2011年3月14日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ユーロ圏首脳は12日、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の貸出可能額を2500億ユーロから当初の4400億ユーロに増額することで合意する方針を明らかにした。また、EFSFによるユーロ圏政府債の購入を許可することで合意するほか、ギリシャへの貸出金利を引き下げ、返済期間を拡大することで合意するという。なお、最終的な合意は3月24-25日の欧州連合(EU)首脳会議で行われる予定だ。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・円は買い優位。ドル円は81.23円、ポンド円は130.54円、NZドル円は60.15円、豪ドル円は82.08円まで下落した。市場では「東北地方太平洋沖地震を受け、日本の保険会社が保険金支払いのため対外資産引き揚げ(リパトリエーション)を行うとの思惑から円買いが入りやすい」との声が聞かれたほか、国内勢から外貨の買い持ち高を解消する動きが広がっているようだ。
日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.2]
・日銀は14日、7兆円の共通担保資金供給オペを即日実施したと発表した。
日本銀行(日銀)関係[NP-6.4 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.4]
・日銀は14日、5兆円の共通担保資金供給オペを追加し、即日実施したと発表した。
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.4]
・日経新聞が報じたところによると、日銀は一段の金融緩和を協議する方針だという。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・NHKは14日、東京電力福島第1原発3号機で爆発音があったと報じた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、災害による日本経済への影響は当初の予想より大きい、との見解を示したと伝えられた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、神戸の地震後のように円が上昇する可能性がある、との見解を示したと伝えられた。
日本銀行(日銀)関係[NP-7.8 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・日銀は14日、3兆円の共通担保資金供給オペを追加し即日実施したと発表した。本日3回目となり総額15兆円となった。
日本銀行(日銀)関係[NP-6.4 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・日銀は14日に開いた金融政策決定会合で、資産買い入れ額を5兆円から10兆円に拡充した。
白川方明[NP-4.6 HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
・白川方明日銀総裁「資産買い入れ基金の増額は、金融緩和を一段と強化するため」
白川方明[NP-5.6 HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「リスク回避姿勢と不安心理の高まりの悪影響を回避し、投資家のリスク姿勢に好影響を与えることを期待」「景気の先行きは不確実性が大きい」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・福島第一原発の2号機で、燃料棒が全て露出している可能性があると伝えられている。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
日本銀行(日銀)関係[NP-6.4 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.4]
・日銀は14日、5兆円の共通担保資金供給オペを追加し、即日実施したと発表した。
2011年3月14日のFX要人発言・ニュース
欧州金融安定ファシリティ(EFSF)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ユーロ圏首脳は12日、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の貸出可能額を2500億ユーロから当初の4400億ユーロに増額することで合意する方針を明らかにした。また、EFSFによるユーロ圏政府債の購入を許可することで合意するほか、ギリシャへの貸出金利を引き下げ、返済期間を拡大することで合意するという。なお、最終的な合意は3月24-25日の欧州連合(EU)首脳会議で行われる予定だ。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・円は買い優位。ドル円は81.23円、ポンド円は130.54円、NZドル円は60.15円、豪ドル円は82.08円まで下落した。市場では「東北地方太平洋沖地震を受け、日本の保険会社が保険金支払いのため対外資産引き揚げ(リパトリエーション)を行うとの思惑から円買いが入りやすい」との声が聞かれたほか、国内勢から外貨の買い持ち高を解消する動きが広がっているようだ。
日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・財務省幹部は「為替について必要に応じて断固たる措置をとる姿勢は変わらない」との認識を示した。
野田佳彦[NP HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
・野田佳彦財務相「現在は為替、株、債券市場を注視する段階」
日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.2]
・日銀は14日、7兆円の共通担保資金供給オペを即日実施したと発表した。
