2010年8月12日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては買い先行後、伸び悩み。欧州市場で、欧州株や時間外のダウ先物が大幅に下落し、リスク回避目的で円が買われた流れを引き継いだ。米連邦準備理事会(FRB)が、10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気認識を引き下げたことなどが意識され、ダウ工業株30種平均が200ドルを超す下落で始まると、円は更に買われ上げ幅を広げた。もっとも、対ドルで円売りが膨らんだ影響で、一段の円の上昇には歯止めがかかった。
 一方、ドルに対しては売りに押された。欧州時間に1995年7月以来の高値を付けたが、ニューヨーク時間では米株安を背景に欧州通貨に対してドル買いの勢いが増したため、円売りドル買いが膨らみ、円は押し下げられた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。前日の米国株価の急落や12日前場の日経平均が年初来安値を下回るなど、世界的な株安を背景に投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が拡大し低金利の円が買われた。対豪ドルでは、豪連邦統計局が発表した7月の豪雇用統計で、失業率が5.3%と予想より弱い内容となったことを理由に円買いが進んだ。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。玉木財務官が中曽日銀理事と会談したとの報道に続き、「菅直人首相は仙谷官房長官に電話で、急激な円高について動きが激しいと語った」との報道が伝わった。為替介入への警戒感が高まったとして、円の買い持ちを解消する動きが強まった。市場では「日銀が取引を前提としたレートチェックを行った」との指摘があった。日本時間17時30分より野田財務相が会見を行うことが報じられると、当局の円高けん制に対する警戒感が強まって円売りが加速した。
 もっとも、日銀総裁談話や野田財務相の発言が伝わると、一転買いが優位に。市場関係者からは「政府・日銀による円高阻止のための具体的な対策が示されなかった。これが失望されて円買いにつながった」との声が聞かれた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。アジア・オセアニア市場で、日本の金融当局から為替に関する発言が相次いだ上、「日本時間17時30分から野田財務相が会見を行う」と伝わったため、為替介入への警戒感が広がり円売りが出た流れを引き継いだ。しかし、野田財務相は会見で「為替の過度の変動は経済や金融安定に悪影響」「為替市場の動向を非常に関心を持って見ている」「介入についてはコメント控える」などと述べるにとどまり、具体的な対策は発表しなかった。円売り介入を警戒して円売りを進めた短期筋から円を買い戻す動きが出て値を戻した。時間外のダウ先物が下げ幅を広げると、リスクポジション解消目的の円買いも入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに1ドル=85円80銭前後と本日高値を付けたが、野田財務相の会見内容が伝わると失望売りが出て85円16-19銭前後まで下押しする場面があった。もっとも、ユーロやポンドに対してドルが買い戻されている影響で下値も限られて、21時過ぎに85円63-66銭前後まで戻す場面も見られている。
・ ユーロ円は17時前に1ユーロ=110円89銭前後と日通し高値を付けたものの、ダウ先物の下落を受け21時30分過ぎに109円23銭前後と7月6日以来の安値を付けた。
・ユーロドルは軟調。欧州株が下げに転じたことや、時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大を受けて売りが出た。ユーロドルでは6月ユーロ圏鉱工業生産指数やギリシャの4-6月期国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことも売り材料。ポンドドルは1ポンド=1.5566ドル前後まで下落したほか、ユーロドルは1ユーロ=1.2780ドル前後と7月22日以来の安値まで下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

日本銀行(日銀)関係[NP-7.6 HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.3]
・市場関係者の話として報じたところによると、日銀が外国為替市場でレートチェックを実施したという。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP -0.4]
・総裁談話
 最近の金融資本市場の動きをみると、米国経済の先行き不透明感の高まりなどを背景に、為替市場や株式市場では、大きな変動がみられている。
 日本銀行としては、こうした動きやその国内経済に与える影響について、注意深くみていく。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

ウェイン・スワン[NP+4.8 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.4]
・スワン豪副首相兼財務相「失業率は先進国の中で一番低い」「豪雇用数は力強さを示した」

2010年8月12日のFX要人発言・ニュース

欧州連合(EU)[NP     HDP -0.8 CHDP -0.5 RHDP -0.8 CRHDP -0.5]
欧州連合(EU)・ユーロ圏の当局者が、外国為替市場での円高進行について、「円の上昇は急速すぎており、欧州の回復を脅かす可能性がある」との認識を示したと報じられた。また、「円高抑制への日本政府の介入は、欧州では歓迎されないだろう」、「円高抑制に向けた協調介入は現実的か疑問」などとも述べている。

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
米政府関係・米財務省によると、10年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが2.730%、応札倍率(カバー)が3.04倍となった。

