2012年8月7日の相場概要
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じたところによると、シリアのヒジャブ首相はアサド政権から離反し、家族と共にヨルダンに出国した。首相の報道担当は同日「革命に参加する」との声明を同局を通じて読み上げた。これまでで最高位の政権要人の離反となり、市場では「今後、アサド大統領を見限る動きが政権内部でも加速するのは確実で、新たな打撃となりそうだ」との指摘があった。
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP -0.1]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「一段の金融緩和は効果がなく誤りになる可能性がある」「一段の金融緩和はFRBが政治的に屈しやすいという間違った印象を与える恐れがある」
リチャード・フィッシャー[NP-4.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP +0.0]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「米国の経済は弱く雇用の成長は十分ではない」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-2.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP +0.2]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフレが目標と一致する見通しで、成長はトレンドに近い一方、海外の見通しが数カ月前よりも弱まっており、金融政策のスタンスは適切なままである」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「これまでの一連の決定で、金融政策は2011年の大部分の期間よりも緩和的になっている」「借り入れ金利は中期的な平均を若干下回る水準に低下した」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「世界経済見通しがより弱くなり、交易条件が低下したにもかかわらず豪ドルは依然として高水準」
ジョン・キー[NP-4.8 HDP -3.4 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.2]
・キー・ニュージーランド(NZ)首相「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」「通貨高が中銀への圧力を緩和し選択肢を与えた」
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP +0.6 RHDP -4.1 CRHDP +0.6]
・政府筋の話として「ギリシャは20日に満期を迎える政府債32億ユーロを支払うため、10日に追加の政府証券(Tビル)発行を発表する」と伝えた。
エリック・ローゼングレン[NP-5.6 HDP -3.2 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「米経済は足踏みしているだけ」「米経済は今年後半に大きく改善すると予想できない」「米経済見通しは追加量的緩和の必要性を示唆」
エリック・ローゼングレン[NP-5.8 HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「量的緩和は資産価格を押し上げる傾向にある」
イタリア政府関係[NP HDP -4.6 CHDP -0.2 RHDP -4.6 CRHDP -0.2]
・イタリア下院は歳出見直し措置を最終承認した。
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「世界経済見通しがより弱くなり、交易条件が低下したにもかかわらず豪ドルは依然として高水準」
2012年8月7日のFX要人発言・ニュース
連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.5 CHDP +0.0 RHDP -1.0 CRHDP +0.1]
・米連邦準備理事会(FRB)は6日、ニューヨーク連銀を通じて2020年8月-22年5月に償還を迎える米国債46億4600万ドルを購入したと発表した。
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じたところによると、シリアのヒジャブ首相はアサド政権から離反し、家族と共にヨルダンに出国した。首相の報道担当は同日「革命に参加する」との声明を同局を通じて読み上げた。これまでで最高位の政権要人の離反となり、市場では「今後、アサド大統領を見限る動きが政権内部でも加速するのは確実で、新たな打撃となりそうだ」との指摘があった。
日本銀行(日銀)関係[NP+3.0 HDP -2.2 CHDP +0.0 RHDP -3.3 CRHDP -0.1]
・日経新聞が報じたところによると、日銀は8-9日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持する方針だ。「東日本大震災からの復興など国内の需要が堅調で、日本経済は緩やかに持ち直しつつあるとみている」という。金融政策は資産買い入れ基金を通じた資金供給の残高を「来年6月末までに70兆円」との目標達成に向けて着実に積み上げ緩和を進める。今回は追加緩和を見送る公算が大きい模様。
スペイン政府関係[NP HDP -4.6 CHDP -0.5 RHDP -4.6 CRHDP -0.5]
・スペイン首相府の発表として「ラホイ・スペイン首相がオバマ米大統領と経済や市場について30分協議した」と伝えた。
国際通貨基金(IMF)[NP HDP -2.0 CHDP -0.1 RHDP -3.3 CRHDP +0.0]
・米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)は6日、「国際通貨基金(IMF)は対ギリシャ向け支援についてより柔軟な条件を促進している」と報じた。ギリシャ向け融資の金利をさらに低くすることやECBがヘアカットを受け入れることなどが挙げられているという。
アルド・ハンソン[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁「ECBやEFSF、政府はともに行動する」「ECBの国債購入は十分かつ持続可能なものになる」「ECBは伝統的な中銀銀行業務に沿って短期証券を購入する」
米政府関係[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -1.6 CRHDP +0.0]
・米ホワイトハウス「オバマ米大統領はラホイ・スペイン首相と電話会談し、スペインの困難な状況をサポートすると表明」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小高い。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで、対ポンドやユーロなどでドル売りが強まり、つれる形で円高・ドル安が進んだ。米10年債利回りが低下幅を拡大し、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りも入った。ただ、その後の米10年債利回りが低下幅を縮小したため、円の上値も限られた。
また、円はその他の通貨に対してもみ合い。新規の取引材料に乏しかったうえ、市場では「すでに夏季休暇に入った投資家が多く、商いが薄れている」との声があり、目立った取引は見られなかった。また、ロンドンフィキシングに絡んで、欧州資源国通貨が円とドルに対して同時に買われたため、方向感が定まらなかった。