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・菅直人首相「計画停電は国民生活への悪影響が出る恐れがあり、全力を挙げている」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
・米財務省報道官は日本の地震の津波による市場の影響を注視しているとの認識を示した。
日本銀行(日銀)関係[NP-6.4 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.4]
・日銀は14日、5兆円の共通担保資金供給オペを追加し、即日実施したと発表した。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・与謝野馨・経済財政担当相「株価の下落は予想された」「日本は為替市場の動向を注視する」「日本の経済ファンダメンタルズは依然として強い」
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP -0.4]
・日経新聞が報じたところによると、日銀は一段の金融緩和を協議する方針だという。
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・枝野幸男官房長官「計画停電はそう遠くない時期に実施せざるを得ない」
温家宝[NP+5.6 HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.1]
・温家宝中国首相「より速い経済成長はインフレ圧力を増大させる」「中国は経済のリバランスのため再編を進めなければならない」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・NHKは14日、東京電力福島第1原発3号機で爆発音があったと報じた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、災害による日本経済への影響は当初の予想より大きい、との見解を示したと伝えられた。
温家宝[NP HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.1 CRHDP +0.1]
・温家宝中国首相「中国は市場の供給と需要に基づいた人民元の柔軟性を高めていく」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、神戸の地震後のように円が上昇する可能性がある、との見解を示したと伝えられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。東北地方太平洋沖地震を受け、週明けの日本株が急落し投資家がリスクポジションを閉じる動きを強めるとの見方から、円売り外貨買いポジションを解消する動きが先行した。市場参加者からは「個人の証拠金取引からの売りが膨らんだようだ」との声が聞かれた。損失覚悟の円買い注文を巻き込み、円は上値を伸ばした。日本の保険会社が保険金支払いのため対外資産引き揚げ(リパトリエーション)を行うとの思惑から円を買う動きも見られた。
ただ、政府・日銀の円売り介入への警戒感から戻りを売る動きが出て、円は急速に上値を切り下げた。仲値決済に向けて円売りドル買いが出たことも円全体を押し下げた。日銀が14日、総額12兆円の共通担保資金供給オペを即日実施すると発表したことも、投資家のリスク回避姿勢を若干後退させて、円の戻り売りを誘ったようだ。
「商いが薄くなっていたため値動きが荒くなった」との声が市場参加者からは聞かれた。
野田佳彦財務相は14日、「現在は為替、株、債券市場を注視する段階」などと述べたほか、与謝野馨・経済財政担当相は14日午前、「日本は為替市場の動向を注視する」「日本のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は依然として強い」などと発言したと伝わっている。
日本銀行(日銀)関係[NP-7.8 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.1]
・日銀は14日、3兆円の共通担保資金供給オペを追加し即日実施したと発表した。本日3回目となり総額15兆円となった。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・日銀は14日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表した。
日本銀行(日銀)関係[NP-6.4 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・日銀は14日に開いた金融政策決定会合で、資産買い入れ額を5兆円から10兆円に拡充した。
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP -0.3]
・日銀金融緩和の強化について
1.東北地方太平洋沖地宸の発生後、日本銀行は、金融市場および金融機関の業務遂行への影響を把握するとともに、金融機能の維持および資金決済の円滑を確保するために、万全の措置を講じてきている。また、適切な金融市場調節の実施を通じて弾力的な資金供給を行っている。
2.わが国の景気は、改善テンポの鈍化した状態から脱しつつある。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、下落幅が縮小を続けている。先行きの中心的な見通しとしては、わが国経済は、緩やかな回復経路に復していくという判断を維持した。消費者物価の前年比は、当面、小幅のプラスに転じていくと考えられる。もっとも、今回の地震によって、わが国は、地理的にも広範囲な被害を受けており、当面、生産活動の低下が見込まれるほか、企業や家計のマインドの悪化も懸念される。
3.以上のような情勢認識のもと、日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、以下の措置を実施し、金融緩和を一段と強化することを決定した。
(1)当面の金融市場調節方針
次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとする(全員―致)。こうした調節方針のもとで、金融市場における需要を十分満たす潤沢な資金供給を行い、金融市場の安定確保に万全を期していく。