フィッチ・レーティングス[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
フィッチ・レーティングス・格付け会社フィッチは11日、米AIGの長期発行体デフォルト格付(IDR)「BBB」を確認した。見通しは「安定的」とした。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.1 CHDP -0.1 RHDP +1.4 CRHDP -0.2]
連邦準備制度理事会(FRB)・ニューヨーク連銀は11日、8月17日から9月13日にかけて9回のオペを行い、総額で180億ドルの米国債を買い入れる予定であると発表した。初回の8月17日には14年8月-16年7月に償還の国債が買い入れの対象となるほか、8月30日のオペにはインフレ指数連動債(TIPS)を含むという。

バラク・オバマ[NP-4.8 HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米経済が十分に回復するまで依然として長い道のりがある」、「米経済は海外からの輸入に頼り、輸出は十分でなかった」

米政府関係[NP     HDP -1.2 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
米政府関係・ギブス米大統領報道官は11日、「米国は、世界の他の地域で始まっている可能性のある景気減速に免疫があるわけではない」との認識を示した上で、「我々は世界の動向にしっかりと注視する」と述べた。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・シスコシステムズは11日、5-7月期決算を発表した。調整後の1株利益は0.43ドルで市場予想平均の0.42ドルを若干上回った。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・11日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては買い先行後、伸び悩み。欧州市場で、欧州株や時間外のダウ先物が大幅に下落し、リスク回避目的で円が買われた流れを引き継いだ。米連邦準備理事会(FRB)が、10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気認識を引き下げたことなどが意識され、ダウ工業株30種平均が200ドルを超す下落で始まると、円は更に買われ上げ幅を広げた。もっとも、対ドルで円売りが膨らんだ影響で、一段の円の上昇には歯止めがかかった。
 一方、ドルに対しては売りに押された。欧州時間に1995年7月以来の高値を付けたが、ニューヨーク時間では米株安を背景に欧州通貨に対してドル買いの勢いが増したため、円売りドル買いが膨らみ、円は押し下げられた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・新発10年物国債利回りは低下。一時2003年8月以来の低水準となる0.985%を付けた。

世界の政策金利関係[NP     HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
世界の政策金利関係・韓国中央銀行は12日、政策金利を現行の2.25%に据え置くことを決めたと発表した。

日本政府関係[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
日本政府関係・日経英語ニュースが報じたところによると、玉木財務官が市場について協議するため、日銀関係者と会談する予定だという。

日本政府関係[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
日本政府関係・玉木林太郎財務官「内外の金融情勢について日銀の中曽理事と意見交換した」

日本政府関係[NP     HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
日本政府関係・玉木林太郎財務官「(中曽日銀理事と)金融政策の話はしていない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。前日の米国株価の急落や12日前場の日経平均が年初来安値を下回るなど、世界的な株安を背景に投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が拡大し低金利の円が買われた。対豪ドルでは、豪連邦統計局が発表した7月の豪雇用統計で、失業率が5.3%と予想より弱い内容となったことを理由に円買いが進んだ。

菅直人[NP-4.4 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
菅直人・菅直人首相(仙谷官房長官に語る)「(急激な円高について)動きが激しい」

日本政府関係[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -0.9 CRHDP +0.1]
日本政府関係・津村内閣府政務官「(消費者態度指数について)円高への懸念も現れている」

日本政府関係[NP-4.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP -0.1]
日本政府関係・津村内閣府政務官「短期的な円高への対応は限られるが、実態以上の円高には何らかの政策対応の努力も必要となる」

ウェイン・スワン[NP+4.8 HDP +0.2 CHDP +0.0 RHDP +0.6 CRHDP +0.4]
ウェイン・スワン・スワン豪副首相兼財務相「失業率は先進国の中で一番低い」「豪雇用数は力強さを示した」

日本銀行(日銀)関係[NP-7.6 HDP -1.0 CHDP -0.1 RHDP -0.9 CRHDP +0.3]
日本銀行(日銀)関係・市場関係者の話として報じたところによると、日銀が外国為替市場でレートチェックを実施したという。

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-2.0 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.7 CRHDP -0.1]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)月報「現在の政策金利の水準は適切」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP+3.6 HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP -0.2]
欧州中央銀行(ECB)関係・欧州中央銀行(ECB)月報「景気は予想より速く回復する可能性」

白川方明[NP     HDP -0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
白川方明・白川方明日銀総裁(日銀が総裁談話として発表)「為替や株式は大きく変動しており、こうした動きや経済に与える影響を注意深くみていく」

野田佳彦[NP     HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「為替の過度の変動は経済や金融安定に悪影響」「為替市場の動向を非常に関心を持って見ている」

