持ち直しの動きが続いているが、ペースは緩やかになっている」「日本経済の先行きは当面は海外経済減速や円高にくわえ、タイ洪水の影響を受けるとみられる」

日本銀行(日銀)関係[NP-4.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP -0.2]
・日銀声明「欧州ソブリン問題は世界経済の下振れもたらす可能性」「米国経済は減速が長引く可能性」「国際金融資本市場の緊張度は引き続き高い」

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
・フラハティ・カナダ財務相(都内で語る)「為替介入が理解できるときは、めったにない無秩序な状況がある」「経験は介入の影響が短期間に限られることを示唆する」

白川方明[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「ギリシャやイタリアは政治情勢の混迷で国債利回りが最高水準を更新している」「オリンパスの問題は日銀としても関係金融機関から情報収集している」「国債への信任が非連続的に変化しており日本も疑問視される可能性がある」

中国人民銀行関係[NP-4.0 HDP +2.6 CHDP -0.1 RHDP +4.0 CRHDP -0.2]
・中国人民銀行は16日、「穏健な金融政策を維持する」「人民元の基本的な安定を維持する」「消費者物価は引き続き低下する可能性」「人民元の柔軟性を増加させる」などの見解を示した。

イングランド銀行(BOE)[NP-4.6 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「消費者物価指数(CPI)は、今後2年で2%を下回る見通し」「ユーロ圏危機の計画の信頼の欠如が英国の一番のリスク」

イングランド銀行(BOE)[NP-4.8 HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「直近、英成長は弱い」「成長率は2012年半ばに年率1%程度で底打ちすると予想」

イングランド銀行(BOE)[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2年後のインフレ率は目標を上回るより下回る可能性の方が高い」「英成長見通しは悪化」

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
・キング英中銀総裁「緩和的な政策を実施したにもかかわらず、今後数四半期の成長は8月時点の見通しよりも著しく低下するだろう」

マーヴィン・キング[NP-5.8 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP -0.4]
・キング英中銀総裁「生産は2012年半ばにかけておおむね横ばいで推移するだろう」「金融政策ができることには限度がある」「金融政策を微調整する時期にはない」

マリオ・モンティ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・モンティ・イタリア新首相は16日、ナポリターノ伊大統領に対して新内閣を率いると伝えた。なお、モンティ首相は財務相も兼任する。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ユッタ・ウルピライネン[NP-4.0 HDP -5.0 CHDP +1.0 RHDP -5.0 CRHDP +1.0]
・ウルピライネン・フィンランド財務相「ユーロ圏諸国の間に疑念がある」「フィンランドは欧州共同債の考えに反対」

2011年11月16日のFX要人発言・ニュース

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.0 HDP -2.2 CHDP -0.3 RHDP -2.2 CRHDP -0.3]
ジョン・ウィリアムズ・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「弱い成長見通しは更なる緩和を必要とする可能性がある」「米失業率は2012年の終わりに8.75%とみている」「ギリシャは目標を達成することができないように見受けられる」

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.0 HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
ジョン・ウィリアムズ・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「国債のみの買い入れが望ましい」「追加緩和は債券の買い入れ、もしくは政策見通しに関する説明を通じて実施される可能性」

チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
チャールズ・エバンズ・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「経済は更なる緩和を必要としている」「見通しは6月から悪化した」

ジョン・ウィリアムズ[NP-6.2 HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
ジョン・ウィリアムズ・ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁「インフレ率が2%を下回る傾向ならば、追加緩和の利点は極めて明確になる」

リチャード・フィッシャー[NP     HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「大きすぎてつぶせない金融機関はシステム的なリスクを高める要因」「大型の金融機関の分割を改めて主張」

リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「米経済は成長している」「さらなる金融刺激策が必要だとは思えない」

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「格付け会社が力を持っていることは問題」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP -0.3]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「欧州中央銀行(ECB)は、危機を解決するためにより効果的な役割を果たす方法が多数ある」「ユーロ圏は徐々に進展している」「欧州は、経済成長を試みる一方、システムを安定させるという難しい問題に直面」

