2012年5月31日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。スペインの債務金融システム不安への警戒感が増す中で、欧米株式相場が大幅に下落。原油など商品相場も軟調に推移し、投資家のリスク志向低下を意識した円買いがユーロを中心に幅広い通貨に対して入った。米国株の売り一服後は円買いの勢いも緩和したものの、円売りの材料は乏しく高値圏でのもみ合いが続いた。なお、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)は「ユーロ圏の成長を再開させるための欧州債のアイデアは依然検討中である」と述べたほか、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「追加緩和の効果がコストを上回る可能性は小さい」との見解を示したが、いずれも目立った反応は見られなかった。
 一方、ドルに対しては行って来い。米10年債利回りが過去最低水準まで急低下した影響で日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが先行したほか、全米リアルター協会(NAR)が発表した4月の米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が市場予想よりも弱い内容となったことも対ドルでの円買いを誘った。ただ、買い一巡後は欧州通貨などに対してドル高が進んだことにつれた円売りドル買いが優勢となった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日の海外市場で、スペインの財政金融システムに対する警戒感が一段と高まり、リスク回避目的の円買い外貨売りが強まった流れを引き継いだ。安住淳財務相は朝方、為替相場について「過度な変動に対しては注視する」などと述べたものの、「けん制姿勢が弱い」と受け止められ円買いドル売りが進んだ面もある。月末を迎えた日本の輸出企業の円買いドル売りも断続的に入り、相場を押し上げた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。午後の日本株や中国株が下げ幅を縮小し、時間外のダウ先物が堅調に推移すると、足もとの円高を調整する動きが出た。31日の欧州株相場が上昇して取引を開始すると、さらに円買いポジションの解消が進んだ。
 白川方明日銀総裁は31日午後、衆院の社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で、「急激な円高は企業収益やマインドを通じて実体経済に影響を及ぼすため、十分に注視している」「為替レートを規定する大きな要因は投資家のリスク許容度」などと語ったが、相場の反応は薄かった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。31日の欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、足もとで積み上がっていた円買いポジションの一部を解消する動きが先行した。スペインの国債利回りが低下したこともリスク志向の低下に歯止めをかけたようだ。しかし、あくまで持ち高調整に過ぎず新規の円売りは膨らまなかったことから円の下値は限られた。
 ニューヨークの取引時間帯に入ると、米雇用指標が弱い内容だったことを受けて対ドルで円買いが膨らみ、その他通貨に対しても円買いを誘ったため円全般が本日高値圏に浮上した。欧州株や時間外の米株価指数先物が失速したことも円の買い戻しを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は節目として意識されていた200日移動平均1ドル=78円62銭前後を下抜けて78円56銭前後と2月16日以来の安値を付けた。米給与計算サービス会社オートマチックデータプロセッシング(ADP)とコンサルタント会社マクロエコノミックアドバイザーズが31日発表した5月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比13万3000人増と市場予想平均の15万人程度増を下回った。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数も38万3000件と市場予想平均の37万件程度より弱い結果となった。米雇用市場の改善期待がはく落し円買いドル売りが入った。米金利の低下を受けて日米金利差縮小を意識した売りも出た。
・ユーロ円は1ユーロ=97円32銭前後と1月17日以来の安値を更新した。
・ユーロドルは買い戻し一服。株高をきっかけにユーロ売りポジションの巻き戻しが強まり18時30分過ぎに1ユーロ=1.2428ドル前後と日通し高値をつけた。「欧州中央銀行(ECB)によるイタリア国債購入観測を背景としたユーロ買いが入った」との指摘もあった。もっとも、スペインの財政・金融システムに対する警戒感が根強い中で上値は限られた。株価が失速していることも重しとなっている。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

スペンサー・デール[NP-2.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
・デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「英経済は今年回復するだろう」「インフレ見通しが刺激策の解除を決定することになるだろう」「成長が予想よりも弱まれば、追加の量的緩和が正当化される可能性がある」

南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP-5.0 HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.2 CRHDP -0.3]
・マーカス南アフリカ準備銀行総裁「危機感染の可能性を注視している」「世界の危機の規模は非常に大きい」

ウィリアム・ダドリー[NP+2.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.2]
・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「米雇用の伸びはいくぶん加速した」「追加緩和の効果がコストを上回る可能性は小さい」

