為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年5月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年5月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年5月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。終値は前日比45ドル47セント高の16580ドル84セントとなった。昨年12月31日以来、約4カ月ぶりに史上最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、前日終値前後での持ち高調整が続いた。FOMC声明で景気に前向きな認識が示されると、一時50ドル超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同11.01ポイント高の4114.55で取引を終えた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年5月 発言・ニュース

[2014-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。終値は前日比45ドル47セント高の16580ドル84セントとなった。昨年12月31日以来、約4カ月ぶりに史上最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、前日終値前後での持ち高調整が続いた。FOMC声明で景気に前向きな認識が示されると、一時50ドル超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同11.01ポイント高の4114.55で取引を終えた。

[2014-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が高く始まったことをながめ、円売り外貨買いの動きが先行した。その後に日経平均が上げ幅を縮めるとやや円が買い戻される場面があったものの、香港やシンガポールなどアジアの主要市場が休場で取引参加者が減少するなか、買いの勢いも限られた。なお、円は豪ドルに対しても伸び悩み。4月中国製造業PMIが予想より弱い結果となったことで円買い豪ドル売りが入ったが、反応は一時的だった。

[2014-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。しばらくは方向感の乏しい動きが続いていたものの、欧州勢の参入後にユーロ買いが進んだため、円も対ユーロではやや売りに押された。また、4月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い結果となったことで、対ポンドでも円は弱含んだ。
 一方で、ドルに対してはしっかり。対欧州通貨でドル安が進んだ影響を受けたほか、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだこともリスク回避目的の円買いを誘った面がある。

[2014-05-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。独仏がメーデーで休場とあって商いが薄く方向感が出なかった。米経済指標の発表を控えて円売りドル買いが散見されたが、前週分の米新規失業保険申請件数は予想より弱かった一方、3月米個人消費支出(PCE)や3月米個人所得は予想を上回り、強弱まちまちの内容となったため影響は限定的だった(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数のデータ推移グラフへ3月米個人消費支出(PCE)のデータ推移グラフへ3月米個人所得のデータ推移グラフへ)。
 一方、豪ドルに対しては強含み。ユーロやドルに対して豪ドル売りが加速した流れに沿って、円高豪ドル安が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円33銭前後までじわりと上げたが、上値は限られた。
・豪ドル円は1豪ドル=95円15銭前後から94円71銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは上値が重い。一時1ユーロ=1.3889ドル前後まで値を上げたが、4月11日の高値1.3906ドル前後がレジスタンスとして意識されると1.3866ドル前後まで上値が切り下がった。23時には4月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数などの発表を控えている。

[2014-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値の重い動き。日経平均株価が安く始まったことで一時円買いが進んだものの、買いも長続きはしなかった。連休前の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いが出たほか、日経平均株価が次第に下げ渋ったことも重しとなった。

[2014-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日本時間の今晩に発表される米雇用統計が強い結果になるとの思惑から対ドルで売りが進んだほか、市場では「海外モデル系ファンドからの売りが観測された」との指摘があった。また、対ドルでの円売りは他の通貨に対しても波及。対ポンドでは4月英建設業PMIが予想より弱い結果となったことで買い戻される場面も見られたが、戻りは鈍かった。

[2014-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円はドルに対して売り優位。4月米雇用統計が強い内容になるとの思惑から円売りが先行。非農業部門雇用者数が前月比28万8000人増と予想の21万8000人増を大きく上回り、失業率も6.3%と予想の6.6%より強い内容だったことがわかると円売りが加速した(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数のデータ推移へ)。ただ、時間外のダウ先物が下げに転じたうえ、米長期金利が上昇幅を縮小したため円売りは一服した。
 一方、その他の通貨に対しては売り先行後、買い戻された。米雇用統計発表後に円売りドル買いが加速した流れに沿って、円が全面安となった。ただ、欧州通貨売りドル買いや資源国通貨売りドル買いも同時に活発化したため、一巡後は円高欧州通貨安や円高資源国通貨安が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4月29日の高値1ドル=102円79銭前後や一目均衡表雲上限の102円84銭前後を上抜け、4月8日以来の高値となる103円02銭前後まで急伸した。ただ、103円台での滞空時間は短く、102円台後半で神経質な値動きとなった。ユーロ円は1ユーロ=142円45銭前後まで急伸したが、4月29日の高値142円47銭前後を上抜け出来ず142円ちょうど付近まで失速した。
・ユーロドルは急落。強い米雇用統計を受けてユーロ売りドル買いが優勢となった。1ユーロ=1.3814ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、一目均衡表雲上限の1.3814ドル前後が目先のサポートとなり、いったん下げ止まった。

