為替・株式・商品マーケット概要

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 2017年6月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2017年6月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2017年6月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2017-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はじり高。5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が55.2と予想の57.0を下回ったと伝わると、円買いドル売りが先行。4月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比1.3%低下と予想の前月比0.5%上昇に反して低下したことも円買いドル売りを誘った。ただ、5月米シカゴPMIが当初発表の55.2から59.4に訂正されると円売りドル買いが出たためやや上値が重くなった。なお、米連邦準備理事会(FRB)はこの日、米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し「経済活動は大半の地域で穏やかもしくは緩やかなペースで拡大している」と指摘した一方、「物価圧力はほとんど変わらず」とし鈍いインフレトレンドから抜け出す兆候はほとんど見られないと指摘した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2017年6月 発言・ニュース

[2017-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円はじり高。5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が55.2と予想の57.0を下回ったと伝わると、円買いドル売りが先行。4月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が前月比1.3%低下と予想の前月比0.5%上昇に反して低下したことも円買いドル売りを誘った。ただ、5月米シカゴPMIが当初発表の55.2から59.4に訂正されると円売りドル買いが出たためやや上値が重くなった。なお、米連邦準備理事会(FRB)はこの日、米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し「経済活動は大半の地域で穏やかもしくは緩やかなペースで拡大している」と指摘した一方、「物価圧力はほとんど変わらず」とし鈍いインフレトレンドから抜け出す兆候はほとんど見られないと指摘した。

[2017-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して一転上昇。4月豪小売売上高が予想を上回る結果だったことに売りで反応した。ただ、5月Caixin中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が約1年ぶりに節目の50を下回ったことが伝わると一転して豪ドルは急落し、円は反発した。その他の通貨に対しては弱含み。「本邦長期資金や国内機関投資家から断続的に買いが観測された」との指摘があり、日経平均株価が220円超上昇するにつれて全般円を売る動きが強まった。もっとも、対豪ドルで円が急反発したため、いったん売りの勢いは落ち着いている。

[2017-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は資源国通貨に対して弱含み。低調な中国経済指標をきっかけに円高豪ドル安が進んだ反動からポジション調整の売りに押された。また、原油先物相場の上昇を背景にカナダドルなどでも円売りがじわりと強まった。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。新規の手掛かり材料に乏しく、方向感のない動きが続いている。欧州各国の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が発表されたが、相場への影響は極めて限定的だった。

[2017-06-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。ナイトセッションの日経平均先物が70円高まで上昇し、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。5月ADP全米雇用報告が予想より強い結果になると、米10年債利回りの上昇とともに売りが加速。前週分の新規失業保険申請件数が予想より弱く、いったんは売りの勢いも後退したが、一巡後は株高を背景に再び売りが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日高値の1ドル=111円22銭前後を上抜けて、一時111円48銭前後まで上昇。ユーロ円はドル円の上昇や株高を支えに1ユーロ=125円03銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇を受けてドル買いが進むなか、1ユーロ=1.12022ドル前後まで下押しした。

[2017-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。5月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比25万3000人増と予想の18万人程度増を上回ったため円売りドル買いが優勢となった。米国株式市場で主要3指数が過去最高値を更新したことも円の重し。なお、5月米ISM製造業景気指数は54.9と予想の54.6を若干上回った一方、4月米建設支出は前月比1.4%減と予想の前月比0.5%増を下回った。

[2017-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が2015年12月2日以来、約1年5カ月ぶりに2万円台に乗せるとつれる形で円売りが先行。市場では「前日に続き国内機関投資家から日本株に買いが観測された」との指摘があり、その後も株価が堅調に推移したため円はさえない動きが続いた。

[2017-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対カナダドルを中心に下値が堅い。日経平均株価が380円近く上昇したことを背景に円は売られたものの、下押しは限られた。原油先物相場が2%超下落したことで全般カナダドル安が進むと円は徐々に下値を切り上げた。

[2017-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルで買い優勢。昨日から急ピッチで売りが進んだ反動が出たほか、原油価格の下落を背景に対資源国通貨で円買いが入った影響も受けた。5月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比13万8000人増と市場予想の前月比18万人増を下回ったほか、過去2カ月分も下方修正された。また、平均時給も前月分が下方修正され、4月米貿易収支も予想より弱い結果となったことから米経済指標の発表後はドルが全面安に。米長期金利の低下やナイトセッションの日経平均先物が失速したことも材料視され、急速に円買いドル売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=110円69銭前後を下抜けて一時110円43銭前後まで下押し。ユーロ円もドル円の下落や株安につれて1ユーロ=124円48銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは買い優勢。ユーロクロスの下げにつれて21時前には1ユーロ=1.12051ドル前後まで下げる場面があったものの、米雇用統計の発表後はドル安の流れに沿って一転上昇。5月23日につけた直近高値の1.12681ドル前後を上抜けて、一時1.12826ドル前後と昨年11月9日以来の高値を更新した。

[2017-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。5月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比13万8000人増と予想の前月比18万人増を下回ったほか、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、平均時給は前月比0.2%増と予想通りの結果となったが、前回値が下方修正された。さらに4月米貿易収支が476億ドルの赤字と予想の461億ドル前後の赤字より弱い内容となったため、円買いドル売りが優勢となった。米長期金利の低下や日経平均先物の失速に伴う円買いドル売りも入った。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「最近の弱いデータにもかかわらずインフレは依然として軌道上にある」「今年計3回の利上げをなお予想」との考えを示したが、新味の内容に乏しく反応は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は24時30分過ぎに一時1ドル=110円34銭前後と5月18日以来の安値を付けた。
・ユーロ円は1時30分過ぎに一時1ユーロ=124円43銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。低調な米雇用統計をきっかけにドル全面安となった流れに沿って、一時1ユーロ=1.12852ドル前後と昨年11月9日以来の高値を付けた。市場では米雇用統計について「賃金上昇が加速する兆しは依然として見られなかった。FRBの利上げは今年2回にとどまる可能性が高まった」との声が聞かれた。

