2012年10月18日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。共同通信が「日銀が追加金融緩和検討。30日の金融政策決定会合で国債など資産買い入れ基金増額を軸に検討か」と報じたうえ、日経新聞も「日銀は2014年度の物価見通しを下方修正するとともに、追加の金融緩和の検討に入る」と伝えたため、追加金融緩和への期待から全般に円売りが優勢となった。一時売りに押されたダウ平均が引けにかけて持ち直したため、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも出たようだ。
 対ドルでは米商務省が発表した9月米住宅着工件数、9月建設許可件数が市場予想を大幅に上回ったことで、米長期金利の上昇に伴う売りが進行した。また、円は対豪ドルでも軟調に推移。温家宝中国首相が「第3四半期の経済状況は比較的良好」と発言したことで、明日発表の7-9月期中国国内総生産(GDP)に対する期待が高まったため、中国との資源貿易関係の深い豪ドル買いが強まった影響を受けた。カナダドルに対しては「米エクソンモービルは石油・天然ガスの探査・開発を手掛けるカナダのセルティック・エクスプロレーションを31億ドルで買収することで合意した」との報道を手掛かりに、M&A(買収・合併)絡みのカナダドル買いが活発化したため、円はさえない動きに終始した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀による追加金融緩和への期待が高まるなか、日本株相場の上昇を受けて円売り外貨買いが先行。11時発表の中国の経済指標をきっかけに、投資家のリスク選好度が高まると円売り外貨買いが活発化した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日銀による追加金融緩和への期待が高まるなか、日本株相場の上昇を受けて円売り外貨買いが出た。ただ、夕刻にかけては下げ幅を縮めた。欧州勢が本格的に参入する時間帯に入ると、対ユーロ中心に持ち高調整に伴う円買いが入った。もっとも、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず、戻りも限定的だった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は売り一服。日銀が30日の金融政策決定会合で追加の金融緩和に踏み切るとの思惑から、円売りドル買いが改めて広がった。また、スペインの国債入札が「好調だった」と受け止められ、同国の国債利回りが低下幅を拡大。債務不安が後退し対ユーロ中心に円売りが続いた。
 ただ、欧州株や時間外のダウ先物が頭の重い展開となったため、円の下値が支えられた。米労働省が18日発表した前週分の新規失業保険申請件数が38万8000件と市場予想平均の36万5000件程度より弱い結果となり、投資家心理がやや悪化すると円が小幅に買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時20分過ぎに1ドル=79円37銭前後と8月22日以来の高値を更新した。ただ、200日移動平均線が位置する79円39銭前後が上値の目処として意識されたほか、市場では「79円50銭前後まで国内輸出企業からのまとまった売り注文が並んでいる」との指摘があり頭を押さえられた。
・ユーロ円は18時30分過ぎに1ユーロ=104円07銭前後と5月8日以来の高値を付けたが、104円台での滞空時間は短かった。
・ユーロドルは買い一服。16時20分過ぎには1ユーロ=1.30825ドル前後まで下押ししたが、スペインの国債利回り低下を好感した買い戻しが進んだ。18時30分過ぎに1.3129ドル前後まで持ち直した。ただ、前日の高値1.3140ドル前後が戻りの目処となったうえ、弱い米雇用指標を嫌気して時間外のダウ先物や欧州株が頭の重い展開となったため、22時過ぎには1.3091-94ドルまで失速した。明日まで欧州連合(EU)首脳会議が開催されており、一方向に持ち高を傾けにくい面もあった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
・欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の調査団(トロイカ)は17日、対ギリシャでの調査を終了したとの声明を発表した。また、トロイカは声明で「改革推進に必要な中核的措置の大半でギリシャと合意した」「残りの課題については今後数日間で専門家と協議を継続する」との見解を示した。

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、「欧州のソブリン格付けを引き下げる可能性は3分の1」との見解を示した。

フランソワ・オランド[NP     HDP -4.5 CHDP +0.5 RHDP -4.5 CRHDP +0.5]
・オランド・フランス大統領「スペインがよい条件で支援を受けられるように、欧州首脳に対して6月時のコミットメントを追求するよう要請した」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ビットリオ・グリリ[NP+1.0 HDP -2.0 CHDP +3.0 RHDP -2.0 CRHDP +3.0]
・グリリ伊財務相「イタリアは2013年に危機を脱するだろう」