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0~0.1%程度で推移するよう促す。
(2)資産買入等の基金
企業マインドの悪化や金融市場におけるリスク回避姿勢の高まりが実体経済に悪影響を与えることを未然に防止する観点から、リスク性資産を中心に資産買入等の基金を5兆円程度増額し、40兆円程度とする。
増額分の買入対象資産ごとの内訳は、以下のとおりとし、2012年6月末を目途に増額を完了する。ただし、指数達動型上場投資信託、不動崖投資信託については、日銀法上の認可取得を粂件とする。
長期国債 :0.5兆円程度
国庫短期鉦券:1.0兆円程度
CP等 :1.5兆円程度
社債等 :1.5兆円程度
指数達動型上場投資信託:0.45兆円程度(認可取得を条件とする)
不動産投資信託:0.05兆円程度(同上)
4.日本銀行は、日本経済がデフレから説却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰するために、包括的な金融緩和政策を通じた強力な金融緩和の推進、金融市場の安定確保、成長基盤強化の支援という3つの措置を通じて、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていく。日本銀行は、引き続き、先行きの経済・物価動向を注意深く点検したうえで、必要と判断される場合には、適切な措置を講じていく方針である。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、日本国債市場は今後も赤字財政をファイナンスできるほか、日本経済は地震のショックを吸収できるとの見解を示したと伝えた。
野田佳彦[NP-6.0 HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.3]
・野田佳彦財務相「(日銀の対応に関して)地震を受けた理にかなった措置」「流動性供給など万全を期すことを期待」
野田佳彦[NP HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.3]
・野田佳彦財務相「金融市場ではリスク回避の動きが出かねない」「今後どうなるか引き続き注視」「(震災支援の臨時増税案に関して)具体的に検討してない」
白川方明[NP-4.6 HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP +0.2]
・白川方明日銀総裁「資産買い入れ基金の増額は、金融緩和を一段と強化するため」
白川方明[NP-5.6 HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「リスク回避姿勢と不安心理の高まりの悪影響を回避し、投資家のリスク姿勢に好影響を与えることを期待」「景気の先行きは不確実性が大きい」
白川方明[NP-4.2 HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「今後も経済・物価動向を見て適切な措置を判断する」「被災地への現金郵送は万全の態勢で一切心配ない」
日本政府関係[NP HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・五十嵐財務副大臣「(増税について)政府としてまだ検討しているわけではない」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は14日、日本の格付けに地震による差し迫った影響はないとの見解を示したと伝えられた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。後場に入り、日銀の金融政策決定会合の結果発表待ちのムードが広がり値動きが細った。日銀は14日、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表。同時に資産買い入れ基金を5兆円増額することを発表した。もっとも、日経新聞が「日銀は一段の金融緩和を協議する方針だ」と報じていたこともあって、反応は薄かった。
その後、欧州勢が参入してくると、時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことや、14日のドイツ株式指数(DAX)が寄付きから軟調に推移していることなどを背景に、リスクポジション解消目的で円買いが入った。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.1 CHDP +0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.2]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「欧州連合(EU)にはユーロ圏の安定化に向けた全体的なコミットがある」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
・ショイブレ独財務相「G20は日本の地震の経済への影響を査定」「EUは、ユーロ圏の信頼感回復に向けた軌道に乗っている」「EU各国は、自国の資金調達に依然責任がある」
スウェーデン政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ノルウェー銀行管理局は「スウェーデン政府が提案した金融機関に対する規制の強化を支援する」と表明。スウェーデン政府同様、国内金融機関に対して自己資本比率を12-15%に引き上げる可能性を示唆した。ノルウェー政府関係者によると、銀行に対する規制強化は、国内の住宅バブルを避けるために必要な措置であるという。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・福島第一原発の2号機で、燃料棒が全て露出している可能性があると伝えられている。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・14日、アイルランドとドイツの10年物国債の利回りスプレッドが630bpに縮小したと伝えた。
