2011年11月29日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い戻された。29日のユーロ圏財務相会合や30日の欧州連合(EU)財務相理事会で債務危機対応が進展するとの期待感から、欧州株や時間外の米株価指数先物が上値を試す展開となったほか、財政懸念国の国債利回りの上昇が収まり、欧州の取引時間帯に円売りが優勢となった流れを引き継いだ。米感謝祭を含む前週末の小売売上高が過去最高となったことが改めて好感され、ダウ平均が330ドルを超す上げ幅となったことも円全体を押し下げる要因となったうえ、市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて、月末絡みの円買いドル買いが入った」との指摘があり、対ドル中心に円安が進行した。
 ただ、フィキシング通過後は円の買い戻しが入り下値が切り上がった。対ユーロでは10月仏失業者数が1999年12月以来の高水準となったことや、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が「IMFはイタリアやスペインからユーロ圏債務危機の深刻化を回避するためのいかなる金融支援要請も受けていない」と認識を示したことが円買いを誘った。また、ダウ平均が終盤にかけて上げ幅を縮める場面が見られたことも円全体の買い戻しにつながった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。豪ドルに対して、豪政府が29日に2012-13年度の成長率を5月時点の3.75%から3.25%に下方修正したことを受けた円買いが見られた。米格付け会社ムーディーズが29日、欧州の銀行の劣後債やTier3債務を格下げ方向で見直すと伝わると、リスク回避の動きが強まることを見越して、対ユーロ中心に円買いが進んだ。
 半面、時間外の米株価指数先物や29日午前の日本株の反応は限られリスク許容度の低下は進まず、円買いは早々に収まった。対ドルで仲値に向けた円売りが出たほか、国内勢からの円買いドル買いも見られ円全般を押し下げた。
 安住淳財務相白川日銀総裁の発言が伝わったが、特に材料視されていない。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。時間外の米株価指数先物が一時持ち直し上値を伸ばしたことや、後場の日経平均株価が前日比190円高の高値引けとなったことなどを背景に円売りが見られた。ただ、欧州勢が参入する時間帯になると、時間外の米株価指数先物が失速したほか、現物の欧州株が弱含みで推移していることもあって円が買い戻されている。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外の米株価指数先物が失速し、現物の欧州株が下げて始まったこともあり円買いが先行。日本の輸出企業からの円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。ただ、イタリア国債の入札が「堅調だった」と受け止められ、欧州株が上昇すると投資家のリスク回避姿勢が緩和し円売りが進んだ。
 もっとも、そのあとは再び円買いが優勢に。欧州中央銀行(ECB)が国債購入を通じた流動性供給を完全に不胎化できなかったことが分かると、対ユーロ中心に円高が進んだ。アメリカン航空とその親会社である米AMRが連邦破産法第11条の適用を申請したことが明らかになり、欧州株や時間外の米株価指数先物が失速したことも円の支えとなった。市場では「ユーロ圏財務相会合や欧州連合(EU)財務相理事会を控え、議論の内容を見極めたいとの思惑が強く相場は方向感が出なかった」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はユーロドルが上昇したタイミングで一時1ドル=77円63銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はイタリア国債入札を無事通過したことで一時1ユーロ=104円台半ばまで上げたものの、22時30分過ぎに103円45銭前後の日通し安値まで売り込まれた。
・ユーロドルはイタリア国債入札が堅調だったとの見方から一時1ユーロ=1.34425ドル前後まで上昇したものの、その後失速。ECBが国債購入を通じた流動性供給を完全に不胎化できなかったことでユーロ売りが出たほか、市場では「ヘッジファンドがまとまった規模の売りを持ち込んだ」との指摘があった。株価の失速も相場の重しとなり、1.33ドル台前半まで値を下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・キング英中銀総裁「BOEの成長見通しは1%以上下方修正された」「成長見通しの下方修正の大部分はユーロ危機による」

ポール・フィッシャー[NP-5.6 HDP -1.0 CHDP -0.3 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・フィッシャー英中銀(BOE)理事「インフレは時間が経てば際立って低下していく見通し」「欧州は英国に同一であると証明できる非常に大きなリスクを与えた」「欧州危機はすでに成長にダメージを与えた公算が大きい」

マーティン・ウィール[NP-6.0 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「インフレリスクはより早期に実現しないとみる」「さらなる資産買い入れを強く主張する」「弱い経済が物価に重くのしかかるだろう」

ポール・フィッシャー[NP-1.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・フィッシャー英中銀(BOE)理事「一段の量的緩和が必要となる可能性があるが、それに今コミットする理由はない」

