2012年5月22日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ブラジル政府関係[NP-6.4 HDP -2.1 CHDP -0.2 RHDP -2.1 CRHDP -0.2]
・マンテガ・ブラジル財務相「自動車ローンの拡大のために中銀は預金準備率を引き下げへ」「ブラジルは世界的な危機悪化に直面している」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・ギリシャの銀行は25日に資本増強のための180億ユーロを受け取ることができる見通しだ。
OECD(経済協力開発機構)[NP-5.4 HDP -1.5 CHDP -0.2 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・経済協力開発機構(OECD)は22日に公表した経済見通しで、2012年のユーロ圏成長率見通しを0.2%からマイナス0.1%に下方修正した。また、OECDは「欧州中央銀行(ECB)は金利をゼロ付近に引き下げるべき」「ECBはユーロ圏の状況が悪化すれば債券買い入れプログラムを再開すべき」などの見解を示した。
国際通貨基金(IMF)[NP-5.6 HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・国際通貨基金(IMF)は22日、「英国は一段の金融緩和が必要」「英経済のリスクは大きい」「英中銀は一段の量的緩和が可能であり、政策金利の引き下げもできる」などの見解を示した。
クリスティーヌ・ラガルド[NP-5.0 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「成長が減速すれば財政刺激策を検討するべき」
オッリ・レーン[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「明日の非公式のEU首脳会議は大きな足掛かり」「EUはEIBの資本を100億ユーロ増額することを提案する」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首「ギリシャのプログラムを最大3年延長することを約束」「ギリシャの賃金や年金を削減する一段の余地はない」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首「ギリシャに対する治療が患者を悪化させている」「プログラムの拒否はユーロからの排除とならない」「欧州首脳は反欧州政策を有している」
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
クリスティーヌ・ラガルド[NP-5.0 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「成長が減速すれば財政刺激策を検討するべき」
2012年5月22日のFX要人発言・ニュース
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.8 CHDP -0.2 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「EUには力強い仏独の協調が必要」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.8 CHDP -0.2 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「仏独はギリシャやユーロのために全てを行う」「スペインは正しい道を進むために全てを行っている」「我々はギリシャのユーロ残留を望む」「失業と戦うため持続可能な成長が必要」
ピエール・モスコビシ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・モスコビシ仏財務相「フランスとドイツの協調がユーロ圏を進展させる」「ショイブレ独財務相とは建設的なやり取りを行った」
ピエール・モスコビシ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・モスコビシ仏財務相「欧州共同債は23日のEU首脳会議の議題となるだろう」「欧州共同債は力強い考えだと確信するが、フランスはその他の国に無理強いできない」
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「ギリシャがユーロ圏から引きずり出されることを容認しない」
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.9 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)は21日、14-18日までの1週間にSMPによる国債買入額がゼロであったことを明らかにした。買い入れ額ゼロは10週間連続。
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP +0.2]
・米連邦準備理事会(FRB)は21日、ニューヨーク連銀を通じて2036年2月-41年11月に償還を迎える米国債18億4000万ドルを購入したと発表した。
ブラジル(ブラジル中銀)中央銀行関係[NP HDP -0.6 CHDP -0.4 RHDP -0.6 CRHDP -0.4]
・トンビニ・ブラジル中銀総裁「世界的な市場は引き続き不安定」「ブラジルは堅実な経済ファンダメンタルズを有している」
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP +0.0]
・日経新聞が報じたところによると、日銀は22-23日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持する方針だという。東日本大震災からの復興など国内の需要は底堅く、「横ばい圏内」から持ち直す動きが続くとみている一方、欧州債務問題の不透明感が増しており、金融市場が動揺するリスクを引き続き注視するとのこと。金融政策では、4月に70兆円に増額した資産買い入れ基金による緩和効果を見極めるため、今回は追加緩和を見送る公算が大きいという。
