2012年2月22日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省筋の話として報じたところによると、ギリシャは民間投資家との債務交換を3月12日までに完了させることを目指しているという。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省筋が報じたところによると、ギリシャは集団行動条項(CAC)に基づき、債務交換の強制執行が可能となる法案を21日に議会に提出し、23日に採決が行われるという。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、ギリシャ向け第2次支援で民間投資家が保有するギリシャ国債の元本削減率が決定されたことを受け、ギリシャが発行した円建て外債(サムライ債)が元本削減の対象に含まれるかが焦点に浮上してきたという。約1100億円の発行分には国内の個人向けも含まれており、削減対象となれば個人投資家が影響を受けるとのこと。日本政府はギリシャ大使館などを通じてギリシャ政府に照会しているが、21日夜の時点で回答は得られていないという。
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相「債務は最大1100億ユーロまで削減される可能性」
イングランド銀行(BOE)[NP-5.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.7 CRHDP -0.1]
・英中銀金融政策委員会議事要旨(8-9日分)「0.50%の政策金利の据え置きを9対0で、資産買い入れプログラムの規模の拡大を7対2で決定」
イングランド銀行(BOE)[NP-6.4 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -4.7 CRHDP +0.0]
・英中銀金融政策委員会議事要旨(8-9日分)「ポーゼン委員とマイルズ委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは22日、ギリシャの格付けを「CCC」から「C」に引き下げたと発表した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは22日、「ギリシャのデフォルトは短期的に可能性が高い」「ギリシャの債務スワップは制限的なデフォルトにつながるだろう」などの見解を示した。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.4 CHDP -0.2 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャの債務交換は3月12日」「告示は2月27日に行われる」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.1]
・財務省高官の話として「(ドル円の80円台乗せについて)最近の為替相場の動きに違和感はない」「緊張感を持って市場動向を注視し、適切に対応する考えに変わりはない」「円高に向けた市場の思惑は根強い」と伝えた。
2012年2月22日のFX要人発言・ニュース
フランソワ・フィヨン[NP HDP -3.2 CHDP -0.1 RHDP -3.2 CRHDP -0.1]
・フィヨン・フランス首相「ギリシャ支援合意の意義は欧州が団結を選択したということ」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.4 CHDP -0.2 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「民間関与などの法案を本日提出する」「EU首脳会議開催前にユーロ圏財務相会合を開催する予定」「債務交換は今週中に正式提案する」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.4 CHDP -0.2 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャの銀行増強基金は500億ユーロに達する可能性」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
・米連邦準備理事会(FRB)は21日、ニューヨーク連銀を通じて2012年12月-2013年5月に償還を迎える米国債86億1000万ドルを売却したと発表した。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省筋の話として報じたところによると、ギリシャは民間投資家との債務交換を3月12日までに完了させることを目指しているという。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省筋が報じたところによると、ギリシャは集団行動条項(CAC)に基づき、債務交換の強制執行が可能となる法案を21日に議会に提出し、23日に採決が行われるという。
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米財務省によると、2年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが0.310%、応札倍率(カバー)が3.54倍となった。
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米ホワイトハウス「オバマ米大統領はメルケル独首相と電話会談し、ギリシャ債務に関するユーロ圏の合意を歓迎した」
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、ギリシャ向け第2次支援で民間投資家が保有するギリシャ国債の元本削減率が決定されたことを受け、ギリシャが発行した円建て外債(サムライ債)が元本削減の対象に含まれるかが焦点に浮上してきたという。約1100億円の発行分には国内の個人向けも含まれており、削減対象となれば個人投資家が影響を受けるとのこと。日本政府はギリシャ大使館などを通じてギリシャ政府に照会しているが、21日夜の時点で回答は得られていないという。
チャールズ・ビーン[NP HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP +0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「量的緩和は資産価格を押し上げ消費を促進する」
チャールズ・ビーン[NP HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.7 CRHDP +0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「英国のインフレは引き続き緩和する可能性」「ユーロ圏は英国にとって引き続き最大のリスク」「ギリシャ向け支援の合意を歓迎するが、無秩序なイベントのリスクを排除しない」「課題に直面しているユーロ圏諸国はギリシャだけでない」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府は21日、債務スワップと集団行動条項(CAC)に関する法案を議会に提出したと伝えられた。
