2012年2月8日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP+3.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「製造業セクターの回復に勇気付けられている。製造業セクターの回復は広範な回復を主導する」
ベン・バーナンキ[NP-5.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「財政情勢が短期的に急変すると回復が遅れる懸念がある」「二つの責務の目標達成に向けて取り組む」
ベン・バーナンキ[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは一段と高いインフレを追求することはない」「雇用拡大を目的にインフレをあおることはしない」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ議会は12日に債務交換期限に関する投票を実施する可能性があると伝えられた。
ドイツ政府[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・独ウェルト紙が報じたところによると、ドイツの納税者はギリシャ国債に関して少なくとも250億ユーロの損失に直面する可能性があるという。
安住淳[NP-5.2 HDP -4.3 CHDP -0.1 RHDP -4.3 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「(覆面介入について)介入にも創意工夫している」「円高阻止のつっかえ棒となり、単独介入としては効果があった」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP-4.4 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.7 CRHDP +0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「労働市場の正常化には長い道のりが必要」「FRBはインフレが緩和したままである」※2日の下院の証言内容とほぼ同一。なお、1月雇用統計については言及しなかった。
2012年2月8日のFX要人発言・ニュース
ベン・バーナンキ[NP-4.4 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.7 CRHDP +0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「労働市場の正常化には長い道のりが必要」「FRBはインフレが緩和したままである」※2日の下院の証言内容とほぼ同一。なお、1月雇用統計については言及しなかった。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「トロイカのギリシャに関するレポートは木曜日までに準備されると予想」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・「ギリシャは連立与党3党の協議終了後に融資の合意事項の詳細について発表する」とギリシャ政府筋の話として報じられた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ首相府は、パパデモス首相が日本時間8日4時にギリシャ3党の党首と会談を行うと発表した。
ベン・バーナンキ[NP+3.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「製造業セクターの回復に勇気付けられている。製造業セクターの回復は広範な回復を主導する」
ベン・バーナンキ[NP-5.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「財政情勢が短期的に急変すると回復が遅れる懸念がある」「二つの責務の目標達成に向けて取り組む」
ベン・バーナンキ[NP HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.2]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「日本と米国の間には明確な違いがある。日本は一貫してデフレである」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「2月9日以前に、ユーロ圏財務相を召集することはないだろう」「今週のユーログループの会合を求めていない」
ベン・バーナンキ[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.1]
・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「FRBは一段と高いインフレを追求することはない」「雇用拡大を目的にインフレをあおることはしない」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「ドイツはギリシャ支援を増大することに反対」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府報道官は7日、パパデモス首相がギリシャ3党の党首と会談後に声明を発表すると述べた。
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米財務省によると、3年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが0.347%、応札倍率(カバー)が3.30倍となった。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「債務問題は一夜にして解決されることはないだろう」「ユーロ圏の債務危機の根本的原因に取り組む必要がある」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ政府筋の話として、「ギリシャ救済に関する連立与党党首らの会合が8日に延期された」と述べた。
ルーカス・パパデモス[NP HDP -2.2 CHDP +0.4 RHDP -2.2 CRHDP +0.4]
・パパデモス・ギリシャ首相は、トロイカと7日に協議する予定であると首相報道官の話として伝えた。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「ユーロ共同債へ参加は危機解決につながらない」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「ギリシャは経済状況に関して全てを公開する必要がある」「ギリシャは極めて複雑な状況下にある」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.1]
・メルケルドイツ首相「ギリシャのユーロ圏離脱を想定していないし離脱してほしくない」「ギリシャがユーロ圏を離脱すれば途方もない影響が出る」
ギリシャ政府関係[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ議会は12日に債務交換期限に関する投票を実施する可能性があると伝えられた。
