2012年1月24日の要人発言・ニュース - FX要人発言・ニュースのゴゴヴィ

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して売り先行後は買い戻された。欧州の取引時間帯に「ドイツ政府は必要であれば欧州金融安定ファシリティ（ＥＦＳＦ）と欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）を併用させる提案について協議」「ドイツ政府はユーロ圏諸国がＥＳＭに関して交渉の場に提案した事を議論する用意がある」との報道が相次いで伝わったほか、独財務省やバロワン仏経済財務雇用相が「ギリシャの債務交渉は進展している」との見解を示し、対ユーロ中心に円売りが優位となった影響が残った。欧州株価の上げ幅拡大やダウ平均の40ドル超高に伴い、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がったことも円全体を押し下げる要因となった。
　その後、ダウ平均が50ドル超安まで失速するにつれて、対オセアニア通貨中心に円の買い戻しが進んだ。ダウ・ジョーンズ通信が関係者の話として「国際通貨基金（ＩＭＦ）とユーロ圏によるギリシャへの追加支援は検討されていない」と報じたことも対ユーロでの円買いを促した。
　もっとも、英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が「ドイツは新たな財政協定における厳しい予算規制と引き換えに、2500億ユーロのＥＦＳＦと5000億ユーロのＥＳＭを併用させ、ユーロ救済基金をさらに強化する用意がある」と報じ、欧州債務問題の改善期待が改めて広がると、ダウ平均が上げに転じリスク回避的な円買いに歯止めが掛かった。
　一方、円はドルに対してもみ合い。欧州、資源国通貨に対して円とドルが同時に売買され、方向感が定まらなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。昨日の欧米市場で円安が進んだため利益確定の円買いが対ユーロや豪ドル中心に入った。ユーロに対しては米ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）紙が「ポルトガルに第2次支援が必要との懸念が拡大している」と報じたことを手掛かりにした円買いが入ったほか、豪ドルに対しては一部通信社が「国際通貨基金（ＩＭＦ）は、豪州の銀行に対して同国の不動産市場の崩壊の場合に備え、より厳しい資本要件を採用するように促している」と伝えたことを受けた円買いが散見された。
　日銀が金融政策決定会合後に金融政策の現状維持を発表したが特に材料視されていない。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。午後に入り時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを受けてリスクポジション解消目的で円買いが入ったが、米株価指数先物の売りが収まると円買い圧力は弱まった。欧州の取引時間帯に入ると、対ユーロで円売りが進みその他通貨にも円売りが広がった。ユーロドル相場に「ロシア勢からの買いが入った」との声が聞かれており、つれる格好で円売りユーロ買いが出た。
　白川日銀総裁やラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事の発言が伝わったが特に反応はなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。午後に入り時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを受けてリスクポジション解消目的で円買いが入ったが、米株価指数先物の売りが収まると円買い圧力は弱まった。欧州の取引時間帯に入ると、対ユーロで円売りが進みその他通貨にも円売りが広がった。ユーロドル相場に「ロシア勢からの買いが入った」との声が聞かれており、つれる格好で円売りユーロ買いが出た。
　白川日銀総裁やラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事の発言が伝わったが特に反応はなかった。
　【通貨ペア】
・ポンド円は17時過ぎに１ポンド＝120円04銭前後まで上げた。
・ユーロ円はユーロドル相場の上昇を受けて1ユーロ＝100円41銭前後まで買われた。
・ユーロドルは夕刻にしっかり。時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大を受けて12時30分過ぎに１ユーロ＝1.2987ドル前後と本日安値を付けた。ただ、米株価指数先物の下げが収まると徐々に買い戻された。欧州時間に入ると「ロシア勢からユーロ買いが入った」との声が聞かれ17時過ぎに1.3037ドル前後と本日高値を更新した。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は下落。コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドからの円売りドル買いをきっかけに、全般円売りが優勢となった。対ユーロでは、予想を上回る独、ユーロ圏経済指標を材料に円売りが進んだ。ニューヨークの取引時間帯に入ると、「米系ネームからの円売りドル買いが出て、目先のストップロスを巻き込んだ」との声が聞かれ、円は下げ足を速めた。
　【通貨ペア】
・ドル円は22時過ぎに一時昨年12月30日以来の高値となる1ドル＝77円73銭前後。
・ユーロ円は昨年12月28日以来の高値となる1ユーロ＝100円97銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは上値が重い。欧州債務問題への警戒感が薄れるなか、ドイツとユーロ圏の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）やサービス業ＰＭＩ速報値が市場予想を上回ったことを受けユーロ買いが先行し、一時1ユーロ＝1.30629ドル前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後は上値を切り下げる展開に。対円や資源国通貨などでドル買いが優勢となった影響を受けて、じわりとユーロ売りドル買いが強まった。市場では「明日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後のドル買いをにらんだ動きとなっている」との指摘があった。22時30分過ぎに一時本日安値となる1.2966ドル前後まで値を下げた。レーン欧州委員（経済・通貨問題担当）が「ギリシャ債務にとって集団行動条項（ＣＡＣ）はひとつの選択肢」と述べたこともユーロの重しとなった模様。

