為替・株式・商品マーケット概要

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 2012年2月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2012年2月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2012年2月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2012-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い優位。1月独雇用統計が予想より強い内容となったほか、欧州株や時間外の米株価指数先物、WTI原油先物相場が上げ幅を拡大し、欧州の取引時間帯から投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった影響が残った。
 ただ、11月カナダ国内総生産(GDP)12月カナダ鉱工業製品価格指数12月カナダ原料価格指数が相次いで予想を下回ると、対カナダドル中心に円の買い戻しが入った。また、WTI原油先物相場が一段高となり、円売り資源国通貨買いが散見されたものの、ユーロやスイスフランに対して資源国通貨買いが優勢となったため、対ユーロやスイスフランでは同時に円買いが強まった。1月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)1月米消費者信頼感指数がいずれも予想を下回り、ダウ平均が60ドル超高から80ドル超安まで一転下落すると、円が全面高となった。終盤にかけてダウ平均は前日終値付近まで下げ幅を縮めたものの、円相場の反応は薄く方向感のない取引が続いた。なお、WTI原油先物相場は下落に転じ、下げ幅を広げるなど荒い値動きとなった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2012年2月 発言・ニュース

[2012-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後は買い優位。1月独雇用統計が予想より強い内容となったほか、欧州株や時間外の米株価指数先物、WTI原油先物相場が上げ幅を拡大し、欧州の取引時間帯から投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった影響が残った。
 ただ、11月カナダ国内総生産(GDP)12月カナダ鉱工業製品価格指数12月カナダ原料価格指数が相次いで予想を下回ると、対カナダドル中心に円の買い戻しが入った。また、WTI原油先物相場が一段高となり、円売り資源国通貨買いが散見されたものの、ユーロやスイスフランに対して資源国通貨買いが優勢となったため、対ユーロやスイスフランでは同時に円買いが強まった。1月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)1月米消費者信頼感指数がいずれも予想を下回り、ダウ平均が60ドル超高から80ドル超安まで一転下落すると、円が全面高となった。終盤にかけてダウ平均は前日終値付近まで下げ幅を縮めたものの、円相場の反応は薄く方向感のない取引が続いた。なお、WTI原油先物相場は下落に転じ、下げ幅を広げるなど荒い値動きとなった。

[2012-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。前日の米国市場で、住宅指標や景況感指数が予想より弱い内容となり、円買いドル売りの動きが広がった流れを引き継いだ。対ユーロでは、「月初を迎えた信託系の円買いが入った」との指摘もあり、相場を押し上げた。半面、円の上値では日本の輸入企業の円売りドル買いが出たため、一本調子で円高が進む状況にはならなかった。
 安住淳財務相は1日、円高について「市場を注視し必要なら断固たる措置をとる」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2012-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一時買いが強まったものの、その後失速した。中国株式市場で上海総合指数が1%超下落したことなどをながめ円買い外貨売りが入ったほか、市場では「信託系の円買いユーロ売りが入った」との指摘があり円全体を押し上げた。ただ、そのあとは欧州株が堅調に推移したこともあり、次第に円売り外貨買いが優勢に。対ドルで、オプションに絡んだ円売りが出たことも相場の重しとなった。

[2012-02-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はドル以外に対しては売りが優位。市場参加者間で「ギリシャの債務減免交渉がまもなく合意に達する」との噂が広がると、株式市場では時間外の米株価指数と主要な欧州の株価指数が堅調になったほか、為替市場では対ユーロ中心に円売りが優勢となった。ポンドに対しては強い英経済指標を受けた円売りが散見された。
 その後、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇幅が拡大すると、一段とリスク志向が改善し円売りの勢いが増した。
 一方、円はドルに対して神経質な展開。対欧州オセアニア通貨でドル売り圧力が高まったことにつれた円買いドル売りと、76円ちょうど前後に観測されているオプションのバリアに絡んだ円売りドル買いが綱引きしている。
 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とコンサルタント会社マクロエコノミック・アドバイザーズが1日発表した1月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比17万人増となり、市場予想平均の18万2000人程度増を下回ったことが伝わったが、現時点での反応は薄い。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=76円03銭前後まで下落し、2011年10月31日以来の安値を付けた。
・ユーロ円は欧州市場の序盤に1ユーロ=99円25銭前後まで下落したものの、ギリシャの債務減免交渉に関する噂が伝わると切り返した。これまでに円買いユーロ売りにポジションを傾けていた向きが反対売買を迫られて上昇に勢いが付いた。21時30分過ぎに100円51銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは堅調。ギリシャの債務減免交渉の合意期待が高まったことや、株式相場の上昇を受けた。欧州株や時間外の米株価指数先物が一段高となると、ニューヨークの市場参加者からも買いが見られ21時30分過ぎに1ユーロ=1.3203ドル前後まで上げた。ギリシャ政府報道官の話として「民間部門の債務交換や国際的な第2次支援を巡る協議が今後数日で完了すると予想する」と伝わったことが買いを誘ったと指摘する市場関係者もいた。
 しかし、1.32ドル台では戻り売りが厚かったほか、株式相場の上昇が一服しているためユーロドルの買いはいったん収まっている。

[2012-02-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。中国やドイツ、ユーロ圏、英国の1月製造業購買担当者景気指数(PMI)(ドイツとユーロ圏は改定値)がいずれも予想を上回ったほか、「ギリシャの債務減免交渉がまもなく合意に達する」との噂を背景に、欧州株や時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大。投資家のリスク許容度が改善するなか、ニューヨーク勢から主要通貨に対してまとまったドル売りが持ち込まれ、同時に円売りが膨らんだ。ダウ平均が150ドルを超す上昇となり、その後も高値圏を維持したため、対資源国通貨中心に円の軟調地合いが継続したほか、アジアの取引時間帯に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られる形で下げ幅が広がった。
 その後、ギリシャ財務省関係筋の話として「ギリシャ債務交換交渉の合意まであと数時間」と報じられたが、国際金融協会(IIF)の見解として「ギリシャ債務に関して建設的な協議が続いている」「さまざまな要素の包括案が数日中に実現することを望む」と伝わると失望感が広がり、対ユーロ中心に持ち高調整の円買いが入った。ダウ平均が引けにかけてやや上げ幅を縮めたことも円の下値を支えた。
 なお、1月のADP全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比17万人増と市場予想平均の18万2000人程度増を下回ったほか、1月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数は54.1と市場予想平均の54.5を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

[2012-02-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。ユーロや豪ドルなどに対するドル売りにつれて円はやや強含む場面もあったが、市場では「1ドル=76円前半にはまとまった規模の円売りドル買い注文が観測されている」との指摘があり積極的に上値を追う展開にはならなかった。市場関係者からは「明日発表の1月米雇用統計をにらみ、動くに動けない状況だ」との声が聞かれた。

[2012-02-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。材料不足のなか、市場では「目立ったフローもなくインターバンク勢のポジション調整中心の動きに終始した」との声が聞かれた。なお、山口廣秀日銀副総裁は「ただちに円高で何か政策対応が必要とは思っていない」「(円高について)もう少し様子を見る必要がある」などと述べたと伝わったが、相場の反応は薄かった。
 欧州勢が加わる時間帯に入ると、ユーロドルの下落につれた円買いユーロ売りが強まり円全体を押し上げた。

[2012-02-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円はドル以外に対しては強含み。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ギリシャの民間部門関与(PSI)交渉は極めて困難」と発言したと伝わると、ギリシャの債務減免交渉の先行きに対する警戒感が高まり、対ユーロ中心にリスク回避目的で円買いが入った。
 一方、円は対ドルで神経質な展開。対ユーロ中心に一時ドル売り圧力が高まった場面では円買いドル売りが進んだが、76円ちょうど前後のオプションのバリアに絡んだ円売りドル買いが上値を抑えた。
 なお、温家宝中国首相が2日、「中国は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)や欧州安定メカニズム(ESM)へのより大きな関与を検討している」「中国はユーロを安定する欧州の努力を支持」などと述べたことを受けて対ユーロ中心に円売りが出る場面があったものの一時的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分過ぎに1ドル=76円07銭前後まで下落。
・ユーロ円は22時に1ユーロ=99円63銭前後まで売られた。ユンケル・ルクセンブルク首相の発言を受けた。
・ユーロドルは軟調。スペインとフランスの国債入札を無事に通過したことや、温家宝中国首相の発言などを背景に買いが入る局面も見られたが、ユンケル・ルクセンブルク議長の発言が伝わると売りが優勢となった。21時30分過ぎに1ユーロ=1.30862ドル前後まで下げた。

[2012-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「1月30日の欧州連合(EU)首脳会議での合意は大きく不十分」「ギリシャの民間部門関与(PSI)交渉は極めて困難」と述べたことが円買いユーロ売りを促すと、その他の通貨に対しても小幅ながら円高が進んだ。
 ただ、米労働省が2日発表した前週分の新規失業保険申請件数が36万7000件と市場予想平均の37万1000件程度よりも強い結果となり、時間外の米株価指数先物が持ち直したため、投資家のリスク許容度が改善するとして円買いに歯止めが掛かった。市場で「欧州中央銀行(ECB)がポルトガル国債を購入している」「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて対ポンド中心にユーロ買いが持ち込まれた」との声が聞かれ、円売りユーロ買いが広がると円全体が軟調に推移した。
 もっとも、フィキシングを通過すると円売り圧力が一服した。ダウ平均が一時40ドル超下げたことも円の買い戻しを誘い、下値が切り上がった。終盤にかけてダウ平均は上げに転じる場面があったが、3日発表の1月米雇用統計を前に様子見気分が強まり、円相場は動意に欠ける展開となった。

