2011年12月2日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは1日、ポルトガルの銀行3行のカバードポンドの格付けを引き下げたと発表した。
スイス政府関係[NP-6.2 HDP -4.7 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.3]
・スイス政府はスイスフラン高と戦うSNBを支援するため、マイナス金利を含む追加の政策手段を検討しているようだ。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・国連が1日に発表した予想によると、米国と欧州は二番底に陥る恐れがあるという。また、「欧州危機は世界経済を停止させる」との見方を示した。
リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.1 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「FRBが国家債務減少のため低金利融資を供給するという認識でさえ長期的な成長にリスクを引き起こす」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
スイス政府関係[NP-6.2 HDP -4.7 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.3]
・スイス政府はスイスフラン高と戦うSNBを支援するため、マイナス金利を含む追加の政策手段を検討しているようだ。
2011年12月2日のFX要人発言・ニュース
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
・ショイブレ独財務相「GDPの60%を超えたソブリン債務に対する特別基金を確保することを提案」「特別国家基金は自身の歳入によって支援される必要がある」「特別基金の目標は市場の信頼感を構築すること」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)は1日、外相理事会を開きテヘランの英大使館襲撃事件を「ウィーン条約違反」などと非難する声明を採択した。同時に「EUは適切な対応を取っていく」と警告した。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)報道官は1日、「欧州中央銀行(ECB)からの融資は可能だが、そのような協議はない」「イタリアといかなる形のIMF融資について協議はない」「ギリシャ向け次回融資は5日に決定する」と述べた。
国際通貨基金(IMF)[NP-4.8 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP +0.0]
・国際通貨基金(IMF)報道官は1日、「世界経済の見通しはダウンサイドリスクが増している」との見解を示したと伝わった。また、米国が二番底に陥るとは予想しないとした。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは1日、ポルトガルの銀行3行のカバードポンドの格付けを引き下げたと発表した。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ユーロ共同債が現時点で解決法を悪化させ害を及ぼすと確信」「ECBは独立しており自身で通貨安定の方法を選択しなければならない」
スイス政府関係[NP-6.2 HDP -4.7 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.3]
・スイス政府はスイスフラン高と戦うSNBを支援するため、マイナス金利を含む追加の政策手段を検討しているようだ。
クリスティーヌ・ラガルド[NP-5.2 HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「世界経済の成長見通しは確実に引き下げられるだろう」
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・国連が1日に発表した予想によると、米国と欧州は二番底に陥る恐れがあるという。また、「欧州危機は世界経済を停止させる」との見方を示した。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「危機に免疫のある国はない」「IMFは求められることを実行する用意がある」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・関係筋の話として報じたところによると、メルケル独首相はユーロ圏についてサルコジ仏大統領と会談するため、5日の訪仏するという。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「全ての新興国は債務削減の新たなサイクルを調整する必要がある」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「現在の危機を解決する最善の方法はより働いて支出を管理すること」「調達コストを上昇させる投機を阻止するため、フランスは信頼感を回復することが必要」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「メルケル独首相と5日に欧州の将来を巡る提案に関して協議する」
フェルナンデス・オルドネス[NP HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのオルドネス・スペイン中銀総裁「危機からの脱出を模索しなければならない」「世界やEUの取り組みは次の危機を阻止することに焦点を当てている」
ジェームズ・ブラード[NP HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
・ブラード・米セントルイス連銀総裁「スワップ協定は欧州の救済ではなく、予防的な措置として設けられた」「米国は依然として大きすぎて潰せない時代を生きている」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +0.6 CHDP -0.4 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「欧州は公的債務の相互化を検討するべき」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +0.6 CHDP -0.4 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「EU首脳会議の条約変更に関する提案は依然として不透明」「EU条約の変更には多くの時間がかかる可能性」「EUはより迅速な危機の解決法を探している」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +0.6 CHDP -0.4 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「EUはIMFのより大きな役割を模索している」「IMFを通じた二者間融資はより容易な解決法となる可能性」
イタリア政府関係[NP HDP -5.4 CHDP -0.6 RHDP -5.4 CRHDP -0.6]
