2011年8月20日の相場概要

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・時事通信が報じたところによると、19日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場が史上最安値をつけたことを受けて、今月8日開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による電話会議で採択された「国際金融市場安定に向け協調行動を取る」との声明に基づき、政府日銀が為替介入に向け海外当局との調整を検討するという。

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い先行後、売られた。対ユーロやスイスフラン中心にドル売り圧力が強まった影響から、円買いドル売りが先行した。一部米メディアが中尾武彦財務官の話として「頻繁に介入する計画はない」と報じたことを背景に仕掛け的な円買いが持ち込まれると、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで史上最高値まで急伸した。ただ、8日の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による電話会議で採択された「我々は、為替市場における行動に関して緊密に協議し、適切に協力する」との声明を踏まえ、政府日銀が円売り介入に向け海外当局との調整を検討すると複数の通信社が報じたため、介入警戒感が高まったとして円は持ち高調整目的の売りに押し戻された。
 一方、ユーロや豪ドル、カナダドルに対しては売り先行後、方向感を欠いた。レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の話として「欧州連合(EU)は欧州共同債で法案を作成する可能性」と伝わったほか、スペイン政府が追加の支出削減策を承認したことがわかり、欧州債務問題が進展するとの見方から円売りユーロ買いが強まった。対豪ドルやカナダドルでは、WTI原油先物相場の持ち直しも円売り要因とみなされた。その後、円・ドル相場の急伸につれて円買いが強まる場面もあったが、中盤以降は週末とあって方向感を欠いた。
 なお、ポンドやNZドルに対しては売り先行後、買い戻された。対ユーロ中心に円売りが先行した流れに沿って値を下げたが、米国株相場が下げ幅を拡大するにつれて円の買い戻しが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=75円95銭前後と史上最安値を更新した。中尾財務官の発言をはやす形で仕掛け的な売りが出たほか、市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎えるオプションが76.30円前後に観測されていたが、23時を過ぎたことで値が軽くなり下げが加速した」との指摘があった。また、オプションのバリアが観測されていた76円25銭前後や76円ちょうどを下抜けて、損失覚悟の売り注文を誘発した。ただ、「下値では本邦勢の買い注文が見られた」との声があったうえ、介入警戒感が高まるなかで先に売りを進めた短期筋が反対売買を行う形で76円台半ばまで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=110円28銭前後まで値を上げた後、110円台前半でのもみ合いが続いた。
・ユーロドルは伸び悩み。スペイン政府が追加の支出削減策を承認したことなどが好感され、1ユーロ=1.4453ドル前後まで値を上げた。安く始まった米国株が持ち直したことも買いを誘ったほか、ドルスイスフランが前日安値の1スイスフラン=0.7857スイスフラン前後を下抜け、0.7807スイスフラン前後まで下げ足を速めたことも相場を支えた。ただ、米国株が再び下げに転じ、下げ幅を広げたことがリスク資産圧縮目的の売りを促すと1.4400ドル前後を割り込んだ。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

フランソワ・フィヨン[NP     HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP -0.1]
・フィヨン・フランス首相「欧州共同債はフランスの調達コストを押し上げるだろう」

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

日本政府関係[NP-4.4 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP +0.1]
・日経新聞が報じたところによると、円の最高値更新を受け政府日銀は円売り介入の検討に入り、円高進行に歯止めがかからない場合には、相場の状況を見極めながら介入に踏み切る見通しだという。野田佳彦財務相は19日午前の記者会見で、円高進行には「適時適切に対応する」と明言しており、8日の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の緊急声明で市場安定への国際協調を確認したのを踏まえ、海外の通貨当局に円売り介入への理解を求めるとのこと。

2011年8月20日のFX要人発言・ニュース

マーク・カーニー[NP+1.0 HDP -1.6 CHDP +0.0 RHDP -1.2 CRHDP +0.0]
マーク・カーニー・カーニー・カナダ銀行(中央銀行)総裁「FOMC声明はカナダにとってポジティブ」「インフレ目標を達成するため正しいことを実行する」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・時事通信が報じたところによると、19日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場が史上最安値をつけたことを受けて、今月8日開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による電話会議で採択された「国際金融市場安定に向け協調行動を取る」との声明に基づき、政府日銀が為替介入に向け海外当局との調整を検討するという。

ユルゲン・シュタルク[NP-5.2 HDP +1.5 CHDP +0.0 RHDP +4.2 CRHDP +0.0]
ユルゲン・シュタルク・欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事(独紙とのインタビューで)「中銀の責務は、政府予算の資金調達ではない」「市場が機能していないため債券市場に介入している」「ECBの国債購入はインフレリスクをうみだしていない」