[2012-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが出たものの、追随する動きがなかったため円売りは早々に失速した。そのあとは新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。市場では「日本時間今晩の1月米雇用統計を前に動きにくい」との指摘があった。
 安住淳財務相は3日、閣議後の記者会見で「一方的な円高が日本の実体経済を反映しているかは強い懸念がある」「(円高について)市場動向を注視し、適切に対応したい」などと発言したが、相場の反応は限定的だった。

[2012-02-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。英、独の株価指数や時間外の米株価指数先物がプラス圏に浮上したことを背景に散発的に円売り外貨買いが出た。対ポンドでは1月の英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想平均を上回ったことを材料に一時円売りが出た。
 ただ、1月の米雇用統計の発表に近づくにつれて円売りの動きは徐々に弱まりやや下値を切り上げた。カナダドルに対しては弱いカナダ雇用統計を受けた円買いが強まっている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計を前に投機筋などから持ち高調整の円売りドル買いが入り20時30分過ぎに1ドル=76円28銭前後まで上げた。
・ユーロ円は20時30分過ぎに1ユーロ=100円51銭前後まで買われた。
・カナダドル円は売りが優位。株高を背景に買いが入っていたが、カナダ統計局が3日発表した1月のカナダ失業率と新規雇用者数がいずれも市場予想平均よりも弱い結果となると円買いカナダドル売りが優位になった。22時過ぎに1カナダドル=76円04銭前後まで下げた。
・ユーロドルは小高い。欧州株や時間外の米株価指数先物が持ち直したことを手掛かりに買いが入り20時30分過ぎに1ユーロ=1.31856ドル前後と本日高値を付けた。パパデモス・ギリシャ首相の話として「ギリシャの計画に関する協議は最終段階にある」「新たな計画はギリシャを健全な基盤に乗せるだろう」と伝わったことも若干買いを誘ったようだ。
 ただ、ユーロの上値追い材料にも乏しいため、徐々に買いは収まった。日本時間22時30分発表の1月の米雇用統計を控え、様子見ムードが広がっている。

[2012-02-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円はドルや資源国通貨に対して売り優勢。1月のカナダ雇用統計で、失業率が7.6%と市場予想平均の7.5%より弱かったほか、新規雇用者数も2300人増と市場予想平均の2万2000人程度増より弱く、円買いカナダドル売りが強まると、オセアニア通貨に対して円買いがやや波及した。ただ、1月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比24万3000人増と市場予想平均の前月比14万人増より強かったうえ、失業率も8.3%と市場予想平均の8.5%より強かったことを受け、円売りドル買いが優勢に。1月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数も56.8と市場予想平均の53.2を上回り、ダウ平均が160ドルを超す上げ幅となったため、対資源国通貨でも一転円売りが膨らんだ。米雇用統計発表後にユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「6日にユーロ圏財務相会合は開催されない」「ユーロ圏財務相会合は来週後半に開催される可能性」などと語ったほか、市場で「パパデモス・ギリシャ首相が辞任する」との噂が広がり(ギリシャ政府報道官がその後否定)、ユーロ売り資源国通貨買いが優位となったことも円安・資源国通貨高を加速させた。終盤にかけて「ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事らがギリシャの債務減免交渉のため今週末にアテネ入りする」「欧州中央銀行(ECB)はギリシャ第2次支援を増強するため保有債券の活用を検討している」「ギリシャ政府はトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)との協議がうまくいっているとの見解を示した」と伝わり、対ユーロで持ち高調整の円売りが広がったことも、対豪ドルやカナダドルで円の下げ幅を広げた。
 一方、円は欧州通貨に対して一進一退。予想より強い米雇用統計を受けた円・ドル相場の下落や株高が円売り欧州通貨買いを促したものの、ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂が意識され、対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが入った。ただ、終盤にはダラーラIIF専務理事のアテネ入りなどの報道が伝わり、円は再び売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=76円74銭前後まで値を伸ばした。米10年物国債利回りが急上昇したことも相場を支えた。ただ、市場では「76.80円より上の水準には売り注文が観測されている」との指摘があり上値の重さが嫌気されると、76円台半ばで次第に方向感を欠いた。
・ユーロ円は1ユーロ=100円89銭前後まで上げた後、100円14-19銭まで一転下落したが、終盤に100円77-82銭まで再び上げた。
・ユーロドルは荒い値動き。予想より強い米雇用統計を受けて株高が進行すると、投資家心理の改善を意識した買いが強まった。1ユーロ=1.3206ドル前後まで上げた。ただ、足もとで1.32ドル台での頭の重さが目立つなか、米雇用統計を教科書的なドル買い材料とみる向きもあったほか、米追加金融緩和観測が後退するとの思惑から一転ユーロ売りドル買いが優勢に。ユンケル・ユーログループ議長の発言やギリシャ首相辞任の噂もユーロ売りを後押しし1.30655ドル前後まで急落した。もっとも、ギリシャ首相辞任の噂が否定されると売りは収まった。ダウ平均の160ドル超高に伴い、資源国通貨買いドル売りが強まったことが相場を支えたうえ、週末にギリシャ債務交換交渉が合意する期待を高める報道が相次いだため、1.3165-68ドルまでショートカバーが進んだ。

[2012-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前週末の米国市場で、予想を上回る米雇用統計を手掛かりに円売りドル買いが優勢となった流れを引き継いで始まった。欧州債務問題の先行き懸念からユーロ売りドル買いが強まると、対円でもドルが買われた。市場では「英系銀行からの円売りドル買いが出た」との指摘があった。

[2012-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。「日本の証券会社からの円売りドル買いのフローが出た」との声が聞かれ相場は弱含む場面もあったが、「円の下値では実需の円買いドル売り注文が観測されている」との指摘があり方向感が出なかった。そのあとは、欧州勢の動向を待ちたいとする雰囲気が強まり値動きが鈍った。

[2012-02-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州株や時間外のダウ先物の下落を背景にリスク資産圧縮目的の円買いが入った。対ユーロでは、格付け会社フィッチが6日、「ギリシャは秩序だった債務再編に取り組む」「ギリシャの無秩序なデフォルトは支払いシステムを崩壊させるだろう」との見解を示したことを受けた円買いが膨らんだ。
 しかし、欧州連合(EU)が6日、ギリシャでの銀行支援プログラムを6月30日まで延長することを承認したことや、欧州連合(EU)報道官が「ギリシャの民間部門関与(PSI)に関する合意は『手の届くところにあり』、数日中に合意に至る可能性がある」との見解を示したことなどを背景に対ユーロでの円買い圧力が緩和すると、円全体の上げ幅が縮まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。ユーロ絡みの取引が中心となったことを反映した。
・ユーロ円はフィッチの見解を嫌気して18時過ぎに1ユーロ=99円89銭前後まで売られたものの、EUや欧州委員会報道官の話が伝わると買い戻された。
・ユーロドルは売り一服。フィッチのギリシャに関する見解を嫌気し、18時過ぎに1ユーロ=1.3030ドル前後と本日安値を付けた。ただ、EUがギリシャの銀行支援プログラムを延長することを承認したことや、欧州連合(EU)報道官の見解などを背景にショートカバーが入っている。

[2012-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して軟調。スイスフランやユーロなど欧州通貨は、欧州時間まで売り優勢となっていた反動から対ドル・対円で買い戻しが入った。ユーロはメルケル独首相が「ギリシャのデフォルトを受け入れることを拒否する。我々はデフォルトを容認できない」との見解を示したことを手掛かりに、ギリシャのデフォルト懸念が緩和したとの見方から買いが入った。さらに「ポルトガルは債務再編に向けた選択肢に関してアドバイザーに密かに打診している」との一部報道をポルトガルの首相報道官が否定したことも買い戻しにつながったもよう。スイスフランは対ドルで米系金融機関からまとまったスイスフラン買いが持ち込まれたことにつれて対円でも上値を伸ばした。
 また、欧州通貨などに対して進んだ円売りの動きが波及したため、その他の通貨に対しても円はさえない動きに。軟調に推移していた欧州株式相場が引けにかけて下げ幅を縮めたことも、投資家のリスク回避姿勢後退を意識した円売り外貨買いを誘った。
 一方、円はドルに対してしっかり。円とドルが欧州通貨などに対してほぼ同時に売買された影響から値幅は限られたものの、ドル売りが優勢となった流れに沿ったため、総じて底堅く推移した。

[2012-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。財務省が発表した2011年10-12月の為替介入実績で、政府日銀が11月初旬に「覆面介入」を実施していたことが明らかになった。市場では「当局の覆面介入が正式に確認されたことで、円売りドル買いがじわりと強まった」との指摘があった。日本の輸入企業の円売りドル買いも出て、相場は下げ足を速めた。
 豪ドルに対しては大幅に下落。オーストラリア準備銀行(RBA)は7日、政策金利を現行の4.25%に据え置くことを決めたと発表。予想の0.25%の利下げに反して金利据え置きとなったことで豪ドルを買い戻す動きが強まった。

