2011年5月10日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロやドルに対して強含み。ユーロに対しては米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリシャの格付けを引き下げたことでユーロ全面安となった欧州時間の流れを引き継いだため、買いが先行した。次期マルタ中銀総裁のBonnici氏が「ユーロは歴史的な高水準にある」との認識を示したことも下支えとなった。もっとも、ムーディーズが「スペインの資本調達コストの高騰は同国の格付けを変更する理由にはならない」との見解を示すと買いも一服。その後は米株高を背景とするユーロ買いドル売りと、米長期金利の低下を受けた円買いドル売りの影響を同時に受けたため、次第に方向感をなくした。
 また、ドルに対しても強含み。序盤は方向感に乏しい動きだったが、米10年物国債利回りが低下すると、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが徐々に優勢となった。大幅上昇となった原油など商品相場を背景として、資源国通貨を中心にドル売りが強まったことにも下支えとなった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。10日午前の日経平均株価が下げに転じ下げ幅を広げたことや、時間外の米株価指数先物も一時軟調に推移したことなどを背景に、投資家のリスク許容度が低下して、円売りポジションを閉じる動きが出た。時間外のWTI原油先物相場が証拠金の引き上げを嫌気して下落したことも、リスクポジションの解消を促した面があった。その後は、時間外のダウ先物やWTI原油先物相場がいったん下げ止まったため、ポジション調整の円売りが出て若干上げ幅が縮まった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ギリシャの問題の根深さは過小評価されていた」と述べたことや、ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事が「ギリシャの債務再編は銀行システムを崩すだろう」「ギリシャの惨事はユーロ圏全体に伝染するだろう」などと発言したことを受けて欧財政問題が改めて意識されると、対ユーロで円買いが入りその他通貨にも一時円買いが入った。
 ただ、欧州勢が参入すると売りが優位の展開となった。ドルに対しては米長期金利の上昇を手掛りに円売りが出て、円全体を押し下げた。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けてユーロドルが上げたことにつれた円売りユーロ買いも円全体の重しとなった。更に、ダウ・ジョーンズ通信が10日、「ギリシャに向けた新たな支援策が早ければ6月にまとまる可能性」「ギリシャは総額600億ユーロ近くの新たな支援策を予想」と報じると、円売りユーロ買いが加速。円全体の下げ幅が広がった。
 その後は、一部通信社がギリシャ財務省当局者の話として「ギリシャは『新たな支援策を協議している』との報道を否定した」と伝えたため、円売りユーロ買いの勢いが弱まり、円全体の下落は一服している。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。ダウ・ジョーンズ通信が「ギリシャに向けた新たな支援策は早ければ6月にまとまる可能性がある」「ギリシャは総額600億ユーロ近くの新たな支援策を予想」などと報じたことをきっかけに、対ユーロで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及し円全体が押し下げられた。ただ、その後はギリシャ当局者の話として「EUIMFは新たな対ギリシャ支援を協議していない」と伝わったため、円売りユーロ買いの勢いは後退。円は徐々に下値を切り上げた。市場では「ギリシャ関連の報道に神経質になっており、売り買いが交錯した」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に一時1ドル=80円88銭前後まで値を上げた後、80円台半ばまで押し戻されている。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=116円22銭前後まで買われたものの、その後は115円80銭前後を挟んだもみ合いの展開が続いた。
・ユーロドルはギリシャが追加支援を受ける可能性と、それを否定するギリシャ高官の発言が相次いだことを受けて、相場は不安定な動きが続いている。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.4396ドル前後まで値を上げた後、1.43ドル台前半まで押し戻された。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・一部独紙が報じたところによると、格付け会社フィッチはギリシャの格付けを「BB+」から「B」もしくは「B-」に引き下げることを検討しているようだ。ただ、フィッチはこの報道についてコメントを拒否している。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは9日、スペインの資本調達コストの高騰は同国の格付けを変更する理由にはならないとし、同国は今年債務に見合う資金を調達することを確信しているとの見解を示した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズは9日、ギリシャの格付け「B1」を引き下げ方向で検討すると発表した。また、複数段階の格下げの可能性があることも示された。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・格付け会社フィッチは9日、ギリシャの格付け「BB+」、格付け見通し「ネガティブ」を確認した。なお、市場での憶測に関してはコメントしなかった。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.3]
・国際通貨基金(IMF)は10日、「NZドルは最大20%過大評価されている可能性がある」との見解を示したと伝わった。

中国政府関係[NP+5.4 HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP -0.1]
・王岐山中国副首相「中国にとってインフレはもっとも差し迫った問題」

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.4]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャは収入を上回る生活水準」