ロバート・ゼーリック[NP     HDP -1.5 CHDP -0.4 RHDP -1.5 CRHDP -0.4]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「欧州の危機解決の鍵はドイツ」「イタリア、スペインは危機を乗り切るだろう」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。株安を背景にリスク回避目的の円買い外貨売りが急ピッチで進んだ欧州時間の反動が出た。米商務省が発表した10月の米小売売上高や米ニューヨーク連銀が発表した11月のニューヨーク州製造業景気指数が市場予想を上回る結果となったことを受けて、欧米株式相場が底堅く推移したことも円相場の重しとなったようだ。
 その後、イタリアやスペインの国債利回りが上昇し、欧米株式相場がマイナス圏に沈んだことで、欧州財政懸念などを背景とするリスク回避の円買い圧力が強まる場面も見られた。ただ、リスク回避の流れは一方的に続かず、ダウ平均が再びプラス圏に浮上すると円は戻り売りに押されるなど、総じて米株の動向に振らされる展開だった。なお、欧州債務懸念が高まった局面ではイタリアの格付けが引き下げられるとの噂が広がったことも、投資家のリスク志向低下につながった。
 一方、円はドルに対して小動き。ドルと円がユーロなどに対してほぼ同時に売買された影響から方向感の乏しい動きとなった。

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相(都内で記者団に対し)「安住財務相と多くの問題を協議した」

日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.1]
日本政府関係・政府当局者の話として報じたところによると、安住財務相はフラハティ・カナダ財務相に「円高がリスクをもたらす」「欧州のスタンスが日本の支援を決定する」と伝えたという。

野田佳彦[NP     HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦首相(参院予算委員会の答弁で)「(欧州危機に関して)保護主義の台頭に気をつけなければならない」

中国政府関係[NP     HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP -0.1]
中国政府関係・中国商務省は16日、「人民元は現在妥当な水準レンジにある」との見解を示したと伝わった。また、「人民元政策の批判は根拠がない」「人民元は貿易不均衡の原因ではない」との認識も示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。アジア株相場や時間外の米株価指数先物が下落し、投資家が運用リスクを回避する「リスクオフ」の流れが強まった。ユーロや豪ドルなどを売って、安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。ドルと円がユーロなどに対して同時に売買された影響で、方向感が出なかった。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・日銀は15-16日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表した。

日本銀行(日銀)関係[NP-2.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日銀は15-16日に開いた金融政策決定会合で、国債などの資産買い入れと超低利の資金供給を行う「基金」を55兆円で維持することを決めた。

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日銀声明「日本経済は持ち直しの動きが続いているが、ペースは緩やかになっている」「日本経済の先行きは当面は海外経済減速や円高にくわえ、タイ洪水の影響を受けるとみられる」

日本銀行(日銀)関係[NP-4.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・日銀声明「欧州ソブリン問題は世界経済の下振れもたらす可能性」「米国経済は減速が長引く可能性」「国際金融資本市場の緊張度は引き続き高い」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・日銀当面の金融政策運営について
 2.わが国の経済は、持ち直しの動きが続いているものの、海外経済の減速の影響などから、そのペースは緩やかになっている。すなわち、国内需要をみると、設備投資は緩やかに増加しているほか、個人消費についても底堅く推移している。―方、輸出や生産は、震災後に減少した海外在庫の復元もあって増加を続けているが、海外経済の減速の影響などから、そのペースは緩やかになっている。この間、国際金融資本市場の緊張度は引き続き高いものの、わが国の金融環境は、緩和の動きが続いている。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、概ねゼロ%となっている。
 3.先行きのわが国経済は、当面、海外経済の減速や円高に加えて、タイの洪水の影響を受けるとみられる。もっとも、その後は、新興国・資源国に牽引される形で海外経済の成長率が再ぴ高まることや、震災復興関達の書要が徐々に顕在化していくことなどから、緩やかな回復経路に復していくと考えられる。消費者物価の前年比は、当面、ゼロ%近傍で推移するとみられる。
 4.景気のリスク要因をみると、欧州ソブリン問題は、欧州経済のみならず国際金融資本市場への影響などを通じて、世界経済の下振れをもたらす可能性がある。米国経済については、バランスシート調整の影響などから、減速が長引く可能性がある。新興国・資源国では、物価安定と成長を両立することができるかどうか、なお不透明感が高い。海外金融経済情勢を巡る以上の不確実性が、わが国経済に与える影響について、引き続き注視していく必要がある。
 物価面では、国際商品市況の先行きについては、上下双方向に不確実性が大きい。また、中長期的な予想物価上昇率の低下などにより、物価上昇率が下振れるリスクもある。
 5.日本銀行は、資産買入等の基金の規模を累次にわたり大幅に増額し、そのもとで、融資産の買入れ等を着実に進めている。また、日本銀行は、「中長期的な物価安定の理解」に基づき、物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、実質ゼロ金利政策を継続していく方針を明らかにしている。日本銀行としては、こうした包括的な金融緩和政策を通じた強力な金融緩和の推進、さらには、金融市場の安定確保や成長基盤強化の支援を通じて、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰するよう、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていく方針である。

