為替・株式・商品マーケット概要
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
[2012-08-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。対ドルではロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて円買いドル売りが入る場面もあったが、明日以降の欧米金融政策や米雇用統計などを控えて市場では様子見ムードが強く、円買いの勢いも限定的だった。
また、他の通貨に対しても方向感に乏しい動き。ダウ平均が値幅の狭い動きとなったこともあって手掛かり材料に乏しく全般に小動きだった。
なお、米経済指標は総じて強弱まちまちな結果となったため、特段の反応は見られなかった。
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。
為替・株式・商品マーケット概要による2012年8月 発言・ニュース
[2012-08-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。対ドルではロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて円買いドル売りが入る場面もあったが、明日以降の欧米金融政策や米雇用統計などを控えて市場では様子見ムードが強く、円買いの勢いも限定的だった。
また、他の通貨に対しても方向感に乏しい動き。ダウ平均が値幅の狭い動きとなったこともあって手掛かり材料に乏しく全般に小動きだった。
なお、米経済指標は総じて強弱まちまちな結果となったため、特段の反応は見られなかった。
[2012-08-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。市場で「仲値直前にドル余剰になった」との声が聞かれ円買いドル売りが強まり、円全体が値を上げた。中国国家統計局が1日発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想平均を下回り、対豪ドルで円買いが膨らむとストップロス注文を巻き込んで円全体の上げ幅が拡大した。
もっとも、政府・日銀の為替介入に対する警戒感がくすぶる上、米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控えていることもあって、一段と円を買い上がる動きは見られず、高値圏で小動きとなった。
安住淳財務相が「行き過ぎた動きに対しては、あらゆる措置を排除せず」と述べたことや、HSBCが発表した7月のHSBC中国製造業PMI改定値が49.3となり、速報値の49.5を下回ったことなどへの反応は限られた。
[2012-08-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが目立った。午前中に対ドル中心にポジションを円買いに傾けた向きが、上値の重さを嫌気してポジション調整の円売りに動き値を下げた。市場参加者からは「米系金融機関や中東勢から円売りドル買いが出た」との声が聞かれた。欧州市場に入ると、7月スペイン製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことを手掛かりに対ユーロで円売りが加速。円全体の下げ幅が広がった。
[2012-08-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。7月スペイン製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことを受けて、対ユーロで円売りが先行。円全体が値を下げた。
バイトマン独連銀総裁の発言として「欧州中央銀行(ECB)は責務の限度を超えてはならない」「政府はECBの可能性を過大評価している」などと伝わると円買いユーロ売りが入る場面があったが、この発言が6月29日に行われたものだったことが明らかになったためすぐに失速した。
市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて様子見ムードが強く、相場は方向感が出なかった」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=78円台前半。
・ユーロ円は1ユーロ=96円台前半での狭いレンジ取引が続いた。
・ユーロドルはスペインの製造業PMIが前月から改善したことをきっかけに買いが入り一時1ユーロ=1.23361ドル前後と日通し高値を付けたものの、その後失速した。7月30日の高値1.2342ドル前後がレジスタンスとして意識されたほか、7月の仏・ドイツ・ユーロ圏製造業PMI改定値がいずれも予想を下回ったことから次第に上値を切り下げた。バイトマン独連銀総裁の発言も相場の重荷となった。
もっとも、同総裁の発言が過去のものであることが分かると、1.23ドル台前半まで買い戻されている。市場関係者からは「欧州債務危機に対するECBの対応を見極めるまでは積極的に動きにくい」との声が聞かれた。
[2012-08-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで軟調。米連邦公開市場委員会(FOMC)まではやや方向感に欠ける動きとなっていたが、FOMC後に円売りドル買いが進んだ。
米連邦準備理事会(FRB)は1日、FOMCを開き、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.00%から0.25%の範囲に据え置くことを決めたと発表。市場の予想通りの結果となった。
ただ、声明では「低水準の資源活用と抑制された中期的なインフレ見通しを含む経済の状況により、少なくとも2014年遅くまでFF金利を異例の低水準にすることが正当化される可能性が高い」と指摘。市場では「異例の低金利の期間延長」など追加緩和への姿勢が示されると予想されていたことから、FOMC後は全般にドル買いが優位となった。国際通貨基金(IMF)が日本の金融システムの安定性に関するスタッフ報告で「日銀はデフレ克服のためにさらなる金融緩和を実施するべき」との見解を示したことも円売りドル買いを促した。
一方、他の通貨に対してはしっかり。追加金融緩和の見送りで米国株式相場が下落したため、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが優勢となった。対ドルで欧州・オセアニア通貨が売りに押されたことにつれた面もある。
なお、7月ADPリポートや7月米ISM製造業指数など米経済指標に対する反応は限定的だった。
[2012-08-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りに押された。国際通貨基金(IMF)は1日、日本経済に関する年次報告書のなかで円高是正に向けた為替介入を巡り「市場の変動や無秩序な動きに対処するために用いることができる」との見解を示した。
この年次報告書を踏まえ安住淳財務相が2日、「今の円の水準に対する国際通貨基金(IMF)の考え方は日本の考え方に似ている」などと発言したため、政府・日銀による為替介入が警戒されて円売りが出た。
豪州の経済指標が強い結果となり、対豪ドルで円売りが進むと円全体の下げ幅が広がった。
[2012-08-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。今晩にイングランド銀行(BOE)と欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表を控えていることが影響し、市場参加者は様子見姿勢を強めたため、方向感が出なかった。対ユーロでは若干円売りが進んだが、持ち高調整の域を出ていない。
[2012-08-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は強含み。スペイン国債の入札を無難に通過し、同国の利回りが急速に低下。対ユーロ中心に円売りが強まったため、他の通貨に対しても円売りが波及した。欧州株や時間外のダウ先物が堅調に推移したことも円の重しとなった。
ただ、そのあとはドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の定例理事会後の記者会見を受けて、リスク回避の円買い外貨売りが優勢に。
前週、同総裁が「ユーロ防衛のため責務の範囲内であらゆる手段を講じる」と発言したことを受け、市場では本日のECB理事会で「具体的な措置が打ち出される」との観測が浮上。しかし、同総裁は「ECBは買い切り公開市場操作を実施する可能性がある」「ECBは一段の非標準的措置を講じる可能性がある」と述べるにとどまり、市場では失望が広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=78円台半ばでの値動きが続いていたが、ユーロ円の下落につれた円買いドル売りが相場の重しとなり一時78円13銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=96円98銭前後まで上げたものの、その後失速。22時過ぎに一時95円18銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは荒い値動き。ドラギECB総裁が7月26日、ロンドンで「ECBは責務の範囲内であらゆることを行う用意がある。信じてほしい」と発言。市場では「債務危機克服に向けた新たな対応策が打ち出される」との期待から、ユーロ買い戻しが先行した。スペイン国債の入札を無難に通過したことも相場の支援材料となり、21時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.2406ドル前後まで上値を伸ばした。
ただ、同総裁が理事会後の記者会見で、新たな資金供給オペ(LTRO)や財政が不安視される国の国債買い入れについて明確な約束を避けると、失望が広がり一転ユーロ売りが膨らんだ。22時過ぎに一時1.2174ドル前後と日通し安値を更新した。
[2012-08-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行も、一巡後は買い戻し。欧州中央銀行(ECB)は2日に開いた定例理事会で政策金利を0.75%に据え置いたが、ドラギECB総裁の定例会見において欧州債務危機への新たな対応策が示されるとの見方から、対ユーロを中心に思惑的な円売りが進んだ。
ただ、ドラギECB総裁の会見後は一転して買い戻しが優勢に。ドラギECB総裁は「ECBは買い切り公開市場操作を実施する可能性がある」「ECBは一段の非標準的措置を講じる可能性があり、今後数週間で策定へ」などと言及したが、市場では「欧州債務危機を封じ込めるためのより具体的な政策措置を打ち出さなかった」との見方が広がり、失望感から欧米株式相場が急落。また、スペインやイタリアの10年債利回りが急上昇し、リスク回避目的の円買いがユーロを中心に幅広い通貨に対して入った。
一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルがユーロなどに対してほぼ同時に売買されたため、方向感の乏しい動きとなった。明日発表の7月米雇用統計を控えていることで、投資家の様子見ムードが濃くなった面もあった。
[2012-08-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が昨日、欧州債務問題の解決に向けた具体策を発表しなかったことを嫌気して日本株が安く寄り付くと、リスク回避姿勢を強めた参加者から円買いが入った。対ドルでは「米系金融機関やモデル系ファンドからの円買いが入った」との指摘があった。
ただ、政府・日銀の円売り介入への警戒感が根強いうえ、米雇用統計の発表を控えていることから、一方的に円を買い上がる動きは見られず上値は限定的だった。
