2011年3月31日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
バラク・オバマ[NP HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「米国は石油輸入を今後10年で3分の1まで減らしたい」「原子力エネルギーは重要な潜在力を持っている」
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+6.4 HDP +1.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.1]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは段階的に金利を引き上げる」
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.3 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.0]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBは政策金利を短期間で1%に向けて引き上げる必要」
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.3 CHDP +0.0 RHDP +3.9 CRHDP +0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「低金利は資産バブルやインフレリスクを増大させる」「世界経済の不均衡の新たな兆しやインフレ傾向が存在する」
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.4 CHDP +0.1 RHDP +4.2 CRHDP +0.3]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBの政策は商品価格の上昇に寄与」
トーマス・ホーニグ[NP+6.6 HDP +3.4 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP +0.0]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「米政策金利の中立的な水準は恐らく2%超」
ジェームズ・ブラード[NP+5.0 HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.4]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「金融政策の正常化は2011年の主要議題」「出口戦略に関する議論が、今年は再燃するだろう」「FRBは世界の不確実性が解消されることを待たずに金融政策の正常化を開始する可能性がある」
日本政府関係[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・財務省は31日、2月25日-3月29日の間に外国為替市場で6カ月ぶりに為替介入を実施したことを明らかにした。介入額は6925億円となった。
ナウト・ウェリンク[NP+5.4 HDP +0.8 CHDP +0.1 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
・オランダ中銀のウェリンク総裁「ドイツのインフレ上昇は現行の政策金利がドイツ経済にとって低すぎることを示唆」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)報道官は31日、ポルトガルから金融支援の要請はないとの見解を示した。また、ポルトガルは困難な状況に直面しているほか、スペインのファンダメンタルズは正しい方向に向かっているなどとした。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ジェームズ・ブラード[NP+5.0 HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.4]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「金融政策の正常化は2011年の主要議題」「出口戦略に関する議論が、今年は再燃するだろう」「FRBは世界の不確実性が解消されることを待たずに金融政策の正常化を開始する可能性がある」
2011年3月31日のFX要人発言・ニュース
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.1]
・米連邦準備理事会(FRB)は30日、ニューヨーク連銀を通じて69億8800万ドルの国債を買い入れた。
バラク・オバマ[NP HDP -1.4 CHDP +0.1 RHDP -2.5 CRHDP -0.3]
・オバマ米大統領「米国は石油輸入を今後10年で3分の1まで減らしたい」「原子力エネルギーは重要な潜在力を持っている」
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+6.4 HDP +1.1 CHDP +0.1 RHDP +2.3 CRHDP +0.1]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ECBは段階的に金利を引き上げる」
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
・米財務省は30日、ガイトナー米財務長官が31日に南京でトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁、王岐山中国副首相、周小川・中国人民銀行総裁と会談すると発表した。また、ラガルド仏経済財務雇用相が主催する朝食会に出席するという。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
