2010年10月20日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.7 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP +0.1]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「ＦＲＢによる資産買い入れが経済を押し上げるとは思わない」
リチャード・フィッシャー[NP+3.4 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.0]
・フィッシャー･米ダラス連銀総裁「金価格の上昇の要因としてドルの下落がある」
エリザベス・デューク[NP HDP -0.7 CHDP +0.3 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・デューク米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事「11月のFOMCの動きはすでに決まったことではなく、現状やFOMCの会合で大きく変わリ得る」
ジョン・リプスキー[NP HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・リプスキー国際通貨基金（ＩＭＦ）筆頭副専務理事「円は実効為替レートでは適正に評価されている」「通貨調整は世界的なリバランスの役割を果たす」
ユルゲン・シュタルク[NP+4.6 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事（独新聞社とのインタビューで）「ECBは機能している市場の介入を避けなければならない」「過度に緩和的な金融政策はネガティブな効果がある可能性」
ユルゲン・シュタルク[NP+6.2 HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事（独新聞社とのインタビューで）「ＥＣＢは非標準的流動性供給策をすべて引き上げる前に、政策金利を引き上げることが出来るだろう」
イングランド銀行(BOE)[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・英中銀金融政策委員会議事要旨（10月6－7日分）「ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い取りプログラムの増額を主張し、センタンス委員が0.25％の利上げを主張」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
連邦準備制度理事会(FRB)[NP+5.4 HDP -0.4 CHDP +0.1 RHDP -0.2 CRHDP -0.3]
・米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は19日、9月の公定歩合議事録を公表した。ダラス連銀、カンザスシティー連銀の2地区連銀が0.25％の公定歩合の引き上げを主張した。
2010年10月20日のFX要人発言・ニュース
欧州連合(EU)[NP HDP -0.9 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・欧州連合（ＥＵ）財務相理事会は19日、ヘッジファンドとプライベートエクイティ投資会社に対する規制案を承認した。ＥＵ外のファンド運用会社についての規制を巡る対立が決着し法案成立に前進したという。
ユルゲン・シュタルク[NP-3.0 HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事「非標準的措置の終了にコミットメントはない」、「銀行の信用はさらに回復し、金融市場の正常化の明確な兆しが見られる」、「通貨戦争はまだないが、豊富な流動性供給が防衛的な対応策を引き出す可能性がある」
リチャード・フィッシャー[NP+4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.0]
・フィッシャー･米ダラス連銀総裁「第3四半期を過ぎれば、景気回復は徐々に加速すると見ている」、「第3四半期より後は緩やかに成長を予想」、「追加緩和の効果は完全に明確ではない」
ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.7 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP +0.1]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「ＦＲＢによる資産買い入れが経済を押し上げるとは思わない」
米政府関係[NP-4.8 HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
・米ホワイトハウス「連邦政府の当局者は水曜に会合を開き、フォークロージャー危機を議論する見通し」、「住宅市場の停滞の危険性や、広く経済に及ぼす影響について懸念している」
リチャード・フィッシャー[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP -0.1]・フィッシャー･米ダラス連銀総裁「伝統的な金融政策に戻るまでは時間がかかる」
リチャード・フィッシャー[NP+3.4 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.0]・フィッシャー･米ダラス連銀総裁「金価格の上昇の要因としてドルの下落がある」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP+5.4 HDP -0.4 CHDP +0.1 RHDP -0.2 CRHDP -0.3]
・米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は19日、9月の公定歩合議事録を公表した。ダラス連銀、カンザスシティー連銀の2地区連銀が0.25％の公定歩合の引き上げを主張した。