リチャード・フィッシャー[NP+4.8 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP -0.1]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「一段の金融緩和は効果がなく誤りになる可能性がある」「一段の金融緩和はFRBが政治的に屈しやすいという間違った印象を与える恐れがある」
リチャード・フィッシャー[NP-4.0 HDP +1.8 CHDP +0.0 RHDP +3.2 CRHDP +0.0]
・フィッシャー米ダラス連銀総裁「米国の経済は弱く雇用の成長は十分ではない」
安住淳[NP HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.2]
・安住淳財務相「2012年度末まで円高緊急ファシリティーを延長」
安住淳[NP HDP -3.8 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP -0.2]
・安住淳財務相「一体改革関連法案が成立しなければ、日本の財政への信頼が揺らぎかねない」「財政再建への日本の意欲が示せなければ、日本にとって大変なリスク」
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・東京証券取引所は7日、システム障害でデリバティブ取引を停止したと発表した。
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・東京証券取引所は、システム障害で停止していたデリバティブ取引を10時55分から再開すると発表した。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経新聞が7日、「日銀は8-9日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持し今回は追加緩和を見送る公算が大きい」と報じたため、日銀の追加金融緩和への期待が後退し円買いが先行した。
しかし、安く寄り付いた日本株が持ち直し上げ幅を拡大すると投資家のリスク志向が改善し徐々に円売りが広がった。市場参加者からは「国内機関投資家から円売りユーロ買いが出た」「海外勢から円売りドル買いが出た」などの声が聞かれた。
世界の政策金利関係[NP HDP -3.8 CHDP -1.8 RHDP -3.8 CRHDP -1.8]
・オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は7日、政策金利を現行の3.50%に据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-2.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.6 CRHDP +0.2]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「インフレが目標と一致する見通しで、成長はトレンドに近い一方、海外の見通しが数カ月前よりも弱まっており、金融政策のスタンスは適切なままである」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+2.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.5 CRHDP +0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「これまでの一連の決定で、金融政策は2011年の大部分の期間よりも緩和的になっている」「借り入れ金利は中期的な平均を若干下回る水準に低下した」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP-5.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.2 CRHDP +0.3]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「世界経済見通しがより弱くなり、交易条件が低下したにもかかわらず豪ドルは依然として高水準」
オーストラリア準備銀行(RBA)関係[NP+3.0 HDP +1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP -0.1]
・オーストラリア準備銀行(RBA)声明「これまでの金融緩和の影響を完全に判断するのは時期尚早だ」「住宅価格はここ数ヶ月で若干しっかりとしている」
ムーディーズ[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社ムーディーズのバーン氏は7日、「日本の消費増税が成立しなければ格付けにマイナス」「消費増税は日本の赤字削減に必要だが十分ではない」との見解を示したと伝えられた。
ジョン・キー[NP-4.8 HDP -3.4 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.2]
・キー・ニュージーランド(NZ)首相「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」「通貨高が中銀への圧力を緩和し選択肢を与えた」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが強まった。後場の日経平均株価が上げ幅を拡大し8800円台を回復したものの、特に反応は見られなかった。しかし、欧州勢参入後は、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりに円売りが強まった。スペイン、イタリアの10年債利回りが低下したことも投資家心理の改善につながり、円売りを誘った面がある。
なお、キー・ニュージーランド(NZ)首相が「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」と発言したことを受けて円買いNZドル売りが強まる場面があった。ただ、株高を背景に主要通貨に対して円売りが出たため上値は重かった。
日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -3.6 CRHDP +0.0]
・国民の生活が第一やみんなの党など参議院野党7会派は7日、野田佳彦首相の問責決議案を提出した。NHKが報じた。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP +0.6 RHDP -4.1 CRHDP +0.6]
・ギリシャ政府は7日、26週物政府証券(Tビル)入札を実施した。平均落札利回りは4.68%と前回の4.70%を下回った。応札倍率は2.06倍と前回の2.16倍を下回った。
ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・7日の欧州債券市場でスペインの10年債利回りは上昇。18時52分時点では前日比0.086%高い6.825%で推移している。
欧州連合(EU)[NP HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP -0.2]
・欧州連合(EU)は7日、EFSFの債券購入を求める要請はないとの見解を示した。
ロシア政府関係[NP HDP +0.2 CHDP -2.5 RHDP +0.2 CRHDP -2.5]
・ロシア政府は6日、「ロシア中部で干ばつの被害が広がっている影響で収穫不可能となった農地面積は5586万ヘクタールに達した」と発表した。ロシア農業省は先週、2012年穀物収穫量見通しを前年の9420万トンから7000万─7500万トンに引き下げたほか、この数値を更に下方修正する可能性を示唆している。市場では「ロシア政府は昨年と同様に穀物の輸出制限に踏み切るのでは」との憶測が広がっている。ロシア政府関係者は今のところ輸出制限の可能性を否定しているものの、「ロシア側の関心が国内市場の保護にあるため、輸出制限導入の可能性は依然として根強い」とみる向きは多い。
