2012年2月3日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米景気回復は苛立たしいほど遅い」「米経済見通しは引き続き不確か」「FRBは欧州の状況を引き続き注視し、米国の金融システムや経済を保護するため利用可能な全ての措置を取る」
ベン・バーナンキ[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「現在、インフレは目標に極めて近づいているように見えるが、失業率には失望させられている」
アダム・ポーゼン[NP-6.4 HDP -2.9 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「資産買取プログラムの規模を更に750億ポンド拡大する可能性がある」
チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -4.6 CRHDP -0.3]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「さらなる金融政策の緩和を支持する」
チャールズ・エバンズ[NP-6.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「一部の推定では1兆ドル超の資産購入が必要」「資産購入は債券やMBSとなる可能性」「ディスインフレのリスクを懸念していない」
トーマス・ジョーダン[NP-6.0 HDP -3.2 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)暫定総裁「最大限の決意でユーロスイスフランの下限設定を実行する」
安住淳[NP-5.0 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「米金利低下を材料に、思惑的・投機的な円買いの動きが強まっている」「(円高で)投機的な偏った動きがあれば断固たる措置を取る」
安住淳[NP-5.2 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP -0.3]
・安住淳財務相「一方的な円高が日本の実体経済を反映しているかは強い懸念がある」「(円高について)市場動向を注視し適切に対応したい」
リチャード・フィッシャー[NP-3.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「インフレ率が2%を下回っていれば、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和政策の許容度が高まる可能性がある」「FRBの政策は時間軸で縛るべきではなく経済状況に重点を置くべき」
リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.7 CRHDP -0.2]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「経済状況を踏まえると追加の量的緩和は正当化されない」「さらなる量的緩和は米連邦準備理事会(FRB)の出口戦略を複雑化する」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -3.0 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「IMFは世界的な資金ニーズが2兆ドルと試算している」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -4.6 CRHDP -0.3]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「さらなる金融政策の緩和を支持する」
2012年2月3日のFX要人発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP-4.2 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP -0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「財政政策にリスクがある中、景気改善の兆しが見られる」「米財政政策は持続可能ではない」「インフレは抑制されたままであると予想」「住宅売上と建設は抑制されたまま」「過去一年間、雇用の状況は緩やかに改善した」
ベン・バーナンキ[NP-5.8 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米景気回復は苛立たしいほど遅い」「米経済見通しは引き続き不確か」「FRBは欧州の状況を引き続き注視し、米国の金融システムや経済を保護するため利用可能な全ての措置を取る」
ベン・バーナンキ[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「現在、インフレは目標に極めて近づいているように見えるが、失業率には失望させられている」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「財政の安定達成のために、現在行われている以上のより積極的な戦略が長期的には正当化される」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「PSI交渉の合意に関し残っている問題の一つは、公的部門の参加」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「政府は、トロイカと銀行の増資の方法に関して協議している」「普通株による増資が行われるだろう」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「ギリシャの安定で公的部門の拠出は十分」「イタリアなどの国債利回りの低下は、ユーロ圏が良い軌道に乗っていることを示している」「(今年の終わりまで、ユーロ圏のメンバーが17カ国であるかという質問に関して)そう望んでいる」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「ECBの資金供給は金融システムの緊張を緩和し、いくつかの問題国の借り入れコストを引き下げた」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP +0.0 CHDP -0.3 RHDP +0.0 CRHDP -0.3]
・ファンロンパイ・欧州連合(EU)大統領「EUは3月1日のサミットでESMの融資能力を見直す」
アダム・ポーゼン[NP-6.4 HDP -2.9 CHDP -0.1 RHDP -4.4 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「資産買取プログラムの規模を更に750億ポンド拡大する可能性がある」
チャールズ・エバンズ[NP-6.2 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -4.6 CRHDP -0.3]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「さらなる金融政策の緩和を支持する」