ナラヤナ・コチャラコタ[NP HDP +0.7 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP +0.1]・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「米国の雇用市場は日本よりは柔軟性がある」
リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.5 CRHDP +0.0]・フィッシャー･米ダラス連銀総裁「ドルは依然として世界の準備通貨」、「短期的なドルのトレンドについて懸念していない」、「ＦＲＢは追加の資産購入についてコミットしていない」
マーヴィン・キング[NP-4.8 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.0]
・キング英中銀総裁「ポンド安は英経済のバランス回復を支援」「金融政策は依然として有力な武器」
マーヴィン・キング[NP-3.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]・キング英中銀総裁「英国のインフレは上方にも下方にもリスクがあると見ている」、「英中銀の政策はインフレリスクとバランスをとらなければならない」
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・ニューヨーク連銀と米債券運用大手のＰＩＭＣＯがバンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）にモーゲージ担保証券（ＭＢＳ）の買い取りを要請したと、関係者の話しとして報じている。
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長は19日、米バージニア州フェアファックスで講演した。もっとも、経済見通しと金融政策については言及していない模様。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]・米ヤフーは19日、第3四半期決算を発表した。1株利益は0.29ドルと、市場予想の0.149ドルを上回った。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。欧州時間に中国人民銀行が1年物貸出金利と預金金利を0.25％引き上げると発表すると、金融引き締めが中国の景気・株価に重しとなり、リスクマネーのフローが細るとの見方から、ドルに対して欧州通貨やオセアニア通貨がポジション解消目的で売られ、円買い外貨売りが入った流れを引き継いだ。ダウ工業株30種平均が一時200ドルを超す下げ幅となり投資家のリスク回避姿勢が強まると、上昇に弾みが付いた。
一方、ドルに対しては下げ渋り。中国の金利引き上げを受けて全般的にドル買いが広がると円売りドル買いに押された。ただ、下値では国内輸出企業からと見られる円買い注文が厚かったほか、米10年物国債利回りが低下し日米金利差の縮小が意識されたことも円の支えとなり、下値を切り上げた。
エリザベス・デューク[NP HDP -0.7 CHDP +0.3 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・デューク米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事「コミュニケーション戦略が市場の期待を方向付ける上でもっとも強力な手段のひとつとなる」（経済や政策見通しについて言及せず）
アラン・ボラード[NP HDP -2.2 CHDP +0.2 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・ボラードＮＺ準備銀行（中央銀行、ＲＢＮＺ）総裁「NZドルは商品価格によって支えられている」
エリザベス・デューク[NP HDP -0.7 CHDP +0.3 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]・デューク米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事「11月のFOMCの動きはすでに決まったことではなく、現状やFOMCの会合で大きく変わリ得る」
アラン・ボラード[NP+5.6 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -0.4 CRHDP +0.3]・ボラードＮＺ準備銀行（中央銀行、ＲＢＮＺ）総裁「NZの金利は依然として景気刺激的」「NZの金利に関する市場の期待は理不尽でない」
西村清彦[NP-4.4 HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
・西村日銀副総裁「円高が消費者物価を下振れさせるリスクがあり、マインド悪化を通じた景気の下振れ要因となる」
西村清彦[NP HDP -1.6 CHDP -0.2 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]・西村日銀副総裁「米国経済の低成長が長引く蓋然性が高まっている」「先行きについては適時適切な政策で対応する」
ジョン・リプスキー[NP HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・リプスキー国際通貨基金（ＩＭＦ）筆頭副専務理事「中国の金利引き上げを歓迎」
ジョン・リプスキー[NP HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]・リプスキー国際通貨基金（ＩＭＦ）筆頭副専務理事「円は実効為替レートでは適正に評価されている」「通貨調整は世界的なリバランスの役割を果たす」
ユルゲン・シュタルク[NP+4.6 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP -0.1]・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事（独新聞社とのインタビューで）「ECBは機能している市場の介入を避けなければならない」「過度に緩和的な金融政策はネガティブな効果がある可能性」