フランソワ・フィヨン[NP     HDP -3.1 CHDP -0.1 RHDP -3.1 CRHDP -0.1]
フランソワ・フィヨン・フィヨン・フランス首相「欧州共同債はフランスの調達コストを押し上げるだろう」

S&P(スタンダード&プアーズ)[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
S&P(スタンダード&プアーズ)・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は19日、ベネズエラの格付けを「BB-」から「B+」に引き下げたと発表した。また、見通しは「安定的」としたと伝えられた。

日本政府関係[NP-4.4 HDP -2.6 CHDP +0.0 RHDP -3.1 CRHDP +0.1]
日本政府関係・日経新聞が報じたところによると、円の最高値更新を受け政府日銀は円売り介入の検討に入り、円高進行に歯止めがかからない場合には、相場の状況を見極めながら介入に踏み切る見通しだという。野田佳彦財務相は19日午前の記者会見で、円高進行には「適時適切に対応する」と明言しており、8日の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の緊急声明で市場安定への国際協調を確認したのを踏まえ、海外の通貨当局に円売り介入への理解を求めるとのこと。

エレナ・サルガド[NP     HDP +0.0 CHDP -0.4 RHDP +0.0 CRHDP -0.4]
エレナ・サルガド・サルガド・スペイン財務相「スペインはギリシャ融資に対して担保を求めないだろう」「担保の問題がギリシャ支援計画を頓挫させてはならない」

為替・株式・商品マーケット概要[NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
為替・株式・商品マーケット概要・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い先行後、売られた。対ユーロやスイスフラン中心にドル売り圧力が強まった影響から、円買いドル売りが先行した。一部米メディアが中尾武彦財務官の話として「頻繁に介入する計画はない」と報じたことを背景に仕掛け的な円買いが持ち込まれると、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで史上最高値まで急伸した。ただ、8日の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による電話会議で採択された「我々は、為替市場における行動に関して緊密に協議し、適切に協力する」との声明を踏まえ、政府日銀が円売り介入に向け海外当局との調整を検討すると複数の通信社が報じたため、介入警戒感が高まったとして円は持ち高調整目的の売りに押し戻された。
 一方、ユーロや豪ドル、カナダドルに対しては売り先行後、方向感を欠いた。レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)の話として「欧州連合(EU)は欧州共同債で法案を作成する可能性」と伝わったほか、スペイン政府が追加の支出削減策を承認したことがわかり、欧州債務問題が進展するとの見方から円売りユーロ買いが強まった。対豪ドルやカナダドルでは、WTI原油先物相場の持ち直しも円売り要因とみなされた。その後、円・ドル相場の急伸につれて円買いが強まる場面もあったが、中盤以降は週末とあって方向感を欠いた。
 なお、ポンドやNZドルに対しては売り先行後、買い戻された。対ユーロ中心に円売りが先行した流れに沿って値を下げたが、米国株相場が下げ幅を拡大するにつれて円の買い戻しが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=75円95銭前後と史上最安値を更新した。中尾財務官の発言をはやす形で仕掛け的な売りが出たほか、市場では「本日のNYカット(日本時間23時)で行使期限を迎えるオプションが76.30円前後に観測されていたが、23時を過ぎたことで値が軽くなり下げが加速した」との指摘があった。また、オプションのバリアが観測されていた76円25銭前後や76円ちょうどを下抜けて、損失覚悟の売り注文を誘発した。ただ、「下値では本邦勢の買い注文が見られた」との声があったうえ、介入警戒感が高まるなかで先に売りを進めた短期筋が反対売買を行う形で76円台半ばまで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=110円28銭前後まで値を上げた後、110円台前半でのもみ合いが続いた。
・ユーロドルは伸び悩み。スペイン政府が追加の支出削減策を承認したことなどが好感され、1ユーロ=1.4453ドル前後まで値を上げた。安く始まった米国株が持ち直したことも買いを誘ったほか、ドルスイスフランが前日安値の1スイスフラン=0.7857スイスフラン前後を下抜け、0.7807スイスフラン前後まで下げ足を速めたことも相場を支えた。ただ、米国株が再び下げに転じ、下げ幅を広げたことがリスク資産圧縮目的の売りを促すと1.4400ドル前後を割り込んだ。

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ベン・バーナンキ マリオ・ドラギ 白川方明 マーヴィン・キング
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