2012年10月18日のFX要人発言・ニュース

ブノワ・クーレ[NP-4.8 HDP -1.6 CHDP -0.1 RHDP -1.6 CRHDP -0.1]
ブノワ・クーレ・クーレ欧州中央銀行(ECB)理事「ユーロ圏は1999年以降、米国よりも雇用を創出している」「国債購入計画(OMT)は信用回復を支援するだろう」

アントニス・サマラス[NP     HDP -6.2 CHDP +0.2 RHDP -6.2 CRHDP +0.2]
アントニス・サマラス・サマラス・ギリシャ首相「トロイカとの交渉は合意に近づきつつある」

アントニス・サマラス[NP+2.0 HDP -4.9 CHDP +1.3 RHDP -4.9 CRHDP +1.3]
アントニス・サマラス・サマラス・ギリシャ首相「競争力なしに生き残れない」「危機からの脱出を約束する」「ギリシャは目を見張るようなカムバックを果たすだろう」「改革は長い道のり」「ギリシャは改善のために要求されることは全て行う」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は17日、アイスランドの格付け「BBB-」を確認した。また、見通しは「安定的」とした。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -0.8 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP +0.0]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「ユーロ圏の苦難をユーロ圏諸国自身で解決しなければならない」「EUの政治同盟に向けて着実に行動しなければならない」

マリアーノ・ラホイ[NP     HDP -5.4 CHDP -0.1 RHDP -5.4 CRHDP -0.1]
マリアーノ・ラホイ・ラホイ・スペイン首相「スペインは誓約を遵守する」「欧州では協調行動が必要とされている」

欧州連合(EU)[NP     HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
欧州連合(EU)・欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の調査団(トロイカ)は17日、対ギリシャでの調査を終了したとの声明を発表した。また、トロイカは声明で「改革推進に必要な中核的措置の大半でギリシャと合意した」「残りの課題については今後数日間で専門家と協議を継続する」との見解を示した。

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・米ドルカナダドルは軟調。全般に米ドル売りが進んだ流れに沿ったほか、「米エクソンモービルは石油・天然ガスの探査・開発を手掛けるカナダのセルティック・エクスプロレーションを31億ドルで買収することで合意した」との報道を手掛かりに、M&A(買収・合併)絡みのカナダドル買いを期待した向きもあったようだ。一時0.9790カナダドルの安値まで米ドル安カナダドル高が進んだほか、カナダドル円は80.49円の高値をつけた。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.3 CHDP +0.0 RHDP +0.7 CRHDP +0.2]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は17日、ニューヨーク連銀を通じて2015年3月-15年5月に償還を迎える米国債73億6600万ドルを売却したと発表した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.3 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP -0.3]
日本銀行(日銀)関係・日経新聞が報じたところによると、日銀は2014年度の物価見通しを下方修正するとともに、追加の金融緩和の検討に入るという。日銀は30日に金融政策決定会合を開き、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」をまとめるが、この際に追加の金融緩和策の必要性も検討する方針とのこと。市場関係者の間では、追加緩和の手段として長期・短期の国債の買い入れ増額や、社債や上場投資信託(ETF)などリスク性資産の購入枠拡大が有力視されているようだ。

ジャン=クロード・ユンケル[NP     HDP -1.6 CHDP +0.1 RHDP -2.2 CRHDP +0.2]
ジャン=クロード・ユンケル・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ギリシャはユーロ圏に残るだろう」

ビットリオ・グリリ[NP+1.0 HDP -2.0 CHDP +3.0 RHDP -2.0 CRHDP +3.0]
ビットリオ・グリリ・グリリ伊財務相「イタリアは2013年に危機を脱するだろう」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は17日、キプロスの格付けを「BB」から「B」に引き下げたと発表した。また、見通しは「ウォッチネガティブ」とした。