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・ウェーバー独連銀総裁「EUの発行市場での債券購入は許容できる手段」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・ウェーバー独連銀総裁「秩序だったソブリン債の再編は極端なケースにおいては実施が可能」
アクセル・ウェーバー[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・ウェーバー独連銀総裁「債券の買い戻しはモラルハザードを作りだす」「無秩序なソブリン債の破たんは避けなければならない」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは14日、日本の財政および法人に対する格付けへの影響は限定的となるとの見解を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は強含み。時間外の米株価指数先物の下落や欧州株安を背景に、リスクポジション解消目的で円買い外貨売りが入った。市場では「東日本巨大地震を受けて、国内投資家が外貨資産を円に戻すとの思惑から円買いが入りやすい」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は上値が重い。株安に伴うクロス円の売りが相場の重しとなり、1ドル=81円72-75銭まで下押しした。米長期金利が低下し、日米金利差縮小への思惑から売りが出た面もあった。
・ユーロ円は一進一退。株安を受け円買いユーロ売りが入った半面、ユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが出たため方向感が出なかった。
・ユーロドルは下値が堅い。株価の下落を受けリスクポジションを閉じる目的でユーロ売りドル買いが先行。17時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.39046ドル前後と本日安値を付けた。ただ、ポンドドルが「欧州系の金融機関からの買いが入った」との指摘があり上昇すると、つれてユーロ買いドル売りが入り1.3979-82ドルまで戻す場面があった。なお、ポンドドルは一時1ポンド=1.6122ドル前後まで値を上げた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは14日、英国の格付け「AAA」を確認し、見通しは「安定的」とした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。東北地方太平洋沖地震を受け、週明けの日本株が急落し投資家がリスクポジションを閉じる動きを強めるとの見方から、円売り外貨買いポジションを解消する動きが先行した。市場参加者からは「個人の証拠金取引からの売りが膨らんだようだ」との声が聞かれた。損失覚悟の円買い注文を巻き込み、円は上値を伸ばした。日本の保険会社が保険金支払いのため対外資産引き揚げ(リパトリエーション)を行うとの思惑から円を買う動きも見られた。
ただ、政府・日銀の円売り介入への警戒感から戻りを売る動きが出て、円は急速に上値を切り下げた。仲値決済に向けて円売りドル買いが出たことも円全体を押し下げた。日銀が14日、総額12兆円の共通担保資金供給オペを即日実施すると発表したことも、投資家のリスク回避姿勢を若干後退させて、円の戻り売りを誘ったようだ。
「商いが薄くなっていたため値動きが荒くなった」との声が市場参加者からは聞かれた。
野田佳彦財務相は14日、「現在は為替、株、債券市場を注視する段階」などと述べたほか、与謝野馨・経済財政担当相は14日午前、「日本は為替市場の動向を注視する」「日本のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は依然として強い」などと発言したと伝わっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。後場に入り、日銀の金融政策決定会合の結果発表待ちのムードが広がり値動きが細った。日銀は14日、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0-0.1%のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表。同時に資産買い入れ基金を5兆円増額することを発表した。もっとも、日経新聞が「日銀は一段の金融緩和を協議する方針だ」と報じていたこともあって、反応は薄かった。
その後、欧州勢が参入してくると、時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことや、14日のドイツ株式指数(DAX)が寄付きから軟調に推移していることなどを背景に、リスクポジション解消目的で円買いが入った。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は強含み。時間外の米株価指数先物の下落や欧州株安を背景に、リスクポジション解消目的で円買い外貨売りが入った。市場では「東日本巨大地震を受けて、国内投資家が外貨資産を円に戻すとの思惑から円買いが入りやすい」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は上値が重い。株安に伴うクロス円の売りが相場の重しとなり、1ドル=81円72-75銭まで下押しした。米長期金利が低下し、日米金利差縮小への思惑から売りが出た面もあった。
・ユーロ円は一進一退。株安を受け円買いユーロ売りが入った半面、ユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが出たため方向感が出なかった。
・ユーロドルは下値が堅い。株価の下落を受けリスクポジションを閉じる目的でユーロ売りドル買いが先行。17時30分過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.39046ドル前後と本日安値を付けた。ただ、ポンドドルが「欧州系の金融機関からの買いが入った」との指摘があり上昇すると、つれてユーロ買いドル売りが入り1.3979-82ドルまで戻す場面があった。なお、ポンドドルは一時1ポンド=1.6122ドル前後まで値を上げた。