日本政府関係[NP HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.1]
・財務省幹部は20日、野田財務相とリプスキー国際通貨基金（ＩＭＦ）筆頭副専務理事の会談で、為替の話が出なかったことを明らかにした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が限られた。中国が19日に金融引き締めを行ったことや、19日の米国株が下落したことなどを受けてリスクポジションを解消する動きが進むとの見方から、調達通貨の円が一時買われた。20日の日本株や中国株への警戒感も円買いを促した。対ドルやユーロでは国内輸出企業の円買いが入ったとの指摘もあった。しかし、日本株が安く寄り付いた後は下値が限られた上、中国株も底堅く推移しているため、リスク許容度の低下に歯止めがかかり、徐々に円売りに押し下げられている。
日本政府関係[NP HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.1]・福山哲郎官房副長官「為替介入に対する菅首相のポジションは変わらない」「通貨安競争で、各国が保護主義的傾向になることを懸念」
西村清彦[NP-4.4 HDP -1.8 CHDP -0.2 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]・西村日銀副総裁「円高はボディーブローのように効いてくる」「（中国の利上げについて）過熱を防ぎ安定成長をもたらす点では良いが、市場が神経質になっているので注視する」
ユルゲン・シュタルク[NP+6.2 HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事（独新聞社とのインタビューで）「ＥＣＢは非標準的流動性供給策をすべて引き上げる前に、政策金利を引き上げることが出来るだろう」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・タイ中銀は20日、政策金利の１日物のレポレートを1.75％に据え置くことを決めたと発表した。
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP HDP -2.4 CHDP -0.3 RHDP -2.4 CRHDP -0.3]
・バローゾ欧州連合（ＥＵ）委員長「EUには永続的な危機解決メカニズムが必要」
ヴィトル・コンスタンシオ[NP HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・コンスタンシオ欧州中央銀行（ＥＣＢ）副総裁「財政規律はより厳しくする必要」
イングランド銀行(BOE)[NP-2.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]
・英中銀金融政策委員会議事要旨（10月6－7日分）「0.50％の政策金利と、2000億ポンドの資産買い入れプログラムの規模の据え置きを7対1対1で決定」
イングランド銀行(BOE)[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP +0.3]・英中銀金融政策委員会議事要旨（10月6－7日分）「ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い取りプログラムの増額を主張し、センタンス委員が0.25％の利上げを主張」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。上海総合指数が持ち直したことや、後場の日本株が下げ渋ったことなどを背景に円売りが出た。欧州勢参入後は対ユーロでやや円売りが目立ったが、同時にドルに対して円が散発的に買われたこともあり、円売りが他通貨に波及する展開にはなっていない。
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事「予算の調査には信頼できる統計が必要」
中国政府関係[NP HDP +1.4 CHDP -0.1 RHDP +1.8 CRHDP +0.1]
・中国国家外為管理局（ＳＡＦＥ）は20日、「外貨準備の管理・運用を改善する」、「人民元の資本勘定での交換性を促進する」、「異常な資金フローの監視を強化する」などと認識を示した。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]・モルガン・スタンレーは20日、第3四半期決算を発表した。継続事業ベース項目除く1株利益は0.23ドルと、市場予想平均の0.21ドルを若干上回った。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]・ＵＳバンコープは20日、第3四半期決算を発表し、1株利益は0.60ドルとなった。
ジョージ・オズボーン[NP HDP -0.6 CHDP +0.6 RHDP -0.6 CRHDP +0.6]
・オズボーン英財務相「銀行から持続的に、出来る限り税金を徴収するよう努める」
ユルゲン・シュタルク[NP HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]・欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュタルク専務理事「グローバリゼーションは不透明性を増している」
ジョージ・オズボーン[NP HDP -0.6 CHDP +0.6 RHDP -0.6 CRHDP +0.6]・オズボーン英財務相「省庁の予算削減の平均は4年間で19％になる見通し」
アンゲラ・メルケル[NP+4.6 HDP -0.4 CHDP +0.2 RHDP -0.4 CRHDP +0.2]
・メルケルドイツ首相「ドイツの今年の経済成長率は3％、もしくはそれ以上になる可能性がある」