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相(都内で語る)「欧州債務や銀行セクターの危機に対応するため具体的な行動が必要とされる」「欧州の懸念は世界を新たなリセッションの瀬戸際に追いやる」「柔軟な為替レートや信用できる財政政策、効果的な金融規制が世界経済のリバランスに必要とされる」「日本は国家財政の強化や内需の促進により貢献できる」

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相(都内で語る)「IMFの資本が追加されれば貧困国に活用されるべき」「ユーロ圏諸国が金融システムを保護するファイアウォールを構築するまで、市場の不確実性を引き続き注視する」「介入は市場が決定する為替の支えとならないが、過度な変動に対処するために理解できる」

ジム・フラハティ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +1.1 CRHDP -0.3]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相(都内で語る)「為替介入が理解できるときは、めったにない無秩序な状況がある」「経験は介入の影響が短期間に限られることを示唆する」

イブ・メルシュ[NP     HDP +1.0 CHDP +0.0 RHDP +2.2 CRHDP +0.0]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(CNBCとのインタビューで)「ECBの債券購入は規模や時間が限られている」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは16日、イタリア大手銀ウニクレディトの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。

フランス政府関係[NP     HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
フランス政府関係・バロワン仏経済財務雇用相「我々は景気減速のなかにありリセッションではない」「トリプルA格付けを維持するために全てのことを行う」

白川方明[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「この3週間で先行きリスクがより高まったという委員もいた」「最大のリスク要因は欧州ソブリン問題の今後の展開」「大きな市場混乱が起きれば、日本の金融機関も無縁でない」

白川方明[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「ギリシャやイタリアは政治情勢の混迷で国債利回りが最高水準を更新している」「オリンパスの問題は日銀としても関係金融機関から情報収集している」「国債への信任が非連続的に変化しており日本も疑問視される可能性がある」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
バラク・オバマ・オバマ米大統領(豪州でギラード豪首相との会談後)「アジア経済は世界の経済成長のエンジンだ」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
バラク・オバマ・オバマ米大統領(豪州でギラード豪首相との会談後)「欧州債務危機が深く懸念される」「EUが具体的な計画を立てるまで混乱は続くだろう」

中国人民銀行関係[NP-4.0 HDP +2.6 CHDP -0.1 RHDP +4.0 CRHDP -0.2]
中国人民銀行関係・中国人民銀行は16日、「穏健な金融政策を維持する」「人民元の基本的な安定を維持する」「消費者物価は引き続き低下する可能性」「人民元の柔軟性を増加させる」などの見解を示した。

ユッタ・ウルピライネン[NP-4.0 HDP -5.0 CHDP +1.0 RHDP -5.0 CRHDP +1.0]
ユッタ・ウルピライネン・ウルピライネン・フィンランド財務相「ユーロ圏諸国の間に疑念がある」「フィンランドは欧州共同債の考えに反対」

ユッタ・ウルピライネン[NP     HDP -5.0 CHDP +1.0 RHDP -5.0 CRHDP +1.0]
ユッタ・ウルピライネン・ウルピライネン・フィンランド財務相「ESM(欧州安定メカニズム)の発足は加速しそうにない」「12月に欧州金融安定ファシリティ(EFSF)に関する決定が下されるか言及できない」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.6 HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)が再びイタリア国債を購入している模様。

ホセ・マヌエル・バローゾ[NP-4.4 HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP -0.1]
ホセ・マヌエル・バローゾ・バローゾ欧州連合(EU)委員長「景気回復は停止している」「投資や消費は停滞気味」「EUには金融安定と経済成長が必要」「EUは事実通りシステミックリスクに直面している」「経済成長なしで危機の脱出はない」

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・16日の欧州債券市場ではイタリアの10年物国債利回りが低下。自力での財政再建が危ぶまれるとされる7%を下回った。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。アジアの株式相場が軒並み下げたほか、時間外の米株価指数先物が100ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方が広がり、円買い外貨売りが膨らんだ。ユーロに対しては、「フランスが格下げされる」との噂を手掛かりに円買いが進んだ。
 ただ、夕刻にかけては上値を切り下げる展開に。安く始まった欧州株相場が持ち直したことを受け、円高圧力が後退した。ダウ先物が下げ幅を縮めたことも円全体の重しとなった。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債に加えてスペイン国債も購入している模様。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は16日、8日物ドル供給オペを実施し、欧州圏の銀行2行に対して5億5200万ドルを供給した。

