2011年6月29日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ平均が堅調な展開となったことを背景に、投資家のリスク志向が改善するとの見方から低金利の円が売られた。また、関係筋の話として「ドイツの銀行はギリシャ債務危機に対するフランス案に原則合意した」と伝わり、同国の債務懸念問題が緩和するとの思惑が意識されたことも投資家心理の改善につながったようだ。
 また、対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)定例理事会を来週に控えるなか、トリシェECB総裁が「ECBはインフレについて強い警戒姿勢(strong vigilance)の状態にある」との見解を改めて表明したことも円売りユーロ買い要因として意識された。ドルに対しては米長期金利の上昇で日米金利拡大を意識した売りが出たことが重しとなった。
 なお、コンファレンス・ボードが発表した6月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回る結果となったが、一方で6月リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を上回るなどまちまちな結果となったため、反応は限られた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。前日の米国市場で米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが進んだ流れを引き継いで安く始まったものの、その後持ち直した。月末・期末を控えた日本の輸出企業による円買いドル売りが入り円全体を押し上げた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。ギリシャ中期財政計画の議会採決への期待から、対ユーロ中心に円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及。欧州株相場が上昇し、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円が売られた面もあった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は軟調。ギリシャ議会が中期財政計画を可決することへの期待が高まり対ユーロで円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが広がった。ギリシャ議会に対する期待感から時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場、欧州株が堅調に推移し、投資家のリスク志向が高まったため、低金利で調達通貨の円は売られやすかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=81円19銭前後。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=117円17銭前後とそれぞれ本日高値を付けた。
 ただ、ギリシャ議会が中期財政計画の可決に十分な賛成票を得たことが分かるとドル円がストップロスを巻き込む格好で急落。22時過ぎに80円56銭前後まで下げた。ユーロ円は材料出尽くしとして115円92銭前後まで売られた。

・ユーロドルは荒い値動き。ギリシャ議会が中期財政計画を承認し、欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)から追加融資を得られるとの期待が高まり買いが入った。株高もユーロドルを押し上げ、20時過ぎに1ユーロ=1.4449ドル前後と日通し高値を付けた。
 もっとも、1.4450ドルにはオプションのバリアが観測されており、防戦売りが上値を抑えた。ギリシャ議会が採決を開始した後は、ギリシャの与党議員が中期財政計画に反対票を投じたと伝わったことを受けて売りが膨らみ1.4320ドル前後と本日安値まで売り込まれた。いったんショートカバーで1.44ドル台を回復する水準まで値を戻したが、中期財政計画が可決された後は材料出尽くしとして売りが出ており1.43ドル台半ばに沈んでいる。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・フランスが提起したギリシャ債のロールオーバー案はデフォルト格付けの回避が前提であり、保有国債のうち最大で80%に相当する860億ドルの参加を想定しているという。また、同案ではECBに保有債券の保持を求めている。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
・欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットはアイルランド国債の取引に関する追加の必要証拠金を80%に引き上げた。また、ポルトガル国債の取引に関する追加の必要証拠金も80%に引き上げた。

アントニス・サマラス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャの最大野党である新民主主義党のサマラス党首は28日、緊縮財政案に関して新民主主義党が反対票を投じる意向を明らかにした。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
・国際通貨基金(IMF)は28日、次期専務理事としてラガルド氏を指名したと発表した。なお、任期は7月5日から5年間。

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.0]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「小売売上高は6月は増加している」「FRBの第一段階はバランスシートのレベルを維持する」「採用の拡大はゆっくりとしたものだろう」「インフレを警戒している」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・英フィナンシャルタイムズ(FT)は29日、ギリシャは国家資産売却で必要とされる500億ユーロのうち、130億ユーロのみ準備できており、370億ユーロが調達不足となる、と伝えた。資産売却や民営化に一段の国土や文化遺産を追加しない限り、500億ユーロの4分の1から調達額を引き上げるのは苦しいという。

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.6 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「自発的であれば、ギリシャの債務措置に民間部門が含まれることを反対しない」「ギリシャはいつも他の国によって支援されることを期待できない」「ギリシャに債務再編があればギリシャ経済は崩壊する」

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.6 CRHDP +0.0]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「銀行がギリシャ債を欧州連合(EU)諸国が保証する債券に交換できるという考えを拒否」

ユルゲン・シュタルク[NP-4.0 HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.7 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ギリシャの債務再編は欧州連合(EU)の評判を落とす」「ギリシャが債務再編すれば、投資家は欧州を避けるだろう」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・欧州中央銀行(ECB)は29日、米連邦準備理事会(FRB)との流動性スワップ契約を2012年8月1日まで延長すると発表した。なお、カナダ銀行(BOC)、イングランド銀行(BOE)、スイス国立銀行(SNB)も本日、FRBとのスワップ契約を2012年8月1日まで延長した。日本銀行は次回の金融政策決定会合で延長を検討する予定となっている。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
・ギリシャ議会は中期財政計画の可決に十分な賛成票を確保した。

