2012年1月4日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して弱含み。1-3日に発表された中国や英国、欧州各国の12月製造部門購買担当者景気指数(PMI)が軒並み予想を上回ったうえ、3日発表の12月独雇用統計も予想より強い内容となり、世界景気の減速懸念が後退するなか、前日からの欧州株高を引き継ぐ形で時間外の米株価指数先物が200ドル超上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなるとして、低金利の円は売りが先行した。予想を上回る12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数を受けてダウ平均が一時260ドル超上昇したほか、イランがホルムズ海峡を封鎖し原油供給がひっ迫するとの懸念からWTI原油先物相場が4ドル超上昇すると、対資源国通貨を中心に円の下げ幅が広がった。対ポンドでは、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド買いのフローが入り円安・ポンド高が進んだ。ただ、中盤以降はダウ平均の上げ幅縮小が持ち高調整の円買いを誘い、下値がやや切り上がった。
 一方、円はドルに対して小高い。株高や原油高に伴い、主要通貨に対してドル売り圧力が高まった影響から円買いドル売りが入った。ただ、ドル以外の通貨に対する円売りが重しとなり上値は限られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。年末年始の海外市場で円高ドル安が進んだ流れを引き継いで高く始まった。早朝取引では持ち高調整に伴う円売りドル買いが出たものの、連休明けの日本の輸出企業などの円買いドル売りが入ると持ち直した。市場では「仲値決済ではドルが余剰気味だった」との指摘があった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に強含んだ。新規材料難から様子見ムードが広がり、しばらくはもみ合いの展開が続いた。市場では「日本の輸出企業などではまだ休暇中のところが多い」との声が聞かれ、大きな方向感は出なかった。
 ただ、欧州勢が加わる時間帯に入ると円買いドル売りが優勢に。ユーロドルの上昇をきっかけに対円でもドル売りがじわりと強まった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は強含み。4日の欧州の主要株価指数や時間外の米株価指数先物がさえない展開となっており、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。増資を発表したイタリア銀行最大手のウニクレディトが一時ストップ安水準まで下落したことがイタリアの株価指数を押し下げて、投資家のリスク許容度の低下につながった。対ユーロでは、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が4日、「欧州はリセッションの危機にある」などと発言したことが円買いを誘った面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は強含み。欧州通貨に対してドルが買われていることが支えとなっている。 22時過ぎに1ドル=76円79銭前後まで上げた。
・ユーロ円は買い先行後、下げに転じた。ユーロドル相場が「中東勢から買いが入った」との指摘があり値を上げるとつれて円売りユーロ買いが出たものの、欧州株や時間外の米株価指数先物がさえない展開となると売りが優勢となった。22時過ぎに1ユーロ=99円40銭前後と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは買い先行後、下げに転じた。中東勢からの買い観測があり17時過ぎに1ユーロ=1.3073ドル前後と日通し高値を付けた。しかし、昨日高値1.3077ドル前後を上抜け出来ず頭の重さが意識されると買いが失速し徐々に上値を切り下げた。イタリア中心に欧州の株価指数がさえない展開となったこともあり売りが継続する中、ニューヨーク勢からも売りが持ち込まれて22時過ぎに1.29448ドル前後と本日安値を更新した。
 なお、ドイツ政府が10年物国債入札を実施したことや、欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイン、ポルトガルの国債を購入しているとの観測が広がったことなどへの反応は薄かった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ハンガリーに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ハンガリーのソブリンCDS5年物スプレッドは一時653bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米国防総省報道官は「ペルシャ湾に引き続き軍艦を配置する」との認識を示したという。なお、3日欧州時間にイランは「米海軍がペルシャ湾に空母を戻せば行動を取る」と警告していた。

FOMC[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「1月のFOMCで出席者のFF金利の見通しを発表することを開始」

FOMC[NP-6.8 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「多くのメンバーが更なる緩和策が必要とされるだろうと考えている」

FOMC[NP+1.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「一部のメンバーは2013年半ばまでの低金利維持への言及が間もなく調整される可能性があることを指摘」

FOMC[NP+4.0 HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「何人かはインフレや景気の見通しを踏まえると、現在の緩和的な政策の水準を短期を超えて維持することは不適切であると判断している」

FOMC[NP-5.4 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.3]
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「何人かは、かなりの資源のたるみが永続することで、インフレが当面の間、目標とされる水準を下回って推移する可能性があると懸念している」

中国政府関係[NP     HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +3.1 CRHDP -0.3]
・中国商務省は4日、「中国は2015年までの輸出入伸び率を年平均10%とし、貿易総額は4兆8000億ドルの達成を目指す」との見解を示した。また、小売売上高は2015年まで年平均15%の伸び率を目指すとしている。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米アイオワ州共和党党員集会でロムニー氏が僅差で勝利した。

