為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年10月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年10月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年10月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米長期金利の上昇で日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出たほか、ユーロドルの下落に伴う円売りドル買いが出た。ただ、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や9月米消費者信頼感指数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想より弱い内容だったため一本調子で円安ドル高が進む展開にはならなかった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年10月 発言・ニュース

[2014-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米長期金利の上昇で日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出たほか、ユーロドルの下落に伴う円売りドル買いが出た。ただ、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や9月米消費者信頼感指数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想より弱い内容だったため一本調子で円安ドル高が進む展開にはならなかった。

[2014-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。市場では「米系証券や英系銀行などから円売りドル買いが観測された」との指摘があった。一時70円超下落した日経平均株価がプラス圏を回復したことも円売りを誘った。なお、豪ドルに対しては強含み。8月豪小売売上高(季節調整済み)が前月比0.1%上昇と市場予想平均の前月比0.4%上昇を下回ったことを受けて円買い豪ドル売りが優勢となった。

[2014-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロやポンドで強含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、9月独・ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値がいずれも予想を下回る結果だったことで円買いユーロ売りが進んだ。9月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.6と市場予想平均の52.7を下回ったことでポンドに対しても円は強含んだ。一方、ドルに対してはもみ合い。午後の日経平均株価が再びマイナス圏に沈んだことをながめ円買いが入る場面があった。もっとも、時間外の米10年債利回りが上昇したほか、対ユーロなどでドル高が強まった影響などもあり上値は限られている。

[2014-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。9月ADP全米雇用報告の発表を控えてやや方向感の乏しい動きとなっていたが、21時10分過ぎに米10年債利回りが急低下すると日米金利差縮小を見越した買いが強まった。なお、ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比21万3000人増と市場予想の20万5000人程度増を上回る結果となったが、目立った反応は見られなかった。一方、ユーロに対しては一進一退。9月独・ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想より弱い結果となったことで、ユーロ売りが先行した流れに沿った(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告の推移グラフへ)。買い一服後はいったん上値を切り下げていたが、NY勢の参入後に対ドルで円買いが強まると、再び円買いユーロ売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=109円99銭前後まで上げたものの、その後は本日安値の109円56銭近辺まで失速。ポンド円は9月英製造業PMIが弱い結果となったことで、1ポンド=177円54銭前後まで下落。売り一巡後には178円台を回復する場面があったが、戻りは鈍かった。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州経済指標がさえない結果となり、1ユーロ=1.25845ドル前後まで下げたものの、その後は米長期金利が低下した影響もあって1.2620ドル付近まで買い戻された。

[2014-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州や中国の景気の先行き懸念が高まるなか、9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を下回り、ダウ平均が一時260ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが広がった。期初に絡んだ債券買いのフローが観測されたことで米長期金利が急低下すると円買いドル売りが活発化した。

[2014-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、日経平均株価が下げ幅を広げたことをながめリスク回避の円買いが強まった。市場では「英系銀行から円買いドル売りが観測された」との指摘があった。なお、豪ドルなどオセアニア通貨に対しては軟調。8月豪貿易収支や8月豪住宅建設許可件数がいずれも強い内容だったことを受けて円売り豪ドル買いが進んだ。また、対ドルでまとまったNZドル買いが持ち込まれたことから円売りNZドル買いも活発化した。

[2014-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い再開。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まる場面があったが、下値は堅かった。日経平均株価が430円超安まで下げ幅を広げたほか、ナイトセッションの日経平均先物も140円下落したことを受けてリスク回避の円買いが広がった。市場では「米系証券から円買いドル売りが観測された」との指摘があった。

[2014-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落を受けて、リスク回避の円買いが先行した。もっとも、その後は株価の買い戻しなどを背景に伸び悩み。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見後に再び株安が進むと買い戻しも入るなど、総じて方向感の乏しい動きとなった。
 一方、ユーロに対しては上値の重い動き。株安を手掛かりとした買いが先行したものの、次第に上値は重くなった。ドラギECB総裁は定例理事会後の記者会見で「カバードボンド購入を10月中旬から実施する」「ABSは今年の10-12月期に購入」「ギリシャとキプロスのABS、カバードボンドは条件付きで購入する」「ECBはさらに利下げを行うことはできない」「購入規模として1兆ユーロは可能でも全額実施の保証はない」などの見解を示した。追加緩和の内容がおおむね予想の範囲内だったほか、一部市場では一段の緩和を期待していた向きもあり、会見を受けてややユーロが上昇した影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=108円32銭前後まで下げる場面があったものの、総じて108円60銭台を挟んだ一進一退の動き。ユーロ円は17時30分過ぎに1ユーロ=136円97銭前後まで下げた後、137円60銭台まで買い戻された。
・ユーロドルは強含み。ドラギECB総裁の発言を受けて22時過ぎには1ユーロ=1.26915ドル前後まで上昇した。もっとも、節目の1.2700ドル手前で頭の重さを確認すると、その後はやや上値も重くなった。

[2014-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は強含んだ。欧州中央銀行(ECB)がこの日決定した金融緩和策が「市場の期待ほど踏み込んだ内容ではなかった」と受け止められ、欧州株相場が急落。ダウ平均が一時130ドル超下落し、日経平均先物も340円下げたため投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。ただ、引けにかけて米国株が持ち直すと円買い圧力は後退。米長期金利が上昇したことも円売りドル買いを誘い円全体の重しとなった。

[2014-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。海外勢から円売りが観測されたほか、本日は実質5・10日(五十日)にあたり仲値に向けた円売りドル買いが出た。市場では「本邦長期資金から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、円は軟調に推移した。「政府は円安で経営が悪化した中小企業の支援策を実施する」との報道も円の押し下げ要因となった。

[2014-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで戻りが鈍い。一時100円超下落した日経平均株価がプラス圏を回復したことを受けて円売りドル買いが強まった。国内証券から円売りドル買いが出たほか、黒田日銀総裁が衆院予算委員会で「円安は全体としてプラス」と発言したことも円の押し下げ要因となった。欧州勢が参入するとポジション調整の円買い戻しが強まる場面があったものの、市場では「引き続き本邦長期資金から円売りドル買いが観測された」との指摘があったうえ、時間外のダウ先物が堅調に推移したこともあり戻りは限られている。
 もっとも、欧州通貨に対しては買い戻し。対ドルで円売りが進んだことにつれてアジア時間は円は弱含んだものの、その後は下値を切り上げる展開に。対ドルで欧州通貨売りが進んだ影響を受けて円買いが強まったほか、9月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が弱い内容となったことも円買いポンド売りにつながった。

[2014-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。米雇用統計の発表を控えて様子見ムードの強い展開となっていたが、雇用統計後には売りが強まった。9月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比24万8000人増と市場予想平均の前月比21万5000人増より強い結果となったほか、失業率も5.9%と市場予想平均の6.1%より強かった。米雇用統計の結果を受けてドルが全面高となったため、円も対ドルでは下落した。一方、ユーロに対しては強含み(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ失業率の推移グラフへ)。米雇用統計の発表後に対ドルでユーロ売りが出た影響から、円買いユーロ売りが進んだ。
 なお、同時に発表された8月米貿易収支は401億ドルの赤字と7月改定値の403億ドルから赤字幅が縮小。市場予想平均の408億ドル前後の赤字よりも赤字額が小さかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時40分過ぎに1ドル=109円65銭前後まで上昇。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=137円13銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは売り優位。米雇用統計後にドル高が進んだ流れに沿って1ユーロ=1.2517ドル前後と2012年9月5日以来の安値を更新した。