エリック・ローゼングレン[NP-6.0 HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.1]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「更なる金融緩和策が適切かつ必要である」

エリック・ローゼングレン[NP-6.2 HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.1]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「追加金融緩和はツイストオペの延長や量的緩和を意味する可能性」

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
・ブラジル中銀は30日、政策金利を現行の9.00%から8.50%に引き下げることを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

オーストラリア政府関係[NP-5.0 HDP -1.3 CHDP -0.8 RHDP -1.3 CRHDP -0.8]
・パーキンソン豪財務次官「豪準備銀行(RBA)には政策金利を動かす余地がある」

ジェームズ・ブラード[NP+3.0 HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +3.2 CRHDP +0.3]
・ブラード米セントルイス連銀総裁(都内で語る)「資産購入が日銀の目標達成を可能にするだろう」「米国において一段の緩和は適切な時期でない」「ギリシャは連合への多大なダメージなしにユーロを離脱できる」

ジェームズ・ブラード[NP+3.6 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.3]
・ブラード米セントルイス連銀総裁(都内で語る)「最近の米国の経済指標はまちまちだが、中期的な成長見通しを変更するのに十分ではない」「債券購入に関して白川日銀総裁に完全に同意する」

チャールズ・ビーン[NP-5.0 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「BOEは必要に応じて一段の資産購入が可能」「必要に応じて英国の銀行の支援が可能」

白川方明[NP+2.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
・白川方明日銀総裁「資産価格の変動が経済や物価に影響を与えることを考慮する」「資産価格自体を目標に政策はやらない」

白川方明[NP+3.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「為替相場は量的緩和時は円高、解除後は円安方向で推移した」

マリオ・ドラギ[NP-5.0 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「デクシアやバンキアの問題は人々が問題をたびたび過小評価することを示している」「政府の銀行資本問題への対処はやり過ぎるくらいのほうが望ましい」

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「4つのギリシャの銀行はECBのオペの利用を再開する」

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ESMの活用により楽観的」「問題はESMが政府の助言なしに銀行を救済できるかだ」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
・DATA・RCが実施した世論調査によると、財政緊縮策を支持する新民主主義党(ND)の支持率は24.5%、財政緊縮策に反対する急進左派連合(SYRIZA)の支持率は22.1%となり、NDがSYRIZAをリードしている。

イグナシオ・ビスコ[NP     HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
・ビスコ・イタリア中銀総裁「救済基金は銀行へ直接融資すべき」

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは31日、バスク地方などスペインの8地方の格付けを引き下げたと発表した。

サンドラ・ピアナルト[NP-5.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP +0.3]
・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「現在の大幅な金融緩和は適切」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、スペインに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、スペインのソブリンCDS5年物スプレッドは一時600bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

オーストラリア政府関係[NP-5.0 HDP -1.3 CHDP -0.8 RHDP -1.3 CRHDP -0.8]
・パーキンソン豪財務次官「豪準備銀行(RBA)には政策金利を動かす余地がある」

2012年5月31日のFX要人発言・ニュース

スペンサー・デール[NP-2.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
スペンサー・デール・デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員「英経済は今年回復するだろう」「インフレ見通しが刺激策の解除を決定することになるだろう」「成長が予想よりも弱まれば、追加の量的緩和が正当化される可能性がある」

カルロス・コスタ[NP     HDP -0.9 CHDP +0.4 RHDP -0.9 CRHDP +0.4]
カルロス・コスタ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコスタ・ポルトガル中銀総裁「主権の共有がEUの大きな功績」

ピエール・モスコビシ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ピエール・モスコビシ・モスコビシ仏財務相「フランスは財政赤字の目標を2012年、2013年とやり通す」

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.3]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ユーロ圏の成長を再開させるための欧州債のアイデアは依然検討中である」

南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP     HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP -0.2 CRHDP -0.1]
南アフリカ中銀(準備銀行)関連・マーカス南アフリカ準備銀行総裁「中銀は柔軟なインフレターゲット政策を有している」

南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP-3.0 HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.3]
南アフリカ中銀(準備銀行)関連・マーカス南アフリカ準備銀行総裁「家計の債務の負荷は懸念事項」

