2010年2月10日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、「2010年のユーロ圏の格付けリスクは確実に下方向にある」との見方を示した。
ホアキン・アルムニア・アマン[NP HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
・アルムニア欧州委員「ユーロ圏にはギリシャ問題に十分対処する手段がある」「われわれはIMFに救済を求める必要はない」「11日のEU首脳会議は重要」
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、英国は「AAA」格付けが比較的危うい国のひとつであるとの見方を示した。
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・9日、独政府関係者の話として「ユーロ圏政府はギリシャ救済を決定している」と伝えた。また、「様々な手段が検討されており、具体的にはまだ決定していないが、もっとも可能性の高い手段はギリシャとの二国間支援である」とした。
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・9日、独政府報道官の話として「ギリシャ救済についての決定は根拠がない」と伝えた。
イブ・メルシュ[NP HDP -0.7 CHDP -0.2 RHDP -0.7 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ユーロ圏の一部の国に緊急流動性供給を行えば、健全な経済政策運営のインセンティブが低下する可能性がある」
フランス政府関係[NP HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・フランス関係者の話として「ユーロ圏内では現時点でギリシャ救済について合意はない」と伝えている。
イングランド銀行(BOE)[NP-5.0 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2年後のインフレ率は約1.2%上昇と目標の2.0%を下回る見込み」
イングランド銀行(BOE)[NP-5.6 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.7 CRHDP +0.2]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「国内総生産(GDP)の伸びは昨年11月のインフレリポート発表時よりも幾分弱くなった」
マーヴィン・キング[NP-4.0 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.1]
・キング英中銀総裁「追加の資産買取プログラムの拡大が必要ないと結論づけるのは時期尚早だ」
マーヴィン・キング[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.1]
・キング英中銀総裁「英国が『AAA』の格付けを失う理由が見つからない」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは10日、スペインの格付け「AAA」はしっかりと固定されているとの見方を示した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは10日、「ギリシャが財政健全化計画を逸脱すれば格下げ要因につながる」との見方を示した。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ニュージーランド政府関係[NP-4.0 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.5]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZドル高が景気回復の逆風となる」
2010年2月10日のFX要人発言・ニュース
S&P(スタンダード&プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、「2010年のユーロ圏の格付けリスクは確実に下方向にある」との見方を示した。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチの関係者は9日、「欧州が崩壊するリスクは極めて小さい」との見方を示した。また、「EUによる一部EU諸国の救済を断言しないが可能性はあり、EUは一部EU諸国を支援する方法を見つけるだろう」とした。
ホアキン・アルムニア・アマン[NP HDP -1.3 CHDP +0.2 RHDP -1.3 CRHDP +0.2]
・アルムニア欧州委員「ユーロ圏にはギリシャ問題に十分対処する手段がある」「われわれはIMFに救済を求める必要はない」「11日のEU首脳会議は重要」
ベン・バーナンキ[NP HDP -1.9 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP -0.2]
・通信社が報じたところによると、明日10日に予定されていたバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の下院金融委員会での証言は、悪天候のため延期となったようだ。なお、日時はまだ決まっていないという。
フィッチ・レーティングス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、英国は「AAA」格付けが比較的危うい国のひとつであるとの見方を示した。
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・9日、独政府関係者の話として「ユーロ圏政府はギリシャ救済を決定している」と伝えた。また、「様々な手段が検討されており、具体的にはまだ決定していないが、もっとも可能性の高い手段はギリシャとの二国間支援である」とした。
トーマス・ジョーダン[NP-4.0 HDP -4.6 CHDP +0.0 RHDP -4.6 CRHDP +0.0]
