2011年12月8日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)関係筋の話として報じたところによると、独仏はEU首脳会議を前に欧州安定メカニズム(ESM)の上限を巡り依然一致していないという。また、独仏はユーロ共同債導入に反対することで合意したほか、ユーロ圏がより厳しい財政規律を確定するまで欧州中央銀行(ECB)からの示唆は予想されないとのこと。
スロバキア政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・クロス・スロバキア財務相「欧州安定メカニズム(ESM)の上限は5000億ユーロを越えないだろう
イギリス政府関係[NP-5.8 HDP -4.0 CHDP -0.3 RHDP -4.0 CRHDP -0.3]
・英国立経済社会研究所(NISER)は7日、9-11月の英国内総生産(GDP)が0.3%増となり、8-10月英GDPの0.4%増から伸びが鈍化したことを明らかにした。同時にNISERは追加の金融緩和の必要性を指摘した。
日本政府関係[NP+3.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、内閣府は9日発表の2011年7-9月期国内総生産(GDP)改定値から、GDPの推計方法を見直すという。金融機関の利ざやを付加価値に加えるのが柱となり、見直しで名目GDPが5-10兆円かさ上げされるとの見方が多いとのこと。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・ダウ・ジョーンズ通信が報じたところによると、国際通貨基金(IMF)は国際的に協調された新たな融資ファシリティーの活用を求め、新たな融資ファシリティーに1200億ドルの追加財源を必要とする可能性があるという。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、欧州連合(EU)の「AAA」格付けを「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと発表した。また、EUの長期格付けを引き下げる可能性がある、とした。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットはイタリア国債の取引に関する必要証拠金を11.65%から8.15%に引き下げた。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、欧州連合(EU)の長期「AAA」格付けは、ひとつかそれ以上の「AAA」の加盟国が格下げされれば、1段階引き下げられる可能性があるとの見解を示した。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の不確実性が異例の程度であることと、国内需要が緩やかであることを考慮すれば金利据え置きが賢明」
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.8 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界的な状況が悪化している」「世界的な見通しを巡る高度の不確実性が依然としてある」
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.6 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「第4四半期に年率のヘッドラインインフレが中銀の目標の1-3%以内に戻ると予想される」
アラン・ボラード[NP+4.8 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「2012年半ば頃に穏やかな金利上昇となる可能性」
スロバキア政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・スロバキア議会は8日、債務上限を憲法で規定することを承認した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは8日、イタリアの財政再建策は短期的な格付けに対する圧力を緩和したとの見解を示した。ただ、「イタリアの格付け見通しは依然ネガティブのままである」「経済を押し上げるために構造改革が必要である」との見解も示されている。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙は8日、欧州連合(EU)首脳会議に向けた独仏首脳の提案には欧州金融安定ファシリティ(EFSF)や欧州安定メカニズム(ESM)の5000億ユーロの規模上限引き上げが含まれると報じた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)報道官は8日、「ユーロ圏諸国を『クレジットウォッチネガティブ』に指定した米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の論理的根拠はEU自身に拡大されることが出来ない」「EUの信用格付けは実力に基づいて評価されるべき」などの見解を示した。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた定例理事会で、政策金利を現行の1.25%から0.25%引き下げて1.00%にすることを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
マリオ・ドラギ[NP-5.2 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「市場の緊張が経済成長を押し下げる」「経済の見通しのリスクはダウンサイド」
マリオ・ドラギ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ユーロ圏の成長は著しい下振れリスクに直面している」
マリオ・ドラギ[NP-6.4 HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「銀行支援のため非標準的措置を採用する」
マリオ・ドラギ[NP-6.6 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.0 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「銀行に対して3年物資金供給を実施」「融資の適格担保条件を緩和する」
マリオ・ドラギ[NP-3.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP -0.4]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「非標準的措置は一時的なもの」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -3.5 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済成長は来年徐々に回復する」