アダム・ポーゼン[NP-4.0 HDP -2.8 CHDP -0.1 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）委員「英経済はそれほど拡大していない」「政策が経済を後押しする力強さに限界がある」「英国のインフレが2013年に向けて低下を維持することを望む」「英国のインフレは急速に低下している」

アダム・ポーゼン[NP-5.6 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）委員「ＢＯＥがインフレの過度の低下を止めるため量的緩和を行ったことは正しい」

ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省は23日、「ユーログループの支援を受け債務交換交渉を継続していく」との声明を発表した。また、「昨年10月26日の合意の完全な実効を求める」「2月13日までに民間部門関与（PSI）提案がなされる」との見解を示した。

ジョージ・プロボポラス[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP -0.2 RHDP -1.9 CRHDP -0.2]
・英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が報じたところによると、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は「ギリシャの緊縮措置が悲観論の連鎖を生じさせた」との見解を示したようだ。

欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・ユーロ圏関係者の話として報じたところによると、欧州連合（ＥＵ）にはギリシャの債務スワップ交渉の締結に向けた期限がないという。

欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・ユーロ圏関係筋の話として報じたところによると、ユーロ圏財務相らは民間債権者と合意に達したギリシャのＰＳＩの提案を拒否し、4％以下の新たなギリシャ国債の金利を検討するよう要請したという。

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「ギリシャの将来がユーロ圏にあるのは明白」「ユーロ圏財務相らはイタリア、スペイン情勢で議論」「ＰＳＩは自主的であるべき」

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「新たなギリシャのプログラムの前に行動が必要」「ユーロ圏財務相らはギリシャ財務相に新発国債の利率を4％未満にするように要請した」

ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・デ・ヤーヘルオランダ財務相「銀行とヘッジファンドはさらなる犠牲が必要である」

フランス政府関係[NP HDP +0.5 CHDP +0.2 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
・バロワン仏経済財務雇用相「ギリシャの債務交換交渉は良いペースで進展している」「フランスの銀行格下げは公平ではないと判断」

欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合（ＥＵ）は24日、イラン中央銀行の資産を凍結したと伝えられた。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・日銀は24日発表した「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」で、2011年度の実質国内総生産（GDP）の予想中央値を0.3％からマイナス0.4％に、12年度も2.2％から2.0％にそれぞれ下方修正した。一方、13年度は1.5％から1.6％に上方修正した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.0]
・日銀は24日発表した「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」で、2011年度のコアＣＰＩの上昇率の予想中央値を0.0％からマイナス0.1％に下方修正した。一方、12年度は0.1％、13年度は0.5％で据え置いた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事「民間部門関与（PSI）は建設的で本質的なものである必要がある」「全員が参加しなければならない」「ＰＳＩに関する交渉にポジティブ」

クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事「今後２年で１兆ドル調達する必要がある」

白川方明[NP-5.2 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「円高の悪影響に十分注意」「最大のリスク要因は欧州ソブリン問題」「緩やかな回復経路への復帰は多少先ずれした」

白川方明[NP-5.8 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・白川方明日銀総裁「国際金融市場の緊張は幾分緩和も全体として不透明感」「日銀の株式売却は市場に及ぼしえる影響が大きい」「（ボルカールールに関して）邦銀のドル資金繰りに影響も」「2010年代半ばに経常赤字定着するとは見ていない」

ゴンザレス・パラモ[NP+3.4 HDP -0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.8 CRHDP -0.1]
・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事「市場に良い兆しがある」「2012年に景気回復の可能性」「経済減速は一時的」「市場心理が12月から変化し始めている」

ゴンザレス・パラモ[NP-2.0 HDP -0.4 CHDP +0.0 RHDP +1.0 CRHDP +0.2]
・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事「ＥＣＢはユーロ圏に量的緩和は必要ないと考えている」「3年物資金供給オペは量的緩和と似た効果があるとみている」

ジョージ・プロボポラス[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP -0.2 RHDP -1.9 CRHDP -0.2]
・英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が報じたところによると、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は「ギリシャの緊縮措置が悲観論の連鎖を生じさせた」との見解を示したようだ。

ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・国際エネルギー機関（ＩＥＡ）は23日、「欧州連合（ＥＵ）のイラン原油輸入禁止は2012年半ば前後から供給に影響を与え始める」などの見解を示したと伝えられた。

連邦準備制度理事会(FRB)[NP HDP -0.6 CHDP +0.0 RHDP -2.4 CRHDP -0.1]
・米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は23日、ニューヨーク連銀を通じて2022年8月－30年5月に償還を迎える米国債17億4600万ドルを購入したと発表した。

米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・クリントン米国務長官とガイトナー米財務長官は23日、欧州のイランに対する追加制裁を歓迎するとの声明を発表した。

国際通貨基金(IMF)[NP HDP -1.3 CHDP +0.0 RHDP -2.8 CRHDP -0.1]
・ダウ・ジョーンズ通信が関係者の話として報じたところによると、ＩＭＦとユーロ圏によるギリシャへの追加支援は検討されていないようだ。

アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・メルケルドイツ首相「ユーロ統合は欧州の前進に向けて必要とされる」「債務危機は日ごとに終わらない」「ＥＵが協力したときのみ債務危機を克服できる」

アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・メルケルドイツ首相「欧州連合（ＥＵ）は市場の信頼を回復するために行動するべき」

ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャは2月13日までに債券スワップに関する公式提案を目指すという。

エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「民間投資家との協議は続くだろう」

アダム・ポーゼン[NP-4.0 HDP -2.8 CHDP -0.1 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）委員「英経済はそれほど拡大していない」「政策が経済を後押しする力強さに限界がある」「英国のインフレが2013年に向けて低下を維持することを望む」「英国のインフレは急速に低下している」

アダム・ポーゼン[NP+2.0 HDP -2.7 CHDP +0.1 RHDP -4.0 CRHDP +0.0]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）委員「英国の労働市場はこれまでどおり健全」

アダム・ポーゼン[NP-5.6 HDP -2.7 CHDP +0.0 RHDP -4.1 CRHDP -0.1]
・ポーゼン・英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）委員「ＢＯＥがインフレの過度の低下を止めるため量的緩和を行ったことは正しい」

欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・フィンランド財務省は23日、欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）の意思決定方式についてユーロ圏諸国と合意したと発表した。

米政府関係[NP HDP -1.2 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP +0.0]
・米ホワイトハウス「習近平中国国家副主席が2月14日にホワイトハウスを訪問しオバマ米大統領と会談する」