[2014-10-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。米重要指標の発表を控えて様子見ムードが広がり、しばらくは方向感に欠ける動きが続いていた。ただ、9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比24万8000人増と予想の21万5000人増を上回り、失業率が5.9%と予想の6.1%より強い内容となったことが分かると円売りドル買いが広がった(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ失業率の推移グラフへ)。9月米ISM非製造業指数が58.6と予想の58.5を上回ったことも円売りドル買いを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。良好な米経済指標をきっかけに買いが優勢となり、一時1ドル=109円91銭前後まで値を上げた。
 ユーロ円は1ユーロ=137円台前半でのもみ合い。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出なかった。
・ユーロドルは下落。米経済指標が予想以上に好調だったことを受けてドル全面高の様相に。9月30日の安値1ユーロ=1.2571ドル前後を下抜けると下げ足を速め、一時1.25005ドル前後と2012年8月31日以来の安値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時86.746と2010年6月15日以来の高値を更新した。

[2014-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。前週末の海外時間に急ピッチで売りが進んだ反動から、目先の利益確定目的の買いが入った。もっとも、週明けの日経平均株価が堅調に推移したことで円の上値が抑えられた面があったほか、豪州やシンガポールが休場で市場参加者が通常より少なかったこともあり、一方的に円買いが進む展開にもなっていない。

[2014-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。対欧州通貨でポジション調整のドル売りが進んだ影響も受けて円は強含んだ。もっとも、ドル安の流れが一巡すると徐々に上値を切り下げた。なお、欧州通貨に対しては弱含み。欧州通貨買いドル売りが進んだことにつれて円売り欧州通貨買いが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=109円15銭前後まで下げたものの、一目均衡表転換線が位置する109円04銭前後がサポートとして意識されたため下げ渋った。
・ユーロ円は朝方に付けた高値1ユーロ=137円43銭前後に迫る水準まで値を上げた。
・ユーロドルは伸び悩み。全般ドル安が進んだ流れに沿って1ユーロ=1.2570ドル前後まで値を上げた。もっとも、ドル安が一服すると徐々に戻り売りに押された。

[2014-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては堅調だった。対欧州通貨などでドルが売られた流れに沿って円高ドル安が進行。米長期金利の低下や日経平均先物の下落も円の押し上げ要因となった。一方、ドル以外の通貨に対しては軟調だった。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが優勢となった。

[2014-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。昨日に急ピッチでドル売りが進んだ反動が出た。黒田東彦日銀総裁が「経済金融のファンダメンタルズを反映した円安は景気にプラス」「見通しが下振れれば追加緩和」などの見解を示したことで売りが出たほか、安く始まった日経平均株価がプラス圏を回復したことも円売り外貨買いを促した面があった。

[2014-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。午後の日経平均株価が一時130円超下げたことをながめ、投資家のリスク志向低下を意識した買いが入った。また、安倍首相が「円安による輸入価格高騰でマイナス影響受ける企業ある」「円安で中小小規模事業者にデメリット出てきている」などと述べたことも円買いを誘った面がある。なお、日銀は金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。その後の記者会見で黒田日銀総裁は「量的・質的金融緩和はカレンダーベースではない。物価目標実現まで続ける」「必要があれば追加緩和を検討する」「(円安について)経済全体や物価上昇率への影響の観点で、異常なことが起きているとは思わない」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2014-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は堅調。時間外の米10年債利回りが一時上昇に転じたことを受けて円売りドル買いが出たものの、その後は円の買い戻しが優勢に。米10年債利回りが再び低下したほか、ナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移したことを受けて円買いが広がった。ダウ平均が140ドル超下落して始まったことも円を押し上げた。また、8月カナダ住宅建設許可件数が大幅に悪化したことでカナダドルに対して円は強含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円79銭前後まで値を戻した後は一転して108円12銭前後まで売りに押された。
・カナダドル円は弱いカナダ住宅指標を嫌気して1カナダドル=96円88銭前後まで下落した。
・ユーロドルは買い戻し。全般にドル高が進んだ流れに沿ったほか、ユーロクロスの下落も嫌気され1ユーロ=1.25835ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後は米長期金利の低下などを手掛かりに一転してドル売りが進み1.2650ドル台まで持ち直した。

[2014-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州を中心に世界的な景気の先行き不透明感が高まっていることから、欧米株価が大幅に下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円を買い戻す動きが広がった。米長期金利が低下したことも円買いドル売りを誘い円全体を押し上げた。

[2014-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでは一転下落。昨日海外時間からの買いの流れを引き継いで始まったものの、上値の重さを確認すると一転して売りに押された。市場では「米系証券や本邦長期資金、国内輸入企業などからの売りが観測された」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りが上昇したこともあって全般にドル高が進んだ流れに沿った。
 一方、豪ドルに対しては下値の堅い動き。対ドルでの円売りが波及したことで下落する場面があったものの、その後は買い戻しが強まった。豪連邦統計局は8日、7-8月分の雇用統計の結果を見直すと発表。8月に記録した過去最高の新規雇用者数(12万1000人増)が下方修正されるとの思惑が高まり、全般に豪ドルが下落した影響を受けた。

[2014-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことをながめ、円売り外貨買いが出た。もっとも、引けにかけて日経平均が再び伸び悩むと売りも一服。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮めたことを受けて、対ドルで円の買い戻しが入ったほか、他の通貨に対しても次第に下げ幅を縮めた。

[2014-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は方向感がない。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株が下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。その後、時間外の米10年債利回りが上昇したことで対ドルでは日米金利差拡大を見越した円売りが出たほか、日経平均先物が下げ幅を縮めたため円は上値を切り下げたものの下値は限定的だった。再び株価が下落したうえ、米長期金利が低下に転じると円買い圧力が高まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円82銭前後まで下落したものの、朝方に付けた安値107円75銭前後が目先の下値目処として意識されると108円41銭前後まで買い戻された。もっとも、その後は再び107円99銭前後まで下押しするなど方向感が出ていない。
・ユーロ円は1ユーロ=137円18銭前後まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。
・ユーロドルは底堅い。ドル円の下落を手掛かりに全般ドル売りが進んだ流れに沿って、1ユーロ=1.2684ドル前後まで上昇。ドル安が一服すると1.2640ドル付近まで戻り売りに押される場面があったが、米長期金利が低下に転じたことを支えに再び高値圏まで買い戻された。

[2014-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月16-17日分)の公表を前にしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、FOMC議事要旨公表後にダウ平均が280ドル超上昇すると円売りが活発化した。日経平均先物が上昇に転じたことも円の重しとなった。一方、ドルに対しては下げ渋った。米10年債入札が低調だったと受け止められ、米長期金利が上昇すると円売りドル買いが出たもののその後持ち直した。FOMC議事要旨を受けてFRBが将来の利上げを急がないとの観測につながったほか、円に対してのドル高に言及があったことも円買いドル売りを誘った。

[2014-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。対豪ドルでは9月豪雇用統計で、新規雇用者数が2万9700人減と市場予想平均の1万5500人増に反して減少したことをきっかけに円買い豪ドル売りが先行した。もっとも、内訳で正規雇用者数が予想より強い結果だったこともあり、豪ドル売りの流れはすぐに反転。全般に豪ドルの買い戻しが進んだ流れに沿って、円も一転して売りに押された。一方、ユーロに対しては強含み。高く始まった日経平均株価が上げ幅を縮小し下げに転じたことを受けて、リスク回避の円買いユーロ売りが出た。また、ドルに対してもしっかり。下値の堅さを確認したことからやや買いが入った。