会社・企業関係[NP     HDP -2.0 CHDP -1.0 RHDP -2.0 CRHDP -1.0]
会社・企業関係・アメリカン・エキスプレスは17日、第3四半期決算を発表した。1株利益は1.09ドルとなり、市場予想平均の1.088ドル程度とほぼ同じだった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・17日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。共同通信が「日銀が追加金融緩和検討。30日の金融政策決定会合で国債など資産買い入れ基金増額を軸に検討か」と報じたうえ、日経新聞も「日銀は2014年度の物価見通しを下方修正するとともに、追加の金融緩和の検討に入る」と伝えたため、追加金融緩和への期待から全般に円売りが優勢となった。一時売りに押されたダウ平均が引けにかけて持ち直したため、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも出たようだ。
 対ドルでは米商務省が発表した9月米住宅着工件数、9月建設許可件数が市場予想を大幅に上回ったことで、米長期金利の上昇に伴う売りが進行した。また、円は対豪ドルでも軟調に推移。温家宝中国首相が「第3四半期の経済状況は比較的良好」と発言したことで、明日発表の7-9月期中国国内総生産(GDP)に対する期待が高まったため、中国との資源貿易関係の深い豪ドル買いが強まった影響を受けた。カナダドルに対しては「米エクソンモービルは石油・天然ガスの探査・開発を手掛けるカナダのセルティック・エクスプロレーションを31億ドルで買収することで合意した」との報道を手掛かりに、M&A(買収・合併)絡みのカナダドル買いが活発化したため、円はさえない動きに終始した。

中国政府関係[NP+2.0 HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +0.2 CRHDP +0.0]
中国政府関係・中国国家統計局は18日、「中国の経済安定化の基礎は磐石ではない」「通年の成長目標は達成できる」との見解を示した。

中国政府関係[NP+4.6 HDP +1.6 CHDP +0.0 RHDP +0.1 CRHDP -0.1]
中国政府関係・中国国家統計局は18日、「消費者物価の上昇圧力に依然として直面している」「欧米の緩和政策を注視。世界的なインフレ進行につながる恐れがある」との見解を示した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀による追加金融緩和への期待が高まるなか、日本株相場の上昇を受けて円売り外貨買いが先行。11時発表の中国の経済指標をきっかけに、投資家のリスク選好度が高まると円売り外貨買いが活発化した。

ピエール・モスコビシ[NP+2.0 HDP -2.2 CHDP +1.0 RHDP -2.2 CRHDP +1.0]
ピエール・モスコビシ・モスコビシ仏財務相「フランスが2013年の3%赤字目標を達成することは信頼性にかかわる問題だ」「欧州の最悪期は過ぎた」「欧州は危機から脱しつつある」

ピエール・モスコビシ[NP     HDP -2.2 CHDP +1.0 RHDP -2.2 CRHDP +1.0]
ピエール・モスコビシ・モスコビシ仏財務相「ギリシャとスペインは短期的な解決策が必要だ」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、「欧州のソブリン格付けを引き下げる可能性は3分の1」との見解を示した。

ヨルグ・アスムッセン[NP-4.0 HDP -1.9 CHDP -0.1 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]
ヨルグ・アスムッセン・アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事「ECBの国債購入計画(OMT)はユーロ圏にとって正しい」

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
アンゲラ・メルケル・メルケル独首相「ユーロ圏が安定し始めた兆しがすでに確認できる」「ギリシャがユーロ圏にとどまることを望む」「追加支援が必要がどうかを決めるのはスペイン次第」

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
アンゲラ・メルケル・メルケル独首相「スペインとギリシャは正しい方向に向かっている」「今回のEUサミットは危機対応の最後の機会にならない」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「欧州経済は来年、成長を再開するだろう」「構造改革は経済成長にマイナスの影響与える」

スペイン政府関係[NP     HDP -4.9 CHDP -0.1 RHDP -4.9 CRHDP -0.1]
スペイン政府関係・スペイン政府は18日、2015年、2016年、2022年償還債の国債入札を実施した。2015年償還債の平均落札利回りは3.227%で前回の3.676%から低下し、応札倍率は2.6倍と前回の1.8倍を上回った。2016年償還債の平均落札利回り3.977%で前回の4.603%から低下し、応札倍率は2.6倍と前回の1.9倍を上回った。2022年償還債の平均落札利回りは5.458%で前回の5.666%から低下し、応札倍率は1.9倍と前回の2.8倍を下回った。なお、スペイン政府は入札によって目標の45億ユーロに対し46億1000万ユーロを調達したことを明らかにした。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日銀による追加金融緩和への期待が高まるなか、日本株相場の上昇を受けて円売り外貨買いが出た。ただ、夕刻にかけては下げ幅を縮めた。欧州勢が本格的に参入する時間帯に入ると、対ユーロ中心に持ち高調整に伴う円買いが入った。もっとも、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず、戻りも限定的だった。