ギリシャ政府関係[NP HDP -5.2 CHDP -0.1 RHDP -5.2 CRHDP -0.1]
・ギリシャ財務省は23日、「ユーログループの支援を受け債務交換交渉を継続していく」との声明を発表した。また、「昨年10月26日の合意の完全な実効を求める」「2月13日までに民間部門関与（PSI）提案がなされる」との見解を示した。

ドイツ政府関係[NP HDP +0.6 CHDP -0.2 RHDP +0.6 CRHDP -0.2]
・英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）は23日、「ドイツは新たな財政協定における厳しい予算規制と引き換えに、2500億ユーロの欧州金融安定ファシリティ（ＥＦＳＦ）と5000億ユーロの欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）を併用させ、ユーロ救済基金をさらに強化する用意がある」と報じた。

ジョージ・プロボポラス[NP-5.6 HDP -1.9 CHDP -0.2 RHDP -1.9 CRHDP -0.2]
・英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が報じたところによると、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は「ギリシャの緊縮措置が悲観論の連鎖を生じさせた」との見解を示したようだ。

ジョージ・プロボポラス[NP-5.6 HDP -5.3 CHDP -0.1 RHDP -5.3 CRHDP -0.1]
・英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が報じたところによると、プロボポラス・ギリシャ中銀総裁は「ギリシャの緊縮措置が悲観論の連鎖を生じさせた」との見解を示したようだ。

会社・企業関係[NP HDP -1.0 CHDP +2.5 RHDP -1.0 CRHDP +2.5]
・テキサス・インスツルメンツは23日、第4四半期決算を発表した。1株利益は0.25ドルとなり、市場予想平均の0.228ドル程度を上回った。

欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・ユーロ圏関係者の話として報じたところによると、欧州連合（ＥＵ）にはギリシャの債務スワップ交渉の締結に向けた期限がないという。

S＆P(スタンダード＆プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は23日、クレディ・リヨネ銀行の格付けを「Ａ＋」から「Ａ」に引き下げたと発表した。

S＆P(スタンダード＆プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は23日、クレディ・アグリコルの格付けを「Ａ＋」から「Ａ」に引き下げたと発表した。

S＆P(スタンダード＆プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は23日、ソシエテ・ジェネラルの格付けを「Ａ＋」から「Ａ」に引き下げたと発表した。

欧州財務相関連[NP HDP +0.0 CHDP +0.5 RHDP +0.0 CRHDP +0.5]
・ユーロ圏関係筋の話として報じたところによると、ユーロ圏財務相らは民間債権者と合意に達したギリシャのＰＳＩの提案を拒否し、4％以下の新たなギリシャ国債の金利を検討するよう要請したという。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して売り先行後は買い戻された。欧州の取引時間帯に「ドイツ政府は必要であれば欧州金融安定ファシリティ（ＥＦＳＦ）と欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）を併用させる提案について協議」「ドイツ政府はユーロ圏諸国がＥＳＭに関して交渉の場に提案した事を議論する用意がある」との報道が相次いで伝わったほか、独財務省やバロワン仏経済財務雇用相が「ギリシャの債務交渉は進展している」との見解を示し、対ユーロ中心に円売りが優位となった影響が残った。欧州株価の上げ幅拡大やダウ平均の40ドル超高に伴い、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がったことも円全体を押し下げる要因となった。
　その後、ダウ平均が50ドル超安まで失速するにつれて、対オセアニア通貨中心に円の買い戻しが進んだ。ダウ・ジョーンズ通信が関係者の話として「国際通貨基金（ＩＭＦ）とユーロ圏によるギリシャへの追加支援は検討されていない」と報じたことも対ユーロでの円買いを促した。
　もっとも、英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が「ドイツは新たな財政協定における厳しい予算規制と引き換えに、2500億ユーロのＥＦＳＦと5000億ユーロのＥＳＭを併用させ、ユーロ救済基金をさらに強化する用意がある」と報じ、欧州債務問題の改善期待が改めて広がると、ダウ平均が上げに転じリスク回避的な円買いに歯止めが掛かった。
　一方、円はドルに対してもみ合い。欧州、資源国通貨に対して円とドルが同時に売買され、方向感が定まらなかった。

欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合（ＥＵ）当局者の話として、「ギリシャ債務合意は拒否されていない」「ＥＵはギリシャ債務交渉の継続必要性で合意した」と述べた。

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「ユーロ圏財務相らはユーログループやＥＵについて長い時間協議した」「ユーロ圏財務相らはギリシャとＩＩＦのＰＳＩ協議を検討した」

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「ギリシャの将来がユーロ圏にあるのは明白」「ユーロ圏財務相らはイタリア、スペイン情勢で議論」「ＰＳＩは自主的であるべき」

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「ギリシャと国際金融協会（ＩＩＦ）に民間関与に関してできるだけ早期の合意求める」「公的部門は第2次支援で最大1300億ユーロの拠出が可能」

オッリ・レーン[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員（経済・通貨問題担当）「新たなＥＳＭ合意をまとめた」「今後数日中のギリシャ債務合意に向けてさらなる作業が必要」

ジャン＝クロード・ユンケル[NP HDP -1.4 CHDP +0.0 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）「新たなギリシャのプログラムの前に行動が必要」「ユーロ圏財務相らはギリシャ財務相に新発国債の利率を4％未満にするように要請した」

ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・デ・ヤーヘルオランダ財務相「ギリシャ債務は2020年以降にさらに削減されるべき」「ギリシャの構造改革は十分ではいない」

ヤン・ケイズ・デ・ヤーヘル[NP HDP -5.8 CHDP 0.00 RHDP -5.8 CRHDP 0.00]
・デ・ヤーヘルオランダ財務相「銀行とヘッジファンドはさらなる犠牲が必要である」

フランス政府関係[NP HDP +0.5 CHDP +0.2 RHDP +0.5 CRHDP +0.2]
・バロワン仏経済財務雇用相「ギリシャの債務交換交渉は良いペースで進展している」「フランスの銀行格下げは公平ではないと判断」

アンゲラ・メルケル[NP HDP -0.9 CHDP +0.1 RHDP -1.5 CRHDP +0.0]
・メルケル独首相報道官は23日、ドイツがユーロ圏の救済基金の融資能力を7500億ユーロに引き上げる用意があるとの報道を否定した。英フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が「ドイツは新たな財政協定における厳しい予算規制と引き換えに、2500億ユーロの欧州金融安定ファシリティ（ＥＦＳＦ）と5000億ユーロの欧州安定メカニズム（ＥＳＭ）を併用させ、ユーロ救済基金をさらに強化する用意がある」と報じたことに対して、同報道官は「それは事実ではない。そうした決定は下していない」と述べた。

日本政府関係[NP HDP -2.9 CHDP +0.0 RHDP -4.0 CRHDP +0.3]
・古川元久国家戦略・経済財政担当相「欧州債務問題の情報収集で25日から内閣府参与が欧州各国を訪問する」

欧州連合(EU)[NP HDP -2.2 CHDP -0.1 RHDP -2.2 CRHDP -0.1]
・欧州連合（ＥＵ）は24日、イラン中央銀行の資産を凍結したと伝えられた。

世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・日銀は24日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0－0.1％のまま据え置くことを全会一致で決めたと発表した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.6 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.1]
・日銀は24日発表した「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」で、2011年度の実質国内総生産（GDP）の予想中央値を0.3％からマイナス0.4％に、12年度も2.2％から2.0％にそれぞれ下方修正した。一方、13年度は1.5％から1.6％に上方修正した。

日本銀行(日銀)関係[NP-5.8 HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.0]
・日銀は24日発表した「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」で、2011年度のコアＣＰＩの上昇率の予想中央値を0.0％からマイナス0.1％に下方修正した。一方、12年度は0.1％、13年度は0.5％で据え置いた。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。昨日の欧米市場で円安が進んだため利益確定の円買いが対ユーロや豪ドル中心に入った。ユーロに対しては米ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）紙が「ポルトガルに第2次支援が必要との懸念が拡大している」と報じたことを手掛かりにした円買いが入ったほか、豪ドルに対しては一部通信社が「国際通貨基金（ＩＭＦ）は、豪州の銀行に対して同国の不動産市場の崩壊の場合に備え、より厳しい資本要件を採用するように促している」と伝えたことを受けた円買いが散見された。
　日銀が金融政策決定会合後に金融政策の現状維持を発表したが特に材料視されていない。