[2017-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。週末のロンドンでのテロ事件を受けて早朝取引では対ポンド中心に円買いが先行した。ただ、日経平均株価が70円超安からプラス圏に浮上すると持ち高調整の円売りに押し戻された。対豪ドルでは5月Caixin中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の改善を受けた円売りも進んだ。なお、バーレーンやサウジアラビア、エジプト、UAEがカタールに対して断交を通告したと伝わったが、これまでのところ原油先物相場や為替相場などへ影響は限られている。

[2017-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。週末のロンドンでのテロ事件を受けて早朝取引では対ポンド中心に円買いが先行した。ただ、日経平均株価が70円超安からプラス圏に浮上すると持ち高調整の円売りに押し戻された。対豪ドルでは5月Caixin中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の改善を受けた円売りも進んだ。なお、バーレーンやサウジアラビア、エジプト、UAEがカタールに対して断交を通告したと伝わったが、これまでのところ原油先物相場や為替相場などへ影響は限られている。

[2017-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。日経平均株価が40円超高まで持ち直したことで円売りが散見された。ただ、日経平均株価は引けにかけてマイナス圏に沈んだほか、対豪ドルなどでドル安が進んだ影響から下値が切り上がった。なお、豪ドルに対しては弱含み。5月Caixin中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことが引き続き材料視され、欧州勢参入後も豪ドルが全面高となった流れに沿った。

[2017-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対欧州通貨では高安まちまち。目立った材料は伝わっていないものの、対ユーロを中心にポンドを買う動きが優勢となったため、円売りポンド買いが強まった。一方、ポンドに対するユーロ安の影響から円買いユーロ売りが進んだ。一方、その他通貨に対してはもみ合い。5月米ISM非製造業指数の結果を見極めたいとの見方もあり、ドルなどに対する円の値動きは方向感が定まっていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円台半ばでのもみ合いに。
・ユーロ円は1ユーロ=124円25銭前後と日通し安値を付けた一方、ポンド円は本日高値となる1ポンド=142円82銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは弱含み。ユーロポンドの下落につれる形で売りが先行。米10年債利回りの上昇も嫌気され、1ユーロ=1.12343ドル前後まで値を下げた。

[2017-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調だった。「中国は人民元の安定で米国債を追加購入する用意がある」との一部報道をきっかけに、米長期金利が急低下すると円買いドル売りが先行。ダウ平均や日経平均先物の下落に伴う円買いドル売りも入った。市場では「8日に英総選挙や欧州中央銀行(ECB)理事会、コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言など重要イベントを控えているため、リスク回避の動きが出ていた」との指摘があった。

[2017-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。対ドルでは仲値に向けた円売りが散見されたほか、日経平均株価が70円超安から前日終値付近まで下げ渋ったことも円全体を押し下げた。ただ、日経平均株価が再び下落したこともあり下値も限られた。一方、豪ドルに対しては軟調。1-3月期豪国内総生産(GDP)が前年同期比で予想を上回り、全般豪ドル高が進んだ流れに沿った。

[2017-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が2万円台を回復し40円超上げたことで円売りが散見されたが、下値は限られた。米10年債利回りの上昇幅縮小に伴い円買いドル売りが進んだほか、ユーロカナダドルなどユーロクロスの下落とともに円買いユーロ売りが強まった。

[2017-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで上値が重い。欧州勢参入後にユーロ売りが進んだ流れに沿って円高ユーロ安が先行。「欧州中央銀行(ECB)は2019年までのインフレ見通しを引き下げる」との一部報道が伝わるとユーロに対して一段と円高が進んだ。もっとも、急ピッチで上昇した反動もあり、一巡後は持ち高調整の売りに押された。また、その他の通貨に対しても一転下落。序盤は円買いが先行したものの、対ユーロでドルが急伸したうえ、時間外の米10年債利回りが上昇したため対ドルで円は反落。また、全般ポンド高が進んだ影響から円売りポンド買いが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=109円12銭前後まで下落したが、一巡後は109円66銭台まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=122円64銭前後まで急速に値を下げたが、その後は123円台を回復している。
・ユーロドルは急落。序盤は1ユーロ=1.1265ドル前後を挟んで方向感を欠いていたが、ECB絡みの報道でテーパリングに対する期待が剥落し、ユーロが全面安の展開となると1.12041ドル前後まで下げ足を速めた。一方で、1日安値の1.12022ドル前後が目先のサポートとして意識されると1.1230ドル台まで下げ渋った。

[2017-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・351

[2017-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・351

[2017-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は行って来い。「日銀、出口論は『時期尚早』から『説明重視』に」との報道を受けて円買いが加速。日経平均株価の90円近い下落も円買いを後押しした。ただ、欧州勢参入後は反動が出て持ち高調整の円売りが優位に。米10年債利回りの上昇に伴う円売りドル買いも見られた。

