2011年5月21日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して堅調。ギリシャとドイツの10年物国債利回りスプレッドがユーロ導入以来の高水準まで拡大するなど、ギリシャの財政問題が改めて意識されるなか、欧州の取引時間帯に円買いユーロ売りが優位となった地合いを引き継いだ。バイトマン独連銀総裁の話として「ギリシャ政府債の返済期限が延長された場合、ギリシャ政府債が欧州中央銀行(ECB)の資金供給オペの担保として受け入れ不可能となる」などと伝わったほか、「ノルウェーがギリシャへの支援金支払いを一時停止する」との思惑が広がると円高ユーロ安が加速。格付け会社フィッチがギリシャの格付けを「BB+」から「B+」に引き下げたことも材料視され、円が一段高となった。
 一方、資源国通貨に対しては買い先行後、売られた。対ユーロ中心に円買いが先行した影響を受けたが、原油や金など商品相場が急伸すると資源国通貨買い円売りが強まり、上値が切り下がった。
 なお、ドルに対してはもみ合い。ユーロ絡みの取引が中心となり、動意に欠ける取引が継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=81円70銭前後でのもみ合いに終始した。ニューヨーク時間の高値は81円86銭前後、安値は81円51銭前後で値幅は35銭程度だった。
・ユーロ円は1ユーロ=115円53銭前後まで下げ幅を広げた。ギリシャの債務不安を高める材料が相次いだことが嫌気されたほか、ダウ平均が一時100ドル超下落し、リスク資産圧縮目的の売りも目立った。
・ユーロドルは大幅安。「ノルウェーがギリシャへの支援金支払いを一時停止する」との思惑や、格付け会社フィッチによるギリシャ格下げを受けて1ユーロ=1.4139ドル前後まで下げ足を速めた。コモディティ価格の上昇を背景に資源国通貨買いドル売りが進むと、つれる形で1.42ドル台を回復する場面があったが、上値では戻り売りが厚かった。市場関係者からは「週末のスペイン地方選を控え、ユーロの買い持ちを解消する動きが出た」との指摘もあり、引けにかけて1.4133ドル前後まで下落した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.1]
・ラガルド仏経済財務雇用相「ギリシャはデフォルトの危機にある」「ギリシャが結果を示さないと追加支援はない」

日本政府関係[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
・日経新聞が報じたところによると、政府が6月末にまとめる「社会保障と税の一体改革」案に関連し、国の財源不足が2015年に年間10兆円に上るとの試算を公表する検討に入った。現行5%の消費税率に換算すると、国の財源不足を補うだけで5%程度の引き上げが避けられない内容。東日本大震災の復興費用が膨らめば、財源不足はさらに上積みされる可能性があるという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・日経新聞が報じたところによると、政府は5月の月例経済報告で、景気の基調判断を「弱い動き」として据え置く方針を固めた。東日本大震災による生産の落ち込みや消費者心理の悪化を踏まえ、景気の一時的な停滞を確認。足もとでは景気後退は回避できるとみており、震災の影響を引き続き注視する構えだという。なお、5月の月例報告は24日の関係閣僚会議に与謝野馨・経済財政担当相が提出する。

2011年5月21日のFX要人発言・ニュース

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +1.1 CRHDP +0.4]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は20日、ニューヨーク連銀を通じて69億4000万ドルの国債を買い入れたと発表した。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「ギリシャ国債の債務再編はない」「ギリシャは直近12カ月よりも行動するべき」

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP +0.1 CHDP +0.1 RHDP +0.2 CRHDP +0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド仏経済財務雇用相「ギリシャはデフォルトの危機にある」「ギリシャが結果を示さないと追加支援はない」

日本政府関係[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.1 CRHDP -0.1]
日本政府関係・日経新聞が報じたところによると、政府が6月末にまとめる「社会保障と税の一体改革」案に関連し、国の財源不足が2015年に年間10兆円に上るとの試算を公表する検討に入った。現行5%の消費税率に換算すると、国の財源不足を補うだけで5%程度の引き上げが避けられない内容。東日本大震災の復興費用が膨らめば、財源不足はさらに上積みされる可能性があるという。

日本政府関係[NP-4.6 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
日本政府関係・日経新聞が報じたところによると、政府は5月の月例経済報告で、景気の基調判断を「弱い動き」として据え置く方針を固めた。東日本大震災による生産の落ち込みや消費者心理の悪化を踏まえ、景気の一時的な停滞を確認。足もとでは景気後退は回避できるとみており、震災の影響を引き続き注視する構えだという。なお、5月の月例報告は24日の関係閣僚会議に与謝野馨・経済財政担当相が提出する。

ティモシー・フランツ・ガイトナー[NP     HDP +0.6 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
ティモシー・フランツ・ガイトナー・ガイトナー米財務長官「新たなIMF専務理事の選出のため、迅速かつ開かれた過程が必要」

国際通貨基金(IMF)[NP     HDP +0.0 CHDP +0.1 RHDP -0.5 CRHDP +0.1]
国際通貨基金(IMF)・国際通貨基金(IMF)は20日、ポルトガル向けの支援260億ユーロの融資を承認したと発表した。融資は欧州金融安定ファシリティ(EFSF)と欧州金融安定化メカニズム(EFSM)およびIMFで260億ユーロずつ負担することになっていた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・20日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して堅調。ギリシャとドイツの10年物国債利回りスプレッドがユーロ導入以来の高水準まで拡大するなど、ギリシャの財政問題が改めて意識されるなか、欧州の取引時間帯に円買いユーロ売りが優位となった地合いを引き継いだ。バイトマン独連銀総裁の話として「ギリシャ政府債の返済期限が延長された場合、ギリシャ政府債が欧州中央銀行(ECB)の資金供給オペの担保として受け入れ不可能となる」などと伝わったほか、「ノルウェーがギリシャへの支援金支払いを一時停止する」との思惑が広がると円高ユーロ安が加速。格付け会社フィッチがギリシャの格付けを「BB+」から「B+」に引き下げたことも材料視され、円が一段高となった。
 一方、資源国通貨に対しては買い先行後、売られた。対ユーロ中心に円買いが先行した影響を受けたが、原油や金など商品相場が急伸すると資源国通貨買い円売りが強まり、上値が切り下がった。
 なお、ドルに対してはもみ合い。ユーロ絡みの取引が中心となり、動意に欠ける取引が継続した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=81円70銭前後でのもみ合いに終始した。ニューヨーク時間の高値は81円86銭前後、安値は81円51銭前後で値幅は35銭程度だった。
・ユーロ円は1ユーロ=115円53銭前後まで下げ幅を広げた。ギリシャの債務不安を高める材料が相次いだことが嫌気されたほか、ダウ平均が一時100ドル超下落し、リスク資産圧縮目的の売りも目立った。
・ユーロドルは大幅安。「ノルウェーがギリシャへの支援金支払いを一時停止する」との思惑や、格付け会社フィッチによるギリシャ格下げを受けて1ユーロ=1.4139ドル前後まで下げ足を速めた。コモディティ価格の上昇を背景に資源国通貨買いドル売りが進むと、つれる形で1.42ドル台を回復する場面があったが、上値では戻り売りが厚かった。市場関係者からは「週末のスペイン地方選を控え、ユーロの買い持ちを解消する動きが出た」との指摘もあり、引けにかけて1.4133ドル前後まで下落した。

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