2011年11月21日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
スペイン政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・スペイン総選挙が20日投開票され、最大野党・国民党の勝利が確実となったと複数の通信社が伝えた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・18日に報じたところによると、欧州委員会は23日にユーロ圏の経済ガバナンス強化に向けた2つの法案を提案する方針であるという。1つ目の法案は欧州救済基金から支援を受ける際に、欧州委員会からの経済監視を支援の条件とすること、2つ目は欧州委員会にユーロ圏諸国の予算案を審査する権限を付与することだとのこと。
日本銀行(日銀)関係[NP-5.2 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「多くの委員は、欧州ソブリン問題は、スペインやイタリアといった経済規模の大きな国々に拡がりを見せつつ、欧州系金融機関を巡る資金調達環境の悪化につながっており、欧州の金融システム全体に対する不安心理が一段と強まっているとの認識を示した」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP -0.1]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「何人かの委員は、大幅な円高が進行し、輸出企業の採算が悪化した場合、企業収益が下振れし、ひいては雇用・所得環境に悪影響を及ぼす可能性に、特に留意する必要があると述べた。」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「複数の委員は、円の対ドル相場と日米の2年金利差の相関が、他の年限に比べると相対的に高めである現状を踏まえると、残存期間1~2年の長期国債の買入れは、為替相場の安定という観点からも効果的であると述べた。」
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・日経新聞が報じたところによると、国際投信投資顧問が先進国の国債などで運用する旗艦ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」で、イタリア国債に続きスペイン国債とベルギー国債を全て売却したことがわかったという。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「格付け会社ムーディーズによるフランス格下げの可能性は適切だとは思えない」「フランスが『AAA』格付けを失うことになれば、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債の格付けも同様となる」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)報道官の話として「ギリシャでは12月に第6弾融資が必要になる」「第6弾融資を受けるにはギリシャ全政党から緊縮策支持の書面約束が必要となる」「現時点では約束を受け取っていない」と伝えた。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・21日の欧州債券市場ではギリシャ2年物国債利回りが上昇。一時117.50%まで上昇しユーロ導入来最高水準を付けた。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
日本銀行(日銀)関係[NP-5.2 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「多くの委員は、欧州ソブリン問題は、スペインやイタリアといった経済規模の大きな国々に拡がりを見せつつ、欧州系金融機関を巡る資金調達環境の悪化につながっており、欧州の金融システム全体に対する不安心理が一段と強まっているとの認識を示した」
2011年11月21日のFX要人発言・ニュース
スペイン政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・スペイン総選挙が20日投開票され、最大野党・国民党の勝利が確実となったと複数の通信社が伝えた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・18日に報じたところによると、欧州委員会は23日にユーロ圏の経済ガバナンス強化に向けた2つの法案を提案する方針であるという。1つ目の法案は欧州救済基金から支援を受ける際に、欧州委員会からの経済監視を支援の条件とすること、2つ目は欧州委員会にユーロ圏諸国の予算案を審査する権限を付与することだとのこと。
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・米民主党は18日、財政赤字削減を協議する米超党派委員会で、共和党が提案した財政赤字削減案を増税が不十分として拒否したという。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・ブルームバーグ・ニューヨーク市長が日本時間9時30分にテロリズム絡みの問題について記者会見を開くという。
日本銀行(日銀)関係[NP-5.2 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「多くの委員は、欧州ソブリン問題は、スペインやイタリアといった経済規模の大きな国々に拡がりを見せつつ、欧州系金融機関を巡る資金調達環境の悪化につながっており、欧州の金融システム全体に対する不安心理が一段と強まっているとの認識を示した」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP -0.1]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「何人かの委員は、大幅な円高が進行し、輸出企業の採算が悪化した場合、企業収益が下振れし、ひいては雇用・所得環境に悪影響を及ぼす可能性に、特に留意する必要があると述べた。」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・10月27日分の金融政策決定会合議事要旨「複数の委員は、円の対ドル相場と日米の2年金利差の相関が、他の年限に比べると相対的に高めである現状を踏まえると、残存期間1~2年の長期国債の買入れは、為替相場の安定という観点からも効果的であると述べた。」
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・ブルームバーグ・ニューヨーク市長は日本時間21日、爆破計画を企てた27歳の容疑者を逮捕したと発表したと伝えられた。
中国政府関係[NP HDP +2.2 CHDP +0.0 RHDP +3.6 CRHDP -0.1]