チャールズ・エバンズ[NP-6.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
・エバンズ・米シカゴ連銀総裁「一部の推定では1兆ドル超の資産購入が必要」「資産購入は債券やMBSとなる可能性」「ディスインフレのリスクを懸念していない」
ベン・バーナンキ[NP+3.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.0]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは適時に金融緩和を巻き戻す手段を有している」
トーマス・ジョーダン[NP-5.8 HDP -3.2 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP -0.3]
・ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)暫定総裁「通貨を無制限に購入する用意がある」
トーマス・ジョーダン[NP-6.0 HDP -3.2 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)暫定総裁「最大限の決意でユーロスイスフランの下限設定を実行する」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・「AAA」格付けのユーロ圏4カ国の財務相が3日に会合を開くことをドイツ財務省が明らかにしたという。なお、会合後に声明は発表されないとのこと。
ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・ガイトナー米財務長官「米国の金融システムはより力強く安全になりつつある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「1月30日の欧州連合(EU)首脳会議での合意は大きく不十分」「ギリシャの民間部門関与(PSI)交渉は極めて困難」と述べたことが円買いユーロ売りを促すと、その他の通貨に対しても小幅ながら円高が進んだ。
ただ、米労働省が2日発表した前週分の新規失業保険申請件数が36万7000件と市場予想平均の37万1000件程度よりも強い結果となり、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、投資家のリスク許容度が改善するとして円買いに歯止めが掛かった。市場で「欧州中央銀行(ECB)がポルトガル国債を購入している」「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて対ポンド中心にユーロ買いが持ち込まれた」との声が聞かれ、円売りユーロ買いが広がると円全体が軟調に推移した。
もっとも、フィキシングを通過すると円売り圧力が一服した。ダウ平均が一時40ドル超下げたことも円の買い戻しを誘い、下値が切り上がった。終盤にかけてダウ平均は上げに転じる場面があったが、3日発表の1月米雇用統計を前に様子見気分が強まり、円相場は動意に欠ける展開となった。
安住淳[NP-5.0 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「米金利低下を材料に、思惑的・投機的な円買いの動きが強まっている」「(円高で)投機的な偏った動きがあれば断固たる措置を取る」
安住淳[NP-5.2 HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP -0.3]
・安住淳財務相「一方的な円高が日本の実体経済を反映しているかは強い懸念がある」「(円高について)市場動向を注視し適切に対応したい」
リチャード・フィッシャー[NP+4.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +3.0 CRHDP +0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「米連邦公開市場委員会(FOMC)が日程を設定し、主要金利を縛ることに反対」「FOMCの金利予想は単なる推測である」
リチャード・フィッシャー[NP-3.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「インフレ率が2%を下回っていれば、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和政策の許容度が高まる可能性がある」「FRBの政策は時間軸で縛るべきではなく経済状況に重点を置くべき」
リチャード・フィッシャー[NP+5.0 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +2.7 CRHDP -0.2]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「経済状況を踏まえると追加の量的緩和は正当化されない」「さらなる量的緩和は米連邦準備理事会(FRB)の出口戦略を複雑化する」
日本政府関係[NP-4.4 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「円高対策は日銀も考えていただく必要がある」
温家宝[NP HDP +1.3 CHDP +0.0 RHDP +2.8 CRHDP +0.0]
・温家宝中国首相「金融機関は実体経済を支援する必要がある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが出たものの、追随する動きがなかったため円売りは早々に失速した。そのあとは新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。市場では「日本時間今晩の1月米雇用統計を前に動きにくい」との指摘があった。
安住淳財務相は3日、閣議後の記者会見で「一方的な円高が日本の実体経済を反映しているかは強い懸念がある」「(円高について)市場動向を注視し、適切に対応したい」などと発言したが、相場の反応は限定的だった。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -3.0 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「IMFは世界的な資金ニーズが2兆ドルと試算している」
スイス政府関係[NP HDP -4.9 CHDP +0.0 RHDP -5.8 CRHDP +0.0]
・スイス当局はUBSとクレディスイス、外銀10行をLIBORとTIBORをめぐる取引に関して調査するようだ。
世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ロシア中銀は3日、政策金利を現行の8.00%に据え置くと発表した。
国際通貨基金(IMF)[NP-5.6 HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事「日本は為替の過度な変動には介入含め適切に対応する立場だろう」「日本経済の下振れには量的緩和の追加もありうる」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・独財務省報道官の話として報じたところによると、ユーロ圏財務相会合への招待はまだなく、6日のユーロ圏財務相会合は憶測に過ぎないという。