[2012-08-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが強まった。後場の日本株が下げ幅を縮小したことをきっかけに円売りが広がった。欧州勢参入後は、欧州株が上昇していることや時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大したことなどを材料に円売りの勢いが増した。
対ユーロではドイツとユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想平均を上回ったことを受けた円売りが散見された。
[2012-08-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州の主要な株式相場が堅調に推移し、債券市場でイタリアやスペインの国債利回りが大幅に低下した。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方が広がり、円売り外貨買いが優勢となった。
米労働省が発表した7月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比16万3000人増と予想の10万人増を上回ったことが分かると、米雇用回復の鈍化懸念が後退。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出て、円全体が押し下げられた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに一時7月20日以来の高値となる1ドル=78円77銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は22時30分過ぎに一時1ユーロ=96円90銭前後と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが急低下し欧州株相場が上昇したため、ユーロの売り持ちを解消する動きが強まった。7月米雇用統計が予想より良好な内容となったことにユーロ売りドル買いで反応する場面もあったが、すぐに持ち直した。欧米株価の上昇に伴うユーロ買いドル売りが強まり、22時30分過ぎに一時1ユーロ=1.2325ドル前後と日通し高値を更新している。
なお、市場では「スペイン政府が、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)に支援を求めるために会合を開く」「スペインは本日、正式にEFSFに支援を求めるだろう」「欧州中央銀行(ECB)が本日会合を開く」との出所不明の噂が出回っていた。
[2012-08-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米労働省が3日発表した7月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比16万3000人増と市場予想平均の前月比10万人増より強く、米雇用回復の鈍化懸念が緩和。欧米株式相場が大幅に上昇し、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売りが幅広い通貨に対して出た。
スペインやイタリアの国債利回りが急低下したため対ユーロでの円売りが目立ったほか、原油相場の大幅上昇で円売り資源国通貨買いの動きも活発化した。また、円はドルに対しても軟調。米長期金利の大幅上昇を受けて、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。
なお、7月米ISM非製造業指数は予想よりも強い結果となったが、目立った反応はなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時過ぎに7月20日以来の高値となる1ドル=78円77銭前後まで上昇。買い一巡後は全般にドル売りが進んだ流れに沿って伸び悩んだものの、ユーロ円などが上昇した影響も同時に受けたため、下値も限定的だった。
・ユーロ円は1時前に1ユーロ=97円38銭前後と7月12日以来の高値を更新。その後も97円台前半で底堅く推移した。
・ユーロドルは堅調。1ユーロ=1.23ドル台半ばにかけて観測されていたストップロスを巻き込んで、1時前には1.23928ドル前後まで上げた。もっとも、買い一巡後は節目の1.2400ドルや前日高値の1.24063ドル前後が意識されたことで伸び悩んだ。
[2012-08-06][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前週末の欧米株が大幅高となったことから、週明けのアジア株が堅調に推移することを見越して円売りが一時強まった。しかし、対ドルやユーロで国内輸出企業から円買いが入ったほか、前週末の円安進行に対する利益確定の円買いが入ったため円の下値は限定的だった。
[2012-08-06][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロ中心にしっかり。午後に入り手掛かり難でしばらく動意が薄かった。ただ、欧州の取引時間帯に入ると対ユーロ中心に円買いが強まり、その他通貨にも円買いが波及した。市場では「国内輸出企業からの円買いユーロ売りが入った」「ヘッジファンドから円買い豪ドル売りが入っていた」などの声が聞かれた。
[2012-08-06][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円はやや強含み。新規材料に乏しいなか、前週末の米雇用統計で進んだ円売りポジションを調整する動きが出た。ただ、上値も重く大きな動きにはなっていない。市場では「すでに夏季休暇に入った投資家などが多く、商いは閑散」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に一時1ドル=78円25銭前後と日通し安値を付けたものの、下値は限定的だった。
・ユーロ円も20時過ぎに一時本日安値となる1ユーロ=96円70銭前後まで値を下げたものの、下値は堅くすぐに97円台を回復している。
・ユーロドルは国際機関からの売り観測があったほか、「スイス国立銀行(SNB)がオランダ系金融機関を通じてユーロを売っているようだ」との憶測も広がり、17時過ぎに一時1ユーロ=1.2342ドル前後と日通し安値を付けた。
ただ、英、独の株価指数が上昇し、時間外の米株価指数先物がプラス圏に浮上すると売りは収まり下値が切り上がった。ユーロポンドの上昇につれたユーロ買いドル売りも入り、一時1.2398ドル付近まで値を戻した。
・ユーロポンドは一時1ユーロ=0.79618ポンド前後まで上昇。市場では「まとまった規模のユーロ買いポンド売りのフローが入った」との声が聞かれた。
[2012-08-07][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小高い。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで、対ポンドやユーロなどでドル売りが強まり、つれる形で円高・ドル安が進んだ。米10年債利回りが低下幅を拡大し、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りも入った。ただ、その後の米10年債利回りが低下幅を縮小したため、円の上値も限られた。
また、円はその他の通貨に対してもみ合い。新規の取引材料に乏しかったうえ、市場では「すでに夏季休暇に入った投資家が多く、商いが薄れている」との声があり、目立った取引は見られなかった。また、ロンドンフィキシングに絡んで、欧州資源国通貨が円とドルに対して同時に買われたため、方向感が定まらなかった。
[2012-08-07][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経新聞が7日、「日銀は8-9日に開く金融政策決定会合で、景気判断を維持し今回は追加緩和を見送る公算が大きい」と報じたため、日銀の追加金融緩和への期待が後退し円買いが先行した。
しかし、安く寄り付いた日本株が持ち直し上げ幅を拡大すると投資家のリスク志向が改善し徐々に円売りが広がった。市場参加者からは「国内機関投資家から円売りユーロ買いが出た」「海外勢から円売りドル買いが出た」などの声が聞かれた。
[2012-08-07][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に売りが強まった。後場の日経平均株価が上げ幅を拡大し8800円台を回復したものの、特に反応は見られなかった。しかし、欧州勢参入後は、欧州株や時間外の米株価指数先物の上昇を手掛かりに円売りが強まった。スペイン、イタリアの10年債利回りが低下したことも投資家心理の改善につながり、円売りを誘った面がある。
なお、キー・ニュージーランド(NZ)首相が「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」と発言したことを受けて円買いNZドル売りが強まる場面があった。ただ、株高を背景に主要通貨に対して円売りが出たため上値は重かった。
[2012-08-07][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は軟調。財政が不安視されるスペインやイタリアの国債利回りが低下し欧州株相場が上昇したため、投資家心理が改善。対ユーロなどで円売りが優勢となった。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出た面もある。
ローゼングレン米ボストン連銀総裁は7日、「米経済は足踏みしているだけ」「米経済は今年後半に大きく改善すると予想できない」「米経済見通しは追加量的緩和の必要性を示唆」などと述べたと伝わったが、目立った反応はなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日高値となる1ドル=78円58銭前後。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=97円73銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州の主要株価指数や時間外の米株価指数先物が堅調に推移したうえ、スペインの国債利回りが低下したため、ユーロの売り持ちを解消する動きが強まった。21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.24428ドル前後と日通し高値を付けた。
ただ、そのあとはやや伸び悩む展開に。前日の高値1.2444ドル前後が上値の目処として意識されたほか、「1.2450ドルに観測されているバリアオプションに絡んだ売りが出た」との声が聞かれ、1.24ドル台前半まで押し戻された。
[2012-08-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。米連邦準備理事会(FRB)の追加金融緩和期待や、欧州中央銀行(ECB)の国債購入再開観測から欧米株価が堅調に推移し、投資家心理の改善を意識した円売りが広がった。6月カナダ住宅建設許可件数や7月カナダIvey購買部協会景気指数がいずれも予想を上回り、対カナダドルで円売りを進める動きがやや目立った。また、米10年債利回りが大幅に上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが強まったことも円全体を押し下げた。
ただ、欧州の取引時間帯にキー・ニュージーランド(NZ)首相が「ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)には利下げ余地がある」「通貨高が中銀への圧力を緩和し、選択肢を与えた」などと述べたこともあり、対主要通貨でNZドル売りが優位に。中盤から円高NZドル安がやや加速し、その他の通貨に対しても円買いが入った。ダウ平均が引けにかけて伸び悩んだことも円の買い戻しを誘った。
