2012年5月9日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「少数政権を容認する用意がある」「われわれは再選挙を望まない」
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首はギリシャのユーロ圏加盟を保証しなかった」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首との会談は実質的なものになるだろう」「ギリシャはユーロ圏にとどまるべき」
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.3]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は9日、金融安定リポートで「物価がさらに下落しても、NZドルは高い水準を維持する可能性」「商品価格の下落は輸出企業の重しになるだろう」「豪州と中国で景気減速の兆しがみられる」との見解を示した。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は9日、「最近のNZドルの下落は商品相場の下落や弱い経済指標、欧州情勢などを受けたもの」との見解を示した。
ジュリア・ギラード[NP-4.8 HDP +0.3 CHDP -0.3 RHDP +0.3 CRHDP -0.3]
・ギラード豪首相「豪州経済は成長トレンドに回帰しつつある」「非常に高い豪ドルが製造業に圧力を与えている」「豪ドルは安全通貨として見られている」
スペイン政府関係[NP HDP -3.7 CHDP -0.4 RHDP -3.7 CRHDP -0.4]
・スペインは不動産融資引き上げを現在の7%から30%前後に引き上げることを11日の閣議で決定する予定であると報じた。
世界の政策金利関係[NP HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
・ポーランド中央銀行は9日、政策金利を4.50%から4.75%に引き上げることを決めたと発表した。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・AFP通信は9日、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の報道官の話として「ギリシャは10日に52億ユーロの融資を受ける」と報じた。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP-5.8 HDP -0.8 CHDP -0.2 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「ギリシャの債務期限に対するリスクが高まれば『壊滅的な不透明感』が生じる可能性」「ギリシャ救済条件の見直しを拒否」「ギリシャにユーロ残留を強制することはできない」
ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「追加金融緩和は必要ない」「向こう6-9カ月で金融緩和解除の検討に着手すべき」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)筋の話として「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)がギリシャ向け融資52億ユーロについて9日中に決定し、支払われる可能性の方が高い」と伝えた。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.3]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は9日、金融安定リポートで「物価がさらに下落しても、NZドルは高い水準を維持する可能性」「商品価格の下落は輸出企業の重しになるだろう」「豪州と中国で景気減速の兆しがみられる」との見解を示した。
2012年5月9日のFX要人発言・ニュース
ジェフリー・ラッカー[NP-4.0 HDP +2.1 CHDP +0.0 RHDP +2.6 CRHDP +0.1]
・ラッカー米リッチモンド連銀総裁「米国の失業率は非常に高い水準にある」
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP +0.2]
・米連邦準備理事会(FRB)は8日、ニューヨーク連銀を通じて2018年5月-19年4月に償還を迎える米国債47億3300万ドルを購入したと発表した。
ヨルグ・アスムッセン[NP HDP -1.8 CHDP -0.2 RHDP -1.8 CRHDP -0.2]
・アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事「ギリシャは救済プログラムを遵守しユーロ圏にとどまるべき」
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「少数政権を容認する用意がある」「われわれは再選挙を望まない」
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首はギリシャのユーロ圏加盟を保証しなかった」
米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.2]
・米財務省によると、3年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが0.362%、応札倍率(カバー)が3.65倍となった。
国際通貨基金(IMF)[NP+3.0 HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -3.6 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)は8日、「ドイツはユーロ危機や世界経済、原油などのリスクに直面している」「ドイツは2012年後半に潜在成長率に迫る成長を見せるだろう」との見解を示した。
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首との会談は実質的なものになるだろう」「ギリシャはユーロ圏にとどまるべき」
エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -2.6 CHDP -0.2 RHDP -2.6 CRHDP -0.2]
・ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首「挙国一致内閣こそが唯一の解決策となる」
リチャード・フィッシャー[NP+2.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.9 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「出口戦略を支持する準備はできていない、まずは緩和策の停止が必要」
リチャード・フィッシャー[NP+3.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.8 CRHDP -0.1]
・フィッシャー・米ダラス連銀総裁「金融緩和がさらに経済を支えることはないだろう」
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
・ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領「ユーロ圏とユーロは未だに試されている」
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -3.6 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)は8日、スイスについてのリポートで「スイス経済が回復しインフレが上昇した場合は、スイスフランの上限設定を終了するべき」との見解を示した。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.3]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は9日、金融安定リポートで「物価がさらに下落しても、NZドルは高い水準を維持する可能性」「商品価格の下落は輸出企業の重しになるだろう」「豪州と中国で景気減速の兆しがみられる」との見解を示した。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)関係[NP-3.0 HDP -0.7 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.0]
・ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)は9日、「最近のNZドルの下落は商品相場の下落や弱い経済指標、欧州情勢などを受けたもの」との見解を示した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行も、一巡後は戻り売りに押される展開。ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首が「ギリシャ救済条件の誓約は、選挙後は無効」「債務のモラトリアム(支払猶予)を求める」などと発言したことを受けて、ギリシャ債務問題に対する先行き不透明感が台頭。欧米株式相場が下げ幅を拡大したこともあって、リスクオフの動きを強めた投資家からの円買い外貨売りの動きが広がった。
ただ、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる動きに。ギリシャ新民主主義党(ND)のサマラス党首は「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首はギリシャのユーロ圏加盟を保証しなかった」として、連立政権の条件に欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)との合意破棄を求めたツィプラス党首の要求を拒否。「少数政権を容認する用意がある」「われわれは再選挙を望まない」などと発言するなど、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)や他の少数政党との連立政権樹立を目指す姿勢を示した。サマラス党首の発言を受けて、ギリシャ債務問題への不透明感が緩和。さらに、ベニゼロスPASOK党首が「挙国一致内閣こそが唯一の解決策となる」と発言したこともあって、連立政権交渉が進展するとの期待が高まったため、対ユーロでは円が戻り売りに押された。
また、他の通貨に対しても円は次第に売りが優勢に。ギリシャ情勢の改善期待を手掛かりに一時200ドル近い下げとなっていたダウ平均が下げ幅を縮めると、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが幅広い通貨に対して出た。
ジュリア・ギラード[NP HDP +0.6 CHDP +0.2 RHDP +0.6 CRHDP +0.2]
・ギラード豪首相「予算が黒字に戻る適切な時期だ」「予算はRBAに金利に関する最大の余地を与える」
ジュリア・ギラード[NP-4.8 HDP +0.3 CHDP -0.3 RHDP +0.3 CRHDP -0.3]
・ギラード豪首相「豪州経済は成長トレンドに回帰しつつある」「非常に高い豪ドルが製造業に圧力を与えている」「豪ドルは安全通貨として見られている」
ウェイン・スワン[NP-4.0 HDP +0.1 CHDP +0.0 RHDP -0.7 CRHDP -0.1]
・スワン豪副首相兼財務相「金融政策は短期的な需要に焦点を合わせることが可能」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。ギリシャの政治情勢や債務問題の先行き不透明感が高まったことを背景に、アジア株や時間外の米株価指数先物が下落しており、マネーのリスク許容度が低下し円買い外貨買いが続いた。豪ドルに対してはギラード豪首相が9日午前に豪ドル高に懸念を示したことなどを背景に円買いが膨らみ、円全体の支えとなった。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪を巡り、指定弁護士が民主党元代表小沢一郎氏を控訴することを決めたと、NHKが報じた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.5 CHDP +0.1 RHDP -3.6 CRHDP +0.1]