[2017-06-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで行って来いの展開。アジア時間に急ピッチで円高が進んだ反動から欧州勢参入後は円売りが先行。ナイトセッションの日経平均先物が80円上げたことも円売り材料となった。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を予想通り現行の0.00%で据え置いたが、声明で「金利は長期にわたって現行水準で維持する見込み」と利下げを示唆するガイダンスを削除したことが分かると円は下げ幅を広げた。ただ、ドラギECB総裁が定例記者会見で2017-2019年のインフレ見通しを引き下げたことを伝えるとユーロは失速し円の買い戻しが強まった。また、ドルなどに対して円は下げ渋り。株高や米10年債利回りの上昇を手掛かりに序盤から円安ドル高が進んでいたが、米10年債利回りが上昇幅を縮めると徐々に下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円23銭前後まで値を上げたが、一巡後は上値が重くなっている。
・ユーロ円は1ユーロ=124円03銭前後まで買われた後は123円20銭台まで失速した。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇に伴って売りが先行。ECBがフォワードガイダンスを変更し当面の利下げを排除する姿勢を示すと瞬間的に買いが入ったが、インフレ見通しの下方修正を受けて再び売りが優勢に。前日安値の1ユーロ=1.12041ドル前後を下抜けて1.11954ドル前後まで値を下げた。もっとも、1.11ドル台では押し目買いが入り下げ渋るなど一段と売りが進む展開にもならなかった。

[2017-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言前に持ち高調整目的の円売りドル買いが先行。事前報道を受けて市場では「コミー氏の証言では司法妨害は示されない」との見方が浮上しており、円売りドル買いが出やすい面があった。ただ、同氏の議会証言が始まると円売りドル買いの勢いは後退した。事前に伝わった内容と同じだったため「材料出尽くし」として円買いドル売りが入ったようだ。一時は90ドル超上昇したダウ平均が失速したことも円買いドル売りを誘った。なお、黒田東彦日銀総裁は英オックスフォード大学での講演で「すでにデフレではなくなっている」「日銀はこれまで物価水準目標を真剣に検討したことがない」「為替レートの変動を引き続き注視する」などと述べた。

[2017-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売られた。英総選挙の出口調査で「メイ首相が率いる与党保守党が定数650議席のうち314議席を獲得する方向」と伝わり、過半数に達しなかったとして対ポンド中心に円買いが先行。英総選挙の開票が進むなか、さらに円買いポンド売りが進む場面もあった。ただ、日経平均株価が180円超高まで上げ幅を拡大すると、投資家のリスク志向が改善し円売りが広がった。

[2017-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。日経平均株価の上げ幅縮小につれて円買い戻しが入ったが、欧州勢の参入に伴い対ポンド中心にドル高が進んだ影響から上値が切り下がった。もっとも、ナイトセッションの日経平均先物が失速したこともあり下値も限られるなど方向感が定まらなかった。なお、ポンドに対しては買い一服。英総選挙でメイ首相が率いる与党保守党は過半数を獲得できないことが確実となったほか、英BBCは「メイ英首相は辞任の意向がない」と報じた。英政局の先行き不透明感がくすぶるなか、欧州勢の参入に伴い円買いポンド売りが先行。ただ、一巡すると反動が出て伸び悩んだ。

[2017-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は弱含み。英総選挙で与党保守党の過半数割れが確実視されるなか、対ポンドでドル高が進行すると円売りドル買いが先行した。その後はしばらくもみ合いが続いていたが、米10年債利回りが上昇するとつれる形で円は売りが再開した。5月カナダ雇用統計で新規雇用者数が予想を大幅に上回る強い結果となったことで円売りカナダドル買いが活発化したほか、ナイトセッションの日経平均先物が80円上昇したことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円81銭前後まで上昇したほか、カナダドル円は1カナダドル=82円32銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは小安い。1ユーロ=1.11665ドル前後まで下押しした。米長期金利の上昇に伴ってユーロ売りドル買いが小幅ながら出た。

[2017-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。時間外の米10年債利回りが上昇したことなどをながめ円売りドル買いが先行したものの、一時は120ドル超上昇したダウ平均が失速すると一転円買いドル売りが優勢に。日経平均先物が下げに転じたことも円買い戻しを誘った。なお、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3%近く急落する場面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に一時1ドル=110円81銭前後と日通し高値を付けたものの、米国株が失速すると110円13銭付近まで押し戻された。
・カナダドル円は5月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が5万4500人増と予想の1万5000人増を上回ったため買いが先行。前日の高値1カナダドル=81円78銭前後を上抜けて一時82円45銭前後まで上値を伸ばした。ただ、米国株価やドル円が失速すると81円77銭近辺まで売られた。
・ユーロドルは下値が堅かった。22時過ぎに一時1ユーロ=1.11665ドル前後まで値を下げたものの、米長期金利が上昇幅を縮めるとユーロ買いドル売りがじわりと強まった。2時過ぎに1.12ドル台に乗せる場面があった。

[2017-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。早朝からやや売りが先行したが、日経平均株価が170円超下落するとリスク回避目的の買い戻しが進んだ。もっとも、日経平均株価が60円超安まで下げ幅を縮めたうえ、米10年債利回りが上昇したことで円買い圧力も収まった。

[2017-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。新規の取引材料に乏しかったうえ、日経平均株価の方向感が出なかったこともあり、動意に欠ける取引が続いた。一方、ユーロに対しては小安い。しばらくもみ合いが続いたが、ユーロNZドルやユーロポンドなど一部ユーロクロスの上昇につれた円売りが小幅に出た。