[2012-08-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。昨日の欧米市場で、株高や日本の政局を意識した円売りが進んだことから、東京市場では利益確定の円買いが入った。ドルやユーロに対しては国内輸出企業からの円買いが散見された。
もっとも、8日前場の日経平均株価が堅調に推移したことを材料に円を売る動きも出たため上値は重かった。
なお、民主党は自民党や公明党に対して一体改革法案の成立後に「近い将来国民の信を問う」と提案し、党首会談を要請したと伝わったが目立った反応は見られなかった。
[2012-08-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。後場の日本株が失速したことを受けて円買いが入った。欧州勢参入後は、スペインの10年債利回りの上昇を手掛かりに対ユーロで円買いが膨らみ、円全体を押し上げた。
欧州株が軟調に推移していることも円買いを促した。日本の政治情勢の混迷をはやして円売りを進めた海外勢が、円の買い戻しに動いたことも支えとなっている。
[2012-08-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は強含み。スペインの国債利回りが上昇し欧州株相場が下落したため、投資家のリスク回避姿勢が強まり円買い外貨売りが優勢となった。市場では「日本の政局不安をはやして円売りを進めた海外勢が円の買い戻しに動いた」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに一時本日安値となる1ドル=78円24銭前後まで値を下げたものの、売り一巡後はやや下値を切り上げた。対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=96円58銭前後と日通し安値を付けた。
・ポンド円は下値が堅い。19時前に一時本日安値となる1ポンド=121円91銭前後まで売り込まれたものの、その後急速に持ち直した。キング英中銀(BOE)総裁が「BOEの利下げは、逆効果を招く可能性がある」と述べたことで、英利下げ観測が後退しポンド買いが膨らんだ模様。122円台後半まで下値を切り上げている。
・ユーロドルは米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペインの4つの銀行をネガティブウォッチに指定したことを受け、ユーロ売りが先行。時間外の米株価指数先物や欧州株の下落に伴い、リスク回避的なユーロ売りドル買いが出た。6日の安値1ユーロ=1.2342ドル前後を下抜けると、一時1.23271ドル前後まで下げ足を速めた。もっとも、「下値では中東勢の買いが入った」との指摘があり、そのあとはやや下げ渋っている。
[2012-08-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して買い先行後、売られた。時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大し、リスク回避姿勢を強めた投資家から円買いが先行した。
ただ、安く始まったダウ平均が上げに転じると、持ち高調整の円売りが広がった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んで対欧州資源国通貨でドル売りが持ち込まれ、同時に円が売られた。その後は手掛かり材料に乏しく、方向感のない取引が続いた。
一方、円はドルに対して散発的に売られた。特に新規の取引材料は伝わらなかったが、ややまとまった円売りドル買いが入る場面があった。ロンドンフィキシングに絡んでドル売り圧力が高まり、円高ドル安が進んだが、低調だった米10年債入札を受けて米10年債利回りが上昇幅を拡大すると円売りドル買いが再開した。
[2012-08-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日銀は金融政策決定会合で、政策金利を据え置くことを全会一致で決めたと発表。資産買い入れ等の基金の規模と内訳も変更しなかったことから、海外勢が円の買い戻しに動き一時値を上げた。
しかし、後場の日経平均株価が一時9000円を回復するなど堅調に推移したため、円買いは長続きせず徐々に上値を切り下げた。時間外の米10年債利回りの上昇幅が拡大し、日米金利差拡大の思惑から円売りドル買いが出たことも円全体の上値を抑えた。
ただ、欧州の取引時間帯に入ると英・独の株価指数がマイナス圏に沈んだことを手掛かりに円買いが入り、対ユーロでは本日高値まで上昇した。
[2012-08-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は頭が重かった。日銀が金融緩和を見送ったことで円買いドル売りが先行。対ユーロで円買いが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及した。
ただ、そのあとは急速に上値を切り下げた。米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大すると円売りドル買いが優勢となった。この日発表の米経済指標が予想より強い内容となったことも円売りドル買いを後押しし、円全体を押し下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=78円30銭前後まで値を下げたものの、すぐに持ち直した。22時30分過ぎに一時78円74銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロ円は20時30分前に一時本日安値となる1ユーロ=96円34銭前後まで値を下げたものの、そのあとはドル円の上昇につれた買いが入り下げ幅を縮めた。
・ユーロドルは下落。市場では「ロシア勢のユーロ売りドル買いが出た」「東欧ネームの売りが出た」との声が聞かれ、序盤から軟調に推移。予想を上回る米経済指標が相次ぎ、米金利が上昇するとユーロ売りドル買いが活発化した。1ユーロ=1.22ドル台後半に観測されていたストップロスを誘発し、22時30分前に一時1.2286ドル前後まで値を下げた。
なお、前週分の新規失業保険申請件数は36万1000件と予想の37万件程度より強い内容となったほか、6月米貿易収支は429億ドルの赤字と市場予想の475億ドルの赤字を上回った。
[2012-08-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。前週分の新規失業保険申請件数や6月米貿易収支が予想より強い内容となり、米10年債利回りの上昇幅拡大とともに円売りドル買いが優位に。その他の通貨にも円売りが波及した。
その後、欧州中央銀行(ECB)の元専務理事(チーフエコノミスト)であるイッシング氏が米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)とのインタビューで「ECBに債券購入を要求することは不合理。また、ドイツに強要することは出来ない」などの見解を示したと伝わった。ECBの国債購入再開観測が後退するとして円買いユーロ売りが強まり、円全体が買い戻された。
また、米30年債入札後に米長期金利が上昇幅を縮小すると、対ドルで円を買い戻す動きが見られた。
[2012-08-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。取引材料に乏しいほか、お盆休みを控えていることもあって積極的な売買が見送られた。夏季休暇前の最後の5・10日(五十日)ということで、仲値に向けて若干円売りドル買いが出たものの、値幅自体は小さかった。
もっとも、12時過ぎに発表された7月の中国貿易収支で黒字額が市場予想平均に届かなかったことが分かると、対豪ドルで円買いが強まり、その他通貨に対しても若干円買いが入った。
[2012-08-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は夕刻に買いが強まった。東京の市場参加者はお盆休みを控えていることもあり、模様眺め気分が強く動意が乏しい展開が続いた。
しかし、欧州勢は、欧州株の下落を手掛かりに円買いで参入し、円全般が本日高値圏に浮上した。ドルに対しては時間外の米10年債利回りの低下を意識した円買いが散見された。
[2012-08-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は堅調。ユーロ圏景気の先行きに対する不安が強まり、対ユーロで円高が進むと他の通貨に対しても円買いが波及。米長期金利が低下すると、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日の安値1ドル=78円30銭前後を下抜けて、22時過ぎに一時78円17銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円も22時過ぎに一時1ユーロ=95円74銭前後と日通し安値を付けた。
・カナダドル円は安い。カナダ統計局が発表した7月カナダ失業率が7.3%と市場予想の7.2%より弱い内容となったほか、新規雇用者数が3万400人減と予想の6000人程度増に反して減少。カナダ雇用情勢への懸念から全般カナダドル売りが膨らんだ。一時1カナダドル=78円48銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはスペインの国債利回りが上昇し欧州株相場が下落したため、投資家のリスク回避姿勢が強まりユーロ売りドル買いが優勢となった。目先のストップロスを断続的に巻き込んで、22時30分過ぎに一時1ユーロ=1.2242ドル前後まで値を下げた。市場では「スイス国立銀行(SNB)からと見られるユーロ売りが出た」との指摘があった。
[2012-08-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。米10年債利回りが低下幅を拡大し、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが出ると、損失覚悟の円買い注文を巻き込んだ。欧州株や時間外の米株価指数先物がさえない展開となったほか、弱い7月カナダ雇用統計を受けて円買いカナダドル売りが加速したことも円全体を押し上げた。
ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて対ポンドやユーロでドル売りが優勢に。つれる形で持ち高調整の円売りが広がった。ダウ平均が引けにかけて堅調に推移すると、対オセアニア通貨で円を売る動きが見られた。
もっとも、円とドルが同時に売られたため、中盤以降の円・ドル相場は方向感が出なかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=78円30銭前後や8日の安値78円24銭前後を下抜けて損失覚悟の売り注文を巻き込み、78円16銭前後まで下げ足を速めた。その後は78円25銭前後でのもみ合いに終始した。
・ユーロ円は1ユーロ=95円73銭前後まで下げた後、96円31-36銭まで買い戻されたが、中盤以降は96円25銭前後で値動きが細った。
・ユーロドルは一転上昇。株価のさえない値動きやユーロ円の下落が重しとなったほか、市場では「スイス国立銀行(SNB)からと見られる売りが出た」との声が聞かれ、1ユーロ=1.22415ドル前後まで値を下げた。
ただ、「7月24日の安値1.2042ドル前後から8月6日の高値1.2444ドル前後の上昇局面におけるフィボナッチ50%押し1.2243ドル前後がサポートとなった」との指摘があり売りが収まった。
その後、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてポンドドルの買いが優勢となった流れに沿ったほか、ユーロドル相場自体にも買いが持ち込まれた。
夏季休暇に入った投資家が多かったうえ、週末要因でさらに商いが薄れ値が振れやすかった面もあり、1.2317ドル前後まで急速に持ち直した。
中盤以降は手掛かり材料に乏しく1.2300ドル前後でのもみ合いに終始した。
