為替・株式・商品マーケット概要
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
[2010-02-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。前週末の米国株が下げに転じたことを背景にリスク資産圧縮目的の円買いが入った流れを引き継いだ。短期筋からの利益確定の円売りや、対ドルで仲値決済に向けて円売りが出たため伸び悩む場面があったが、前場の日本株が下落し、上海総合指数も軟調に推移しているため再び円買いが入った。
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。
為替・株式・商品マーケット概要による2010年2月 発言・ニュース
[2010-02-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。前週末の米国株が下げに転じたことを背景にリスク資産圧縮目的の円買いが入った流れを引き継いだ。短期筋からの利益確定の円売りや、対ドルで仲値決済に向けて円売りが出たため伸び悩む場面があったが、前場の日本株が下落し、上海総合指数も軟調に推移しているため再び円買いが入った。
[2010-02-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが優位。日経平均株価が持ち直して引けたことや、上海総合指数も下げ幅を縮小して取引を終えたことなどを背景にロンドン勢から円売りが出た。時間外のダウ先物が上げ幅を広げていることも円の重しとなった。
[2010-02-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。日本や中国株の下値の堅さを意識してロンドン勢が円売りで参入。その後、ユーロポンドが英国の金融機関からの買いや企業買収に絡んだと見られる買いで上昇したことをきっかけに、対ポンドで円買いが強まると他の通貨にも円買いが波及し円全体を下支えする場面があったが、一時的だった。時間外のダウ先物の上昇や商品相場高を背景に、対資源国通貨中心に円売りが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。クロス円の上昇につれて一時1ドル=90円48銭前後まで値を上げた後は、ポンド円の下落につれた円買いドル売りに押された。ダウ先物の上昇を背景に、対ユーロや資源国通貨でドル売りが出たことも相場の重しとなった。
・ユーロ円は小高い。18時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=125円81銭前後まで値を上げた。ただ、ポンド円の下落につれた円買いユーロ売りが上値を抑えたため一方的に円安ユーロ高が進む状況にはならなかった。
・ユーロドルはじり高。22時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3930ドル前後まで値を上げた。前週末の海外市場で大幅に下落した反動でショートカバーが先行。対ポンドでユーロ買いが進んだ影響や、時間外のダウ先物の上昇や商品相場高を受けたユーロ買いドル売りも見られた。
[2010-02-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。1月米ISM製造業景気指数が市場予想より強い内容となったほか、指標発表後に米10年債利回りが上げ幅を拡大したため、対ドル中心に円売りが優位となった。また、米景気回復期待の高まりから米国株や商品相場の堅調地合いが継続すると、リスク志向の改善を意識した参加者から対オセアニア通貨中心に円が散発的に売られた。ただ、売り一巡後は利益確定の円買いが入り、やや値を戻した。
[2010-02-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本株高を背景にした円売りが出たほか、仲値決済に向けて対ドルで円売りが強まったことも、円全体を押し下げた。もっとも、昨日の米国市場から急ピッチで円売りが進んでいたため、円の下値では利益確定の円買いが入り徐々に値を戻した。日本時間今晩にボルカー経済再生諮問会議議長の議会証言が予定されているが、その証言原稿の一部が伝わったものの目立った反応はなかった。
[2010-02-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。豪準備銀行(RBA)が政策金利を予想外に据え置いたことを受けて、対豪ドルで円買いが強まると、円全体が押し上げられる場面があった。一時伸び悩んだ日経平均株価が再び上げ幅を拡大したことにつれて円売りが出たものの、持ち直していたダウ先物が下げに転じたことを背景にリスク資産圧縮目的の円買いが入って値を上げた。
[2010-02-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。豪準備銀行(RBA)が政策金利を予想外に据え置いたことを蒸し返す格好で、ロンドン勢から対豪ドルで円買いが入ると、他の通貨にも円買いが波及した。ただ、時間外の米株価指数先物が持ち直すと、投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売り外貨買いが出たため上値を切り下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。欧州勢参入後に一時1ドル=90円47銭前後まで値を下げた後は、クロス円の上昇につれて90円台後半まで値を戻した。
・豪ドル円は本日安値圏でもみ合い。欧州勢が円買い豪ドル売りで参入すると一時本日安値となる1豪ドル=79円50銭前後まで値を下げたものの、売り一巡後はショートカバーでやや値を戻している。ダウ先物の上昇や商品相場高を受けた買いが下値を支えた。
・ユーロドルは底堅い動き。アジアの取引時間帯に一時1ユーロ=1.3886ドル前後まで売り込まれた反動でショートカバーが先行。ロシア勢からのユーロ買いやロンドン勢からのユーロ買いドル売りも加わり、一時1.3959ドル前後まで値を上げた。この日発表された独欧経済指標への反応は限定的だった。
[2010-02-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日、ポルトガル国債と独連邦債の10年物利回り格差が昨年4月以来となる132bpに拡大した、と伝えた。
[2010-02-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、もみ合い。米長期金利の低下が対ドルでの円買いを誘ったほか、米金融規制案に関するボルカー米経済再生諮問会議議長の証言を前に円の売り持ち高を解消する動きが出た。ただ、米主要企業の決算が好感され米国株式市場が上げ幅を拡大したほか、コモディティ価格も堅調に推移。投資家のリスク許容度が改善するとの見方から円の上値では戻り売りが厚かった。なお、ボルカー氏は「政府は自己勘定取引に対して安全網を広げるべきでない」「金融機関の自己勘定取引はリスク」などと証言したが、事前に伝わった証言原稿とほぼ同じ内容だったこともあり円は方向感のない動きとなった。
[2010-02-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。3日午前の日本株の上げ幅拡大につれて円を売る動きが見られた。ただ、高く寄り付いた上海総合指数が下げに転じ、一時前日比1.0%超の下落となるとリスクポジション解消目的の円買いが入り値を戻した。その後は、上海総合指数が持ち直したため円買いの動きは収まっている。
[2010-02-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。3日午後の上海総合指数が堅調に推移したことを受けて円売りが一時出た。もっとも、ロンドン勢が欧州オセアニア通貨に対してドル売りで参入すると、つられて円買いドル売りが入り、円全体が下値を切り上げた。時間外のダウ先物が一時下げに転じたことも円を押し上げた。
[2010-02-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ロンドン勢が欧州オセアニア通貨に対してドル売りで参入すると、つられて円買いドル売りが入り円全体の下値を切り上げた。ただ、買い一巡後は売りに押される展開に。中国株高を受けてリスクマネーのフローが保たれる中、対ユーロ中心に円売りが広がった。その後、米給与計算サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した1月の全米雇用リポートで、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比2万2000人減と予想より強い内容だったと伝わると、対ドル中心に円売りが加速。他の通貨に対しても円売りが波及した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は底堅い動き。欧州勢参入後に一時1ドル=90円07銭前後まで値を下げた後は、クロス円の上昇につれて買い戻しが優勢に。1月ADP全米雇用リポートが予想より強い内容だったことを受けて、一時90円87銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円も底堅い動き。ドル円の下落につれた円買いユーロ売りが相場の重しとなり、一時1ユーロ=126円台前半まで下押しする場面があった。ただ、その後はユーロ・ドルの上昇につれてじりじりと値を上げる展開に。1月ADP全米雇用リポート発表後に、ドル円の上昇につれて一時126円98銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州勢が対欧州オセアニア通貨でドル売りを進めた流れに沿って値を上げた。目先のストップロスを巻き込んで、一時1ユーロ=1.4027ドル前後まで値を上げた。WTI原油先物相場が一時1バレル=78ドル台を回復したことも支えとなった。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。欧州委員会(EU)が発表したギリシャの財政赤字削減計画に関する報告書の内容が、ギリシャのソブリンリスクを完全に払拭するものではなかったことが重しとなったほか、1月ADP全米雇用リポートが予想より強い内容となったことがユーロ売りドル買いを促した。
