2011年11月14日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の発言を理由に、「政府日銀による円売り介入への期待が高まった」として米系短期投機筋などが円買いドル買いを進めた。ただ、円売り介入が観測されなかったことで、円買いドル売りが盛り返し円は徐々に下値を切り上げた。
 なお、ラガルドIMF専務理事は12日、安住淳財務相と会談後の記者会見で、日本の為替介入について「為替市場における無秩序な動きや過度の変動に対応したもので、G7声明に沿ったものと認識」などと述べた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。政府日銀による円売り介入への警戒感が薄れているため、次第に円買いドル売りが進んだ。市場では「1ドル=77円ちょうどより円高の水準に観測されているストップロスを付けにいく動きもあった」との指摘があった。対ユーロでは、日本時間19時に予定されているイタリア国債の入札を警戒した円買いが目立った。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円はしっかり。政府日銀の円売り介入への警戒感が後退しており、ストップロス誘発を狙った円買いドル売りが入ったほか、ユーロに対しては日本時間19時に予定されていたイタリアの5年物国債の入札を警戒した円買いが入った。その後、イタリア国債の入札が無難に通過したことを手掛かりにポジション調整の円売りが対ユーロで見られたものの、イタリア国債の利回りは入札通過後に徐々に上昇しているほか、スペインの10年物国債利回りが一時6%を超えるなど同国の国債利回りが急上昇しているため、欧州の財政不安が改めて意識されて対ユーロ中心に円買いが入った。欧州の株価指数が失速していることも円買いを誘った。
 欧州中央銀行(ECB)がイタリアやスペインの国債を購入しているとの観測が伝わったが、反応は限られている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅い。「77円ちょうどより下の水準に観測されているストップロスの売り注文を付けにいく動きが見られた」との指摘があり、18時過ぎに1ドル=78円82銭前後と10月31日以来の安値まで下げたが、ストップロスを付け終わると急速に値を戻した。更に、対ユーロを中心としたドル買いの流れに沿った格好で円買いドル買いが入ると77円台を回復している。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=105円03銭前後まで下落。欧州の株価指数の下落や、スペイン、イタリアの国債利回りが上昇していることが嫌気されている。
・ポンドドルは大幅安。18時30分過ぎに1ポンド=1.5924ドル前後と日通し安値を付けた。「16日にイングランド銀行(BOE、中央銀行)が発表する四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、成長見通しが大幅に下方修正されるとの思惑からポンド売りが膨らんだ」との声や、「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドから売りが持ち込まれた」との指摘があった。
・ユーロドルは下値を探る展開。イタリアの5年物入札を通過した後に、イタリアやスペインの国債利回りが上昇しているため、債務問題の根深さが意識されている。欧州株が軟調に推移していることや、時間外の米株価指数先物がさえない展開となっていることも重しだ。21時30分過ぎに1ユーロ=1.3636ドル前後まで売り込まれた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は12日、安住淳財務相と会談後の記者会見で、政府・日銀による円売り介入について「為替市場における無秩序な動きや過度の変動に対応したもので、G7声明に沿ったものと認識している」「為替介入は協調行動がもっとも効果的な方法だと考えている」との認識を示した。また、「ユーロ圏債務危機が一段と悪化すればアジアに影響が及び、イタリアが債務削減を進めれば状況は明らかによくなるはずだ」などとした。

イェンス・バイトマン[NP+2.0 HDP +2.3 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
・バイトマン独連銀総裁「金融と財政は分離されなければならない」「債券購入はリスクが高い」

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
・14日の欧州債券市場で、スペインとドイツ10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準まで拡大したという。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.3 CRHDP -0.2]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「(GDPの回復について)サプライチェーンの回復が背景にある」「足もとは景気の持ち直しテンポが緩やかになる」「(海外経済減速や円高について)下振れリスクに注意が必要」

2011年11月14日のFX要人発言・ニュース

シルヴィオ・ベルルスコーニ[NP     HDP -3.1 CHDP -0.6 RHDP -3.1 CRHDP -0.6]
シルヴィオ・ベルルスコーニ・ベルルスコーニ・イタリア首相は13日、イタリア下院の財政安定法案可決を受けてナポリターノ・イタリア大統領に辞表を提出し、ナポリターノ氏はモンティ元欧州委員を新首相に指名した。

マリオ・モンティ[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
マリオ・モンティ・モンティ・イタリア新首相は13日、「イタリアを緊急事態から脱出させるため懸命に取り組み、イタリアは問題に打ち勝つことが出来る」「新政権を発足するため、政党指導者らと迅速に協議を開始する」などと語った。

