2011年5月27日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州委員会は26日、ユーロ圏財務相はギリシャで継続中の任務からの報告を受け取った後にのみ、ギリシャの次回の融資について決定するとの認識を示した。また、EU、IMF、ECBによる任務は民営化や追加の財政再建についてのギリシャ政府の計画について協議するものだと伝えられた。
国際通貨基金(IMF)[NP+3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)は26日、「スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は近いうちに利上げを開始すべき」との見解を示した。また、「現在のSNBの金利スタンスは持続不可能」「スイス経済は力強い拡大を示している」「SNBは過度な乱高下についてのみ介入すべき」「スイスの輸出業者はスイスフランにかかわらず満足している」「力強いスイスフランはインフレを著しく抑制しそうにない」としたと伝えられた。
ニュージーランド政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.1]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「中国がNZ政府債を購入する可能性があり、シンガポールや香港、マレーシアも興味を示している」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・ドルスイスフランは軟調。4日に付けた0.8554スイスフランを下抜けて、一時0.85460スイスフランと史上最安値を更新した。また、ユーロスイスフランも史上最安値の1.21713スイスフランまで値を下げた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと発表した。
ジョージ・プロボポラス[NP+4.0 HDP -1.8 CHDP +0.4 RHDP -1.8 CRHDP +0.4]
・プロボポラス・ギリシャ中銀総裁「ECBは2次的影響がないことを確実にするため必要なことを何でも行う」「我々は進展を非常に注意深く監視しており柔軟な姿勢を維持する」「ギリシャには野心的な民営化が必要であり、債務再編やリプロファイリングは必要でない」「金融政策スタンスは引き続き緩和的でありインフレリスクは上向き」「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・ギリシャ社会主義労働者党党首の話として報じたところによると、「党首会談ではほとんど合意がなかった」ようだ。
シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP HDP +0.0 CHDP -4.0 RHDP +0.0 CRHDP -4.0]
・ベルルスコーニ・イタリア首相の話として報じたところによると、オバマ米大統領はユーロ高を望むと述べたという。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP -4.0 RHDP +0.0 CRHDP -4.0]
・ベルルスコーニ・イタリア首相の話として報じたところによると、欧州首脳はオバマ米大統領にユーロ高が輸出を阻害すると伝えたという。
2011年5月27日のFX要人発言・ニュース
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
・ロック米商務長官「中国人民元は過去1年で上昇したものの、一段と早いペースで上昇するべきと信じている」
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州委員会は26日、ユーロ圏財務相はギリシャで継続中の任務からの報告を受け取った後にのみ、ギリシャの次回の融資について決定するとの認識を示した。また、EU、IMF、ECBによる任務は民営化や追加の財政再建についてのギリシャ政府の計画について協議するものだと伝えられた。
国際通貨基金(IMF)[NP+3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)は26日、「スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は近いうちに利上げを開始すべき」との見解を示した。また、「現在のSNBの金利スタンスは持続不可能」「スイス経済は力強い拡大を示している」「SNBは過度な乱高下についてのみ介入すべき」「スイスの輸出業者はスイスフランにかかわらず満足している」「力強いスイスフランはインフレを著しく抑制しそうにない」としたと伝えられた。
欧州連合(EU)[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
・欧州外交筋の話として報じたところによると、米国がG8の昼食会でユーロドルの過度な変動について懸念を示したという。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +1.1 CRHDP +0.4]
・米連邦準備理事会(FRB)は26日、ニューヨーク連銀を通じて60億3000万ドルの国債を買い入れたと発表した。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.4 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)の報道官は26日、電子メールで「IMFはギリシャが確実に現在の債務支払いが維持できるよう模索している」との見解を示した。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領「G8は経済の成長回帰に満足」「世界経済には多くの不均衡がみえる」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)の報道官は26日、EUとIMFの調査団がギリシャの新たな措置に納得すれば6月の救済融資に問題はないとの見解を示したと伝えられた。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
・米財務省によると、7年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが2.429%、応札倍率(カバー)が3.24倍となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。米商務省が26日発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)改定値は実質で前期比年率1.8%増と市場予想平均の2.2%増より弱かった。また、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数も42万4000件と市場予想平均の40万4000件程度よりも弱い結果となった。米国の景気回復ペースが鈍化するとの見方が広がったほか、米長期金利の低下幅拡大に伴い日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢に。時間外の米株価指数先物が下げに転じたこともあり、その他の通貨でもリスク回避的な円買いが膨らんだ。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「国際通貨基金(IMF)は来月ギリシャに救済融資を拠出しない可能性がある」と語ったほか、IMFのアトキンソン報道官が「保証がなければギリシャに融資できない」との見解を示したと伝わると、対ユーロ中心に円が一段高となった。