[2012-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本の輸入企業からとみられる円売りドル買いが出た半面、夕刻にかけては対豪ドル中心にドル売りが強まったため、対円でもドル売りが出て相場を支えた。
 一方、円はドル以外の通貨に対しては弱含んだ。欧州・オセアニア通貨がドルに対して上昇したことを受けた円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2012-02-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては下げ渋り。オーストラリア準備銀行(RBA)が7日、予想に反して政策金利を4.25%で据え置いたことが蒸し返されて序盤に対豪ドルで円売りが出るとその他通貨にも円売りが若干広がった。ただ、欧州株や時間外の米株価指数先物がさえない展開になるにつれて、円を買い戻す動きが優位になった。
 一方、円は対ドルでは弱含み。対欧州オセアニア通貨でドルが買い戻された流れに沿って円売りドル買いが出た。特に対カナダドルで米ドル買いの勢いが増したことが円・ドル相場を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=76円86銭前後まで上げた。
・ユーロ円は19時過ぎに1ユーロ=100円97銭前後まで上げたが、欧州株や時間外のダウ先物が下げ幅を拡大すると頭が重くなっている。
・ユーロドルは買い先行後、下げに転じた。RBAが予想に反して政策金利を据え置いたことを欧州勢が蒸し返し、豪ドル米ドルが1豪ドル=1.0823米ドル前後まで上げたことにつれた。「米系からユーロ買いドル売りが入った」との指摘もあり16時30分過ぎに1ユーロ=1.3169ドル前後まで上げた。
 もっとも、ギリシャの債務交換交渉が難航していることやデフォルトへの警戒感などを背景に戻り売りが厚かったほか、「アジア系ソブリンネームやロシア勢からの売りが出た」との声も聞かれ徐々に値を下げる展開になった。欧州株や時間外の米株価指数先物がさえない展開となっていることも売りを誘い、21時過ぎに1ユーロ=1.3095-98ドルまで失速した。

[2012-02-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。一部通信社から「ギリシャ政府は政治指導者に対し提示する第2次支援の受け入れに関する合意文書を策定している」「ギリシャ連立与党3党の協議終了後に、ギリシャ向け融資の詳細を発表する」などと伝わったことを受けて、ギリシャが第2次支援を得られるとの期待が高まり、円安ユーロ高が進んだ。また、対ユーロでの円売りは他の通貨に対しても波及。売り先行となっていた欧州株が下げ幅を縮小し、さらにダウ平均が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢後退を意識した円売り外貨買いも出た。円は総じてさえない動きとなり、「ギリシャ救済に関する連立与党党首らの会合は、合意草案が作成されていないために8日に延期された」との報道を受けてユーロ買いが一服した後も戻りは限られた。
 ドルに対しては米長期金利の上昇を背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが持ち込まれたため弱含む場面があった。
 なお、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は上院予算委員会で証言したが、2日に行われた下院の証言内容とほぼ同一であったため反応は見られなかった。

[2012-02-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。前日の海外市場で対ユーロ中心に円売りが強まった流れを引き継いで始まった。財務省が8日朝発表した12月国際収支速報が予想より弱い内容だったことが分かると、海外投機筋が円売りドル買いを進めた。日本株相場が上昇し、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売り外貨買いが出た面もあった。

[2012-02-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。経常黒字の大幅減少などが意識されるなか、日本株や中国株の上昇を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが優勢となった。ユーロに対しては、「ギリシャの債務減免交渉が今日にも合意に達するとの期待感が強まった」ことが円売りを誘った。

[2012-02-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は買い戻し。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を材料に円売りが出た。ギリシャの債務問題の進展期待から対ユーロで円売りが出たことも、その他通貨に対して円売りを誘った。
 しかし、ドルやユーロに対しては下値で円買いが厚く下げ幅が限られると、円の下値が堅いと見た投機筋などが持ち高調整の円買いに動き、損失覚悟の円買いも巻き込む形で円全般が値を戻した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に1ドル=77円19銭前後まで上げたものの、21時過ぎには本日安値となる76円71銭前後まで失速した。
・豪ドル円は19時前に1豪ドル=83円63銭前後と昨年10月31日以来の高値を更新。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャの債務減免交渉の合意期待を背景にした買いが入ると1ユーロ=1.32888ドル前後と2011年12月12日以来の高値を付けた。ただ、同時に市場では「1.32ドル台後半から1.33ドル台にかけて売り注文が並んでいる」との声があったほか、「リアルマネーからの売りが出た」との指摘も聞かれたため上値は限られた。

[2012-02-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで一進一退。ダウ平均が下落したことで投資家のリスク志向低下を意識した円買いユーロ売りが出た。また、欧州中央銀行(ECB)内で、ギリシャの債務再編におけるECBの貢献に関して意見が割れているとの話が伝わったこともユーロ売り要因となったもよう。もっとも、買い一巡後はダウ平均が持ち直したことに伴って戻り売りが出たほか、ユンケル・ユーログループ議長がユーロ圏の財務相会合を9日に開催することを明らかにしたため、ギリシャ債務問題に対する進展期待の高まりを意識した円売りユーロ買いも見られた。
 また、他の通貨に対しても株安を背景に序盤は買いが先行。一時100ドル台を回復した原油相場がその後に失速したため、豪ドルなど資源国通貨に対する上昇が目立ったほか、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてポンドドル相場が大きく値を下げた影響からポンドに対しても堅調に推移した。ただ、対ユーロと同様に買いが一巡すると米株の買い戻しに伴って上げ幅を縮めた。
 ドルに対してはさえない。ニューヨーク入り前に上昇した反動で戻り売りが出たほか、フィキシングに向けた円売りドル買いも入り、徐々に上値を切り下げた。

[2012-02-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや下げた。前日の米国市場で、円売りドル買いが優勢となった流れを引き継いで始まった。対豪ドルなどで米ドル買いが強まった影響を受けたほか、仲値決済に向けた円売りドル買いが出て円全体を押し下げた。ただ、そのあとは「ギリシャの債務削減交渉の行方を見極めたい」として徐々に値動きが鈍った。

[2012-02-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。ギリシャの債務減免交渉が前進したとの見方から対ユーロ中心に円売りが出たほか、オバマ米大統領がイタリア紙スタンパとのインタビューで「米国は危機で欧州の同盟国を支援する」との見解を示したと伝わり円安ユーロ高が加速した。日本、アジア株相場が底堅く推移し、投資家のリスク許容度が保たれたことも円の重しとなった。

[2012-02-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャの債務問題の解決期待や、9日の欧州株と時間外のダウ先物の上昇などを背景に円を売る動きが先行した。しかし、時間外のダウ先物が失速したほか、独政府当局者の見解としてユーロ圏財務相会合に関し「今晩ブリュッセルでギリシャに関する決定はないだろう」と伝わったため、ギリシャの債務削減交渉の進展期待が後退し円は徐々に買い戻された。
 一方、円は対ポンドでは軟調。強い英経済指標やイングランド銀行(BOE)の資産買取プログラムの拡大規模が予想通りだったことなどを受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに1ドル=77円30銭前後と1月27日以来の高値を付けた。市場参加者からは「マクロ系ファンドからの買いが入った」との声が聞かれた。
・ポンド円は21時過ぎに1ポンド=122円67銭前後と日通し高値をつけた。12月英貿易収支や12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容となったことを受けた。 イングランド銀行(英中央銀行)が9日、政策金利を現行の0.50%に据え置きと共に、資産買取プログラムの規模を現行の2750億ポンドから500億ポンド拡大し3250億ポンドにしたと発表すると、一部で750億ポンドの規模拡大観測があったこともあり買いが加速した。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャの債務削減交渉の合意期待を背景に買いが入った。ただ、株価が失速したほか、独政府報道官がユーロ圏財務相会合でギリシャ関連の決定がないとの見方を示したことが嫌気されて上値が重くなった。BOEの金融政策発表後にユーロポンドの下げがきつくなったこともユーロドル相場を押し下げた。
 ただ、英フィナンシャルタイムズ(FT)がギリシャ政府筋の話として「ギリシャの連立与党はEU・IMF支援受け入れ条件である緊縮財政措置で合意した」と報じると買いが強まり、22時過ぎに1ユーロ=1.3306-09ドルまで値を上げた。

[2012-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は売り優勢。英フィナンシャルタイムズ(FT)がギリシャ政府筋の話として「ギリシャの連立与党は欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)の支援受け入れ条件である緊縮財政措置で合意した」と伝えたことをきっかけに、ギリシャ債務問題への進展期待を意識した円売りユーロ買いの動きが広がった。その後、ギリシャのパパデモス首相が正式に「ギリシャの連立与党とEU・IMFによる支援条件である改革案で合意した」と明らかにすると、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが加速。他の通貨に対しても円売りが波及したため、円は全面安となった。
 円はドルに対しても軟調。ギリシャ問題の進展や、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が市場予想よりも強い結果となったことを手掛かりに、安全資産としての米国債需要が低下。米長期金利が大幅に上昇したため、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが出た。市場参加者からは「米系シンクタンクが、来週13-14日に予定されている日銀の金融政策決定会合でインフレターゲットが導入されるかもしれないとの見解を示したことをはやして円売りドル買いを進めている向きもあるようだ」との声もあった。
 なお、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会後の会見でドラギECB総裁は「保有するギリシャ債をどのように扱うかに関してはコメントを控える」「ユーロ圏財務相会合後までECBの対応策は言えない」などとギリシャ債務問題に対して詳しい言及を避けた。また、ユーロ圏財務相会合に関してはショイブレ独財務相ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)などが「本日のユーロ圏財務相会合でギリシャに関する最終決定はない」との見解を示したほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)は「ギリシャ議会と法案の動向を待ってユーロ圏は決定する」と述べるなど、ギリシャ救済策の最終決定は見送られる見通しとなった。

