2011年8月12日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。「サルコジ仏大統領メルケル独首相が来週16日にパリで会談する」と伝わり、欧州債務危機の改善期待が広がったほか、欧州株式市場で空売りが禁止されるとの観測から欧州株全般が上げに転じ、大きく値を伸ばした。投資家のリスク許容度が回復するとの見方から、対資源国通貨中心に低金利の円が売られた。米労働省が11日発表した前週分の新規失業保険申請件数が39万5000件と市場予想平均の40万5000件程度より強かったこともあり、ダウ平均は堅調地合いが継続。引けにかけて550ドルを超す上げ幅となり、円の押し下げ要因となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。11日の米国市場で、欧米株高を背景に円が売られた流れを引き継いだ。ただ、12日午前の日本株は上値が重くなったほか、時間外の米株価指数先物がマイナス圏で推移しているため、投資家のリスク許容度の改善が進まず散発的に円の買い戻しが入った。
 野田佳彦財務相が12日午前、「緊張感をもってマーケットの動向を注視したい」「(円高に関して)適切な対応が必要であれば3次補正でも考える」などと発言したと伝わったが、特に材料視されていない。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことや、午後の日本株がさえない展開だったことなどを背景に、リスクポジション解消目的の円買いが入った。ドルとユーロに対しては「米系金融機関から円買いが入った」との声が市場参加者から聞かれた。欧州勢参入後には、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債の格付けを引き下げた際に、前もって米国の格下げを行っていた米格付け会社EGAN-JONESがフランス国債の格付けを引き下げたと伝わり、ユーロに対する円買いの勢いが増した。
 もっとも、一部通信社が「欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイン国債を買い入れている」と報じると、対ユーロでの円買いは一服。また、ダウ先物の下げ幅が縮小した上、英・独の株価指数も上昇に転じたこともあり、円買いはおさまった。
 なお、対ドルで円が高値を付けた際には、市場参加者から「財務省がレートチェック(取引状況の照会)をしているとの噂が広がった」との指摘があった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は失速。米格付け会社EGAN-JONESがフランス国債の格付けを引き下げたと伝わり、対ユーロ中心に円買いが先行したものの、買いは続かず徐々に上値を切り下げた。欧州中央銀行(ECB)によるイタリア、スペイン国債購入観測を背景に、円売りユーロ買いが出て円全体を押し下げた。市場では「財務省がレートチェック(取引状況の照会)をしている」との観測があり、円売り介入への警戒感が高まったことも円の重し。
 米商務省が発表した7月の米小売売上高は市場の予想通りとなったが、前月の数値が上方修正され自動車を除いた数値が予想より強い内容だったと分かると、時間外のダウ先物が上げ幅を拡大。円を一段と押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はじり安。対ユーロなどでドル安が進んだ影響を受け、21時過ぎに一時本日安値となる1ドル=76円52銭前後まで下げた。ただ、政府日銀による円売り介入への警戒感は根強く、一本調子で円高ドル安が進む状況にはならなかった。クロス円の上昇も相場を支えた。
・ユーロ円は底堅い動き。16時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=108円53銭前後まで値を下げたものの、株価の上昇に伴う円売りユーロ買いが出て109円60銭前後の日通し高値を付けた。
・ユーロドルは16時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4150ドル前後まで下げたが、その後持ち直した。ECBによるイタリア、スペイン国債購入観測を背景にユーロ買いが進んだほか、株高で投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から買いが入った。22時前に一時1.42924ドル前後まで値を上げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
・欧州証券監督機構(ESMA)は11日、ベルギー、フランス、イタリア、スペインで12日から空売りを禁止すると発表した。

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.0 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.3]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「一段の緩和政策は必要ないとみる」「PCEインフレや失業率に基づいて決めるべき」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.3 CHDP +0.1 RHDP +0.5 CRHDP -0.1]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「一段の金融緩和は必要ないと判断し、FOMCでは反対票を投じた」「昨年11月からインフレは上昇し失業率は低下している。一段の緩和は必要ない」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP-3.0 HDP +0.9 CHDP -0.4 RHDP +0.9 CRHDP -0.4]
・トンビニ・ブラジル中銀総裁「世界的な危機が深まればブラジルには準備がある」「ブラジルは2012年に4.5%のインフレを目標としている」