ただ、70ドル超下落したダウ平均が40ドル超高まで持ち直すにつれて、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円に戻り売りや利食い売りが広がった。ユンケル氏の報道官が「欧州連合(EU)とIMFの調査団がギリシャの新たな措置に納得すれば、6月の救済融資に問題はない」と述べたと伝わり、ギリシャへの融資を巡る懸念が和らいだため、対ユーロ中心に円の上値が切り下がった面もあった。
日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
・与謝野馨・経済財政担当相「4月の全国消費者物価指数(CPI)はまだインフレとは言えない上昇率」
アダム・ポーゼン[NP-2.0 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「短期的な商品相場の乱高下を受けて金融政策を設定すれば、英経済は安定性を損なうだろう」「金融政策の緩和で財政政策の引き締めを相殺することはできず、それはディスインフレ圧力を強めることになる」
ニュージーランド政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -1.3 CRHDP -0.1]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「中国がNZ政府債を購入する可能性があり、シンガポールや香港、マレーシアも興味を示している」
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.1]
・中曽・日銀理事(ブルームバーグとのインタビューで)「世界経済は足もとで成長テンポにやや減速感が見られる」「世界経済の先行きには不確実性が多く残っている」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・ドルスイスフランは軟調。4日に付けた0.8554スイスフランを下抜けて、一時0.85460スイスフランと史上最安値を更新した。また、ユーロスイスフランも史上最安値の1.21713スイスフランまで値を下げた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ニュージーランド(NZ)ドルで弱含み。イングリッシュNZ財務相が「中国が外貨準備の投資先の多様化のためにNZ政府債を購入する可能性があり、シンガポールや香港、マレーシアも興味を示している」などと発言したと報じられたことを受けた。
一方、円は米ドルに対しては強含み。NZドルやユーロに対して米ドル売りが進んだことにつれた円買いドル売りが入った。昨日発表の米経済指標が予想よりも弱く、米景気の先行きに慎重な見方が出てきたことも円買いドル売りを誘った。
その他、円はNZドル、米ドル以外に対してはもみ合い。米ドルに対して欧州通貨が上げたことが円売り外貨買いを促したものの、円・ドル相場の上昇が下値を支えた。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは27日、NZの主要銀行の格付けを「AA3」に引き下げると発表した。見通しは「安定的」とした。
ジャン=クロード・トリシェ[NP HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.1]
・トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁「危機が中央銀行の独立の重要さを立証した」
ニュース[NP HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・外交当局者の話として、主要8カ国(G8)首脳は会議でユーロの強さについて言及し、今回のサミットで議論に上った通貨はユーロのみだったと伝えた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと発表した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午前中に相場を動かした対ニュージーランド(NZ)ドルやスイスフラン、ユーロでのドル売りが収まったこともあり、円絡みの通貨の値動きは目立たなかった。英米市場が週末から3連休となるため、積極的な売買が手控えられ気味であることも影響したようだ。
格付け会社フィッチが27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと伝わると若干円売りが出たが一時的だった。
ナウト・ウェリンク[NP HDP +1.0 CHDP +0.1 RHDP +1.4 CRHDP +0.3]
・オランダ中銀のウェリンク総裁「ギリシャが6月に支援金を得られると確信している」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP +0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクチ・スロバキア中銀総裁「ユーロ圏を出ることは問題の解決ではない」
会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・ベルギーの大手金融機関デクシアは27日、第2四半期に資産売却により36億ユーロの損失を計上することを明らかにした。
ジョージ・プロボポラス[NP+4.0 HDP -1.8 CHDP +0.4 RHDP -1.8 CRHDP +0.4]
・プロボポラス・ギリシャ中銀総裁「ECBは2次的影響がないことを確実にするため必要なことを何でも行う」「我々は進展を非常に注意深く監視しており柔軟な姿勢を維持する」「ギリシャには野心的な民営化が必要であり、債務再編やリプロファイリングは必要でない」「金融政策スタンスは引き続き緩和的でありインフレリスクは上向き」「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -0.9 CHDP +0.5 RHDP -0.9 CRHDP +0.5]
・サルコジ・フランス大統領「ユーロ圏は安定的に成長している」「ユーロの力強さは時に問題となる」「ドイツやフランスはユーロの総合支援を約束する」「メルケルドイツ首相とユーロ圏債務危機を協議した」
ジョン・リプスキー[NP HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事(CNBCが伝える)「ギリシャの融資プログラムは債務再編を検討していない」「ドイツやIMFのパートナーであるその他のユーロ圏諸国は債務再編を含まないギリシャの融資プログラムを支持する」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・ギリシャ社会主義労働者党党首の話として報じたところによると、「党首会談ではほとんど合意がなかった」ようだ。
シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP-4.0 HDP +0.0 CHDP -4.0 RHDP +0.0 CRHDP -4.0]
・ベルルスコーニ・イタリア首相の話として報じたところによると、欧州首脳はオバマ米大統領にユーロ高が輸出を阻害すると伝えたという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は弱含んだ。格付け会社フィッチが27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと伝わると円売りが先行。欧州株や原油相場の上昇を背景に、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から低金利の円を売る動きが進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は節目として意識された一目均衡表の雲下限1ドル=80円89銭前後を下抜けて1ドル=80円83銭前後まで下げたものの、日本の格付け見通しの修正が伝わると円売りドル買いが出て81円台を回復した。