イングランド銀行(BOE)[NP-4.6 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
イングランド銀行(BOE)・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「消費者物価指数(CPI)は、今後2年で2%を下回る見通し」「ユーロ圏危機の計画の信頼の欠如が英国の一番のリスク」

イングランド銀行(BOE)[NP-4.8 HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
イングランド銀行(BOE)・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「直近、英成長は弱い」「成長率は2012年半ばに年率1%程度で底打ちすると予想」

イングランド銀行(BOE)[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
イングランド銀行(BOE)・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2年後のインフレ率は目標を上回るより下回る可能性の方が高い」「英成長見通しは悪化」

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「緩和的な政策を実施したにもかかわらず、今後数四半期の成長は8月時点の見通しよりも著しく低下するだろう」

マーヴィン・キング[NP-5.8 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP -0.4]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「生産は2012年半ばにかけておおむね横ばいで推移するだろう」「金融政策ができることには限度がある」「金融政策を微調整する時期にはない」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・ロイター通信が報じたところによると、イタリア銀行最大手のウニクレディトは欧州中央銀行(ECB)と緊急会合を開き、担保範囲の拡大を通じてウニクレディトがECBから資金を調達しやすくするよう求める見込みだという。

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・16日の欧州債券市場ではイタリアの10年物国債利回りが上昇。自力での財政再建が危ぶまれるとされる7%台に再び乗せた。

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・フランスとドイツの10年物国債の利回りスプレッドはユーロ導入来最大となる195bpまで拡大した。

マリオ・モンティ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
マリオ・モンティ・モンティ・イタリア新首相は16日、ナポリターノ伊大統領に対して新内閣を率いると伝えた。なお、モンティ首相は財務相も兼任する。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.2]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「欧州連合(EU)の統合推進でドイツは一部主権を手放す用意がある」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・16日の欧州外国為替市場で円は一進一退。アジア時間にアジア株安を背景に円買い外貨売りが進んだ流れを引き継いだ。16日の欧州株が安寄り後に上昇に転じ、時間外の米株価指数先物が下げ幅を縮小すると、短期スタンスで円買いを進めた向きが円売りに転じ急ピッチで円全体が値を下げた。欧州中央銀行(ECB)がイタリア、スペインの国債を購入しているとの観測が広がり、両国の国債利回りの上昇に歯止めがかかったことが対ユーロでの円売りを誘い、その他通貨に円売りが波及した側面もあった。
 ただ、イタリア銀行最大手のウニクレディトがECBと緊急会合を開き、担保範囲の拡大を通じてECBから資金を調達しやすくするよう求める見込みと伝わると、ユーロ圏の金融機関の資金調達難が意識されて、リスク回避目的の円買いが再開した。イタリアの10年物国債利回りが7%台に再上昇したことや、フランスとドイツの10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入来最大水準まで拡大したこともリスク許容度を低下させた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに1ドル=76円86銭前後と日通し安値を付けたが、「76円60銭前後や76円50銭前後に買い注文が観測されている」との指摘があり、下値は堅かった。
・ユーロ円はイタリア、スペインの国債利回りの上昇が収まったことや、欧州株が一時持ち直したことなどを受けて19時に1ユーロ=104円31銭前後と日通し高値を付けた。もっとも、ウニクレディトがECBに担保範囲拡大を求めたと伝わると売りに押し下げられた。
・ユーロドルは一進一退。アジア市場で、アジア株安や「フランスの格付けが引き下げられる」との噂などを背景に売られた流れを引き継ぐと16時前に1ユーロ=1.3429ドル前後と10月10日以来の安値を付けた。
 欧州株が一時持ち直したことや、イタリアなどの国債利回りの上昇が一服すると短期筋が買い戻しに動き19時過ぎには1.35569ドル前後と本日高値を付けたが、ウニクレディトの資金調達懸念や、イタリア国債の利回りが再上昇していることなどが売りを誘うと再び1.3500ドルを割り込んだ。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP-4.6 HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「ユーロ圏にとって良いことはドイツにとっても良いことである」「ユーロ圏に危機の感染がある」

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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