[2014-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は一転上昇。4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比28万8000人増と市場予想平均の前月比21万8000人増より強く、失業率も6.3%と予想平均の6.6%より強い内容だったことで円は急落(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。ただ、時間外のダウ先物が下げに転じたほか、米10年債利回りが失速したため対ドルを中心に先に円を売っていた向きからの買い戻しが急速に強まった。ダウ平均が70ドル超下げたうえ、米長期金利が低下幅を広げたため円全体を押し上げた。市場では「ウクライナ情勢の緊迫化が継続するなか、週末を前に持ち高を調整する円買い戻しが広がったようだ」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=103円02銭前後まで上昇したものの、その後は一転して102円13銭前後まで売り込まれた。
・ユーロ円も1ユーロ=142円45銭前後まで上げた後は141円65銭前後まで失速した。
・ユーロドルは買い戻し。強い米雇用統計を受けて1ユーロ=1.3812ドル前後まで下落したが、一目均衡表雲上限が位置する1.3814ドル前後がサポートとなった。全般にドル安が進んだ流れに沿ってショートカバーが進み、1.38815ドル前後まで買い上げられた。

[2014-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前週末の米国市場で米長期金利の低下を手掛かりに円高ドル安が進んだ流れを引き継いで始まった。中国株やCME日経平均先物が下落すると、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが活発化。中国経済指標の悪化も投資家心理の悪化につながり円買いを誘った。

[2014-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。上海株が持ち直したことで円の買い持ちを解消する動きが出たほか、市場では「ロンドン市場も休場とあって朝方に円買いを進めた向きが反対売買を行った」との声が聞かれた。

[2014-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は強含み。シカゴ日経平均先物や時間外のダウ先物が軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。株安が一服した局面では上値が重くなる場面もあったが、売りの勢いは限定的。ダウ先物が再び下げ幅を広げると、円は次第に下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=101円87銭前後まで下落。アジア時間につけた安値の101円86銭前後が意識されると102円台を回復する場面もあったが、戻りは鈍かった。
・ユーロ円は18時前に1ユーロ=141円34銭前後まで値を下げたが、その後はユーロドルが上昇したことにつれた面もあって141円台半ばでのもみ合いとなった。
・ユーロドルは強含み。NY勢の参入で買いが入り、22時過ぎには本日高値の1ユーロ=1.3887ドル前後に面合わせした。

[2014-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。独株や時間外のダウ先物が大幅に下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。ただ、株安が一服すると徐々に上値を切り下げた。4月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数が55.2と市場予想平均の54.0を上回ったことでドルに対して円安が進んだ。また、一時は130ドル超下げたダウ平均が持ち直したため円全体を押し下げた。

[2014-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。手掛かり材料に乏しかったうえ、東京・香港市場が休場とあって取引参加者が減少したが、対ドル中心に円買いが散見された。全般オセアニア通貨高が進んだ影響から円売りオセアニア通貨買いが見られたが、13時30分に豪準備銀行(RBA)による政策金利発表を控えて追随する動きは限られた。

[2014-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州・資源国通貨に対して軟調。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)は6日、政策金利を現行の2.50%に据え置くことを決めたと発表。市場の予想通りの結果となった。声明は前回とほぼ同様の内容となったが、発表後に円売り豪ドル買いが強まる場面があった。また、4月スペインサービス部門購買担当者景気指数(PMI)や4月仏サービス部門PMI改定値が予想を上回ったことで円売りユーロ買いが加速。「4月英サービス部門PMIが強い内容となる」との噂が出回ったうえ、結果が予想を上回り円売りポンド買いも活発化した。
 一方、ドルに対してはもみ合い。豪ドルや欧州通貨絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。

[2014-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ドルでしっかり。対欧州通貨でドル売りが進んだ流れに沿ったほか、米長期金利の低下を手掛かりにした買いも入り、総じて堅調に推移した。一方、欧州通貨に対しては売りが先行。4月スペインサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が予想より強い結果となったことをきっかけに、ユーロ買いが優勢となった影響を受けた。同様に4月英サービス部門PMIが強い結果となり、対ポンドでも円売りが強まった。もっとも、その後は対欧州通貨での円売りも一服。欧州株や時間外のダウ先物がさえない展開となったことをながめ、徐々にリスク回避の円買いが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=101円86銭前後を下抜けて、一時101円55銭前後と4月15日以来の安値を更新。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=142円08銭前後まで上昇する場面があったものの、買い一巡後は141円57銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは堅調。欧州経済指標の発表後に買いが強まり、1ユーロ=1.39515ドル前後まで値を上げた。もっとも、3月13日高値の1.3967ドル前後が目先の上値目処として意識されると、買い一服後には1.3930ドル付近まで上値を切り下げた。

[2014-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで堅調。全般にドル安が進んだ影響を受けたほか、米10年債利回りが低下したことを背景に日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも広がった。また、欧州通貨に対しても強含んだ。対ドルで円高が進行したことにつれたうえ、欧米株が軟調に推移したことでリスク回避の円買いが活発化した。
 なお、資源国通貨に対しては軟調。ドルやユーロに対して資源国通貨買いが優勢となったため、円安資源国通貨高が進んだ。