マリアーノ・ラホイ[NP HDP -6.2 CHDP -0.1 RHDP -6.2 CRHDP -0.1]
・ラホイ・スペイン首相「欧州における金融安定は欧州共同債の承認より急を要する」
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・ネタニヤフ・イスラエル首相が「イランへのいかなる譲歩もありえない」「イランはイスラエルを破壊するため核兵器を必要としている」などの見解を示したという。
デーヴィッド・キャメロン[NP-5.0 HDP -2.5 CHDP -0.2 RHDP -2.5 CRHDP -0.2]
・キャメロン英首相「ユーロ圏の危機を断固として解決するために十分なことが行われていない」「ラホイ・スペイン首相と今日遅くにユーロ圏の危機を協議する」「英国の銀行は十分に規制されており資本金がある」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・メルケルドイツ首相「オランド仏大統領とEUのための合理的な解決を模索している」
フランソワ・オランド[NP HDP -5.0 CHDP 0.00 RHDP -5.0 CRHDP 0.00]
・オランド・フランス大統領「23日のEU首脳会議で全ての措置が協議されるだろう」
ブラジル政府関係[NP-6.4 HDP -2.1 CHDP -0.2 RHDP -2.1 CRHDP -0.2]
・マンテガ・ブラジル財務相「自動車ローンの拡大のために中銀は預金準備率を引き下げへ」「ブラジルは世界的な危機悪化に直面している」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売り優位。米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手フェイスブックの株価が時間外取引で新規株式公開(IPO)価格の38ドルを割り込み、投資家心理が冷やされる形で米株価指数先物が上げ幅を縮めたことが円買いを誘った。市場では「ファンド勢やアジア中銀からユーロ売りドル買いが持ち込まれた」との指摘があり、つれる形で円高ユーロ安が進んだことも円全体を押し上げた。
ただ、ダウ平均が次第に上げ幅を拡大し、引けにかけて130ドル超上昇すると、リスク許容度が改善するとして円売りが出た。WTI原油先物相場の上昇が目立つなか、対オセアニア通貨などで先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られて下げ幅が広がった。
一方、円はドルに対してもみ合い。欧州資源国通貨に対して円とドルが同時に売買された影響から方向感が出なかった。日経新聞が「日銀は22-23日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持する方針」「金融政策では4月に70兆円に増額した資産買い入れ基金による緩和効果を見極めるため、今回は追加緩和を見送る公算が大きい」と伝えたが市場の反応は薄かった。
安住淳[NP-4.0 HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.2]
・安住淳財務相「6月までギリシャ情勢は予断を許さないが日本株が下がる要因はない」「難しい金融・経済運営を迫られているが、日銀金融政策決定会合では適時適切に判断されると期待している」
安住淳[NP-4.0 HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「日銀が先月まで強力な緩和を進めていることを高く評価」「日本経済がどうなっているか日銀の考え方を注視」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。安住淳財務相が「難しい金融・経済運営を迫られているが、日銀金融政策決定会合では適時適切に判断されると期待している」などと述べたことを材料に円売りドル買いが出る場面もあったが、追随する動きがなかったためすぐに下値を切り上げた。そのあとは新規材料難から様子見ムードが広がり徐々に値動きが鈍った。市場では「今日から明日まで開かれる日銀金融政策決定会合の内容を見極めたい」との指摘があった。
アダム・ポーゼン[NP+3.6 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -2.9 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会(MPC)委員「インフレは期待よりもやや厳しい状況にある」「中銀は追加の金融緩和が必要かどうか思案する必要がある」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・ギリシャの銀行は25日に資本増強のための180億ユーロを受け取ることができる見通しだ。
OECD(経済協力開発機構)[NP-5.4 HDP -1.5 CHDP -0.2 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
・経済協力開発機構(OECD)は22日に公表した経済見通しで、2012年のユーロ圏成長率見通しを0.2%からマイナス0.1%に下方修正した。また、OECDは「欧州中央銀行(ECB)は金利をゼロ付近に引き下げるべき」「ECBはユーロ圏の状況が悪化すれば債券買い入れプログラムを再開すべき」などの見解を示した。
スペイン政府関係[NP HDP -3.7 CHDP -0.4 RHDP -3.7 CRHDP -0.4]
・スペイン政府は22日、3カ月・6カ月物政府証券(Tビル)入札を実施した。応札倍率は3カ月物が3.9倍と前回の7.6倍を下回り、6カ月物が4.3倍と前回の3.3倍を上回った。なお、スペイン政府は入札によって目標上限の25億ユーロをわずかに上回る25.3億ユーロを調達したことを明らかにした。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日本株相場の上昇などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方から円売り外貨買いが出た。対ドルでは「海外勢からの円売りが出た」との指摘があった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ円売り外貨買いが加速した。