[2017-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物や独DAXが軟調に推移したことを背景にリスク回避の円買いが先行。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも円高ドル安につながった。一方で、株安が一服したうえ、米金利が再び上昇したためいったん円を買う動きは落ち着いている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=109円82銭前後まで値を下げた。ポンド円は売り優勢。英政局の先行き不透明感が広がるなか、1ポンド=139円11銭前後と4月20日以来の安値まで売り込まれた。
・ユーロドルは小高い。ドル円の下落に伴った買いが入り、1ユーロ=1.12321ドル前後まで値を上げた。もっとも、前週末高値の1.12375ドル前後が目先のレジスタンスとして意識されるなど上値は限られた。

[2017-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円はやや強含み。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が一時1.5%超下落したほか、ダウ平均が80ドル超下げたため、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。米3年債入札後に米長期金利が低下に転じると円買いドル売りが活発化した。ただ、引けにかけては伸び悩む展開に。米10年債利回りが上昇に転じたことで円売りドル買いが出たほか、カナダドルに対して急速に円安が進んだ影響を受けた。

[2017-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。日経平均株価が50円超安から20円超高まで持ち直すにつれて売りが進んだ。市場では「米系短期勢から売りが観測された」との指摘もあった。ただ、日経平均株価が再び下落したことで円売り圧力も後退した。一方、カナダドルに対しては軟調。カナダ銀行(中央銀行、BOC)の緩和策縮小の可能性が浮上し前日からカナダドルが全面高となった流れが続いた。

[2017-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が動意を欠いたこともありしばらく方向感が出なかったが、欧州勢が参入すると対欧州通貨中心に円売りが優勢に。市場では「米系短期勢から円売りドル買いが断続的に持ち込まれた」との指摘もあったほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物の上昇も円全体を押し下げた。

[2017-06-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は弱含み。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを背景に対欧州通貨を中心に円売りが先行。一巡後は持ち高調整の買いが入り下げ渋ったが、戻りは限定的。5月米卸売物価コア指数(PPI)が前月比で予想を上回る結果だったことで米10年債利回りの上昇とともに円安ドル高が進んだ。ポロズカナダ銀行(BOC)総裁が「政策金利は異常なほど低い」と述べたことでカナダドルに対する円売りも目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円27銭前後まで上昇した後は110円ちょうど前後を割り込む場面があったが、下値は堅かった。カナダドル円は1カナダドル=83円30銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは伸び悩み。ユーロ円などの上昇につれて買いが先行し、1ユーロ=1.12248ドル前後まで値を上げた。もっとも、前日高値の1.12321ドル前後が目先のレジスタンスとして意識されると買いは一服。米長期金利の上昇やユーロカナダドルの下落が重しとなった。

[2017-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。5月米PPIコア指数が前月比0.3%上昇と予想の0.1%上昇を上回ったことで円売りドル買いが先行。米国株相場が史上最高値を更新したことも相場の重しとなった。ただ、米10年債利回りが低下に転じると円買いドル売りがじわりと強まった。なお、セッションズ米司法長官は米上院情報委員会で「メイフラワーホテルでロシア高官と会っていない」「米駐ロシア大使と会談した記憶はない」と述べたが、相場の反応は限られた。

[2017-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価が110円超高から下げに転じるにつれて円買いが散見された。ただ、今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表など重要イベントを控えて様子見気分が強く、追随する動きは見られなかった。

[2017-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。国際通貨基金(IMF)が中国の2017年GDP見通しを従来の6.6%から6.7%に引き上げたことがわかると、対豪ドル中心に円売りが先行。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の上昇も円全体を押し下げた。

[2017-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。国際通貨基金(IMF)が中国の2017年GDP見通しを従来の6.6%から6.7%に引き上げたことがわかると、対豪ドル中心に円売りが先行。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の上昇も円全体を押し下げた。

[2017-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ドルで急伸。国際通貨基金(IMF)が中国の2017年GDP見通しを引き上げたことをきっかけに対豪ドルを中心に円売りが先行。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円売りにつながった。ただ、5月米小売売上高や5月米消費者物価指数(CPI)が軒並み市場予想を下回る結果だったことが伝わると米10年債利回りの急低下とともに円高ドル安が活発化。その他通貨に対しても円を買い戻す動きが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円34銭前後まで上昇した後は109円22銭前後まで急落。豪ドル円は1豪ドル=83円67銭前後まで大幅に値を上げた後はやや伸び悩んでいる。
・ユーロドルは急伸。ユーロ豪ドルの下落やドル円の上昇に伴って売りが先行し、1ユーロ=1.11978ドル前後までじりじりと値を下げた。ただ、その後は低調な米経済指標を受けて一転して買い戻しが優勢となり1.12787ドル前後まで急反発した。

[2017-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。5月米小売売上高や5月米消費者物価指数(CPI)が予想より弱い内容となったことで米長期金利が急低下すると円買いドル売りが優勢となった。ナイトセッションの日経平均先物が170円下げたことも円買い外貨売りを誘った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)後は急速に上げ幅を縮めた。FOMCはこの日、市場予想通り0.25%の利上げを決定。年内さらに1回、2018年中にも3回の利上げを見込む政策シナリオを維持した。量的金融緩和で膨らんだ保有資産の圧縮にも「年内に着手する予定」と正式に表明した。これを受けて米長期金利が急速に低下幅を縮めると円売りドル買いが優勢に。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「今後数年にわたって段階的な利上げが妥当」「今年からバランスシートの縮小に着手すると予想」「バランスシート縮小は比較的早期の実行があり得る」などと述べたことも相場の重しとなった。