[2012-08-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。東京の市場参加者が夏季休暇に入ったこともあり、模様眺め気分が強く動意が乏しい展開が続いた。市場では「事業会社の決済が集中する仲値に向けても取引量は少なく相場は小動き」との指摘があった。
内閣府が朝方発表した4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、年率換算1.4%増となり、いずれも市場予想を下回ったものの反応は限定的だった。
[2012-08-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや強含み。東京勢が夏季休暇に入ったことで流動性が低下するなか、中国株が軟調に推移したことを背景に、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが入った。
市場では「休暇入りした日本の輸出企業の円買いドル売り注文が意識され、円を底堅くしている」「米国債の償還に絡む円買いドル売りが意識されている」との指摘があった。
[2012-08-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は資源国通貨以外に対しては軟調。13日の上海総合指数が大幅安となったことや、英、独の株価指数が寄り付き後にさえない展開となったことなどを背景に、リスク資産圧縮目的で円買いが先行した。
しかし、欧州株の下値が堅くなり時間外の米株価指数先物が下げ幅を縮小すると、短期スタンスで円買いを進めた向きが円売りに動き値を下げた。特にユーロに対する円売りが目立ち円全般を押し下げたが、ギリシャの4-6月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことや、スペインの10年債利回りが急低下したことが円売りユーロ買いを促した。
一方で円は資源国通貨に対しては下値が堅い。ユーロに対して資源国通貨の下落がきつくなっており、つれて円買い資源国通貨売りが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=78円35-38銭まで値を上げ、アジア時間に付けた日通し高値78円40銭前後に迫った。ユーロ円の買いにつれたほか、米10年債利回りの上昇幅拡大を受けた買いも入った。
・ユーロ円も21時30分過ぎに1ユーロ=96円83銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは堅調。ギリシャのGDPをきっかけにユーロ売りポジションを閉じる動きが出たほか、スペインの10年債が堅調に推移していることも買いを後押しした。対資源国通貨でのユーロ買いもユーロドル相場を押し上げた。20時過ぎに本日高値となる1ユーロ=1.2359ドル前後まで上昇した。
ただ、「1.2370ドル前後、1.2380ドル前後、1.2400ドル前後には売り注文が観測されている」との指摘があり、高値を付けた後は上値が重くなっている。
[2012-08-14][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は資源国通貨に対して買い先行後、もみ合い。対資源国通貨でユーロの買い戻しが加速するとともに、円が買われた。ダウ平均の100ドル近い下落もリスク回避的な円買いを後押しした。その後、ダウ平均の下げ幅縮小につれて持ち高調整の円売りがやや見られたが、総じて高値圏でのもみ合いが続いた。
一方、円は資源国通貨以外の通貨に対して下値が堅い。強い4-6月期ギリシャ国内総生産(GDP)やスペイン国債利回りの低下幅拡大を受けて、欧州の取引時間帯に円売りユーロ買いが強まった影響が残った。資源国通貨安ユーロ高が急速に進んだことも円売りユーロ買いを促し、その他の通貨に対しても円が売られた。
ただ、ダウ平均の下げ幅拡大が円の下値を支え、一方的に上昇する展開にはならなかった。中盤以降は手掛かり材料難から方向感を欠いた。
[2012-08-14][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日本株相場の上昇などをながめ円売り外貨買いが出たほか、市場では「海外勢が円売りドル買いを進めた」との指摘があった。日本の輸入企業からとみられる円売りドル買いも出て円全体の重しとなった。
[2012-08-14][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。国内勢が夏季休暇に入り商いが低調となるなか、モデル系ファンドからと見られる円売りが出て円全体を押し下げた。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ円売り外貨買いが出た。
[2012-08-14][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株の上昇を材料に円売りが先行した。ドルとユーロに対しては市場参加者から「モデル系ファンドからの円売りが出ていた」との指摘があった。
欧州株の上昇が一服すると利益確定の円買いも見られたが、ニューヨーク市場に入ると7月米小売売上高が市場予想よりも強い結果となったことや、米10年債利回りが急上昇したことなどを背景に対ドルで円売りが加速し円全体が本日安値圏に沈んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=78円93銭前後と7月18日以来の高値まで上げた。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=97円46銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは行って来い。4-6月期の独、仏国内総生産(GDP)が前期比で市場予想より強い結果となったことを背景に買いが先行。ストップロスを巻き込んで16時30分過ぎに1ユーロ=1.2386ドル前後と本日高値を更新した。
しかし、1.2385ドル前後から1.2415ドル前後まで断続的に並んでいる売りオーダーが上値を抑えると、8月独ZEW景況感指数が市場予想を下回ったこともあって、徐々に上値を切り下げる展開となった。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、強い米経済指標が教科書的なドル買い材料と見なされてユーロ売りドル買いが加速。22時前にはアジア時間に付けた日通し安値1.2326ドル前後に面合わせした。
[2012-08-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。7月米小売売上高(季節調整済み)は前月比0.8%増と市場予想平均の前月比0.3%増を上回った。また、7月の米卸売物価指数(PPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.4%上昇といずれも市場予想平均を上回り、米長期金利の上昇幅拡大とともに円売りドル買いが先行。その他の通貨に対しても円が売られた。時間外の米株価指数先物の上げ幅拡大も円全体を押し下げる要因となった。
ただ、対欧州資源国通貨でドル買いが継続すると、つれる形で円買いが入り下値が切り上がった。中盤以降は手掛かり材料難から方向感を欠いたが、ダウ平均が引けにかけて下げに転じた場面ではリスク回避的に円を買う動きがやや見られた。
[2012-08-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが先行。市場では「海外勢の円売りドル買いが出た」との指摘があり、序盤は軟調に推移した。
ただ、円の下値では日本の輸出企業などの円買いドル売り注文が厚く、一本調子で下落する展開にはならなかった。「米系銀行の円買いドル売りが断続的に入った」との声も聞かれ、徐々に下値を切り上げている。
[2012-08-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。新規材料難から様子見ムードが広がり、しばらくは動意の薄い展開が続いていたが夕刻にかけて値を下げた。
米長期金利が上昇し日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出たほか、市場では「ロンドン勢が円売りドル買いで参入した」との指摘があった。
[2012-08-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円はドルに対しては一時売り込まれたが切り返した。時間外の米10年債利回りの上昇幅拡大を受けて日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが出た。本日発表の米経済指標が強い結果になるとの思惑から円売りドル買いに動く参加者も見られた。
しかし、8月のニューヨーク連銀製造業景気指数がマイナス5.85となり市場予想平均のプラス7.00からマイナスに転じ、7月米消費者物価指数(CPI)が市場予想平均を下回ると一転円買いドル売りが優勢となり切り返した。
円はユーロに対しては堅調。ユーロドル相場の下落につれた円買いユーロ売りが入った。対ドルで円の買い戻しが進むと円買いユーロ売りが加速し上げ幅を拡大した。オセアニア通貨に対するユーロ売りも円ユーロ相場を押し上げた。
また、円は資源国通貨に対しては一進一退。対ドルでの円売りにつれて値を下げる場面があった。ただ、弱い米経済指標を手掛かりに円ドル相場が切り返すと円買い資源国通貨売りが入り値を戻した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=79円05銭前後と7月18日以来の高値まで上げた。ただ、米CPIやNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回ると買いが失速。22時前に本日安値となる78円60銭前後まで売られた。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=96円55銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは軟調。市場では「オランダ系銀行のユーロ売りドル買いが出た」との声があったほか、ドルスイスフラン相場がM&A(買収・合併)絡みの買いで値を上げたこともユーロドル相場の重しとなった。1.2300ドル前後を割り込むとストップロスを巻き込んで下げ足を速めた。ニューヨーク市場の序盤には一時ドル円の買いが強まったことがユーロドルを押し下げ21時過ぎに1ユーロ=1.2270ドル前後と本日安値を更新した。
[2012-08-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。14日発表の7月米小売売上高や7月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことが引き続き意識されるなか、21時30分発表の米経済指標を前に思惑的な円売りドル買いが先行した。米10年債利回りの上昇も円売りドル買いを促し、円全体が押し下げられた。
ただ、7月米消費者物価指数(CPI)は前月比横ばいと市場予想平均の前月比0.2%上昇を下回ったほか、8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数もマイナス5.85と市場予想平均のプラス7.00からマイナスに転じたため、一転円買いドル売りが優位に。その他の通貨に対しても急速に円高が進んだ。
もっとも、対資源国通貨でまとまったユーロ売りが持ち込まれると、つれる形で持ち高調整の円売りが広がった。WTI原油先物相場の上昇も円売り資源国通貨買いを誘ったほか、フラハティ・カナダ財務相が「カナダドル高はファンダメンタルズを一部反映している」などと語ったことを材料視した円売りカナダドル買いが見られた。
対ドルでは8月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が37と市場予想平均の35を上回ったことや、米10年債利回りの上昇幅拡大を背景にした円売りが出て上値が切り下がった。