エワルド・ノボトニー[NP-5.0 HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャの問題の根深さは過小評価されていた」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP-4.8 HDP +1.0 CHDP -0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.0]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ギリシャの惨事はユーロ圏全体に伝染するだろう」「ギリシャのユーロ圏離脱はギリシャや他の国に損害を与える」「債務再編の調整援助は道理に反する動きを助長する」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP +1.0 CHDP -0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.0]
・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「債務再編は理論と実践において誤り」「ソブリンのデフォルトや債務再編は政策的な自滅」

オーストラリア政府関係[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +1.4 RHDP +0.4 CRHDP +1.4]
・豪政府は10日、2012-13年は財政黒字となる見通しだとの見解を示した。また、2011-12年のGDP成長は4%、2012-13年は3.75%となる見通し、とした。

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・米マイクロソフトは10日、スカイプを85億ドルで買収すると表明した。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

オーストラリア政府関係[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +1.4 RHDP +0.4 CRHDP +1.4]
・豪政府は10日、2012-13年は財政黒字となる見通しだとの見解を示した。また、2011-12年のGDP成長は4%、2012-13年は3.75%となる見通し、とした。

2011年5月10日のFX要人発言・ニュース

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・一部独紙が報じたところによると、格付け会社フィッチはギリシャの格付けを「BB+」から「B」もしくは「B-」に引き下げることを検討しているようだ。ただ、フィッチはこの報道についてコメントを拒否している。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは9日、スペインの資本調達コストの高騰は同国の格付けを変更する理由にはならないとし、同国は今年債務に見合う資金を調達することを確信しているとの見解を示した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは9日、ギリシャの格付けに関して本日中に声明を発表するとの見方を示した。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは9日、ギリシャの格付け「B1」を引き下げ方向で検討すると発表した。また、複数段階の格下げの可能性があることも示された。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP +0.0 CHDP +0.1 RHDP +0.7 CRHDP +0.3]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は9日、ニューヨーク連銀を通じて72億4000万ドルの国債を買い入れたと発表した。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは9日、ギリシャの格付け「BB+」、格付け見通し「ネガティブ」を確認した。なお、市場での憶測に関してはコメントしなかった。

ムーディーズ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
ムーディーズ・米格付け会社ムーディーズは9日、アイルランドが財政上の目標に到達できなければ、格付けにもリスクが出るとの見解を示した。

中国政府関係[NP     HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +3.3 CRHDP +0.2]
中国政府関係・陳・中国商務相「米中は人民元について9日午後に協議を行う」

周小川[NP+5.4 HDP +2.2 CHDP +0.2 RHDP +2.2 CRHDP +0.2]
周小川・周小川・中国人民銀行総裁「米国の『強いドルは米国と世界経済の利益』との声明を改めて支持」「中国は通貨の変動に慣れた」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・10日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロやドルに対して強含み。ユーロに対しては米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がギリシャの格付けを引き下げたことでユーロ全面安となった欧州時間の流れを引き継いだため、買いが先行した。次期マルタ中銀総裁のBonnici氏が「ユーロは歴史的な高水準にある」との認識を示したことも下支えとなった。もっとも、ムーディーズが「スペインの資本調達コストの高騰は同国の格付けを変更する理由にはならない」との見解を示すと買いも一服。その後は米株高を背景とするユーロ買いドル売りと、米長期金利の低下を受けた円買いドル売りの影響を同時に受けたため、次第に方向感をなくした。
 また、ドルに対しても強含み。序盤は方向感に乏しい動きだったが、米10年物国債利回りが低下すると、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが徐々に優勢となった。大幅上昇となった原油など商品相場を背景として、資源国通貨を中心にドル売りが強まったことにも下支えとなった。

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.6 CRHDP -0.3]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は10日、「NZドルは最大20%過大評価されている可能性がある」との見解を示したと伝わった。

ジェフリー・ラッカー[NP+4.6 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +2.9 CRHDP -0.2]
ジェフリー・ラッカー・ラッカー・米リッチモンド連銀総裁「FRBは年末以前に政策金利を引き上げる必要がある可能性」「FRBはインフレやインフレ期待に引き続き警戒しなければならない」「今年の雇用者数は4月のペースで成長すると予想し、年末に向けてペースが上向くだろう」

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「中国経済は人民元を上昇させるほど力強い」「中国は人民元を次第に上昇させている」「中国は人民元高なしでは高いインフレリスクがある」

中国政府関係[NP+5.4 HDP +2.0 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP -0.1]
中国政府関係・王岐山中国副首相「中国にとってインフレはもっとも差し迫った問題」