国際通貨基金(IMF)[NP-5.6 HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
・国際通貨基金(IMF)は22日、「英国は一段の金融緩和が必要」「英経済のリスクは大きい」「英中銀は一段の量的緩和が可能であり、政策金利の引き下げもできる」などの見解を示した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは22日、日本の格付けを「A+」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ネガティブ」とした。
クリスティーヌ・ラガルド[NP-5.0 HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -2.7 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「成長が減速すれば財政刺激策を検討するべき」
安住淳[NP HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・安住淳財務相「(フィッチによる日本格付けの引き下げについて)コメントを控える」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・メルケルドイツ首相「健全な予算と経済競争力はどちらも必要」
デニス・ロックハート[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.2]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁は22日、香港での講演で「米経済の成長にとって欧州が最大のリスク」などと述べた。昨日の東京での講演とほぼ同じ内容となった。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP +0.2 RHDP +1.0 CRHDP +0.2]
・独高官の話として「23日の首脳会議(サミット)で債務削減目標の緩和に関して協議すべきいかなる理由もない」「首脳会議の協議で欧州共同債は妥当な議題とならない見込み」「欧州共同債は債務危機解決の可能性を有する手段のひとつではない」「欧州共同債に関するスペイン首相やその他の国の立場はドイツに近い」などの見解を示した。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP +0.2 RHDP +1.0 CRHDP +0.2]
・独当局者が「EU首脳会議(サミット)は特にギリシャについて協議する会議にならないだろう」との見解を示したという。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.0]
・財務省幹部は22日、格付け会社フィッチによる日本の格下げを受けて「財政再建が必要とのメッセージとして受け取るべき」との見解を示したと伝わった。また、「最近の円高進行には投機的な要素がある。必要なら行動する」との見方を示したと伝えられた。
ドイツ政府関係[NP HDP +1.0 CHDP +0.2 RHDP +1.0 CRHDP +0.2]
・独高官の話として「スペイン政府はEFSFの活用を望んでいないと繰り返し明確にしている」と伝えた。
ヴィトル・コンスタンシオ[NP HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP +0.1]
・コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁「現時点で出口政策を議論するのは時期尚早」
マリオ・モンティ[NP HDP -0.9 CHDP +1.0 RHDP -0.9 CRHDP +1.0]
・モンティ・イタリア首相「目標達成のための新たな予算修正は必要ないだろう」
ヴィトル・コンスタンシオ[NP HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP +0.1]
・コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁「ギリシャのユーロ圏離脱を予想しない」
オッリ・レーン[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「明日の非公式のEU首脳会議は大きな足掛かり」「EUはEIBの資本を100億ユーロ増額することを提案する」
オッリ・レーン[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.3]
・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EUはギリシャがユーロに留まることを望んでいる」
デニス・ロックハート[NP HDP -1.7 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.2]