[2012-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャ政府与党は9日、金融支援受け入のための財政緊縮策で合意した。欧州債務問題をめぐるリスク回避の姿勢が和らぎ、円はユーロや資源国通貨に対して下落した。10日のアジア市場でもこの流れを引き継いで円売りが先行した。市場では「モデル系ファンドからの円売りドル買いが出た」との指摘があった。
 そのあとは、日本の輸出企業の円買いドル売りが入り次第に下値を切り上げた。市場関係者からは「個人投資家による利益確定の円買い外貨売りが入った」との声が聞かれたほか、時間外のダウ先物が下落した影響も受けた。
 安住淳財務相は10日午前の衆議院予算委員会で、「(2011年10月31日から11月4日の為替介入について)一定の効果はあった」「自分の判断で必要なら断固たる措置とる」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2012-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては強含んだ。足もとで円安傾向が続いたあとだけに、週末の持ち高調整に伴う円買い外貨売りが優勢となった。時間外のダウ先物や日本株の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買いが入った面もある。一方、ドルに対しては小動き。ドルと円が欧州オセアニア通貨などに対して同時に売買されており、相場の方向感は出なかった。
 安住淳財務相は10日夕、記者団に対して「(為替介入について)水準など一切言っていない」「必要ならいつでも介入する」などと発言したが相場の反応はなかった。

[2012-02-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円はドル以外に対してしっかり。欧州株や時間外の米株価指数先物の下落を受けて、リスクポジション解消目的で円買いが入った。また、ギリシャの第2次支援に関する不透明感が再び高まっており、対ユーロで円買いが続いたことが円全体の支えとなっている。
半面、円はドルに対して弱含み。欧州・オセアニア通貨に対してドルが買い戻されたことにつれて円売りドル買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=77円80銭前後と1月26日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=102円36銭前後と日通し安値を付けた。ギリシャの連立与党の国民正統派運動(LAOS)のカラザフェリス党首は10日、12日に予定されている緊縮財政策の議会承認で「賛成票を投じることはできない」との見解を示したことが嫌気された。
・ポンド円は行って来い。1月英卸売物価指数(PPI)が強い結果となったことを受けて1ポンド=123円18銭前後まで上げたが、欧州株や時間外のダウ先物が下げ幅を広げたことや、ユーロ円の下げがきつくなったことなどを受けて22時前に日通し安値122円48銭前後に迫った。
・ユーロドルは大幅安。22時前に1ユーロ=1.31842ドル前後まで売り込まれた。ギリシャの連立与党内での意見の相違などを背景にギリシャの第2次支援獲得に関する懸念が再燃していることを受けた。

[2012-02-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロを中心にしっかり。欧州時間にギリシャ連立与党の一角を占める国民正統派運動(LAOS)のカラザフェリス党首が12日に予定されている緊縮財政策の議会承認で「賛成票を投じることはできない」との見解を示したことを受けて、対ユーロで円買いが進んだ影響が残った。また、「LAOSの閣僚が辞表を提出した」との報道が伝わると、ギリシャの政治的な混乱を嫌気した円買いユーロ売りも入った。
 また、ギリシャに対する第2次支援策の先行き不透明感が高まったことから投資家がリスク回避姿勢を強めたため、週末を前に持ち高調整目的の円買いがユーロ以外の通貨に対しても持ち込まれた。2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が市場予想を下回る結果となったほか、ギリシャ債務問題に対する懸念が再燃したことなどを受けて、米国株式相場が軟調な展開となったこともリスク回避目的の円買い圧力を強めたようだ。
 なお、ギリシャの緊縮財政策の議会承認に関しては、市場参加者から「LAOSの議席数は定数300議席のうち15議席で、反対票を投じたとしても支援策が否決されることはない」との声も聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はさえない。1ドル=77円80銭前後から78円ちょうど前後にかけた観測されている国内輸出企業からの売り注文が意識されたほか、クロス円の下げに伴う円買いドル売りも入り、日通し安値の77円52銭前後に迫る水準まで値を下げた。
・ユーロ円は軟調。週末にギリシャの緊縮財政策の議会承認を控えて、持ち高調整目的の売りが目立った。米株安に伴う円買いユーロ売りも入ったため、5時過ぎには1ユーロ=102円16銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはニューヨーク入り後に1ユーロ=1.31555ドル前後まで下落したが、欧州時間に急ピッチで値を下げていた反動から、売り一巡後には下値を切り上げた。米国株がさえない動きとなったため買い戻しの勢いも限られていたが、引け前にギリシャ内閣が緊縮財政策を承認したと伝わると1.3207ドル前後まで値を上げた。

[2012-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。ギリシャ議会が現時時間13日未明、追加融資の前提となる財政緊縮策を可決したと伝わり対ユーロ中心に円売りが出た。10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことを受けて「米系短期筋から円売りドル買いが散見された」との指摘があり、対ドル中心に円売りが出る場面があった。
 その後、いったん目先の材料出尽くしとして対ユーロで利益確定の円買いが見られたほか、ドルに対しては「国内輸出企業から円買いドル売りが入った」との声が聞かれ円全体の下値が切り上がった。
 ただ、一時伸び悩んでいた時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大していることを手掛かりに対オセアニア通貨中心に円売りが出ているため円全体の戻りは限られている。

[2012-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。時間外の米株価指数先物と後場の日本株高を背景に投資家のリスク志向が戻ると、日本と金利差の大きいオセアニア通貨に対して円売りが続き、その他通貨にも円売りが波及した。欧州勢参入後は、欧州株の上昇を手掛かりにした円売りが加わり下げ幅が広がっている。
 ユーロに対しては「ユーロドルにアジア中銀や中東勢の買いが入った」との指摘があり、ユーロドルの上昇につれて円売りユーロ買いが出た。

[2012-02-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。ギリシャ議会が財政緊縮策を可決したことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぐとの見方から円売り外貨買いが先行した。ただ、「ギリシャの第2次支援獲得には同国の与党指導者による書面での誓約などが不可欠で、15日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が決まるかは不透明」との指摘があり、円を積極的に売り進める動きは限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。今日の高値はアジア時間に付けた1ドル=77円78銭前後、安値は77円55銭前後で値幅は23銭程度だった。
・ユーロ円は18時過ぎに一時1ユーロ=103円16銭前後まで値を上げたものの、そのあとは102円台後半まで上げ幅を縮めた。
・ユーロドルはギリシャ議会が財政緊縮策を可決したことを好感して、ユーロ買いドル売りが先行。市場では「アジア中銀や中東勢からの買いが入った」との指摘があり、18時前に一時1ユーロ=1.32833ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、前週末の高値1.32914ドル前後が上値を抑えるといったん買いが収まった。そのあとはニューヨーク勢の市場参入待ちの様相が濃くなり、1.32ドル台半ばで値動きが鈍った。イタリアやドイツの国債入札の結果が伝わったが特に反応はなかった。

[2012-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は対欧州通貨を中心にしっかり。ギリシャ議会は13日に欧州連合(EU)などによる第2次支援実行の条件となっている財政緊縮策を可決したが、市場では「債務減免交渉などギリシャ情勢は依然として不確定なことが多く、第2次支援を得られるかについても不透明感が強い」との指摘もあって、欧州時間に見られた対ユーロでの円買いが一段と進んだ。また、米長期金利の低下を背景に日米金利差縮小を意識した円買いが対ドルで入ったことも、円相場全体の押し上げにつながったもよう。もっとも、買い一巡後は米長期金利の低下が一服し、米国株式相場が堅調な展開となったため、引けにかけて上げ幅を縮めた。
 なお、一部通信社はEU当局者の話として「15日のユーロ圏財務相会合でギリシャ向け第2次支援は概ね決定されることになるだろう」との見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2012-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。米格付け会社ムーディーズが13日、イタリア、マルタ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペインの格付けを引き下げ、オーストリア、フランス、英国の格付け見通しを引き下げたと発表したことを受けて対ユーロ中心に円買いが先行した。ただ、日本株や時間外の米株価指数先物が底堅く推移し、投資家のリスク許容度が保たれたため、買い一巡後は持ち高調整の円売りで上値が重くなった。上海総合指数の軟調地合いを手掛かりに円買いが一時的に見られたが、上海総合指数が下げ幅を縮小するにつれて円買い圧力は緩和した。
 安住財務相ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁の発言が伝わったが、特に材料視されていない。

[2012-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀が13-14日に開いた金融政策決定会合で、「中長期的な物価安定の目途」として消費者物価の前年比上昇率の目途を当面1%とし、長期国債を対象に資産買入等の基金を10兆円程度増額したことを明らかにすると、海外投機筋中心に円売りが強まった。午前中にムーディーズが、欧州6か国を格下げし、3カ国の見通しを引き下げたことを受けて円買いを進めていた参加者が反対売買に動いた面もあった。
 ただ、円は対ドルで2011年11月29日の安値78円29銭前後などチャート上の節目に接近しており、節目を意識した円買いが厚く円全体の下げはいったん収まっている。
 なお、白川方明日銀総裁は「物価安定の目途は米連邦準備理事会(FRB)の枠組みに近い」「追加金融緩和は圧力を受けてやったということではない」「インフレ目標採用国も機械的運営でなく中長期的な安定を重視している」などと語った。

[2012-02-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は軟調。日銀は13-14日に開いた金融政策決定会合で、「中長期的な物価安定の目途」として消費者物価の前年比上昇率の目途を当面1%とし、長期国債を対象に資産買入等の基金を10兆円程度増額したことを明らかにした。これを受けて、欧州市場でも円を売る動きが優勢となった。市場では「ロシア勢やモデル系ファンドからの円売りドル買いが出た」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時1月25日以来の高値となる1ドル=78円19銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円も21時30分過ぎに一時1ユーロ=103円16銭前後まで買われ、前日の高値103円18銭前後に迫った。
・ユーロドルはドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した2月の独景況感指数(期待指数)がプラス5.4と予想を上回りユーロ買いが優勢となったほか、イタリアの3年物国債の入札が好感されユーロ買いが進んだ。19時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3216ドル前後まで値を上げた。ただ、ギリシャに対する第2次支援の可否を協議するユーロ圏財務相会合を明日に控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった。14日朝に米格付け会社ムーディーズが欧州6カ国を格下げし、3カ国の見通しを引き下げたことも意識される。