野田佳彦[NP     HDP -2.4 CHDP -0.1 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
野田佳彦・野田佳彦財務相「介入についてはコメント控える」「総理・官房長官と適宜相談する」「G7での電話会談は現時点では考えず」

日本銀行(日銀)関係[NP-5.4 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP -0.4]
日本銀行(日銀)関係・総裁談話
 最近の金融資本市場の動きをみると、米国経済の先行き不透明感の高まりなどを背景に、為替市場や株式市場では、大きな変動がみられている。
 日本銀行としては、こうした動きやその国内経済に与える影響について、注意深くみていく。

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.4 CRHDP -0.1]
日本銀行(日銀)関係・中曽・日銀理事「日銀の政策は8月10日の会合から変わっていない」「マーケットの過度な変動が景気に悪影響を与えているのは各国の共通認識」

日本銀行(日銀)関係[NP-6.2 HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・中曽・日銀理事「モニタリングの一環として為替相場をチェックした」

日本銀行(日銀)関係[NP     HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP -0.2]
日本銀行(日銀)関係・中曽・日銀理事「総裁談話は口先介入を意味しているわけではない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。玉木財務官が中曽日銀理事と会談したとの報道に続き、「菅直人首相は仙谷官房長官に電話で、急激な円高について動きが激しいと語った」との報道が伝わった。為替介入への警戒感が高まったとして、円の買い持ちを解消する動きが強まった。市場では「日銀が取引を前提としたレートチェックを行った」との指摘があった。日本時間17時30分より野田財務相が会見を行うことが報じられると、当局の円高けん制に対する警戒感が強まって円売りが加速した。
 もっとも、日銀総裁談話や野田財務相の発言が伝わると、一転買いが優位に。市場関係者からは「政府・日銀による円高阻止のための具体的な対策が示されなかった。これが失望されて円買いにつながった」との声が聞かれた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・トルコ政府は11日、2011年度の予算案で対GDP比での財政赤字制限などを適用しない考えを明らかにし、事実上の財政改革延期の意向を示した。大手格付け会社が、トルコの財政改革を同国信用格付けの引き上げ条件としていることもあり、トルコ株式やリラへの売り圧力が高まっている。市場関係者からは、「政府が財政改革を遅らせる目的は、来年の総選挙の前に公的歳出を拡大することである」との声が聞かれている。

会社・企業関係[NP     HDP -3.5 CHDP -3.5 RHDP -3.5 CRHDP -3.5]
会社・企業関係・ゼネラル・モーターズ(GM)は12日、4-6月期の決算を発表した。1株利益が2.55ドルとなった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・12日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻し。アジア・オセアニア市場で、日本の金融当局から為替に関する発言が相次いだ上、「日本時間17時30分から野田財務相が会見を行う」と伝わったため、為替介入への警戒感が広がり円売りが出た流れを引き継いだ。しかし、野田財務相は会見で「為替の過度の変動は経済や金融安定に悪影響」「為替市場の動向を非常に関心を持って見ている」「介入についてはコメント控える」などと述べるにとどまり、具体的な対策は発表しなかった。円売り介入を警戒して円売りを進めた短期筋から円を買い戻す動きが出て値を戻した。時間外のダウ先物が下げ幅を広げると、リスクポジション解消目的の円買いも入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに1ドル=85円80銭前後と本日高値を付けたが、野田財務相の会見内容が伝わると失望売りが出て85円16-19銭前後まで下押しする場面があった。もっとも、ユーロやポンドに対してドルが買い戻されている影響で下値も限られて、21時過ぎに85円63-66銭前後まで戻す場面も見られている。
・ ユーロ円は17時前に1ユーロ=110円89銭前後と日通し高値を付けたものの、ダウ先物の下落を受け21時30分過ぎに109円23銭前後と7月6日以来の安値を付けた。
・ユーロドルは軟調。欧州株が下げに転じたことや、時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大を受けて売りが出た。ユーロドルでは6月ユーロ圏鉱工業生産指数やギリシャの4-6月期国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことも売り材料。ポンドドルは1ポンド=1.5566ドル前後まで下落したほか、ユーロドルは1ユーロ=1.2780ドル前後と7月22日以来の安値まで下げた。

ニュース[NP     HDP -1.8 CHDP -1.2 RHDP -1.8 CRHDP -1.2]
ニュース・企業や政府の信用リスクが取引対象となるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、アイルランドに対する保証コストが上昇。信用情報会社CMAデータビジョン(ロンドン)によると、アイルランドのソブリンCDS5年物スプレッドは286bpと17ヶ月ぶりの高水準を付けた。

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