[2014-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでしっかり。午後の日経平均株価が下げに転じたことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。その後も時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に、日米金利差縮小を見越した買いが進んだ。一方、他の通貨に対しては伸び悩み。日本株の下落を手掛かりにした買いが先行したものの、欧州勢の参入後は上げ幅を縮小した。対ドルでオセアニア通貨や欧州通貨が上昇したことに伴い、円売りオセアニア通貨買いや円売り欧州通貨買いが出た。

[2014-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はドルやカナダドルに対しては伸び悩み。時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行。ダウ先物やナイトセッションの日経平均先物の下落も円買いを誘った。もっとも、前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容となったことが伝わると上値を切り下げた。米10年債利回りが上昇に転じたことも円の重しとなった。また、8月カナダ新築住宅価格指数が良好な結果だったことを受けてカナダドルに対しても円は上げ幅を縮めた。
 なお、ユーロやオセアニア通貨に対しては強含み。株安を背景にリスク回避の円買いが進んだ。また、対ドルでユーロ売りやオセアニア通貨売りが強まった影響も受けたため円は底堅く推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円53銭前後まで下押ししたものの、その後は107円90銭台まで下げ渋った。
・カナダドル円も1カナダドル=96円78銭前後まで下げた後97円16銭前後まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=137円09銭前後まで下落した。
・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下を手掛かりに欧州序盤には1ユーロ=1.2791ドル前後まで上昇する場面があった。その後も高値圏でのもみ合いが続いていたが、強い米雇用指標を受けて米長期金利が上昇に転じると一転して売りが優勢に。22時20分過ぎには一時1.2704ドル前後まで下げ足を速めた。

[2014-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては堅調だった。世界経済の先行きに対する懸念から、ダウ平均が一時340ドル超下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円を買い戻す動きにつながった。一方、ドルに対しては伸び悩んだ。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことで円売りドル買いが出たほか、米長期金利が上昇に転じたことが相場の重しとなった。なお、黒田東彦日銀総裁はワシントンで「安定した為替の動きが望ましい」「G20では為替について議論するが主要の議題ではない」などと述べたが、相場の反応は限られた。

[2014-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均株価が一時210円超下げるなど軟調に推移したことを受けて、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが出た。もっとも、日本株の売りが一服すると円買い圧力も後退。対ドルでは「米系証券や英系銀行などからの売りが観測された」との指摘もあった。なお、麻生太郎副総理兼財務金融相は「(ワシントンで)為替については議論されなかった」「世界経済の穏やかな回復が続いている」などと述べたが、特段の反応は見られなかった。

[2014-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。午後の日経平均株価が弱含んだことでリスク回避の買いが入ったものの、欧州勢の参入後は一転して売りに押された。時間外の米10年債利回りが上昇したことを受け、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となった。一方、他の通貨に対しては強含み。対ドルでオセアニア通貨や欧州通貨が売りに押された影響を受けたため、円買いオセアニア売りや円買い欧州通貨売りが進んだ。

[2014-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一進一退。時間外の米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した円売りが先行。ただ、欧州株や時間外のダウ先物などが大幅安となったことで一転してリスク回避の円買いが優勢となった。低下に転じた米10年債利回りが再び上昇に転じたことで上値を切り下げる場面もあったが、下値も限られている。なお、カナダドルに対しては急落。9月カナダ雇用統計で失業率と新規雇用者数がいずれも強い結果となったことで円売りカナダドル買いが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円15銭前後まで上昇したものの、前日NY時間高値の108円20銭前後を前に上値を抑えられ107円62銭前後まで失速。その後は再び108円台を回復する場面も見られたが戻りも限られるなど方向感が出なかった。
・カナダドル円は1カナダドル=96円67銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは軟調。米長期金利の上昇を背景に売りが先行。世界的な株安を受けてユーロ円が下落した影響も受けて1ユーロ=1.26215ドル前後まで値を下げた。

[2014-10-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動き。欧州を中心に世界経済への懸念が高まるなか、欧米株価が大幅に下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことも円買いユーロ売りを促し、円全体の押し上げ要因となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は対欧州オセアニア通貨でドル高が進んだ影響で一時1ドル=108円07銭付近まで値を戻す場面もあったが上値は重かった。米長期金利が低下に転じたことで107円62銭前後と欧州時間に付けた安値に面合わせした。
・ユーロ円は欧州の景気先行き懸念を背景に売りが強まり一時1ユーロ=135円83銭前後と9月5日以来の安値を付けた。
・ユーロドルはドイツ株式指数(DAX)が2%超下落し年初来安値を付けたうえ、ダウ平均が100ドル超下落し2カ月ぶりの安値を更新。ユーロ円中心にクロス円が下落した影響を受けて一時1ユーロ=1.2605ドル前後まで値を下げた。ユーロポンドなどユーロクロスも軟調だった。
 なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は「経済見通しは依然として下方向」などと述べたほか、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は「市場はユーロ安を期待している」「ECBは対ドルでのユーロの下落を観察している」などと発言した。

[2014-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。欧州を中心に世界経済への懸念が高まるなか、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買いドル売りが先行。時間外のダウ先物が100ドル超下落したほか、CME日経平均先物(円建て)が一時1万4850円まで急落したことも円買いドル売りを誘った。一方、ドル以外の通貨に対しては伸び悩んだ。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2014-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩んだ。午前中に円高が進んだ反動が出たほか、CME日経平均先物(円建て)が1万5000円台を回復したことなどをながめ円売りがじわりと強まった。時間外のダウ先物や欧州株が上昇に転じたことも円の重しとなった。

[2014-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。時間外のダウ先物やCME日経平均先物が買い戻されたことを背景に投資家のリスク回避姿勢の後退から円売りドル買いが強まった。ただ、一巡後は対オセアニア通貨などでドル売り圧力が高まった影響などを受けて徐々に円は強含んだ。なお、オセアニア通貨に対しては軟調。株価の買い戻しを受けて円安オセアニア通貨高が進んだほか、ドルやユーロに対してオセアニア通貨が堅調に推移したことが円に対しても波及し、円売りオセアニア通貨買いが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円58銭前後まで持ち直したものの、早朝取引で付けた高値107円63銭前後が戻りの目処として意識されると107円17銭前後まで売りに押された。
・豪ドル円は底堅く推移し1豪ドル=94円32銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い。欧州勢参入後に一時1ユーロ=1.2650ドル前後まで下押す場面があったものの、その後は徐々に買い戻される展開に。豪ドル・米ドルなどが上昇した影響を受けたうえ、底堅い株式相場をながめユーロ円が買われたことにつれた面もあり、22時30分過ぎには一時1.2699ドル前後と朝方に付けた高値1.2698ドル前後をわずかに上抜けた。

[2014-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。全般オセアニア通貨高やポンド安が先行した流れに沿って、円売りオセアニア通貨買いが見られた一方、円買いポンド売りが進んだ。その後、ダウ平均が前営業日終値を挟んで一進一退となり、円全体の方向感も定まらなかったが、ダウ平均が引けにかけて230ドル超下落するとリスク回避的な円買いが優位となった。「ボストンのローガン国際空港でドバイ発のエミレーツ航空便の乗客5人がインフルエンザに似た症状を訴え隔離された」との報道を受けて、市場では「米国でのエボラ出血熱拡大を警戒した円買いドル売りが強まったのではないか」との声があった。