[2017-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して方向感が定まらない。「モラー特別検察官がトランプ米大統領を司法妨害の可能性で捜査する」と報道を受けて円買いが先行した。その後、日経平均株価が70円超安から80円近い上昇まで持ち直したほか、本日は5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りが進み上値が切り下がった。もっとも、日経平均株価が一転して130円近く下げたことで円売り圧力も後退した。一方、NZドルに対しては堅調。日経平均株価の一転下落がリスク回避目的の円買いを誘ったほか、NZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)が「中立金利は引き続き低下している」との見解を示したことでNZドルが全面安となった流れに沿った。なお、豪ドルに対しては下げ渋り。5月豪雇用統計で失業率や新規雇用者数が予想より強かったほか、4月分の新規雇用者数も上方修正されたことで円売り豪ドル買いで反応した。ただ、RBNZの見解を受けて対NZドルで円買いが強まると、つれる形で下値が切り上がった。

[2017-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州通貨に対して堅調。しばらく方向感のない取引が続いたが、欧州勢の参入に伴い円買いユーロ売りが優位に。5月英小売売上高の発表を前に円買いポンド売りも強まったほか、結果が予想を下回ったことでさらに円買いが進んだ。一方、ドルに対してはもみ合い。新規の取引材料に乏しく持ち高調整の域を出なかった。

[2017-06-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は軟調。序盤はもみ合いが続いていたが、時間外の米10年債利回りが上昇するにつれて円売りドル買いが強まった。イングランド銀行(BOE)が予想通り金融政策を据え置き、議事要旨で利上げを主張した委員が前回の1人から3人に増えたことが明らかになると対ポンドで円は急落。つれる形でその他通貨に対しても円売りが広がった。6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、前週分の米新規失業保険申請件数がいずれも予想より強い内容だったことで対ドルでは円が下げ幅を広げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円40銭前後まで上昇したほか、
・ポンド円は1ポンド=140円76銭前後まで急速に値を上げた。
・南アフリカランド円は軟調。南アフリカ政府が「鉱山の30%は黒人所有になるべきだ」と発表したことが嫌気され、1ランド=8円52銭前後まで売られた。
・ユーロドルはさえない。1ユーロ=1.11432ドル前後まで下落。欧州勢が売りで参入したほか、その後もドル円や米長期金利の上昇に伴った売りに押された。

[2017-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調だった。前週分の米新規失業保険申請件数や6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容となったことで円売りドル買いが先行。市場では「前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化に積極的と受け止められ、ドル全面高の展開となった」との指摘があった。

[2017-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価の180円超高を背景に投資家のリスク志向改善を意識した円売りが広がった。市場では「米系ファンドから円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。なお、日銀は15-16日に開いた金融政策決定会合で現行の金融政策維持を決めたが、市場の反応は限られた。

[2017-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州資源国通貨に対してじり安。黒田日銀総裁が定例記者会見で「現時点で出口での収益試算公表するのはかえって混乱招く」「現時点で出口の具体的な手法順序を示すのは難しい」と発言したことに円売りで反応した。また、欧州勢の参入に伴い円売りユーロ買いが強まり、他の通貨に対しても円売りが波及した。一方、ドルに対してはもみ合い。黒田日銀総裁の発言を受けた円売りが出たが、対ユーロなどでドル安が進んだ影響から下値も限られた。

[2017-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。欧州勢参入後に円売りユーロ買いが先行した影響から全般円は弱含んで始まった。その後は安値圏でのもみ合いが続いていたが、5月米住宅着工件数や5月米建設許可件数が予想を下回る結果となり、時間外の米10年債利回りが低下に転じると対ドルで円の買い戻しが強まった。ダウ先物や日経平均先物がマイナス圏に沈んだことも円の支えとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円41銭前後まで上昇したものの、その後は上値が重くなった。
・ユーロ円も1ユーロ=124円46銭前後まで買われた後は上げ幅を縮めている。
・ユーロドルは強含み。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.11837ドル前後まで値を上げ、その後も底堅い動きが続いた。

[2017-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が一時140円超高まで上昇したことを背景に、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが出た。もっとも、株高が一服すると下げ渋るなど、手掛かり材料に乏しいなかで一方的に売りが進む展開にもならなかった。

[2017-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後に円売り外貨買いが進んだ。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が強含んだことが材料視されたほか、対ドルでは「欧州勢からの売りが観測された」との指摘もあった。一方、豪ドルに対してはしっかり。米格付け会社ムーディーズが豪主要4銀行の格付けを「AA2」から「AA3」に引き下げたと発表したことを受け、全般に豪ドル売りが強まった影響を受けた。

[2017-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円はドルに対して失速。米10年債利回りの低下やナイトセッションの日経平均先物の伸び悩みにつれて円買いドル売りが先行。ダドリー米NY連銀総裁が「インフレはFRBが望む水準をやや下回っている」と述べたことも円買いを誘った。ただ、その後に「我々は金融状況をそれほど引き締めていない」と発言すると、米10年債利回りの一転上昇とともに円売りが優位となった。一方、南アフリカランドに対しては買い優勢。南アフリカ監査局が「南アフリカ準備銀行(SARB)に対して通貨の価値を守るという方針を止め、均衡のとれた持続可能な経済成長を促進する方針に変更するように提案する」との見解を示し、ランド安が加速した流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円91銭前後から111円34銭前後まで反発。
・ランド円は1ランド=8円52銭前後まで急落した。
・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下やドル円の下落を横目に本日高値の1ユーロ=1.12142ドル前後に接近した。ただ、ダドリー米NY連銀総裁の発言を受けて米長期金利が一転上昇すると1.11733ドル前後まで下げ足を速めた。

