2013年2月15日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。欧州株式相場が軟調に推移したほか、ダウ平均もさえない動きとなり、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが進んだ。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明草案として「競争的な通貨安を控えることを確約」「為替レートの不均衡を回避することにコミット」などと伝わった後にまとまった買いが入り、全般に円はしっかり。その後はしばらく小動きが続いたが、引けにかけては明日からのG20を前に持ち高調整目的の円買いが強まった。
 なお、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い結果となった影響で、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが入る場面も見られたが、反応は一時的だった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。週末の5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが先行。自民党の山本幸三元経済産業副大臣が「1ドル=95-100円程度が適正水準」などと発言したことも円売りを誘った。ただ、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を目前に、ポジション調整に伴う円買いが入ったため下値は限定的だった。
 午後に入り、「日銀総裁人事は最終局面を迎えており、武藤敏郎大和総研理事長を中心に絞り込みが進んでいる」との一部報道が伝わると円買いが優勢となった。武藤氏は他の総裁候補に比べると緩和に積極的ではないとみられており、円買いのきっかけとなった。日経平均が200円超下落すると、リスク回避的な円買い外貨売りも入った。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。「次期日銀総裁の有力候補に武藤敏郎氏」との報道をきっかけに円買いが優勢となった。ロシア財務次官が「20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明では日本に特別言及しない見通し」との見解を示したことが伝わると、伸び悩む場面もあったが下押しは限定的だった。市場では「G20での円安けん制に対する警戒感は根強く、円買いが入りやすい地合いだ」との指摘があった。夕刻にかけては欧州株の下落を手掛かりに、対ユーロ中心に円買いが進んでいる。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は一転下落。欧州株や財政懸念国の国債が下落したことを背景に、対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが先行。1月英小売売上高が予想に反して低下し、円買いポンド売りが強まったことも円全体を押し上げた。ただ、スワン豪副首相兼財務相がモスクワで「日本が国内目的で財政・金融政策を使う限り、適切だ」と述べたほか、ロストフスキ・ポーランド財務相は「日本のような国の緩和的金融政策について、何も心配していない」と発言。日本の金融政策に理解が示されたとして円買い圧力が後退し、上値が切り下がった。欧州株や財政懸念国の国債がプラス圏に浮上したことも持ち高調整の円売りを誘った。
 その後、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の関係筋の話として「G20声明草案は為替レートを目標にしないことについて言及しない」「G20は声明を巡る協議で日本を名指ししなかった」などと伝わると、全般円売りが優位に。2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数がプラス10.04と市場予想平均のマイナス2.00を上回ったことが米長期金利の上昇とともに円売りドル買いを後押しした。先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られた面もあり円安が加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=92円22銭前後まで値を下げたが、8日の安値92円17銭前後が下値の目処として意識されると93円53銭前後まで一転上昇した。
・ユーロ円は1ユーロ=122円90銭前後まで下落した後、124円95銭前後まで急速に持ち直した。
・ユーロドルは行って来い。欧州株安やスペイン・イタリアの国債利回り上昇に伴い、投資家が「リスク・オフ」の動きを強め売りが進んだ。市場では「英系銀行のユーロ売りポンド買いのフローが出た」との指摘があり、ユーロポンドなどユーロクロスが下落した影響も受けた。前日の安値1ユーロ=1.3315ドル前後を下抜け、1.3307ドル前後まで弱含んだ。ただ、「1.3250ドル前後にかけて買い注文が並んでいる」との指摘があり下値の堅さが意識されると、欧州株の持ち直しやユーロ円の急伸につれて1.3365-68ドルまで買い戻された。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

ロシア政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
・シルアノフ露財務相「G20声明の為替に関する文言はG7声明から異なる可能性があるが、意図は同じである」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)の報道官は14日、「通貨戦争の話は誇張されており、関連通貨は適正な水準から大きくかい離していない」などの見解を示した。

ベン・ブロードベント[NP-4.0 HDP -3.5 CHDP -0.1 RHDP -3.5 CRHDP -0.1]
・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員「量的緩和は依然として影響があり、規模を判断するのは困難」「経済は2012年は横ばいで、2013年に改善する可能性」

ジェームズ・ブラード[NP+2.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.3]
・ブラード米セントルイス連銀総裁「米国の金融政策における現在のスタンスは2012年よりも大幅に緩和的である可能性」