[2010-02-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。1月ADP全米雇用リポートが予想より強い内容となったほか、米長期金利が上げ幅を拡大するにつれて円売りドル買いが進むと、その他の通貨にも円売りが波及した。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した1月非製造業指数(NMI)が予想を下回り、米国株がさえない値動きとなったほか、ギリシャやポルトガルのソブリンリスクも高まったため、対欧州通貨中心にドル買いが優位となったことも円売りドル買いを後押しした。ただ、売り一巡後は利益確定の円買いが入り下げ幅をやや縮めた。
[2010-02-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。弱い豪小売指標を受けた対豪ドルでの円買いが、その他通貨に対しても円買いを誘う場面があった。もっとも、仲値決済に向けた対ドルでの円売りの勢いが強く円全体は押し下げられた。その後は、日本時間、今晩に英国・欧州の政策金利発表が予定されているため、積極的な売買は目立たなかった。中村清次日銀審議委員が「流動性供給策だけではデフレから脱却できるとは考えにくい」などと発言したと伝わったものの特に反応はなかった。
[2010-02-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことを背景にリスク資産圧縮目的の円買いが入ったほか、対NZドルでは早朝に発表された10-12月期NZ失業率が弱い内容だったことを蒸し返す格好で欧州勢から円買いが入った。一方で、欧州オセアニア通貨に対するドル買いを受けた円売り・ドル買いが円全体の上値を抑える形となり方向感が定まらなかった。もっとも、17時を過ぎてユーロやドルに対してまとまった規模で円買いが持ち込まれると、円全体が押し上げられた。国内輸出企業からの円買いや、短期筋からの仕掛け的な円買いを指摘する声が聞かれた。
[2010-02-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は強含み。時間外のダウ先物の下落や原油安などを手掛かりに、ユーロやドルに対してまとまった規模で円買いが持ち込まれると円全体が押し上げられた。国内輸出企業からの円買いや、短期筋からの仕掛け的な円買いを指摘する声もあった。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。時間外のダウ先物やコモディティ価格がいったん下げ止まったため、円の買い持ちを解消する動きが出たようだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は下げ渋り。欧州勢参入後に一時本日安値となる1ドル=90円58銭前後まで値を下げた後は、ショートカバーでやや値を戻している。一時90円台後半まで持ち直した。ただ、91円台では国内輸出企業などからの売り注文が断続的に観測されており上値の重さも目立つ。
・ユーロ円は下げ止まり。20時前に一時本日安値となる1ユーロ=125円45銭前後まで値を下げた後は、いったん下げ止まった。
・ユーロドルは欧州勢がユーロ売りドル買いで参入すると、1日の安値1ユーロ=1.3852ドルや通貨オプションが設定されていた1.3850ドルを下抜けてストップロスを誘発。一時本日安値となる1.3826ドル前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後は1.38ドル台半ばでのもみ合いに。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表。市場の予想通りの結果となったため目立った反応は見られなかった。日本時間22時30分から開始予定のトリシェECB総裁の定例会見待ちの雰囲気もある。
[2010-02-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は買い優勢。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は市場予想より弱い内容となった。米雇用市場の回復期待が後退したとの見方から時間外のダウ先物が下げ幅を広げると、リスク資産圧縮目的の円買いが先行した。また、現物の米国株式相場やソブリンリスクがくすぶるスペインやポルトガルの株式相場、コモディティ価格も大幅安となったため、リスク回避志向の高まりをはやした参加者からストップロスの誘発を狙った仕掛け的な円買いが断続的に入った。買い一巡後は急ピッチでの上昇に対する持ち高調整の売りが出たほか、「日銀がレートチェックを行ったとの噂」が聞かれ下げ幅をやや縮めたが、戻りは鈍かった。なお、ガイトナー米財務長官が米上院財政委員会で「中国が柔軟な人民元体制へ移行する可能性は高い」などと証言したほか、クオモ・ニューヨーク州司法長官がBOAのルイス前CEOらを提訴したことも円の支えとなった、と指摘する声もあった。
[2010-02-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・インドネシア中銀とフィリピン中銀が自国通貨を支援する介入を行ったと、市場関係者の話として報じた。
[2010-02-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はポジション調整の売りが目立った。前日の米国市場でリスク資産圧縮目的の円買いがユーロや豪ドルなどに対して目立った流れを引き継いだ。ただ、久々の円高水準であるため、国内輸入企業から円売りが出ると、短期筋も持ち高調整の円売りを進めた。対ドルで仲値決済に向けて円売りが出たことも円全体の上値を抑えた。5日午前の日本株や上海総合指数などが軟調に推移したが、欧米株安を受けてある程度予想されていたこともあり、目立った反応はなかった。
[2010-02-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に円買い優勢。しばらく小動きが続いていたが、夕刻に入り国内輸出企業からと見られる円買いが対ユーロで持ち込まれると、その他通貨にも円買いが入った。5日の欧州株が安く寄り付き、時間外のダウ先物が下げに転じると一段と円買いの勢いが増した。
[2010-02-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。1月米雇用統計の発表前は、持ち高調整の取引が中心となり方向感が乏しかった。その後、注目の1月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比2万人減と予想より弱い内容となる半面、失業率が9.7%と予想より強い結果となった。時間外のダウ先物や米長期金利の動きに一喜一憂する格好で売買が交錯。方向感が定まらない展開となっている。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円台半ばでのもみ合い。22時30分過ぎに一時89円07-10銭前後まで下押しした後、89円89銭前後の本日高値を付けた。
・ユーロ円も一時1ユーロ=121円75銭前後の本日安値まで下落した後、123円33銭前後の高値まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州株安やギリシャとドイツの10年債のスプレッドが拡大していることなどを手掛かりに、欧州勢がユーロ売り・ドル買いを進めると一時昨年5月20日以来の安値となる1ユーロ=1.3648ドル前後まで値を下げた。ただ、米雇用統計の発表を控えていることもあって、短期スタンスで売り仕掛けた参加者から買い戻しが入ると持ち直した。1月米雇用統計発表後は、雇用が減少したものの失業率が改善したこともあって売買が交錯。方向感が出ていない。
[2010-02-06][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。1月米雇用統計で非農業部門雇用者数は減少したものの、失業率が改善したことを手掛かりに時間外のダウ先物や米長期金利が一時上昇に転じた。これを受けて対ドル中心に円売りが進む場面が見られたが、欧州の財務懸念を背景にリスク回避志向が高まっていたため、売りの勢いは限られた。その後、原油先物相場の急落や現物の米国株式相場の下落を受けてリスク資産圧縮目的の円買いが強まり、上げ幅を拡大した。もっとも、米国株が引けにかけて持ち直したほか、週末に7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を控えていることもあり、膨らんだ円の買い持ち高を解消する動きが進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=88円82銭前後まで下落した後、89円台半ばへ戻した。
・ユーロ円は昨年2月24日以来の安値水準となる1ユーロ=120円70銭前後で売り込まれた後、122円台を回復した。
・ユーロドルは下げ幅縮小。米国株やコモディティ価格の下落を背景にリスクポジション解消目的の売りが強まった。一時1ユーロ=1.3585ドル前後と昨年5月20日以来の安値を更新したが、売り一巡後は米国株の持ち直しなどを支えに1.36ドル台後半まで買い戻された。
[2010-02-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。週末にカナダで開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、為替に関する材料が伝わらなかったため、週末にイベントリスクを意識して円買いを進めていた参加者から持ち高調整の円売りが先行した。ただ、週明けの日本、アジアの株式相場への警戒感が残り、円売りは一時的だった。対ドルで仲値決済に向けた円売りが強まったことが、円全体を押し下げる場面があったものの、日本株が下げ幅を縮小したとはいえマイナス圏で推移したため、円の下値では押し目買いが入り値を戻した。
[2010-02-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売りが優位。早朝のロンドン勢から対ポンドで円買いが入ると、その他通貨にも円買いが広がる場面があった。ただ、16時以降、時間外のダウ先物が持ち直し上げ幅を広げるとリスク志向の改善が進むと判断した投資家から、仕掛け的な円売りが対ユーロ中心に出て、その他通貨に対しても円売りが優位になった。ストップロスを断続的に巻き込んだため、円売りの勢いが増した。スペイン、ポルトガルなどの欧州株が上昇していることも円の重しとなっている。
