2012年6月2日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は荒い値動き。米労働省が発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比6万9000人増と市場予想平均の前月比15万人増より弱く、前月分は11万5000人増から7万7000人増に下方修正されたほか、失業率も8.2%と市場予想平均の8.1%より弱かったことで、米労働市場の改善期待がはく落し、対ドルで円は買いが先行した。また、景気減速懸念で欧州株式相場や時間外の米株価指数先物も大幅安となったため、対ドルでの円買いは他の通貨に対しても波及。全般に円買いが優勢となった。
 ただ、買い一巡後は一転して売りが優勢に。日本政府高官による円高けん制発言がアジア時間から伝わっていたこともあり、政府日銀による円売り介入への警戒感が高まる中で、まとまった円売りドル買いが持ち込まれると、急ピッチで円は売りに押された。もっとも、「日本の財務省は円の動きに関してコメントを控えた」と一部通信社が報じたほか、市場参加者からは「一部で介入の噂はあったものの、介入が実際に行われている兆候はなかった」との指摘もあり、介入警戒感を意識した円売りも長続きはしなかった。ダウ平均が終始軟調に推移したことも円相場の下支え要因となったようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米10年債利回りが過去最低水準まで低下した影響から売りが進み、1ドル=78円ちょうど前後に観測されていたバリアオプションを突破。21時30分過ぎに77円66銭前後と2月14日以来の安値をつけたが、その後は介入の噂などを背景に78円72銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=95円59銭前後と2000年11月30日以来の水準まで値を下げたが、その後はドル円の上昇につれて買い戻しが進み、22時30分過ぎには97円51銭前後まで値を上げるなど荒い値動きとなった。
・ユーロドルは持ち直し。米雇用統計の発表後にはリスク回避の売りに押されて1ユーロ=1.2288ドル前後と2010年7月1日以来の安値をつけた。ただ、売り一巡後は米連邦準備理事会(FRB)が追加金融緩和に踏み切るとの見方が台頭したことで全般にドル売りが進んだ影響から、1.2473ドル前後まで急伸した。イタリアとスペインの10年物国債利回りが急低下したと同時に、市場で「欧州中央銀行(ECB)がSMPによる国債買入を行っている」との噂が広がったこともユーロ買いを後押ししたようだ。なお、引け前には米格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティングスがイタリアの格付けを「BB」から「B+」に引き下げたと伝わったが、目立った反応は見られなかった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

バラク・オバマ[NP-5.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
・オバマ米大統領「米景気は我々が望むような雇用を生み出す速度で成長していない」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

日本政府関係[NP-5.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
・中尾武彦財務官「日本が介入をしたかどうかについてコメントを控える」

2012年6月2日のFX要人発言・ニュース

日本政府関係[NP-5.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
日本政府関係・中尾武彦財務官「日本が介入をしたかどうかについてコメントを控える」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP     HDP -0.8 CHDP -0.2 RHDP -0.8 CRHDP -0.2]
ヴォルフガング・ショイブレ・ショイブレ独財務相「アイルランドの財政協定可決を歓迎」「ユーロ圏にとって良い兆候といえる」

連邦準備制度理事会(FRB)[NP     HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP +0.2]
連邦準備制度理事会(FRB)・米連邦準備理事会(FRB)は1日、ニューヨーク連銀を通じて2012年9月-13年4月に償還を迎える米国債86億2000万ドルを売却したと発表した。

バラク・オバマ[NP-5.0 HDP -1.8 CHDP +0.0 RHDP -3.2 CRHDP +0.0]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「米景気は我々が望むような雇用を生み出す速度で成長していない」

ブノワ・クーレ[NP     HDP +0.0 CHDP +0.4 RHDP +0.0 CRHDP +0.4]
ブノワ・クーレ・クーレ欧州中央銀行(ECB)理事「銀行は、欧州救済基金への直接のアクセスが容認されなければならない」

ニュース[NP     HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
ニュース・米格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティングスは1日、イタリアの格付けを「BB」から「B+」に引き下げたと発表した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・1日のニューヨーク外国為替市場で円は荒い値動き。米労働省が発表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比6万9000人増と市場予想平均の前月比15万人増より弱く、前月分は11万5000人増から7万7000人増に下方修正されたほか、失業率も8.2%と市場予想平均の8.1%より弱かったことで、米労働市場の改善期待がはく落し、対ドルで円は買いが先行した。また、景気減速懸念で欧州株式相場や時間外の米株価指数先物も大幅安となったため、対ドルでの円買いは他の通貨に対しても波及。全般に円買いが優勢となった。
 ただ、買い一巡後は一転して売りが優勢に。日本政府高官による円高けん制発言がアジア時間から伝わっていたこともあり、政府日銀による円売り介入への警戒感が高まる中で、まとまった円売りドル買いが持ち込まれると、急ピッチで円は売りに押された。もっとも、「日本の財務省は円の動きに関してコメントを控えた」と一部通信社が報じたほか、市場参加者からは「一部で介入の噂はあったものの、介入が実際に行われている兆候はなかった」との指摘もあり、介入警戒感を意識した円売りも長続きはしなかった。ダウ平均が終始軟調に推移したことも円相場の下支え要因となったようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米10年債利回りが過去最低水準まで低下した影響から売りが進み、1ドル=78円ちょうど前後に観測されていたバリアオプションを突破。21時30分過ぎに77円66銭前後と2月14日以来の安値をつけたが、その後は介入の噂などを背景に78円72銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=95円59銭前後と2000年11月30日以来の水準まで値を下げたが、その後はドル円の上昇につれて買い戻しが進み、22時30分過ぎには97円51銭前後まで値を上げるなど荒い値動きとなった。
・ユーロドルは持ち直し。米雇用統計の発表後にはリスク回避の売りに押されて1ユーロ=1.2288ドル前後と2010年7月1日以来の安値をつけた。ただ、売り一巡後は米連邦準備理事会(FRB)が追加金融緩和に踏み切るとの見方が台頭したことで全般にドル売りが進んだ影響から、1.2473ドル前後まで急伸した。イタリアとスペインの10年物国債利回りが急低下したと同時に、市場で「欧州中央銀行(ECB)がSMPによる国債買入を行っている」との噂が広がったこともユーロ買いを後押ししたようだ。なお、引け前には米格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティングスがイタリアの格付けを「BB」から「B+」に引き下げたと伝わったが、目立った反応は見られなかった。

[ Previous / Next ]

FX相場に関係する主な重要人物

ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング

重要人物・その他の発言・ニュース