国際金融協会(IIF)関係[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事「パパデモス・ギリシャ首相、ベニゼロス・ギリシャ財務相と建設的な協議を行った」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。一部通信社から「ギリシャ政府は政治指導者に対し提示する第2次支援の受け入れに関する合意文書を策定している」「ギリシャ連立与党3党の協議終了後に、ギリシャ向け融資の詳細を発表する」などと伝わったことを受けて、ギリシャが第2次支援を得られるとの期待が高まり、円安ユーロ高が進んだ。また、対ユーロでの円売りは他の通貨に対しても波及。売り先行となっていた欧州株が下げ幅を縮小し、さらにダウ平均が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢後退を意識した円売り外貨買いも出た。円は総じてさえない動きとなり、「ギリシャ救済に関する連立与党党首らの会合は、合意草案が作成されていないために8日に延期された」との報道を受けてユーロ買いが一服した後も戻りは限られた。
ドルに対しては米長期金利の上昇を背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが持ち込まれたため弱含む場面があった。
なお、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は上院予算委員会で証言したが、2日に行われた下院の証言内容とほぼ同一であったため反応は見られなかった。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)が、昨年流通市場で購入したギリシャ国債の交換に合意したと米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)が報じた。ただ、現在行われている債務再編交渉が成功することが前提という。
ジュリア・ギラード[NP HDP +0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.4 CRHDP +0.1]
・ギラード豪首相「豪州に経済の構造変化が見られる」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)が明日公表する報告書の草案によると、「トロイカはギリシャの改革の進展状況に不満」だという。独ビルト紙が報じた。
西村清彦[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・西村清彦日銀副総裁「アジア経済は外貨調達が困難な場合に資金繰りで問題が発生しやすい」
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。前日の海外市場で対ユーロ中心に円売りが強まった流れを引き継いで始まった。財務省が8日朝発表した12月国際収支速報が予想より弱い内容だったことが分かると、海外投機筋が円売りドル買いを進めた。日本株相場が上昇し、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売り外貨買いが出た面もあった。
S&P[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、「アジアの政策立案者は衝撃に対して迅速かつ十分に対応しない可能性」「インドと日本は引き続き政策まひとなる可能性」などの見解を示したと伝えられた。
S&P[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、「日本の財政悪化は改善していない」との見解を示したと伝えられた。
ドイツ政府[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・独ウェルト紙が報じたところによると、ドイツの納税者はギリシャ国債に関して少なくとも250億ユーロの損失に直面する可能性があるという。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)当局者は本日ギリシャの3党党首それぞれと個別に会談することを要請しているという。
サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャの野党・新民主主義党のサマラス党首が1300億ユーロの金融支援の必要条件に関するトロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)の草案文書を受け取ったという。
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。経常黒字の大幅減少などが意識されるなか、日本株や中国株の上昇を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが優勢となった。ユーロに対しては、「ギリシャの債務減免交渉が今日にも合意に達するとの期待感が強まった」ことが円売りを誘った。
ドイツ政府[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・フィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)が報じたところによると、ドイツ政府はギリシャ向け支援包括案の延期を望んでいるという。
政策金利[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・アイスランド中央銀行は8日、政策金利を現行の4.75%に据え置くことを決めたと発表した。
スウェーデン政府[NP HDP +5.6 CHDP 0.00 RHDP +5.6 CRHDP 0.00]
・ボルグ・スウェーデン財務相は7日、「国内金融機関に対して住宅ローン金利の上限設定を検討している」と述べ、政策金利の低下にもかかわらず大手銀行がローン金利を引き下げないことに対し苛立ちを隠せない姿勢をあらわにした。
スウェーデン政府は大手金融機関に対し自己資本比率を2013年1月から10%に設定。2015年には12%まで引き上げることを決定している。いずれも欧州のバーゼルⅢ規定の7.00%を上回ることから、一部金融機関では本店を海外に移す意向を示している。今回の財務相の発言は、政府と銀行側の対立を激化させる可能性もある。
ショイブレ[NP HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・独ツァイト紙が報じたところによると、ショイブレ独財務相がインタビューのなかで「ギリシャからの大規模な改革を要求する」「ユーロは成功の根本となる柱」との見解を示したという。
ギリシャ政府[NP HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・ギリシャ首相府の話として報じたところによると、ギリシャの政党指導者が日本時間22時に会合を行うという。
EFSF[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・欧州金融安定ファシリティ(EFSF)のクリストフ・フランケル副最高経営責任者(CEO)は8日、「EFSFはPSIとギリシャプログラムにおける重要な役割を果たすだろう」との見解を示したと伝わった。
ドイツ政府[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・ドイツ政府は8日、5年物国債入札を実施。平均落札利回りは0.91%と前回の0.90%を上回ったほか、応札倍率は1.8倍と前回の2.8倍を下回った。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・欧州連合(EU)の欧州委員会は8日、ギリシャ問題において「具体策をテーブルに載せることが必要」との見解を示したと伝わった。