[2012-02-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。日銀が14日に追加緩和に踏み切ったことを材料視し、海外勢は序盤幅広い通貨に対して円売りを持ち込んだ。もっとも、米商務省が発表した1月の米小売売上高が市場予想を下回ったことなどを手掛かりに米国株式相場がさえない展開となったため、徐々にリスク回避目的の円買い戻しが優勢に。さらにユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)がギリシャの政治指導者から誓約書が届いていないことなどを理由に15日のユーロ圏財務相会合を電話会議に変更するとの見解を示すと、ギリシャ向け第2次支援に対する先行き不透明感から対ユーロを中心に円買いが加速した。
 ただ、引けにかけては再び円が売りに押される展開。債権者と緊縮策の実行について書面にまだ署名していないと報じられていた新民主主義党のサマラス党首が「15日に確約書に署名し、提出する見通し」と伝わったほか、ダウ平均が引け間際に急ピッチで値を戻しプラス圏を回復したことなどを受けた。
 一方、ドルに対しては軟調な展開。日銀の金融緩和を受けた円売りドル買いが出たほか、その後もリスク回避目的のドル高が対ユーロなどで進んだ流れに沿ったため、総じてさえない動きが続いた。
 なお、モンティ・イタリア首相は「ギリシャに関する決定は予定されていた定例会合(20日)で下される」との見解を示した。

[2012-02-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀が14日に「中長期的な物価安定の目途」として消費者物価の前年比上昇率の目途を当面1%とし、長期国債を対象に資産買入等の基金を10兆円程度増額したことが引き続き意識されて海外勢から円売りドル買いが出た。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いも見られた。
 周小川・中国人民銀行総裁が「中国はユーロ圏の政府債に投資を続けるだろう」「中国は国際通貨基金(IMF)欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を通じて欧州の問題解決により大きな役割を果たすだろう」と述べたと伝わると、欧州債務問題の解決期待が高まり時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大。リスク志向が改善し対ユーロ中心に円売りが出て円全体の下げ幅が広がった。

[2012-02-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。15日午後の東京市場では日経平均株価が一時9300円台を回復するなど日本株が堅調に推移したため、投資家のリスク志向が改善。対オセアニア通貨中心に円を売る動きが目立った。ただ、欧州の取引時間帯に入るとこれまでに円を売ってきた短期筋の一角から利益確定の円買いが散発的に入ったため、円の下落はいったん収まった。

[2012-02-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。日銀の追加金融緩和を背景にした円安の流れが続いたほか、時間外のダウ先物の上昇に伴う円売りが対オセアニア通貨中心に出た。ただ、独財務省が「これまでのところギリシャからの必要な書類は届いていない」との声明を出し、「ユーロ圏の財務当局者はギリシャ支援の一部もしくはすべての延期を検討している」との一部報道が伝わると、ギリシャ支援の先行き不透明感が高まった。投資家がリスク回避姿勢を強めるとの見方から、いったん円を買い戻す動きが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に一時1ドル=78円35銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロ円は22時30分過ぎに一時1ユーロ=102円51銭前後と本日安値を付けた。
・ユーロドルはアジア株高や時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりに買いが入り、16時過ぎに一時1ユーロ=1.31909ドル前後と日通し高値を付けたが、1.3200ドル前後や前日高値1.32161ドル前後を手前に頭が重くなると短期で買い上がった向きが利益確定に動き上値が切り下がった。ギリシャ支援の先行き不透明感が高まると、ユーロ売りが加速し一時1.30671ドル前後まで下げ足を速めた。

[2012-02-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロを中心にしっかり。独財務省報道官が「これまでのところギリシャから必要な書類は届いていない」との声明を出したほか、一部通信社から「ユーロ圏の財務当局者はギリシャ支援の一部もしくはすべてを4月のギリシャ総選挙後まで延期することを検討している」と伝わり、ギリシャ向け第2次支援に対する先行き不透明感が高まったことから、対ユーロを中心に円買いが入った。また、ギリシャ債務問題への懸念から買い先行となっていた欧州株が失速、ダウ平均も軟調に推移したため、リスク回避目的の円買いも全般に入ったようだ。ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)がユーロ圏財務相電話会議後に「ギリシャ救済に関して20日に決定を下せると確信している」との声明を発表すると一時的に戻り売りが出る場面もあったが、総じて円は底堅かった。
 一方、ドルに対しては上値が重い。対ユーロなどで円高が進んだ流れに沿って買いが先行したものの、米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月24-25日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨後に失速。「数名のメンバーは追加資産購入が正当化されると指摘したが、他の多くのメンバーは米経済見通しが悪化すれば一段の資産購入が必要となる可能性があるとの認識を示した」「一人のメンバーは現在の緩和策を目先以上に維持することは不適切との見方を示した」などと伝わったが、市場では「予想されたほどハト派的な内容ではなかった」として対円でもドルを買う動きが強まった。
 なお、米ニューヨーク連銀が発表した2月ニューヨーク州製造業景気指数やFRBが発表した1月の米鉱工業生産指数など米経済指標は強弱入り混じった結果となったため、いずれも反応は限られた。

[2012-02-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。対豪ドルでは強い豪雇用指標を受けた円売りが出たほか、シンガポール国内総生産(GDP)が予想よりも弱かったことを材料に米ドルシンガポールドルが上げたことにつれた円売り米ドル買いが出る場面があった。
 ただ、豪ドルに対して「ヘッジファンドから利益確定の円買いが入った」「外貨建て投資信託の解約に絡んだ円買い豪ドル売りが入った」などの声が聞かれ、円全体の下値は限られた。加えて、時間外の米株価指数先物が軟調に推移していることを受けた円買いが入ったため円全般がプラス圏に浮上した。
 なお、ドルやユーロに対しては国内輸出企業からの円買いが散見された。

[2012-02-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが強まった。午後のアジア株や時間外の米株価指数先物の下落を背景に、リスクポジション解消目的で円買いが入り円全般が強含む場面が見られた。もっとも、欧州の取引時間帯に入ると「ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けて円売りが出た」との声が聞かれ円全般が下げに転じた。

[2012-02-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円はさえない。ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングに向けた円売りドル買いが先行したあとは、日本の輸入企業やコンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンド(参照:FX初心者、マクロ系モデル系ファンドが入る相場の特徴)からとみられる円売りドル買いが持ち込まれた。半面、「円の下値では国内輸出企業などからの円買い注文が厚い」との指摘があり、一本調子で円安が進む展開にはならなかった。対ユーロなどでは、ギリシャ情勢への懸念を背景に円買いが入る場面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに一時1ドル=78円83銭前後と昨年11月1日以来の高値を付けた。ただ、「78円80銭から79円50銭にかけて断続的に売りオーダーが並んでいる」との声が聞かれ、伸び悩む場面もあった。
・ユーロ円は下値が堅い。ユーロ安・ドル高につれた円買いユーロ売りが入り一時1ユーロ=101円95銭前後まで値を下げたものの、その後持ち直した。ドル円の上昇につれた円売りユーロ買いが出て、19時過ぎに102円55銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルはギリシャ支援をめぐる不透明感から欧州株が下落し、ユーロが売られる展開が続いた。1ユーロ=1.3000ドルより下の水準に観測されているストップロス注文をつける動きが強まると下げ幅を拡大。「米系金融機関からの買いが入った」との指摘があり、下げ渋る場面もあったが戻りは非常に鈍かった。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.29745ドル前後まで値を下げた。

[2012-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロを中心に軟調。前週分の新規失業保険申請件数や1月米住宅着工件数が市場予想よりも強い結果となったことを受けて、軟調に推移していた時間外の米株価指数先物が持ち直したことから、リスク回避姿勢を後退させた投資家が円売りを進めた。
 その後も独財務省が「4月のギリシャ総選挙後までギリシャ向け第2次支援を延期する計画はない」との認識を示したほか、ギリシャ政府筋の話として「ギリシャと国際支援機関は支援に必要な約3億2500万ユーロの歳出削減の具体策で合意した」と伝わり、同国が追加支援を得られるとの見方から対ユーロ主導で円売りが加速。さらに独ウェルト紙が「ユーロ圏の中銀は保有するギリシャ国債を新発債に交換する方向にある」「欧州中央銀行(ECB)は週末にも保有するギリシャ国債を新発債に交換し、債務交換で生じた利益を各国政府に分配する方針」などと報じ、ユーロ圏筋が「ユーロ圏財務相は20日にギリシャ第2次支援を承認する見込み」との見解を示すなど、ギリシャ債務問題の進展期待を高める材料が次々に伝わったため、一段と円売りユーロ買いが進んだ。
 また、他の通貨に対しても対ユーロでの円売りが波及。ギリシャ債務問題の懸念緩和で米国株が上げ幅を広げたことも、リスク許容度改善を意識した円売り外貨買いを誘った。なお、ドルに対しては強い米経済指標などを背景に米長期金利が上昇したため、日米金利差拡大を意識した円売りが出た。

[2012-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。16日のニューヨーク市場で、ギリシャ向け第二次支援が承認されるとの期待から米国株が大幅高となり円が売られた地合いを引き継いだ。17日午前の日本株も堅調に推移すると、投資家の資金余力が一段と改善して円売り外貨買いの勢いが増した。対ドルでは国内輸入企業からの円売りが見られ円全体を押し下げた。