アンゲラ・メルケル[NP-4.0 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]・メルケルドイツ首相「ユーロは今、ユーロ安定化策により守られていて、弱さを克服していない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]・20日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含み。前日に利上げを発表した中国の株価が上昇したことや、安く始まった欧州株価がプラス圏に浮上したことを背景に、ユーロなどに対して円売りが出た。
一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルが欧州通貨などに対して同時に売られた影響で、円・ドル相場の方向感は乏しかった。市場では「新規材料に乏しく、値動きは小幅にとどまった」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル＝81円台前半での狭いレンジでの値動きが続いた。
・ユーロ円は強含み。21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ＝112円67銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはイングランド銀行が発表した英金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨で、ポーゼンＭＰＣ委員が資産買い取りプログラムの拡大を主張していたことが明らかになると、ユーロポンドが急伸。これにつれる格好でユーロ買いドル売りが入り、21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ＝1.3873ドル前後まで値を上げた。英・独の株価指数が上昇に転じたことも買いを後押しした。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]・メルケルドイツ首相「為替の保護主義が最大の脅威かもしれない」、「ユーロ安定化メカニズムは2013年以降に延長できない」
FX相場に関係する主な重要人物
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| ベン・バーナンキ | マリオ・ドラギ | 白川方明 | マーヴィン・キング |
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為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調。欧州時間に中国人民銀行が1年物貸出金利と預金金利を0.25％引き上げると発表すると、金融引き締めが中国の景気・株価に重しとなり、リスクマネーのフローが細るとの見方から、ドルに対して欧州通貨やオセアニア通貨がポジション解消目的で売られ、円買い外貨売りが入った流れを引き継いだ。ダウ工業株30種平均が一時200ドルを超す下げ幅となり投資家のリスク回避姿勢が強まると、上昇に弾みが付いた。
一方、ドルに対しては下げ渋り。中国の金利引き上げを受けて全般的にドル買いが広がると円売りドル買いに押された。ただ、下値では国内輸出企業からと見られる円買い注文が厚かったほか、米10年物国債利回りが低下し日米金利差の縮小が意識されたことも円の支えとなり、下値を切り上げた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が限られた。中国が19日に金融引き締めを行ったことや、19日の米国株が下落したことなどを受けてリスクポジションを解消する動きが進むとの見方から、調達通貨の円が一時買われた。20日の日本株や中国株への警戒感も円買いを促した。対ドルやユーロでは国内輸出企業の円買いが入ったとの指摘もあった。しかし、日本株が安く寄り付いた後は下値が限られた上、中国株も底堅く推移しているため、リスク許容度の低下に歯止めがかかり、徐々に円売りに押し下げられている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。上海総合指数が持ち直したことや、後場の日本株が下げ渋ったことなどを背景に円売りが出た。欧州勢参入後は対ユーロでやや円売りが目立ったが、同時にドルに対して円が散発的に買われたこともあり、円売りが他通貨に波及する展開にはなっていない。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含み。前日に利上げを発表した中国の株価が上昇したことや、安く始まった欧州株価がプラス圏に浮上したことを背景に、ユーロなどに対して円売りが出た。
一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルが欧州通貨などに対して同時に売られた影響で、円・ドル相場の方向感は乏しかった。市場では「新規材料に乏しく、値動きは小幅にとどまった」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル＝81円台前半での狭いレンジでの値動きが続いた。
・ユーロ円は強含み。21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ＝112円67銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはイングランド銀行が発表した英金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨で、ポーゼンＭＰＣ委員が資産買い取りプログラムの拡大を主張していたことが明らかになると、ユーロポンドが急伸。これにつれる格好でユーロ買いドル売りが入り、21時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ＝1.3873ドル前後まで値を上げた。英・独の株価指数が上昇に転じたことも買いを後押しした。