南アフリカ中銀(準備銀行)関連[NP-5.0 HDP -0.4 CHDP -0.1 RHDP -0.2 CRHDP -0.3]
南アフリカ中銀(準備銀行)関連・マーカス南アフリカ準備銀行総裁「危機感染の可能性を注視している」「世界の危機の規模は非常に大きい」

ウィリアム・ダドリー[NP+2.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP -0.1]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「景気は穏やかなペースで成長を続けている」「米成長は2-3年以内に強まる可能性」

ウィリアム・ダドリー[NP+2.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.2]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「米雇用の伸びはいくぶん加速した」「追加緩和の効果がコストを上回る可能性は小さい」

リチャード・フィッシャー[NP+3.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「住宅市場は反転したと見られる」「困難よりも若干楽観が上回っている」「FRBは多くのことを行ってきた」「雇用創出に関して懸念している」

ウィリアム・ダドリー[NP-5.0 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.3]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「ユーロ圏は著しいダウンサイドリスクを米国にもたらしている」

ウィリアム・ダドリー[NP+2.0 HDP -2.0 CHDP +0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.2]
ウィリアム・ダドリー・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「景気後退は財政問題の解決の失敗に起因する可能性がある」「失業率は徐々に低下するとみている」

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは30日、デンマークの金融機関の格付けを引き下げたと発表した。

エリック・ローゼングレン[NP-6.0 HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -3.5 CRHDP +0.1]
エリック・ローゼングレン・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「更なる金融緩和策が適切かつ必要である」

エリック・ローゼングレン[NP-6.2 HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.6 CRHDP -0.1]
エリック・ローゼングレン・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「追加金融緩和はツイストオペの延長や量的緩和を意味する可能性」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・30日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。スペインの債務金融システム不安への警戒感が増す中で、欧米株式相場が大幅に下落。原油など商品相場も軟調に推移し、投資家のリスク志向低下を意識した円買いがユーロを中心に幅広い通貨に対して入った。米国株の売り一服後は円買いの勢いも緩和したものの、円売りの材料は乏しく高値圏でのもみ合いが続いた。なお、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)は「ユーロ圏の成長を再開させるための欧州債のアイデアは依然検討中である」と述べたほか、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「追加緩和の効果がコストを上回る可能性は小さい」との見解を示したが、いずれも目立った反応は見られなかった。
 一方、ドルに対しては行って来い。米10年債利回りが過去最低水準まで急低下した影響で日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが先行したほか、全米リアルター協会(NAR)が発表した4月の米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が市場予想よりも弱い内容となったことも対ドルでの円買いを誘った。ただ、買い一巡後は欧州通貨などに対してドル高が進んだことにつれた円売りドル買いが優勢となった。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・豪州の10年債利回りが初めて3.00%を割り込み一時2.890%まで低下した。7時42分時点では前日比0.165%低い2.896%で推移している。

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・ブラジル中銀は30日、政策金利を現行の9.00%から8.50%に引き下げることを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

オーストラリア政府関係[NP-5.0 HDP -1.3 CHDP -0.8 RHDP -1.3 CRHDP -0.8]
オーストラリア政府関係・パーキンソン豪財務次官「豪準備銀行(RBA)には政策金利を動かす余地がある」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP -0.1]
米政府関係・ホワイトハウスは30日、オバマ米大統領がメルケル独首相やオランド仏大統領、モンティ・イタリア首相とビデオ会談を行い、欧州やシリアの進展を協議したことを明らかにした。また、来月メキシコで行われるG20に向けた準備を引き続き密接に進めることで合意したと伝えられた。

安住淳[NP     HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
安住淳・安住淳財務相「(為替相場について)短期間における過度な変動は好ましくない」「過度な変動に対しては注視する」

安住淳[NP     HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
安住淳・安住淳財務相「(円相場について)日本の経済実態をまったく反映していない」「投機筋の動きで過度に変動するようであれば事態を注視する」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日の海外市場で、スペインの財政金融システムに対する警戒感が一段と高まり、リスク回避目的の円買い外貨売りが強まった流れを引き継いだ。安住淳財務相は朝方、為替相場について「過度な変動に対しては注視する」などと述べたものの、「けん制姿勢が弱い」と受け止められ円買いドル売りが進んだ面もある。月末を迎えた日本の輸出企業の円買いドル売りも断続的に入り、相場を押し上げた。