[2017-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで軟調。ダドリー米NY連銀総裁が「我々は金融状況をそれほど引き締めていない」と述べたことをきっかけに米10年債利回りが上昇すると売りが進行。その後も米10年債利回りが一段と上昇したため円安ドル高の流れが継続。ダウ平均が140ドル超の高値引けとなったほか、ナイトセッションの日経平均先物も2万0140円まで上昇するなど株高も相場の重しとなった。また、対ユーロで資源国通貨買いが進んだほか、株高も手掛かりに円売り資源国通貨買いも強まった。

[2017-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が一時250円超高まで上げるなど堅調に推移したことを受け、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。もっとも、一巡後は持ち高調整目的の買いも入るなど、やや下げ渋る展開に。対ドルでは時間外の米10年債利回りが小幅に低下した影響から買いが入った。

[2017-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。午後の日経平均株価が伸び悩んだことを受けて、利益確定目的の買いが散見された。欧州勢の参入後には弱含む場面も見られたが、対ポンドで円高が進んだ影響も受けたため、下値は限定的だった。一方、円は他の通貨に対してはまちまち。全般に豪ドル買いやNZドル買いが強まった影響から対オセアニア通貨では弱含んだものの、ポンドに対しては買いが優勢に。カーニー英中銀(BOE)総裁が「インフレ圧力は抑制されており、利上げの時ではない」と述べたことでポンドが急落した流れに沿った。

[2017-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は買い一服。ムニューチン米財務長官が「超長期債の発行を非常に真剣に検討中」と発言し米10年債利回りが上昇に転じたことで一時円売りが進んだが、米10年債利回りが再び低下すると円買いが再開した。原油先物相場の3%近い下落に伴い対資源国通貨中心に円買いが加速した影響も受けた。もっとも、1-3月期米経常収支が予想より強かったほか、米10年債利回りの低下が一服したことで円買い圧力は後退した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円32銭前後まで下げた後、111円50銭台まで反発。
・カナダドル円は1カナダドル=83円84銭前後まで売り込まれたが、前日安値の83円78銭前後が目先のサポートとして意識されると84円10銭台まで買い戻された。
・ユーロドルはもみ合い。ムニューシン米財務長官の発言を受けて米長期金利が一時上昇すると本日安値の1ユーロ=1.11409ドル前後に接近する場面があった。ただ、総じて1.1150ドル前後での持ち高調整の域を出なかった。

[2017-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は豪ドルに対して堅調。銅価格の下落を背景に全般豪ドルが売られる展開となり、円高・豪ドル安が進んだ。また、対豪ドルでの円買いがユーロやスイスフランに対しても波及した。一方、ドルに対しては方向感がない。ムニューシン米財務長官が「超長期債の発行を非常に真剣に検討中」と発言し米10年債利回りが一時上昇に転じると円売りドル買いが強まった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル高が進んだことも重しとなった。一方で、その後に米10年債利回りが低下したため下値は限られた。

[2017-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が100円近く下げたことを受けてリスク回避の買いが入った。いったんは上値を切り下げる場面もあったものの、下値の堅さを確認すると買いが再開。手掛かり材料不足のなか、株価をにらみながらの底堅い動きとなった。

[2017-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。午後の日経平均株価が戻りの鈍い動きとなったことでリスク回避目的の買いが先行。欧州勢の参入後もナイト・セッションの日経平均先物が弱含んだことを支えに買いの流れが続いた。

[2017-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は売り優位。ホールデン英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「年後半に金融刺激策の一部解除を支持」と発言したことを受けて、対ポンド中心に円売りが優勢に。米10年債利回りが上昇に転じるにつれて円売りドル買いが強まったほか、ナイトxセッションの日経平均先物のプラス圏浮上も円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円07銭前後から111円66銭前後まで上昇。
・ポンド円は1ポンド=141円76銭前後まで急伸した。
・ユーロドルはもみ合い。ポンドドルの急伸につれて1ユーロ=1.11556ドル前後まで上げる場面があった。ただ、ユーロポンドが下落した影響も同時に受けたほか、米長期金利が上昇に転じたことも重しとなり、総じて1.1145ドル前後で神経質な動きとなった。

[2017-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はカナダドルに対して売り優勢。原油先物相場に買い戻しが入ったことをきっかけに全般カナダドルを買う動きが広がり、円は序盤から弱含んだ。4月カナダ小売売上高が良好な内容だったことが伝わると円は下げ幅を広げるなどその後も円はさえない動きが続いた。一方、ドルに対してはもみ合い。カナダドルに対する円安につれたほか、低下していた米10年債利回りが低下幅を縮めた場面では円売りドル買いが強まった。もっとも、その後に米金利が再び低下したうえ、ダウ平均が引けにかけて下げに転じたため下値は限られた。

[2017-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小安い。高く始まった日経平均株価が下げに転じたことで買いが入る場面も見られたが、本日は週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けた売りも観測された。半面、下値では押し目買いも入るなど一方的に売りが進む展開にもならなかった。

[2017-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。手掛かり材料は乏しかったものの、欧州勢の参入後に全般ドル売りが強まった流れに沿って買いが進んだ。一方、他の通貨に対してはさえない動き。対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が上昇したことにつれて、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2017-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。米10年債利回りが低下に転じるにつれて円買いが散見されたが、米10年債利回りが再び上昇したことで上値も限られた。一方、カナダドルに対しては堅調。5月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を下回り全般カナダドル安が進んだ流れに沿った。なお、ユーロに対しては弱含み。ユーロカナダドルやユーロポンドなどの上昇につれて円売りユーロ買いが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円16銭前後まで下げる場面もあったが、総じて111円25銭前後で方向感が出なかった。
・カナダドル円は1カナダドル=83円63銭前後まで下落。
・ユーロ円は1ユーロ=124円47銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い。欧州序盤に1ユーロ=1.1188ドル前後で強含んだ反動から1.1162ドル付近まで伸び悩んだが、ユーロクロスの上昇につれて1.1180ドル台まで持ち直した。