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.4]
・キング英中銀総裁「我々は緊急時対策を用意しなければならない」「中期的なインフレ見通しはより弱く、著しいリスクは目標に達しないこと」

白川方明[NP-4.8 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「CPや社債、貸出金利は極めて緩和的な環境だが、実体経済への波及は十分ではない」

イタリア政府関係[NP     HDP -5.4 CHDP -0.6 RHDP -5.4 CRHDP -0.6]
・イタリア政府は29日、10年物、3年物国債入札を実施した。3年物の国債利回りは7.89%と前回の4.93%を上回った。2022年3月償還の国債利回りは7.56%と前回の6.06%を上回った。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.0 HDP -2.3 CHDP -0.1 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)は29日、1週間物預金入札で85の金融機関から1942億ユーロの応札があったことを明らかにした。目標としていた2035億ユーロを下回り、市場では「債券購入の完全な不胎化が出来なかった」との声が聞かれた。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

オーストラリア政府関係[NP-4.4 HDP -0.5 CHDP -0.9 RHDP -0.5 CRHDP -0.9]
・豪政府は29日、経済見通しを発表。2012-13年度の成長率を3.25%と5月時点の3.75%から下方修正した。また、インフレ見通しについては2011-12年度を従来の2.75%から2.25%へと下方修正した一方で、2012-13年度を従来の3.00%から3.25%へと上方修正した。

2011年11月29日のFX要人発言・ニュース

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「BOEの成長見通しは1%以上下方修正された」「成長見通しの下方修正の大部分はユーロ危機による」

ポール・フィッシャー[NP-5.6 HDP -1.0 CHDP -0.3 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
ポール・フィッシャー・フィッシャー英中銀(BOE)理事「インフレは時間が経てば際立って低下していく見通し」「欧州は英国に同一であると証明できる非常に大きなリスクを与えた」「欧州危機はすでに成長にダメージを与えた公算が大きい」

マーティン・ウィール[NP-6.0 HDP -0.4 CHDP -0.2 RHDP -0.4 CRHDP -0.2]
マーティン・ウィール・ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「インフレリスクはより早期に実現しないとみる」「さらなる資産買い入れを強く主張する」「弱い経済が物価に重くのしかかるだろう」

ポール・フィッシャー[NP-1.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
ポール・フィッシャー・フィッシャー英中銀(BOE)理事「一段の量的緩和が必要となる可能性があるが、それに今コミットする理由はない」

マーヴィン・キング[NP-5.6 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.4]
マーヴィン・キング・キング英中銀総裁「我々は緊急時対策を用意しなければならない」「中期的なインフレ見通しはより弱く、著しいリスクは目標に達しないこと」

ベン・ブロードベント[NP-2.0 HDP -4.1 CHDP +0.2 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
ベン・ブロードベント・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員「サービス部門の経済指標ではいくつかの減少傾向がみられる」「製造業の成長に減速がみられることは例外的ではない」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「市場と経済に成長の不確実性がある」「ユーロ圏の信頼が債務危機を克服する」「ドイツの目標はユーロ圏の安定」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「ユーロ共同債参加について議論するときではない」「ユーロ共同債の議論はユーロ圏の安定を乱す」

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・米格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティングスは28日、イタリアの格付けを「BB+」から「BB」に引き下げたと発表したと伝えられた。

ポール・フィッシャー[NP-5.6 HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.1]
ポール・フィッシャー・フィッシャー英中銀(BOE)理事「さらなる量的緩和の必要があれば行うだろう」「我々は正しいペースで英国債の買い入れを進めている」「英国債の利回りはBOEの行動と政府の政策の両方を反映している」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP -0.3]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は28日、ニューヨーク連銀を通じて2020年2月-2021年11月に償還を迎える米国債46億7500万ドルを購入したと発表した。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「ユーロ圏の問題には包括的で迅速な解決法が必要」「イタリアからいかなる支援要請も受けていない」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
米政府関係・米ホワイトハウス「危機を解決するため、いま断固として行動することが欧州にとって重要」「欧州には債務危機に取り組む資源と能力がある」「欧州債務危機は米経済にとって引き続き逆風」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米国はユーロ危機を解決するための役割を果たす用意がある」「ユーロ危機の解決は米国にとって非常に重要」

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP +0.6 CHDP -0.4 RHDP +0.6 CRHDP -0.4]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領(米ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談後)「米国とEUの双方とも経済に関する力強い行動が必要」「EUは信用危機を経験している」