[2010-02-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日、ギリシャとドイツの10年物国債のスプレッドが拡大し356bpとなったと伝えられた。
[2010-02-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・スペインとドイツの10年物国債のスプレッドが100bp超拡大した、と一部通信社が伝えた。なお、スペイン財務省は8日、2010年の新たな債券発行を前年比で34%削減するとの声明を発表した。
[2010-02-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。時間外のダウ先物が上昇したことを背景にリスク志向の改善が進むと判断した投資家から、仕掛け的な円売りが対ユーロ中心に出るとその他通貨に対しても円売りが優位になった。ただ、スペインやポルトガルのソブリンCDSスプレッドが拡大し、ユーロ圏の財政不安が改めて意識されたため円売り圧力は徐々に後退している。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに一時1ドル=89円57銭前後まで値を上げた後、89円台前半まで下押しした。
・ユーロ円は18時過ぎに一時1ユーロ=122円78銭前後まで上げた後、121円台後半まで下げた。
・ユーロドルはダウ先物や金価格の上昇を背景に一時1ユーロ=1.37ドル台前半まで値を上げる場面があったが、買い一巡後は売りに押される展開に。欧州の財政懸念が引き続き意識される中、アジア時間早朝に付けた本日高値1.3718ドルをバックに戻りを売る動きが目立った。
[2010-02-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して売り先行後、買い戻された。金や原油など商品相場が上昇したほか、安く始まった現物の米国株式相場が持ち直したため、リスク志向の後退に歯止めが掛かったとの見方から円売りが先行した。ただ、米国株が引けにかけて下げ幅を拡大すると、対オセアニア通貨中心に円の買い戻しが広がった。一方、円はドルに対して小動き。新規の取引材料に乏しく動意に欠ける展開が継続した。
[2010-02-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち高調整の円売りが目立った。8日の米国株が下落したため、日本株安を警戒して、対豪ドル中心にリスク資産圧縮目的の円買いが先行した。もっとも、9日前場の日本株が底堅く推移した上、上海総合指数が安く寄り付いた後、持ち直したこともあり、短期スタンスで円買いを進めた参加者からポジション調整の円売りが出た。
[2010-02-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて円売りが優位。11日に予定されている欧州連合(EU)首脳会議に向けて、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が訪問先の豪州から予定よりも1日早く帰国すると伝わり、ギリシャ救済への期待が高まると、短期筋から対ユーロで円売りが出て、円全体を押し下げた。欧州勢が参入後に時間外のダウ先物が拡大すると一段と円売りの勢いが増した。
[2010-02-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は弱含み。11日に予定されている欧州連合(EU)首脳会議に向けて、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が訪問先の豪州から予定よりも1日早く帰国すると伝わり、ギリシャ救済への期待が高まると、短期筋から対ユーロで円売りが広がり他の通貨にも円売りが波及した。時間外のダウ先物の上昇や商品相場高も円の重しとなった。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。トリシェECB総裁の早期帰国が技術的な問題であったことが伝わると、ギリシャ救済への期待感がはく落し円売り圧力が後退。ノボトニー・オーストリア中銀総裁がFTとのインタビューで「ECBはギリシャ救済のために介入できない」と述べたと伝わったことも円の支援材料となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=89円82銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=123円65銭前後まで値を上げた後、それぞれ1ドル=89円台半ば、1ユーロ=123円台前半まで下押しした。
・ユーロドルは株高やギリシャ救済への期待から一時1ユーロ=1.3774ドル前後まで値を上げた後は、やや伸び悩んでいる。トリシェECB総裁の早期帰国が技術的な問題だったことや、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言を意識した売りが出た。一時1.37ドル台前半まで下押しした。
[2010-02-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが優勢となった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBはギリシャ支援のために介入できない」などと発言しギリシャ救済に対する期待感が後退したほか、現物の米国株式相場が上げ幅を縮小したため、リスク資産圧縮目的の円買いが先行した。格付け会社フィッチが「英国は『AAA』格付けが最も危うい国のひとつ」との見方を示したことが嫌気され、対ポンドで円買いが強まったことも円全体の支えとなった。ただ、独政府関係者の話として「ユーロ圏政府はギリシャ救済で原則的に合意した」「もっとも可能性の高い救済手段はドイツとギリシャとの二国間支援」との報道が伝わると、一転円売りが優勢に。独政府報道官がギリシャ救済報道を否定したため買い戻しが入る場面も見られたが、米国株や商品相場の堅調地合いが継続したほか、ギリシャ救済観測を支える報道が続いたため戻りは限られた。
[2010-02-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。ギリシャの財政問題の解決期待が高まったことや、日本株高などを背景にリスク志向が改善したため円売りが先行した。仲値に向けて対ドルでの円売りが強まったことも、円全体を押し下げた。もっとも、下値では対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが入ったほか、時間外の米株価指数先物が下げに転じていることを受けた円買いも入り値を戻している。
[2010-02-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。対ドルやユーロで国内輸出企業からの円買いが断続的に入り、円全般を押し上げた。ドバイ・ワールドがあらたに債務返済の凍結を要請したとの一時報道もリスクポジション解消目的の円買いを誘った。ただ、上海総合指数が引けにかけて上げ幅を拡大したほか、時間外の米株価指数先物が一時持ち直したこともあって、短期筋からポジション調整の円売りが出て押し戻された。
[2010-02-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。一部仏紙が「ドイツが中心となるギリシャ救済策が欧州中央銀行(ECB)と協議後にまとまる見込み」と報じたことを受けて、ギリシャ救済への期待が高まると、対ユーロ中心に円売りが出たため他の通貨に対しても円売りが波及。時間外のダウ先物が上昇したことも円の重しとなった。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。仏関係者や独政府の話を手掛かりに、ギリシャ救済に対する過度の期待がはく落したため、投資家のリスク回避の動きが強まった。米商務省が発表した12月米貿易収支が予想より弱い内容だったと伝わると、対ドルで円買いが強まり上昇に弾みが付いた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はしばらくもみ合いの展開が続いていたが、22時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=89円25銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は一時1ユーロ=123円台後半まで値を戻したものの、その後失速。ギリシャ救済への期待が後退したことや、ギリシャの格下げ懸念を材料に一時122円69銭前後まで値を下げた。予想より弱い米貿易収支を受けて、ドル円が下落したことも相場の重しとなった。
・ポンドドルは荒い値動き。英国立統計局が発表した12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容だったことを手掛かりに、一時本日高値となる1ポンド=1.5765ドル前後まで値を上げたものの、買い一巡後は一転ポンド売りが膨らんだ。イングランド銀行(BOE)が四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、2年後のインフレ率とGDP見通しを前回から下方修正した上、キングBOE総裁が資産買取プログラムの再開を示唆したことがポンド売りにつながった。一時1.5607ドル前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは頭が重い。ギリシャ救済への期待から一時本日高値となる1ユーロ=1.3813ドル前後まで値を上げたものの、仏関係者や独政府の話を手掛かりにギリシャ救済期待がはく落すると、一時1.3728ドル前後まで値を下げた。
[2010-02-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが強まった。独政府が「ギリシャ救済についての決定はない」などの認識を示し、ギリシャ救済に対する過度な期待がはく落する中、米商務省が発表した12月米貿易収支が予想より弱い内容だったことを受けて対ドル中心に円買いが先行した。ただ、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が下院金融委員会の証言原稿の中で、「FRBは遠くない将来に公定歩合を引き上げる選択肢もある」との見方を示したと伝わると、米金融引き締めの思惑から対ドルで一転円売りが優位に。100ドル近く下落したダウ平均が持ち直したほか、原油先物相場が上げ幅を拡大すると、対ドル以外の通貨にも次第に円売りが広がった。