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相「ギリシャの計画に関する協議は最終段階にある」「新たな計画はギリシャを健全な基盤に乗せるだろう」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合(EU)関係筋の話として「ユーロ圏諸国がギリシャ第2次支援で1450億ユーロを拠出しなければならない可能性がある」「追加拠出は主として民間部門の債務再編後にギリシャ銀行セクターを資本増強するために必要とされる」と報じた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.2]
・国際通貨基金(IMF)のスタッフが来週日本を訪問するという。日本で短期的なリスクを協議し、デフレ克服に向けたステップを調査するという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。英、独の株価指数や時間外の米株価指数先物がプラス圏に浮上したことを背景に散発的に円売り外貨買いが出た。対ポンドでは1月の英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想平均を上回ったことを材料に一時円売りが出た。
ただ、1月の米雇用統計の発表に近づくにつれて円売りの動きは徐々に弱まりやや下値を切り上げた。カナダドルに対しては弱いカナダ雇用統計を受けた円買いが強まっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計を前に投機筋などから持ち高調整の円売りドル買いが入り20時30分過ぎに1ドル=76円28銭前後まで上げた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=100円51銭前後まで買われた。
・カナダドル円は売りが優位。株高を背景に買いが入っていたが、カナダ統計局が3日発表した1月のカナダ失業率と新規雇用者数がいずれも市場予想平均よりも弱い結果となると円買いカナダドル売りが優位になった。22時過ぎに1カナダドル=76円04銭前後まで下げた。
・ユーロドルは小高い。欧州株や時間外の米株価指数先物が持ち直したことを手掛かりに買いが入り20時30分過ぎに1ユーロ=1.31856ドル前後と本日高値を付けた。パパデモス・ギリシャ首相の話として「ギリシャの計画に関する協議は最終段階にある」「新たな計画はギリシャを健全な基盤に乗せるだろう」と伝わったことも若干買いを誘ったようだ。
ただ、ユーロの上値追い材料にも乏しいため、徐々に買いは収まった。日本時間22時30分発表の1月の米雇用統計を控え、様子見ムードが広がっている。
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「6日にユーロ圏財務相会合は開催されない」「ユーロ圏財務相会合は来週後半に開催される可能性」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府報道官はパパデモス・ギリシャ首相が辞任するとの報道を否定したという。
米政府関係[NP+2.4 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・クルーガー大統領経済諮問委員会(CEA)委員長(CNBCが伝える)「1月米雇用統計は米経済が回復し続けている一段の証拠」「データのパターンは経済が改善していることを示唆しトレンドは正しい方向に向かっている」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「1月30日の欧州連合(EU)首脳会議での合意は大きく不十分」「ギリシャの民間部門関与(PSI)交渉は極めて困難」と述べたことが円買いユーロ売りを促すと、その他の通貨に対しても小幅ながら円高が進んだ。
ただ、米労働省が2日発表した前週分の新規失業保険申請件数が36万7000件と市場予想平均の37万1000件程度よりも強い結果となり、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、投資家のリスク許容度が改善するとして円買いに歯止めが掛かった。市場で「欧州中央銀行(ECB)がポルトガル国債を購入している」「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて対ポンド中心にユーロ買いが持ち込まれた」との声が聞かれ、円売りユーロ買いが広がると円全体が軟調に推移した。
もっとも、フィキシングを通過すると円売り圧力が一服した。ダウ平均が一時40ドル超下げたことも円の買い戻しを誘い、下値が切り上がった。終盤にかけてダウ平均は上げに転じる場面があったが、3日発表の1月米雇用統計を前に様子見気分が強まり、円相場は動意に欠ける展開となった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが出たものの、追随する動きがなかったため円売りは早々に失速した。そのあとは新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。市場では「日本時間今晩の1月米雇用統計を前に動きにくい」との指摘があった。
安住淳財務相は3日、閣議後の記者会見で「一方的な円高が日本の実体経済を反映しているかは強い懸念がある」「(円高について)市場動向を注視し、適切に対応したい」などと発言したが、相場の反応は限定的だった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。英、独の株価指数や時間外の米株価指数先物がプラス圏に浮上したことを背景に散発的に円売り外貨買いが出た。対ポンドでは1月の英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想平均を上回ったことを材料に一時円売りが出た。
ただ、1月の米雇用統計の発表に近づくにつれて円売りの動きは徐々に弱まりやや下値を切り上げた。カナダドルに対しては弱いカナダ雇用統計を受けた円買いが強まっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計を前に投機筋などから持ち高調整の円売りドル買いが入り20時30分過ぎに1ドル=76円28銭前後まで上げた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=100円51銭前後まで買われた。
・カナダドル円は売りが優位。株高を背景に買いが入っていたが、カナダ統計局が3日発表した1月のカナダ失業率と新規雇用者数がいずれも市場予想平均よりも弱い結果となると円買いカナダドル売りが優位になった。22時過ぎに1カナダドル=76円04銭前後まで下げた。
・ユーロドルは小高い。欧州株や時間外の米株価指数先物が持ち直したことを手掛かりに買いが入り20時30分過ぎに1ユーロ=1.31856ドル前後と本日高値を付けた。パパデモス・ギリシャ首相の話として「ギリシャの計画に関する協議は最終段階にある」「新たな計画はギリシャを健全な基盤に乗せるだろう」と伝わったことも若干買いを誘ったようだ。
ただ、ユーロの上値追い材料にも乏しいため、徐々に買いは収まった。日本時間22時30分発表の1月の米雇用統計を控え、様子見ムードが広がっている。