[2012-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が出ない。午後に入ると株高円安の流れが収まり、安値圏でもみ合いが続いた。欧州市場の序盤には欧州の株価指数先物の上昇を手掛かりに投機筋の一角から円売りが出たが、追随する動きなかったため円売りは早々に収まった。

[2012-02-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は軟調。米国の景気回復期待から円売りドル買いが出たほか、ギリシャ債務問題が収束に向けて進展するとの期待から円売りユーロ買いが優勢となった。欧州株や時間外のダウ先物の上昇に伴う円売り外貨買いも見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時昨年10月31日以来の高値となる1ドル=79円34銭前後。
・ユーロ円は昨年12月7日以来の高値となる1ユーロ=104円42銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはギリシャへの追加支援や債務減免をめぐる交渉が進むとの見方が広がり、ユーロ買いが優勢となった。市場では「1ユーロ=1.3170ドルから上の水準にはアジア中銀などの売り注文が観測されている」との指摘があり、何度か上値を抑えられる場面もあった。ただ、メルケル・ドイツ首相、モンティ・イタリア首相パパデモス・ギリシャ首相は17日に電話会談を行い、「ギリシャ向け支援は20日のユーロ圏財務相会合で承認される」との期待を表明。欧州株価の上昇に伴うユーロ買いドル売りも入り、相場は底堅く推移した。21時30分前に一時本日高値となる1.3175ドル前後まで値を上げた。

[2012-02-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。ギリシャ債務問題に対する進展期待から欧米株式相場が底堅く推移し、リスク志向を高めた投資家からの円売り外貨買いが入った。また、米長期金利の上昇を受けて、対ドルで日米金利差拡大を意識した円売りが進んだことが円相場全体を押し下げた面もある。もっとも、米国の3連休や20日のユーロ圏財務相会合を控えて持ち高調整目的の円買いも持ち込まれたことから総じて下げ幅も限られた。
 個別ではユーロに対して円は弱含み。メルケル・ドイツ首相モンティ・イタリア首相パパデモス・ギリシャ首相が電話会談を行って「ギリシャ向け支援は20日のユーロ圏財務相会合で承認される」との期待を表明し、欧州債務不安が緩和したことが材料視された。一方で、豪ドルは対ユーロで売りが進んだ影響から対円でもさえない動きとなった。
 なお、一部通信社は「欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債の債務交換を実施した」と報じたほか、関係者の話として「ギリシャ政府は集団行動条項(CAC)に関する法案を準備している」と伝わったが、反応は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。米長期金利の上昇を背景に1ドル=79円台前半に観測されていた売り注文をこなした。目先の上値目処と見られていた昨年10月31日高値の79円55銭前後を上抜けて、6時過ぎには79円62銭前後と昨年8月4日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は23時30分過ぎに1ユーロ=104円66銭前後と昨年12月5日以来の高値を更新。その後も米国株が強含んだことから底堅く推移した。
・ユーロドルは伸び悩み。ギリシャ債務問題の収束期待から1ユーロ=1.3198ドル前後まで値を上げたが、節目の1.3200ドル前後をバックにした売りに押されて上げ幅を縮めた。市場では「下値で買いを入れていたアジア系ソブリンネームが利益確定目的の売りを持ち込んでいた」との指摘があったほか、米ウォールストリート・ジャーナル紙が「国際通貨基金(IMF)はギリシャ向け第2次支援における融資額を引き下げる可能性がある」と報じたことも重しとなった。

[2012-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前週末のニューヨーク市場で、ギリシャの債務問題が進展するとの期待から欧米株が上昇し、円売り外貨買いが進んだ流れを引き継いだ。週明けの早朝市場では、日本の1月貿易赤字が大幅に拡大するとの観測をはやした円売りが出たほか、中国人民銀行が18日に預金準備率を引き下げたことを背景に20日のアジア株が上昇することを見越した円売り外貨買いが散見された。
 もっとも、財務省が20日朝発表した1月の貿易統計(速報、通関ベース)で、貿易赤字が1兆4750億円となり、市場予想平均の1兆4563億円の赤字より赤字額が若干大きかったことが明らかになると、これまでの円の下落ペースが急だったこともあり、材料出尽くしとして円の買い戻しが入った。市場参加者からは「国内の輸出企業からの円買いも若干入っていた」との声も聞かれた。

[2012-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ幅を縮小。午後に入り手掛かり材料難で値動きが細っていたが、欧州の取引時間帯に入ると、日本の1月貿易赤字が過去最大の赤字となるとの観測をはやして形成された円売りポジションの一部を解消する動きが強まり円の下値が切り上がった。
 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が20日、日本の格付けを「AA-」で据え置き、見通しを引き続き「ネガティブ」としたことや、S&Pの小川氏が20日、「日本の格下げの可能性は3分の1以上」「今後2年以内に日本が格下げされる可能性がある」「日本国債の国内保有はゆるぎない」「日本の貿易収支は黒字に戻る」などの見解を示したことなどへの直接の反応は見られなかった。

[2012-02-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は弱含んだ。ギリシャ金融支援実施への期待感から欧州株相場が上昇。投資家のリスク志向が改善するとの見方から、円売り外貨買いが進んだ。対ドルでは、「海外ヘッジファンドからの円売りが出た」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=79円50銭を挟んだもみ合いの展開。株高などを背景に円売りドル買いが出たものの、対ユーロなどでドル売りが進んだ影響を受けて方向感が定まらなかった。
・ユーロ円は20時30分に一時1ユーロ=105円60銭前後まで買われ、アジア時間に付けた日通し高値に105円75銭前後に近づいた。
・ユーロドルは序盤はポジション調整のユーロ売りドル買いが出て1ユーロ=1.31ドル台後半まで下押ししたものの、そのあとは徐々に買い戻された。英独の株価指数が上げ幅を拡大するとユーロ買いドル売りが強まり、22時過ぎに一時本日高値となる1.3277ドル前後まで上値を伸ばした。ドイツ連銀が月報で「ドイツ経済は第2四半期に強くなる可能性がある」「ドイツの成長見通しは目に見えて改善した」との見解を示したこともユーロの支援材料。

[2012-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はやや弱含んだ。ギリシャ金融支援実施への期待感から欧州株相場が上昇。投資家のリスク志向が改善するとの見方から、円売り外貨買いが進んだ。対ドルでは、「海外ヘッジファンドからの円売りが出た」との指摘があった。ただ、米国市場がプレジデンツデーの祝日で休場のため取引参加者が減少し、大きな方向感は出なかった。
 ユーロ圏諸国はこの日、ギリシャ向け第2次金融支援を決定するためブリュッセルで財務相会合を開始。欧州中央銀行(ECB)や各国中銀による支援なども詰め、同日中の決定を目指している。

[2012-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。ギリシャの第二次支援を巡る協議が難航したことを嫌気して、リスク回避目的で円買いが入る場面があったものの、12時前に複数のメディアがユーロ圏財務相会合でギリシャ向け第二次支援策がまとまったと報じると一転対ユーロ中心に円売りが強まった。
 なお、ギリシャに関しては欧州連合(EU)当局者の話として「ユーロ圏財務相会合は2020年までにギリシャの対GDP債務比率を121%に引き下げる支援策で合意」「ギリシャ支援策の規模は1300億ユーロ」などと伝えられた。

[2012-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。時間外のNY金先物相場の上昇を手掛かりに対資源国通貨で円売りが一時的に強まると、その他通貨にも円売りが波及した。しかし、欧州の取引時間帯に入ると、ギリシャの追加支援合意で目先の材料が出尽くしたとして対ユーロで円買いが強まり、円全体の下値が切り上がった。21日の欧州株の上値が重いことも、円の買い戻しを誘った。

[2012-02-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。ユーロ圏財務相は21日、ギリシャへの第2次金融支援の実施で合意した。これを受けて、市場ではギリシャのデフォルト(債務不履行)が回避されたとの見方が広がり、対ユーロ中心に円売りが先行した。ただ、そのあとは「ギリシャの追加支援合意で目先の材料が出尽くした」との見方が次第に広がり、じわりと円買いが強まった。欧州株相場の下落に伴う円買い外貨売りも入り、円は下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分前に一時本日高値となる1ドル=79円85銭前後まで上げたものの、「80円ちょうどに観測されているオプションのバリアに絡んだ防戦売りが厚い」との声が聞かれ上値は重かった。
ユーロ円は16時過ぎに一時1ユーロ=106円ちょうど前後と日通し高値を付けたものの、ユーロ安ドル高につれてその後失速した。
・ユーロドルはギリシャ支援合意を受けて、アジア時間に一時1ユーロ=1.3293ドル前後まで上げたものの、欧州市場では上値の重さが目立った。1.3300ドルに観測されているオプションのバリアに絡んだ防戦売りが出たほか、市場では「国際機関からの売りが出た」との指摘があった。「リアルマネーの売りが持ち込まれた」との声も聞かれ、1.3197-00ドルまで下押しした。

[2012-02-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。アジアの取引時間帯にユーロ圏財務相会合がギリシャ向け第2次支援で合意に達したものの、目先の材料が出尽くしたとの見方が広がったほか、ギリシャ政府による緊縮財政策の実現性が疑問視され欧州株が下落。投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが先行した。ただ、ショイブレ独財務相が「国際通貨基金(IMF)はギリシャ支援に230億ユーロ貢献する可能性がある」などと語ったほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の話として「欧州連合(EU)首脳会議が救済基金の融資能力を増加させると予想する」などと伝わり、対ユーロ中心に円買いが一服した。また、市場では「米著名レポートが『欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの公算は小さい』との見通しを示したことが円売りユーロ買いを促した」との指摘があった。ダウ平均が前営業日比55.17ドル高の13005.04ドルと2008年5月20日以来の13000ドル台を回復すると、円全体が押し下げられた。もっとも、中盤からダウ平均が上げ幅を縮小し、一時下げに転じると円は再び買い戻された。