ジェームズ・ブラード[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.3]
・ブラード米セントルイス連銀総裁「最低賃金の引き上げは雇用者数の低下につながる可能性がある」

ジェームズ・ブラード[NP+4.6 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.2 CRHDP -0.1]
・ブラード米セントルイス連銀総裁「今年の米成長率は3%程度になる見込み」「失業率が0.1%低下するごとに資産購入額を縮小することも可能」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・甘利明経済再生担当相「日経平均株価が期末までに1万3000円を目指すとの言及は、政府や私の目標ではない」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・自民党の山本幸三元経済産業副大臣は15日、インタビューで「各国が金融緩和による通貨安競争を展開することは世界経済全体の成長に資するもので問題ない」「ドル円は1ドル=95-100円程度が適正水準」と述べた。

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.1]
・日銀総裁人事は最終局面を迎えており、武藤敏郎大和総研理事長を中心に絞り込みが進んでいる模様。

日本銀行(日銀)関係[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.3]
・日銀は15日、2月分の金融経済月報(基本的見解)で、景気の現状について「わが国の景気は、下げ止まりつつある」として総括判断を引き上げた。また、先行きについては「当面横ばい圏内となったあと、国内需要が各種経済対策の効果もあって底堅く推移し、海外経済が減速した状態から次第に脱していくにつれて、緩やかな回復経路に復していくと考えられる」とした。

ロシア政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
・「ロシア財務次官はG20の為替声明は厳しい文言を避ける見通しだが、協議は難航する」との見解を示した。また、「G20為替声明の文言は日本には特別言及しない見通し」とした。

イェンス・バイトマン[NP+2.0 HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
・バイトマン独連銀総裁「ECBはユーロを押し下げるために利下げをしないだろう」

イェンス・バイトマン[NP+3.0 HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.2]
・バイトマン独連銀総裁「ユーロの為替レートは概ねファンダメンタルズに沿っている」「ユーロは信頼感の回復や成長見通しの影響を反映している」

エワルド・ノボトニー[NP-3.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「2013年のユーロ圏の経済成長率はマイナス0.2%からマイナス0.3%となる可能性」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・15日、モスクワでのインドネシア中銀当局者のコメントとして「円安は懸念していない」「日本の需要拡大で輸出が押し上げられると見込んでいる」と報じた。

マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.1]
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「デフレの兆候はない」「LTRO返済は信用回復の兆し」「ユーロの為替レートは目標ではない」

ウェイン・スワン[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.0]
・スワン豪副首相兼財務相(モスクワで発言)「日本が国内目的で財政・金融政策を使う限り、適切だ」

ポーランド政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -0.2 RHDP +0.2 CRHDP -0.2]
・ロストフスキ・ポーランド財務相「日本のような国の緩和的金融政策について、ポーランドは何も心配していない」

白川方明[NP-6.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「円安は世界経済のリスク後退を反映している」「日本の金融政策はデフレ克服が目的」

G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
・G20筋の話として「G20声明草案は為替レートを目標にしないことについて言及しない」「G20は声明を巡る協議で日本を名指ししなかった」などと伝えた。

G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
・G20筋の話として「G20声明草案は国内の目標に対してのみ財政・金融政策を活用する必要性に関するG7声明の文言を含めない」「G20声明草案は為替の過度な変動や無秩序な動きを回避するとの前回の文言を再表明」などと伝えた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「通貨戦争の話は誇張されており、主要通貨は適正水準から大きく乖離していない」「ユーロの上昇と円の下落は歓迎するべき政策の展開」

サンドラ・ピアナルト[NP+3.0 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.2 CRHDP +0.1]
・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「米経済成長は2013年に2.5%を若干上回り、2014年に3%程度になると予想」「米失業率は2013年に7.5%程度まで低下し、2014年末に7%に近づくと予想」

サンドラ・ピアナルト[NP+3.4 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「FRBの資産購入の恩恵は次第に低下する可能性」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
・浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)「金融政策が機能しないという議論は日本株の急伸や円安によって誤りであることが証明された」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ジェームズ・ブラード[NP+2.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.3]
・ブラード米セントルイス連銀総裁「米国の金融政策における現在のスタンスは2012年よりも大幅に緩和的である可能性」