[2010-02-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。強い豪雇用統計を受けて豪ドルに対して円売りが膨らむと、その他通貨に対しても円売りが広がった。時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大したことも円売りを誘っている。東京市場が祝日休場で商いが細っており、値が振れやすい面もあった。
[2010-02-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。米株価指数先物の上昇を背景に、対資源国通貨中心に円売りが散発的に出た。ただ、ドルやユーロに対しては下値で円買いが強かった上、欧州勢からポンドに対して円買いが入ったため、徐々に円全体の下値が堅くなった。
[2010-02-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、対ポンドで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。対ユーロで、損失覚悟の円買い注文を巻き込むと上昇に弾みが付いた。もっとも、米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことを受けて、対ドルで円売りが出たため、やや伸び悩んでいる。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに一時本日安値となる1ドル=89円57銭前後、ユーロ円は一時1ユーロ=122円83銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはアジアの取引時間帯に一時1ユーロ=1.3802ドル前後まで値を上げた後は、じりじりと売りに押される展開に。昨日の高値1.3818ドルを意識した売りが出たほか、ポンド・ドルの下落につれたユーロ売りドル買いが出た。対円でユーロ売りが進んだ影響も受けた。一時1.3686ドル前後まで値を下げた。予想より強い米雇用指標を受けて米長期金利が上昇したこともユーロ売りドル買いを促した。 なお、「欧州連合(EU)はギリシャへの財政再建支援で合意した」との報道で買い戻しが入る場面があったが、詳細が明らかになっていない上、ファンロンパイEU大統領が「ギリシャ政府は金融支援を求めなかった」と述べたこともあり戻りは鈍かった。
[2010-02-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は資源国通貨に対して軟調。米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容となると、米雇用市場の改善期待からNYダウは前日比100ドル超上昇した。商品相場も上げ幅を拡大したため、リスク志向の改善を意識した円売りが散発的に出た。対豪ドルではアジア時間に発表された強い1月豪雇用統計を意識した円売りも根強かった。一方、対ユーロで円は買い先行後、売りに押された。EU首脳会議後の記者会見で欧州要人がギリシャ支援合意の成果や重要性を強調したものの、具体策に欠けた発言が続いたため、ギリシャの先行き不安が残るとして円買いが先行した。ただ、株高や商品相場高を手掛かりに対資源国通貨で円売りが進むと、対ユーロにも利食い売りや戻り売りが波及した。また、対ドルで円はもみ合い。対ユーロで円買いが先行した影響を受けたが、米新規失業保険申請件数が予想より強かったことを受けて円売りドル買いが小幅に出たため、上値は限られた。その後は新規の取引材料の乏しかったこともあり、方向感のない取引が継続した。なお、不調だった米30年物国債の入札が嫌気され米長期金利が上昇幅を拡大する場面があったが、市場の反応は薄かった。
[2010-02-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買いが目立った。米株高を背景に日本株高を見越して円売りが先行したが、下値でドルやユーロに対して国内輸出企業からと見られる円買いが入り、円全体を支えた。ユーロに対しては、ギリシャの財政再建支援の具体策が乏しかったことを嫌気した円買いも入ったようだ。
[2010-02-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて売りが優位。対ユーロで、ギリシャ支援策の具体性の乏しさを嫌気した円買いや、国内輸出企業からの円買いなどが入り、円全体を支える場面があった。ただ、後場の日経平均株価が引けにかけて上げ幅を広げるとリスク志向の改善を見込んだ円売りが出て値を下げた。欧州勢参入後、ドルに対し国内機関投資家からと見られる円売りが膨らむと、その他通貨にも円売りが波及し下げ幅が広がった。対ドルでの円売りに関して市場参加者からは「米系銀行や、生保からの円売りが目立っていた」との指摘があった。
[2010-02-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は荒い値動き。対ドルで、国内機関投資家からと見られる円売りが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。市場参加者からは「米系銀行や生保からの円売りも見られた」との声が聞かれた。ただ、その後は一転円買いが強まる展開に。中国人民銀行は25日付けで預金準備率を引き上げると発表。中国の金融引き締めに伴い中国経済の拡大ペースが鈍化すれば、中国株が下落しリスク許容度が低下するとの見方から、リスクポジション解消目的の円買い外貨売りが膨らんだ。もっとも、買い一巡後は再び売りに押される展開に。急ピッチで上昇した反動で短期筋から持ち高調整の円売りが出たほか、株価やコモディティ価格の下げ止まりを手掛かりに円売りが出た。米商務省が発表した1月米小売売上高が予想より強い内容となったことを材料に、対ドル中心に円売りが進んだ影響もあった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は中国の金融引き締めを受けて一時1ドル=89円59銭前後まで下落したものの、アジア時間に付けた安値89円58銭前後を下抜け出来なかったため、一転買い戻しが広がった。予想を上回る米経済指標をきっかけに、一時本日高値となる90円43銭前後まで値を上げた。
・豪ドル円は19時過ぎに一時本日安値となる1豪ドル=78円87銭前後まで急落した後、79円台後半まで値を戻した。
・ユーロドルは中国の金融引き締めや時間外のダウ先物の下げ幅拡大などを受けて、一時1.3532ドル前後と2009年5月19日以来の安値を付けた。09年10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)が予想を下回ったことも売り材料となった。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。独・英株価指数が持ち直したことを背景に買い戻しが入ったほか、市場関係者からは「1.3500ドルにはまとまった規模のノックアウトオプションが設定されている」との声が聞かれており、オプションに絡んだ防戦買いなどが意識された。
[2010-02-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・スイスフランは売りが優勢。ユーロスイスフランは1ユーロ=1.4648スイスフランから一時本日高値となる1.4705スイスフランまでユーロ高スイスフラン安が進んだ。SNBによる介入警戒感が根強い中、まとまった規模のユーロ買いスイスフラン売りが出た模様。
[2010-02-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が定まらない。米商務省が発表した1月米小売売上高が予想を上回ったことを受けて、対ドル中心に円売りが先行した。ただ、中国の金融引き締めがリスクマネーのフローを停滞させるとの見方が根強く、ダウ工業株30種平均が大きく下げて始まると、リスク資産圧縮の目的の円買いが強まった。もっとも、ダウ平均が10000ドルの節目を意識した買いに支えられ下げ幅を縮小したこともあり、円買いの勢いは長続きしなかった。その後は米国の3連休を前に新規の持ち高形成は手控えられ、持ち高調整目的の小口取引に終始した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は強い米小売売上高を受けて1ドル=90円43円銭前後まで買われた後は、1ドル=90円00銭前後で方向感のない動きが続いた。
・ユーロ円は1ユーロ=122円50銭前後を挟んで一進一退となった。
・ユーロスイスフランはスイス国立銀行(SNB)による介入警戒感が根強い中、まとまった規模のユーロ買い・スイスフラン売りが入ると、一時1ユーロ=1.4705スイスフランの高値まで急伸した。市場参加者からは「国際機関の買いが出ていたようだ」との指摘もあった。ただ、急ピッチでの上昇に対する反動から、買い一巡後は1.46スイスフラン台半ばまで上げ幅を縮小した。
・ユーロドルは買い戻し先行後はもみ合い。中国の預金準備率引き上げが嫌気され、現物の米国株が安く寄り付くと1ユーロ=1.3549-52ドル前後まで下押しした。ただ、市場参加者からは「1.3500ドルにはまとまった規模のノックアウトオプションが観測されており、1.35ドル台前半では防戦買いが入りやすい」との声が聞かれたほか、2月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が予想より弱い内容となったこともユーロ買いドル売りを誘い、1ユーロ=1.36ドル台半ばまでショートカバーが進んだ。買い戻し一巡後は、米国の3連休を前に積極的な売買は見られなかった。