[2012-02-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルやユーロで海外勢から円売りが出たことで円全体が一時値を下げたが、豪ドルやユーロが対米ドルで売られたことにつれて円買い豪ドル売り、円買いユーロ売りが入ったため円全体の下値は限られた。22日午前のアジア株が方向感を欠いているほか、新規の取引材料に乏しいためポジションを大きく一方向に傾ける動きは目立っていない。
 ただ、ドルに対しては海外勢に加えて国内輸入企業からの円売りが続いており、じり安の展開となっている。

[2012-02-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対ドルで80円ちょうど前後に観測されていたバリアオプションの下抜けを狙った円売りが海外ファンド勢から断続的に持ち込まれると、その他通貨にも円売りが広がった。後場の日本株が上げ幅を広げたことを背景にした円売りも見られたほか、欧州勢からも円売りが出て下げ幅が拡大している。
 財務省高官の話として「(足元の対ドルでの円安進行について)最近の為替相場の動きに違和感はない」「緊張感を持って市場動向を注視し、適切に対応する考えに変わりはない」「円高に向けた市場の思惑は根強い」などと伝わったが、目立った反応はなかった。

[2012-02-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は弱含み。日銀の追加金融緩和や日本の貿易赤字を背景に円の先安観が強まるなか、海外勢を中心に円売りドル買いの勢いが強まっている。日米金利差拡大への思惑も円安ドル高を後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。上値の目処として意識されていた昨年8月4日の高値1ドル=80円25銭前後を上抜けて、一時80円37銭前後と7月12日以来の高値を付けた。
・ポンド円は頭が重かった。ドル円の上昇につれた円売りポンド買いが出て一時本日高値となる1ポンド=126円62銭前後まで上げたものの、その後失速。8-9日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨で、マイルズ委員ポーゼン委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張していたことが明らかとなると、全般ポンド売りが優勢となった。22時過ぎに一時125円73銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャ債務問題をめぐる不透明感が一服しユーロ買いが入る半面、市場では「支援の前提となる緊縮策の実現性への疑念がユーロ売りを誘った」との指摘があり、相場は方向感が出なかった。ドイツ、ユーロ圏の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値・サービス部門PMI速報値は市場予想を下回ったものの、反応は一時的だった。

[2012-02-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はドルやユーロ、スイスフランに対して下げ渋り。日銀の追加金融緩和や日本の貿易赤字を背景に円の先安観が強まるなか、散発的な円売りが入った。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて円売りが持ち込まれた」との指摘もあった。ただ、対ドルでの下値では「国内輸出企業や海外勢からの円買い注文が並んでいる」との声が聞かれたうえ、米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも見られ値を戻した。新規の取引材料が伝わらないなか、足もとの円安進行を調整する動きも出たようだ。
 一方、円はその他の通貨に対して一進一退。欧州の取引時間帯に発表された8-9日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨で、マイルズ委員ポーゼン委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張していたことが明らかとなり、英国の追加量的緩和観測の高まりから円買いポンド売りが優位に。欧州株安も投資家のリスク許容度低下につながり、対資源国通貨でも円買いが広がった。その後、ロンドンフィキシングに向けて円売りが持ち込まれたほか、WTI原油先物相場の持ち直しを受けた円売り資源国通貨買いが出たものの、WTI原油先物相場が失速しため円売りは長続きしなかった。

[2012-02-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。23日前場の日本株や時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことを背景に、リスクポジション解消目的で円買い外貨売りが入った。その後、日本株が持ち直し時間外の米株価指数先物が下げ幅を縮めたこともあって株価を材料にした円買いは収まった。しかし、対ドルでは足もとで円の売り持ちが膨らんでおり、反動で利益確定の円買いが散発的に入ったため、円全体は高止まりした。
 白川方明日銀総裁が23日午前、衆院予算委員会で「一時的な石油価格の上昇などで金融緩和を打ち切ることはない」「一時的に物価が上昇しても機械的に金融政策を運営しない」などと述べたが、特に材料視されていない。

[2012-02-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。対ドルで足もとの円安進行に対する利益確定の円買いが入ると、その他通貨に対しても円買いを誘った。もっとも、後場の日本株が上げ幅を広げたことを材料に円売りが出たため、円の上値は限定された。円売りは特に日本と金利差の大きいオセアニア通貨に対して目立った。欧州勢の参入後もオセアニア通貨に対する円売りが続いたほか、ユーロに対しては「ユーロドルに英系金融機関から買いが入った」との声があり、ユーロドルの上昇につれた円売りが見られた。

[2012-02-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。足もとで急速に円安が進んだ反動でポジション調整に伴う円買いが入ったほか、日本の輸出企業の円買いドル売りが入った。半面、市場では「ここ最近の円安の流れに乗り遅れた参加者からの円売りが出ている」との声も聞かれ、相場は方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円台前半でのレンジ取引が続いた。
・ユーロ円はやや強含んだ。予想を上回る独経済指標を手掛かりに円売りユーロ買いが出て、19時前に一時1ユーロ=106円85銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはアジア株相場の上昇を手掛かりにユーロ買いドル売りが先行。市場では「英系金融機関や中東勢の買いが観測された」との指摘があったほか、ドイツのIfo経済研究所が発表した2月の独企業景況感指数が市場予想を上回ったことでユーロ買いが加速した。2月9日の高値1ユーロ=1.3322ドル前後を上抜けて、一時1.33423ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、そのあとは1.3350ドルに置かれている売りオーダーや、1.3350ドルに観測されているオプションのバリアに絡んだ防戦売りが一段のユーロ高に歯止めをかけた。ユーロ安ポンド高につれたユーロ売りドル買いが出たほか、「ポルトガルが格下げされるとの噂がユーロ売りを誘った」との声が聞かれ1.32ドル台後半まで下押しした。

[2012-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は資源国通貨に対して一進一退。円先安観が強まるなか、対資源国通貨中心にややまとまった円売りのフローが持ち込まれた。ただ、欧州委員会が2012年のユーロ圏域内総生産(GDP)成長率予想を前回のプラス0.5%からマイナス0.3%に下方修正したことを背景に、ドイツやイタリア、スペインの株価指数が下げ幅を広げたほか、ダウ平均が一時50ドル超下落したため、投資家のリスク許容度低下を意識した円の買い戻しが入った。また、対オセアニア通貨中心にまとまったユーロ買いが入り、同時に円が買われた。もっとも、終盤にかけてユーロドルが急伸し、つれる形で資源国通貨買いドル売りが強まると、対資源国通貨で持ち高調整の円売りが広がった。
 一方、円はドルに対して底堅い。対資源国通貨で円売りが先行した影響を受けたほか、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことが円売りドル買いを誘った。ただ、株安を背景に円全体が買い戻されたうえ、好調な7年債入札を受けて米長期金利が低下したことやユーロドルの急伸が円買いドル売りを促し堅調に推移した。
 なお、円はユーロに対して上値が重い。ダウ平均が下落したタイミングで円買いが一時強まったが、その後ダウ平均が50ドル超高まで持ち直したため上値は限られた。手掛かり材料難からしばらくはもみ合いが続いたが、終盤にはユーロドルの急伸につれて円売りユーロ買いがやや強まった。

[2012-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。本日は週末の実質5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けて対ドルで円売りが出たため、その他通貨に対しても円売りが見られた。仲値通過後は、「国内機関投資家から円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。市場の一部では「格付け会社ムーディーズが11時に開催予定の日本国債格付けの現状についての記者懇談会で格付けを引き下げる」との噂があり、この噂をはやす格好で円売りドル買いを進める動きもあった。ただ、ムーディーズが「日本国債の格付けに関する発表は今日予定していない」との見解を示したこともあって、思惑的な円売りは長続きしなかった。
 なお、ムーディーズのバーン氏は「日本の貿易赤字はソブリン格付けの評価には影響しない」「日本の経常黒字は継続するだろう」「日本の格下げという所には至っていない」などの見方を示した。

[2012-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。ドルに対してヘッジファンドや海外リアルマネー、国内輸入企業といった投資主体から断続的に円売りが持ち込まれて、円全体が値を下げた。80円50銭前後に観測されていたオプションのバリアの下抜けを狙った仕掛け的な円売りドル買いも散見されて下げ幅が広がった。

[2012-02-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は軟調。米景気の先行きに楽観的な見方が広がるなか、海外ヘッジファンドなどの円売りドル買いが進行している。日本の輸入企業の円売りドル買いも出た。欧州株相場や時間外のダウ先物の上昇も円の重し。市場では「急ピッチで円安が進んでいることに対する警戒感はあるものの、足もとでは円売り圧力が強い」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに一時1ドル=80円71銭前後と2011年7月11日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は21時過ぎに一時昨年11月4日以来の高値となる1ユーロ=108円15銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはギリシャ債務問題をめぐる不透明感が一服するなか、欧州株価の上昇に伴うユーロ買いドル売りが優勢となった。豪ドルなどオセアニア通貨に対してユーロ買い戻しが進んだ影響も受け、一時昨年12月9日以来の高値となる1.34251ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、そのあとはやや伸び悩んだ。市場では「昨年10月27日の高値1.4248ドル前後から1月13日の安値1.2624ドル前後の下落局面におけるフィボナッチ50%戻し1.3436ドル前後が上値の目処として意識される」との指摘があった。