ジョン・リプスキー[NP+5.4 HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
・リプスキー国際通貨基金(IMF)専務理事代行「米国のインフレリスクは極めて低い」

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・仏政府は29日、国際通貨基金(IMF)の次期専務理事に選出されたラガルド氏の後任として、バロワン予算相を次期財務相に指名したと伝えられた。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

欧州中央銀行(ECB)関係[NP+5.4 HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
・スペイン中銀は29日、欧州中央銀行(ECB)は「強い警戒」を維持するとの見解を示した。

2011年6月29日のFX要人発言・ニュース

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
フランス政府関係・フランスが提起したギリシャ債のロールオーバー案はデフォルト格付けの回避が前提であり、保有国債のうち最大で80%に相当する860億ドルの参加を想定しているという。また、同案ではECBに保有債券の保持を求めている。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・欧州の大手清算機関であるLCHクリアネットはアイルランド国債の取引に関する追加の必要証拠金を80%に引き上げた。また、ポルトガル国債の取引に関する追加の必要証拠金も80%に引き上げた。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP -0.3]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は28日、ニューヨーク連銀を通じて46億2000万ドルの国債を買い入れたと発表した。

アントニス・サマラス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
アントニス・サマラス・ギリシャの最大野党である新民主主義党のサマラス党首は28日、緊縮財政案に関して新民主主義党が反対票を投じる意向を明らかにした。

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.2]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「一段の柔軟な為替制度へ進むことが中国や世界経済にとって重要である」「人民元の対ドル相場の動向が継続することを望む」

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP -0.2]
米政府関係・米財務省によると、5年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが1.615%、応札倍率(カバー)が2.59倍となった。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.5 CRHDP -0.1]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は28日、次期専務理事としてラガルド氏を指名したと発表した。なお、任期は7月5日から5年間。

リチャード・フィッシャー[NP     HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP -0.4]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁(ブルームバーグが伝える)「2011年後半の成長率は前半と比較してかなり強いものとなる」「エネルギー価格の下落が下半期の成長を後押しする」「下半期は4%成長の可能性もある」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ議会は中期財政計画の採決を29日の日本時間20時に実施すると発表した。

リチャード・フィッシャー[NP+4.6 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.0]
リチャード・フィッシャー・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「小売売上高は6月は増加している」「FRBの第一段階はバランスシートのレベルを維持する」「採用の拡大はゆっくりとしたものだろう」「インフレを警戒している」

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・北朝鮮のスポークスマンは29日、「極度の挑発」を理由に韓国に対して戦争を警告したと伝えられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・28日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ平均が堅調な展開となったことを背景に、投資家のリスク志向が改善するとの見方から低金利の円が売られた。また、関係筋の話として「ドイツの銀行はギリシャ債務危機に対するフランス案に原則合意した」と伝わり、同国の債務懸念問題が緩和するとの思惑が意識されたことも投資家心理の改善につながったようだ。
 また、対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)定例理事会を来週に控えるなか、トリシェECB総裁が「ECBはインフレについて強い警戒姿勢(strong vigilance)の状態にある」との見解を改めて表明したことも円売りユーロ買い要因として意識された。ドルに対しては米長期金利の上昇で日米金利拡大を意識した売りが出たことが重しとなった。
 なお、コンファレンス・ボードが発表した6月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回る結果となったが、一方で6月リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を上回るなどまちまちな結果となったため、反応は限られた。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・英フィナンシャルタイムズ(FT)は29日、ギリシャは国家資産売却で必要とされる500億ユーロのうち、130億ユーロのみ準備できており、370億ユーロが調達不足となる、と伝えた。資産売却や民営化に一段の国土や文化遺産を追加しない限り、500億ユーロの4分の1から調達額を引き上げるのは苦しいという。

中国人民銀行関係[NP+3.0 HDP +2.7 CHDP +0.0 RHDP +5.5 CRHDP +0.1]
中国人民銀行関係・中国人民銀行(PBOC)アドバイザーは29日、中国のインフレはほとんどが持続的である可能性があるとの見解を示した。中国経済は段階的な改革が必要であり、人民元建て資産への世界の需要は引き続き上昇するとしたと伝えられた。

日本政府関係[NP     HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.2]
日本政府関係・枝野幸男官房長官「尖閣諸島は我が国固有の領土であり、台湾に領海内に入らないよう申し入れた」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。前日の米国市場で米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが進んだ流れを引き継いで安く始まったものの、その後持ち直した。月末・期末を控えた日本の輸出企業による円買いドル売りが入り円全体を押し上げた。