・国際通貨基金(IMF)の石井詳悟アジア太平洋地域事務所長は9日、「原油価格の高騰で2年後の日本のGDPは1.6%損失する可能性もある」などの認識を示したと伝えられた。
スペイン政府関係[NP HDP -3.7 CHDP -0.4 RHDP -3.7 CRHDP -0.4]
・スペインは不動産融資引き上げを現在の7%から30%前後に引き上げることを11日の閣議で決定する予定であると報じた。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行及び国際通貨基金)は5月のギリシャ訪問を中止すると一部ドイツ紙の話として報じられた。
スペイン政府関係[NP HDP -3.7 CHDP -0.4 RHDP -3.7 CRHDP -0.4]
・9日の欧州債券市場ではスペインの10年債利回りが上昇。一時6.03%まで上昇した。
ヘルマン・ファンロンパイ[NP HDP -0.2 CHDP -0.2 RHDP -0.2 CRHDP -0.2]
・ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領「スペインは支援を求めていない」「スペインは銀行部門の改革が必要」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。後場の日経平均株価が一時9000円割れを試す動きを見せたことを背景に、リスクポジション解消目的で円買い外貨売りが入ったが、株が下げ止まると徐々に円買い圧力は後退し上値を切り下げた。9日の欧州株が一時しっかりとした展開となったことも円相場の重しとなった。
日本銀行(日銀)関係[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.8 CRHDP +0.0]
・日銀は9日、指数連動型上場投資信託受益権(ETF)を397億円買い入れたと発表した。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・東京電力は総合特別事業計画のなかで政府が公的資本注入により議決権比率の2分の1を取得することを明らかにした。議決権比率は3分の2まで引き上げ可能であるという。
日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP +0.0]
・前原誠司・民主党政調会長「デフレ脱却や日本経済好転には日銀の役割が引き続き大きい」「日銀法改正はいま具体的なテーマとして想定していない」「今は物価目標達成への努力を見極め、日銀の本気度を試す時期にある」「日銀にデフレ脱却の全ての責任を負わせるのは酷」
アントニス・サマラス[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・ギリシャ新民主主義党のサマラス党首「ギリシャがユーロ圏内にあることにコミット」
世界の政策金利関係[NP HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
・ポーランド中央銀行は9日、政策金利を4.50%から4.75%に引き上げることを決めたと発表した。
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・メルケルドイツ首相「ユーロ圏の国々は合意済みのプログラムやルールを遵守すべき」
アンゲラ・メルケル[NP HDP -1.0 CHDP +0.0 RHDP -1.3 CRHDP +0.3]
・メルケルドイツ首相「経済成長と緊縮財政との間に衝突はない」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・AFP通信は9日、レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の報道官の話として「ギリシャは10日に52億ユーロの融資を受ける」と報じた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は堅調。債務不安の再燃で9日の欧州株が軟調なことから、リスクオフの動きが強まり円買い外貨売りが優勢となった(参照:FX初心者のためのリスクオン・リスクオフの違い)。なお、スペイン株価指数の下げ幅は3.5%を超えたほか、イタリア株価指数は2%超下落している。
米10年債利回りが時間外取引で、節目の1.80%を割り込み一時1.79%と1月31日以来の水準まで低下。日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが進んだ面もある。
【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに一時2月20日以来の安値となる1ドル=79円43銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は22時過ぎに一時1ユーロ=102円89銭前後と2月16日以来の安値を付けた。
・ユーロドルはギリシャの政局混迷で欧州債務問題の先行き不透明感が一段と高まるなか、財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが上昇。投資家がリスク・オフの動きを強めユーロ売りドル買いが膨らんだ。オプションのバリアが観測されていた1ユーロ=1.2950ドルを下抜けると目先のストップロスを誘発し、一時1.2930ドル前後と1月23日以来の安値を更新した。
ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.6 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.1]
・ショイブレ独財務相「ギリシャは安定した政権と誓約の遵守が必要」「ドイツとフランスは緊密な関係を維持するだろう」