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)と米国は28日、首脳会合を開催。共同声明では「経済関係の強化を推し進めることで合意した」ことを明らかにした。また、米国は「EUがユーロ圏の金融安定と危機の解決について必要なことをすべて実施することを決意」と表明したことを歓迎するとした。

ホセ・マヌエル・バローゾ[NP-5.4 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
ホセ・マヌエル・バローゾ・バローゾ欧州連合(EU)委員長(オバマ米大統領との会談後)「欧州首脳は危機に関して間違いなく深刻」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・仏トリビューヌ紙の報道として「米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が週内にフランスの格付け見通しを『ネガティブ』とする可能性がある」と伝えた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・28日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い戻された。29日のユーロ圏財務相会合や30日の欧州連合(EU)財務相理事会で債務危機対応が進展するとの期待感から、欧州株や時間外の米株価指数先物が上値を試す展開となったほか、財政懸念国の国債利回りの上昇が収まり、欧州の取引時間帯に円売りが優勢となった流れを引き継いだ。米感謝祭を含む前週末の小売売上高が過去最高となったことが改めて好感され、ダウ平均が330ドルを超す上げ幅となったことも円全体を押し下げる要因となったうえ、市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて、月末絡みの円買いドル買いが入った」との指摘があり、対ドル中心に円安が進行した。
 ただ、フィキシング通過後は円の買い戻しが入り下値が切り上がった。対ユーロでは10月仏失業者数が1999年12月以来の高水準となったことや、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が「IMFはイタリアやスペインからユーロ圏債務危機の深刻化を回避するためのいかなる金融支援要請も受けていない」と認識を示したことが円買いを誘った。また、ダウ平均が終盤にかけて上げ幅を縮める場面が見られたことも円全体の買い戻しにつながった。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは29日、オーストラリアの外貨建て格付けを「AA+」から「AAA」に引き上げたと発表した。また、見通しは「安定的」とした。

オーストラリア政府関係[NP-4.4 HDP -0.5 CHDP -0.9 RHDP -0.5 CRHDP -0.9]
オーストラリア政府関係・豪政府は29日、経済見通しを発表。2012-13年度の成長率を3.25%と5月時点の3.75%から下方修正した。また、インフレ見通しについては2011-12年度を従来の2.75%から2.25%へと下方修正した一方で、2012-13年度を従来の3.00%から3.25%へと上方修正した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは29日、欧州の銀行の劣後債やTier3債務を格下げ方向で見直すと発表した。なお、劣後債は平均2段階、Tier3債務は1段階引き下げる可能性があり、見直しの対象は欧州15カ国で87銀行に及ぶという。

白川方明[NP-4.8 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「CPや社債、貸出金利は極めて緩和的な環境だが、実体経済への波及は十分ではない」

安住淳[NP-4.6 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.0]
安住淳・安住淳財務相「為替の適正な水準確保へ努力していきたい」

白川方明[NP-4.6 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「長めの金利やリスクプレミアムに働きかけ、為替にも影響が出る政策を実行している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。豪ドルに対して、豪政府が29日に2012-13年度の成長率を5月時点の3.75%から3.25%に下方修正したことを受けた円買いが見られた。米格付け会社ムーディーズが29日、欧州の銀行の劣後債やTier3債務を格下げ方向で見直すと伝わると、リスク回避の動きが強まることを見越して、対ユーロ中心に円買いが進んだ。
 半面、時間外の米株価指数先物や29日午前の日本株の反応は限られリスク許容度の低下は進まず、円買いは早々に収まった。対ドルで仲値に向けた円売りが出たほか、国内勢からの円買いドル買いも見られ円全般を押し下げた。
 安住淳財務相白川日銀総裁の発言が伝わったが、特に材料視されていない。

野田佳彦[NP-4.2 HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦首相「デフレと円高の問題は日銀と問題意識を共有して対応したい」

野田佳彦[NP     HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦首相「消費増税は、大綱には具体的なものをなるべく入れたい」「大綱を作る前の段階から与野党協議したい」

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・UAE中銀総裁「欧州連合(EU)首脳や欧州中央銀行(ECB)から支援を求められたことはない」

リュック・フリーデン[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
リュック・フリーデン・フリーデン・ルクセンブルク財務相「ユーロ共同債は差し迫った解決策ではない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。時間外の米株価指数先物が一時持ち直し上値を伸ばしたことや、後場の日経平均株価が前日比190円高の高値引けとなったことなどを背景に円売りが見られた。ただ、欧州勢が参入する時間帯になると、時間外の米株価指数先物が失速したほか、現物の欧州株が弱含みで推移していることもあって円が買い戻されている。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.8 HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債を購入している模様。