・米財務省によると、7年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが2.895%、応札倍率(カバー)が2.79倍となった。
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.3 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.0]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBは政策金利を短期間で1%に向けて引き上げる必要」
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.3 CHDP +0.0 RHDP +3.9 CRHDP +0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「低金利は資産バブルやインフレリスクを増大させる」「世界経済の不均衡の新たな兆しやインフレ傾向が存在する」
トーマス・ホーニグ[NP+6.4 HDP +3.4 CHDP +0.1 RHDP +4.2 CRHDP +0.3]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FRBの政策は商品価格の上昇に寄与」
アイルランド政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・アイルランド銀行の話として報じたところによると、ストレステストで50億ユーロ程度必要となるという。
トーマス・ホーニグ[NP+5.4 HDP +3.4 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP +0.1]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「金融政策の引き締めを主張しているのではなく、危機のない政策を主張している」
トーマス・ホーニグ[NP+6.6 HDP +3.4 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP +0.0]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「米政策金利の中立的な水準は恐らく2%超」
ジェームズ・ブラード[NP+5.0 HDP -0.2 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.4]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「金融政策の正常化は2011年の主要議題」「出口戦略に関する議論が、今年は再燃するだろう」「FRBは世界の不確実性が解消されることを待たずに金融政策の正常化を開始する可能性がある」
ジェフリー・ラッカー[NP HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +2.8 CRHDP +0.0]
・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「金融規制法はFRBの裁量融資力を制限する」
ジェームズ・ブラード[NP+5.4 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「米国が一段と標準の金融政策に回帰するとき」「2011年の米国の成長は非常に良い可能性」
ジェームズ・ブラード[NP-4.0 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・ブラード・セントルイス連銀総裁「QE2の短縮についてFOMCでコンセンサスはなく、短縮が実施されない可能性が高い」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小高い。ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事が「ECBは段階的に金利を引き上げる」などと述べたと伝わり、ECBの利上げサイクル開始が示唆されたとしてユーロ高・ドル安が進むと、つれる形で円買いドル売りが小幅に入った。ただ、米国の各地区連銀総裁から金融緩和の出口についての言及が相次ぎ、米国が早期の金融政策正常化に踏み切るとの思惑がくすぶるなかで上値は限られた。
一方、円はドル以外の通貨に対してもみ合い。新規の取引材料に乏しく、持ち高調整目的の小口取引に終始した。米国株式市場は上げ幅を拡大したものの、前日の海外市場から円の売り持ち高が膨らんでいることもあり、低金利の円をさらに売る動きは見られなかった。
中国人民銀行関係[NP HDP +2.4 CHDP +0.0 RHDP +4.9 CRHDP +0.0]
・中国人民銀行高官の話として「ドルの急落は望んでいない」「国際金融システムの改革は段階的に実施すべきである」と伝えた。
中国政府関係[NP-4.0 HDP +1.9 CHDP -0.1 RHDP +3.3 CRHDP +0.0]
・王岐山中国副首相「世界経済の回復には不透明要因が強い」「日本の震災とユーロ圏の危機が不透明感を強めている」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領(G20セミナーで)「為替レートのボラティリティは不安の源である」「ボラティリティが通貨制度の限界を示している」
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +1.0 CRHDP -0.2]
・ガイトナー米財務長官「主要国の通貨はSDRのバスケットに含まれるべき」「国際通貨システムにとって、為替政策の不一致こそが最大の問題」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領(G20セミナーで)「介入が通貨システムにとって不可欠なセーフガードであることを円相場は示した」「為替問題ではG7よりも拡大した議論の場が必要」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。仲値決済では「ドルが大きく不足する」との思惑から円売りドル買いが先行したものの、仲値後は年度末を迎えた国内輸出企業による円買いドル売りが膨らみ持ち直した。高く始まった日経平均が失速したことも円の下値を支えた。