・ユーロ円は株高やユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが優勢となり、21時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=115円99銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは不安定な値動き。週明け30日が英国はバンクホリデー、米国はメモリアルデーで休場となるため、ギリシャ絡みの悪材料を警戒してユーロの買い持ちを解消する動きが先行。一時1ユーロ=1.41ドル台後半まで下げた。ただ、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁が「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」と述べたと伝わるとユーロ買いが進み、アジア時間の高値1.42789ドル前後を上抜けて1.4299ドル前後まで上昇した。株式相場や原油相場の上昇に伴うユーロ買いドル売りも入った。
もっとも、「ギリシャ党首会談では債務危機についての合意が得られなかった」との一部報道を受け、ギリシャの債務問題をめぐる不透明感が強まると1.42ドル台前半まで押し戻されている。
シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP HDP +0.0 CHDP -4.0 RHDP +0.0 CRHDP -4.0]
・ベルルスコーニ・イタリア首相の話として報じたところによると、オバマ米大統領はユーロ高を望むと述べたという。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.4 CHDP +0.4 RHDP +0.4 CRHDP +0.4]
・ショイブレ独財務相「ドイツにはユーロから最大の利益がある」「ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)のユーロ債についての提案は間違っている」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ギリシャやユーロ圏の状況は緊迫かつ困難」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「サルコジ仏大統領と30日に会談し、ギリシャが主要な議題となる」
菅直人[NP HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.2]
・菅直人首相(フランスで)「日本の財政状況は厳しい」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。米商務省が26日発表した1-3月期の米国内総生産(GDP)改定値は実質で前期比年率1.8%増と市場予想平均の2.2%増より弱かった。また、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数も42万4000件と市場予想平均の40万4000件程度よりも弱い結果となった。米国の景気回復ペースが鈍化するとの見方が広がったほか、米長期金利の低下幅拡大に伴い日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが優勢に。時間外の米株価指数先物が下げに転じたこともあり、その他の通貨でもリスク回避的な円買いが膨らんだ。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「国際通貨基金(IMF)は来月ギリシャに救済融資を拠出しない可能性がある」と語ったほか、IMFのアトキンソン報道官が「保証がなければギリシャに融資できない」との見解を示したと伝わると、対ユーロ中心に円が一段高となった。
ただ、70ドル超下落したダウ平均が40ドル超高まで持ち直すにつれて、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円に戻り売りや利食い売りが広がった。ユンケル氏の報道官が「欧州連合(EU)とIMFの調査団がギリシャの新たな措置に納得すれば、6月の救済融資に問題はない」と述べたと伝わり、ギリシャへの融資を巡る懸念が和らいだため、対ユーロ中心に円の上値が切り下がった面もあった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ニュージーランド(NZ)ドルで弱含み。イングリッシュNZ財務相が「中国が外貨準備の投資先の多様化のためにNZ政府債を購入する可能性があり、シンガポールや香港、マレーシアも興味を示している」などと発言したと報じられたことを受けた。
一方、円は米ドルに対しては強含み。NZドルやユーロに対して米ドル売りが進んだことにつれた円買いドル売りが入った。昨日発表の米経済指標が予想よりも弱く、米景気の先行きに慎重な見方が出てきたことも円買いドル売りを誘った。
その他、円はNZドル、米ドル以外に対してはもみ合い。米ドルに対して欧州通貨が上げたことが円売り外貨買いを促したものの、円・ドル相場の上昇が下値を支えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午前中に相場を動かした対ニュージーランド(NZ)ドルやスイスフラン、ユーロでのドル売りが収まったこともあり、円絡みの通貨の値動きは目立たなかった。英米市場が週末から3連休となるため、積極的な売買が手控えられ気味であることも影響したようだ。
格付け会社フィッチが27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと伝わると若干円売りが出たが一時的だった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は弱含んだ。格付け会社フィッチが27日、日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に修正したと伝わると円売りが先行。欧州株や原油相場の上昇を背景に、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から低金利の円を売る動きが進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は節目として意識された一目均衡表の雲下限1ドル=80円89銭前後を下抜けて1ドル=80円83銭前後まで下げたものの、日本の格付け見通しの修正が伝わると円売りドル買いが出て81円台を回復した。
・ユーロ円は株高やユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが優勢となり、21時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=115円99銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは不安定な値動き。週明け30日が英国はバンクホリデー、米国はメモリアルデーで休場となるため、ギリシャ絡みの悪材料を警戒してユーロの買い持ちを解消する動きが先行。一時1ユーロ=1.41ドル台後半まで下げた。ただ、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁が「欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)のプログラムが継続すれば、ギリシャはリプロファイリングなしに債務を完済できるだろう」と述べたと伝わるとユーロ買いが進み、アジア時間の高値1.42789ドル前後を上抜けて1.4299ドル前後まで上昇した。株式相場や原油相場の上昇に伴うユーロ買いドル売りも入った。
もっとも、「ギリシャ党首会談では債務危機についての合意が得られなかった」との一部報道を受け、ギリシャの債務問題をめぐる不透明感が強まると1.42ドル台前半まで押し戻されている。