[2014-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。ウィーラーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁が「ファンダメンタルズ悪化にもかかわらずNZドルが高止まりするなら、中銀によるNZドル売り介入を後押しする状況になる」と述べたほか、1-3月期NZ失業率が予想より弱かったことで円買いNZドル売りが先行。3月豪小売売上高が予想を下回り、円買い豪ドル売りも進んだ。また、日経平均株価の340円超安を横目に円全体が押し上げられた。
 なお、ドルに対して市場では「本邦輸入勢の円売りが観測されたものの、海外ヘッジファンドの円買いの勢いが上回った」との声が聞かれた。

[2014-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価が引けにかけて420円を超す下げ幅となり、リスク回避姿勢を強めた投資家が円買いを進めた。ただ、時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物の下値が堅く、円買いに歯止めが掛かった。

[2014-05-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて、対ドルでは日米金利差拡大を見越した売りが広がった。また、対ドルでの円売りは他の通貨に対しても波及。時間外のダウ先物がプラス圏に浮上し、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも出た。

[2014-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感がなかった。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に対ドルで日米金利差拡大を見越した円売りが先行。ダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円売りにつながった。ただ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言原稿で「高いレベルの緩和は引き続き正当化される」との内容が伝わると米10年債利回りが低下に転じ、対ドルで円を買い戻す動きが強まった。ドルに対する円買い圧力はその他の通貨にも波及した。もっとも、引けにかけてダウ平均が底堅く推移したほか、米長期金利が低下幅を縮めると再び円安が進むなど総じて方向感に欠ける展開となった。

[2014-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して軟調。4月豪雇用統計や4月中国貿易収支が予想より強い内容となり、円売り豪ドル買いが優位となった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。本邦輸入勢から円売りが出たほか、日経平均株価の220円超高が円売りを誘った。半面、本邦輸出勢から円買いが観測されたうえ、豪ドル高ドル安が進むにつれて円買いドル売りも見られたため、売買が交錯した。その他の通貨に対しても豪ドル絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。

[2014-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の上げ幅縮小に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買い戻しが入った。その後、市場では「本邦輸入勢の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、欧州株高が円全体を押し下げた。

[2014-05-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで一転上昇。欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて思惑的な円売りユーロ買いが先行した。ECBは予想通りに政策金利を0.25%で据え置いたと発表。ドラギECB総裁は記者会見で「ECBは必要があれば迅速に行動する用意がある」「政策金利は長期に渡って現行水準かそれ以下に維持する」などの見解を示したが、追加緩和に関して踏み込んだ発言がなかったとの見方から、じりじりと円売りユーロ買いが強まった。ただ、その後にドラギECB総裁が「もし必要であれば6月のECB理事会で行動することは容易」と述べると、早期の追加緩和期待が一気に高まり、一転して円買いユーロ売りが優位となった。
 一方、ドルに対しては底堅い動き。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮小したため、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時10分過ぎに1ドル=101円65銭前後まで下落。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=142円37銭前後まで値を上げたが、ドラギECBの発言が伝わると141円12銭前後まで急ピッチで値を下げた。

[2014-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して一転上昇。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で政策金利を0.25%で据え置くことを決めたと発表。ドラギECB総裁は記者会見で「ECBは必要があれば迅速に行動する用意がある」「政策金利は長期に渡って現行水準かそれ以下に維持する」などと述べ、追加緩和に踏み込んだ発言がなかったとの見方から円売りユーロ買いが進んだ。ただ、その後に「もし必要であれば6月のECB理事会で行動することは容易い」と述べると、追加緩和への期待が一気に高まり急速に円は買い戻された。上昇して始まったダウ平均が一時下げに転じたこともリスク回避の円買いを誘った。
 なお、ドルに対しては強含み。時間外の米10年債利回りが低下に転じたことをながめ、日米金利差縮小が意識され円高が進行。米国株が失速したことも円買いを後押しした。

[2014-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日本株安を見越した円買いが先行したが、市場では「週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが観測された」との指摘があり、上値が切り下がった。日経平均株価が上げに転じ100円超上昇したことも円売りを後押しした。

[2014-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が高まるなか、全般ユーロ売りが散見された流れに沿って円高ユーロ安が小幅に進んだ。ただ、新規の取引材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、円全体は総じて方向感を欠いた。

[2014-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が弱含んだことで、リスク回避目的の円買い外貨売りが出た。もっとも、株安が一服すると円買いの勢いも後退。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことで日米金利差拡大を見越した売りが広がったほか、他の通貨に対しても円売りの動きが波及した。一方、カナダドルに対しては堅調。4月カナダ雇用統計で新規雇用者数が予想より弱い結果となり、カナダドルが全面安となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時前に1ドル=101円61銭前後まで下げる場面があったが、その後は米長期金利の上昇を手掛かりに101円85銭前後まで上昇。カナダドル円は雇用統計の発表後に1カナダドル=93円28銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景に21時30分過ぎには1ユーロ=1.3769ドル前後まで下落した。もっとも、売り一巡後は昨日から大幅に下落した反動で1.3790ドル台まで下げ渋った。