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
米政府関係・米ホワイトハウス「オバマ米大統領は中国の首脳らと会談し、バランスの取れた世界経済の成長と、一段とバランスの取れた両国の経済関係の支援を要請した」

野田佳彦[NP     HDP -4.2 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.2]
野田佳彦・野田佳彦財務相「(ギリシャ格下げについて)民間格付け会社の評価についてコメントしない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。10日午前の日経平均株価が下げに転じ下げ幅を広げたことや、時間外の米株価指数先物も一時軟調に推移したことなどを背景に、投資家のリスク許容度が低下して、円売りポジションを閉じる動きが出た。時間外のWTI原油先物相場が証拠金の引き上げを嫌気して下落したことも、リスクポジションの解消を促した面があった。その後は、時間外のダウ先物やWTI原油先物相場がいったん下げ止まったため、ポジション調整の円売りが出て若干上げ幅が縮まった。

エワルド・ノボトニー[NP     HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.4]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャは収入を上回る生活水準」

エワルド・ノボトニー[NP-5.0 HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP +0.2]
エワルド・ノボトニー・ノボトニー・オーストリア中銀総裁「ギリシャの問題の根深さは過小評価されていた」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +2.4 CRHDP +0.1]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ギリシャの債務再編は銀行システムを崩すだろう」

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP-4.8 HDP +1.0 CHDP -0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.0]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ギリシャの惨事はユーロ圏全体に伝染するだろう」「ギリシャのユーロ圏離脱はギリシャや他の国に損害を与える」「債務再編の調整援助は道理に反する動きを助長する」

フィリップ・ヒルデブランド[NP     HDP -2.5 CHDP +0.2 RHDP -3.1 CRHDP +0.4]
フィリップ・ヒルデブランド・ヒルデブランド・スイス国立銀行(中央銀行、SNB)総裁「世界の金融システムの改善が優先事項」「財政責任が最大の難問」

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.2]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「債務再編はギリシャの問題を解決しないだろう」

ユルゲン・シュタルク[NP     HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP +3.5 CRHDP +0.2]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事「ギリシャは支払い能力に問題があるわけではない」

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府当局者の話として報じたところによると、ギリシャに向けた新たな協定が早ければ6月にも締結される可能性があるという。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ財務省当局者の話として報じたところによると、ギリシャは「新たな支援策を協議している」との報道を否定した。

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP +1.0 CHDP -0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.0]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「債務再編は理論と実践において誤り」「ソブリンのデフォルトや債務再編は政策的な自滅」

ガートルード・トゥンペルグゲレル[NP     HDP +1.2 CHDP +0.2 RHDP +1.2 CRHDP +0.2]
ガートルード・トゥンペルグゲレル・トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事「緩和的な金融政策の撤退が遅れることは過度なリスクテイクや大きな資本のフローの起因となる可能性」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ギリシャの問題の根深さは過小評価されていた」と述べたことや、ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事が「ギリシャの債務再編は銀行システムを崩すだろう」「ギリシャの惨事はユーロ圏全体に伝染するだろう」などと発言したことを受けて欧財政問題が改めて意識されると、対ユーロで円買いが入りその他通貨にも一時円買いが入った。
 ただ、欧州勢が参入すると売りが優位の展開となった。ドルに対しては米長期金利の上昇を手掛りに円売りが出て、円全体を押し下げた。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けてユーロドルが上げたことにつれた円売りユーロ買いも円全体の重しとなった。更に、ダウ・ジョーンズ通信が10日、「ギリシャに向けた新たな支援策が早ければ6月にまとまる可能性」「ギリシャは総額600億ユーロ近くの新たな支援策を予想」と報じると、円売りユーロ買いが加速。円全体の下げ幅が広がった。
 その後は、一部通信社がギリシャ財務省当局者の話として「ギリシャは『新たな支援策を協議している』との報道を否定した」と伝えたため、円売りユーロ買いの勢いが弱まり、円全体の下落は一服している。

米政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP -0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
米政府関係・米地質調査所は10日、南太平洋のバヌアツ沖でマグニチュード7の地震が発生したと発表したと伝えられた。

ギリシャ政府関係[NP     HDP -4.1 CHDP -0.4 RHDP -4.1 CRHDP -0.4]
ギリシャ政府関係・ギリシャ政府は10日、26週物政府証券(Tビル)入札を実施した。平均落札利回りは4.88%と前回の4.80%を上回った。応札倍率は3.58倍と前回の3.81倍を下回った。

オーストラリア政府関係[NP+4.6 HDP +0.4 CHDP +1.4 RHDP +0.4 CRHDP +1.4]
オーストラリア政府関係・豪政府は10日、2012-13年は財政黒字となる見通しだとの見解を示した。また、2011-12年のGDP成長は4%、2012-13年は3.75%となる見通し、とした。