政策金利[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ポーランド中央銀行は8日、政策金利を現行の4.50%で据え置くことを決めたと発表した。
ユンケル[NP HDP -1.5 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏財務相会合を9日夜に開催するかどうかを今晩決める見通し」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・欧州連合(EU)は8日、「ギリシャのユーロ圏残留を望む」「ギリシャをめぐって欧州委員会内で不協和音はない」などとの見解を示したと伝わった。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.4 CHDP -0.2 RHDP -2.4 CRHDP -0.2]
・欧州連合(EU)は8日、「ギリシャのユーロ離脱を熟考する用意はない」との見解を示したと伝わった。
安住淳[NP-5.2 HDP -4.3 CHDP -0.1 RHDP -4.3 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「(覆面介入について)介入にも創意工夫している」「円高阻止のつっかえ棒となり、単独介入としては効果があった」
安住淳[NP-5.4 HDP -4.3 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP -0.1]
・安住淳財務相「必要ならば日本は介入の準備ある」「日銀は世界に先駆けて量的緩和を実施するなど努力している」「円は投機筋のターゲットになった」
安住淳[NP-5.6 HDP -4.3 CHDP +0.0 RHDP -4.4 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「(経常黒字の大幅減について)単年度の特殊要因か、トレンドとしての輸出の伸び悩みか注視している」
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は買い戻し。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を材料に円売りが出た。ギリシャの債務問題の進展期待から対ユーロで円売りが出たことも、その他通貨に対して円売りを誘った。
しかし、ドルやユーロに対しては下値で円買いが厚く下げ幅が限られると、円の下値が堅いと見た投機筋などが持ち高調整の円買いに動き、損失覚悟の円買いも巻き込む形で円全般が値を戻した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に1ドル=77円19銭前後まで上げたものの、21時過ぎには本日安値となる76円71銭前後まで失速した。
・豪ドル円は19時前に1豪ドル=83円63銭前後と昨年10月31日以来の高値を更新。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャの債務減免交渉の合意期待を背景にした買いが入ると1ユーロ=1.32888ドル前後と2011年12月12日以来の高値を付けた。ただ、同時に市場では「1.32ドル台後半から1.33ドル台にかけて売り注文が並んでいる」との声があったほか、「リアルマネーからの売りが出た」との指摘も聞かれたため上値は限られた。
ドイツ政府[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・ドイツ議員らは来週にもギリシャ関連で3件の採決を検討していると伝えた。
イタリア政府[NP HDP -5.4 CHDP -0.6 RHDP -5.4 CRHDP -0.6]
・イタリア政府筋の話として、15日に発表される10-12月期の国内総生産(GDP)は前期比0.2%減となった7-9月期よりも弱い内容になるとの見方を示した。また、2012年1-3月期も改善は見られない見通しだという。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。一部通信社から「ギリシャ政府は政治指導者に対し提示する第2次支援の受け入れに関する合意文書を策定している」「ギリシャ連立与党3党の協議終了後に、ギリシャ向け融資の詳細を発表する」などと伝わったことを受けて、ギリシャが第2次支援を得られるとの期待が高まり、円安ユーロ高が進んだ。また、対ユーロでの円売りは他の通貨に対しても波及。売り先行となっていた欧州株が下げ幅を縮小し、さらにダウ平均が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢後退を意識した円売り外貨買いも出た。円は総じてさえない動きとなり、「ギリシャ救済に関する連立与党党首らの会合は、合意草案が作成されていないために8日に延期された」との報道を受けてユーロ買いが一服した後も戻りは限られた。
ドルに対しては米長期金利の上昇を背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが持ち込まれたため弱含む場面があった。
なお、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は上院予算委員会で証言したが、2日に行われた下院の証言内容とほぼ同一であったため反応は見られなかった。
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。前日の海外市場で対ユーロ中心に円売りが強まった流れを引き継いで始まった。財務省が8日朝発表した12月国際収支速報が予想より弱い内容だったことが分かると、海外投機筋が円売りドル買いを進めた。日本株相場が上昇し、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売り外貨買いが出た面もあった。
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。経常黒字の大幅減少などが意識されるなか、日本株や中国株の上昇を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが優勢となった。ユーロに対しては、「ギリシャの債務減免交渉が今日にも合意に達するとの期待感が強まった」ことが円売りを誘った。
マーケット[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は買い戻し。欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を材料に円売りが出た。ギリシャの債務問題の進展期待から対ユーロで円売りが出たことも、その他通貨に対して円売りを誘った。
しかし、ドルやユーロに対しては下値で円買いが厚く下げ幅が限られると、円の下値が堅いと見た投機筋などが持ち高調整の円買いに動き、損失覚悟の円買いも巻き込む形で円全般が値を戻した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に1ドル=77円19銭前後まで上げたものの、21時過ぎには本日安値となる76円71銭前後まで失速した。
・豪ドル円は19時前に1豪ドル=83円63銭前後と昨年10月31日以来の高値を更新。
・ユーロドルは一進一退。ギリシャの債務減免交渉の合意期待を背景にした買いが入ると1ユーロ=1.32888ドル前後と2011年12月12日以来の高値を付けた。ただ、同時に市場では「1.32ドル台後半から1.33ドル台にかけて売り注文が並んでいる」との声があったほか、「リアルマネーからの売りが出た」との指摘も聞かれたため上値は限られた。