[2014-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まった。一時50ドル超下げたダウ平均が持ち直したことも円売りにつながった。
 一方、ユーロに対しては買いが進んだ。前日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言をきっかけに追加緩和への思惑が広がるなか、全般にユーロ安が進んだ影響を受けて円買いユーロ売りが優勢となった。
 また、カナダドルに対しては堅調。4月カナダ雇用統計で新規雇用者数が2万8900人減と市場予想平均の1万3500人程度増に反して減少したため対カナダドルで円は急伸した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円86銭前後まで上昇した。ただ、前日高値の101円96銭前後が意識されたため上値は限られた。
・ユーロ円は1ユーロ=139円88銭前後と3月4日以来の安値をつけた。また、カナダドル円は1カナダドル=93円25銭前後まで大幅に値を下げた。
・ユーロドルは軟調。全般にユーロ安が進んだ流れに沿った。目先の下値目処として意識されていた4月30日安値の1ユーロ=1.37705ドル前後を下抜けて1.3745ドル前後まで下落した。

[2014-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。日経平均株価が30円超安から30円超高まで持ち直し、投資家がリスクを取りやすくなるとして円売りが広がった。市場では「海外勢や本邦機関投資家から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。その後、本邦輸出勢から円買いドル売りが出たほか、日経平均株価が40円超下落するにつれて円全体がやや買い戻された。

[2014-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価は70円近く下落したが、影響は総じて限定的だった。新規の取引材料も見当たらず、方向感のない取引が継続した。ただ、欧州株の上昇を手掛かりに投資家のリスク志向改善を意識した円売りが見られ、上値が切り下がった。

[2014-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は小安い。欧州株式相場やナイトセッションの日経平均先物が強含んだことをながめ、やや円売りが進む場面があった。もっとも、米経済指標など重要イベントがなく、全般に様子見ムードが強かったため、売りの勢いも限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円95銭前後を挟んだもみ合い。
・ユーロ円も1ユーロ=140円台前半での小動きが続いた。
・ユーロドルは底堅い。16時過ぎに1ユーロ=1.3775ドル前後まで上昇。その後はいったん1.3753ドル前後まで下げる場面もあったが、アジア時間につけた安値の1.3750ドル前後が意識されると下げ渋った。

[2014-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。日経平均株価の280円超高に伴い、投資家がリスクを取りやすくなるとして円売りが散見された。市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。ただ、シンガポールが休場とあって商いが薄く、一方的に円安が進む展開にはなっていない。

[2014-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して小安い。市場では「海外勢や本邦機関投資家から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の310円超高が円売りを誘った。大手マクロ系ファンドからも円売りドル買いが断続的に持ち込まれ、じりじりと値を下げた。
 一方、豪ドルなどに対しては買い戻された。4月中国鉱工業生産や4月中国小売売上高が予想を下回り、同国と資源貿易関係の深い豪ドルなどに対して円買い戻しが入った。

[2014-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小したことを受けて、日米金利差拡大を見越した売りが強まっていたが、米経済指標の発表後は一転して買い戻しが優勢に。4月米小売売上高が予想より弱い結果となったほか、4月米輸入物価指数が市場予想に反して低下し、米10年債利回りが再び低下幅を拡大すると円は対ドルで下値を切り上げた。
 また、対ユーロでも円は堅調。「独連銀は必要に応じてマイナスの預金金利を含めた利下げを行う用意がある」との報道を受けて、ユーロが全面安となった流れに沿った。その後も底堅い動きが続き、米経済指標の発表後には上げ幅を拡大。弱い米経済指標を受けて時間外のダウ先物が上げ幅を縮小したため、全般に円買いが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=102円36銭前後まで上げたが、その後は102円06銭前後まで売りに押された。ユーロ円も1ユーロ=140円94銭前後まで上げた後に140円05銭前後まで失速した。
・ユーロドルは軟調。16時30分前に1ユーロ=1.3771ドル前後まで上昇する場面があったが、前日高値の1.3775ドル前後が意識されると伸び悩んだ。その後はユーロ売りの流れに沿って1.3699ドル前後まで急ピッチで値を下げた。

[2014-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物相場の6月限は下値が堅い。23時5分時点では前日比0.1ドル高の1トロイオンス=1295.9ドルで推移している。

[2014-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。4月米小売売上高や4月米輸入物価指数が予想を下回り、米長期金利が低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行した。ただ、そのあとはユーロドルが下落した影響を受けて、次第に円安ドル高が進んだ。一方、ユーロに対しては強含んだ。欧州中央銀行(ECB)による緩和観測が高まるなか、円買いユーロ売りが優勢となった。

[2014-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の70円超安に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。ただ、その後の日経平均株価が下げ幅を縮小すると円買い圧力は後退。対ユーロ中心に豪ドル買いが優位となった影響から、円安豪ドル高が目立った。

[2014-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。全般豪ドル買いやポンド買いが強まった影響から円安・豪ドル高や円安ポンド高が先行したが、一巡すると円が買い戻された。ナイトセッションの日経平均先物が下落したうえ、米長期金利の低下を背景にストップロスの円買いドル売りを巻き込み、円全体が押し上げられた。4月英雇用統計で失業者数が予想より弱かったことがわかると、円買いポンド売りが加速した。