[2012-08-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが優勢となった。市場では「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドからの円売りドル買いが出た」との指摘があった。「日本の輸入企業の円売りドル買いも出た」という。
[2012-08-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋った。急ピッチで円安が進んだ反動で持ち高調整の円買いが入ったほか、米長期金利が上昇幅を縮めたことをながめ円買いドル売りが入った。
[2012-08-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は一進一退。アジア時間に対ドル中心に円売りが進行した中で、時間外の米株価指数先物がマイナス圏に沈み、英・独の株価指数が小安く推移したことから利益確定の円買いが入った。
円買い一巡後はもみ合いが続いたが、ニューヨークの取引時間帯に入ると円売りが強まり円全般が本日安値圏に沈んだ。
21時30分に発表された前週分の新規失業保険申請件数は36万6000件となり、市場予想平均の36万5000件程度とほぼ同じ結果だったほか、7月の米住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で74万6000件と市場予想平均(75万6000件程度)を下回った一方で、7月の建設許可件数は81万2000件と市場予想平均(76万9000件程度)を上回った。
強弱まちまちの結果となり、米景気の底堅さが示されると同時に、米連邦準備理事会(FRB)の追加金融緩和観測も保たれたため、投資家のリスク志向が改善し円売りが進んだ格好だ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=79円40銭前後と7月12日以来の高値まで上げた。ただ、米10年債利回りが低下しているほか、対欧州オセアニア通貨でドル売りが進んでいるため21時30分以降は上値が切り下がっている。
・ユーロ円は1ユーロ=97円70銭前後と日通し高値を付けた。
・ポンド円は大幅高。7月英小売売上高指数(自動車燃料含む、季節調整済み)が前月比0.3%上昇となり、市場予想平均の0.1%低下に反して上昇した上、前年同月比も2.8%上昇と市場予想平均の1.4%上昇を上回ったことを受けた。
昨日15日発表の7月の英雇用統計で、失業者数(失業保険申請ベース、季節調整済み)が前月比5900人減と市場予想平均の前月比6000人増よりも強い結果となるなど英経済の底堅さが意識されている。一時1ポンド=124円77銭前後まで上げた。
・ユーロドルはしっかり。ドル円の上昇がユーロ売りドル買いを促し欧州市場の序盤に1ユーロ=1.22562ドル前後と本日安値を付けた。
ただ、「中東勢からのユーロ買いドル売りが入った」との声が聞かれ、徐々に値を戻した。
米国の取引時間に入ると強弱まちまちの米経済指標発表後に主要通貨に対してドル売りが進んだ流れに沿ってユーロ買いドル売りが膨らんだ。22時30分過ぎに1.2340ドル前後と本日高値を付けた。
[2012-08-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して軟調。予想を上回る7月英小売売上高を受けて、欧州の取引時間帯に対ポンド中心に円売りが広がった流れを引き継いだ。前週分の米新規失業保険申請件数や7月米住宅着工件数が予想より弱い内容となり、主要通貨に対してドル売りが膨らむと、つれる形で円がさらに売られた。
シンクタンクリポートとして「スペインが救済を要請すれば、スペインの債券市場に大規模な介入が入る」と伝わったこともあり、スペインの国債利回りが一段と低下。同国の財政問題に対する警戒感が緩和し、対資源国通貨などでユーロ買いが優勢となった。円安ユーロ高が加速したが、資源国通貨に対しては円が一時買い戻された。
もっとも、ダウ平均が次第に上昇し100ドルを超す上げ幅となったため、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが根強く、円全体は総じて軟調に推移した。
一方、円はドルに対して戻りが鈍い。対ポンド中心に円売りが先行した影響を受けたものの、弱い米経済指標が円買いドル売りを促し下値が切り上がった。もっとも、対ユーロなどで円の軟調地合いが継続したうえ、米10年債利回りが上昇に転じたことが重しとなり戻りは限られた。
[2012-08-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。このところの米長期金利の上昇傾向を受け、海外ヘッジファンドなどが円売りドル買いを進めた。市場では「日本の輸入企業の円売りドル買いが出た」との指摘があった。
半面、1ドル=79円台半ばから下の水準には輸出企業の円買いドル売り注文が多く集まり円の下値を支えている。
[2012-08-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。午後の日経平均が堅調に推移し円売り外貨買いを誘ったほか、米系金融機関が対ドルやユーロで円売りを進めた。半面、1ドル=79円台半ばから下の水準に輸出企業の円買いドル売り注文が多く集まり円の下値を支えた。
[2012-08-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はオセアニア通貨に対してはしっかり。豪財務省がアジア時間に「豪ドル相場への介入は効果がない。豪ドル高がさらに進めば、金利を引き下げるべき」との見解を示したことが引き続き意識されて円買い豪ドル売りが入った。
円はユーロに対しては行って来い。スペイン国債の利回り低下を背景に円売りユーロ買いが出たが、ユーロドルが失速したことにつれて円買いユーロ売りが入り切り返した。なお、ユーロドル相場は14日の高値1ユーロ=1.2386ドル前後や9日の高値1.23878ドル前後に頭を抑えられ失速したようだ。
円はドルに対しては弱含み。米系金融機関からの円売りドル買いが見られた。ただ、国内輸出企業からの円買いドル売り注文が急ピッチでの下落に歯止めをかけた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに1ドル=79円49銭前後と7月12日以来の高値を更新。
・ユーロ円は18時過ぎに1ユーロ=98円40銭前後と7月6日以来の高値を付けた。ただ、ユーロドルが失速すると98円台を割り込む場面があった。
・豪ドル円は20時過ぎに1豪ドル=82円75銭前後まで下落。
・ユーロドルは一進一退。スペイン国債の上昇を手掛かりに買いが先行すると1ユーロ=1.2382ドル前後まで上昇した。
その後は、14日の高値1.2386ドル前後や9日の高値1.23878ドル前後がレジスタンスとして働くと、上値が重いとの見方が広がり値を消した。21時過ぎに1.2333ドル前後と日通し安値まで下げた。
ただ、独キリスト教民主同盟(CDU)と独自由民主党(FDP)の議員の話として「メルケル独首相はギリシャ救済条件の緩和を検討している」と伝わると買い戻しが入り、22時過ぎには1.2360-63ドルまで値を上げた。
[2012-08-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで弱含み。8月の米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が73.6と7月確報値72.3に比べて上昇し、市場予想平均の72.2程度を上回ったことや、コンファレンス・ボードが17日発表した7月の米景気先行指標総合指数が前月比0.4%上昇し市場予想平均の前月比0.2%上昇を上回ったことなどを受けて円売りドル買いが出た。
足もとで米連邦準備理事会(FRB)の追加金融緩和観測が後退していることも円売りドル買い要因。しかし、アジア、欧州市場と同様に国内輸出企業などからの円買いドル売り注文が厚く一方的な円の下落にはならなかった。
半面、円はユーロに対しては強含み。このところスペイン国債の利回り低下を背景に円安ユーロ高が進んでいたことから、週末を前に持ち高調整の円買いユーロ売りが入った。
また、円はオセアニア通貨に対しては買い先行後、もみ合い。豪財務省がアジア時間に「豪ドル相場への介入は効果がない。豪ドル高がさらに進めば、金利を引き下げるべき」との見解を示し円高豪ドル安が進んだ流れを引き継ぎ一時上値を追った。
ただ、利益確定の円売り豪ドル買いやユーロ豪ドルが売られたことにつれた円売り豪ドル買いが出て上値を抑えられた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=79円58銭前後と7月12日以来の高値を更新した。一方で国内輸出企業の売り注文や一目均衡表の雲下限79円60銭前後が意識されたため上値は重かった。
・ユーロ円は一時1ユーロ=97円72銭前後まで下落。
・ユーロドルはさえない。欧州市場で1ユーロ=1.2382ドル前後まで上げたものの、14日の高値1.2386ドル前後や9日の高値1.23878ドル前後がレジスタンスとして働いたたため、いったん戻りを確認したとの見方が広がった。
週末を控えて短期で買い上がった向きが持ち高調整のユーロ売りドル買いに動き値を下げた。強い米経済指標も重しとなったほか、市場では「リアルマネーの売りが出ていた」との声があり、1.22881ドル前後まで下げた。1.2300ドル前後に観測されていたストップロス注文も巻き込んだようだ。
売り一巡後は買い戻しが入り下値を切り上げた。引け間際には薄商いの中でややまとまったユーロ買いドル売りが入り1.2345-48ドルまで戻した。
[2012-08-20][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが先行。日本株相場の上昇を背景に、投資家のリスク志向が改善し円売り外貨買いが出た面もある。
ただ、円の下値では日本の輸出企業などの円買いドル売り注文が厚く、一本調子で下落する展開にはならなかった。
[2012-08-20][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。円の下値では日本の輸出企業などの円買いドル売り注文が厚い半面、時間外の米長期金利が上昇し日米金利差の拡大が意識されたため、相場は方向感が出なかった。
夕刻にかけては、ユーロドルの上昇をきっかけに対ユーロ中心に円売りが出る場面もあったが、円売りの勢いは長続きしなかった。
[2012-08-20][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は売り先行後は切り返した。欧州勢は、独シュピーゲル誌が「欧州中央銀行(ECB)は無制限の債券購入を約束することにより、ユーロ圏各国の国債利回りに上限を設定することを検討している」と報じたこと蒸し返す格好で対ユーロ中心に円売りで参入した。
しかし、独財務省報道官、ECBがシュピーゲル誌の報道を否定し、ドイツ連銀が、「ECBによる債券購入は非常にリスクがある」との見解を示したこともあり、対ユーロで円が買い戻され、その他通貨にも円買いが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は方向感を欠いた。ドルと円が欧州オセアニア通貨に対してほぼ同時に売買されたことを反映した。
・ユーロ円は16時過ぎに1ユーロ=98円35銭前後と日通し高値を付けたが、20時30分過ぎには97円76銭前後まで失速した。
・ユーロドルは買い先行後、下げに転じた。独シュピーゲル誌の報道が改めて材料視されて欧州勢から買いが入ると16時過ぎに1ユーロ=1.23689ドル前後まで上昇した。
しかし、ドイツからシュピーゲル誌の報道を否定する見解が伝わると買いが失速。21時30分過ぎに1.22959ドル前後と日通し安値まで下げた。