・イタリア財務省の声明として「2011年の赤字は予想を下回る可能性がある」と伝えた。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP -0.3]
・ガイトナー米財務長官「中銀の行動は経済成長と同様に欧州銀行への一部の圧力を和らげるだろう」
リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(米ウォールストリート・ジャーナル紙が伝える)「FRBが公定歩合を引き下げるとは少しも思わない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。欧州の取引時間帯にはスペインやフランスの国債入札を無事通過したことが明らかとなったほか、11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を上回ったことが欧米株価の下値を支え、低金利の円全体の重しとなった。半面、前週分の新規失業保険申請件数は予想より弱かったうえ、国際通貨基金(IMF)報道官の話として「世界経済の見通しはダウンサイドリスクが増している」と伝わったことでリスク回避的な円買いも散見され、総じて方向感が出なかった。市場では「明日に11月米雇用統計の発表を控えて持ち高を傾けにくい面があった」との声があった。
安住淳[NP HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「覆面介入の蓋然性についてコメントとしない」
安住淳[NP-4.6 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
・安住淳財務相「今後も投機的な動きが顕在化すればためらいなく行動する」「投機的な動きで為替水準を変えられてはいけない」
安住淳[NP HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.2]
・安住淳財務相「欧州のスキームができれば日本としても貢献の用意ある」「邦銀にはドル調達の不安はない」
日本政府関係[NP-4.8 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「4次補正は円高に対してというより日本が置かれている不透明感全体に対応」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は若干弱含み。日本時間今晩に11月の米雇用統計の発表が予定されており商いは細り気味だったが、対ドルやユーロではポジション調整の円売りが見られ、円全般の上値を抑えた。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2011年度7-9月期の運用利回りがマイナス3.32%になったことを明らかにした。マイナスになるのは5四半期ぶりで、4-9月期の運用利回りは3.07%になったことも明らかにされた。
フランス政府関係[NP HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
・バロワン仏経済財務雇用相「銀行の流動性に対する圧力は緩和するだろう」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「欧州債務危機を一気に解決することは困難であり解決には数年が必要」「EUの経済統合を強化する必要がある」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ECBの信頼を守るべき」「ECBの責務は、FRBやBOEとは異なる」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ユーロ圏共同債は完全な財政統合なしには不可能」「ユーロ圏共同債は現時点で憲法上不可能」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・関係者筋の話として、「欧州銀行監督機構(EBA)は銀行のストレステスト基準をこれ以上厳格化しないことで合意」「独5銀行の資本不足額は約100億ユーロと推定」などと伝えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にやや売りが強まった。東京の市場参加者は11月米雇用統計を控えて様子見を決め込み動意が乏しかった。ただ、欧州勢が参入してくると、時間外の米株価指数先物が100ドル超の上昇となったことや、現物の欧州の株価指数が堅調に推移していることなどを手掛かりに低金利の円を売る動きが見られた。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +0.6 CHDP -0.4 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領は8日にEU首脳に対しEU経済の提案を行うという。
ドイツ政府関係[NP HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
・独政府報道官は2日、メルケル独首相は償還基金に関するショイブレ独財務相の提案に非常に関心を持っており、償還基金の考えはユーロの信頼感回復を支援する可能性があると伝えられた。
中国政府関係[NP HDP +2.1 CHDP -0.1 RHDP +3.4 CRHDP -0.2]
・陳中国商務相「ユーロ圏の状況を極めて懸念している」「ユーロ危機の悪化が中国に影響を与えるだろう」
マリア・フェクター[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・フェクター・オーストリア財務相「EU首脳会議での提案が中期的により優れた統合をもたらすと期待」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・ECBがIMFを通じて融資する額は1000-2000億ユーロになるようだ。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「EUはしっかりとユーロを防衛しなければならない」「ユーロ圏市場の信頼感は落ち着きを失った」「EMS条約は改定される必要」
チャールズ・プロッサー[NP-3.6 HDP +2.6 CHDP +0.0 RHDP +3.0 CRHDP +0.0]
・プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁(CNBCが伝える)「労働市場には失望している」「雇用状況には前向きな兆候もみられる」「経済には確率は低いが大きなリスクも」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「新興国は以前よりさらに重要な役割を明確に果たしている」「ユーロ圏には大きな財政問題があるが、それは構造改革の問題でもある」「ユーロ圏は危機を脱出するだろう」
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「誰もが恐れた感染リスクが実体化している」「基金はユーロ圏危機において裏側で役割を果たしている」