[2014-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ドルでしっかり。時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を意識した買いが入ったほか、市場では「アジア系ソブリンネームからの円買いドル売りも観測された」との指摘があった。もっとも、買い一巡後は4月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回り、米長期金利の低下も一服したため、やや上値を切り下げた。
 また、対ポンドでも円は堅調。4月英雇用統計で失業者数が予想より弱い結果となったことや、英中銀(BOE)四半期ごとの物価報告(インフレリポート)で「利上げ前に経済の緩みをさらに減少させる余地がある」と伝わり、ポンドが全面安となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=102円06銭前後を下抜けて売りが強まり、一時101円72銭前後まで下押し。
・ポンド円はBOEのインフレリポート公表後に1ポンド=170円67銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは方向感に乏しく、1ユーロ=1.37ドル台前半でのもみ合いとなった。

[2014-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は動意が薄かった。欧州の取引時間帯では、時間外の米長期金利の低下を手掛かりに円買いドル売りが優勢となったが、ニューヨーク市場に入ると徐々に値動きが細った。ダウ平均が100ドル超下落したにもかかわらず、円買い外貨売りでの反応は鈍かった。

[2014-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が安く始まったことをきっかけにリスク回避的な円買いが先行した。ただ、日経平均株価が215円安から99円安まで下げ幅を縮めると円買い圧力が後退。市場では「マクロ系ファンドから円売りドル買いが観測された」との指摘もあり、円全体が伸び悩んだ。

[2014-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小したほか、米長期金利が上昇。つれる形で円売りドル買いが入るとストップロスの円売りを巻き込んだ。ユーロ売り資源国通貨買いが加速した影響から円安資源国通貨高も目立った。
 ただ、コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁が「さらなる金融緩和を排除しない」と述べたほか、1-3月期イタリア国内総生産(GDP)速報値がマイナス成長となったことで円買いユーロ売りが優勢に。米長期金利が低下に転じ、欧州株や時間外のダウ先物がマイナス圏に沈むにつれて円全体が押し上げられた。

[2014-05-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州勢の参入後に時間外の米10年債利回りが上昇すると一時円売りドル買いが出たものの、米長期金利の上昇が続かなかったこともあって円は下げ渋り。その後は時間外のダウ先物が軟調に推移した影響から底堅く推移した。
 なお、前週分の米新規失業保険申請件数や5月NY連銀製造業景気指数、4月米消費者物価指数(CPI)コア指数などが軒並み予想を上回ったため、21時30分過ぎには円売りドル買いが強まる場面が見られたが、一時上昇した米長期金利がすぐに低下に転じたため、再び円買いが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分前に1ドル=102円13銭前後まで上げたが、その後は101円70銭台まで失速。
・ユーロ円は21時過ぎに1ユーロ=139円11銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは軟調。コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁が「さらなる金融緩和を排除しない」と述べたことが嫌気され、前日安値の1ユーロ=1.3698ドル前後を下抜けて売りが加速した。21時30分過ぎには1.3648ドル前後と2月27日以来の安値を更新。もっとも、その後は「ロシア中銀は昨年、外貨準備におけるドルの割合を減らし、ユーロの割合を増やした」との報道が伝わったほか、米長期金利が低下したこともあって下げ渋った。

[2014-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。米新規失業保険申請件数や5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことから円売りドル買いが先行したものの、米長期金利が低下したため円安ドル高は長続きしなかった。4月米鉱工業生産指数や5月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を下回ったことも円の支援材料。ダウ平均が一時200ドル超下落すると、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが広がった。

[2014-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価の下落を背景に円買いが先行したが、時間外の米10年債利回りが一時2.5%台を回復したことで円売りドル買いが出た。市場では「米系銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘もあり、円全体が伸び悩んだ。もっとも、米10年債利回りが低下に転じたうえ、日経平均先物や日経平均株価が下げ幅を拡大したため、円買いが再開した。

[2014-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小。米長期金利も再び上昇したため円売りドル買いが広がった。欧州勢の参入に伴い欧州通貨買いがやや強まった影響から円安欧州通貨高も進んだ。

[2014-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。欧州株安を背景に円高ドル安が先行したものの、買いの勢いは限定的だった。4月米住宅着工件数や4月米建設許可件数が予想より強い結果となり、時間外の米10年債利回りが上昇すると日米金利差拡大を見越した売りが出た。また、その他の通貨に対しても売りの流れが波及。対ユーロでは「レバレッジ系から円買いユーロ売りが観測された」ことで一時買いが進む場面があったものの、その後は徐々に上げ幅を縮小。時間外のダウ先物が持ち直したことも売りを促した面がある。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=101円37銭前後まで下げたが、昨日安値の101円31銭前後が意識されると下げ渋り。米指標発表後には101円68銭前後まで買い戻された。
・ユーロ円も1ユーロ=138円78銭前後まで下げた後に139円30銭台まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。20時前に1ユーロ=1.36855ドル前後まで値を下げたものの、ユーロクロスの下落が一巡すると1.3720ドル付近まで買い戻された。