ギリシャ政府関係[NP HDP -4.1 CHDP +0.6 RHDP -4.1 CRHDP +0.6]
・政府筋の話として「ギリシャは20日に満期を迎える政府債32億ユーロを支払うため、10日に追加の政府証券(Tビル)発行を発表する」と伝えた。
エリック・ローゼングレン[NP-5.6 HDP -3.2 CHDP +0.0 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「米経済は足踏みしているだけ」「米経済は今年後半に大きく改善すると予想できない」「米経済見通しは追加量的緩和の必要性を示唆」
エリック・ローゼングレン[NP-5.8 HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「量的緩和は資産価格を押し上げる傾向にある」
ジャン=クロード・ユンケル[NP HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -2.3 CRHDP -0.4]
・ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)「ギリシャのユーロ圏離脱は管理可能だろう」「ギリシャのユーロ圏離脱は大きなリスクをもたらす」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は軟調。財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが低下し欧州株相場が上昇したため、投資家心理が改善。対ユーロなどで円売りが優勢となった。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出た面もある。
ローゼングレン米ボストン連銀総裁は7日、「米経済は足踏みしているだけ」「米経済は今年後半に大きく改善すると予想できない」「米経済見通しは追加量的緩和の必要性を示唆」などと述べたと伝わったが、目立った反応はなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日高値となる1ドル=78円58銭前後。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=97円73銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州の主要株価指数や時間外の米株価指数先物が堅調に推移したうえ、スペインの国債利回りが低下したため、ユーロの売り持ちを解消する動きが強まった。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.24428ドル前後と日通し高値を付けた。
ただ、そのあとはやや伸び悩む展開に。前日の高値1.2444ドル前後が上値の目処として意識されたほか、「1.2450ドルに観測されているバリアオプションに絡んだ売りが出た」との声が聞かれ、1.24ドル台前半まで押し戻された。
イタリア政府関係[NP HDP -4.6 CHDP -0.2 RHDP -4.6 CRHDP -0.2]
・イタリア下院は歳出見直し措置を最終承認した。
エリック・ローゼングレン[NP HDP -3.3 CHDP -0.1 RHDP -4.2 CRHDP +0.0]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「より力強い行動のために適切な時期だ」
エリック・ローゼングレン[NP-5.0 HDP -3.3 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP -0.1]
・ローゼングレン米ボストン連銀総裁「経済は望まれるほど速く成長していない」「欧州危機に対してひとつの解決方法はない」
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小高い。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで、対ポンドやユーロなどでドル売りが強まり、つれる形で円高・ドル安が進んだ。米10年債利回りが低下幅を拡大し、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りも入った。ただ、その後の米10年債利回りが低下幅を縮小したため、円の上値も限られた。
また、円はその他の通貨に対してもみ合い。新規の取引材料に乏しかったうえ、市場では「すでに夏季休暇に入った投資家が多く、商いが薄れている」との声があり、目立った取引は見られなかった。また、ロンドンフィキシングに絡んで、欧州資源国通貨が円とドルに対して同時に買われたため、方向感が定まらなかった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経新聞が7日、「日銀は8-9日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持し今回は追加緩和を見送る公算が大きい」と報じたため、日銀の追加金融緩和への期待が後退し円買いが先行した。
しかし、安く寄り付いた日本株が持ち直し上げ幅を拡大すると投資家のリスク志向が改善し徐々に円売りが広がった。市場参加者からは「国内機関投資家から円売りユーロ買いが出た」「海外勢から円売りドル買いが出た」などの声が聞かれた。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが強まった。後場の日経平均株価が上げ幅を拡大し8800円台を回復したものの、特に反応は見られなかった。しかし、欧州勢参入後は、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりに円売りが強まった。スペイン、イタリアの10年債利回りが低下したことも投資家心理の改善につながり、円売りを誘った面がある。
なお、キー・ニュージーランド(NZ)首相が「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」と発言したことを受けて円買いNZドル売りが強まる場面があった。ただ、株高を背景に主要通貨に対して円売りが出たため上値は重かった。
為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は軟調。財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが低下し欧州株相場が上昇したため、投資家心理が改善。対ユーロなどで円売りが優勢となった。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出た面もある。
ローゼングレン米ボストン連銀総裁は7日、「米経済は足踏みしているだけ」「米経済は今年後半に大きく改善すると予想できない」「米経済見通しは追加量的緩和の必要性を示唆」などと述べたと伝わったが、目立った反応はなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日高値となる1ドル=78円58銭前後。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=97円73銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州の主要株価指数や時間外の米株価指数先物が堅調に推移したうえ、スペインの国債利回りが低下したため、ユーロの売り持ちを解消する動きが強まった。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.24428ドル前後と日通し高値を付けた。
ただ、そのあとはやや伸び悩む展開に。前日の高値1.2444ドル前後が上値の目処として意識されたほか、「1.2450ドルに観測されているバリアオプションに絡んだ売りが出た」との声が聞かれ、1.24ドル台前半まで押し戻された。