[2012-08-21][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでしっかり。米10年債利回りが低下幅を拡大したことを受けて、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが先行した。また、他の通貨に対しても対ドルでの円買いの動きが波及。欧米株式相場が軟調に推移したことで、投資家のリスク許容度が低下するとの思惑から円買い外貨売りが進んだ面もあった。
もっとも、米長期金利の低下が一服すると、円も対ドルで戻り売りに押される展開に。欧米株式相場が売り一巡後に下げ幅を縮めたこともあって、円買いの動きは長続きしなかった。
[2012-08-21][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。足もとで円安傾向が続いたあとだけに、持ち高調整に伴う円買いドル売りが入りやすい地合いとなっている。ただ、市場では「朝方の円買いドル売りが一巡すると、新規材料難から方向感に乏しい展開が続いた」との指摘があった。
一方、円は豪ドルに対しては下げた。オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で豪利下げ観測が後退したほか、「スイス中銀(SNB)がスイスフラン売り介入で得たユーロで豪ドルを購入した」ことが明らかになり円売り豪ドル買いが優勢となった。
[2012-08-21][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨が公表され、対豪ドル中心に円売りが強まった流れが続いた。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場の上昇などをながめ円売り外貨買いが出た。
[2012-08-21][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対ユーロ中心に軟調。スペイン、イタリアなど財政懸念国の国債利回りが低下しており、リスク志向の回復につれて対ユーロ中心に円売りが膨らんだ。
独シュピーゲル誌は19日、「欧州中央銀行(ECB)は無制限の債券購入を約束することにより、ユーロ圏各国の国債利回りに上限を設定することを検討している」と報じた。独財務省、ECBが20日にこの報道を否定したが、一部英紙が21日、この内容が確認できる公算があると伝えた。ECBは財政懸念国の国債利回りの上昇に歯止めをかける対策を検討しているとの期待が改めて高まったことが円売りユーロ買いや、スペイン、イタリアの国債上昇につながったようだ。
対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇幅を拡大していることを受けて円売りが出ていた。
もっとも、円は資源国通貨に対しては下げ渋り。ユーロに対して資源国通貨が売られていることにつれて円買い資源国通貨売りが入り下値を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分に1ドル=79円52銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=99円05銭前後と7月6日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは上値を追う展開。スペイン、イタリアの国債利回りが低下していることや、ECBの政策対応に対する期待などを背景にユーロ買いドル売りが続いた。欧州市場の序盤には市場では「CTA(商品投資顧問)やスイス系銀行の買いが入った」との指摘があったほか中東勢の買い観測もあった。1.2450ドル前後にはバリアオプションが観測されており、防戦売りと見られる売りも出ていたが、1.2450ドルの突破を狙った買いが膨らみ上げ幅を拡大。ストップロス注文を巻き込み1ユーロ=1.2466ドル前後と7月5日以来の高値まで上げた。
[2012-08-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。小高く始まった米国株式相場が下げに転じ、下げ幅を拡大したため、徐々に投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売り圧力が強まった。米長期金利が上昇一巡後に急ピッチで低下したことを受け、日米金利差縮小を意識した対ドルでの円買いがその他通貨に対して波及した面もある。
また、欧州通貨に対しても円はしっかり。ポンドに対してはロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてポンドドルが上昇したため、一時的に円売りポンド買いが進む場面も見られたが、フィキシング通過後は株安を背景に円買いポンド売りが進行。
ユーロに対しても欧州時間からの流れを引き継いで円売りが先行したものの、引けにかけては買い戻しが優勢となった。
[2012-08-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。財務省が朝発表した7月貿易統計(速報、通関ベース)が予想より弱い内容となり、円売りドル買いが出る場面もあったが反応は一時的だった。市場では「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドの円買いドル売りが入った」との指摘があり円の下値を支えた。市場関係者からは「関心が欧州情勢に向かうなか、円相場は動意に乏しい展開となった」との声が聞かれた。
[2012-08-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。新規材料難から様子見ムードが広がり、しばらくは動意の薄い展開が続いていたが夕刻にかけて値を下げた。対ポンドで円売りが強まった影響を受けて、円全体が押し下げられた格好だ。
[2012-08-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は売り先行後は買い戻し。対ポンドで強まった円売りが、その他通貨にも波及し一時下値を探った。対ユーロではスペイン国債の上昇を手掛かりとした円売りが散見された。
しかし、対ポンドでの円売りが収まると円全体の下値が徐々に切り上がった。スペイン国債が下げに転じたことを嫌気してユーロに対して円買いが入ったことも円全体の支えとなった。
ニューヨーク市場に入ると、英、独の株価指数や時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを受けてリスクポジション解消目的で円買いが入り一段と上値を伸ばした。
【 通貨ペア 】
・豪ドル円は1豪ドル=82円53銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=98円52銭前後まで下落した。
・ユーロドルはさえない。スペイン国債の利回り低下を材料に買いが入り18時前に1ユーロ=1.24782ドル前後と本日高値を付けた。
しかし、昨日高値1.2488ドル前後が頭を抑えたほか、スペイン国債の利回りが上昇に転じたため徐々に売りが広がった。米国の取引時間帯に入ると主要株価指数の下げ幅拡大を嫌気してユーロ売りドル買いが進み1.24311ドル前後と本日安値を更新した。市場では「ドイツ国債の利回りが低下したことをきっかけに、欧州市場で株売り債券買いが活発化した」との指摘があった。
[2012-08-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで堅調。7月米中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったことを受けたほか、米系シンクタンクが「米連邦準備理事会(FRB)は追加量的緩和策について議論する可能性がある」とのリポートを示したと伝わり、円買いドル売りが先行した。
また、FRBは7月31日-8月1日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。議事要旨では「多数のメンバーは持続的な成長がなければ早期に追加緩和と判断」「多数の参加者が新大規模資産購入は有効と期待を表明」「多くのメンバーが2014年終盤までとしている政策金利見通しの長期化を支持し、9月の会合まで決定を先延ばしする事で合意」などの見解が示され、FRBが早期に追加金融緩和に動くとの期待が一段と高まった。
米長期金利が低下幅を拡大したこともあって、議事要旨公表後には円買いドル売りが加速。さらに対ドルでの円買いの動きは他の通貨に対しても波及するなど、総じて円は堅調に推移した。
[2012-08-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。前日の海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに米追加金融緩和に対する思惑が広がり、円高・ドル安が急ピッチで進んだ。その流れを引き継いで円は高く始まったものの、アジア市場に限れば目新しい材料に乏しく、取引はそれほど活発ではなかった。
[2012-08-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。新規材料難から様子見ムードが広がり、全般動意に乏しい展開となった。
欧州勢が加わる時間帯に入ると、8月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことを材料に円売りユーロ買いが先行したものの、下値は限定的だった。スペインの国債利回りが急上昇したことをながめ、対ユーロなどで円を買い戻す動きが出た。
[2012-08-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は方向感が出なかった。8月のフランス製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善したことを受けて対ユーロで円売りが先行し、その他通貨に対しても円売りが出る場面があった。
しかし、スペイン国債の利回りが上昇したことや、欧州株がさえない展開となっていることなどが影響し対ユーロでの円売りは長続きせず、円全般が下げ止まった。
その後は相場を方向付ける材料が伝わらずもみ合いとなった。
なお、ブラード米セントルイス連銀総裁がCNBCとのインタビューで「FOMC議事要旨は幾分新鮮味に欠けるものだった」「FOMC後のいくつかの経済データは強い内容だった」と述べたことを背景に対ドルで円売りが出る場面があったが、一時的だった。新規失業保険申請件数が市場予想平均よりも弱い内容だったことも円売りドル買いを後退させた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=78円69銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロ円は欧州市場の序盤に1ユーロ=98円83銭前後と本日高値を付けたが、スペイン10年物国債の下落が重しとなり伸び悩んだ。
・ユーロドルは買い先行後、もみ合い。16時過ぎに1ユーロ=1.25726ドル前後と本日高値を付けたが、スペイン国債の利回りが上昇したこともありユーロ買いの動きは弱まった。1.2600ドル前後に観測されているバリアオプションに絡んだ売りも出たようだ。
一方で、昨日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに米追加金融緩和観測が再び台頭しているため下値は堅かった。弱い米雇用指標も若干買いを誘った。
[2012-08-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。米国株式相場が軟調に推移したことで、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが進んだ。
原油先物相場が下落した影響で豪ドルなど資源国通貨に対する円買いの動きが目立ったほか、ドルに対しても円は強含み。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル売りが強まった流れに沿ったうえ、米長期金利の低下を受けて日米金利差縮小を意識した円買いドル売りも入った。