・ジョーダンスイス国立銀行(中央銀行、SNB)理事「輸出企業に悪影響を及ぼさないよう過度のスイスフラン高を防ぐ」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・通信社がドイツのキリスト教民主同盟(CDU)の議員の話として報じたところによると「ドイツ政府はギリシャ支援を検討している」ようだ。
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・9日、独政府報道官の話として「ギリシャ救済についての決定は根拠がない」と伝えた。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.4]
・米財務省によると、3年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが1.377%、応札倍率(カバー)が2.83倍となった。
米政府関係[NP HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.4]
・9日の米10年物国債利回りは上昇。3時07分時点では前日比0.0599%高い3.6196%前後で推移している。米3年債入札(ダッチ方式)の落札結果で応札倍率(カバー)が2.83倍と前回より低下したため、需給悪化を意識した参加者から債券売りが出たようだ。
バラク・オバマ[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
・オバマ米大統領「米国は財政赤字削減に向けて超党派で協力する必要」
バラク・オバマ[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
・オバマ米大統領「イランの核武装化は受け入れられない」「米国と同盟国は今後数週間でイランに対し制裁措置を行う重要な政治体制に入る」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・ウォールストリート・ジャーナル紙は9日、ドイツがギリシャやその他困難を抱えたユーロ圏諸国に対してローン保証を検討している、と伝えた。ただ、最終的な決定は今週中に出ない可能性があるほか、ドイツ財務省がトリシェECB総裁とギリシャの救済計画について協議した、としている。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが優勢となった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBはギリシャ支援のために介入できない」などと発言しギリシャ救済に対する期待感が後退したほか、現物の米国株式相場が上げ幅を縮小したため、リスク資産圧縮目的の円買いが先行した。格付け会社フィッチが「英国は『AAA』格付けが最も危うい国のひとつ」との見方を示したことが嫌気され、対ポンドで円買いが強まったことも円全体の支えとなった。ただ、独政府関係者の話として「ユーロ圏政府はギリシャ救済で原則的に合意した」「もっとも可能性の高い救済手段はドイツとギリシャとの二国間支援」との報道が伝わると、一転円売りが優勢に。独政府報道官がギリシャ救済報道を否定したため買い戻しが入る場面も見られたが、米国株や商品相場の堅調地合いが継続したほか、ギリシャ救済観測を支える報道が続いたため戻りは限られた。
ニュージーランド政府関係[NP-4.0 HDP -2.8 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.5]
・イングリッシュ・ニュージーランド(NZ)財務相「NZドル高が景気回復の逆風となる」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。ギリシャの財政問題の解決期待が高まったことや、日本株高などを背景にリスク志向が改善したため円売りが先行した。仲値に向けて対ドルでの円売りが強まったことも、円全体を押し下げた。もっとも、下値では対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが入ったほか、時間外の米株価指数先物が下げに転じていることを受けた円買いも入り値を戻している。
会社・企業関係[NP HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
・ドバイ政府の持ち株会社ドバイワールドが今月、債務22億ドルの返済凍結を正式に要請する予定であるとUAEのメディアが複数の関係者の話として伝えたと報じている。
ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP+4.0 HDP -0.3 CHDP +0.1 RHDP -0.3 CRHDP +0.1]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「2010年の経済見通しは、数ヶ月前に立てた見通しよりも明るさを失っている」
イブ・メルシュ[NP HDP -0.7 CHDP -0.2 RHDP -0.7 CRHDP -0.2]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ユーロ圏の一部の国に緊急流動性供給を行えば、健全な経済政策運営のインセンティブが低下する可能性がある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが断続的に入り、円全般を押し上げた。ドバイ・ワールドがあらたに債務返済の凍結を要請したとの一時報道もリスクポジション解消目的の円買いを誘った。ただ、上海総合指数が引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が一時持ち直したこともあって、短期筋からポジション調整の円売りが出て押し戻された。
欧州連合(EU)[NP HDP +0.5 CHDP +0.9 RHDP +0.5 CRHDP +0.9]
・通信社が、欧州連合(EU)の関係者の話として「明日のEU首脳会議でギリシャに関して声明が出されても、驚きではないだろう」と伝えている。
