2011年4月2日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。英独の株価指数や時間外の米株価指数先物の上昇に伴い、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がるなか、日銀の金融緩和が長期化するとの思惑から円売りが先行した。米労働省が1日発表した3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比21万6000人増と市場予想平均の前月比19万人増より強かった。失業率も8.8%と市場予想平均の8.9%より強く、米労働市場の改善が示されたとして円売りドル買いが優勢に。プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁が「失業率が大きく低下する前に、緩和策を終了させる必要がある」などと語り、米金融引き締め観測が高まったことも材料視された。現物の米国株式相場が上げ幅を拡大したことも、円全体の押し下げ要因となった。
 その後、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁は「失業率は高過ぎる」「我々は成長について過剰に楽観的になりすぎてはならない」など米景気に慎重な認識を示した。また、「QE2は良い政策であると証明されており、景気刺激策を解除する根拠はない」「米連邦準備理事会(FRB)が全てのQE2を完了しなければ驚きだ」などと述べ、米国の金融政策正常化が早まるとの観測がやや後退すると、持ち高調整目的のドル売り・円買いが入った。ドル以外の通貨に対しても週末要因の円の買い戻しが散見され、下値がやや切り上がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=84円74銭前後と2010年9月24日以来の高値を更新した後、84円00銭前後を割り込む場面も見られた。
・ユーロ円は1ユーロ=119円80銭前後と2010年5月10日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは一転上昇。強い3月米雇用統計や米金融引き締め観測の高まりから、1ユーロ=1.4061ドル前後まで売りが先行した。ただ、その後は米国株高やダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言をきっかけに、一転買いが優勢となった。米雇用統計発表直前の水準である1.4150ドル前後や、前日高値の1.4233ドル前後を上抜け、3月22日以来の高値となる1.4246ドル前後まで大きく持ち直した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

トーマス・ホーニグ[NP+6.0 HDP +3.5 CHDP +0.1 RHDP +4.6 CRHDP +0.3]
・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FF金利を徐々に動かしはじめる必要がある」「6月以降の金利に関する考えは持っていない」「FRBによるQE2は不必要だった」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは1日、ポルトガルの格付けを「BBB-」に引き下げると発表した。また、見通しは「ウォッチ・ネガティブ」とし、格付けを「ジャンク級」引き下げる可能性があるという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-4.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.4]
・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事「非常に慎重な金融政策が依然必要」「スイスフラン高は輸出に悪影響を及ぼす」

2011年4月2日のFX要人発言・ニュース

トーマス・ホーニグ[NP+4.6 HDP +3.4 CHDP +0.0 RHDP +4.3 CRHDP +0.0]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「雇用者数が改善している」「賃金の改善が見られる」「雇用はポジティブな傾向が見られる」

トーマス・ホーニグ[NP+6.0 HDP +3.5 CHDP +0.1 RHDP +4.6 CRHDP +0.3]
トーマス・ホーニグ・ホーニグ・米カンザスシティー連銀総裁「FF金利を徐々に動かしはじめる必要がある」「6月以降の金利に関する考えは持っていない」「FRBによるQE2は不必要だった」

バラク・オバマ[NP+3.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米経済は底力を示唆しており、米雇用統計はよいニュース」「エネルギー政策は経済成長の重要な一部分」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは1日、ポルトガルの格付けを「BBB-」に引き下げると発表した。また、見通しは「ウォッチ・ネガティブ」とし、格付けを「ジャンク級」引き下げる可能性があるという。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-4.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.4]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事「非常に慎重な金融政策が依然必要」「スイスフラン高は輸出に悪影響を及ぼす」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-2.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事「インフレ見通しは抑制されている」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP+4.0 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -1.7 CRHDP +0.1]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事「SNBが金利を引き上げるかは他の中銀次第だろう」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・1日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。英独の株価指数や時間外の米株価指数先物の上昇に伴い、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がるなか、日銀の金融緩和が長期化するとの思惑から円売りが先行した。米労働省が1日発表した3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比21万6000人増と市場予想平均の前月比19万人増より強かった。失業率も8.8%と市場予想平均の8.9%より強く、米労働市場の改善が示されたとして円売りドル買いが優勢に。プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁が「失業率が大きく低下する前に、緩和策を終了させる必要がある」などと語り、米金融引き締め観測が高まったことも材料視された。現物の米国株式相場が上げ幅を拡大したことも、円全体の押し下げ要因となった。
 その後、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁は「失業率は高過ぎる」「我々は成長について過剰に楽観的になりすぎてはならない」など米景気に慎重な認識を示した。また、「QE2は良い政策であると証明されており、景気刺激策を解除する根拠はない」「米連邦準備理事会(FRB)が全てのQE2を完了しなければ驚きだ」などと述べ、米国の金融政策正常化が早まるとの観測がやや後退すると、持ち高調整目的のドル売り・円買いが入った。ドル以外の通貨に対しても週末要因の円の買い戻しが散見され、下値がやや切り上がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=84円74銭前後と2010年9月24日以来の高値を更新した後、84円00銭前後を割り込む場面も見られた。
・ユーロ円は1ユーロ=119円80銭前後と2010年5月10日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは一転上昇。強い3月米雇用統計や米金融引き締め観測の高まりから、1ユーロ=1.4061ドル前後まで売りが先行した。ただ、その後は米国株高やダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言をきっかけに、一転買いが優勢となった。米雇用統計発表直前の水準である1.4150ドル前後や、前日高値の1.4233ドル前後を上抜け、3月22日以来の高値となる1.4246ドル前後まで大きく持ち直した。

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