韓国政府関係[NP-5.6 HDP -6.6 CHDP +0.0 RHDP -6.5 CRHDP +0.0]
・韓国為替当局は31日、ウォン高抑制のためにドル買いウォン売り介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「人民元を国際通貨基金(IMF)のSDR(特別引出権)に加えるべき」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・31日のポルトガル2年物国債利回りは上昇。2006年以来で初めて同10年物国債利回りを上抜けたと伝えられた。
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・スイスのUBSの建物で爆弾が爆発し、2人が負傷したという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感に乏しかった。年度末を迎えた国内輸出企業による円買いが入る半面、日本株相場の上昇に伴う円売り外貨買いが出たため相場は方向感が出なかった。
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.3 CHDP +0.0 RHDP +3.9 CRHDP +0.0]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁(G20セミナーで)「人民元のSDR(特別引出権)組み入れは議論の価値がある」
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・台湾中銀は31日、政策金利を1.750%に引き上げると発表した。
クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.2 CHDP +0.2 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「世界的な為替システムの改革の必要性に関して合意した」「通貨戦争を避けるために調整が必要」
周小川[NP HDP +1.9 CHDP +0.0 RHDP +1.9 CRHDP +0.0]
・周小川・中国人民銀行総裁「人民元はアジアで既に受け入れられているが、世界的に受け入れられるには時間が必要」
日本政府関係[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・財務省は31日、2月25日-3月29日の間に外国為替市場で6カ月ぶりに為替介入を実施したことを明らかにした。介入額は6925億円となった。
デビッド・マイルズ[NP+3.0 HDP -1.5 CHDP +0.2 RHDP -1.5 CRHDP +0.2]
・マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員「住宅市場の活力低下は一時的なものだろう」
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は31日、ギリシャの銀行4行の格付けを「B+」」に引き下げたと発表。「ウォッチ・ネガティブ」で維持するとした。
ポルトガル政府関係[NP HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
・ポルトガル国立統計院(INE)は31日、2010年の同国財政赤字は対GDP比で8.6%と09年の10%から縮小したと発表した。政府は目標は7.3%だった。なお、11年見通しは4.6%。
ナウト・ウェリンク[NP+5.4 HDP +0.7 CHDP +0.2 RHDP +0.7 CRHDP +0.2]
・オランダ中銀のウェリンク総裁「非常に緩和的な金融政策は限度に達しており、世界的なインフレが増大している」
ナウト・ウェリンク[NP+5.4 HDP +0.8 CHDP +0.1 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
・オランダ中銀のウェリンク総裁「ドイツのインフレ上昇は現行の政策金利がドイツ経済にとって低すぎることを示唆」
フェルナンド・ドスサントス[NP HDP -0.4 CHDP +1.3 RHDP -0.4 CRHDP +1.3]
・ドスサントス・ポルトガル財務相「欧州連合(EU)統計局と2010年財政赤字の計算方法の変更について協議」
フェルナンド・ドスサントス[NP HDP -0.4 CHDP +1.3 RHDP -0.4 CRHDP +1.3]
・ドスサントス・ポルトガル財務相「ポルトガルは1週間前より悪い状況にある」「政府には救済を要請する正当性がない」
ナウト・ウェリンク[NP HDP +0.8 CHDP +0.1 RHDP +0.8 CRHDP +0.1]
・オランダ中銀のウェリンク総裁「欧州債務危機を阻止する新たなルールは弱過ぎる」「欧州安定メカニズム(ECM)は十分でない」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
・メルケルドイツ首相「われわれは金融サービスセクターの帰省について依然として全てを達成していない」「銀行セクターの大きすぎて潰せない問題を解決する必要」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.0 CRHDP +0.1]
・31日、関係筋の話として「欧州中央銀行(ECB)は本日、アイルランドの銀行支援に向けた新たな流動性措置を発表しないだろう」と報じた。また、「ECB内で新たな流動性措置に関して不一致がある」とした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで下落。独雇用指標やユーロ圏の物価指数が予想よりも強い結果だったことを受けて円売りユーロ買いが出た。