[2014-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。安く始まった日経平均株価が下げ渋ったほか、時間外のダウ先物が堅調に推移していることをながめ、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは前日の海外時間に上昇が目立っていた反動が出たほか、対ドルでオセアニア通貨が上昇したことにつれて円売りオセアニア通貨買いの動きも目立った。

[2014-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。午後の日経平均株価が下げ幅を広げたことを受けてリスク回避の買いが入った。時間外の米10年債利回りが低下したことも円買いドル売りを誘った面があるが、欧州勢の参入後に米10年債利回りが低下幅を縮小すると買いは一服。ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことも相場の重しになった。一方、他の通貨に対してはしっかり。米長期金利が低下幅を縮めたことを受けて、対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が強まったことに伴い、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが進んだ。

[2014-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。時間外の米10年債利回りが急速に低下したことを受けて、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが活発化した。また、欧州株やダウ先物、日経平均先物が下落したことでリスク回避の円買いを誘った。対ポンドでは9月英消費者物価指数(CPI)や9月英卸売物価指数(PPI)コア指数が弱い内容だったことを手掛かりに円は急伸(経済指標データ参照:英消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ英卸売物価指数(PPI)コア指数の推移グラフへ)。対ユーロでは10月独ZEW景況感指数や8月ユーロ圏鉱工業生産指数が予想を下回ったうえ、独政府が2014年と2015年の成長見通しを下方修正したことで円は堅調に推移した。もっとも、シティグループの好決算をきっかけに株価が持ち直すと一転して円を売る動きが広がり上げ幅を縮めた。米10年債利回りが低下幅を縮めたことも円買い圧力を後退させた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に付けた安値1ドル=106円76銭前後を下抜けて106円68銭前後まで下落。ただ、その後は買い戻しが強まり107円台を回復した。
・ユーロ円も1ユーロ=135円05銭前後と昨年11月21日以来の安値を付けた後は135円台半ばまで持ち直した。
・ユーロドルは軟調。弱い欧州経済指標や独政府による成長見通しの下方修正を受けて売りが進行。19時前に1ユーロ=1.26405ドル前後まで下げ足を速めた。米長期金利が低下幅を縮めたこともあり、その後の戻りも鈍かった。

[2014-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。米長期金利の大幅低下に伴い日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行。独政府が2014年と2015年の成長見通しを下方修正したことで円買いユーロ売りも強まり、他の通貨に対しても円買いが波及した。その後、シティ・グループの好決算を手掛かりに欧州株やナイトセッションの日経平均先物がプラス圏に浮上。ダウ平均も140ドル超上昇したため、持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。もっとも、ダウ平均が引けにかけて下げに転じ40ドル超下落すると、対資源国通貨中心に円買いが活発化する場面が見られた。

[2014-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで一進一退。「塩崎恭久厚生労働相は本日の社会保障審議会・年金部会(厚労相の諮問機関)に出席し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の組織改革を要請する」との報道が伝わると、日経平均先物が上昇し、円も対ドルで売りが先行した。高く始まった日経平均株価が下げに転じると円も徐々に下値を切り上げたが、買い戻しの勢いも限定的。午後の日経平均が再びプラス圏に浮上したため、円売りドル買いが進むなど株価動向をにらんだ方向感の乏しい動きとなった。

[2014-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。午後の日経平均株価が買い戻されたことを受けて、円売り外貨買いの動きが先行した。もっとも、欧州勢の参入後は円売りの動きも一服。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことをながめ、リスク回避の円買いが広がったほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下に転じたことも円の買い戻しを誘った。

[2014-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで急騰。時間外の米10年債利回りが低下幅を広げたことを受けて日米金利差縮小を見越した円買いが強まった。時間外のダウ先物や欧州株、日経平均先物が下落したこともリスク回避の円買いを誘った。9月米小売売上高や10月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、9月米卸売物価指数(PPI)がいずれも弱い内容だったことが伝わると円高が加速。米10年債利回りが節目の2%を割り込み1.8622%まで大幅低下するとドルが全面安となりさらに上値を試す展開となった。もっとも、短期間で急激に円高ドル安が進んだ反動から一巡後は円を売る動きが強まった。米10年債利回りが2%台を回復したほか、370ドル近く下げたダウ平均が100ドル超安まで下げ幅を縮めたことも円の重しとなった。ポンドやカナダドルに対しても対ドルでの動きにつれる展開となった。なお、ユーロやオセアニア通貨などに対してはもみ合い。対ドルでの円高の影響を受けた半面、対ドルでオセアニア通貨高やユーロ高が優勢となった影響も同時に受けたため方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に付けた安値1ドル=106円05銭前後を下抜けると売りが加速し、弱い米指標を受けてさらに下値を模索する動きとなった。短期投機筋からの断続的な投げ売りが観測され、22時40分過ぎには9月8日以来の安値となる105円20銭前後まで売り込まれた。もっとも、一巡後は急速に買い戻しが進み106円台を回復するなど荒い値動きとなった。
・ポンド円も1ポンド=169円04銭前後まで急速に下げた後は170円ちょうど付近まで下げ幅を縮めた。
・ユーロドルは急伸。相次ぐ低調な米指標を受けてドルが独歩安となった流れに沿った。22時40分過ぎには1ユーロ=1.28865ドル前後まで値を上げた。もっとも、その後はドル円が買い戻されたうえ、米長期金利が急速に低下幅を縮めたため1.2750ドル近辺まで急失速した。

[2014-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。9月米小売売上高や10月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、9月米卸売物価指数(PPI)が軒並み予想を下回ったことがわかると、米10年債利回りが節目の2%を割り込み1.8622%まで急低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが優勢となった。ただ、米10年債利回りが一転して低下幅を縮小すると、持ち高調整の円売りが出て急速に伸び悩んだ。資源国通貨に対してはダウ平均の460ドル超安やナイトセッションの日経平均先物の590円安を横目に円買いが再開する場面もあったが、ダウ平均が引けにかけて下げ幅を縮小したため円買い圧力は後退した。

[2014-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。日経平均株価が大幅安となったことを受けて、リスク回避の円買いが進む場面もあったが、上値は限られた。昨日の海外時間に円買いが進んだ反動が出たほか、時間外の米10年債利回りが低下一服となったことも相場の重しになった。もっとも、一段の売りを促す材料にも欠けたため、一方的に売りが進む展開にもなっていない。なお、黒田東彦日銀総裁は「(為替)引き続き注意深く見ていきたい」と述べたほか、麻生太郎副総理兼財務・金融相は「為替の上下変動は穏やかにしないと影響が大きい」との見解を示したが、相場への影響は限定的だった。

[2014-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことを受けて一時売りが出たものの、売りの勢いも長続きしなかった。引けにかけて日本株が再び売られたほか、ナイトセッションの日経平均先物も高く始まったがすぐに下げに転じたため、全般にリスク回避の円買いの動きが目立った。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したため、日米金利差縮小を見越した買いも入った。