日本銀行(日銀)関係[NP HDP -2.1 CHDP +0.0 RHDP -3.8 CRHDP +0.0]
・日銀当面の金融政策運営について（日銀ホームページ）
　2.わが国の経済は、海外経済の減速や円高の影響などから、横ばい圏内の動きとなっている。すなわち、国内需要をみると、設備投資は緩やかな増加基調にあるほか、個人消費についても底堅く推移している。一方、輸出や生産は、海外経済の減速や円高に加えて、タイの洪水の影響も残るもとで、横ばい圈内の動きとなっている。この間、国際金融資本市場の緊張度は引き続き高いものの、わが国の金融環境は、緩和の動きが続いている。物価面では、消費者物価（除く生鮮食品）の前年比は、概ねゼロ％となっている。
　3.先行きのわが国経済は、当面、横ばい圈内の動きを続けるとみられるが、その後は、新興国・資源国に牽引される形で海外経済の成長率が再び高まることや、震災復興関連の需要が徐々に顕在化していくことなどから、緩やかな回復経路に復していくと考えられる。消費者物価の前年比は、当面、ゼロ％近傍で推移するとみられる。
　4.10月の「展望レポート」で示した見通しと比べると、2011年度の成長率は、海外経済の減速に加え、過去の実績値の改定の影響もあって、下振れるとみられる。もっとも、わが国経済は、2012年度前半には、緩やかな回復経路に復していくとみられ､2012年度および2013年度の成長率については概ね見通しに沿って推移すると予想される。物価については、国内企業物価・消費者物価（除く生鮮食品）とも、概ね見通しに沿って推移すると予想される。
　5.景気のリスク要因をみると、欧州ソブリン問題は、欧州経済のみならず国際金融資本市場への影響などを通じて、世界経済の下振れをもたらす可能性がある。米国経済については、このところ一部に底堅い動きもみられているが、バランスシートの調整圧力は引き続き経済の重石となっている。新興国・資源国では、物価安定と成長を両立することができるかどうか、なお不透明感が高い。海外金融経済情勢を巡る以上の不確実性が、わが国経済に与える影響について、引き続き注視していく必要がある。
　物価面では、国際商品市況の先行きについては、地政学リスクの影響を含めて、不確実性が大きい。また、中長期的な予想物価上昇率の低下などにより、物価上昇率が下振れるリスクもある。
　6.日本銀行は、「中長期的な物価安定の理解」に基づき、物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、実質ゼロ金利政策を継続していく方針である。また、日本銀行は、資産買入等の基金の規模を累次にわたって大幅に増額することにより金融緩和を強化してきており、そのもとで、金融資産の買入れ等を着実に進めている。日本銀行としては、こうした包括的な金融緩和政策を通じた強力な金融緩和の推進、さらには、金融市場の安定確保や成長基盤強化の支援を通じて、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰するよう、中央銀行としての貢猷を粘り強く続けていく方針である。

エルッキ・リーカネン[NP HDP -0.5 CHDP -0.1 RHDP -0.4 CRHDP -0.1]
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのリーカネン・フィンランド中銀総裁「債務削減は緩やかなペース」「ユーロ圏は政治的な決定を履行しなければならない」

世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・インド中銀は24日、政策金利であるレポレートを現行の8.50％で据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。また、リバース・レポレートも7.50％に据え置いた。

クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事「民間部門関与（PSI）は建設的で本質的なものである必要がある」「全員が参加しなければならない」「ＰＳＩに関する交渉にポジティブ」