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相「債務は最大1100億ユーロまで削減される可能性」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。アジアの取引時間帯にユーロ圏財務相会合がギリシャ向け第2次支援で合意に達したものの、目先の材料が出尽くしたとの見方が広がったほか、ギリシャ政府による緊縮財政策の実現性が疑問視され欧州株が下落。投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが先行した。ただ、ショイブレ独財務相が「国際通貨基金(IMF)はギリシャ支援に230億ユーロ貢献する可能性がある」などと語ったほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の話として「欧州連合(EU)首脳会議が救済基金の融資能力を増加させると予想する」などと伝わり、対ユーロ中心に円買いが一服した。また、市場では「米著名レポートが『欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの公算は小さい』との見通しを示したことが円売りユーロ買いを促した」との指摘があった。ダウ平均が前営業日比55.17ドル高の13005.04ドルと2008年5月20日以来の13000ドル台を回復すると、円全体が押し下げられた。もっとも、中盤からダウ平均が上げ幅を縮小し、一時下げに転じると円は再び買い戻された。
白川方明[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP -0.1]
・白川方明日銀総裁(衆院予算委員会で)「日銀の姿勢をより明確にするため物価安定の目途を公表した」
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
・日本銀行は22日、米ドル資金供給オペの応札・落札額が100万ドルだったことを発表した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルやユーロで海外勢から円売りが出たことで円全体が一時値を下げたが、豪ドルやユーロが対米ドルで売られたことにつれて円買い豪ドル売り、円買いユーロ売りが入ったため円全体の下値は限られた。22日午前のアジア株が方向感を欠いているほか、新規の取引材料に乏しいためポジションを大きく一方向に傾ける動きは目立っていない。
ただ、ドルに対しては海外勢に加えて国内輸入企業からの円売りが続いており、じり安の展開となっている。
安住淳[NP HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.2]
・安住淳財務相「今の経済状況であれば消費税率の引き上げは可能」
日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.1]
・財務省高官の話として「(ドル円の80円台乗せについて)最近の為替相場の動きに違和感はない」「緊張感を持って市場動向を注視し、適切に対応する考えに変わりはない」「円高に向けた市場の思惑は根強い」と伝えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対ドルで80円ちょうど前後に観測されていたバリアオプションの下抜けを狙った円売りが海外ファンド勢から断続的に持ち込まれると、その他通貨にも円売りが広がった。後場の日本株が上げ幅を広げたことを背景にした円売りも見られたほか、欧州勢からも円売りが出て下げ幅が拡大している。
財務省高官の話として「(足元の対ドルでの円安進行について)最近の為替相場の動きに違和感はない」「緊張感を持って市場動向を注視し、適切に対応する考えに変わりはない」「円高に向けた市場の思惑は根強い」などと伝わったが、目立った反応はなかった。
イングランド銀行(BOE)[NP-5.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.7 CRHDP -0.1]
・英中銀金融政策委員会議事要旨(8-9日分)「0.50%の政策金利の据え置きを9対0で、資産買い入れプログラムの規模の拡大を7対2で決定」
イングランド銀行(BOE)[NP-6.4 HDP -2.1 CHDP -0.1 RHDP -4.7 CRHDP +0.0]
・英中銀金融政策委員会議事要旨(8-9日分)「ポーゼン委員とマイルズ委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・ドイツ政府は22日、2年物国債入札を実施。平均落札利回りは0.25%と前回の0.17%を上回ったほか、応札倍率は1.8倍と前回の2.2倍を下回った。
南アフリカ政府関係[NP HDP -0.3 CHDP -0.3 RHDP -0.3 CRHDP -0.3]
・ゴーダン南ア財務相の2012年予算演説が市場参加者の注目を集めている。ズマ南ア大統領が9日、欧州財政危機の影響を回避するために公的インフラ投資への拡大計画を発表したこともあり、約8000億ランドの公的歳出を認めざるを得ない状況となっている。予算規模や優先される部門や税制に対する発言が注目される。また、2012-2013年の財政赤字見通しが対GDP比で現行の5.3%から修正されるかどうかも焦点となっている。
ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・デ・ヤーヘルオランダ財務相「ギリシャが改革を実行できるとは依然確信していない」
ドイツ政府関係[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・ザイベルト独政府報道官は22日、「ドイツはESMを増大させる必要がないと見ている」「ドイツはESMに関して力強いシグナルを送る用意がある」などの見解を示したと伝えられた。
国際金融協会(IIF)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・アッカーマン国際金融協会(IIF)会長「ギリシャのPSIは十分なものとなるだろう」「ギリシャのPSIは完全に自発的」「PSIは費用がかかるが投資家による良い意思表示だ」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは22日、ギリシャの格付けを「CCC」から「C」に引き下げたと発表した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは22日、「ギリシャのデフォルトは短期的に可能性が高い」「ギリシャの債務スワップは制限的なデフォルトにつながるだろう」などの見解を示した。