ヘルマン・ファンロンパイ[NP     HDP +1.0 CHDP -0.4 RHDP +1.0 CRHDP -0.4]
ヘルマン・ファンロンパイ・13日、ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領やバローゾEU委員長が「モンティ・イタリア新首相の連立政権樹立を歓迎する」「欧州委員会はイタリアの財政措置の実行を監視する」などの認識を示したと伝えた。

日本銀行(日銀)関係[NP-4.0 HDP -2.0 CHDP +0.0 RHDP -4.3 CRHDP +0.1]
日本銀行(日銀)関係・日経新聞が報じたところによると、日銀は15日から2日間開く金融政策決定会合で、ギリシャからイタリアに波及した欧州債務危機やタイの洪水が日本経済に与える影響を慎重に点検し、前回10月27日の会合で決めた追加緩和策に沿って、国債買い入れなどを着実に実行する方針を確認するという。また、政策金利を0-0.1%とするゼロ金利政策は維持するとのこと。

クリスティーヌ・ラガルド[NP     HDP -0.7 CHDP -0.1 RHDP -0.6 CRHDP -0.3]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は12日、安住淳財務相と会談後の記者会見で、政府・日銀による円売り介入について「為替市場における無秩序な動きや過度の変動に対応したもので、G7声明に沿ったものと認識している」「為替介入は協調行動がもっとも効果的な方法だと考えている」との認識を示した。また、「ユーロ圏債務危機が一段と悪化すればアジアに影響が及び、イタリアが債務削減を進めれば状況は明らかによくなるはずだ」などとした。

日本政府関係[NP     HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.1 CRHDP +0.2]
日本政府関係・日本当局者の話として、「アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は欧州支援の具体策を協議していない」「APEC首脳は危機拡大を止める方法を協議した」と報じた。なお、野田佳彦首相は13日、APEC首脳会議で、環太平洋経済連携協定(TPP)について交渉参加に向けて関係国と協議に入ることを表明した。

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は14日、「世界経済の著しい下振れリスクが残る」「欧州における金融の課題がリスクを引き起こす」「一段の貿易自由化が重要」「成長や雇用の創出が多くの国で弱体化している」などの声明を発表した。

日本政府関係[NP-4.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.3 CRHDP -0.2]
日本政府関係・古川元久国家戦略・経済財政担当相「(GDPの回復について)サプライチェーンの回復が背景にある」「足もとは景気の持ち直しテンポが緩やかになる」「(海外経済減速や円高について)下振れリスクに注意が必要」

クリスティーヌ・ラガルド[NP-5.6 HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -0.7 CRHDP -0.1]
クリスティーヌ・ラガルド・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事「APEC首脳に世界経済のリスクを強調した」「ユーロ圏危機が解決しなければ、世界経済は信頼が崩壊する悪循環やより少ない雇用より低い成長に陥る可能性がある」「全ての国は世界経済のリバランスを支援する役割を果たさなければならない」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「アジア太平洋地域が米国の将来の成長をつくる」「APECでの合意が貿易障壁を低下させた」

バラク・オバマ[NP     HDP -1.8 CHDP -0.1 RHDP -3.4 CRHDP +0.1]
バラク・オバマ・オバマ米大統領「中国の経済的な成功が米国の利益」「人民元相場で米企業が不利な状況になっている」「人民元レートは小幅に改善している」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の発言を理由に、「政府日銀による円売り介入への期待が高まった」として米系短期投機筋などが円買いドル買いを進めた。ただ、円売り介入が観測されなかったことで、円買いドル売りが盛り返し円は徐々に下値を切り上げた。
 なお、ラガルドIMF専務理事は12日、安住淳財務相と会談後の記者会見で、日本の為替介入について「為替市場における無秩序な動きや過度の変動に対応したもので、G7声明に沿ったものと認識」などと述べた。

野田佳彦[NP     HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦首相「環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に向けた協議に入ることに関係国から歓迎の意」「日本の再生を取り組む経済海外を進める」

野田佳彦[NP     HDP -3.9 CHDP +0.0 RHDP -3.7 CRHDP +0.0]
野田佳彦・野田佳彦首相「欧州が危機に固まって対応すれば相応の協力をする用意がある」

日本政府関係[NP-1.0 HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -5.2 CRHDP +0.1]
日本政府関係・五十嵐財務副大臣「(円高について)ひとつの懸念材料」「日本経済は復興需要から上振れ要因があるが、下振れ要因も混在しており楽観できない」「中国は為替に関するAPECの声明を承認した」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。政府日銀による円売り介入への警戒感が薄れているため、次第に円買いドル売りが進んだ。市場では「1ドル=77円ちょうどより円高の水準に観測されているストップロスを付けにいく動きもあった」との指摘があった。対ユーロでは、日本時間19時に予定されているイタリア国債の入札を警戒した円買いが目立った。