2011年8月12日のFX要人発言・ニュース

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットは11日、アイルランド国債の取引に関する必要証拠金を80%から65%に引き下げた。

スペイン政府関係[NP     HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
スペイン政府関係・スペインの証券当局は空売りに関する政策について変更はないとの見解を示したようだ。

イタリア政府関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
イタリア政府関係・イタリア証券取引委員会は空売りに関して変更や見直しなどの予定はないとの見解を示した。

イタリア政府関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
イタリア政府関係・イタリア証券取引委員会は市場の動きについて11日に会合を開くという。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
米政府関係・米財務省によると、30年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが3.750%、応札倍率(カバー)が2.08倍となった。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・NHKは12日、福島県で震度5弱の地震が発生したと報じた。

バラク・オバマ[NP-3.0 HDP -1.5 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「日本の地震はわれわれの経済を一段と困難にした」「欧州はあらゆる種類の金融不安に対処している」

バラク・オバマ[NP-5.6 HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「海外からの経済の課題が株式市場に乱高下を引き起こしている」「S&Pの格下げは妥協の欠如から生じた」「米経済を促進することができる一段の手段がある」

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)はポルトガルの救済に関して21日に記者会見を開くという。

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.0 CHDP +0.2 RHDP -1.0 CRHDP +0.2]
欧州連合(EU)・欧州証券監督機構(ESMA)は11日、ベルギー、フランス、イタリア、スペインで12日から空売りを禁止すると発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・11日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。「サルコジ仏大統領メルケル独首相が来週16日にパリで会談する」と伝わり、欧州債務危機の改善期待が広がったほか、欧州株式市場で空売りが禁止されるとの観測から欧州株全般が上げに転じ、大きく値を伸ばした。投資家のリスク許容度が回復するとの見方から、対資源国通貨中心に低金利の円が売られた。米労働省が11日発表した前週分の新規失業保険申請件数が39万5000件と市場予想平均の40万5000件程度より強かったこともあり、ダウ平均は堅調地合いが継続。引けにかけて550ドルを超す上げ幅となり、円の押し下げ要因となった。

日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP -0.2]
日本政府関係・与謝野馨・経済財政担当相「為替の過度な変動は景気の下振れリスク」

日本政府関係[NP     HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.0 CRHDP -0.2]
日本政府関係・自見庄三郎郵政・金融担当相「空売り規制の強化でさらに上乗せするかどうかはコメントを控える」

野田佳彦[NP     HDP -4.1 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「(円高で)一方的で偏った動きが続いている」「緊張感をもってマーケットの動向を注視したい」「(円高に関して)適切な対応が必要であれば3次補正でも考える」

中国政府関係[NP     HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +3.1 CRHDP -0.1]
中国政府関係・陳中国商務相「世界各国が行った景気刺激策による過剰流動性を懸念している」「中国は段階的で着実な為替改革を堅持する」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。11日の米国市場で、欧米株高を背景に円が売られた流れを引き継いだ。ただ、12日午前の日本株は上値が重くなったほか、時間外の米株価指数先物がマイナス圏で推移しているため、投資家のリスク許容度の改善が進まず散発的に円の買い戻しが入った。
 野田佳彦財務相が12日午前、「緊張感をもってマーケットの動向を注視したい」「(円高に関して)適切な対応が必要であれば3次補正でも考える」などと発言したと伝わったが、特に材料視されていない。

中国政府関係[NP     HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +3.1 CRHDP -0.1]
中国政府関係・陳中国商務相「長期的には人民元の政策に変更はない」「人民元相場は市場の影響を受けており、国際金融市場の変動が激しくなると相場の変動が大きくなる」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP +0.3]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場筋の話として報じたところによると、欧州中央銀行(ECB)はイタリアとスペイン国債を買い入れているという。