リチャード・フィッシャー[NP HDP +1.4 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「FRBは単独で米経済の悪化を正すことは出来ず、財政政策が役割を先導しなければならない」「財政赤字が中銀に圧力をかけている」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は売りが先行したものの、その後下げ渋った。欧州の主要な株価指数が堅調に推移し、時間外の米株価指数先物が100ドル超上昇すると、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から低金利の円が売られた。市場の一部で「22時30分発表の11月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比20万人増となる」との出所不明の噂が流れたことも、株高と円安につながった。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、米労働省が発表した11月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を下回った一方、失業率が予想より強い内容だったことが明らかになった。事前に期待値が高まっていた反動もあって、指標発表後には円の買い戻しが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=78円04銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=105円68銭前後まで値を上げたものの、そのあとはそれぞれ1ドル=77円77銭前後、1ユーロ=104円96銭前後まで下押しした。
・カナダドル円は頭が重かった。欧州株やダウ先物の上昇に伴う円売りカナダドル買いが出て一時1カナダドル=77円38銭前後まで上げたものの、その後失速。カナダ統計局が発表した11月カナダ雇用統計が予想より弱い内容となったことを受け、全般カナダドル売りが進んだ流れに沿った。一時76円台後半まで下げた。
・ユーロドルは欧州株相場の上昇を受け投資家のリスク志向が改善するとの見方からユーロ買いドル売りが先行。「欧州中央銀行(ECB)は国際通貨基金(IMF)を通じて1000-2000億ユーロを融資する可能性がある」との一部報道が伝わると、欧州の債務問題が解決に向け進展するとの期待からユーロ買いが活発化した。前日の高値1ユーロ=1.3522ドル前後を上抜けてストップロスを誘発し、一時1.3550ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、11月米雇用統計発表に株価が伸び悩むと、1.34ドル台後半まで押し戻された。
デーヴィッド・キャメロン[NP HDP -1.8 CHDP -0.6 RHDP -1.8 CRHDP -0.6]
・キャメロン英首相(サルコジ仏大統領との会談後)「サルコジ仏大統領との会談は非常によいものとなった」「英国はユーロ圏危機の解決を支援したい」「英国はいかなるEU条約の変更にも重大な関心がある」
リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.1 RHDP +2.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「FRBが国家債務減少のため低金利融資を供給するという認識でさえ長期的な成長にリスクを引き起こす」
米政府関係[NP-5.0 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・クルーガー大統領経済諮問委員会(CEA)委員長「11月米雇用統計は経済が引き続き回復していることを示唆したが、失業者は依然として多すぎる」「米景気回復を強化する措置を取ることが極めて重要」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。欧州の取引時間帯にはスペインやフランスの国債入札を無事通過したことが明らかとなったほか、11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を上回ったことが欧米株価の下値を支え、低金利の円全体の重しとなった。半面、前週分の新規失業保険申請件数は予想より弱かったうえ、国際通貨基金(IMF)報道官の話として「世界経済の見通しはダウンサイドリスクが増している」と伝わったことでリスク回避的な円買いも散見され、総じて方向感が出なかった。市場では「明日に11月米雇用統計の発表を控えて持ち高を傾けにくい面があった」との声があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は若干弱含み。日本時間今晩に11月の米雇用統計の発表が予定されており商いは細り気味だったが、対ドルやユーロではポジション調整の円売りが見られ、円全般の上値を抑えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にやや売りが強まった。東京の市場参加者は11月米雇用統計を控えて様子見を決め込み動意が乏しかった。ただ、欧州勢が参入してくると、時間外の米株価指数先物が100ドル超の上昇となったことや、現物の欧州の株価指数が堅調に推移していることなどを手掛かりに低金利の円を売る動きが見られた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は売りが先行したものの、その後下げ渋った。欧州の主要な株価指数が堅調に推移し、時間外の米株価指数先物が100ドル超上昇すると、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から低金利の円が売られた。市場の一部で「22時30分発表の11月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比20万人増となる」との出所不明の噂が流れたことも、株高と円安につながった。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、米労働省が発表した11月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を下回った一方、失業率が予想より強い内容だったことが明らかになった。事前に期待値が高まっていた反動もあって、指標発表後には円の買い戻しが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=78円04銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=105円68銭前後まで値を上げたものの、そのあとはそれぞれ1ドル=77円77銭前後、1ユーロ=104円96銭前後まで下押しした。
・カナダドル円は頭が重かった。欧州株やダウ先物の上昇に伴う円売りカナダドル買いが出て一時1カナダドル=77円38銭前後まで上げたものの、その後失速。カナダ統計局が発表した11月カナダ雇用統計が予想より弱い内容となったことを受け、全般カナダドル売りが進んだ流れに沿った。一時76円台後半まで下げた。
・ユーロドルは欧州株相場の上昇を受け投資家のリスク志向が改善するとの見方からユーロ買いドル売りが先行。「欧州中央銀行(ECB)は国際通貨基金(IMF)を通じて1000-2000億ユーロを融資する可能性がある」との一部報道が伝わると、欧州の債務問題が解決に向け進展するとの期待からユーロ買いが活発化した。前日の高値1ユーロ=1.3522ドル前後を上抜けてストップロスを誘発し、一時1.3550ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、11月米雇用統計発表に株価が伸び悩むと、1.34ドル台後半まで押し戻された。