ヨルグ・アスムッセン[NP     HDP -2.6 CHDP +2.8 RHDP -2.6 CRHDP +2.8]
ヨルグ・アスムッセン・アスムッセン独財務次官「銀行や政治家は公的信用を失っている」

イェンス・バイトマン[NP     HDP +2.3 CHDP -0.1 RHDP +2.3 CRHDP -0.1]
イェンス・バイトマン・バイトマン独連銀総裁「各国政府は危機への対応を実施するべき」「イタリアは独自で困難を克服できる」

イタリア政府関係[NP     HDP -4.8 CHDP 0.00 RHDP -4.8 CRHDP 0.00]
イタリア政府関係・イタリア政府は14日、5年物国債入札を実施した。利回りは6.29%と前回の5.32%を上回った。応札倍率は1.469倍と前回の1.34倍を上回った。

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.2]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「ドイツは欧州を安定させるもの」

アンゲラ・メルケル[NP     HDP -0.8 CHDP -0.1 RHDP -1.2 CRHDP +0.2]
アンゲラ・メルケル・メルケルドイツ首相「ユーロが崩壊するときは欧州が崩壊するとき」

欧州中央銀行(ECB)関係[NP-7.2 HDP -1.7 CHDP -0.1 RHDP -6.2 CRHDP -0.1]
欧州中央銀行(ECB)関係・市場関係者の話によると、欧州中央銀行(ECB)はイタリア国債を購入している模様。

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・14日のスペイン10年物国債利回りは上昇。一時8月以来となる6%台まで上昇した。

イェンス・バイトマン[NP+2.0 HDP +2.3 CHDP +0.0 RHDP +2.3 CRHDP +0.0]
イェンス・バイトマン・バイトマン独連銀総裁「金融と財政は分離されなければならない」「債券購入はリスクが高い」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・14日の欧州外国為替市場で円はしっかり。政府日銀の円売り介入への警戒感が後退しており、ストップロス誘発を狙った円買いドル売りが入ったほか、ユーロに対しては日本時間19時に予定されていたイタリアの5年物国債の入札を警戒した円買いが入った。その後、イタリア国債の入札が無難に通過したことを手掛かりにポジション調整の円売りが対ユーロで見られたものの、イタリア国債の利回りは入札通過後に徐々に上昇しているほか、スペインの10年物国債利回りが一時6%を超えるなど同国の国債利回りが急上昇しているため、欧州の財政不安が改めて意識されて対ユーロ中心に円買いが入った。欧州の株価指数が失速していることも円買いを誘った。
 欧州中央銀行(ECB)がイタリアやスペインの国債を購入しているとの観測が伝わったが、反応は限られている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅い。「77円ちょうどより下の水準に観測されているストップロスの売り注文を付けにいく動きが見られた」との指摘があり、18時過ぎに1ドル=78円82銭前後と10月31日以来の安値まで下げたが、ストップロスを付け終わると急速に値を戻した。更に、対ユーロを中心としたドル買いの流れに沿った格好で円買いドル買いが入ると77円台を回復している。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=105円03銭前後まで下落。欧州の株価指数の下落や、スペイン、イタリアの国債利回りが上昇していることが嫌気されている。
・ポンドドルは大幅安。18時30分過ぎに1ポンド=1.5924ドル前後と日通し安値を付けた。「16日にイングランド銀行(BOE、中央銀行)が発表する四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で、成長見通しが大幅に下方修正されるとの思惑からポンド売りが膨らんだ」との声や、「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドから売りが持ち込まれた」との指摘があった。
・ユーロドルは下値を探る展開。イタリアの5年物入札を通過した後に、イタリアやスペインの国債利回りが上昇しているため、債務問題の根深さが意識されている。欧州株が軟調に推移していることや、時間外の米株価指数先物がさえない展開となっていることも重しだ。21時30分過ぎに1ユーロ=1.3636ドル前後まで売り込まれた。

会社・企業関係[NP     HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
会社・企業関係・イタリアの大手銀ウニクレディトが14日、75億ユーロの増資を行うことを明らかにした。2011年の業績にもとずく配当は行わない予定という。

ニュース[NP     HDP -3.1 CHDP -0.4 RHDP -3.1 CRHDP -0.4]
ニュース・14日の欧州債券市場で、スペインとドイツ10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準まで拡大したという。

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