ジェームズ・ブラード[NP+3.0 HDP +0.2 CHDP +0.1 RHDP +3.2 CRHDP +0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード米セントルイス連銀総裁(都内で語る)「資産購入が日銀の目標達成を可能にするだろう」「米国において一段の緩和は適切な時期でない」「ギリシャは連合への多大なダメージなしにユーロを離脱できる」

ジェームズ・ブラード[NP+3.6 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード米セントルイス連銀総裁(都内で語る)「最近の米国の経済指標はまちまちだが、中期的な成長見通しを変更するのに十分ではない」「債券購入に関して白川日銀総裁に完全に同意する」

チャールズ・ビーン[NP-5.0 HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
チャールズ・ビーン・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「BOEは必要に応じて一段の資産購入が可能」「必要に応じて英国の銀行の支援が可能」

ピエール・モスコビシ[NP-5.0 HDP -5.0 CHDP 0.00 RHDP -5.0 CRHDP 0.00]
ピエール・モスコビシ・モスコビシ仏財務相「雇用創出が最優先事項」「フランス経済は潜在成長率を下回っている」

白川方明[NP+2.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.1]
白川方明・白川方明日銀総裁「資産価格の変動が経済や物価に影響を与えることを考慮する」「資産価格自体を目標に政策はやらない」

白川方明[NP-4.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.3]
白川方明・白川方明日銀総裁「急激な円高は企業収益やマインドを通じて実体経済に影響を及ぼすため十分に注視している」

白川方明[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.3]
白川方明・白川方明日銀総裁「為替レートを規定する大きな要因は投資家のリスク許容度」

白川方明[NP+3.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「為替相場は量的緩和時は円高、解除後は円安方向で推移した」

マリオ・ドラギ[NP-4.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「経済に対するファンダメンタルの課題が続いている」

マリオ・ドラギ[NP-4.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「マクロプルーデンシャル(金融システム全体の安定化)の手段の開発が不可欠」「銀行の健全性における信頼感の回復が必要」

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBは政府による対応の不足を補うことはできない」「首脳らはユーロに対する見通しを明確にする必要」

マリオ・ドラギ[NP-5.0 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「デクシアやバンキアの問題は人々が問題をたびたび過小評価することを示している」「政府の銀行資本問題への対処はやり過ぎるくらいのほうが望ましい」

オッリ・レーン[NP-5.0 HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「景気低迷は現時点で緩やかに見える」「経済見通しに短期の下振れリスクを見込む」「金融市場の緊張は景気回復をさらに脅かす」

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-5.6 HDP -3.7 CHDP +0.0 RHDP -6.1 CRHDP +0.1]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁「SNBは最大限の決意でスイスフランの上限を引き続き守る」「SNBは必要に応じて無制限の外貨を購入し更なる措置をとる用意がある」

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「4つのギリシャの銀行はECBのオペの利用を再開する」

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP -0.3]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ESMの活用により楽観的」「問題はESMが政府の助言なしに銀行を救済できるかだ」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.7 CHDP -0.2 RHDP -4.7 CRHDP -0.2]
ギリシャ政府関係・DATA・RCが実施した世論調査によると、財政緊縮策を支持する新民主主義党(ND)の支持率は24.5%、財政緊縮策に反対する急進左派連合(SYRIZA)の支持率は22.1%となり、NDがSYRIZAをリードしている。

イグナシオ・ビスコ[NP     HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
イグナシオ・ビスコ・ビスコ・イタリア中銀総裁「救済基金は銀行へ直接融資すべき」

イグナシオ・ビスコ[NP     HDP -4.0 CHDP 0.00 RHDP -4.0 CRHDP 0.00]
イグナシオ・ビスコ・ビスコ・イタリア中銀総裁「ECBを含む政策立案者は単一通貨を守るため揺るぎない意志を示さなければならない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。午後の日本株や中国株が下げ幅を縮小し、時間外のダウ先物が堅調に推移すると、足もとの円高を調整する動きが出た。31日の欧州株相場が上昇して取引を開始すると、さらに円買いポジションの解消が進んだ。
 白川方明日銀総裁は31日午後、衆院の社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で、「急激な円高は企業収益やマインドを通じて実体経済に影響を及ぼすため、十分に注視している」「為替レートを規定する大きな要因は投資家のリスク許容度」などと語ったが、相場の反応は薄かった。