[2014-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。欧州時間に円高ユーロ安が進んだことを受けて円買いドル売りが先行したものの、米住宅指標が良好な内容だったことが分かると一転円売りドル買いが強まった。そのあとは週末を控えたポジション調整の動きに終始したため、相場は方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=101円36銭前後まで売られたものの、前日の安値101円31銭前後が目先下値の目処として意識されると徐々に買い戻しが優勢に。4月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を上回ったことが分かると一時本日高値となる101円68銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円はレバレッジ系の売りが観測されたことで、一時2月12日以来の安値となる1ユーロ=138円77銭前後まで急ピッチで値を下げた。ただ、そのあとは米国株の上昇などを受けて下げ幅を縮めている。
・ユーロドルはユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれて一時1ユーロ=1.3685ドル前後まで下げたが、ポジション調整に伴う買い戻しが入り1.3720ドル付近まで持ち直す場面があった。ただ、米長期金利が上昇したこともあって、上値は限られている。
 なお、ブラード米セントルイス連銀総裁は「最初の利上げは2015年1-3月期の終わりごろになる見込み」「失業率は年末に6%を下回る水準まで低下すると予想」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2014-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。朝方に発表された1-3月期NZ卸売物価指数(PPI)が前回発表値を上回ったことで、対NZドルで円は弱含み。他の通貨に対しても円売りの動きが波及し、全般に円は小安く推移した。もっとも、日経平均株価が前週末終値を挟んだもみ合いに終始するなど手掛かり材料を欠いたため、一方的に売りが進む展開にはなっていない。

[2014-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。午後の日経平均株価が一時1万4000円を割り込むなど軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。もっとも、その後は買いも一服。バイトマン独連銀総裁が「弱いユーロを目標とすることは反発を促進するだろう」との見解を示したことで円売りユーロ買いが出たほか、市場では「米系証券から円売りドル買いが観測された」との指摘もあって対ドルでも円は上値を切り下げた。

[2014-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は買い一服。欧州株や時間外のダウ先物、ナイト・セッションの日経平均先物が下落。リスク回避姿勢を強めた投資家が円買いを進めた。対ドルでストップロスの円買いを巻き込み、円全体が押し上げられた。株安が一服すると円買い圧力が後退し高値圏でのもみ合いとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は3月3日の安値1ドル=101円20銭前後を下抜けてストップロスを誘発。2月5日以来の安値となる101円10銭前後まで値を下げた。その後は101円20銭前後での持ち高調整が続いた。
・ユーロ円は先週末の安値1ユーロ=138円77銭前後を下抜け、138円68銭前後と2月12日以来の安値を更新。売りが一巡すると138円80銭前後で方向感が出なかった。
・ユーロドルは下値が堅い。1ユーロ=1.3702ドル前後まで下押ししたが下値は限られた。米長期金利の低下を背景にユーロ買いドル売りが進み、1.37285ドル前後と先週末の高値1.37275ドル前後を上抜けた。

[2014-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。ナイトセッションの日経平均先物が下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となったが、ニューヨークの取引時間に入ると徐々に上値を切り下げた。安く始まった米国株が持ち直したうえ、米長期金利が上昇したため円売りドル買いが広がった。

[2014-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が110円超上げるなど堅調に推移したことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは「米系短期筋や国内輸入企業からの売りが観測された」との指摘もあった。
 一方、豪ドルに対してはしっかり。6日開催分のオーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で「緩和的な金融政策がしばらく適切」「今後数四半期の成長率はトレンドを下回ると予想」などと伝わり、全般に豪ドル安が進んだ流れに沿った。デベル豪準備銀行(RBA)総裁補佐が「資本流入の減少によって豪ドル相場が下落する可能性がある」との見解を示したことも円買い豪ドル売りにつながった面があった。

[2014-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。午後の日経平均株価が引けにかけて上げ幅を縮めたほか、ナイトセッションの日経平均先物もさえない動きとなったため、リスク回避目的の円買い外貨売りの動きが広がった。
 一方、対ポンドでは円は下値が堅かった。4月英消費者物価指数(CPI)の発表を前に思惑的なポンド買いが強まり、円も対ポンドでは売りが先行した。もっとも、4月英CPIは前月比・前年同月比ともに市場予想を上回ったものの、指標発表後には利益確定のポンド売りが進んだため、円は一転して買い戻された。

[2014-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は買い一服。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落に伴い、リスク回避目的の円買いが先行。市場では「米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付けを引き下げる可能性がある」との噂が広がり、円買いユーロ売りが目立った。ただ、株安が一服すると円買い圧力が後退。対オセアニア通貨中心にユーロ買いが再開した流れに沿って円安ユーロ高が進んだ。もっとも、カナダドルに対しては3月カナダ卸売売上高が予想に反して減少したことで円買いが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円25銭前後まで値を下げた。ただ、200日移動平均線が位置する101円21銭前後や前日の安値101円10銭前後がサポートされると、101円46銭前後まで値を戻した。
・ユーロ円は前日の安値1ユーロ=138円62銭前後を下抜け、138円55銭前後と2月7日以来の安値を更新した。ただ、売り一巡後は買い戻しが強まり139円02銭前後まで下げ幅を縮小した。
・ユーロドルは行って来い。フランス格下げの噂を嫌気して1ユーロ=1.3679ドル前後まで値を下げた後、ユーロクロスの上昇を支えに1.37ドル台を回復した。