イタリア政府関係[NP     HDP -5.4 CHDP -0.6 RHDP -5.4 CRHDP -0.6]
イタリア政府関係・イタリア政府は29日、10年物、3年物国債入札を実施した。3年物の国債利回りは7.89%と前回の4.93%を上回った。2022年3月償還の国債利回りは7.56%と前回の6.06%を上回った。

イタリア政府関係[NP     HDP -5.4 CHDP -0.6 RHDP -5.4 CRHDP -0.6]
イタリア政府関係・イタリア財務省は29日、国債入札に関して「十分な需要があった」との見解を示したと伝えられた。

ポーランド政府関係[NP     HDP +0.5 CHDP +0.5 RHDP +0.5 CRHDP +0.5]
ポーランド政府関係・ポーランドの「ドジェンニク・ガゼータ・プラブナ」紙は28日、「ロストフスキ財務相が中銀との会談を行い、ユーロに対するズロチ安を抑制する対策を検討する予定である」と伝えた。市場では、ズロチは年末にかけて投機筋からの売り浴びせを受けるとみる向きも多い。投機売買を抑制する目的で中銀が外貨準備高を減らし、為替介入の規模を拡大する可能性が高まっている。また、財務省はEUの補助金として得ているユーロの売りに踏み切るとの憶測も台頭している。

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
会社・企業関係・アメリカン航空の親会社であるAMRが連邦破産法11条の適用を申請したという。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.0 HDP -2.3 CHDP -0.1 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は29日、1週間物預金入札で85の金融機関から1942億ユーロの応札があったことを明らかにした。目標としていた2035億ユーロを下回り、市場では「債券購入の完全な不胎化が出来なかった」との声が聞かれた。

ジョージ・オズボーン[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「欧州の大部分がリセッションに向かっていると思われる」「英国を保護するため全力を尽くす」「2011年の英経済見通しは0.9%、2012年は0.7%、2013年は2.1%」

ジョージ・オズボーン[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「2011-12年の財政赤字は1270億ポンドとなるだろう」「2012-13年の財政赤字見通しは1200億ポンド」

ジョージ・オズボーン[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP -0.1]
ジョージ・オズボーン・オズボーン英財務相「2026年に年金受給年齢は66歳から67歳に上がるだろう」

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・ハンガリー中銀は29日、政策金利を現行の6.00%から6.50%に引き上げることを決めたと発表した。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP -0.2]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は29日、「キプロスは強い逆風や下振れリスクに直面しており、2011年の経済成長は予想していない」「2011年のキプロス経済の緩やかな縮小を予想する」などの見解を示したと伝えられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日の欧州外国為替市場で円は一進一退。時間外の米株価指数先物が失速し、現物の欧州株が下げて始まったこともあり円買いが先行。日本の輸出企業からの円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。ただ、イタリア国債の入札が「堅調だった」と受け止められ、欧州株が上昇すると投資家のリスク回避姿勢が緩和し円売りが進んだ。
 もっとも、そのあとは再び円買いが優勢に。欧州中央銀行(ECB)が国債購入を通じた流動性供給を完全に不胎化できなかったことが分かると、対ユーロ中心に円高が進んだ。アメリカン航空とその親会社である米AMRが連邦破産法第11条の適用を申請したことが明らかになり、欧州株や時間外の米株価指数先物が失速したことも円の支えとなった。市場では「ユーロ圏財務相会合や欧州連合(EU)財務相理事会を控え、議論の内容を見極めたいとの思惑が強く相場は方向感が出なかった」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はユーロドルが上昇したタイミングで一時1ドル=77円63銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はイタリア国債入札を無事通過したことで一時1ユーロ=104円台半ばまで上げたものの、22時30分過ぎに103円45銭前後の日通し安値まで売り込まれた。
・ユーロドルはイタリア国債入札が堅調だったとの見方から一時1ユーロ=1.34425ドル前後まで上昇したものの、その後失速。ECBが国債購入を通じた流動性供給を完全に不胎化できなかったことでユーロ売りが出たほか、市場では「ヘッジファンドがまとまった規模の売りを持ち込んだ」との指摘があった。株価の失速も相場の重しとなり、1.33ドル台前半まで値を下げた。

[ Previous / Next ]

FX相場に関係する主な重要人物

ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング

重要人物・その他の発言・ニュース