クリスティーヌ・ラガルド[NP HDP -0.9 CHDP +0.0 RHDP -1.1 CRHDP -0.3]
・ラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事「今後２年で１兆ドル調達する必要がある」

白川方明[NP-5.2 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -1.9 CRHDP +0.0]
・白川方明日銀総裁「円高の悪影響に十分注意」「最大のリスク要因は欧州ソブリン問題」「緩やかな回復経路への復帰は多少先ずれした」

白川方明[NP-5.8 HDP -1.1 CHDP +0.0 RHDP -2.0 CRHDP -0.1]
・白川方明日銀総裁「国際金融市場の緊張は幾分緩和も全体として不透明感」「日銀の株式売却は市場に及ぼしえる影響が大きい」「（ボルカールールに関して）邦銀のドル資金繰りに影響も」「2010年代半ばに経常赤字定着するとは見ていない」

ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「財政協定に関する協議で重要な進展がみられた」

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。午後に入り時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを受けてリスクポジション解消目的で円買いが入ったが、米株価指数先物の売りが収まると円買い圧力は弱まった。欧州の取引時間帯に入ると、対ユーロで円売りが進みその他通貨にも円売りが広がった。ユーロドル相場に「ロシア勢からの買いが入った」との声が聞かれており、つれる格好で円売りユーロ買いが出た。
　白川日銀総裁やラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事の発言が伝わったが特に反応はなかった。

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。午後に入り時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡大したことを受けてリスクポジション解消目的で円買いが入ったが、米株価指数先物の売りが収まると円買い圧力は弱まった。欧州の取引時間帯に入ると、対ユーロで円売りが進みその他通貨にも円売りが広がった。ユーロドル相場に「ロシア勢からの買いが入った」との声が聞かれており、つれる格好で円売りユーロ買いが出た。
　白川日銀総裁やラガルド国際通貨基金（ＩＭＦ）専務理事の発言が伝わったが特に反応はなかった。
　【通貨ペア】
・ポンド円は17時過ぎに１ポンド＝120円04銭前後まで上げた。
・ユーロ円はユーロドル相場の上昇を受けて1ユーロ＝100円41銭前後まで買われた。
・ユーロドルは夕刻にしっかり。時間外の米株価指数先物の下げ幅拡大を受けて12時30分過ぎに１ユーロ＝1.2987ドル前後と本日安値を付けた。ただ、米株価指数先物の下げが収まると徐々に買い戻された。欧州時間に入ると「ロシア勢からユーロ買いが入った」との声が聞かれ17時過ぎに1.3037ドル前後と本日高値を更新した。

スペイン政府関係[NP HDP -2.0 CHDP -0.3 RHDP -2.0 CRHDP -0.3]
・スペイン政府は24日、3カ月・6カ月物政府証券（Tビル）入札を実施した。3カ月物の平均落札利回りは1.285％と前回の1.735％を下回り、6カ月物は1.847％と前回の2.435％を下回った。応札倍率は3カ月が4.3倍と前回の2.9倍を上回り、6カ月物が6.9倍と前回の4.1倍を上回った。また、調達額は25.1億ユーロと目標上限の25億ユーロを上回った。

エヴァンゲロス・ベニゼロス[NP HDP -4.2 CHDP -0.3 RHDP -4.2 CRHDP -0.3]
・ベニゼロス・ギリシャ財務相「2月1日までに民間との債務交換交渉完了を目指す」

世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ハンガリー中央銀行は本日22時、政策金利決定を発表する。市場では「支援融資を巡るEU・IMFとの協議が凍結されている中で、ハンガリー資産の下落を防ぐため、主要政策金利である2週間物預金金利を現行の7.00%から7.50%に引き上げるだろう」との見方が広がっている。
　ハンガリー政府は前週、EUが要請している中央銀行法などの法律改正に応じる姿勢を示したが、週末に首都ブダペストでEUの要求に反対する大規模な抗議デモが行われた。「オルバン首相は、このような国内の動きを支えにEU・IMF側に圧力を掛けようとする可能性がある」との声も聞かれており、支援協議の行方について依然として不透明感が残っている。