[2012-02-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は大幅安。ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャの閣議が債務交換計画を承認」「ギリシャは正式な債務交換の提案を本日行う」と伝わったほか、ギリシャ政府が債務交換を正式に提案したことが明らかとなり、ギリシャ向け第2次支援実施に向けた進展が見られたことが投資家心理の改善につながった。また、2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)や1月米新築住宅販売件数がいずれも予想を上回り、米景気改善期待が広がった。ユーロやドルを買って、日銀の金融緩和などを背景に先安観の根強い円を売る動きが優勢となり、円全体の軟調地合いが継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=80円50銭前後や81円ちょうど前後に観測されていたオプションのバリアを上抜け、2011年7月8日以来の高値となる81円22銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=109円30銭前後と2011年10月31日以来の高値まで上げた。
・ユーロドルは買い優位。ギリシャ債務問題への警戒感が後退するなか、対オセアニア通貨や円でユーロの買い戻しが優勢となった流れに沿った。2011年10月27日高値の1ユーロ=1.4248ドルから1月13日安値の1.2624ドルの下落局面におけるフィボナッチ50%戻し1.3436ドル前後や、売り注文が観測されていた1.34ドル台半ばを上抜け、1.34869ドル前後と2011年12月5日の高値に面合わせした。ただ、週末要因で次第に市場参加者が減少し、終盤にかけては1.34ドル台半ばで方向感を欠いた。

[2012-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前週末の海外市場の流れを引き継いで円売りドル買いが先行したものの、そのあとは月末を控えた日本の輸出企業の円買いドル売りが入ったため次第に下値を切り上げた。ただ、市場では「円の上値では輸入企業などの円売りが出やすい」との指摘があり、戻りは鈍かった。
 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は26日に2日間の討議を終え、共同声明を採択して閉幕。国際通貨基金(IMF)への資金拠出については4月に米国で開く次のG20財務相会合での合意を目指す方針を打ち出した。ただ、相場の反応は限定的だった。

[2012-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。急ピッチで円安進行が続いたあとだけに、「海外ヘッジファンドなどのポジション調整に伴う円買い外貨売りが入った」との指摘があった。時間外のダウ先物が下落したことや、27日の欧州株相場が安く始まったことも円買いを後押しした。市場関係者からは「マクロ系ファンドからの円買いドル売りが入った」との声が聞かれた。

[2012-02-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は堅調。先週、急ピッチで円売りが進んでいたこともあり、27日の欧州株や時間外の米株価先物の下落を受けて、利益確定目的で円売り外貨買いポジションを解消する動きが続いた。途中、損失覚悟の円買い注文を巻き込み円の上昇の勢いが増した。ドルに対しては市場参加者から「マクロ系ファンドからの円買いが入った(FX初心者のためのマクロ系ヘッジファンドとは?)」との声が聞かれたほか、米長期金利の低下を受けて日米金利差縮小を意識した円買いが見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分過ぎに1ドル=80円31銭前後。
・ユーロ円も21時30分過ぎに1ユーロ=107円77銭前後まで下落した。
・ユーロドルは軟調。株安に伴うリスクポジション解消目的の売りが出たほか、ユーロ円相場の下落もユーロドルを押し下げた。下落過程ではアジア系ソブリンネームの買いや、国際機関からの買い観測があったものの、大きな戻りはなく、22時過ぎに1ユーロ=1.33868ドル前後まで下げた。

[2012-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は売りに押された。26日に閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、国際通貨基金(IMF)の資金増加を巡る合意が4月の次回会合に持ち越されたことが失望され、欧州株や時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大。投資家のリスク許容度が低下するなか、欧州の取引時間帯に足もとで膨らんだ円の売り持ち高を調整する動きが優位となった地合いを引き継いだ。ドイツ議会によるギリシャ第2次支援承認投票を前に、メルケルドイツ首相が「ギリシャが成功する100%の保障はない」「ドイツは欧州のファイアーウォールを強化する必要がないと見ている」などと語り、欧州債務問題に対する警戒感が改めて高まると対ユーロ中心に円買いが加速。ダウ平均の100ドル超安も円全体を押し上げる要因となった。
 その後、予想を上回る1月米住宅販売保留指数を受けてダウ平均が下げ幅を縮め、40ドル超高まで持ち直すと、対オセアニア通貨中心に円は売りに押し戻された。もっとも、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の格付けを「ネガティブ」に変更したことを受けて、対ユーロ中心に円買いが再開する場面もあった。

[2012-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日本株相場の下落を背景に、投資家のリスク志向が低下するとの見方から円買い外貨売りが優勢となった。ドルやユーロに対しては国内輸出企業の円買いが入ったほか、対豪ドルでは証券会社の円買いが観測された。市場関係者からは「足もとの急速な円安進行に対する調整機運が強まった」との声が聞かれた。

[2012-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。午後の日本株相場が持ち直したことで、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売り外貨買いが出た。市場では「ロンドン勢やロシア勢からの円売りドル買いが出た」との指摘があった。

[2012-02-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。28日の日本株が持ち直したことや、時間外の米株価指数先物と英、独の株価指数がプラス圏で推移したことなど手掛かりに円売りが先行した。ドルに対しては「ロシア系から円売りが出た」との声があった。
 しかし、株価の上げ幅が広がらず投資家のリスク許容度の改善がそれほど進まなかったため円の下値は限られた。対ドルでチャート上の節目を意識した円の押し目買いが見られたことも円全体の下値をサポートした。
 独連邦憲法裁判所が28日、ユーロ圏支援決定に関する議会特別委員会の設置は一部違憲であるとの判断を下したことが投資家のリスク志向の改善に水を差した面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は欧州市場の序盤に1ドル=80円78銭前後と日通し高値をつけたが、戻り売りが厚く頭を抑えられると上値を切り下げた。昨日NY市場の高値80円77銭前後や、週足ベースでの一目均衡表雲の上限80円94銭前後をバックに戻りを売る動きがあったようだ。
・ユーロ円も17時30分過ぎに1ユーロ=108円72銭前後まで上げたが、ドル円相場の上値が限られると徐々に値を消した。独連邦憲法裁判所の見解も上値を抑制した。
・ユーロドルは伸び悩み。日本株の上昇や時間外の米株価指数先物の上昇を材料に買いが先行。国際機関からの買い観測もあり17時30分過ぎに1ユーロ=1.34621ドル前後まで上げた。ただ、独連邦憲法裁判所の見解や、ユーロ円に売りが出たことなどが重しとなり、高値圏でもみ合いとなった。

[2012-02-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。欧州中央銀行(ECB)が29日に実施する2回目の3年物資金供給オペ(LTRO)を受けてリスクマネーのフローが活発化するとの期待感から、欧州株や時間外の米株価指数先物が堅調地合いを維持すると、序盤は円売りが散見された。ただ、1月米耐久財受注額や12月米ケース・シラー住宅価格指数がいずれも予想を下回ったことを材料に円買いドル売りが入ったほか、株価の失速も円全体の買い戻しを誘い、下値が切り上がった。もっとも、2月米リッチモンド連銀製造業景気指数や2月米消費者信頼感指数がいずれも予想を上回ったことがわかると、対ドル中心に再び円が売られた。中盤にかけて欧州通貨買いドル売りが優勢となった場面では対ドルなどで同時に円買いが入ったが、現物の米国株が底堅く推移し、投資家のリスク志向が保たれるなかで円の上値は限られた。

[2012-02-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが先行したものの、その後下げ渋った。日本株相場の上昇を背景に、投資家のリスク志向が高まるとの見方から豪ドルなど比較的金利の高いオセアニア通貨に対して円売りが優勢となった。月末の仲値に向けた円売りドル買いも出て、円全体を押し下げた。ただ、そのあとは「米系銀行からの円買いドル売りが入った」との声が聞かれ、徐々に下値を切り上げた。対ドルでは「テクニカル的なポイントを意識した円買いが入った」との指摘があった。

[2012-02-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや強含んだ。月末を迎えた日本の輸出企業の円買いドル売りが入ったほか、午後の日経平均が失速したことで持ち高調整の円買い外貨売りが進んだ。ただ、そのあとは「ロシア勢からの円売りドル買いが出た」との声が聞かれ、伸び悩んだ。
 なお、白川方明日銀総裁は29日午後、衆議院財務金融委員会で「物価の安定を強く意識して金融政策を進めていきたい」「物価1%を見通せなければゼロ金利と資産買い入れを続ける」などと発言したものの相場の反応は限定的だった。

[2012-02-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州中央銀行(ECB)は29日、期間3年の資金供給オペ(LTRO)を実施し、800金融機関に総額5295億3100万ユーロを供給した。市場予想平均の5000億ユーロ程度を上回ったため、対ユーロでオセアニア通貨やポンド、カナダドルを買う動きが強まった。つれる形でユーロ以外の通貨に対し円売りが見られた。
 ただ、ニューヨークの取引時間帯に差し掛かると、時間外の米10年債利回りの低下幅が拡大。日米金利差縮小を意識して対ドルで円買いが進み、円全般の下げ幅が縮小した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎにアジア時間に付けた日通し安値1ドル=80円26銭前後に面合わせした。米金利低下につれる格好で円買いドル売りが入った。
・ユーロ円も22時過ぎに1ユーロ=107円90銭前後と日通し安値を付けた。LTROでの供給額が予想よりも多かったことやドル円相場が下落したことなどを受けた。
・ユーロドルはさえない。ECBのLTROの後に1ユーロ=1.3423ドル前後と本日安値を付けた。
 なお、ユーロはオセアニア通貨やポンドに対しても売られた。ユーロ豪ドルは1ユーロ=1.23902豪ドル前後、ユーロNZドルは1ユーロ=1.5883NZドル前後、ユーロポンドは1ユーロ=0.84247ポンド前後まで下落した。

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