・王岐山中国副首相「世界経済の状況は厳しいままだ」「米中はバランスの取れた経済成長を達成するため、ともに取り組む必要」「米国が中国市場の経済実態を認識することを中国は望む」
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・議会筋の話として報じたところによると、米議会の超党派委員会は財政赤字削減法案を巡る合意に至らなかったと本日発表するという。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・日経新聞が報じたところによると、国際投信投資顧問が先進国の国債などで運用する旗艦ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」で、イタリア国債に続きスペイン国債とベルギー国債を全て売却したことがわかったという。
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP HDP +1.9 CHDP -0.1 RHDP +0.5 CRHDP -0.1]
・デベル豪準備銀行(RBA)総裁補佐「カバードボンドは投資家のベースを拡大させつつある」「銀行の資金調達コストの低下はカバードボンドの役割でない」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.1]
・五十嵐財務副大臣「一体改革を論理的に考えると、消費税は2013年10月以降に1回目の引き上げが必要となる」「消費税は1回目の引き上げで7-8%となり、2回目は2015年4月か10月に引き上げる必要」
日本政府関係[NP-1.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.0]
・五十嵐財務副大臣「インフレは突如としてやってくる。インフレなら株安、債券安、通貨安になる」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。時間外の米株価指数先物がマイナス圏で推移しているほか、前場の日本株もさえない展開となった。投資家のリスク許容度が低下しているため、調達通貨の円はやや買いが入りやすかった。資源国通貨に対しては、ユーロに対して資源国通貨が下落していることにつれた円買い資源国通貨売りが見られている。対ポンドでは弱い英住宅指標を受けた円買いが見られた。
「米国議会の超党派委員会は、財務削減法案を巡る合意に至らなかった」と議会関係筋の話として報じられたが、現時点での反応は薄い。
藤井裕久[NP+4.0 HDP +1.7 CHDP +0.1 RHDP +0.6 CRHDP +0.0]
・藤井民主党税調会長「日銀に札を刷らせて経済をよくしようとの考えは全くの間違い」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.0]
・参院本会議は21日、2011年度第3次補正予算を可決し同予算は成立した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは21日、フランスの国債利回りの上昇は、同国の財政上の困難を増大するとの見解を示した。信用格付けにもマイナスであるとも指摘されている。
ウォーレン・バフェット[NP HDP +0.9 CHDP +0.3 RHDP +0.9 CRHDP +0.3]
・著名投資家のバフェット氏(福島で語る)「欧州に直接投資を行う計画はない」
エワルド・ノボトニー[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「欧州は財政の強度を取り戻すため解決法を見つけなければならない」
アダム・ポーゼン[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「FRBとECBは一段の景気刺激を約束し、政府債を著しい規模で購入すべき」
ノルウェー政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ノルウェー政府系投資ファンドの最高経営責任者(CEO)は「徐々に債券のポートフォリオを減少させるだろう」などと語ったという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に買い優勢。取引材料に乏しく小動きが続いていたが、欧州勢が本格参入してくると「ロンドン勢からユーロ売りが持ち込まれた」との声が聞かれ、対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。21日の欧州株が軟調に推移しており、リスクポジション解消目的で円を買い戻す動きも出ている。
日本政府関係[NP-3.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.2]
・政府は21日、日本再生基本戦略の論戦整理案を発表した。「政府・日銀が一体となって円高対応・デフレ脱却に取り組む」「名目成長率は3%、実質成長率は2%を目標とする」「経済成長や復興特需の増加が見込める今後2年間が大きなチャンスとなる」などの内容が伝わった。
国際通貨基金(IMF)[NP-4.0 HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
・朱民・国際通貨基金(IMF)副専務理事「欧州の成長率はあまりに低く一様でない」「成長リスクは下向きであり、世界の経済成長は著しく鈍化している」
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・気象庁は21日、19時16分ごろ広島県北部で震度5弱の地震が発生したと発表した。
ドイツ政府関係[NP HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
・ザイベルト独政府報道官は21日、「メルケル独首相は欧州共同債を危機解決の万能薬とは見なしていない」との見解を示した。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)の欧州委員会は21日、ハンガリーから金融支援受け入れの可能性で要請を受けたことを明らかにした。
ドイツ政府関係[NP HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
・独連銀は21日、月例報告の中で「2012年の独成長見通しを従来の1.8%から0.5-1.0%に引き下げ」「景気の弱い局面が長引く可能性を排除できない」「景気見通しへのリスク大きい」などとの見解を示した。