マリオ・ドラギ[NP-6.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「債務危機に関連して極めて高い不確実性がある」「成長見通しにかなりの下振れリスクがある」
マリオ・ドラギ[NP-5.0 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ率は低下する前に数ヶ月の間2%を上回り続けそうだ」「弱い経済成長が物価上昇圧力を抑える」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)は8日、ユーロ圏域内のスタッフ予想を発表。2011年のユーロ圏域内総生産(GDP)の伸び率を1.5-1.7%、2012年をマイナス0.4-プラス1.0%とし、それぞれ従来の1.4-1.8%、0.4-2.2%から修正した。
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「金融拡大の基調ペースは引き続き穏やか」「(金利決定が全会一致かと聞かれ)そうではない」
マリオ・ドラギ[NP-2.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「より大幅な利下げの検討はなかった」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「EFSF、その次のESMがメカニズムの安定化として望まれる」「(ECBがデフレを恐れているかと聞かれ)デフレの高い可能性はない」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「国債買い入れは永遠でも無制限でもない」
マリオ・ドラギ[NP-5.6 HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「多くの流動性がECBに再び預け入れられている」「本日の決定は資金調達圧力への取り組みを意味する」「本日の措置が信頼感を支援し確実性を与えるだろう」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「(EU首脳会議後にECBが追加的な措置を行う余地があるか聞かれ)ECBの役割は安定性の守護者だ」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「中銀が国際通貨基金(IMF)に融資し、IMFがユーロ圏の国債を購入することは条約に矛盾する」
マリオ・ドラギ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -4.0 CRHDP +0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBはEFSFの代理として債券市場に介入する用意がある」「EU首脳会議について非常に楽観的」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
マリオ・ドラギ[NP-3.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP -0.4]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「非標準的措置は一時的なもの」
2011年12月8日のFX要人発言・ニュース
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)関係筋の話として報じたところによると、独仏はEU首脳会議を前に欧州安定メカニズム(ESM)の上限を巡り依然一致していないという。また、独仏はユーロ共同債導入に反対することで合意したほか、ユーロ圏がより厳しい財政規律を確定するまで欧州中央銀行(ECB)からの示唆は予想されないとのこと。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州銀行監督機構(EBA)は8日の夜にも欧州の銀行に求める資本増強の詳細を発表する可能性があると報じた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)の関係者の話として「メルケル独首相とサルコジ仏大統領、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、8日のEU首脳の夕食会の前に会談を行う」と報じた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・国際通貨基金(IMF)の報道官が7日、ラガルドIMF専務理事が8-9日の欧州連合(EU)首脳会議に参加すると発表した。
スロバキア政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・クロス・スロバキア財務相「欧州安定メカニズム(ESM)の上限は5000億ユーロを越えないだろう
イギリス政府関係[NP-5.8 HDP -4.0 CHDP -0.3 RHDP -4.0 CRHDP -0.3]
・英国立経済社会研究所(NISER)は7日、9-11月の英国内総生産(GDP)が0.3%増となり、8-10月英GDPの0.4%増から伸びが鈍化したことを明らかにした。同時にNISERは追加の金融緩和の必要性を指摘した。
日本政府関係[NP+3.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、内閣府は9日発表の2011年7-9月期国内総生産(GDP)改定値から、GDPの推計方法を見直すという。金融機関の利ざやを付加価値に加えるのが柱となり、見直しで名目GDPが5-10兆円かさ上げされるとの見方が多いとのこと。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、ポルトガルの銀行7行を「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと発表した。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「欧州議会は8-9日に多くの解決法を提案する」「議会は最終的な答えを提示しなければならない」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャはユーロ圏における立場を維持しなければならない」「本日の予算措置は素晴らしい成果」「財政調整が必要」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・ダウ・ジョーンズ通信が報じたところによると、国際通貨基金(IMF)は国際的に協調された新たな融資ファシリティーの活用を求め、新たな融資ファシリティーに1200億ドルの追加財源を必要とする可能性があるという。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、欧州連合(EU)の「AAA」格付けを「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと発表した。また、EUの長期格付けを引き下げる可能性がある、とした。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、欧州連合(EU)の大手銀行グループの格付けを「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと発表した。