[2014-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。米長期金利の低下に伴って日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入ったほか、米国株の下落でリスク回避的な円買い外貨売りが入った。カナダドルに対しては、低調なカナダ経済指標を手掛かりに円高が進んだ。

[2014-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。日銀金融政策の発表と黒田日銀総裁の記者会見を控えて、しばらくは様子見ムードの強い動きとなった。日銀は金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。声明文では「量的・質的金融緩和は物価2%目標を目指し、必要な時点まで継続」「駆け込みの反動の影響を受けつつ基調的には穏やかな回復を続けている」などの見解が示された。
 声明文は目新しい内容ではなかったものの、金融政策の公表後には対ドルなどで一時円売りが進む場面も見られた。もっとも、その後は一転して下値を切り上げるなど売りの流れも長続きしなかった。午後の日経平均株価がさえない動きとなっていることもリスク回避の円買いを誘った面があった。

[2014-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮めたため、いったんは円売り外貨買いが進んだものの、15時過ぎから再び円買いが強まった。黒田東彦日銀総裁の定例記者会見が始まると、対ドルで目先のストップロスを狙った仕掛け的な買いが入り、他の通貨に対しても買いが波及。買い一巡後は上値が重くなる場面もあったが、総じて円は高値圏で推移した。
 一方、対ポンドで円は上値の重い動き。対ドルで円買いが強まった局面では上値を試す動きとなったものの、その後は一転して上げ幅を縮小。4月英小売売上高指数や7-8日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨公表を前に思惑的なポンド買いが進んだ影響を受けた。なお、4月英小売売上高指数は前月比前年同月比ともに市場予想より強い結果となったが、指標発表前から円安ポンド高が進んでいたこともあって、ポンド買いでの反応は一時的だった。

[2014-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は売りに押された。ユーロポンドなどユーロクロスが売り込まれた流れに沿って円買いユーロ売りが先行した。ただ、ナイトセッションの日経平均先物が一転上昇したうえ、時間外のダウ先物も強含むなど投資家のリスク回避姿勢が後退。アジア時間の円高進行に対する調整売りが強まった。米長期金利の上昇幅拡大に伴い、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円39銭前後とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。
・ユーロ円は1ユーロ=138円16銭前後と2月6日以来の安値を更新した後、138円55銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは売り優位。ユーロクロスの下落や米長期金利の上昇を背景にユーロ売りドル買いが加速した。前日の安値1ユーロ=1.3678ドル前後を下抜け1.3654ドル前後まで急ピッチで下げた。

[2014-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。午後の日経平均株価が320円超の大幅高となったことを受けて、投資家のリスク許容度拡大を見越した売りが先行した。もっとも、その後は徐々に下げ幅を縮小。時間外のダウ先物が伸び悩んだ影響を受けたほか、対ドルでは米10年債利回りが上昇一服となったことも円の買い戻しを誘った。また、市場では「国内輸出企業からの円買いドル売りが散見された」との指摘もあった。
 また、円は対ユーロでも下げ渋り。株高を支えに売りが進んだものの、15時以降はやや下値を切り上げた。5月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)が市場予想より弱い結果となったことも対ユーロでの円買いを誘った面がある。もっとも、5月独サービス部門PMI速報値が予想より強い結果となったため、円買いユーロ売りの動きも長続きしなかった。

[2014-05-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は方向感が出なかった。米長期金利の上昇に伴い円売りドル買いが散見されたが、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱かったため円売りに歯止めが掛かった。対オセアニア通貨ではアジア時間の円安進行に対する買い戻しが見られたが、追随する動きは限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円60銭前後でのもみ合いが続いた。23時には4月米中古住宅販売件数や4月米景気先行指標総合指数の発表を控えている。
・NZドル円は1NZドル=86円80銭前後まで失速した後、87円16銭前後まで再び上げた。
・ユーロドルはさえない。ユーロクロスが戻りの鈍い展開となった流れに沿った。1ユーロ=1.3680ドル前後でのもみ合いから1.36475ドル前後まで値を下げた。

[2014-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。アジアの取引時間帯に、「量的・質的金融緩和を推し進めた雨宮日銀理事の再任が有力になった」との報道を受けて株高円安が進んだ流れを引き継いだ。ニューヨークの取引時間帯でも、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが根強くさえない展開が続いた。なお、この日発表の米住宅指標や雇用指標は低調な内容となったが反応は限定的だった。

[2014-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が高く始まったことを受けて、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは本日が週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値にかけて売りが進んだほか、市場からは「本邦長期資金からの売りが観測された」との指摘もあった。仲値後にはいったん利益確定目的の円買い外貨売りが入る場面もあったが、日経平均が堅調な推移を続けるなか、総じて上値は重かった。