エワルド・ノボトニー[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.0]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「成長見通しの著しい悪化が見られる」「欧州中央銀行(ECB)は景気見通しを注意深く監視しなければならない」「ECBによる紙幣印刷は選択肢にない」「スペインに対する市場の反応はポジティブ」「(ECBの政策金利に関して)全てが考えられる」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.3]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「格付け会社ムーディーズによるフランス格下げの可能性は適切だとは思えない」「フランスが『AAA』格付けを失うことになれば、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債の格付けも同様となる」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)報道官の話として「ギリシャでは12月に第6弾融資が必要になる」「第6弾融資を受けるにはギリシャ全政党から緊縮策支持の書面約束が必要となる」「現時点では約束を受け取っていない」と伝えた。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +1.1 CHDP -0.1 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ユーロ圏諸国すべての政府にとって試練のとき」「欧州債務危機はユーロ圏のいわゆる中心国にも蔓延した」
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・21日の欧州債券市場ではギリシャ2年物国債利回りが上昇。一時117.50%まで上昇しユーロ導入来最高水準を付けた。
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP -0.1]
・バローゾ欧州連合(EU)委員長「ギリシャの第2次支援は年末までに合意される必要がある」「ギリシャへの第6弾支援は出来るだけ早く実施されるべき」「ギリシャは改革に関して国内でコンセンサスを形成する必要がある」
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相「ユーロ圏にとどまることが前進する唯一の道」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州債務問題や米財政赤字問題に対する警戒感から、欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移。投資家がリスク回避姿勢を強め調達通貨の円が買われた。対資源国通貨では、原油先物価格の下落を手掛かりに円買いが入った。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は18時前に一時本日安値となる1ユーロ=103円23銭前後。
・豪ドル円は21時過ぎに1豪ドル=75円84銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州株や米株価指数先物の下落を背景にリスクポジション解消目的のユーロ売りドル買いが優勢となった。市場では「中東勢からの売りが出た」「マクロ系ファンドからの売りが持ち込まれた」との指摘があった。ドイツ連銀が21日発表した月例報告の中で「2012年の独成長見通しを従来の1.8%から0.5-1.0%に引き下げ」「景気の弱い局面が長引く可能性を排除できない」との見解を示したことも相場の重しとなり、一時1ユーロ=1.3430ドル前後まで値を下げた。
ただ、売りが一巡すると下げ渋る展開に。1.34ドル台前半に観測されている買い注文に下値を支えられたほか、対ポンドでユーロ高が進んだ影響を受け徐々に下値を切り上げた。なお、市場では「本日のNYカット(日本時間24時)に行使期限を迎えるオプションが1.3400ドルに観測されており、24時に向けて1.3400ドルに収れんしやすい」との声が聞かれている。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +1.1 CHDP -0.1 RHDP +1.3 CRHDP -0.3]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「個人的な見解では欧州共同債で欧州危機を解決することはできない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。時間外の米株価指数先物がマイナス圏で推移しているほか、前場の日本株もさえない展開となった。投資家のリスク許容度が低下しているため、調達通貨の円はやや買いが入りやすかった。資源国通貨に対しては、ユーロに対して資源国通貨が下落していることにつれた円買い資源国通貨売りが見られている。対ポンドでは弱い英住宅指標を受けた円買いが見られた。
「米国議会の超党派委員会は、財務削減法案を巡る合意に至らなかった」と議会関係筋の話として報じられたが、現時点での反応は薄い。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に買い優勢。取引材料に乏しく小動きが続いていたが、欧州勢が本格参入してくると「ロンドン勢からユーロ売りが持ち込まれた」との声が聞かれ、対ユーロで円買いが強まり、その他通貨にも円買いが広がった。21日の欧州株が軟調に推移しており、リスクポジション解消目的で円を買い戻す動きも出ている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州債務問題や米財政赤字問題に対する警戒感から、欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移。投資家がリスク回避姿勢を強め調達通貨の円が買われた。対資源国通貨では、原油先物価格の下落を手掛かりに円買いが入った。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は18時前に一時本日安値となる1ユーロ=103円23銭前後。
・豪ドル円は21時過ぎに1豪ドル=75円84銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州株や米株価指数先物の下落を背景にリスクポジション解消目的のユーロ売りドル買いが優勢となった。市場では「中東勢からの売りが出た」「マクロ系ファンドからの売りが持ち込まれた」との指摘があった。ドイツ連銀が21日発表した月例報告の中で「2012年の独成長見通しを従来の1.8%から0.5-1.0%に引き下げ」「景気の弱い局面が長引く可能性を排除できない」との見解を示したことも相場の重しとなり、一時1ユーロ=1.3430ドル前後まで値を下げた。
ただ、売りが一巡すると下げ渋る展開に。1.34ドル台前半に観測されている買い注文に下値を支えられたほか、対ポンドでユーロ高が進んだ影響を受け徐々に下値を切り上げた。なお、市場では「本日のNYカット(日本時間24時)に行使期限を迎えるオプションが1.3400ドルに観測されており、24時に向けて1.3400ドルに収れんしやすい」との声が聞かれている。