[2017-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。5月カナダ消費者物価指数(CPI)が前月比・前年同月比ともに市場予想を下回ったことをきっかけに円買いカナダドル売りが強まった。一方、対カナダドルを中心にユーロ高が進んだ影響からユーロに対して円は弱含んだ。一方、ドルに対しては小動き。5月米新築住宅販売件数は予想より強い内容だったが、相場の反応は限定的だった。ブラード米セントルイス連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁から金融政策の先行きに対する発言が相次いだが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円25銭前後での小動きに終始。
・ユーロ円は1ユーロ=124円70銭前後まで上昇した半面、カナダドル円は1カナダドル=83円61銭前後まで下落した。
・ユーロドルは堅調。全般ユーロ高が進んだ流れに沿ってNY序盤から買いが強まった。24時前には1ユーロ=1.1209ドル前後まで上値を伸ばした。19日高値の1.12142ドル前後が目先のレジスタンスとして意識されると買いは一服し、その後は高値圏でのもみ合いとなった。

[2017-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小安い。週明けの早朝取引では買いが入ったものの、日経平均株価が強含んだことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した売りも出た。また、原油先物相場が上昇したことを手掛かりにした円売り資源国通貨買いなども入り、円全体を押し下げた。

[2017-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後は全般に円売り外貨買いが優勢となった。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が強含んだことを受け、投資家のリスク志向改善を見越した売りが広がった。また、市場では「米系短期勢からの円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。

[2017-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円はドルに対して買い戻された。本日安値圏でのもみ合いが続いていたが、5月米耐久財受注額が予想を下回ったことが分かると米10年債利回りの低下とともに円買いが強まった。一方、ユーロやオセアニア通貨に対してはじり安。弱い米耐久財受注額を受けてユーロ買いドル売りやオセアニア通貨買いドル売りが進んだ影響が波及した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円72銭前後まで小幅に上げる場面があった。ただ、20日高値の111円78銭前後が目先の上値目処として意識されると111円36銭付近まで下げ足を速めた。
・ユーロ円は1ユーロ=125円ちょうど前後までじわりと上げた。
・ユーロドルは底堅い。「メイ英首相は北アイルランドの民主統一党との協力で合意した」と伝わり、ユーロ売りポンド買いが進んだ影響から1ユーロ=1.11719ドル前後まで値を下げた。その後、低調な米経済指標や米長期金利の低下を受けて全般ドル売りが優位に。先週末高値の1.1209ドル前後を上抜け1.12198ドル前後まで持ち直した。

[2017-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。5月米耐久財受注額が予想を下回ったため円買いドル売りが先行したものの、上値は重かった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言をきっかけに対ユーロ中心にドル高が進んだ影響を受けて、円売りドル買いが優勢に。損失覚悟の円売り注文も巻き込むと下げ幅を拡大した。

[2017-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが一服。日経平均株価が100円近く上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。市場では「対ドルで本邦実需勢からの売りが観測された」との指摘もあった。もっとも、その後はやや下げ渋る展開に。日経平均が伸び悩んだ影響を受けたほか、下値の堅さをいったん確認したことで利益確定の買い戻しなども散見された。

[2017-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。アジア時間の午前に下値の堅さを確認すると、利益確定目的の買い戻しが入ったことで下値を切り上げた。一方、ユーロに対しては一転下落。しばらくは利益確定の買い戻しが優勢となっていたが、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言が伝わると一転して売りが優位に。なお、ドラギECB総裁は「ユーロ圏の成長率はトレンドを上回るが、インフレ動向は予想より抑制されている」「インフレを抑制している要因は主に一時的」「デフレ圧力はリフレに変わった」「ECBは緩和策の調整について慎重になるべき」「かなりの規模の金融緩和は依然として必要」などの見解を示した。

[2017-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は軟調。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「インフレを抑制している要因は主に一時的」「デフレ圧力はリフレに変わった」などと語ったことで円売りユーロ買いが優勢となり、他の通貨に対しても円売りが波及した。米10年債利回りの上昇幅拡大に伴う円売りドル買いも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円ちょうど付近まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=126円37銭前後と昨年4月28日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは買い優勢。ドラギECB総裁の発言を受けてユーロが全面高となった流れに沿った。1ユーロ=1.12899ドル前後と14日高値の1.12959ドル前後に接近した。市場では「昨年11月9日高値の1.12999ドル前後が重要なレジスタンスとなる」との指摘があった。

[2017-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はポンドやユーロに対して大幅に下落。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言をきっかけに、欧緩和縮小への期待が高まり円売りユーロ買いが広がった。ポンドに対してはポンドドルが急伸した影響で円安ポンド高が進んだ。円はドルに対しても軟調だった。6月米消費者信頼感指数などが予想を上回ったことが分かると円売りドル買いが先行。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「利上げ軌道変わらず」「資産価格は高くみえる」と述べたと伝わると、タカ派的な発言を期待していた一部市場参加者からの円買いドル売りが入ったため下げ渋る場面もあった。米上院がヘルスケア法案の採決を先送りしたことで米国株が下落したことも円買いドル売りを誘った。