トルコ政府関係[NP+8.8 HDP +6.4 CHDP +2.4 RHDP +6.4 CRHDP +2.4]
・トルコ中銀は4日、トルコリラ安抑制のためにドル売りリラ買い介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.0]
・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は4日、世界最大級の監査法人であるプライスウォーターハウスクーパーズの報告書として「ヒルデブランドSNB総裁の家族の為替取引に関する報道は全て間違い」「取引は銀行のルールに準拠していた」などと発表した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

トルコ政府関係[NP+8.8 HDP +6.4 CHDP +2.4 RHDP +6.4 CRHDP +2.4]
・トルコ中銀は4日、トルコリラ安抑制のためにドル売りリラ買い介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。

2012年1月4日のFX要人発言・ニュース

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -6.4 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債を購入している模様。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ハンガリーに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ハンガリーのソブリンCDS5年物スプレッドは一時653bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
米政府関係・米国防総省報道官は「ペルシャ湾に引き続き軍艦を配置する」との認識を示したという。なお、3日欧州時間にイランは「米海軍がペルシャ湾に空母を戻せば行動を取る」と警告していた。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -6.4 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はポルトガル国債を購入している模様。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
米政府関係・米ホワイトハウス「イランの脅迫は国内問題からの注意回避を模索していることを示唆」「脅迫はイランが経済を含む圧力拡大に押され弱い立場にあることを示している」

FOMC[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
FOMC・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「1月のFOMCで出席者のFF金利の見通しを発表することを開始」

FOMC[NP-6.8 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
FOMC・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「多くのメンバーが更なる緩和策が必要とされるだろうと考えている」

FOMC[NP+1.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
FOMC・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「一部のメンバーは2013年半ばまでの低金利維持への言及が間もなく調整される可能性があることを指摘」

FOMC[NP+4.0 HDP -2.5 CHDP +0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
FOMC・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「何人かはインフレや景気の見通しを踏まえると、現在の緩和的な政策の水準を短期を超えて維持することは不適切であると判断している」

FOMC[NP-5.4 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.3]
FOMC・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨「何人かは、かなりの資源のたるみが永続することで、インフレが当面の間、目標とされる水準を下回って推移する可能性があると懸念している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して弱含み。1-3日に発表された中国や英国、欧州各国の12月製造部門購買担当者景気指数(PMI)が軒並み予想を上回ったうえ、3日発表の12月独雇用統計も予想より強い内容となり、世界景気の減速懸念が後退するなか、前日からの欧州株高を引き継ぐ形で時間外の米株価指数先物が200ドル超上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなるとして、低金利の円は売りが先行した。予想を上回る12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数を受けてダウ平均が一時260ドル超上昇したほか、イランがホルムズ海峡を封鎖し原油供給がひっ迫するとの懸念からWTI原油先物相場が4ドル超上昇すると、対資源国通貨を中心に円の下げ幅が広がった。対ポンドでは、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド買いのフローが入り円安・ポンド高が進んだ。ただ、中盤以降はダウ平均の上げ幅縮小が持ち高調整の円買いを誘い、下値がやや切り上がった。
 一方、円はドルに対して小高い。株高や原油高に伴い、主要通貨に対してドル売り圧力が高まった影響から円買いドル売りが入った。ただ、ドル以外の通貨に対する円売りが重しとなり上値は限られた。

野田佳彦[NP-4.4 HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦首相(年頭記者会見で)「大震災の復興復旧などに全力で取り組む」「デフレ脱却に向け日銀と今まで以上に連携していく」「日本経済再生に向けて力強く政策推進」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日本銀行は4日、米ドル資金供給オペの応札落札額が32億8100万ドルだったことを明らかにした。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。年末年始の海外市場で円高ドル安が進んだ流れを引き継いで高く始まった。早朝取引では持ち高調整に伴う円売りドル買いが出たものの、連休明けの日本の輸出企業などの円買いドル売りが入ると持ち直した。市場では「仲値決済ではドルが余剰気味だった」との指摘があった。

中国政府関係[NP     HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +3.1 CRHDP -0.3]
中国政府関係・中国商務省は4日、「中国は2015年までの輸出入伸び率を年平均10%とし、貿易総額は4兆8000億ドルの達成を目指す」との見解を示した。また、小売売上高は2015年まで年平均15%の伸び率を目指すとしている。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
米政府関係・米アイオワ州共和党党員集会でロムニー氏が僅差で勝利した。

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
会社・企業関係・イタリア銀行最大手のウニクレディトは4日、新株発行で増資を行うと発表した。