中国人民銀行関係[NP+4.8 HDP +2.8 CHDP +0.0 RHDP +5.2 CRHDP +0.0]
中国人民銀行関係・中国人民銀行は12日、「物価の管理が依然として政策の優先課題である」「金利と為替を活用して政策を運営する」「人民元相場の基本的な安定を維持する」などの見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことや、午後の日本株がさえない展開だったことなどを背景に、リスクポジション解消目的の円買いが入った。ドルとユーロに対しては「米系金融機関から円買いが入った」との声が市場参加者から聞かれた。欧州勢参入後には、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債の格付けを引き下げた際に、前もって米国の格下げを行っていた米格付け会社EGAN-JONESがフランス国債の格付けを引き下げたと伝わり、ユーロに対する円買いの勢いが増した。
 もっとも、一部通信社が「欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイン国債を買い入れている」と報じると、対ユーロでの円買いは一服。また、ダウ先物の下げ幅が縮小した上、英・独の株価指数も上昇に転じたこともあり、円買いはおさまった。
 なお、対ドルで円が高値を付けた際には、市場参加者から「財務省がレートチェック(取引状況の照会)をしているとの噂が広がった」との指摘があった。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP +0.3]
欧州中央銀行(ECB)関係・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)声明として報じたところによると、次回のポルトガル支援の再調査は11月が予想されるという。

ギウリオ・トレモンティ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ギウリオ・トレモンティ・トレモンティ・イタリア財務相「イタリアの新たな緊縮財政策は2012年財政赤字の対GDP比1.6%削減が目標」

ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP-3.0 HDP +0.9 CHDP -0.4 RHDP +0.9 CRHDP -0.4]
ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係・トンビニ・ブラジル中銀総裁「世界的な危機が深まればブラジルには準備がある」「ブラジルは2012年に4.5%のインフレを目標としている」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP     HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +0.3 CRHDP +0.0]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「透明性は金融政策にとって必要不可欠」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.0 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.3]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「一段の緩和政策は必要ないとみる」「PCEインフレや失業率に基づいて決めるべき」

ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.3 CHDP +0.1 RHDP +0.5 CRHDP -0.1]
ナラヤナ・コチャラコタ・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「一段の金融緩和は必要ないと判断し、FOMCでは反対票を投じた」「昨年11月からインフレは上昇し失業率は低下している。一段の緩和は必要ない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日の欧州外国為替市場で円は失速。米格付け会社EGAN-JONESがフランス国債の格付けを引き下げたと伝わり、対ユーロ中心に円買いが先行したものの、買いは続かず徐々に上値を切り下げた。欧州中央銀行(ECB)によるイタリア、スペイン国債購入観測を背景に、円売りユーロ買いが出て円全体を押し下げた。市場では「財務省がレートチェック(取引状況の照会)をしている」との観測があり、円売り介入への警戒感が高まったことも円の重し。
 米商務省が発表した7月の米小売売上高は市場の予想通りとなったが、前月の数値が上方修正され自動車を除いた数値が予想より強い内容だったと分かると、時間外のダウ先物が上げ幅を拡大。円を一段と押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はじり安。対ユーロなどでドル安が進んだ影響を受け、21時過ぎに一時本日安値となる1ドル=76円52銭前後まで下げた。ただ、政府日銀による円売り介入への警戒感は根強く、一本調子で円高ドル安が進む状況にはならなかった。クロス円の上昇も相場を支えた。
・ユーロ円は底堅い動き。16時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=108円53銭前後まで値を下げたものの、株価の上昇に伴う円売りユーロ買いが出て109円60銭前後の日通し高値を付けた。
・ユーロドルは16時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=1.4150ドル前後まで下げたが、その後持ち直した。ECBによるイタリア、スペイン国債購入観測を背景にユーロ買いが進んだほか、株高で投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から買いが入った。22時前に一時1.42924ドル前後まで値を上げた。

ウィリアム・ダドリー[NP-4.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「経済成長見通しを下方修正した」「労働市場の状況は悪化している」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・関係者の話として報じたところによると、オバマ米大統領はジョンソン・エンド・ジョンソンやウェルズ・ファーゴなどのCEOらと現地時間午後に会談する可能性があるという。

ウィリアム・ダドリー[NP-3.0 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -1.4 CRHDP +0.1]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー・ニューヨーク連銀総裁「より長期的なインフレ期待は依然として安定している」「家計支出は横ばい、住宅セクターは鈍化」

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