[2014-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は買い一服。欧州株や時間外のダウ先物、日経平均先物が大幅に下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。時間外の米10年債利回りが大幅低下したことで対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いが目立った。また、欧州中央銀行(ECB)が「資金供給オペの担保として受け入れるギリシャ国債に適用するヘアカット(担保価額の割引率)を引き下げる」との一部報道を否定したことでギリシャの10年債利回りが急上昇すると円買いユーロ売りが急速に進んだ。もっとも、株価の下落がいったん落ち着いたほか、米10年債利回りも低下が一服したため円買い圧力が後退した。なお、前週分の米新規失業保険申請件数や9月米鉱工業生産指数、9月米設備稼働率はいずれも強い内容となったが相場への影響は限定的だった。この後に発表される10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などの結果を見極めたいとの見方もあるようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円51銭前後まで値を下げたものの、1月2日高値の105円45銭前後が目先の下値目処として意識されたため下げ渋った。また、ユーロ円は昨年11月20日以来の安値となる1ユーロ=134円15銭前後まで下げ足を速めたものの、急速に売りが進んだ反動からその後は買い戻しが入り135円台を回復する場面があった。
・ユーロドルは下げ渋り。ギリシャ10年債利回りの大幅上昇を嫌気して全般ユーロ売りが優勢となった流れに沿った。一時1ユーロ=1.2706ドル前後まで下落。もっとも、その後はユーロ円と同様にショートカバーが進み1.27ドル台半ばまで下げ幅を縮めた。

[2014-10-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物の大幅安を背景に、欧州市場で急速に円高が進んだ反動が出た。前週分の米新規失業保険申請件数や9月米鉱工業生産指数など予想を上回る米経済指標が続き、米10年債利回りが1.9760%から2.1770%まで一転上昇。日米金利差拡大を見越した円売りが広がった。また、200ドル超下落したダウ平均が一時70ドル近く上昇。日経平均先物もプラス圏に浮上したため、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ持ち高調整の円売りが優勢となった。

[2014-10-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対NZドルで上値の重い動き。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が「為替レートの水準は正当化されず持続不能」との声明を出したと伝わったことで円買いNZドル売りが進む場面も見られたが、RBNZが過去の声明文を誤って掲載したことが分かるとすぐに円は対NZドルで売りに押された。一方、円は他の通貨に対して底堅く推移した。高く始まった日経平均株価が下落に転じたことで、投資家のリスク志向低下を見越した買いが入ったほか、昨日のNY時間に円売りが進んだ反動が出た面もある。なお、黒田東彦日銀総裁は「2%物価の安定持続に必要な時点まで量的質的緩和を続ける」「今の段階で出口戦略を具体的に議論するのは時期尚早」などの見解を示したが、目立った反応は見られていない。

[2014-10-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。午後の日経平均株価が軟調に推移したことで円買いが進んだものの、欧州勢の参入後は売りが優勢に。時間外のダウ先物や日経平均先物が上昇したことで円売り外貨買いが強まったほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことも売りを促した面があった。

[2014-10-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は売り一服。ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物、欧州株が大幅に上昇したことを背景に投資家のリスク回避姿勢が後退し、序盤から円売りが活発化した。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に対ドルでは日米金利差拡大を見越した円売りも目立った。もっとも、NY勢が参入すると米長期金利の上昇幅拡大を背景に対欧州通貨や対オセアニア通貨でドル買い圧力が高まり、つれる形で円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが強まった。なお、9月米住宅着工件数と9月米建設許可件数は強弱入り混じる結果となったうえ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は「米国での格差拡大を非常に懸念」などと述べたものの、FRBの政策や経済見通しについては語らなかったため相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=106円62銭前後の高値まで値を上げた。もっとも、一巡後は106円50円を挟んでのもみ合いが続いた。
・ユーロ円は18時前に1ユーロ=136円71銭前後まで上昇したものの、その後は対ドルでユーロ売りが強まった影響を受けて136円20銭付近まで上げ幅を縮めた。
・ユーロドルは上値が重い。株高を背景にユーロ円が上昇したことにつれたほか、欧州通貨に対してドル安が進んだ影響を受けた。ローゼングレン米ボストン連銀総裁が「経済が弱くなればQE4(量的緩和第4弾)を検討すべき」と述べたこともユーロ買いドル売りにつながった面もあり、21時過ぎには日通し高値となる1ユーロ=1.2836ドル前後まで値を上げた。ただ、その後は米長期金利の上昇幅拡大が相場の重しとなり1.2780ドル台まで売りに押された。

[2014-10-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して軟調。10月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が予想を上回ったことがわかると、米長期金利の上昇幅拡大とともに円売りが進んだ。ダウ平均の310ドル超高も円売りを後押しした。その後、ダウ平均が180ドル超高まで伸び悩み、米長期金利が上昇幅を縮小すると円買い戻しが散見されたが、ダウ平均は引けにかけて底堅く推移。CMEの日経平均先物も上値を試す展開となったため円売りが再開した。
 一方、その他の通貨に対しては上値が重い。強い米経済指標を受けて対ドルで欧州・資源国通貨売りが強まると、つれる形で円高・欧州通貨安や円高・資源国通貨安が先行した。ただ、ダウ平均や日経平均先物が上昇した影響から、次第に円全体が押し下げられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円94銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=136円02銭前後まで下げた後、136円49銭前後まで下値が切り上がった。
・ユーロドルは軟調。強い米経済指標や米金利上昇を受けてユーロ売りドル買いが先行した。1ユーロ=1.28375ドル前後から1.2744ドル前後まで下げ足を速めた。米金利上昇が一服すると1.2780ドル前後まで下げ渋ったが、終盤にかけてドル円が強含んだため戻りは限られた。

[2014-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前週末のNY市場引けにかけて円安が進んだ流れを引き継いだほか、本日の日本株高を期待した円売りも進んだ。対ドルではポジション調整の円買い戻しが入る場面があったが、日経平均株価が500円超高の大幅高となったことをながめ、対オセアニア通貨を中心に円売りが優勢となったため戻りは限定的。市場では「国内信託銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、再び下値を探る動きが強まっている。

[2014-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。欧州株が下げて始まったほか、ナイト・セッションの日経平均先物が100円下落したことをながめ、円を買い戻す動きが強まった。時間外の米10年債利回りが低下に転じたことで対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いも入った。

[2014-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移し、時間外のダウ先物もIBMの低調な決算などを背景に下落したため、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことを受け、日米金利差縮小を見越した買いも入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=106円79銭前後まで下落。
・ユーロ円も1ユーロ=136円28銭前後まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢の参入後に1ユーロ=1.2731ドル前後まで下げたものの、その後は前週末の海外時間からさえない動きが続いていた反動で1.2790ドル前後まで買い戻された。半面、ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下げがきつくなった影響から、徐々に上値も重くなった。

[2014-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対してさえない。ダウ平均の120ドル近い下落をながめ、リスク回避的な円買いが先行した。その後、ダウ平均は次第に下げ幅を縮小し引けにかけてプラス圏に浮上。つれる形で円売りが広がり上値が切り下がった。欧州通貨買いドル売りが強まったことも円安欧州通貨高を後押しした。一方、ドルに対してはもみ合い。対欧州通貨でのドル安進行が円買いドル売りを誘った半面、ダウ平均の底堅さが円の重しとなり方向感が出なかった。米経済指標の発表がなく取引材料に乏しいなか、資源国通貨に対しても動意を欠いた。

[2014-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。CME日経平均先物が上昇したことを受けて売りが先行。ただ、上昇して始まった日経平均株価がすぐに下げに転じたことで円買い戻しが強まった。後場の日経平均株価が200円超安まで下げ幅を拡大したことでさらに円高が進んだ。なお、豪ドルに対しては失速。日本株安を背景に円高豪ドル安が強まっていたが、7-9月期中国国内総生産(GDP)が予想を上回る結果だったことが伝わると、同国と資源貿易関係の深い豪ドルを買う動きが優勢となり円は弱含んだ。