・ロックハート・米アトランタ連銀総裁「住宅セクターは、米経済の足かせのままである」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首「ギリシャのプログラムを最大3年延長することを約束」「ギリシャの賃金や年金を削減する一段の余地はない」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首「ギリシャ危機は欧州の解決法を必要とする」「緊縮財政の変更はドイツの利益にかなう」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首「ギリシャに対する治療が患者を悪化させている」「プログラムの拒否はユーロからの排除とならない」「欧州首脳は反欧州政策を有している」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は軟調。格付け会社フィッチが22日、日本の格付けを「A+」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたと発表したことを受けて円売りが強まった。ギリシャのユーロ離脱懸念などを背景にリスク回避目的で形成された円の買い持ち高があぶりだされて下げ幅が広がった。
ただ、時間外の米株価指数先物が失速していることや対円でドル買いが強まったことなどを受けてドルに対して欧州オセアニア通貨が売られており、つれて円買い外貨売りが入ったことから、一方的な円安進行には歯止めがかかった。
なお、財務省幹部が22日、「最近の円高進行には投機的な要素がある。必要なら行動する」との見方を示したことが介入警戒感を高めて円売りを誘った面もあったようだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=79円95銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=102円01銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは軟調。ドル円の買いが強まったことや、4月英消費者物価指数(CPI)が市場予想平均より弱い内容となったことを受けポンドドルが下落したことなどが重しとなった。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2738ドル前後と日通し安値を付けた。時間外の米株価指数先物が失速したことも売りを誘ったようだ。
もっとも、下値では「本邦勢から買いが入った」との声が聞かれいったん下げ止まっている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売り優位。米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手フェイスブックの株価が時間外取引で新規株式公開(IPO)価格の38ドルを割り込み、投資家心理が冷やされる形で米株価指数先物が上げ幅を縮めたことが円買いを誘った。市場では「ファンド勢やアジア中銀からユーロ売りドル買いが持ち込まれた」との指摘があり、つれる形で円高ユーロ安が進んだことも円全体を押し上げた。
ただ、ダウ平均が次第に上げ幅を拡大し、引けにかけて130ドル超上昇すると、リスク許容度が改善するとして円売りが出た。WTI原油先物相場の上昇が目立つなか、対オセアニア通貨などで先に円買いを進めた短期筋が反対売買を迫られて下げ幅が広がった。
一方、円はドルに対してもみ合い。欧州資源国通貨に対して円とドルが同時に売買された影響から方向感が出なかった。日経新聞が「日銀は22-23日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持する方針」「金融政策では4月に70兆円に増額した資産買い入れ基金による緩和効果を見極めるため、今回は追加緩和を見送る公算が大きい」と伝えたが市場の反応は薄かった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。安住淳財務相が「難しい金融・経済運営を迫られているが、日銀金融政策決定会合では適時適切に判断されると期待している」などと述べたことを材料に円売りドル買いが出る場面もあったが、追随する動きがなかったためすぐに下値を切り上げた。そのあとは新規材料難から様子見ムードが広がり徐々に値動きが鈍った。市場では「今日から明日まで開かれる日銀金融政策決定会合の内容を見極めたい」との指摘があった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日本株相場の上昇などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方から円売り外貨買いが出た。対ドルでは「海外勢からの円売りが出た」との指摘があった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ円売り外貨買いが加速した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は軟調。格付け会社フィッチが22日、日本の格付けを「A+」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたと発表したことを受けて円売りが強まった。ギリシャのユーロ離脱懸念などを背景にリスク回避目的で形成された円の買い持ち高があぶりだされて下げ幅が広がった。
ただ、時間外の米株価指数先物が失速していることや対円でドル買いが強まったことなどを受けてドルに対して欧州オセアニア通貨が売られており、つれて円買い外貨売りが入ったことから、一方的な円安進行には歯止めがかかった。
なお、財務省幹部が22日、「最近の円高進行には投機的な要素がある。必要なら行動する」との見方を示したことが介入警戒感を高めて円売りを誘った面もあったようだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=79円95銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=102円01銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは軟調。ドル円の買いが強まったことや、4月英消費者物価指数(CPI)が市場予想平均より弱い内容となったことを受けポンドドルが下落したことなどが重しとなった。21時30分過ぎに1ユーロ=1.2738ドル前後と日通し安値を付けた。時間外の米株価指数先物が失速したことも売りを誘ったようだ。
もっとも、下値では「本邦勢から買いが入った」との声が聞かれいったん下げ止まっている。