[2010-02-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。先週末に中国が預金準備率を引き上げたことを受けて、動向に注目が集まっていた日本株が高く寄り付いたため円売りが出た。対ドルでは仲値決済に向けた円売りも見られた。ただ、時間外の米株価指数が弱含んでいる上、前場の日経平均株価が下げに転じたため円売りは長続きしなかった。中国、香港、シンガポールが休場となっているほか、米国市場もプレジデントデーで市場参加者が減少するため、積極的なポジション形成が手控えられた面もあった。8時50分に発表された2009年10-12月期の実質国内総生産(GDP)は前期比、前期比年率、いずれも市場予想平均を上回ったが、過去の値との見方もあり、反応は目立たなかった。
[2010-02-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。対ユーロでは、ギリシャの支援策が話し合われる予定のユーロ圏財務相会合を前に、何も具体策が提示されなかったケースを警戒した東京の市場参加者からポジション調整の円買いが入ったほか、ポンドに対してはロンドン勢からの円買いが入り円全体を支えた。時間外の米株価指数先物が一時下げ幅を拡大したこともリスク資産圧縮目的の円買いを誘った面もあった。ただ、時間外のダウ先物が下げ幅を縮小すると円売りが出たため値を下げている。
[2010-02-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。対カナダドルや豪ドルでは、金先物相場の上昇や原油先物相場が持ち直したことを材料に円売りが出た。一方、ユーロに対しては、ギリシャ救済への不透明が残る中でユーロ圏財務相会合を前にした円買いが入った。また、ドルに対してはもみ合い。米国市場が休場で、ポジションを傾けにくい地合いとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。ユーロ円の下落につれて一時本日安値となる1ドル=89円92銭前後まで値を下げた後は、90円00銭を挟んで動意の薄い展開となった。市場関係者からは「先週末のNY市場で下押しした水準の89円80銭にはストップロスの売りが目立つ」との声が聞かれた半面、「89円50銭から下では買い注文がある」との指摘があった。もっとも、これまでの高値は90円25銭前後で値幅は33銭程度と小さい。
・ユーロ円は頭が重い。ギリシャの財政懸念を材料に、22時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=122円30銭前後まで値を下げた。ただ、米国市場が休場とあって、これまでの高値は122円90銭前後で値幅が60銭程度と比較的狭い。
・ユーロドルはアジアの取引時間帯に一時本日安値となる1ユーロ=1.3578ドル前後まで値を下げた後は、ショートカバーが優勢に。市場参加者からは「ロンドン8時(日本時間17時)のフィキシングにむけたユーロ買いの憶測があった」との声が聞かれた。欧州株相場や金先物価格の上昇を手掛かりに、対ポンドや資源国通貨でドル売りが進むと、早朝取引でつけた本日高値1.3635ドルに接近する場面があった。もっとも、1.3635ドルを上抜け出来なかったため、上値の重さが意識されると1.36ドル台を割り込む場面があった。
[2010-02-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は動意が薄い。対カナダドルや豪ドルでは、金先物相場の上昇や欧州株高を手掛かりに円売りが出た。一方、ユーロに対しては、ギリシャ救済への不透明が残る中、ユーロ圏財務相会合を前にした円買いが入った。ただ、米国市場が休場でポジションを傾けにくい地合いとなったため、一方的に円高や円安が進む状況にはならなかった。
[2010-02-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は動意薄。新規の取引材料に乏しく、積極的な持ち高形成は見られなかった。白川方明日銀総裁が衆院予算委員会で「市場が混乱すれば、日銀は果敢に行動する」「今の緩和的状況を粘り強く続けていく」などと述べたほか、菅財務相の発言も伝わったが反応は見られなかった。香港、シンガポール市場が休場となっており、手がけ難い雰囲気が強い。
[2010-02-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日本株が小幅に上昇したこともあって、リスク回避の動きが高まらないと判断した投資家から対欧州オセアニア通貨でドル売りが出ると、円も一緒に売られた。欧州オセアニア通貨に対するドル売りの影響で、ドルに対しては円買いが入り、円の下値を一時支えたが、時間外のダウ先物や英独の株価指数が堅調に推移すると円売りの勢いが増した。
[2010-02-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円はさえない。時間外のダウ先物の上昇や商品相場高を背景に、対欧州オセアニア通貨でドル売りが出ると、円も一緒に売られた。ただ、円の下値では押し目買い意欲が強く、売り一巡後は持ち直した。もっとも、買い戻し一巡後は再び売りに押される展開に。金や原油が堅調に推移したことで、対資源国通貨中心に円売りが進んだほか、米ニューヨーク連銀が発表した2月ニューヨーク州製造業景気指数や米財務省が発表した12月の対米証券投資動向が予想より強い内容となったことを受けて、対ドルで円売りが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は底堅い動き。アジア時間に一時本日安値となる1ドル=89円71銭前後まで値を下げた後は、買い戻しが優勢に。予想を上回る米経済指標も相場を支え、一時90円19銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は下値が堅い。一時1ユーロ=122円台半ばまで下押しした後は、対資源国通貨やカナダドルで円売りが強まった流れに沿って一時123円16銭前後まで値を上げた。
・ポンドドルは軟調。ユーロポンドの上昇を受けたポンド売りドル買いが広がると、前日NY時間高値から下押しした1ポンド=1.5646-49ドルレベルを下抜けて下げ足を速め、一時1.5628ドル前後まで値を下げた。キング英中銀(BOE)総裁がダーリング英財務相に提出した書簡の中で、「MPCは量的緩和の規模を監視しており、必要なら一段の買い入れを行う可能性がある」との見方を示したことを蒸し返す格好で、米国勢からもポンド売りが出た。
・ユーロドルは対欧州オセアニア通貨全般でドル売りが出た流れに沿って1ユーロ=1.3684ドル前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後はもみ合いの展開に。ユーロポンドの上昇につれたユーロ買いドル売りが相場の支えとなる半面、1.36ドル台後半から1.37ドル台前半に断続的に観測されている売り注文を嫌気した売りが相場の重しとなった。
[2010-02-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して売り優勢。2月NY連銀製造業景気指数や12月対米証券投資動向が予想より強い内容となったことを支えに欧米の株価や商品相場が上げ幅を拡大すると、リスク選好度の改善を意識した参加者から低金利の円を売る動きが優勢となった。16日に開催された欧州連合(EU)財務相理事会では、ギリシャ支援について具体的な措置が策定されなかったものの、イベント通過に伴う材料出尽くし感もあり、対ユーロで膨らんだ円の買い持ち高を解消する動きも出た。一方、ドルに対して円は売り先行後、買い戻された。株価やコモディティ価格の上昇を手掛かりに対ユーロや資源国通貨で円が売られた影響が波及した。ただ、ドルも同時に売られたため、ドルに対する円売りに歯止めが掛かったほか、米長期金利の低下が円の買い戻しを誘った。
[2010-02-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。前日の米株高を受けて、17日前場の日本株が大幅に上昇したため、円売りが出た。もっとも、前日の米国市場で円安が進んだため利益確定の円買いが入ったほか、対ドルやユーロでは国内輸出企業からの円買いが入っており円の下落ペースは緩やかになっている。
[2010-02-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。後場の日本株が上げ幅を拡大すると円売りが一時見られたが、ユーロやドルに対しては国内輸出企業からの円買いが厚かった。欧州勢が、円全体の下値が堅いと判断し買いで参入すると、ストップロスを巻き込んで一時値を上げた。ただ、時間外のダウ先物が持ち直したため円買いは早々に失速し、ポジション調整の円売りに押し戻された。英独の株価指数が上昇すると円売りが加速し本日の安値圏まで下げている。
[2010-02-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はさえない。円の下値が堅いと判断した参加者が買いで参入すると、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで一時値を上げた。ただ、時間外のダウ先物が持ち直した上、英独の株価指数が上昇すると円買い圧力は徐々に後退。持ち高解消の円売りが強まった。対ドルでは「モデル系ファンドからの円売りが出た」との声が聞かれたほか、対ユーロでは「アジア系のソブリンネームやリアルマネー系の円売りが出た」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は堅調。クロス円の上昇につれた円売りドル買いが出たほか、モデル系ファンドからの買いでじりじりと値を上げた。米1月米住宅着工件数や許可件数が予想より強い内容だったと伝わると、4日以来の高値となる1ドル=91円03銭前後まで値を上げた。米長期金利の上昇も相場を支えた。
・南アフリカランド円は急伸。南アフリカ政府は17日、インフレターゲットを3-6%で維持するほか、2011年の財政赤字が対GDP比で6.2%となる見通しを発表。インフレターゲット拡大に伴う利下げ観測が後退した上、財政赤字見通しが予想の6.5%を下回ったことでランド買いが優勢となった。一時1ランド=11円99銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはダウ先物の上昇や、対ポンドでドル売りが進んだことを手掛かりに一時本日高値となる1ユーロ=1.3789ドル前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後は売りに押される展開に。心理的節目である1.3800ドルを上抜け出来なかったため、上値が重いと見た参加者からの売りが見られた。米経済指標を受けて米長期金利が上昇すると一時1.3706ドル前後まで値を下げた。