ニュース[NP HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットはイタリア国債の取引に関する必要証拠金を11.65%から8.15%に引き下げた。
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、欧州連合(EU)の長期「AAA」格付けは、ひとつかそれ以上の「AAA」の加盟国が格下げされれば、1段階引き下げられる可能性があるとの見解を示した。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)は8日、政策金利を現行の2.50%のまま据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.8 CRHDP +0.2]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界の不確実性が異例の程度であることと、国内需要が緩やかであることを考慮すれば金利据え置きが賢明」
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.8 HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP +0.1]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「世界的な状況が悪化している」「世界的な見通しを巡る高度の不確実性が依然としてある」
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-4.6 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)声明「第4四半期に年率のヘッドラインインフレが中銀の目標の1-3%以内に戻ると予想される」
アラン・ボラード[NP+4.8 HDP -2.1 CHDP +0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・ボラードNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁「2012年半ば頃に穏やかな金利上昇となる可能性」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・日経新聞が7日、日米中などから融資を受けて国際通貨基金(IMF)に6000億ドル前後の融資枠を設定することを検討していると伝えていた。ただ、IMFの報道官は7日、日経新聞の記事に関して「融資枠設定の議論は行っていない」との見解を示した。
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米ホワイトハウスは、オバマ米大統領がメルケル独首相と電話会談を行ったことを明らかにした。信頼できるユーロの債務危機の解決策が必要であることで合意した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後は売られた。欧州の取引時間帯には独政府高官が「欧州安定メカニズム(ESM)と欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の並行運用はできないと予想」「欧州連合(EU)首脳会議での債務危機に関する合意達成について一段と悲観的になっている」「EU首脳会議で債務危機に対する国際通貨基金(IMF)基金の活用について合意が得られると確信できない」と述べたと伝わった。EU首脳会議で債務危機に対する具体策がまとまるとの期待感が後退すると、時間外の米株価指数先物の上げ幅縮小とともにユーロなどに対して円買いが優位となった影響が残った。関係者の話として「欧州中央銀行(ECB)は融資のための適格担保条件を緩和する計画がある」と伝わると円売りユーロ買いが出たが、直後にダウ・ジョーンズ通信がザイベルト独政府報道官の話として「8-9日のEU首脳会議でIMFがユーロ圏安定を支援する援助を提供できるかについて決定はないだろう」と報じると円が再び買われた。
ただ、市場では「対ユーロでオランダネームのポンド買いが入った」「中東勢が引き続きポンドを物色している」「M&A(企業の合併・買収)絡みのポンド買いのフローが出た」との声が聞かれ、円安・ポンド高が急速に進行すると、その他の通貨に対しても持ち高調整の円売りが広がった。ダウ平均が80ドル超安から上げに転じ、投資家のリスク許容度が改善するとの見方も低金利の円を押し下げる要因となった。
その後、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が7日、ポルトガルの銀行7行やEU全体、EUの大手銀行グループの格付けを「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと相次いで発表すると円高ユーロ安が進む場面があった。もっとも、ダウ平均が引けにかけて一時100ドル超上昇したため全般的な円売りが再開した。
一方、円はドルに対して小動き。手掛かり材料に乏しいなか、欧州・オセアニア通貨に対して円とドルが同時に売買された影響から引き続き方向感が出なかった。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ペルー中銀は8日、政策金利を4.25%で据え置くことを決めたと発表した。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・韓国中央銀行は8日、政策金利を現行の3.25%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・日本政府関係者の話として、「G20は欧州により大きな防火壁が必要と認識している」「日米中の融資枠設定に関して具体的なことは聞いていない」などと伝えた。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・日本政府当局者は8日、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債購入について「積極的な姿勢である」との見解を示したと伝わった。また、「国際通貨基金(IMF)の欧州支援融資枠の拡充については「特に聞いていない」と発言した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントを控え、様子見ムードが強く方向感が乏しかった。一方、豪ドルに対しては強含んだ。オーストラリア連邦統計局が発表した11月豪雇用統計が予想より弱い内容となったことを手掛かりに円買い豪ドル売りが優勢となった。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは8日、「日本の『AA3』格付け見通しは安定的だが、長期的な課題が立ちはだかる」との見解を示した。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・インドネシア中銀は8日、政策金利を現行の6.00%で据え置くことを決めたと発表した。