バラク・オバマ[NP HDP -1.0 CHDP +0.1 RHDP -1.3 CRHDP +0.0]
・オバマ米大統領「株式による賞与はCEOを評価するための、より正当な手段」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・ドイツはギリシャに関してローン保証以上の援助を考えていると関係者の話として伝えられている。
フランス政府関係[NP HDP -1.6 CHDP +6.0 RHDP -1.6 CRHDP +6.0]
・フランス関係者の話として「ユーロ圏内では現時点でギリシャ救済について合意はない」と伝えている。
イングランド銀行(BOE)[NP-5.0 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2年後のインフレ率は約1.2%上昇と目標の2.0%を下回る見込み」
イングランド銀行(BOE)[NP+2.0 HDP -2.6 CHDP +0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.1]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「2年後のGDPは約3.5%上昇となる見込み」
イングランド銀行(BOE)[NP-5.6 HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.7 CRHDP +0.2]
・英中銀イングランド銀行(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)「国内総生産(GDP)の伸びは昨年11月のインフレリポート発表時よりも幾分弱くなった」
マーヴィン・キング[NP-4.0 HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.1]
・キング英中銀総裁「追加の資産買取プログラムの拡大が必要ないと結論づけるのは時期尚早だ」
ドイツ政府関係[NP HDP -0.2 CHDP -1.4 RHDP -0.2 CRHDP -1.4]
・ドイツが中心となるギリシャ救済策が、欧州中央銀行(ECB)との協議の後にまとまる見込みと、伝えられている。
欧州中央銀行(ECB)関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.3 RHDP -1.3 CRHDP +0.1]
・欧州中央銀行(ECB)は「ドイツが中心となるギリシャ救済策が、欧州中央銀行(ECB)との協議の後にまとまる見込み」との一部仏紙報道についてコメントしなかったと伝えている。
マーヴィン・キング[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -1.9 CRHDP -0.1]
・キング英中銀総裁「英国が『AAA』の格付けを失う理由が見つからない」
マーヴィン・キング[NP-4.0 HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP -0.2]
・キング英中銀総裁「ポンドの下落は輸出のために必要な修正のひとつ」
チャールズ・ビーン[NP-4.8 HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP -0.1]
・ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁「ポンドが輸出に与える影響を確信している」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ショイブレ独財務相「ギリシャ救済について決定はない」
欧州連合(EU)[NP HDP +0.5 CHDP +0.9 RHDP +0.5 CRHDP +0.9]
・欧州委員会は10日、欧州諸国の財務相がギリシャについて電話会談を行う見通しだとの見解を示した。
ゴードン・ブラウン[NP HDP -4.4 CHDP +0.1 RHDP -4.4 CRHDP +0.1]
・ブラウン英首相「ギリシャはEUや世界各国によって作られたコミットメントに忠実であるべき」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは10日、スペインの格付け「AAA」はしっかりと固定されているとの見方を示した。
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社ムーディーズは10日、「ギリシャが財政健全化計画を逸脱すれば格下げ要因につながる」との見方を示した。
ゲオルギオス・パパンドレウ[NP HDP -7.4 CHDP -0.4 RHDP -7.4 CRHDP -0.4]
・パパンドレウ・ギリシャ首相「財政赤字削減の目標を確実に達成するため必要なことを行う準備がある」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。一部仏紙が「ドイツが中心となるギリシャ救済策が欧州中央銀行(ECB)と協議後にまとまる見込み」と報じたことを受けて、ギリシャ救済への期待が高まると、対ユーロ中心に円売りが出たため他の通貨に対しても円売りが波及。時間外のダウ先物が上昇したことも円の重しとなった。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。仏関係者や独政府の話を手掛かりに、ギリシャ救済に対する過度の期待がはく落したため、投資家のリスク回避の動きが強まった。米商務省が発表した12月米貿易収支が予想より弱い内容だったと伝わると、対ドルで円買いが強まり上昇に弾みが付いた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はしばらくもみ合いの展開が続いていたが、22時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=89円25銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は一時1ユーロ=123円台後半まで値を戻したものの、その後失速。ギリシャ救済への期待が後退したことや、ギリシャの格下げ懸念を材料に一時122円69銭前後まで値を下げた。予想より弱い米貿易収支を受けて、ドル円が下落したことも相場の重しとなった。