なお、7月米新築住宅販売件数や前週分の新規失業保険申請件数などに対する反応は限定的だった。
[2012-08-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが先行。仲値後も日本の輸入企業の円売りドル買いが出て、円はじりじりと値を下げた。
ただ、米国の追加金融緩和への思惑が広がるなか、市場では「前日の安値1ドル=78円70銭前後が下値の目処として意識された」との指摘があり、そのあとはやや下げ幅を縮めている。
[2012-08-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはやや強含んだ。欧州・オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。欧州株相場が下落して始まったことも円の支援材料となった。
一方、ドルに対しては弱含んだ。対欧州通貨などでドルが買われた流れに沿って、円安ドル高が進んだ。
[2012-08-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は対ユーロ中心に値を上げた。メルケル・独首相とサマラス・ギリシャ首相の会談前に、ドイツの有力議員カウダー氏が「ギリシャへ追加融資することはできない」「ギリシャのユーロ圏離脱は問題にならないだろう」などと発言したため、ギリシャ支援の条件緩和期待が後退し円買いユーロ売りが入った。
主要な欧州株がさえない展開となっていたことも円買いを促した。
独、ギリシャ首脳会談後にドイツ側からギリシャの支援条件の緩和が提示されなかったことが分かると円買いユーロ売りが加速。市場で「独財務省がギリシャをユーロ圏から一時的に追放することを検討している」との出所不明の噂が広がったことも円買いユーロ売りを後押しした。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=78円46銭前後。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=97円97銭前後とそれぞれ本日安値を付けた。
・ユーロドルは軟調。ギリシャの支援条件が緩和される見通しが後退したためユーロが売られた。一部通信社が関係筋の話として、「欧州中央銀行(ECB)による債券買い入れ計画の最終決定は9月の独裁判所の判断後になる」との見解を示したことも嫌気された。22時前に1ユーロ=1.24813ドル前後と本日安値を付けた。
[2012-08-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、戻り売りに押される展開。欧州時間からの円買い外貨売りの流れを引き継いだほか、米国株式相場が売り先行となったことも投資家のリスク志向低下を意識した円買いを誘った。
もっとも、米国株がすぐに持ち直したため、円も次第に売りに押された。ドルに対しては米長期金利が低下幅を縮小、上昇に転じたため日米金利差拡大を意識した円売りも出た。
また、ユーロに対しては株高に伴う売りに押されたほか、一部通信社が関係筋の話として「欧州中央銀行(ECB)は新たな債券購入プログラムで利回り幅の目標設定を検討」と報じたことを受けて、ECBによる政策対応への期待から円売りユーロ買いが進んだ面もあった。
なお、7月米耐久財受注に対する目立った反応は見られなかった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=78円46銭前後まで下落するも、その後は78円72銭前後の日通し高値付近まで買い戻しが進んだ。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=97円96銭前後まで値を下げたが、一巡後は株高などを手掛かりに下値を切り上げる展開となり、98円70銭台まで上昇する場面もあった。
・ユーロドルは一進一退。欧州時間から進んだユーロ売りの影響が残ったほか、「独財務省がギリシャをユーロ圏から一時的に追放することを検討している」との噂が広がったことを受けて、一時1ユーロ=1.2481ドル前後まで下落した。
その後、いったんは米株高やECBによる政策対応への期待から1.2562ドル前後まで下値を切り上げる場面も見られたが、欧州債務問題への根強い先行き不透明感などが重しとなり、引けにかけては1.2500ドル台まで再び下げるなど買い戻しの動きも長続きしなかった。
[2012-08-27][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。市場参加者から「大手外銀が円買いドル売りポジションの解消を進めた」との声が聞かれ、対ドルで円売りが出るとその他通貨にも円売りが広がった。
日本株が一時堅調に推移したことも円売りを誘った面があった。
しかし、27日の上海総合指数が軟調に推移していることが嫌気されて円売りは一服。徐々に下値を切り上げた。
[2012-08-27][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して上値が重い。日経平均株価の上げ幅縮小や上海総合指数の下げ幅拡大に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円が買われた。ただ、英国市場がサマーバンクホリデーの休場で商いが薄れるなか、追随する動きは見られず持ち高調整の円売りが広がった。スペインの国債利回りが低下したほか、市場では「米系ネームのユーロ買いドル売りが入った」との声が聞かれ、ユーロドル相場の買い戻しが優位に。つれる形で円売りユーロ買いが進み、円全体の上値が切り下がった。
一方、円はドルに対してじり高。アジア株のさえない値動きが円買いを誘ったほか、ユーロ高ドル安につれた円買いドル売りが出た。
[2012-08-27][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は小動き。英国がバンク・ホリデーの祝日で休場となっているうえ、米国で特に経済指標の発表が予定されていないことから商いは細り気味だ。市場では「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホールでの講演を31日に控え、内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がっている」との指摘があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=78円台後半での狭いレンジ取引が続いた。
・ユーロ円は1ユーロ=98円台半ば中心での値動きとなった。
・ユーロドルはスペインの国債利回り低下などをながめユーロ買いドル売りが先行。市場では「米系ネームの買いが入った」との指摘もあり、22時前に一時1ユーロ=1.25356ドル前後まで値を上げた。ただ、英国市場が休場となるなか、そのあとは追随する動きがなかったため伸び悩んだ。
なお、ドイツのIfo経済研究所が発表した8月独企業景況感指数は102.3と市場予想の102.7を下回ったものの反応は薄かった。
[2012-08-28][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米国株式相場が軟調に推移したことで、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが出たものの、一段の買いを誘う手掛かり材料に欠けたことから、円買いの動きも長続きしなかった。
もっとも、本日は英国市場がサマーバンクホリデーの祝日で取引参加者が通常よりも減少していたほか、ニューヨーク時間も目立ったイベントがなかったため、総じて方向感の乏しい動きに。市場では「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホールでの講演を31日に控え、内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がっている」との指摘もあった。
[2012-08-28][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。ニュージーランド(NZ)の大手乳業フォンテラは28日、NZドル高を背景に2012-13年の酪農家に対する支払い見通しを引き下げた。NZの国内総生産(GDP)の7%程度を占めるフォンテラの動きが同国経済を悪化させるとして円買いNZドル売りが活発化した。
同時に対NZドルでの円買いがその他通貨にも波及したため円全体が上値を伸ばした。ポンドに対して円買いが膨らんだことや前場の日本株が下げに転じたことなども円の支援材料となった。
[2012-08-28][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロに対して売り優位。市場で「中国証券監督管理委員会(CSRC)が国有系企業に自社株買いを促した」との観測が広がり、上海総合指数が上げ幅を拡大。投資家心理の改善を意識した円売りユーロ買いが散見された。また、対主要通貨でまとまったユーロ買いが持ち込まれた流れに沿って、円安ユーロ高が加速した。安く始まった欧州株が下げ止まったほか、時間外の米株価指数先物が持ち直したことも円の重しとなった面があった。
また、円はユーロ以外の通貨に対しても弱含み。株価の底堅い値動きや円ユーロ相場の下落が円全体を押し下げた。ただ、ドルや資源国通貨に対してユーロ売りが強まると同時に円買いも入ったため、一方的に円安が進む展開にはならなかった。
[2012-08-28][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。主要通貨に対してユーロ買いが活発化した流れに沿って円売りユーロ買いが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。
ただ、そのあとは下げ渋る展開に。欧州株が下げ幅を広げ、時間外のダウ先物が失速したため円を買い戻す動きが出た。
【 通貨ペア 】
・ドル円は戻りが鈍かった。ユーロ円中心にクロス円が上昇した流れに沿って1ドル=78円71銭前後まで値を戻す場面があったが、買い戻し一巡後は徐々に上値を切り下げた。対ユーロなどでドル売りが広がったため、対円でもドル売りが進んだ。78円50銭前後まで売られ、アジア時間に付けた日通し安値78円49銭前後に迫った。
・ユーロ円はユーロドルの上昇をきっかけに円売りユーロ買いが先行。19時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=98円83銭前後まで値を上げた。そのあとは急ピッチで上昇した反動などが出て伸び悩んでいる。
・ユーロドルはアジア時間に一時1ユーロ=1.2466ドル前後まで売り込まれた反動でショートカバーが先行。市場では「フランス系銀行や中東勢から買いが持ち込まれた」との指摘があり、昨日高値1.25358ドル前後を上抜けて、1.2550ドルや1.2560ドルに観測されていたストップロスを誘発した。格付け会社フィッチのライリー氏が米国の格下げリスクを指摘したこともユーロ買いドル売りを誘った面もある。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、やや伸び悩む場面があったが下値も限定的。ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領がラホイ・スペイン首相との会談後に「欧州中央銀行(ECB)による債券買い入れ提案を支持する」「EUはスペインの急な事態に対処する用意がある」などと発言したこともあり、一時1.25735ドル前後まで上値を伸ばしている。