[2017-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。前日の海外時間に急ピッチで売りが進んだ反動から買いが先行。日経平均株価が弱含んだことも円全体を押し上げた。日経平均が下げ渋った場面では売りが出る場面もあったものの、総じて底堅く推移した。

[2017-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて、日米金利差拡大を見越した売りが出た。もっとも、下値の堅さを確認すると買い戻しが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことも買い戻しを誘った面があった。

[2017-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。ナイトセッションの日経平均先物が下落するなか、損失覚悟の円買い注文を巻き込み急ピッチで上げた。ただ、米10年債利回りが一時上昇幅を拡大すると持ち高調整の円売りに押された。また、ユーロに対しても伸び悩み。関係者の話として「ECB、27日の刺激策に関するドラギ総裁発言を市場は誤認」と伝わると円買いユーロ売りが優位に。ただ、一巡すると反動が出て失速した。なお、22時30分にドラギECB総裁などのパネルディスカッションが予定されている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円84銭前後まで下げた後、112円20銭台まで反発する場面があった。
・ユーロ円は1ユーロ=126円49銭前後まで急落した反動から127円10銭台まで切り返した。
・ユーロドルは下げ渋り。ECB絡みの報道を受けてユーロ売りが加速し1ユーロ=1.12914ドル前後まで急ピッチで下げた。ただ、すぐに買い戻しが入り1.1340ドル台まで反発した。

[2017-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はポンドに対して大幅に下落した。カーニー英中銀(BOE)総裁が「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」と述べたことをきっかけに円売りポンド買いが優勢となった。カナダドルなどの資源国通貨に対しては、原油先物価格の上昇を背景に円を売る動きが目立った。ダウ平均が一時160ドル超上昇したことも相場の重し。ユーロに対しては、欧州中央銀行(ECB)関係者の話として「市場は27日の刺激策に関するドラギECB総裁の発言を誤って判断している」との一部報道を受けて円買いが先行したものの、欧緩和縮小への期待から徐々に円売りユーロ買いが強まった。

[2017-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進んだ流れに沿って円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。一方、対ドルでは上値の重い動きに。全般にドル売りが進んだ影響を受けたことで買いが先行したものの、市場では「上値で本邦長期資金とみられる売りが観測されている」との指摘もあり、一巡後は次第に上値を切り下げた。

[2017-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後は円売り外貨買いが優勢に。時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりに対ドルで売りが出たほか、独長期金利の上昇を背景にした円売りユーロ買いも進んだ。

[2017-06-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は戻りが鈍い。欧州序盤に円売りが加速した反動から円買い戻しが進んだが、米10年債利回りの上昇幅拡大に伴い円売りドル買いが再開。他の通貨に対しても円売りが波及した。1-3月期米国内総生産(GDP)確定値が前期比年率1.4%増と予想の1.2%増を上回ったことが分かると、対ドル中心に円売りが続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円62銭前後から112円39銭付近まで伸び悩んだが、5月17日以来の高値となる112円91銭前後まで切り返した。
・ユーロ円も1ユーロ=128円78銭前後から128円16銭付近まで下げたものの、128円70銭台まで反発した。
・ユーロドルは上値が重い。一時1ユーロ=1.14349ドル前後と昨年5月11日以来の高値を付けたが、同日高値の1.14469ドル前後に上値を抑えられると伸び悩んだ。強い6月独消費者物価指数(CPI)速報値にやや買いで反応したが戻りは限定的。米GDP確定値の良好な結果を受けて1.1380ドル台まで失速した。

[2017-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。1-3月期米国内総生産(GDP)確定値が予想を上回ったため円売りドル買いが先行したものの、下値は堅かった。ダウ平均が一時250ドル超下落し、ナイトセッションの日経平均先物が360円下げたため、投資家がリスク回避姿勢を強め円買いドル売りが優勢となった。

[2017-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価の下落を背景にリスク回避の円買いドル売りが進んだ。市場では「対ドルで米系短期勢からの買いが観測されており、損失覚悟の円買い注文を巻き込んだ」との指摘もあった。一方、円は対オセアニア通貨ではもみ合い。株安を手掛かりにした買いが入った半面、対ドルでオセアニア通貨高が進んだことにつれた円売りオセアニア通貨買いも出た。対豪ドルでは6月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことを受けて売りが進む場面も見られた。

[2017-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価の下落を手掛かりにした買いが一巡すると、時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景にした売りが広がった。一方、対ユーロでは下値が堅い。対ドルでの円売りが波及したことで上値を切り下げていたが、欧州勢の参入後は買いが再開。市場では「今週急ピッチでユーロ高が進んだ反動が出た」との指摘もあり、全般にユーロ売りが進んだ影響を受けた。

[2017-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。英欧長期金利の低下を背景にポンドやユーロなどに対して円買いが先行した。一巡すると方向感が出なくなったが、米10年債利回りが上昇したことで対ドル中心に円売りが進んだ。なお、6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比1.3%上昇と予想を上回ったほか、5月米個人消費支出(PCE)やコアPCEデフレーターは市場予想通りの結果となったが影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円83銭付近まで下げた後、112円24銭前後まで切り返した。
・ユーロ円も1ユーロ=127円45銭前後まで売られた後、128円07銭付近まで反発した。
・ユーロドルは下げ渋り。独長期金利の低下に伴い1ユーロ=1.13921ドル前後まで売りが先行したが、1.14ドル割れの水準で下値の堅さを確認すると1.1420ドル台まで買い戻された。

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