ドイツ政府関係[NP HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
・独地元紙は8日、「今回の会議が不調に終われば月内に再びEU首脳会議が開催される可能性がある」と伝えた。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏17カ国の協定は弱いよりは強固な方が良い」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏共同債は数カ月で実現する話ではないが、検討はするべき措置」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏が共同債を発行する条件は整っていない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントを控え、様子見ムードが強く方向感が乏しかった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ低金利の円が売られる場面もあったが、ポジション調整の域を出ず円売りの勢いは長く続かなかった。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)による市中銀行への上限金利貸し出しが9カ月ぶりの高水準に達したという。
マリオ・モンティ[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・モンティ・イタリア首相「欧州とイタリアは重要な場面に直面している」「ガイトナー米財務長官は直近のイタリア緊縮措置に非常に関心を示した」
マリオ・モンティ[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・モンティ・イタリア首相「債務危機での国際通貨基金(IMF)の役割についてガイトナー米財務長官と協議した」「米国とは今後も協議する。来年1月にワシントンを訪問する予定」
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.8 CRHDP -0.3]
・ガイトナー米財務長官「イタリアには経済改革の力強いプログラムがある」「欧州首脳は財政統合に向けて動き手いる」「米国や世界経済はユーロ強化の進展に非常に強い関心がある」
ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・デ・ヤーヘルオランダ財務相「EU首脳はIMFの提案を協議する」「EU首脳会議のIMFに関する合意は今のところ確実でない」
スロバキア政府関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・スロバキア議会は8日、債務上限を憲法で規定することを承認した。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・ユーロ圏関係筋の話として「ユーロ圏は中銀からの融資を通じたIMFへの1500億ユーロの融資で合意する可能性がある」「ESMへの銀行免許付与は協議から外れる」などと伝えた。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは8日、イタリアの財政再建策は短期的な格付けに対する圧力を緩和したとの見解を示した。ただ、「イタリアの格付け見通しは依然ネガティブのままである」「経済を押し上げるために構造改革が必要である」との見解も示されている。
ジョージ・オズボーン[NP-5.0 HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・オズボーン英財務相「ユーロの崩壊は英国に甚大な損害を与えるだろう」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙は8日、欧州連合(EU)首脳会議に向けた独仏首脳の提案には欧州金融安定ファシリティ(EFSF)や欧州安定メカニズム(ESM)の5000億ユーロの規模上限引き上げが含まれると報じた。
フランス政府関係[NP HDP +0.3 CHDP +0.2 RHDP +0.3 CRHDP +0.2]
・仏ルモンド紙が「フランスの銀行は70億ユーロの追加資本が必要である」「フランスの銀行は、国の援助なしに資本増強ができるだろう」などと伝えたと報じた。また、ルモンド紙は「フランスの金融当局はこの見解に関してコメントを控えた」とも伝えた。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・イングランド銀行(英中央銀行)は8日、政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。また、資産買取プログラムの規模も現行の2750億ポンドで据え置いた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)報道官は8日、「ユーロ圏諸国を『クレジットウォッチネガティブ』に指定した米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の論理的根拠はEU自身に拡大されることが出来ない」「EUの信用格付けは実力に基づいて評価されるべき」などの見解を示した。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・欧州中央銀行(ECB)は8日に開いた定例理事会で、政策金利を現行の1.25%から0.25%引き下げて1.00%にすることを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「欧州は危機に瀕している」「ユーロは意図されたほど信頼感を抱かせていない」「我々にはユーロ圏に関する決定をするために数週間しかない」