[2010-02-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り優位。米中ビジネス評議会(USCBC)代表が「中国は今年、人民元の切り上げを容認する見通し」と述べたと報じられると、円買いが小幅に入る場面があった。ただ、1月の米住宅着工件数や建設許可件数、鉱工業生産などが予想より強い内容となったほか、イタリアが不正な為替取引で財政赤字を操作したとの憶測や、格付け会社ムーディーズによるギリシャのハイブリッド債格下げなどが伝わり、南欧の債務懸念が再燃。対ユーロ中心にドルの買い戻しが優勢となったため、一方的に円買いドル売りが進む状況にはならなかった。プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁が早期のMBS債売却を示唆し、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産売却に前向きな姿勢が示されると、米国が出口戦略に近づいているとの見方から米長期金利が上昇幅を拡大。同時に発表された米経済見通しで2010年のGDP見通しやインフレ見通しが上方修正されたこともあり、ドルに対して円を売る動きが優位となった。一方、ドル以外の通貨に対して円は買い先行後、売られた。人民元切り上げへの思惑や南欧の債務懸念の再燃から、対ユーロ中心に円買いが進んだ。ただ、強い米経済指標を支えに現物の米国株が堅調地合いを維持したほか、対ドルで円売りが優位となったため、ドル以外の通貨にも円の戻り売りや利食い売りが広がった。
[2010-02-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買いが目立った。18日前場の日本株が上値の重い展開で、リスク志向が高まらず円が買われたほか、ドルやユーロに対しては国内輸出企業からと見られる円買いが続いた。日銀が17-18日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.10%のまま据え置くことを全会一致で決めたと伝わると、追加の金融緩和策を警戒して売買を手控えていた参加者から買いが入った。
[2010-02-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが強まった。しばらく動意の薄い展開が続いたが、早朝のロンドン勢から円売りが出て値を下げる場面があった。ただ、時間外のダウ先物が下げ幅を広げたほか、白川日銀総裁の定例会見では、追加の金融緩和を示唆する発言がなかったため、円買いが強まった。
[2010-02-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はじり高。時間外のダウ先物が下げ幅を広げたうえ、白川日銀総裁の定例会見で、追加の金融緩和を示唆する発言がなかったため円買いが進む場面があったが、ダウ先物が持ち直すと円買い圧力は徐々に後退。持ち高解消の円売りが出た。もっとも、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が予想よりも弱い内容だったと伝わると、ダウ先物が再び下落。投資家のリスク志向が低下するとの見方から円買い外貨売りが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はさえない。弱い英経済指標を受けたポンド円の下落につれて売りが先行。予想を下回る米雇用指標を材料に売りが強まると、サポートとして意識されていた前日のNY市場で下押しした水準1ドル=90円67-70銭を下抜けて一時90円56銭前後まで値を下げた。
・カナダドル円は上値が重い。17時前に1カナダドル=86円台半ばまで値を下げた後、1月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想より強い内容となったことなどを手掛かりに87円台前半まで値を戻した。ただ、予想を下回る米雇用指標を受けてダウ先物が下落すると、一時本日安値となる86円51銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルはもみ合い。ユーロ円の売りやダウ先物の失速などを手掛かりにユーロ売りドル買いが出た。1ユーロ=1.3550ドルを下抜けるとストップロスを巻き込んで、一時本日安値となる1.3539ドル前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後はやや値を戻す展開に。12日の安値1.3532ドルを下抜け出来なかったことを嫌気して、短期筋がいったん買い戻しを進めた。1月の英財政収支が予想に反して赤字となったことを受けてユーロ・ポンドの買いが強まったこともショートカバーを誘った。
[2010-02-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売りが優勢となった。米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となり、時間外のダウ先物が下げ幅を拡大するとリスク資産圧縮目的の円買いが先行した。ただ、買い一巡後は対ドル中心に売りが優勢に。2月米製造業景気指数(フィリー指数)が予想より強く、安全資産としての債券需要が後退したほか、米財務省が来週の米国債の入札予定を発表した後に、需給悪化懸念をはやした参加者から債券売りが膨らみ、米長期金利が大きく上昇した影響を受けた。対ドル以外の通貨では、現物の米国株が引けにかけて上げ幅を拡大したことも円売りを促した。その後は持ち高調整目的の小口取引が続いていたが、ニューヨーク市場終盤に米連邦準備理事会(FRB)が公定歩合を25bp引き上げ0.75%とすると発表したことを受けて、対ドル中心に再び円が売られた。
[2010-02-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻される展開。19日前場の日本株が下落したことが円買いを誘ったほか、対ドルやユーロでは国内輸出企業からの買いが散見された。
[2010-02-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午後の日本株が下げ幅を拡大したことを受けて、リスク資産圧縮目的の円買いが入り一時値を上げた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が19日付けで公定歩合を0.25%引き上げたことを受けた今晩の米国株や米金利の動向を見定めたいとして、積極的に円買いを進める動きは見られず、ポジション調整の円売りでやや値を下げている。19日の英独の株価指数がマイナス圏で推移していることへの反応は見られない。
[2010-02-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。対ドルでは、ユーロやスイスフランに対して持ち高解消のドル売りが出たことが円ドル相場を押し上げ、徐々に上値を切り上げた。英国立統計局が発表した1月英小売売上高指数が予想より弱い内容となったことを材料に、対ポンドで円買いが進んだ影響もあった。1月米消費者物価指数(CPI)が予想より弱い内容だったと伝わると、米公定歩合引き上げを受けた金融引き締め観測が後退し、一段と円買いドル売りが進んだ。一方、ユーロやスイスフランに対しては頭が重い。米公定歩合引き上げを受けた現物の米国株や米金利の動向を見定めたいとして、持ち高解消の円売りが出た。ユーロやスイスフランが対ドルで買い戻された影響も受けた。
【 通貨ペア 】
・ドル円はさえない。22時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=91円61銭前後まで値を下げた。対ユーロやスイスフランでドル売りが進んだ影響を受けたほか、1月米CPIが予想を下回ったことを手掛かりに米金利が低下したことが相場の重しとなった。ただ、米金利低下を受けて時間外のダウ先物が下げ幅を縮小したこともあって、一方的に円高ドル安が進む状況にはなっていない。
・ユーロ円はじり高。アジア時間に一時1ユーロ=123円55銭前後まで売り込まれた反動で、ショートカバーが先行。米公定歩合引き上げを受けた現物の米国株や米金利の動向を見定めたいとして、持ち高を解消する動きも見られた。
・ユーロドルは買い戻しが優位。アジア時間に一時昨年5月18日以来の安値となる1ユーロ=1.3443ドル前後まで売り込まれた反動で、ショートカバーが進んだ。1月米CPIが予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下すると、一時本日高値となる1.3546ドル前後まで値を上げた。
[2010-02-20][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨で売り優位。1月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る内容となり、米連邦準備理事会(FRB)の公定歩合引き上げを受けた出口戦略への思惑や、リスクマネーの停滞に対する警戒感が後退した。現物の米国株や金先物相場が上げに転じたうえ、原油先物相場が上げ幅を拡大すると、資源国通貨中心に円売りが広がった。一方、ドルに対して円は売り先行後、買い戻された。株価やコモディティ価格の上昇につれて資源国通貨中心に円売りが進んだ影響を受けた。ただ、ドルも同時に売られたため、対ドルでの円売りに歯止めが掛かったほか、円の下値では押し目買い意欲が強かった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1月12日以来の高値となる1ドル=92円16銭前後まで買いが先行した。ただ、200日移動平均線が位置する92円27銭前後を意識した戻り売りが厚ったほか、原油高が好感され対カナダドルや資源国通貨でドルが売られたため、1ドル=91円48銭前後まで下落した。
・ユーロ円は1ユーロ=124円80銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上げ幅拡大。一時1ユーロ=1.3619ドル前後まで値を上げた。弱い1月米CPIを背景に早期の米金融引き締め観測が後退すると、米公定歩合引き上げを受けてユーロ売りドル買いを進めた参加者が反対売買を行った。米国株や金先物相場が持ち直したほか、原油先物相場の堅調地合いが継続したことも相場の支えとなり、引けにかけても散発的な買いが続いた。