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.7 CHDP -0.3 RHDP +0.7 CRHDP -0.3]
ドイツ政府関係・ドイツのキリスト教社会同盟 (CSU)の議員は10日、ギリシャの次回の資本注入が達成されない状況にある兆しがあり、それがギリシャの入札や非現実的な債務のせいかは確かでないとの見解を示したと伝えられた。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -0.1 CHDP +0.1 RHDP -0.1 CRHDP +0.1]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「ギリシャが厳しい時期に直面しているのは明らか」「EUは極めて大きな困難に直面している」「ギリシャが更に援助が必要かは明確ではない」「EUとIMFによるギリシャの査定を待たなければならない」

南アフリカ政府関係[NP     HDP -1.1 CHDP +0.5 RHDP -1.1 CRHDP +0.5]
南アフリカ政府関係・ゴーダン南ア財務相は9日、「本年度の税収が経済危機前の水準を回復していないため、政府は公務員労組の賃上げ要求に応じる余地がない」ことを表明した。
 労組は、現時点で10%の賃上げを要求しているが、政府は今のところ5%以上の賃上げには応じない構えだ。市場関係者によると、「公務員労使交渉の行方はその他労組からも注目されており、その結果が今後の民間部門の労使交渉に大きな影響を与えそうだ」との声も聞かれている。
 公務員労働組合は、13日より全国ストを開始する姿勢を明らかにしている。18日には統一地方選挙も控えており南アの国内問題に注目が集まる。

ロレンツォ・ビニ・スマギ[NP     HDP +1.0 CHDP -0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.0]
ロレンツォ・ビニ・スマギ・ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事「ギリシャは豊かな国であり、資産売却で債務支払いが可能」

イブ・メルシュ[NP     HDP +1.1 CHDP +0.1 RHDP +2.4 CRHDP +0.2]
イブ・メルシュ・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁「ギリシャの債務再編は選択肢にない」

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
会社・企業関係・米マイクロソフトは10日、スカイプを85億ドルで買収すると表明した。

欧州連合(EU)[NP     HDP -1.5 CHDP -0.2 RHDP -1.5 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・独ハンデルスブラット紙は10日、ユーロ圏はギリシャに対する新たな融資を準備していると報じた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「震災後の円高はファンダメンタルズを反映していなかった」「SDR(特別引出権)のバスケットにさらにいくつかの通貨を追加することは興味深い」

欧州財務相関連[NP     HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
欧州財務相関連・複数の独政府筋の話として「ユーロ圏財務相はギリシャ救済の融資について削正するかどうか議論している」と伝えた。また、EUは民間投資家による自発的な債務削減などについても議論しているという。

エリザベス・デューク[NP+3.0 HDP -0.7 CHDP +0.1 RHDP -0.8 CRHDP +0.0]
エリザベス・デューク・デューク米連邦準備理事会(FRB)理事「中小企業の先行き見通しは改善してきた」(経済見通しや金融政策についてはコメントせず)

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EUは来週にもポルトガルの緊縮財政プログラムを承認するだろう」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・10日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。ダウ・ジョーンズ通信が「ギリシャに向けた新たな支援策は早ければ6月にまとまる可能性がある」「ギリシャは総額600億ユーロ近くの新たな支援策を予想」などと報じたことをきっかけに、対ユーロで円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及し円全体が押し下げられた。ただ、その後はギリシャ当局者の話として「EUIMFは新たな対ギリシャ支援を協議していない」と伝わったため、円売りユーロ買いの勢いは後退。円は徐々に下値を切り上げた。市場では「ギリシャ関連の報道に神経質になっており、売り買いが交錯した」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に一時1ドル=80円88銭前後まで値を上げた後、80円台半ばまで押し戻されている。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=116円22銭前後まで買われたものの、その後は115円80銭前後を挟んだもみ合いの展開が続いた。
・ユーロドルはギリシャが追加支援を受ける可能性と、それを否定するギリシャ高官の発言が相次いだことを受けて、相場は不安定な動きが続いている。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.4396ドル前後まで値を上げた後、1.43ドル台前半まで押し戻された。

オッリ・レーン[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「EUはギリシャの問題について数週間以内に結論を出す」

ドイツ政府関係[NP     HDP +0.7 CHDP -0.3 RHDP +0.7 CRHDP -0.3]
ドイツ政府関係・独政府筋の話として、ギリシャの債務再編については議論されていないと伝えた。また、ギリシャは助成金やプレゼントを受けたわけではなく、救済プログラムの条件を果たすと予想しているとの見解も示している。

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