2012年2月4日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドルや資源国通貨に対して売り優勢。1月のカナダ雇用統計で、失業率が7.6%と市場予想平均の7.5%より弱かったほか、新規雇用者数も2300人増と市場予想平均の2万2000人程度増より弱く、円買いカナダドル売りが強まると、オセアニア通貨に対して円買いがやや波及した。ただ、1月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比24万3000人増と市場予想平均の前月比14万人増より強かったうえ、失業率も8.3%と市場予想平均の8.5%より強かったことを受け、円売りドル買いが優勢に。1月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数も56.8と市場予想平均の53.2を上回り、ダウ平均が160ドルを超す上げ幅となったため、対資源国通貨でも一転円売りが膨らんだ。米雇用統計発表後にユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「6日にユーロ圏財務相会合は開催されない」「ユーロ圏財務相会合は来週後半に開催される可能性」などと語ったほか、市場で「パパデモス・ギリシャ首相が辞任する」との噂が広がり(ギリシャ政府報道官がその後否定)、ユーロ売り資源国通貨買いが優位となったことも円安・資源国通貨高を加速させた。終盤にかけて「ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事らがギリシャの債務減免交渉のため今週末にアテネ入りする」「欧州中央銀行(ECB)はギリシャ第2次支援を増強するため保有債券の活用を検討している」「ギリシャ政府はトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)との協議がうまくいっているとの見解を示した」と伝わり、対ユーロで持ち高調整の円売りが広がったことも、対豪ドルやカナダドルで円の下げ幅を広げた。
 一方、円は欧州通貨に対して一進一退。予想より強い米雇用統計を受けた円・ドル相場の下落や株高が円売り欧州通貨買いを促したものの、ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂が意識され、対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが入った。ただ、終盤にはダラーラIIF専務理事のアテネ入りなどの報道が伝わり、円は再び売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=76円74銭前後まで値を伸ばした。米10年物国債利回りが急上昇したことも相場を支えた。ただ、市場では「76.80円より上の水準には売り注文が観測されている」との指摘があり上値の重さが嫌気されると、76円台半ばで次第に方向感を欠いた。
・ユーロ円は1ユーロ=100円89銭前後まで上げた後、100円14-19銭まで一転下落したが、終盤に100円77-82銭まで再び上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。予想より強い米雇用統計を受けて株高が進行すると、投資家心理の改善を意識した買いが強まった。1ユーロ=1.3206ドル前後まで上げた。ただ、足もとで1.32ドル台での頭の重さが目立つなか、米雇用統計を教科書的なドル買い材料とみる向きもあったほか、米追加金融緩和観測が後退するとの思惑から一転ユーロ売りドル買いが優勢に。ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂もユーロ売りを後押しし1.30655ドル前後まで急落した。もっとも、ギリシャ首相辞任の噂が否定されると売りは収まった。ダウ平均の160ドル超高に伴い、資源国通貨買いドル売りが強まったことが相場を支えたうえ、週末にギリシャ債務交換交渉が合意する期待を高める報道が相次いだため、1.3165-68ドルまでショートカバーが進んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ジェームズ・ブラード[NP+4.0 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ブラード・米セントルイス連銀総裁(ブルームバーグとのインタビューで)「最近の経済データが上昇傾向にあり驚いている」「FRBは2014年より前に利上げする必要がある可能性」「米国の驚くような力強さは量的緩和の可能性を弱める」

ジェームズ・ブラード[NP-4.8 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
・ブラード・米セントルイス連銀総裁「2010年と異なり、米国は現在物価の広範な下落リスクに直面していない」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ジェームズ・ブラード[NP+4.0 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ブラード・米セントルイス連銀総裁(ブルームバーグとのインタビューで)「最近の経済データが上昇傾向にあり驚いている」「FRBは2014年より前に利上げする必要がある可能性」「米国の驚くような力強さは量的緩和の可能性を弱める」

2012年2月4日のFX要人発言・ニュース

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
アンゲラ・メルケル・メルケル独首相とサルコジ仏大統領が6日にパリで記者会見を行うという。

ロバート・ゼーリック[NP     HDP -1.5 CHDP -0.4 RHDP -1.5 CRHDP -0.4]
ロバート・ゼーリック・ゼーリック世界銀行総裁「イタリアとスペインは、支援を提供される必要がある」

ルーカス・パパデモス[NP     HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
ルーカス・パパデモス・パパデモス・ギリシャ首相が、今晩ギリシャ中銀総裁やベニゼロス・ギリシャ財務相と会談する予定であると関係者の話として報じられた。

欧州財務相関連[NP     HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
欧州財務相関連・ドイツ、オランダ、フィンランド、ルクセンブルク財務相の会合では、ギリシャに対する追加支援に関しては協議しなかったと報じた。

スイス政府関係[NP-5.6 HDP -4.9 CHDP +0.0 RHDP -5.8 CRHDP +0.0]
スイス政府関係・スイス政府やスイスの主要政党は、ユーロスイスフランの下限1.2000スイスフランは絶対的な下限であると表明したと報じた。