2013年2月15日のFX要人発言・ニュース

ロシア政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
ロシア政府関係・シルアノフ露財務相「G20声明の為替に関する文言はG7声明から異なる可能性があるが、意図は同じである」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.1]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)の報道官は14日、「通貨戦争の話は誇張されており、関連通貨は適正な水準から大きくかい離していない」などの見解を示した。

ベン・ブロードベント[NP-5.0 HDP -3.4 CHDP +0.0 RHDP -3.4 CRHDP +0.0]
ベン・ブロードベント・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員「BOEは英国を支援するための新たな政策に引き続きオープン」

ベン・ブロードベント[NP-4.0 HDP -3.5 CHDP -0.1 RHDP -3.5 CRHDP -0.1]
ベン・ブロードベント・ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員「量的緩和は依然として影響があり、規模を判断するのは困難」「経済は2012年は横ばいで、2013年に改善する可能性」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.2]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は14日、ニューヨーク連銀を通じて2017年11月-18年10月に償還を迎える米国債51億5000万ドルを購入したと発表した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは14日、アイスランドの格付けを「BBB-」から「BBB」に引き上げたと発表した。また、見通しは「安定的」とした。

ジェームズ・ブラード[NP+2.0 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード米セントルイス連銀総裁「米国の金融政策における現在のスタンスは2012年よりも大幅に緩和的である可能性」

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
米政府関係・米財務省によると、30年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが3.180%、応札倍率(カバー)が2.74倍となった。

ジェームズ・ブラード[NP     HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.3]
ジェームズ・ブラード・ブラード米セントルイス連銀総裁「最低賃金の引き上げは雇用者数の低下につながる可能性がある」

ジェームズ・ブラード[NP+4.6 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +2.2 CRHDP -0.1]
ジェームズ・ブラード・ブラード米セントルイス連銀総裁「今年の米成長率は3%程度になる見込み」「失業率が0.1%低下するごとに資産購入額を縮小することも可能」

国際通貨基金(IMF)[NP-5.0 HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP +0.0]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は14日、「カナダは経済の悪化に応じて政策を緩和する余地がある」「カナダ経済見通しへのリスクは下向き」などの見解を示した。

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・チリ中銀は14日、政策金利を現行の5.00%に据え置くことを決めたと発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・14日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。欧州株式相場が軟調に推移したほか、ダウ平均もさえない動きとなり、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが進んだ。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明草案として「競争的な通貨安を控えることを確約」「為替レートの不均衡を回避することにコミット」などと伝わった後にまとまった買いが入り、全般に円はしっかり。その後はしばらく小動きが続いたが、引けにかけては明日からのG20を前に持ち高調整目的の円買いが強まった。
 なお、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い結果となった影響で、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが入る場面も見られたが、反応は一時的だった。

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・甘利明経済再生担当相「日銀総裁人事は首相が慎重に判断する」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・甘利明経済再生担当相「日経平均株価が期末までに1万3000円を目指すとの言及は、政府や私の目標ではない」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・自民党の山本幸三元経済産業副大臣は15日、インタビューで「各国が金融緩和による通貨安競争を展開することは世界経済全体の成長に資するもので問題ない」「ドル円は1ドル=95-100円程度が適正水準」と述べた。

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日銀総裁人事は最終局面を迎えており、武藤敏郎大和総研理事長を中心に絞り込みが進んでいる模様。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。週末の5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが先行。自民党の山本幸三元経済産業副大臣が「1ドル=95-100円程度が適正水準」などと発言したことも円売りを誘った。ただ、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を目前に、ポジション調整に伴う円買いが入ったため下値は限定的だった。
 午後に入り、「日銀総裁人事は最終局面を迎えており、武藤敏郎大和総研理事長を中心に絞り込みが進んでいる」との一部報道が伝わると円買いが優勢となった。武藤氏は他の総裁候補に比べると緩和に積極的ではないとみられており、円買いのきっかけとなった。日経平均が200円超下落すると、リスク回避的な円買い外貨売りも入った。

日本銀行(日銀)関係[NP+2.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.3]
日本銀行(日銀)関係・日銀は15日、2月分の金融経済月報(基本的見解)で、景気の現状について「わが国の景気は、下げ止まりつつある」として総括判断を引き上げた。また、先行きについては「当面横ばい圏内となったあと、国内需要が各種経済対策の効果もあって底堅く推移し、海外経済が減速した状態から次第に脱していくにつれて、緩やかな回復経路に復していくと考えられる」とした。