南アフリカ政府関係[NP HDP -0.3 CHDP -0.3 RHDP -0.3 CRHDP -0.3]
・南アフリカは、2012年のGDP見通しをこれまでの3.4%から2.7%に引き下げたと伝えられた。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.4 CHDP -0.2 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「ギリシャの債務交換は3月12日」「告示は2月27日に行われる」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は弱含み。日銀の追加金融緩和や日本の貿易赤字を背景に円の先安観が強まるなか、海外勢を中心に円売りドル買いの勢いが強まっている。日米金利差拡大への思惑も円安ドル高を後押しした。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。上値の目処として意識されていた昨年8月4日の高値1ドル=80円25銭前後を上抜けて、一時80円37銭前後と7月12日以来の高値を付けた。
・ポンド円は頭が重かった。ドル円の上昇につれた円売りポンド買いが出て一時本日高値となる1ポンド=126円62銭前後まで上げたものの、その後失速。8-9日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨で、マイルズ委員とポーゼン委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張していたことが明らかとなると、全般ポンド売りが優勢となった。22時過ぎに一時125円73銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャ債務問題をめぐる不透明感が一服しユーロ買いが入る半面、市場では「支援の前提となる緊縮策の実現性への疑念がユーロ売りを誘った」との指摘があり、相場は方向感が出なかった。ドイツ、ユーロ圏の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値・サービス部門PMI速報値は市場予想を下回ったものの、反応は一時的だった。
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP-5.0 HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・バローゾ欧州連合(EU)委員長「安定化は十分でなく成長が必要とされる」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。アジアの取引時間帯にユーロ圏財務相会合がギリシャ向け第2次支援で合意に達したものの、目先の材料が出尽くしたとの見方が広がったほか、ギリシャ政府による緊縮財政策の実現性が疑問視され欧州株が下落。投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが先行した。ただ、ショイブレ独財務相が「国際通貨基金(IMF)はギリシャ支援に230億ユーロ貢献する可能性がある」などと語ったほか、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の話として「欧州連合(EU)首脳会議が救済基金の融資能力を増加させると予想する」などと伝わり、対ユーロ中心に円買いが一服した。また、市場では「米著名レポートが『欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの公算は小さい』との見通しを示したことが円売りユーロ買いを促した」との指摘があった。ダウ平均が前営業日比55.17ドル高の13005.04ドルと2008年5月20日以来の13000ドル台を回復すると、円全体が押し下げられた。もっとも、中盤からダウ平均が上げ幅を縮小し、一時下げに転じると円は再び買い戻された。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ドルやユーロで海外勢から円売りが出たことで円全体が一時値を下げたが、豪ドルやユーロが対米ドルで売られたことにつれて円買い豪ドル売り、円買いユーロ売りが入ったため円全体の下値は限られた。22日午前のアジア株が方向感を欠いているほか、新規の取引材料に乏しいためポジションを大きく一方向に傾ける動きは目立っていない。
ただ、ドルに対しては海外勢に加えて国内輸入企業からの円売りが続いており、じり安の展開となっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対ドルで80円ちょうど前後に観測されていたバリアオプションの下抜けを狙った円売りが海外ファンド勢から断続的に持ち込まれると、その他通貨にも円売りが広がった。後場の日本株が上げ幅を広げたことを背景にした円売りも見られたほか、欧州勢からも円売りが出て下げ幅が拡大している。
財務省高官の話として「(足元の対ドルでの円安進行について)最近の為替相場の動きに違和感はない」「緊張感を持って市場動向を注視し、適切に対応する考えに変わりはない」「円高に向けた市場の思惑は根強い」などと伝わったが、目立った反応はなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は弱含み。日銀の追加金融緩和や日本の貿易赤字を背景に円の先安観が強まるなか、海外勢を中心に円売りドル買いの勢いが強まっている。日米金利差拡大への思惑も円安ドル高を後押しした。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。上値の目処として意識されていた昨年8月4日の高値1ドル=80円25銭前後を上抜けて、一時80円37銭前後と7月12日以来の高値を付けた。
・ポンド円は頭が重かった。ドル円の上昇につれた円売りポンド買いが出て一時本日高値となる1ポンド=126円62銭前後まで上げたものの、その後失速。8-9日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨で、マイルズ委員とポーゼン委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの規模拡大を主張していたことが明らかとなると、全般ポンド売りが優勢となった。22時過ぎに一時125円73銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャ債務問題をめぐる不透明感が一服しユーロ買いが入る半面、市場では「支援の前提となる緊縮策の実現性への疑念がユーロ売りを誘った」との指摘があり、相場は方向感が出なかった。ドイツ、ユーロ圏の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値・サービス部門PMI速報値は市場予想を下回ったものの、反応は一時的だった。