スペイン政府関係[NP HDP -3.7 CHDP -0.4 RHDP -3.7 CRHDP -0.4]
・複数のメディアが報じたところによると、スペインは市場の引け後に銀行大手バンキアを一部国有化するようだ。
マリアーノ・ラホイ[NP HDP -6.1 CHDP +0.5 RHDP -6.1 CRHDP +0.5]
・ラホイ・スペイン首相「ユーロ圏諸国は緊縮策と成長を強化するべき」
マリアーノ・ラホイ[NP HDP -6.1 CHDP +0.5 RHDP -6.1 CRHDP +0.5]
・ラホイ・スペイン首相「11日に銀行に関する決定を採用する予定」「バンキアの今後についてはコメントしない」
ヴォルフガング・ショイブレ[NP-5.8 HDP -0.8 CHDP -0.2 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「ギリシャの債務期限に対するリスクが高まれば『壊滅的な不透明感』が生じる可能性」「ギリシャ救済条件の見直しを拒否」「ギリシャにユーロ残留を強制することはできない」
ナラヤナ・コチャラコタ[NP+4.8 HDP +0.5 CHDP +0.0 RHDP +0.9 CRHDP +0.0]
・コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁「追加金融緩和は必要ない」「向こう6-9カ月で金融緩和解除の検討に着手すべき」
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP -0.1 RHDP -2.9 CRHDP -0.3]
・欧州連合(EU)筋の話として「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)がギリシャ向け融資52億ユーロについて9日中に決定し、支払われる可能性の方が高い」と伝えた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行も、一巡後は戻り売りに押される展開。ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首が「ギリシャ救済条件の誓約は、選挙後は無効」「債務のモラトリアム(支払猶予)を求める」などと発言したことを受けて、ギリシャ債務問題に対する先行き不透明感が台頭。欧米株式相場が下げ幅を拡大したこともあって、リスクオフの動きを強めた投資家からの円買い外貨売りの動きが広がった。
ただ、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる動きに。ギリシャ新民主主義党(ND)のサマラス党首は「ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首はギリシャのユーロ圏加盟を保証しなかった」として、連立政権の条件に欧州連合(EU)国際通貨基金(IMF)との合意破棄を求めたツィプラス党首の要求を拒否。「少数政権を容認する用意がある」「われわれは再選挙を望まない」などと発言するなど、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)や他の少数政党との連立政権樹立を目指す姿勢を示した。サマラス党首の発言を受けて、ギリシャ債務問題への不透明感が緩和。さらに、ベニゼロスPASOK党首が「挙国一致内閣こそが唯一の解決策となる」と発言したこともあって、連立政権交渉が進展するとの期待が高まったため、対ユーロでは円が戻り売りに押された。
また、他の通貨に対しても円は次第に売りが優勢に。ギリシャ情勢の改善期待を手掛かりに一時200ドル近い下げとなっていたダウ平均が下げ幅を縮めると、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが幅広い通貨に対して出た。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。ギリシャの政治情勢や債務問題の先行き不透明感が高まったことを背景に、アジア株や時間外の米株価指数先物が下落しており、マネーのリスク許容度が低下し円買い外貨買いが続いた。豪ドルに対してはギラード豪首相が9日午前に豪ドル高に懸念を示したことなどを背景に円買いが膨らみ、円全体の支えとなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。後場の日経平均株価が一時9000円割れを試す動きを見せたことを背景に、リスクポジション解消目的で円買い外貨売りが入ったが、株が下げ止まると徐々に円買い圧力は後退し上値を切り下げた。9日の欧州株が一時しっかりとした展開となったことも円相場の重しとなった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は堅調。債務不安の再燃で9日の欧州株が軟調なことから、リスクオフの動きが強まり円買い外貨売りが優勢となった(参照:FX初心者のためのリスクオン・リスクオフの違い)。なお、スペイン株価指数の下げ幅は3.5%を超えたほか、イタリア株価指数は2%超下落している。
米10年債利回りが時間外取引で、節目の1.80%を割り込み一時1.79%と1月31日以来の水準まで低下。日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが進んだ面もある。
【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに一時2月20日以来の安値となる1ドル=79円43銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は22時過ぎに一時1ユーロ=102円89銭前後と2月16日以来の安値を付けた。
・ユーロドルはギリシャの政局混迷で欧州債務問題の先行き不透明感が一段と高まるなか、財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが上昇。投資家がリスク・オフの動きを強めユーロ売りドル買いが膨らんだ。オプションのバリアが観測されていた1ユーロ=1.2950ドルを下抜けると目先のストップロスを誘発し、一時1.2930ドル前後と1月23日以来の安値を更新した。