・ポンドドルは荒い値動き。英国立統計局が発表した12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容だったことを手掛かりに、一時本日高値となる1ポンド=1.5765ドル前後まで値を上げたものの、買い一巡後は一転ポンド売りが膨らんだ。イングランド銀行(BOE)が四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、2年後のインフレ率とGDP見通しを前回から下方修正した上、キングBOE総裁が資産買取プログラムの再開を示唆したことがポンド売りにつながった。一時1.5607ドル前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは頭が重い。ギリシャ救済への期待から一時本日高値となる1ユーロ=1.3813ドル前後まで値を上げたものの、仏関係者や独政府の話を手掛かりにギリシャ救済期待がはく落すると、一時1.3728ドル前後まで値を下げた。
ホセ・マヌエル・バローゾ[NP-4.6 HDP -2.7 CHDP -0.2 RHDP -2.7 CRHDP -0.2]
・バローゾ欧州連合(EU)委員長「銀行は非常に弱体化している」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが優勢となった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBはギリシャ支援のために介入できない」などと発言しギリシャ救済に対する期待感が後退したほか、現物の米国株式相場が上げ幅を縮小したため、リスク資産圧縮目的の円買いが先行した。格付け会社フィッチが「英国は『AAA』格付けが最も危うい国のひとつ」との見方を示したことが嫌気され、対ポンドで円買いが強まったことも円全体の支えとなった。ただ、独政府関係者の話として「ユーロ圏政府はギリシャ救済で原則的に合意した」「もっとも可能性の高い救済手段はドイツとギリシャとの二国間支援」との報道が伝わると、一転円売りが優勢に。独政府報道官がギリシャ救済報道を否定したため買い戻しが入る場面も見られたが、米国株や商品相場の堅調地合いが継続したほか、ギリシャ救済観測を支える報道が続いたため戻りは限られた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。ギリシャの財政問題の解決期待が高まったことや、日本株高などを背景にリスク志向が改善したため円売りが先行した。仲値に向けて対ドルでの円売りが強まったことも、円全体を押し下げた。もっとも、下値では対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが入ったほか、時間外の米株価指数先物が下げに転じていることを受けた円買いも入り値を戻している。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが断続的に入り、円全般を押し上げた。ドバイ・ワールドがあらたに債務返済の凍結を要請したとの一時報道もリスクポジション解消目的の円買いを誘った。ただ、上海総合指数が引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が一時持ち直したこともあって、短期筋からポジション調整の円売りが出て押し戻された。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。一部仏紙が「ドイツが中心となるギリシャ救済策が欧州中央銀行(ECB)と協議後にまとまる見込み」と報じたことを受けて、ギリシャ救済への期待が高まると、対ユーロ中心に円売りが出たため他の通貨に対しても円売りが波及。時間外のダウ先物が上昇したことも円の重しとなった。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。仏関係者や独政府の話を手掛かりに、ギリシャ救済に対する過度の期待がはく落したため、投資家のリスク回避の動きが強まった。米商務省が発表した12月米貿易収支が予想より弱い内容だったと伝わると、対ドルで円買いが強まり上昇に弾みが付いた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はしばらくもみ合いの展開が続いていたが、22時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=89円25銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は一時1ユーロ=123円台後半まで値を戻したものの、その後失速。ギリシャ救済への期待が後退したことや、ギリシャの格下げ懸念を材料に一時122円69銭前後まで値を下げた。予想より弱い米貿易収支を受けて、ドル円が下落したことも相場の重しとなった。
・ポンドドルは荒い値動き。英国立統計局が発表した12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容だったことを手掛かりに、一時本日高値となる1ポンド=1.5765ドル前後まで値を上げたものの、買い一巡後は一転ポンド売りが膨らんだ。イングランド銀行(BOE)が四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、2年後のインフレ率とGDP見通しを前回から下方修正した上、キングBOE総裁が資産買取プログラムの再開を示唆したことがポンド売りにつながった。一時1.5607ドル前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは頭が重い。ギリシャ救済への期待から一時本日高値となる1ユーロ=1.3813ドル前後まで値を上げたものの、仏関係者や独政府の話を手掛かりにギリシャ救済期待がはく落すると、一時1.3728ドル前後まで値を下げた。