ロシア政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
ロシア政府関係・「ロシア財務次官はG20の為替声明は厳しい文言を避ける見通しだが、協議は難航する」との見解を示した。また、「G20為替声明の文言は日本には特別言及しない見通し」とした。

ロシア政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
ロシア政府関係・「ロシア財務次官はG20のコミュニケでは通貨戦争との文言はないだろう」との見解を示した。

イェンス・バイトマン[NP+2.0 HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.3 CRHDP +0.1]
イェンス・バイトマン・バイトマン独連銀総裁「ECBはユーロを押し下げるために利下げをしないだろう」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.0]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「G20では見解の一致をみると信じている」「為替市場への国の介入は望まない」「市場原理に基づいた為替が望ましい」

イェンス・バイトマン[NP+3.0 HDP +1.2 CHDP +0.0 RHDP +1.5 CRHDP +0.2]
イェンス・バイトマン・バイトマン独連銀総裁「ユーロの為替レートは概ねファンダメンタルズに沿っている」「ユーロは信頼感の回復や成長見通しの影響を反映している」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・菅義偉官房長官「日米首脳会談を22日で調整している」

エワルド・ノボトニー[NP-3.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「2013年のユーロ圏の経済成長率はマイナス0.2%からマイナス0.3%となる可能性」

ヨルグ・アスムッセン[NP     HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
ヨルグ・アスムッセン・アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事(独ラジオで)「為替は目標を定めずに市場によって決まるべき」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・15日、モスクワでのインドネシア中銀当局者のコメントとして「円安は懸念していない」「日本の需要拡大で輸出が押し上げられると見込んでいる」と報じた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。「次期日銀総裁の有力候補に武藤敏郎氏」との報道をきっかけに円買いが優勢となった。ロシア財務次官が「20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明では日本に特別言及しない見通し」との見解を示したことが伝わると、伸び悩む場面もあったが下押しは限定的だった。市場では「G20での円安けん制に対する警戒感は根強く、円買いが入りやすい地合いだ」との指摘があった。夕刻にかけては欧州株の下落を手掛かりに、対ユーロ中心に円買いが進んでいる。

マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.1]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「デフレの兆候はない」「LTRO返済は信用回復の兆し」「ユーロの為替レートは目標ではない」

マリオ・ドラギ[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP +0.2]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「ECBの責務は中期的な物価の安定」「ユーロ相場は長期的な平均付近にある」「ECBの政策は引き続き緩和的」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.3]
日本銀行(日銀)関係・日銀は15日、資産買入等基金で株価指数連動型上場投資信託(ETF)を238億円購入したと発表した。日銀のETF購入は約1カ月ぶり。

ウェイン・スワン[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP +0.0]
ウェイン・スワン・スワン豪副首相兼財務相(モスクワで発言)「日本が国内目的で財政・金融政策を使う限り、適切だ」

ブラジル政府関係[NP-4.0 HDP -2.5 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP +0.2]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「ブラジルはレアルの過度な上昇を容認しない」

ポーランド政府関係[NP     HDP +0.2 CHDP -0.2 RHDP +0.2 CRHDP -0.2]
ポーランド政府関係・ロストフスキ・ポーランド財務相「日本のような国の緩和的金融政策について、ポーランドは何も心配していない」

米政府関係[NP     HDP -1.3 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
米政府関係・ブレイナー米財務次官(CNBCで)「G7諸国が為替声明を遵守し、無規律な発言を避けることが重要」

白川方明[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP -0.1]
白川方明・白川方明日銀総裁「日本の金融政策について説明したい」

白川方明[NP-6.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
白川方明・白川方明日銀総裁「円安は世界経済のリスク後退を反映している」「日本の金融政策はデフレ克服が目的」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -3.0 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は15日、「3年物長期資金供給オペ(LTRO)を通じた資金供給のうち、20日の返済額は9金融機関から38億ユーロ」と発表した。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.0]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相はロシア紙に寄稿した記事の中で「金融政策の操作への反対を促す」「通貨戦争に勝者はなく、犠牲が出るだけ」などの見解を示した。