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.2 CRHDP +0.2]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「予想よりも強い米雇用統計は良いニュースであるが依然多くが職を必要としている」「経済はより強く成長している」「回復ペースが上がっている」

国際金融協会(IIF)関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
国際金融協会(IIF)関係・国際金融協会(IIF)の報道官は3日、ダラーラIIF専務理事らがギリシャの債務減免交渉のため今週末にアテネ入りすることを明らかにしたと伝えられた。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・関係者の話として「ECBはギリシャ第2次支援を増強するため保有債券の活用を検討している」と報じた。

ホセ・マヌエル・バローゾ[NP     HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
ホセ・マヌエル・バローゾ・バローゾ欧州連合(EU)委員長「欧州危機の解決に奇跡はない」「持続可能な成長に向けた唯一の方法は財政再建」「ポルトガルがデフォルトを語られる理由はない」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府は3日、トロイカとの協議はうまくいっているとの見解を示したと報じた。

ジェームズ・ブラード[NP+4.0 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード・米セントルイス連銀総裁(ブルームバーグとのインタビューで)「最近の経済データが上昇傾向にあり驚いている」「FRBは2014年より前に利上げする必要がある可能性」「米国の驚くような力強さは量的緩和の可能性を弱める」

ジェームズ・ブラード[NP-4.8 HDP -0.2 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.2]
ジェームズ・ブラード・ブラード・米セントルイス連銀総裁「2010年と異なり、米国は現在物価の広範な下落リスクに直面していない」

スティーヴン・ハーパー[NP+1.8 HDP -0.6 CHDP +0.1 RHDP +0.0 CRHDP +0.2]
スティーヴン・ハーパー・ハーパー・カナダ首相「カナダが今年リセッションや危機に陥る多くの証拠は見られない」「1月カナダ雇用統計に失望し、米国の雇用成長の兆しに勇気付けられた」「カナダ経済の緩やかだが安定的な成長を予想しており歳出削減計画を守る」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドルや資源国通貨に対して売り優勢。1月のカナダ雇用統計で、失業率が7.6%と市場予想平均の7.5%より弱かったほか、新規雇用者数も2300人増と市場予想平均の2万2000人程度増より弱く、円買いカナダドル売りが強まると、オセアニア通貨に対して円買いがやや波及した。ただ、1月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比24万3000人増と市場予想平均の前月比14万人増より強かったうえ、失業率も8.3%と市場予想平均の8.5%より強かったことを受け、円売りドル買いが優勢に。1月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数も56.8と市場予想平均の53.2を上回り、ダウ平均が160ドルを超す上げ幅となったため、対資源国通貨でも一転円売りが膨らんだ。米雇用統計発表後にユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「6日にユーロ圏財務相会合は開催されない」「ユーロ圏財務相会合は来週後半に開催される可能性」などと語ったほか、市場で「パパデモス・ギリシャ首相が辞任する」との噂が広がり(ギリシャ政府報道官がその後否定)、ユーロ売り資源国通貨買いが優位となったことも円安・資源国通貨高を加速させた。終盤にかけて「ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事らがギリシャの債務減免交渉のため今週末にアテネ入りする」「欧州中央銀行(ECB)はギリシャ第2次支援を増強するため保有債券の活用を検討している」「ギリシャ政府はトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)との協議がうまくいっているとの見解を示した」と伝わり、対ユーロで持ち高調整の円売りが広がったことも、対豪ドルやカナダドルで円の下げ幅を広げた。
 一方、円は欧州通貨に対して一進一退。予想より強い米雇用統計を受けた円・ドル相場の下落や株高が円売り欧州通貨買いを促したものの、ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂が意識され、対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが入った。ただ、終盤にはダラーラIIF専務理事のアテネ入りなどの報道が伝わり、円は再び売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=76円74銭前後まで値を伸ばした。米10年物国債利回りが急上昇したことも相場を支えた。ただ、市場では「76.80円より上の水準には売り注文が観測されている」との指摘があり上値の重さが嫌気されると、76円台半ばで次第に方向感を欠いた。
・ユーロ円は1ユーロ=100円89銭前後まで上げた後、100円14-19銭まで一転下落したが、終盤に100円77-82銭まで再び上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。予想より強い米雇用統計を受けて株高が進行すると、投資家心理の改善を意識した買いが強まった。1ユーロ=1.3206ドル前後まで上げた。ただ、足もとで1.32ドル台での頭の重さが目立つなか、米雇用統計を教科書的なドル買い材料とみる向きもあったほか、米追加金融緩和観測が後退するとの思惑から一転ユーロ売りドル買いが優勢に。ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂もユーロ売りを後押しし1.30655ドル前後まで急落した。もっとも、ギリシャ首相辞任の噂が否定されると売りは収まった。ダウ平均の160ドル超高に伴い、資源国通貨買いドル売りが強まったことが相場を支えたうえ、週末にギリシャ債務交換交渉が合意する期待を高める報道が相次いだため、1.3165-68ドルまでショートカバーが進んだ。

エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP     HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
エヴァンゲロス・ベニゼロス・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ユーロ圏財務相は、8日水曜日にギリシャについて話し合うため会合を行う予定」「PSIは、ギリシャの協議の最も簡単な部分」

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