オランダ政府関係[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
オランダ政府関係・「オランダは欧州連合(EU)首脳会議でギリシャへの新規融資について賛成しない」という。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP-3.0 HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.1]
ヘルマン・ファンロンパイ・ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領「2013年のユーロ圏成長見通しは緩慢なものとなる見込み」「域内で成長が欠ける恐れがある」

世界の政策金利関係[NP     HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
世界の政策金利関係・トルコ中銀は18日、政策金利を現行の5.75%で据え置くことを決めたと発表した。

フランソワ・オランド[NP     HDP -4.5 CHDP +0.5 RHDP -4.5 CRHDP +0.5]
フランソワ・オランド・オランド・フランス大統領「通貨コミッショナーの権力を強めることはEU首脳会議の議題に上っていない」

会社・企業関係[NP     HDP -2.0 CHDP -1.0 RHDP -2.0 CRHDP -1.0]
会社・企業関係・モルガン・スタンレーは18日、第3四半期決算を発表した。継続事業ベースの1株損失は0.55ドルとなった。なお、純収入(DVAを除く)1株利益は0.28ドルとなり、市場予想平均の0.250ドル程度を上回った。

ビットリオ・グリリ[NP     HDP -2.0 CHDP +3.0 RHDP -2.0 CRHDP +3.0]
ビットリオ・グリリ・グリリ伊財務相「ギリシャは債務危機を自力で切り抜けることが出来るが、時間が必要だろう」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「欧州経済は控えめでゆっくりとした成長へと回帰する見込み」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・18日の欧州外国為替市場で円は売り一服。日銀が30日の金融政策決定会合で追加の金融緩和に踏み切るとの思惑から、円売りドル買いが改めて広がった。また、スペインの国債入札が「好調だった」と受け止められ、同国の国債利回りが低下幅を拡大。債務不安が後退し対ユーロ中心に円売りが続いた。
 ただ、欧州株や時間外のダウ先物が頭の重い展開となったため、円の下値が支えられた。米労働省が18日発表した前週分の新規失業保険申請件数が38万8000件と市場予想平均の36万5000件程度より弱い結果となり、投資家心理がやや悪化すると円が小幅に買い戻された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時20分過ぎに1ドル=79円37銭前後と8月22日以来の高値を更新した。ただ、200日移動平均線が位置する79円39銭前後が上値の目処として意識されたほか、市場では「79円50銭前後まで国内輸出企業からのまとまった売り注文が並んでいる」との指摘があり頭を押さえられた。
・ユーロ円は18時30分過ぎに1ユーロ=104円07銭前後と5月8日以来の高値を付けたが、104円台での滞空時間は短かった。
・ユーロドルは買い一服。16時20分過ぎには1ユーロ=1.30825ドル前後まで下押ししたが、スペインの国債利回り低下を好感した買い戻しが進んだ。18時30分過ぎに1.3129ドル前後まで持ち直した。ただ、前日の高値1.3140ドル前後が戻りの目処となったうえ、弱い米雇用指標を嫌気して時間外のダウ先物や欧州株が頭の重い展開となったため、22時過ぎには1.3091-94ドルまで失速した。明日まで欧州連合(EU)首脳会議が開催されており、一方向に持ち高を傾けにくい面もあった。

フランソワ・オランド[NP     HDP -4.5 CHDP +0.5 RHDP -4.5 CRHDP +0.5]
フランソワ・オランド・オランド・フランス大統領「スペインがよい条件で支援を受けられるように、欧州首脳に対して6月時のコミットメントを追求するよう要請した」

オッリ・レーン[NP     HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
オッリ・レーン・レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)「ギリシャに関する結論が明るいものになると確信している」「トロイカの報告は11月初旬になるだろう」

ジム・フラハティ[NP-3.0 HDP +0.0 CHDP +0.0 RHDP -0.1 CRHDP +0.0]
ジム・フラハティ・フラハティ・カナダ財務相「カナダは世界の経済的課題に対して免疫がない」「カナダは成長見通しを引き下げなければならない可能性」

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