[2012-08-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感に乏しい。対ドルでは米長期金利の低下を受けて日米金利差縮小を意識した買いが入ったほか、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて月末要因の円買いドル売りが出た」との指摘もあった。
もっとも、米国株式相場が前日終値を挟んだもみ合いに終始するなど手掛かり材料に欠けたため、上値も限定的。引けにかけて米長期金利が低下幅を縮小すると戻り売りに押された。
その他の通貨に対しても総じて方向感の定まらない動きに。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を31日に控えて、引き続き様子見ムードが強かった。
なお、米大手民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した8月の米消費者信頼感指数は60.6と市場予想平均の66.0程度を下回ったものの反応は一時的だった。
[2012-08-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。29日午前のアジア株が方向感を欠いたほか、取引材料も乏しかったこともあり積極的な売買は見送られた。31日にワイオミング州ジャクソンホールで予定されているバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演待ちのムードが強かった。
本日は月末がスポット応答日にあたることから実需の動きに注目が集まったものの、目立った動きはなかった。
[2012-08-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。上海総合指数が下げ幅を拡大したほか、欧州株の売りが先行したため、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが進んだ。スペインやイタリアの国債利回りが上昇幅を拡大し、欧州債務問題に対する警戒感が広がったことも円買いユーロ売りを促した。また、市場では「月末を控えた国内輸出企業から円買いドル売りが入った」との声が聞かれた。
[2012-08-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は上値が重かった。中国株や欧州株の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが先行。スペインやイタリアの国債利回りが上昇し、欧州債務問題に対する警戒感が強まったことも円買いユーロ売りを促した。
ただ、そのあとは伸び悩む展開に。市場では「参議院が29日、本会議で野田首相に対する問責決議案を野党の賛成多数で可決したため、政治情勢の混迷を意識した円売りドル買いが若干出た」との指摘があった。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、4-6月期米国内総生産(GDP)改定値が前期比年率1.7%増と速報値の1.5%増から上方修正されたことが好感されて、円売りドル買いが進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時1ドル=78円65銭前後。
・ユーロ円は22時前に一時1ユーロ=98円82銭前後と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは一進一退。欧州株安や財政懸念国の国債利回り上昇などをながめ、ユーロ売りドル買いが先行。17時前に一時本日安値となる1ユーロ=1.25332ドル前後まで値を下げた。ただ、市場では「中東勢やロシア勢のユーロ買いが入った」との指摘があり、18時過ぎには1.25735ドル前後の本日高値まで持ち直した。
もっとも、1.2580ドルから1.2630ドルにかけて断続的に観測されている売り注文が頭を抑えたことから、そのあとは再び上値を切り下げている。メルケル独首相が独伊首脳会談後に「欧州安定メカニズム(ESM)への銀行免許付与は欧州連合(EU)条約と整合しないと確信」と発言したことも相場の重し。
[2012-08-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。4-6月期の米国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことで、時間外のダウ先物が堅調に推移したため、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが入った。
もっとも、売り一巡後は次第に下げ幅を縮小。米長期金利の上昇を手掛かりに対ドルでも円売りが先行したが、その後に金利が上昇幅を縮めると円の買い戻しが優勢に。他の通貨に対しても円買い戻しの動きが波及したほか、引けにかけてダウ平均が伸び悩んだことも円の支えとなった。
[2012-08-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。30日前場の日本株が下落したことを受けて円買いが入った。ドルに対しては「国内の輸出企業や信託銀行から円買いが入った」との声があったほか、対豪ドルでは豪住宅指標が予想よりも弱い内容だったことを手掛かりとした円買いが散見された。
[2012-08-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価の100円超安に伴い、リスク回避的な円買いが散見された。ただ、温家宝中国首相が30日、メルケル独首相との会談後に「中国はユーロ圏の国債市場に投資を行うことをいとわない」「中国はリスクを完全に査定した後、欧州連合(EU)の国債購入を続ける」などの認識を示すと、円売りユーロ買いが優位に。円全体の上値が切り下がった。もっとも、スペインやイタリアの国債利回りが上昇したうえ、欧州株が下落したため、投資家心理が再び悪化し円買いが再開した。
[2012-08-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円はやや強含み。スペインやイタリアの国債利回りが上昇したうえ、欧州株が下落したため投資家心理が悪化。安全通貨とされる円を買う動きが出た。
ニューヨークの取引時間帯に入ると、前週分の新規失業保険申請件数や7月米個人消費支出(PCE)が予想より弱い内容となったことが分かり、米長期金利が低下。日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=78円50銭前後。
・ユーロ円は22時過ぎに一時1ユーロ=98円50銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは一進一退。オセアニア通貨に対しユーロ買いが進んだほか、「イタリア国債入札が順調な結果となる」との期待からユーロ買いが先行した。18時過ぎに一時1ユーロ=1.2564ドル前後と日通し高値を付けた。ただ、財政懸念国の国債価格や欧州株が下落したことが嫌気され、そのあとは売りに押される展開に。メルケル独首相のアドバイザーが「欧州中央銀行(ECB)による無制限の債券購入は責務を損なう」との見解を示したことも相場の重し。
もっとも、下値も限定的だった。予想を下回る米経済指標が相次いだことで米金利が低下すると、ユーロ買いドル売りがじわりと強まった。なお、オランド・フランス大統領とラホイ・スペイン首相は会談後に記者会見を開き「ユーロ圏が前進するための行動について協議した」などと述べたものの、相場の反応は薄かった。
[2012-08-31][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。米国株式相場が下げ幅を広げたことで、投資家のリスク回避姿勢が強まるとの見方から円買いが優勢となった。ユーロに対してはフィツォ・スロバキア首相が「ユーロ圏崩壊の可能性は50%と見ている」と述べたほか、国際通貨基金(IMF)が「スペインから金融支援の要請はない」と発表したことも、円買いユーロ売りを誘ったもよう。
また、円はドルに対しても買いが先行。7月米個人消費支出(PCE)や前週分の新規失業保険申請件数が予想よりも弱い結果となったことを受けて米長期金利が低下したため、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが進んだ。
もっとも、買い一巡後は徐々に上げ幅を縮小する動きに。急ピッチで円買いが進んだ反動から戻り売りに押されたほか、市場では「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を31日に控えて持ち高を傾けにくい面があった」との指摘もあった。
[2012-08-31][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。対ドルで国内輸出企業からの円買いが入り、円全体を支えた。市場で「MSCIのリバランスに絡んだ円買い豪ドル売りが入った」との声があり、つれてその他通貨にも円買いが入った場面もあったほか、前場の日本株が軟調に推移したことも円買いを促した。
[2012-08-31][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は31日、「欧州中央銀行(ECB)が発行市場で国債を購入することは問題があるだろう」「ECBが流通市場で国債を買い入れることは、条件付けされるべきだ」などの見解を示した。また、7月独小売売上高指数が前月比0.9%低下と市場予想平均の前月比0.2%上昇に反して低下したため、円買いユーロ売りが優位に。その他の通貨に対しても円が買われた。日経平均株価が引けにかけて140円超下落したことも円全体を押し上げる要因となった。
ただ、時間外の米株価指数先物や欧州株が堅調に推移すると、投資家のリスク許容度が改善し持ち高調整の円売りが広がった。
[2012-08-31][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含んだ。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが入った。欧州株相場や時間外のダウ先物の上昇も円の重荷となった。
一方、ドルに対しては強含んだ。対欧州通貨などでドルが売られた流れに沿って、円高ドル安が進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日安値となる1ドル=78円36銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=99円03銭前後と日通し高値を更新した。
・カナダドル円はしっかり。米ドルカナダドルの下落を受けた円売りカナダドル買いが先行したあとは、4-6月期カナダ国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを手掛かりにカナダドル買いが活発化した。21時30分過ぎに一時1カナダドル=79円48銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは急伸。「東欧ネームの買いが入った」「中東勢の買いが入った」ことをきっかけにユーロ高ドル安が進行した。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前に、ポジション調整に伴うユーロ買いドル売りも入った。欧州株や時間外の米株価指数先物が上げ幅を拡大するとユーロ買い圧力が増した。昨日の高値1ユーロ=1.25643ドル前後や23日の高値1.2590ドル前後、オプションのバリアが観測されていた1.2600ドルを上抜けるとストップロスを誘発。21時30分過ぎに一時7月3日以来の高値となる1.2627ドル前後まで上値を伸ばした。市場関係者からは「ユーロポンドに月末要因の買いが入りユーロドルを押し上げた」との声も聞かれた。
2012年8月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。
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