[2014-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が340円超下落したことを背景にリスク回避の円買いが広がった。市場では「マクロ系ファンドなどから円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りの低下を受けて日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも入った。もっとも、一時120ドル超下げたダウ先物が急速に下げ幅を縮めたうえ、ナイトセッションの日経平均先物が上昇するなど株価の買い戻しが強まると円買い圧力が後退。米長期金利が低下幅を縮めたことも円を押し下げた。

[2014-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで堅調。欧州勢の参入後に円売りユーロ買いが進む場面が見られたものの、一部通信社が関係者の話として「欧州中央銀行(ECB)は社債の買い入れを検討している」「この検討についてはかなり話が進んでおり、12月にも協議・決定する可能性がある」などと報じると一転してユーロ売りが優勢となり、円も対ユーロで買い戻された。その後にフィナンシャルタイムズ(FT)が「ECBは社債購入を議題に置いていない」と伝えると円売りユーロ買いで反応したものの、影響は一時的。一巡後は下値の堅さを確認したとの見方から再び円買いユーロ売りが強まった。一方、他の通貨に対して円はさえない動き。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことで売りに押されたほか、ECB絡みの報道で欧州株が堅調に推移したため、投資家のリスク許容度改善を見越した円売り外貨買いの動きも広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時前に1ドル=106円90-93銭まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=135円97銭前後まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは売り優勢。欧州勢の参入後に1ユーロ=1.2841ドル前後まで上げたものの、その後は一転して売りが優勢となり、1.2735ドル前後まで急ピッチで値を下げた。

[2014-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。「欧州中央銀行(ECB)は社債の買い入れを検討している」「この検討についてはかなり話が進んでおり、12月にも協議決定する可能性がある」との報道を受けて、対ユーロ中心に円買いが先行した。ただ、ダウ平均が次第に強含み引けにかけて220ドルを超す上げ幅に。投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが出て上値が切り下がった。米長期金利の上昇幅拡大をながめ、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも見られた。

[2014-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。本日の日本株高を見越した円売りが先行したものの、320円超高まで上昇した日経平均株価が徐々に伸び悩むとつれて円の買い戻しが強まった。市場では「海外ヘッジファンドから円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した円買いも入った。なお、オセアニア通貨に対しては上値が重かった。豪連邦統計局が発表した7-9月期豪消費者物価指数(CPI)でトリム平均値CPIが弱い結果だったことで円買い豪ドル売りが進んだが、反応は一時的。その後は対ドルでオセアニア通貨買いが強まった影響を受けて円は上値を切り下げた。

[2014-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州通貨に対して買い優勢。上昇して始まった欧州株が下げに転じたほか、時間外のダウ先物もマイナス圏に沈んだことを背景にリスク回避の円買いが広がった。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和への思惑が浮上するなか円買いユーロ売りが出やすかったほか、26日に公表されるユーロ圏の大手銀行130行を対象としたストレステスト(健全性審査)で「少なくとも11行が不合格になる見通し」との一部報道が出たことも円買いにつながった面もあった。また、英中銀金融政策委員会議事要旨(8-9日分)で「さらなるユーロ圏に関する下向きの情報が英経済回復の持続に対するリスクを高めた」「英経済成長が勢いを失っている兆候がある」との見解が示されると、英景気先行きへの不透明感から円買いポンド売りも活発化した。なお、ドルに対してはもみ合いが続いていたが次第に強含んだ。対欧州通貨でドル高が進んだ影響を受けて円売りドル買いが出た。ただ、米10年債利回りが低下幅を広げたことで日米金利差縮小を見越した円買いが徐々に強まった。

[2014-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。9月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となり、時間外の米10年債利回りが上昇したため、日米金利差拡大を見越した売りが出た(経済指標データ参照:米消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。一方、カナダドルに対しては下値が堅かった。カナダ銀行(BOC、中央銀行)の金融政策発表を控えて持ち高調整目的の円売りカナダドル買いが先行したが、8月カナダ小売売上高が予想より弱い結果となったため、指標発表後は全般にカナダドル売りが進んだ流れに沿って下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間につけた高値の1ドル=107円12銭前後を上抜けて、一時107円34銭前後まで上昇。カナダドル円は1カナダドル=95円40銭前後まで上げた後、95円02銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルはさえない。20時過ぎに1ユーロ=1.2724-27ドルまで上げたものの、その後はドル買いの流れに沿って1.2660ドル前後まで値を下げた。

[2014-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。9月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優位に。その他の通貨に対しても円売りが広がった。カナダドルに対しては8月カナダ小売売上高がさえない結果となり円買いが先行したが、カナダ中央銀行(BOC)が政策金利を1.00%に据え置いたことがわかると一転して円売りが加速した。声明では「リスクのバランスは金融政策の現在のスタンスの範囲内であり、1%の政策金利を維持する」「米ドルはカナダドルを含む他の主要通貨に対して強含んでいる」「米経済は特にカナダの輸出の方面で有益な分野で、勢いを増している」など伝わり、前回の「政策金利変更のタイミングと方向性は、新しい情報がリスクの見通しや評価にどのように影響するか次第であり、中銀は中立的」との文言は削除された。ただ、カナダの首都オタワ中心部にある連邦議会議事堂などで銃乱射事件が発生。投資家心理が冷やされる形でダウ平均が次第に下げ幅を拡大し、引けにかけて150ドル超下落した。つれる形で円買い戻しが入り下値が切り上がった。

[2014-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。10月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回る結果となったことを手掛かりに、一時130円超安まで下げていた日経平均株価が下げ幅を縮小し、後場に入るとプラス圏を回復。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円を売る動きが強まった。なお、NZドルに対しては堅調。朝方に発表された7-9月期NZ消費者物価指数(CPI)が前期比0.3%上昇と予想の0.5%上昇を下回ったことで円買いNZドル売りが活発化した。

[2014-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一転下落。10月仏製造業サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が弱い内容だったことで円買いユーロ売りが進行。欧州株が下落して始まったこともリスク回避の円買いを誘った。ただ、10月独製造業PMI速報値や10月ユーロ圏製造業サービス部門PMI速報値がいずれも予想を上回る結果だったため、一転して円を売る動きが優勢に。欧州景気先行きへの懸念がやや和らいだとして欧州株が急反発し、時間外のダウ先物が100ドル超上昇したため円全体が押し下がった。米10年債利回りが上昇したことも対ドルでの円売りにつながった。なお、ポンドに対しては下げ渋り。対ユーロでの円安につれたうえ、欧米株の買い戻しを手掛かりに円安ポンド高が進んだが、9月英小売売上高が低調な内容だったことで円を買い戻す動きが強まった。

[2014-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は軟調。キャタピラーやGMなど米主要企業の好決算を手掛かりにダウ先物が堅調に推移したほか、日経平均先物も大幅に上昇したため、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが広がった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を見越した売りも出た。対ユーロでは10月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ったことで一時円買いユーロ売りが進む場面もあったが、10月独製造業PMIや10月ユーロ圏製造業・サービス部門PMIは予想より強い結果となったため、次第に円も上値を切り下げた(経済指標データ参照:独製造業PMIの推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先の上値目処として意識されていた15日高値の1ドル=107円49銭前後を上抜けると買いが加速。22時30分前には108円02銭前後と10日以来の高値を更新した。
・ユーロ円は仏経済指標の発表後に1ユーロ=135円21銭前後まで下押ししたものの、その後は一転して上昇。136円64銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。16時30分前に1ユーロ=1.2614ドル前後まで下げたが、売り一巡後は1.2676ドル前後まで反発。もっとも、米長期金利が上昇した影響もあって次第に上値も重くなった。