ニコラ・サルコジ[NP HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・サルコジ・フランス大統領「我々が9日に合意に達しなければ、2度目のチャンスはないだろう」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はしっかり。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントが予定されており、様子見ムードが強かったためしばらく方向感が出なかったが、対ドルでまとまった円買いが持ちこまれると、その他通貨にも円買いが波及した。損失覚悟の円買い注文を巻き込み上値を伸ばした。時間外の米株価指数先物や英独の株価指数が一時下げ幅を広げたことを受けて、リスクポジション解消目的の円買いも入った。
もっとも、ECBが政策金利を1.25%から1.00%に引き下げたと発表した後に、対ユーロで円売りが強まっていることが、その他通貨に対しても円売りを誘っているため、円全体の上げ幅は縮まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、「国内の市場参加者から売りが出た」との指摘が聞かれ、77円50銭前後に観測されていたストップロスを巻き込んで下げ足を速めた。一時1ドル=77円31銭前後まで下げた。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ=103円49銭前後と日通し安値更新。ただ、ECBの政策金利発表後はショートカバーが強まり下値を切り上げている。
・ユーロドルは荒い値動き。欧州の主要株価指数が高く始まったことを手掛かりに買いが入り、17時過ぎに1ユーロ=1.3430ドル前後と日通し高値を付けた。しかし、対円でユーロ売りが強まったことにつれたユーロ売りドル買いが出たほか、株価がマイナス圏に沈んだことも売りを誘った。ECBの政策金利発表前に1.33791ドル前後と日通し安値まで下げた。
ただ、ECBが8日に開いた定例理事会で、政策金利を現行の1.25%から0.25%引き下げて1.00%にすることを決めたと発表した後は一転買い戻しが強まり、1.34ドル台を回復している。
なお、22時30分にはドラギECB総裁の定例会見が予定されている。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP +0.0 CHDP -0.1 RHDP +0.0 CRHDP -0.1]
・ショイブレ独財務相「中銀は独立している」「中銀は物価安定に焦点を当てなければならない」
マリオ・ドラギ[NP-5.2 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「市場の緊張が経済成長を押し下げる」「経済の見通しのリスクはダウンサイド」
マリオ・ドラギ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ユーロ圏の成長は著しい下振れリスクに直面している」
マリオ・ドラギ[NP-6.4 HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「銀行支援のため非標準的措置を採用する」
マリオ・ドラギ[NP-6.6 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.0 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「銀行に対して3年物資金供給を実施」「融資の適格担保条件を緩和する」
マリオ・ドラギ[NP-3.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP -0.4]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「非標準的措置は一時的なもの」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -3.5 CRHDP -0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済成長は来年徐々に回復する」
マリオ・ドラギ[NP-6.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「債務危機に関連して極めて高い不確実性がある」「成長見通しにかなりの下振れリスクがある」
マリオ・ドラギ[NP-5.0 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「インフレ率は低下する前に数ヶ月の間2%を上回り続けそうだ」「弱い経済成長が物価上昇圧力を抑える」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ユーロ圏のインフレリスクはおおむね均衡したままだ」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -6.7 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)は8日、ユーロ圏域内のスタッフ予想を発表。2011年のユーロ圏域内総生産(GDP)の伸び率を1.5-1.7%、2012年をマイナス0.4-プラス1.0%とし、それぞれ従来の1.4-1.8%、0.4-2.2%から修正した。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・メルケルドイツ首相「ユーロは我々をより強くしている」「ユーロ圏はより緊密な協調が必要」「ユーロ圏は、ルールに十分な注意を払っていない」「全てのユーロ圏諸国は、妥協の精神を示さなければならない」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「金融拡大の基調ペースは引き続き穏やか」「(金利決定が全会一致かと聞かれ)そうではない」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「先週、債券購入を拡大すると示唆した覚えはない」
マリオ・ドラギ[NP-2.0 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「より大幅な利下げの検討はなかった」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「EFSF、その次のESMがメカニズムの安定化として望まれる」「(ECBがデフレを恐れているかと聞かれ)デフレの高い可能性はない」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBはIMFのメンバーでない」「チャンネルとしてのIMF活用は非常に複雑」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「国債買い入れは永遠でも無制限でもない」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「EU条約は政府の金融支援を禁止している」「条約は尊重されなければならない」