トルコ政府関係[NP+8.8 HDP +6.4 CHDP +2.4 RHDP +6.4 CRHDP +2.4]
トルコ政府関係・トルコ中銀は4日、トルコリラ安抑制のためにドル売りリラ買い介入を行った模様。市場関係者の話として報じられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に強含んだ。新規材料難から様子見ムードが広がり、しばらくはもみ合いの展開が続いた。市場では「日本の輸出企業などではまだ休暇中のところが多い」との声が聞かれ、大きな方向感は出なかった。
 ただ、欧州勢が加わる時間帯に入ると円買いドル売りが優勢に。ユーロドルの上昇をきっかけに対円でもドル売りがじわりと強まった。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・ハンガリーフォリントは売りが優勢。ユーロフォリントは昨年11月14日につけた1ユーロ=317.92フォリントを上抜けて、一時319.21フォリントと史上最高値を更新した。

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「欧州はリセッションの危機にある」「欧州は景気減速に十分対応するべき」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -6.4 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は4日、7日物ドル供給オペを実施し61億5200万ドルを供給した。また、84日物ドル供給オペも実施し255億1500万ドルを供給した。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.8 CHDP -0.2 RHDP +0.8 CRHDP -0.2]
ドイツ政府関係・ドイツ政府は4日、10年物国債入札を実施。平均落札利回りは1.93%と前回の1.98%を下回ったほか、応札倍率は1.3倍と前回の1.1倍を上回った。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
アンゲラ・メルケル・メルケル独首相は11日にモンティ・イタリア首相とベルリンで会談するという。

ポルトガル政府関係[NP     HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
ポルトガル政府関係・ポルトガル政府は4日、3カ月物政府証券(Tビル)入札を実施した。平均落札利回りは4.346%と前回の4.837%を下回った。また、応札倍率は2.4倍と前回の2.0倍を上回った。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.4 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -6.4 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はイタリアとスペイン国債を購入している模様。

ニコラ・サルコジ[NP     HDP -1.1 CHDP -0.2 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
ニコラ・サルコジ・仏政府報道官の話として報じたところによると、サルコジ仏大統領は9日にメルケル独首相と経済統治や新条約を協議するという。

スペイン政府関係[NP     HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
スペイン政府関係・スペインの閣僚は「スペインは銀行業界再編のため欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)に融資を要請する計画を立てていない」との認識を示し、融資要請検討報道を否定したという。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-6.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -6.4 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はポルトガル国債を購入している模様。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・4日の欧州外国為替市場で円は強含み。4日の欧州の主要株価指数や時間外の米株価指数先物がさえない展開となっており、リスク資産圧縮目的で円買いが入った。増資を発表したイタリア銀行最大手のウニクレディトが一時ストップ安水準まで下落したことがイタリアの株価指数を押し下げて、投資家のリスク許容度の低下につながった。対ユーロでは、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が4日、「欧州はリセッションの危機にある」などと発言したことが円買いを誘った面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は強含み。欧州通貨に対してドルが買われていることが支えとなっている。 22時過ぎに1ドル=76円79銭前後まで上げた。
・ユーロ円は買い先行後、下げに転じた。ユーロドル相場が「中東勢から買いが入った」との指摘があり値を上げるとつれて円売りユーロ買いが出たものの、欧州株や時間外の米株価指数先物がさえない展開となると売りが優勢となった。22時過ぎに1ユーロ=99円40銭前後と日通し安値を更新した。
・ユーロドルは買い先行後、下げに転じた。中東勢からの買い観測があり17時過ぎに1ユーロ=1.3073ドル前後と日通し高値を付けた。しかし、昨日高値1.3077ドル前後を上抜け出来ず頭の重さが意識されると買いが失速し徐々に上値を切り下げた。イタリア中心に欧州の株価指数がさえない展開となったこともあり売りが継続する中、ニューヨーク勢からも売りが持ち込まれて22時過ぎに1.29448ドル前後と本日安値を更新した。
 なお、ドイツ政府が10年物国債入札を実施したことや、欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイン、ポルトガルの国債を購入しているとの観測が広がったことなどへの反応は薄かった。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.0]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は4日、ヒルデブランドSNB総裁の為替取引の疑惑に関する声明を4日発表することを明らかにした。また、ヒルデブランドSNB総裁は5日に会見を行うという。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -5.5 CRHDP +0.0]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は4日、世界最大級の監査法人であるプライスウォーターハウスクーパーズの報告書として「ヒルデブランドSNB総裁の家族の為替取引に関する報道は全て間違い」「取引は銀行のルールに準拠していた」などと発表した。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
米政府関係・米財務省は4日、ガイトナー米財務長官が10-12日に中国や日本を訪問し、世界経済の状況や世界の成長を強化する政策などを協議することを明らかにした。

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)はイラン原油の輸入禁止で基本合意に達したという。なお、開始日やその他の詳細についてさらに議論する必要があるとのこと。

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