スイス国立銀行(スイス中銀)関係[NP-5.6 HDP -3.8 CHDP -0.1 RHDP -6.0 CRHDP +0.1]
スイス国立銀行(スイス中銀)関係・ダンティーヌ・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)副総裁「スイスフランは依然として強く過大評価されている」「ユーロスイスフランの措置は依然として有効」「マイナスのインフレ率は次第にプラスに転じつつある」

マリオ・モンティ[NP     HDP -0.9 CHDP +1.0 RHDP -0.9 CRHDP +1.0]
マリオ・モンティ・モンティ・イタリア首相「ECBの責務に成長を含める必要はないとみる」「ECBの責務における成長は非生産的となる可能性」

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP +0.0]
日本政府関係・財務省は31日、4月26日-5月29日の間に外国為替市場で為替介入を実施しなかったことを明らかにした。介入額ゼロは6カ月連続となる。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは31日、バスク地方などスペインの8地方の格付けを引き下げたと発表した。

イタリア政府関係[NP     HDP -4.4 CHDP -0.2 RHDP -4.4 CRHDP -0.2]
イタリア政府関係・イタリア上院は31日、モンティ政権の労働市場改革法案を承認した。この法案は企業による従業員の解雇を容易にする内容となっている。

サンドラ・ピアナルト[NP-5.0 HDP -2.4 CHDP +0.0 RHDP -1.8 CRHDP +0.3]
サンドラ・ピアナルト・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「現在の大幅な金融緩和は適切」

ジャン=クロード・ユンケル[NP-5.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP -0.4]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ギリシャの状況を依然として懸念している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・31日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。31日の欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を背景に、足もとで積み上がっていた円買いポジションの一部を解消する動きが先行した。スペインの国債利回りが低下したこともリスク志向の低下に歯止めをかけたようだ。しかし、あくまで持ち高調整に過ぎず新規の円売りは膨らまなかったことから円の下値は限られた。
 ニューヨークの取引時間帯に入ると、米雇用指標が弱い内容だったことを受けて対ドルで円買いが膨らみ、その他通貨に対しても円買いを誘ったため円全般が本日高値圏に浮上した。欧州株や時間外の米株価指数先物が失速したことも円の買い戻しを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は節目として意識されていた200日移動平均1ドル=78円62銭前後を下抜けて78円56銭前後と2月16日以来の安値を付けた。米給与計算サービス会社オートマチックデータプロセッシング(ADP)とコンサルタント会社マクロエコノミックアドバイザーズが31日発表した5月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比13万3000人増と市場予想平均の15万人程度増を下回った。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数も38万3000件と市場予想平均の37万件程度より弱い結果となった。米雇用市場の改善期待がはく落し円買いドル売りが入った。米金利の低下を受けて日米金利差縮小を意識した売りも出た。
・ユーロ円は1ユーロ=97円32銭前後と1月17日以来の安値を更新した。
・ユーロドルは買い戻し一服。株高をきっかけにユーロ売りポジションの巻き戻しが強まり18時30分過ぎに1ユーロ=1.2428ドル前後と日通し高値をつけた。「欧州中央銀行(ECB)によるイタリア国債購入観測を背景としたユーロ買いが入った」との指摘もあった。もっとも、スペインの財政・金融システムに対する警戒感が根強い中で上値は限られた。株価が失速していることも重しとなっている。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領「ユーロ圏の安定を回復させることが不可欠」

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP -0.4]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ギリシャの調整の過程は伸ばされるべき」

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・デンマーク中銀は31日、政策金利を現行の0.60%から0.45%に引き下げることを決めたと発表した。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「欧州は構造改革が必要」「欧州には危機をしのぐ強さやスタミナが必要」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)報道官は31日、「スペインはいかなる金融支援もIMFに要請しておらず、同国への金融支援をめぐる計画は策定していない」との見解を示したと伝わった。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、スペインに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、スペインのソブリンCDS5年物スプレッドは一時600bpまでワイドニングし過去最高水準となった。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング

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