[2010-02-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。22日前場の日本株が高く寄り付き上げ幅を拡大したことを受けて、投資家のリスク志向が改善したため円売りが出た。ストップロスを巻き込むと円売りの勢いが増した。ドルに対しては仲値決済に絡んだ円売りも散見された。もっとも、ドルやユーロに対しては下値で国内輸出企業からと見られる買いが厚く、円全体の下値を支える格好となった。
[2010-02-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻にかけて買いが目立つ展開。旧正月明けの上海総合指数が、引けにかけて下げ幅を広げたことを受けて、対ユーロ中心に円買いが入った。国内輸出企業からの円買いを指摘する声があったほか、欧州勢からも円買いが入り値を上げた。
[2010-02-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。旧正月明けの上海総合指数が下げたことを材料に欧州勢から円買いが入ったほか、欧州株がさえない値動きとなったことを手掛かりに円買いが進んだ。市場関係者からは「対ドルでは、米系銀行からの円買いが入った」との声が聞かれた。ただ、買い一巡後はやや売りに押される展開に。時間外のダウ先物が上昇していることや、商品相場が底堅く推移していることなどが円の重しとなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は売り先行後、下げ渋り。目先のストップロスを巻き込んで、20時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=91円17銭前後まで値を下げた。ただ、売り一巡後はショートカバーでやや値を戻している。
・ユーロ円も一時本日安値となる1ユーロ=124円10銭前後まで値を下げた後、124円台半ばまで値を戻している。
・ユーロドルはユーロ円の下落につれた売りが先行。一時本日安値となる1ユーロ=1.3587ドル前後まで値を下げた。欧州委員会報道官の話として、「欧州がギリシャ救済のため200-250億ユーロ出資する可能性がある」との独雑誌社のリポートを否定する発言が伝わったこともユーロの重しとなった。ただ、ダウ先物やコモディティ価格の上昇を背景に、売り一巡後は1.36ドル台前半まで値を戻している。
[2010-02-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。欧州委員会報道官が「欧州がギリシャ救済のため出資する可能性」との報道を否定し、ギリシャ支援に対する不透明感が残る中、オバマ米大統領が医療保険改革案で医療品メーカーへの追加手数料を提案したことが伝わり、医薬品株中心に米国株の売りが一時強まった。金先物相場も軟調に推移したため、リスク志向の低下を意識した参加者からの円買いが先行した。ただ、さらに円買いを進める材料に乏しかったほか、米国株も底堅く推移したため、持ち高調整目的の円売りが小幅に出た。
[2010-02-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。仲値決済に向けて対ドルで円売りが出た場面では、一時円全体の上値が抑えられたものの、日本、中国の株式相場が軟調な展開となっており、リスク資産圧縮目的の円買いが優勢だった。
[2010-02-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して売りが強まった。午後の上海総合指数や日本株が下げ渋ったことを受けて、投資家のリスク志向の低下に歯止めがかかり持ち高調整の円売りが出た。バッテリーノ豪準備銀行(RBA)副総裁が、自国通貨高がインフレ抑制に役に立った旨の発言を行ったと伝わり、対豪ドルで円売りが強まると、その他通貨に対しても円売りが一段と強まった。一方、円はドルに対してはじり高。欧州オセアニア通貨に対してドル売りが強まったことが支えとなった。
[2010-02-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は底堅い動き。バッテリーノ豪準備銀行(RBA)副総裁が講演で、自国通貨高がインフレ抑制に役に立ったとの見方を示すと対豪ドル中心に円売りが強まったため、他の通貨に対しても円売りが波及。時間外のダウ先物の上昇も円売りを誘った。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2月独Ifo企業景況感指数が予想より弱い内容となったことを材料に対ユーロで円買いが進んだほか、キング英中銀(BOE)総裁など英金融当局者からハト派的な発言が相次いだことを手掛かりに対ポンドで円買いが入り、円全体を押し上げた。ダウ先物が失速したことも円の支援材料となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は軟調。豪ドル円の上昇につれて一時1ドル=91円台半ばまで値を戻す場面があったが、買い戻し一巡後は売りが優勢に。
・ユーロ円やポンド円の下落につれた円買いドル売りが相場の重しとなり、22時30分過ぎに一時90円56銭前後まで値を下げた。
・ポンド円は急落。キングBOE総裁が議会証言で、「景気回復は脆弱」「緩やかな景気回復というMPCの見方に依然として下振れリスクがある」などと述べたほか、マイルズMPC委員は「経済見通しが悪化した場合、量的緩和を拡大する強い根拠となる」などと述べたと伝わった。英景気の先行き不透明感や、追加の金融緩和が意識されて円買いポンド売りが膨らみ、一時1ポンド=139円71銭前後まで売り込まれた。
・南アフリカランド円は頭が重い。南アフリカ統計局が発表した10-12月期の南アフリカ国内総生産(GDP)が予想より強い内容となったことを受けて、一時本日高値となる1ランド=11円88銭前後まで値を上げた後、失速。ポンド円やユーロ円などの下落につれた売りが出たほか、ダウ先物やコモディティ価格が下げに転じたことが相場の重しとなった。一時11円75銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは2月独Ifo景況感指数が予想より弱い内容となったうえ、英金融当局者が英景気悪化や量的緩和拡大の可能性を示唆し、ポンド・ドルが急落した影響を受けた。株安や商品相場安もリスク資産圧縮目的のユーロ売りドル買いを誘い、昨日の安値1ユーロ=1.3574ドルを下抜けてストップロスを巻き込むと下げ足を速めた。20時前に一時1.3552ドル前後まで値を下げた。
[2010-02-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は上げ幅を拡大。欧州の取引時間帯に予想を下回る2月独Ifo企業景況感指数や、英金融当局者が英景気悪化や量的緩和拡大の可能性を示唆したことが伝わり、ユーロやポンドなどで円買いが先行した。2月米消費者信頼感指数が予想より弱い内容となり、米国株や商品相場が下げ幅を拡大すると、リスク資産圧縮目的の円買いが優位に。欧州市場序盤に、バッテリーノ豪準備銀行(RBA)副総裁の講演を受けて、豪ドル中心に円売りを進めた参加者が反対売買を迫られたことも後押しとなった。2年債入札後に米長期金利が低下幅を拡大すると、対ドル中心に円が一段高となったが、買い一巡後は戻り売りや利食い売りが小幅に出た。
[2010-02-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売りに押し戻された。米株安や日本株が安く寄り付いたことを受けて、リスク資産圧縮目的の円買いが入った。ただ、仲値決済に向けた対ドルでの円売りが、円全体の上値を抑えたほか、午前の上海総合指数が持ち直したこともあって円買い圧力は後退した。短期スタンスで買い進めた参加者から持ち高調整の円売りが出た上、本日の大型外貨建て投資の新規設定をにらんで思惑的な円売りも散見されて徐々に上値を切り下げた。
[2010-02-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本時間今晩に、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が金融政策や経済見通しについて証言を行うため、参加者の大部分は様子見を決め込んだままで、大きな動きは見られなかった。本日は、大型外貨建て投資信託の新規設定が予定されており、ロンドン8時(日本時間17時)に向けて投信絡みのフローを期待した円売りが若干見られたが、売りは早々に失速し直ぐに買い戻しが入った。
[2010-02-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。序盤、本日の大型外貨建て投資信託の新規設定の影響で、ロンドン8時(日本時間17時)に向けた投信絡みのフローを期待した円売りが先行したものの、追随する動きがなかったため円売りは早々に失速。時間外のダウ先物が下落したことなども円の支援材料となり持ち直した。ただ、ダウ先物が上げに転じたこともあって、円買いの勢いも長続きしなかった。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の下院金融委員会での議会証言を前にポジションを傾けにくい地合いだった。
【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。16時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=90円36銭前後まで値を上げた後、20時30分過ぎに89円95銭前後まで値を下げた。ただ、90円を割り込んだ水準では押し目を買う動きが見られたほか、昨日の安値89円92銭を意識した買いが入ったため持ち直した。
・ユーロ円も一時1ユーロ=122円32銭前後まで値を上げた後、121円61銭前後まで値を下げたが、その後122円台前半まで持ち直した。
・ユーロドルは小高い。12月ユーロ圏製造業新規受注が予想より強い内容となったことなどが支えとなり、19時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3573ドル前後と本日高値を付けた。もっとも、バーナンキFRB議長の議会証言を控えて、一方的にユーロ高ドル安が進む状況にはならなかった。