世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・トルコ中銀は24日、政策金利を現行の5.75％で据え置くことを決めたと発表した。市場の予想通りの結果となった。

ヴォルフガング・ショイブレ[NP HDP -0.3 CHDP -0.2 RHDP -0.3 CRHDP -0.2]
・ショイブレ独財務相「2012年に2つのＥＳＭを融資支払いを持つことは有益」「財政協定は2月初めに完成する可能性」「ユーロ圏の競争力改善は避けられない」「ＥＦＳＦとＥＳＭの並行運用の上限に関して推測すべきでない」

世界の政策金利関係[NP HDP -2.0 CHDP 0.00 RHDP -2.0 CRHDP 0.00]
・ハンガリー中銀は24日、政策金利を現行の7.00％に据え置くことを決めたと発表した。

マリオ・モンティ[NP HDP -3.2 CHDP -1.3 RHDP -3.2 CRHDP -1.3]
・モンティ・イタリア首相「ＥＵ財務相理事会は重要かつ生産的」「成長や雇用が協議の中心となる」「ＥＳＭは強化される必要があるが、特定の規模を指定しない」

オッリ・レーン[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員（経済・通貨問題担当）「ＥＵ財務相理事会は非常に有益」「欧州経済の減速は続いている」「上期経済に緩やかなリセッションが示されている」

オッリ・レーン[NP HDP -1.4 CHDP -0.1 RHDP -1.1 CRHDP -0.2]
・レーン欧州委員（経済・通貨問題担当）「ギリシャ債務にとって集団行動条項（ＣＡＣ）はひとつの選択肢」

為替・株式・商品マーケット概要[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は下落。コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドからの円売りドル買いをきっかけに、全般円売りが優勢となった。対ユーロでは、予想を上回る独、ユーロ圏経済指標を材料に円売りが進んだ。ニューヨークの取引時間帯に入ると、「米系ネームからの円売りドル買いが出て、目先のストップロスを巻き込んだ」との声が聞かれ、円は下げ足を速めた。
　【通貨ペア】
・ドル円は22時過ぎに一時昨年12月30日以来の高値となる1ドル＝77円73銭前後。
・ユーロ円は昨年12月28日以来の高値となる1ユーロ＝100円97銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは上値が重い。欧州債務問題への警戒感が薄れるなか、ドイツとユーロ圏の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）やサービス業ＰＭＩ速報値が市場予想を上回ったことを受けユーロ買いが先行し、一時1ユーロ＝1.30629ドル前後まで値を上げた。ただ、買い一巡後は上値を切り下げる展開に。対円や資源国通貨などでドル買いが優勢となった影響を受けて、じわりとユーロ売りドル買いが強まった。市場では「明日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後のドル買いをにらんだ動きとなっている」との指摘があった。22時30分過ぎに一時本日安値となる1.2966ドル前後まで値を下げた。レーン欧州委員（経済・通貨問題担当）が「ギリシャ債務にとって集団行動条項（ＣＡＣ）はひとつの選択肢」と述べたこともユーロの重しとなった模様。

S＆P(スタンダード＆プアーズ)[NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）のチャンバース氏は24日、「ギリシャは選択的デフォルト（債務不履行）に格下げされるだろう」との見解を示した。

ニュース[NP HDP -3.5 CHDP -0.4 RHDP -3.5 CRHDP -0.4]
・ダラーラ国際金融協会（ＩＩＦ）専務理事「名目債権の50％のヘアカットを表明した」「民間債権者はギリシャ債務の60％を保有」「全ての政党にギリシャに関してともに取り組むことを要請」

ゴンザレス・パラモ[NP+3.4 HDP -0.4 CHDP +0.1 RHDP +0.8 CRHDP -0.1]
・ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事「市場に良い兆しがある」「2012年に景気回復の可能性」「経済減速は一時的」「市場心理が12月から変化し始めている」