ブラジル政府関係[NP+4.6 HDP -2.3 CHDP +0.2 RHDP -3.1 CRHDP -0.3]
ブラジル政府関係・マンテガ・ブラジル財務相「ブラジルはインフレの状況になれば利上げの可能性がある」「ブラジルの通貨はインフレ退治の道具ではない」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・15日の欧州債券市場でイタリアの10年債利回りは低下に転じた。20時44分時点では前日比0.035%低い4.371%で推移している。

G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)・G20筋の話として「G20声明草案は為替レートを目標にしないことについて言及しない」「G20は声明を巡る協議で日本を名指ししなかった」などと伝えた。

G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)[NP     HDP -2.6 CHDP -0.1 RHDP -2.6 CRHDP -0.1]
G20(20カ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)・G20筋の話として「G20声明草案は国内の目標に対してのみ財政・金融政策を活用する必要性に関するG7声明の文言を含めない」「G20声明草案は為替の過度な変動や無秩序な動きを回避するとの前回の文言を再表明」などと伝えた。

マリオ・ドラギ[NP     HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP +0.2]
マリオ・ドラギ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁「G20は世界成長を支える政策を支持する」

クリスティーヌ・ラガルド[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP +0.0]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「通貨戦争の話は誇張されており、主要通貨は適正水準から大きく乖離していない」「ユーロの上昇と円の下落は歓迎するべき政策の展開」

ベン・バーナンキ[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.1]
ベン・バーナンキ・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長「米景気は回復しているが、健全かつ力強い状況からは程遠い」「米国はG7声明に沿って国内目的達成のために国内政策を用いている」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・15日の欧州外国為替市場で円は一転下落。欧州株や財政懸念国の国債が下落したことを背景に、対ユーロ中心にリスク回避的な円買いが先行。1月英小売売上高が予想に反して低下し、円買いポンド売りが強まったことも円全体を押し上げた。ただ、スワン豪副首相兼財務相がモスクワで「日本が国内目的で財政・金融政策を使う限り、適切だ」と述べたほか、ロストフスキ・ポーランド財務相は「日本のような国の緩和的金融政策について、何も心配していない」と発言。日本の金融政策に理解が示されたとして円買い圧力が後退し、上値が切り下がった。欧州株や財政懸念国の国債がプラス圏に浮上したことも持ち高調整の円売りを誘った。
 その後、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の関係筋の話として「G20声明草案は為替レートを目標にしないことについて言及しない」「G20は声明を巡る協議で日本を名指ししなかった」などと伝わると、全般円売りが優位に。2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数がプラス10.04と市場予想平均のマイナス2.00を上回ったことが米長期金利の上昇とともに円売りドル買いを後押しした。先に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られた面もあり円安が加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=92円22銭前後まで値を下げたが、8日の安値92円17銭前後が下値の目処として意識されると93円53銭前後まで一転上昇した。
・ユーロ円は1ユーロ=122円90銭前後まで下落した後、124円95銭前後まで急速に持ち直した。
・ユーロドルは行って来い。欧州株安やスペイン・イタリアの国債利回り上昇に伴い、投資家が「リスク・オフ」の動きを強め売りが進んだ。市場では「英系銀行のユーロ売りポンド買いのフローが出た」との指摘があり、ユーロポンドなどユーロクロスが下落した影響も受けた。前日の安値1ユーロ=1.3315ドル前後を下抜け、1.3307ドル前後まで弱含んだ。ただ、「1.3250ドル前後にかけて買い注文が並んでいる」との指摘があり下値の堅さが意識されると、欧州株の持ち直しやユーロ円の急伸につれて1.3365-68ドルまで買い戻された。

サンドラ・ピアナルト[NP+3.0 HDP -2.4 CHDP +0.1 RHDP -2.2 CRHDP +0.1]
サンドラ・ピアナルト・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「米経済成長は2013年に2.5%を若干上回り、2014年に3%程度になると予想」「米失業率は2013年に7.5%程度まで低下し、2014年末に7%に近づくと予想」

サンドラ・ピアナルト[NP+3.4 HDP -2.3 CHDP +0.1 RHDP -1.9 CRHDP +0.3]
サンドラ・ピアナルト・ピアナルト米クリーブランド連銀総裁「FRBの資産購入の恩恵は次第に低下する可能性」

日本政府関係[NP     HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -3.9 CRHDP +0.0]
日本政府関係・浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)「金融政策が機能しないという議論は日本株の急伸や円安によって誤りであることが証明された」

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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