[2010-02-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロ以外の通貨に対して買い先行後、売られた。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が下院金融委員会の証言原稿の中で「政策金利は長期間低水準を維持する可能性」との見方を示したと伝わると、早期の米利上げ観測が後退した。1月米新築住宅販売件数が予想より弱い内容となったことも意識され、対ドルで円買いが先行。その他の通貨にも円買いが波及した。ただ、米利上げ観測の後退とともにリスクマネー停滞への警戒感が緩和したため、米国株や原油先物相場が上げ幅を拡大。市場参加者からは「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けて、外貨建て投信の新規設定に絡んだ円売りも出たのでは」との指摘があり、ドル以外の通貨では一転円売りが進んだ。対ドルでは、5年債入札後に米長期金利が上昇したことも重しとなった。
[2010-02-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は大幅高。事業法人の決済が集中しやすい五十日とあって仲値決済に絡んだ円売りが上値を抑える場面が見られたが、仲値を通過すると円買いが優勢になった。対ユーロでギリシャのソブリンリスクが再燃したことを受けた円買いや国内輸出企業からまとまった規模の円買いが入ったため、その他通貨に対しても円買いが膨らんだ。時間外のダウ先物や日経平均株価が下げに転じたことも円買いを誘った。これまで積み上がっていた円売りポジションが一気に解消されると円の上昇の勢いが増した。対ユーロでの円買いに関しては、国内輸出企業のほかに年金やファンドなどからの買いを指摘する声も聞かれている。
[2010-02-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・インドネシア中銀が「ルピア買いドル売り介入を実施した模様」と市場参加者の話として報じられた。
[2010-02-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上げ幅を拡大。午前中に対ユーロでの円買い主導で、円全体が値を上げた流れを引き継いだ。午後の日本株が下げ幅を拡大したことが円買いを誘ったほか、ユーロに対しては午後に入っても国内輸出企業からの円買いが散見されて円全体を押し上げた。その後、欧州勢からも円買いが入り一時上値を伸ばしたが、午前中から急ピッチで上昇してきたこともあって、利益確定の円売りも出ている。
[2010-02-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はしっかり。アジアの取引時間帯に、対ユーロ中心に国内輸出企業などからの円買いが強まり、円全体が値を上げた流れを引き継いだ。時間外のダウ先物の下落や、英独の株価指数が軟調に推移したことも円の支援材料となった。その後、急ピッチで上昇してきたこともあって、利益確定の円売りが出たため伸び悩む場面があったが、米経済指標発表後に一段高となった。前週分の新規失業保険申請件数が予想より弱い結果となったうえ、1月米耐久財受注額で、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想に反して減少となり、米景気の回復期待が後退。ダウ先物が下げ幅を拡大し米長期金利が低下すると、対ドル中心に円買いが膨らんだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時5日以来の安値となる1ドル=89円05銭前後。
・ユーロ円は一時昨年2月24日以来、約1年ぶりとなる1ユーロ=119円84銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは下げ止まり。アジア時間に一時1ユーロ=1.3451ドル前後まで売り込まれた反動で、ショートカバーが入った。19日の安値1.3443ドルがサポートとして意識されたほか、市場関係者からは「1.3400ドルにはノックアウトオプションが観測されている」との声が聞かれ、下値を支えられた面もあるようだ。ただ、ユーロ圏のソブリン・リスクが意識される中、株安や商品相場が下落していることもあって戻りは鈍かった。
[2010-02-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後は売られた。前週分の新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったほか、1月米耐久財受注額で、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想に反して減少した。米景気回復期待の後退から現物の米国株や原油先物相場が大きく下落すると、リスク資産圧縮目的の円買いが優位となった。ただ、米国株が下げ幅を縮小すると、リスク志向の低下に歯止めが掛かったとして、利食い売りや戻り売りが進んだ。
[2010-02-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが目立った。対ドルで仲値決済に絡んだ円売りが出ると、円全体を押し下げた。仲値通過後は、国内輸出企業からと見られる円買いが対ドル中心に入り一時円全体を支えたが、米株安にもかかわらず前場の日本株が底堅く推移したため、これまでにリスク資産の圧縮が進むことを前提に円買いを進めていた参加者からポジション調整の円売りが出て値を下げた。
[2010-02-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日本株の取引終了後にポジション調整の円売りが出る場面があった。もっとも、下値では対ドルやユーロで国内輸出企業からと見られる買いが入り値を戻した。欧州勢からも一時円買いが入ったが、一方的に買い進める材料に乏しく、買いは長続きしなかった。
[2010-02-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。時間外のダウ先物が上昇したことや、ユーロに対して円売りが出たことをきっかけに、円全体が値を下げる場面があった。ただ、英国の財政赤字拡大懸念や、一段の金融緩和への思惑からポンドの先安観が高まり、ポンドに対して円買いが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及した。ダウ先物が失速したことも円の支援材料となった。米商務省が発表した10-12月期の米国内総生産(GDP)改定値は実質で前期比年率5.9%増と速報値、市場予想平均の5.7%増を上回ったものの、GDPを「過去の数値」とみなす空気もあり反応は限られた。
【 通貨ペア 】
・ユーロ円は20時前に一時本日高値となる1ユーロ=121円66銭前後まで値を上げた後、失速。120円台後半まで下押しした。
・ポンド円は18時30分過ぎに一時本日高値となる1ポンド=136円70銭前後まで値を上げた後、22時過ぎに135円20銭前後と本日安値を更新した。英国立統計局が発表した10-12月期の英国内総生産(GDP)改定値は前期比で予想を上回った一方、前年同期比が予想より弱い内容となった。
・ユーロドルは20時前に1ユーロ=1.3629ドル前後と本日高値を付けた。ただ、1.3630ドルまでは売り注文が観測されていることもあって、上値が抑えられると、利益確定の売りが出て徐々に上値を切り下げた。一時1.35ドル台半ばまで下押しした。
[2010-02-27][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで堅調。全米リアルター協会(NAR)が発表した1月の米中古住宅販売件数は前月比7.2%減と予想に反して減少した。米住宅市場の回復期待が後退したほか、米国株や米長期金利がやや下げ幅を拡大したことが支えとなり、損失覚悟の円買い注文を巻き込んだ。もっとも、買い一巡後は米北東部での大雪や週末要因で市場参加者が少なかったこともあり、動意に欠ける展開が継続した。一方、円は対ユーロで一進一退。対ドルで円買いが先行した影響を受けたが、独議員の話として「ドイツがギリシャを支援するならば、緊急手段としてドイツ復興金融公庫(KFW)によるギリシャ国債買い入れの可能性がある」との報道が伝わると、一転円売りが優位となった。ただ、日通し高値に接近した場面では押し目買いや買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。また、円は対資源国通貨に対して買い先行後、売り優位。対ドルでの円買いにつれて値を上げた後、対ユーロでの円売りに押され下げ幅を広げた。米商務省が発表した10-12月期の米国内総生産(GDP)改定値が速報値や市場予想平均を上回ったことが好感され、原油先物相場の堅調地合いが目立ったことも、リスク許容度の改善を意識した円売りを誘った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は4日以来の安値となる1ドル=88円74銭前後まで下落した。
・ユーロ円は1ユーロ=120円51銭前後まで下落した後、1ユーロ=121円台半ばまで一転上昇したが、買い一巡後は1ユーロ=121円00銭前後を割り込む場面も見られた。
・ユーロドルは上げ幅縮小。ギリシャ救済への期待感から買いが強まったほか、市場関係者からは「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングで月末要因のユーロ買いが入った」との声が聞かれ、損失覚悟の買いを断続的に巻き込んだ。一時1ユーロ=1.3683ドル前後まで値を上げた。ただ、薄商いの中、23日の高値1.3693ドルや心理的節目の1.3700ドルを意識した戻り売りが急ピッチで進み、1ユーロ=1.3600ドル前後を割り込んだ。引けにかけては1ユーロ=1.36ドル台前半で方向感のない取引が続いた。
2010年2月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。
「期間最大RHDP」は、2010年2月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。
そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2010年2月の中で最も新しい内容を掲載しています。