[2014-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが優位だった。キャタピラーやGMなど米主要企業の好決算が相次ぎ、時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を拡大。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りが先行した。8月米住宅価格指数や9月米景気先行指標総合指数が予想を上回ったことがわかると、米10年債利回りの大幅上昇とともに円売りドル買いが優位に。ダウ平均の300ドル超高も円全体を押し下げた。ただ、「ニューヨーク市内で医師がエボラ出血熱への感染の有無を調べる検査を受けた」と伝わり、株高が一服すると円売り圧力もいったん収まった。

[2014-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。「西アフリカから米国に帰国した男性医師はエボラ出血熱感染検査で陽性反応が出た」と報じられたことで時間外のダウ先物が急落。上昇して始まった日経平均株価も上げ幅を縮めたためリスク回避の円買いが強まった。米長期金利が低下したことで対ドルでは日米金利差縮小を見越した買いも入った。もっとも、「エボラ患者の男性医師と接触していた4人を特定」とNY市が発表したことでダウ先物が買い戻されると円買い圧力はやや後退した。

[2014-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。ナイトセッションの日経平均先物が100円上昇したほか、時間外のダウ先物も一時プラス圏を回復するなど株価の買い戻しが強まったことにつれて円売りが進んだ。米10年債利回りが低下幅を縮小したことも円売りドル買いにつながった。また、7-9月期英国内総生産(GDP)速報値は予想通りの結果となったが、足もとでさえない英経済指標が続いていたこともあり、公表後は円売りポンド買いが強まった。

[2014-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだほか、時間外のダウ先物も下げ幅を縮めたことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。もっとも、株高の流れが続かず、日経平均先物が一時下げに転じると円も下値を切り上げる展開に。手掛かり材料を欠くなか、やや方向感の乏しい動きとなった。
 一方、ユーロに対しては荒い値動き。22時前に一部通信社が「ECBの草案でユーロ圏の大手銀行130行を対象としたストレステスト(健全性審査)で25行が不合格になることが示された」と報じると一時円買いユーロ売りが進んだものの、一巡後はすぐに売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時過ぎに1ドル=108円25-28銭まで上げたが、アジア時間につけた高値の108円31銭前後の手前では伸び悩み。半面、21時過ぎに107円89-92銭まで下落したものの、同じくアジア時間につけた安値の107円86銭手前では下げ渋った。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=136円52銭前後まで下げたのち、137円07銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは荒い値動き。欧州勢の参入後に1ユーロ=1.2635ドル前後まで下げたものの、11月独消費者信頼感指数(Gfk調査)が予想より強い結果となったことで下げ渋った(経済指標データ参照:GFK消費者信頼感調査の推移グラフへ)。NY時間に入ってストレステスト絡みの報道が伝わると、一時1.2645-48ドルまで下げた後に1.2684ドル前後の高値まで上げるなど荒い値動きとなった。

[2014-10-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。「ECBの草案でユーロ圏の大手銀行130行を対象としたストレステスト(健全性審査)で25行が不合格になることが示された」と伝わると、対ユーロ中心に円買いが先行した。ただ、一部で不合格への懸念が高まっていたドイツ銀行について「必要条件を大幅に上回る水準で合格した」と報じられると、ストレステストへの警戒感が和らぎ一転して円売りが強まった。9月米新築住宅販売件数が予想を下回り円買いドル売りが強まる場面もあったが、ダウ平均や日経平均先物が上げ幅を拡大したため、投資家心理の改善を意識した円売りが出て上値は重かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円78銭前後まで下押しした後、108円19銭前後まで持ち直した。その後、108円ちょうど付近まで伸び悩んだが、引けにかけては底堅く推移した。
・ユーロ円は1ユーロ=136円50銭前後から137円08銭前後まで一転上昇した。買いが一巡すると136円80銭付近まで下げたが、引けにかけて日通し高値に迫った。
・ユーロドルは荒い値動き。ストレステスト絡みの報道を受けて1ユーロ=1.2645ドル前後まで下げたが、ドイツ銀行への懸念が後退すると1.2696ドル前後まで急速に持ち直した。もっとも、1.2700ドル手前で上値の重さを確認すると1.2660ドル付近まで失速。中盤以降は取引材料難から1.2670ドル前後でのもみ合いとなった。

[2014-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。欧州中央銀行(ECB)は26日、ユーロ圏の大手銀行130行を対象としたストレステスト(健全性審査)で、ギリシャの銀行など25行が不合格になったと発表。前週末の海外市場で伝わった報道とほぼ同じ内容だったことで、安心感から週明けのオセアニア市場で対ユーロを中心に円売りが先行。日本株高を見越した円売りも出た。ただ、日経平均株価が伸び悩むにつれてポジション調整の円買い戻しが徐々に強まった。市場では「本邦輸出勢の円買いドル売りが観測された」との指摘もあった。

[2014-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。時間外のダウ先物や欧州株先物の上昇を手掛かりに欧州勢が円売りで参入。米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも出た。もっとも、全般手掛かり材料に乏しいなか追随する動きは見られなかった。ダウ先物が伸び悩むと対豪ドルやカナダドルを中心に円を買い戻す動きが強まった。

[2014-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州勢の参入後にナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が下落し、リスク回避の円買い外貨売りの動きが広がった。日米でエボラ出血熱絡みの報道が伝わったことで投資家のリスク志向が低下したほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことに伴う買いも入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=107円73銭前後まで下落。
・ユーロ円も20時過ぎに1ユーロ=136円59銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは下げ渋り。10月独Ifo景況感指数が予想より弱い結果となったことが嫌気され、1ユーロ=1.2666ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後は米長期金利が低下した影響もあって、1.2690ドル台まで買い戻された。

[2014-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は小高い。欧州株やダウ先物の下落をきっかけに円買い外貨売りが先行。ナイトセッションの日経平均先物が140円下げたことも円買いを誘った。9月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が予想を下回ったことが分かると、円買いドル売りが活発化し円全体を押し上げた。ただ、そのあとは徐々に値動きが鈍った。28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買を手控える向きも多く、方向感が出にくい面もあったようだ。

[2014-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。仲値に向けて円売りドル買いが出たものの、その後は徐々に下値を切り上げた。日経平均株価が120円超安まで下げたことを背景にリスク回避の円買い圧力が高まった。一方、オセアニア通貨に対しては弱含み。軟調な日本株を背景に円が強含む場面もあったが、対ドルでオセアニア通貨高が進んだ影響を受けて円売りオセアニア通貨買いが強まった。

[2014-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は資源国通貨に対して軟調。時間外のダウ先物や欧州株先物が上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した円売り資源国通貨買いが進んだ。独DAXが1.3%超上昇して始まるとその他の通貨に対しても次第に円売りが広がった。ただ、ドルに対してはもみ合い。株高を背景とした売りに上値を抑えられたものの、対資源国通貨でドル売りが優勢となった影響も受けたため下値も堅かった。