一方、対ポンドでは売り先行後は買い戻し。「四半期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んでポンドドルに買いが入るとの思惑から、先回りしてポンド買いドル売りを進めた参加者がいた」との指摘があり、つれる格好で円売りポンド買いが出た。しかし、強い独・ユーロ圏の経済指標を受けてユーロポンドの買いが強まると円買いポンド売りが進み値を戻した。
円はその他通貨に対してはもみ合い。対ユーロでの円売りの影響を受ける場面があったものの、欧州株や時間外の米株価指数がさえない展開となっており、下値は限定的だった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=82円80銭前後でもみ合いが続いた。
・ユーロ円は19時過ぎに1ユーロ=117円90銭前後と2010年5月13日以来の高値まで上げた。
・ポンド円は買い先行後、売りに押し下げられた。ポンドドルが四半期末のフィキシングに絡んだ思惑から買われたことにつれて円売りポンド買いが先行したが、ユーロポンドの買いが強まると売りが優位になった。22時過ぎに1ポンド=132円48銭前後と本日安値を付けた。ポンドスイスフランの売りが加速していることも重しとなった。
・ユーロドルは伸び悩み。3月独雇用統計が予想より強い内容となったことや、欧州連合(EU)統計局が発表した3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が前年同月比2.6%上昇と市場予想平均を上回ったことなどを受けた買いで1ユーロ=1.4233ドル前後まで値を上げた。
ただ、関係筋の話として「欧州中央銀行(ECB)は本日、アイルランドの銀行支援に向けた新たな流動性措置を発表しないだろう」などと一部通信社が伝えると売りが出て1.42ドル台を割り込んでいる。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.1]
・米連邦準備理事会(FRB)は31日、金融危機時に連銀借り入れを利用した銀行を発表することを明らかにしたと伝えられた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)報道官は31日、ポルトガルから金融支援の要請はないとの見解を示した。また、ポルトガルは困難な状況に直面しているほか、スペインのファンダメンタルズは正しい方向に向かっているなどとした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小高い。ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事が「ECBは段階的に金利を引き上げる」などと述べたと伝わり、ECBの利上げサイクル開始が示唆されたとしてユーロ高・ドル安が進むと、つれる形で円買いドル売りが小幅に入った。ただ、米国の各地区連銀総裁から金融緩和の出口についての言及が相次ぎ、米国が早期の金融政策正常化に踏み切るとの思惑がくすぶるなかで上値は限られた。
一方、円はドル以外の通貨に対してもみ合い。新規の取引材料に乏しく、持ち高調整目的の小口取引に終始した。米国株式市場は上げ幅を拡大したものの、前日の海外市場から円の売り持ち高が膨らんでいることもあり、低金利の円をさらに売る動きは見られなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。仲値決済では「ドルが大きく不足する」との思惑から円売りドル買いが先行したものの、仲値後は年度末を迎えた国内輸出企業による円買いドル売りが膨らみ持ち直した。高く始まった日経平均が失速したことも円の下値を支えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感に乏しかった。年度末を迎えた国内輸出企業による円買いが入る半面、日本株相場の上昇に伴う円売り外貨買いが出たため相場は方向感が出なかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで下落。独雇用指標やユーロ圏の物価指数が予想よりも強い結果だったことを受けて円売りユーロ買いが出た。
一方、対ポンドでは売り先行後は買い戻し。「四半期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んでポンドドルに買いが入るとの思惑から、先回りしてポンド買いドル売りを進めた参加者がいた」との指摘があり、つれる格好で円売りポンド買いが出た。しかし、強い独・ユーロ圏の経済指標を受けてユーロポンドの買いが強まると円買いポンド売りが進み値を戻した。
円はその他通貨に対してはもみ合い。対ユーロでの円売りの影響を受ける場面があったものの、欧州株や時間外の米株価指数がさえない展開となっており、下値は限定的だった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=82円80銭前後でもみ合いが続いた。
・ユーロ円は19時過ぎに1ユーロ=117円90銭前後と2010年5月13日以来の高値まで上げた。
・ポンド円は買い先行後、売りに押し下げられた。ポンドドルが四半期末のフィキシングに絡んだ思惑から買われたことにつれて円売りポンド買いが先行したが、ユーロポンドの買いが強まると売りが優位になった。22時過ぎに1ポンド=132円48銭前後と本日安値を付けた。ポンドスイスフランの売りが加速していることも重しとなった。
・ユーロドルは伸び悩み。3月独雇用統計が予想より強い内容となったことや、欧州連合(EU)統計局が発表した3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が前年同月比2.6%上昇と市場予想平均を上回ったことなどを受けた買いで1ユーロ=1.4233ドル前後まで値を上げた。
ただ、関係筋の話として「欧州中央銀行(ECB)は本日、アイルランドの銀行支援に向けた新たな流動性措置を発表しないだろう」などと一部通信社が伝えると売りが出て1.42ドル台を割り込んでいる。