マリオ・ドラギ[NP-5.6 HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「多くの流動性がECBに再び預け入れられている」「本日の決定は資金調達圧力への取り組みを意味する」「本日の措置が信頼感を支援し確実性を与えるだろう」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -4.3 CRHDP -0.4]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「国債利回りの上限に関する協議は行っていない」「最優先事項は物価の安定」
マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「(EU首脳会議後にECBが追加的な措置を行う余地があるか聞かれ)ECBの役割は安定性の守護者だ」
マリオ・ドラギ[NP HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -4.1 CRHDP +0.2]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「中銀が国際通貨基金(IMF)に融資し、IMFがユーロ圏の国債を購入することは条約に矛盾する」
マリオ・ドラギ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP -0.1 RHDP -4.0 CRHDP +0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBはEFSFの代理として債券市場に介入する用意がある」「EU首脳会議について非常に楽観的」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後は売られた。欧州の取引時間帯には独政府高官が「欧州安定メカニズム(ESM)と欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の並行運用はできないと予想」「欧州連合(EU)首脳会議での債務危機に関する合意達成について一段と悲観的になっている」「EU首脳会議で債務危機に対する国際通貨基金(IMF)基金の活用について合意が得られると確信できない」と述べたと伝わった。EU首脳会議で債務危機に対する具体策がまとまるとの期待感が後退すると、時間外の米株価指数先物の上げ幅縮小とともにユーロなどに対して円買いが優位となった影響が残った。関係者の話として「欧州中央銀行(ECB)は融資のための適格担保条件を緩和する計画がある」と伝わると円売りユーロ買いが出たが、直後にダウ・ジョーンズ通信がザイベルト独政府報道官の話として「8-9日のEU首脳会議でIMFがユーロ圏安定を支援する援助を提供できるかについて決定はないだろう」と報じると円が再び買われた。
ただ、市場では「対ユーロでオランダネームのポンド買いが入った」「中東勢が引き続きポンドを物色している」「M&A(企業の合併・買収)絡みのポンド買いのフローが出た」との声が聞かれ、円安・ポンド高が急速に進行すると、その他の通貨に対しても持ち高調整の円売りが広がった。ダウ平均が80ドル超安から上げに転じ、投資家のリスク許容度が改善するとの見方も低金利の円を押し下げる要因となった。
その後、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が7日、ポルトガルの銀行7行やEU全体、EUの大手銀行グループの格付けを「クレジットウォッチネガティブ」に指定したと相次いで発表すると円高ユーロ安が進む場面があった。もっとも、ダウ平均が引けにかけて一時100ドル超上昇したため全般的な円売りが再開した。
一方、円はドルに対して小動き。手掛かり材料に乏しいなか、欧州・オセアニア通貨に対して円とドルが同時に売買された影響から引き続き方向感が出なかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントを控え、様子見ムードが強く方向感が乏しかった。一方、豪ドルに対しては強含んだ。オーストラリア連邦統計局が発表した11月豪雇用統計が予想より弱い内容となったことを手掛かりに円買い豪ドル売りが優勢となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントを控え、様子見ムードが強く方向感が乏しかった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ低金利の円が売られる場面もあったが、ポジション調整の域を出ず円売りの勢いは長く続かなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はしっかり。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州連合(EU)首脳会議などの重要イベントが予定されており、様子見ムードが強かったためしばらく方向感が出なかったが、対ドルでまとまった円買いが持ちこまれると、その他通貨にも円買いが波及した。損失覚悟の円買い注文を巻き込み上値を伸ばした。時間外の米株価指数先物や英独の株価指数が一時下げ幅を広げたことを受けて、リスクポジション解消目的の円買いも入った。
もっとも、ECBが政策金利を1.25%から1.00%に引き下げたと発表した後に、対ユーロで円売りが強まっていることが、その他通貨に対しても円売りを誘っているため、円全体の上げ幅は縮まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は、「国内の市場参加者から売りが出た」との指摘が聞かれ、77円50銭前後に観測されていたストップロスを巻き込んで下げ足を速めた。一時1ドル=77円31銭前後まで下げた。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ=103円49銭前後と日通し安値更新。ただ、ECBの政策金利発表後はショートカバーが強まり下値を切り上げている。
・ユーロドルは荒い値動き。欧州の主要株価指数が高く始まったことを手掛かりに買いが入り、17時過ぎに1ユーロ=1.3430ドル前後と日通し高値を付けた。しかし、対円でユーロ売りが強まったことにつれたユーロ売りドル買いが出たほか、株価がマイナス圏に沈んだことも売りを誘った。ECBの政策金利発表前に1.33791ドル前後と日通し安値まで下げた。
ただ、ECBが8日に開いた定例理事会で、政策金利を現行の1.25%から0.25%引き下げて1.00%にすることを決めたと発表した後は一転買い戻しが強まり、1.34ドル台を回復している。
なお、22時30分にはドラギECB総裁の定例会見が予定されている。