ニュース[NP     HDP -2.7 CHDP -0.5 RHDP -2.7 CRHDP -0.5]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャに対する保証コストが低下。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、ギリシャのソブリンCDS5年物のスプレッドは1975bpと前日から16bpタイト化した。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP+5.4 HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
欧州中央銀行(ECB)関係・スペイン中銀は29日、欧州中央銀行(ECB)は「強い警戒」を維持するとの見解を示した。

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.6 CRHDP +0.0]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「自発的であれば、ギリシャの債務措置に民間部門が含まれることを反対しない」「ギリシャはいつも他の国によって支援されることを期待できない」「ギリシャに債務再編があればギリシャ経済は崩壊する」

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.6 CRHDP +0.0]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「銀行がギリシャ債を欧州連合(EU)諸国が保証する債券に交換できるという考えを拒否」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。ギリシャ中期財政計画の議会採決への期待から、対ユーロ中心に円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及。欧州株相場が上昇し、投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円が売られた面もあった。

ユルゲン・シュタルク[NP-4.0 HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +4.7 CRHDP +0.1]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ギリシャの債務再編は欧州連合(EU)の評判を落とす」「ギリシャが債務再編すれば、投資家は欧州を避けるだろう」

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.2 CRHDP +0.3]
欧州連合(EU)・エンリア欧州銀行監督当局(EBA)議長は29日、欧州ストレステストについての市場の思惑について「根拠がない」との認識を示したと伝わった。また、同議長は「欧ストレステストの結果はまだ確定していない」と語った。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ロイター通信が報じたところによると、ギリシャの野党議員は緊縮財政案を支持すると表明した。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP +0.5 CHDP +0.2 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「『大きすぎて潰せない問題』は最も重要な問題であり、金融規制にて解決されるべきである」

エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
エヴァンゲロス・ベニゼロス・ベニゼロス・ギリシャ財務相「中期財政計画しか道はない」「ギリシャは取り返しのつかない状況に置かれている」

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャ救済の代替案はない。ユーロへの影響は検討されなければならない」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ議会で中期財政計画に対する投票が始まった。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP     HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.8 CRHDP +0.3]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)は29日、米連邦準備理事会(FRB)との流動性スワップ契約を2012年8月1日まで延長すると発表した。なお、カナダ銀行(BOC)、イングランド銀行(BOE)、スイス国立銀行(SNB)も本日、FRBとのスワップ契約を2012年8月1日まで延長した。日本銀行は次回の金融政策決定会合で延長を検討する予定となっている。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ議会は中期財政計画の可決に十分な賛成票を確保した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・29日の欧州外国為替市場で円は軟調。ギリシャ議会が中期財政計画を可決することへの期待が高まり対ユーロで円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが広がった。ギリシャ議会に対する期待感から時間外の米株価指数先物やWTI原油先物相場、欧州株が堅調に推移し、投資家のリスク志向が高まったため、低金利で調達通貨の円は売られやすかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=81円19銭前後。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=117円17銭前後とそれぞれ本日高値を付けた。
 ただ、ギリシャ議会が中期財政計画の可決に十分な賛成票を得たことが分かるとドル円がストップロスを巻き込む格好で急落。22時過ぎに80円56銭前後まで下げた。ユーロ円は材料出尽くしとして115円92銭前後まで売られた。

・ユーロドルは荒い値動き。ギリシャ議会が中期財政計画を承認し、欧州連合(EU)および国際通貨基金(IMF)から追加融資を得られるとの期待が高まり買いが入った。株高もユーロドルを押し上げ、20時過ぎに1ユーロ=1.4449ドル前後と日通し高値を付けた。
 もっとも、1.4450ドルにはオプションのバリアが観測されており、防戦売りが上値を抑えた。ギリシャ議会が採決を開始した後は、ギリシャの与党議員が中期財政計画に反対票を投じたと伝わったことを受けて売りが膨らみ1.4320ドル前後と本日安値まで売り込まれた。いったんショートカバーで1.44ドル台を回復する水準まで値を戻したが、中期財政計画が可決された後は材料出尽くしとして売りが出ており1.43ドル台半ばに沈んでいる。

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +1.4 CRHDP +0.2]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「債務上限が引き上げられなければ、デフォルトのリスクが高まる」

ジョン・リプスキー[NP+5.4 HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
ジョン・リプスキー・リプスキー国際通貨基金(IMF)専務理事代行「米国のインフレリスクは極めて低い」

フランス政府関係[NP     HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
フランス政府関係・仏政府は29日、国際通貨基金(IMF)の次期専務理事に選出されたラガルド氏の後任として、バロワン予算相を次期財務相に指名したと伝えられた。

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