[2014-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は軟調。時間外のダウ先物や日経平均先物が強含んだことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが先行した。対ドルでも時間外の米10年債利回りの上昇を手掛かりに、日米金利差拡大を見越した売りが先行したものの、米経済指標の発表後は一転して買い戻しが優勢に。9月米耐久財受注額が前月比1.3%減、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比0.2%減といずれも予想に反して減少したため、ドルが全面安となった影響を受けた。一方、他の通貨に対しては米指標発表後も売りの流れが継続。対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進んだことに伴い、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時前に1ドル=108円17銭前後まで上げたものの、その後は107円70銭前後の安値まで一転下落。
・ユーロ円は22時30分前に1ユーロ=137円56銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは下値が堅い。ユーロカナダドルなどの下落につれて、18時30分過ぎに1ユーロ=1.2685ドル前後まで下げたものの、昨日安値の1.2665ドル前後が意識されると下げ渋った。その後はドルが全面安となった流れに沿って1.27645ドル前後まで急ピッチで買い戻された。

[2014-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。9月米耐久財受注が予想を下回ったことをきっかけにドル全面安となった流れに沿って円高ドル安が進行。米長期金利が低下に転じたことも円買いドル売りを誘った。ただ、10月米消費者信頼感指数や10月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ると一転円売りドル買いが優勢に。米国株高を背景に、新興国通貨などに対して円売りが強まった影響も受けた。

[2014-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。日経平均株価が堅調に推移したことを背景に海外短期勢から円売りが観測され、じりじりと円は弱含んだ。10月NBNZ企業信頼感が良好な結果だったことで対NZドルでも円売りが出た。もっとも、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に本邦勢からのフローは目立たず、一方的に円安が進む展開ともなっていない。

[2014-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入った。欧州株が上昇して始まったことで伸び悩む場面があったものの下値は堅かった。対欧州通貨を中心にポジション調整の円買い戻しが強まった。

[2014-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値の重い動き。時間外の米10年債利回りが低下したことを受けて、日米金利差縮小を見越した買いが先行した。もっとも、買い一巡後は米10年債利回りが低下幅を縮小したことから次第に上値を切り下げた。また、他の通貨に対しては高安まちまち。欧州勢の参入後に欧州通貨安オセアニア通貨高が進んだ影響から、円も対欧州通貨で強含んだ半面、オセアニア通貨に対しては売られた。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることから値動きは持ち高調整の域を出ておらず、対ドルで円が売りに押されると、つれて対欧州通貨でも円は上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=107円94銭前後まで下げた後、108円10銭台まで反発。
・ユーロ円も17時40分過ぎに1ユーロ=137円46銭前後まで下落する場面があったが、売り一巡後は137円80銭付近まで買い戻された。
・ユーロドルはもみ合い。全般に様子見ムードが強く、1ユーロ=1.2740ドル前後を挟んだもみ合いに終始した。

[2014-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下落した。米重要イベントを前にしばらくは方向感に乏しい展開が続いていたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表後にドル全面高となった流れに沿って円売りドル買いが優勢となった。なお、FOMCは市場の予想通り今月資産購入プログラムを終了することを決定。声明では「労働資源の未活用が徐々に減少している」と指摘し、雇用環境に対する認識を上方修正した。市場では「ややタカ派的な内容だった」と受け止められ、全般ドル買いが広がった。一方、ドル以外の通貨に対しては下げ渋った。欧州オセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2014-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けてドル高が進んだ流れを引き継ぎ円売りドル買いが強まった。日経平均株価が110円超上昇したことも円売りを誘った。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が9月にネットで3000万NZドルを売却したことを明らかにし、8月の5億2100万NZドル売却よりも売却額が少なかったことで円売りNZドル買いが強まる場面も見られた。

[2014-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。時間外のダウ先物や日経平均先物が弱含んだことで、リスク回避の買いが入った。7-9月期米国内総生産(GDP)速報値が予想より強い結果となったため、指標発表後は円売りドル買いで反応したものの、米10年債利回りが低下した影響もあり、総じて下値は堅かった。 なお、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は「FRBは均等な機会を与えることを非常に重視している」との見解を示したものの、経済や金融政策について言及しなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=109円36銭前後まで上げたものの、買い一巡後は108円84-87銭まで失速。
・ユーロ円は独各州の10月消費者物価指数(CPI)が低調だったことを受けて、18時過ぎに1ユーロ=137円06銭前後まで下げたものの、その後はドル絡みの取引が中心となったため、137円台前半でのもみ合いに。もっとも、米国株が堅調に推移していることもあり、22時30分以降にやや買いが入った。
・ユーロドルは下値が堅い。米GDPの発表後に1ユーロ=1.2546ドル前後まで下落する場面があったが、その後はすぐに買い戻されるなど売りは一時的だった(経済指標データ参照:米GDPの推移グラフへ)。

[2014-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。7-9月期米国内総生産(GDP)速報値が予想を上回ったことで円売りドル買いが先行。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は31日にも、新しい運用比率の目安を発表し、国内株式を25%に上げる見通し」との報道が伝わると、ナイトセッションの日経平均先物が200円上昇したため円売り外貨買いが活発化した。ダウ平均が一時250ドル近く上昇したことも円の重し。なお、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は講演で「FRBは均等な機会を与えることを非常に重視している」などと述べたものの、経済や金融政策について言及しなかった。

[2014-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日本株高を見越した円売りが先行。塩崎恭久厚生労働相が「(GPIF新運用比率について)まだ聞いていない、新聞で初めて見た」などと述べたことで円の買い戻しが入る場面があったが戻りは限られた。その後に政府筋の話として「GPIFの運用改革は株の運用比率を25%に引き上げへ」「GPIFの分散投資は厚労相がきょう認可へ」などと伝わると円売りが再開。日経平均株価が280円超高まで上昇したことも円を押し下げた。

[2014-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は独歩安。日銀が金融政策決定会合で「年間約80兆円(約10-20兆円追加)へのマネタリーベースの増加」「ETFおよびJ-REITの保有残高を年間約3倍へ増加」「長期国債の保有残高を約80兆円に増加」の追加緩和を決定したことで日経平均株価の急騰とともに円売りが活発化した。黒田日銀総裁が定例記者会見で「2%実現のためにできることはなんでもやる」などと述べたうえ、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国債運用で中心からのかい離幅は上下10%を容認」「国内外の株式運用もかい離許容幅を拡大」との政府筋の話も円売りを加速させた。一巡後にいったん下げ渋る場面もみられたが、ナイトセッションの日経平均先物が大幅に上昇したこともあり再び下値を模索する動きが強まった。

[2014-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は軟調。日銀による予想外の追加緩和を受けてアジア時間に売りが進んだ流れを引き継いだ。ナイト・セッションの日経平均先物が400円超上昇したことも円売り外貨買いを誘った面もある。もっとも、NY勢の参入後は対ドルで欧州通貨や資源国通貨が下落した影響で、円買い欧州通貨売りや円買い資源国通貨売りが出たため、やや売りの勢いも一服した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=112円15銭前後と2007年12月31日以来の高値を更新。
・カナダドル円も一時1カナダドル=99円87銭前後まで上げるなど堅調に推移したが、8月カナダ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことをきっかけに対ドルでカナダドル売りが進むと、つれて99円20銭付近まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは軟調。全般にドル買いが進んだ流れに沿って年初来安値の1ユーロ=1.25005ドル前後を下抜けると下げ足を速め、2012年8月28日以来の安値となる1.2485ドル前後まで下押しした。

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