[2014-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は売り一服。ナイトセッションの日経平均先物の上昇を手掛かりに円売りが先行。対ドルでストップロスの円売りを巻き込み、円全体が押し下げられた。ただ、株高が一服したうえ、米長期金利の低下を背景に円買いドル売りが出て下げ渋った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円96銭前後まで値を上げた。ただ、節目の102円ちょうど手前では本邦輸出勢の売りが厚く101円79銭前後まで失速した。
・ポンド円は1ポンド=171円28銭前後から171円80銭前後まで持ち直した後、171円41銭前後まで上値が切り下がった。
・ユーロドルは下げ渋り。弱い5月独Ifo企業景況感指数をきっかけに売りが加速した影響が残った。全般ドル高が進んだ流れもあり、1ユーロ=1.3616ドル前後と2月13日以来の安値を更新した。ただ、1.3600ドルのバリアオプションに絡んだ防戦買いが入ると1.3630ドル台まで値を戻した。

[2014-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米国株式市場でS&P500種株価指数が史上最高値を更新したほか、ナイトセッションの日経平均先物が一時180円上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが優勢となった。市場では「ポジションが円買いに偏っていた短期勢などから円売りが出た」との指摘もあった。4月米新築住宅販売件数が予想を上回ったことも円の重し(経済指標データ参照:米新築住宅販売件数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先のポジションがショートに偏っていただけに、米国の3連休を前にした買い戻しが先行。好調な米住宅指標も買い戻しを誘い、一時1ドル=102円02銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円も株高やドル円の上昇につれた円売りユーロ買いが出て、一時1ユーロ=139円04銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルはもみ合い。全般ドル買いが強まった流れに沿って一時1ユーロ=1.36155ドル前後まで値を下げたものの、1.3600ドルに観測されているバリアオプションに絡んだ防戦買いなどが入ったため相場は方向感が出なかった。市場では「メモリアルデーの前営業日で米債券市場が短縮取引となったため、市場参加者が減少。ポジション調整中心の動きに終始した」との声が聞かれた。

[2014-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。週明けの日経平均株価が高く始まったことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが先行。対ドルでは「国内信託銀行の売りが観測された」との指摘もあった。もっとも、仲値後は日経平均株価が本日高値圏ながら伸び悩んだことで、円売りの動きも一服。市場では「国内輸出企業からの円買いドル売りも入った」との声も聞かれた。

[2014-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない動き。午後の日経平均株価が一時上げ幅を縮めたことで円買いが入る場面もあったが、引けにかけて再び日本株が上昇したため、徐々に上値を切り下げた。日経平均株価は結局高値引けとなったほか、独株式指数も過去最高値を更新したことを受けて、その後も円は弱含んだ。
 なお、岩田規久男日銀副総裁は「デフレ圧力和らげるためにも適切な金融緩和による下支えは必須」「過度な円高は輸出セクターに悪影響生じる」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2014-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。欧州株高を背景に円売りが散見されたが、追随する動きは見られず次第に下値が切り上がった。もっとも、米英市場の休場で流動性が極端に低下しており、大きな値動きは見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円90銭前後で値動きが細った。一時101円87銭前後とアジア時間の安値に面合わせする場面もあった。
・ポンド円は1ポンド=171円81銭前後と前週末の高値171円80銭前後を上回ったが、買い一巡後は伸び悩みアジア時間の安値171円48銭前後に面合わせした。
・ユーロドルは買い一服。欧州株高を支えに買いが先行すると、一時1.3649ドル前後と本日高値を更新した。ただ、前週末の高値1.3658ドル前後が上値の目処として意識されると、1.3640ドル前後での持ち高調整が続いた。

[2014-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。英米市場の休場で取引参加者が少ないなか、手掛かり材料も伝わらず目立った値動きは見られなかった。ただ、ナイトセッションの日経平均先物が底堅く推移したことなどを背景に、対資源国通貨では円売りが散見された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円90銭前後で動意を欠いた。一時101円84銭前後まで下押しする場面もあった。NZドル円は1NZドル=87円05銭前後でのもみ合いから87円21銭前後まで買われた。
・ユーロドルはもみ合い。ドルが小幅ながら全面安となった流れに沿って、1ユーロ=1.3855ドル前後まで値を上げた。ただ、前週末の高値1.3658ドル前後を上抜け出来ず、次第に1.3645ドル前後で方向感を欠いた。

[2014-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない動き。小安く始まった日経平均株価が140円超高まで上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが広がった。もっとも、日経平均株価の上昇が一服した場面では円相場も下げ渋り。対ドルではオプションに絡んだ買いも観測されるなど、一方的に円売りが進む展開にはなっていない。

[2014-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が引けにかけて上げ幅を縮小したことで、リスク回避目的の円買いが進んだ。もっとも、ナイトセッションの日経平均先物が売り一巡後に下げ渋ると買いの勢いも後退。徐々に上値も重くなった。

[2014-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は売りに押された。欧州株や時間外のダウ先物の上昇に伴い、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった。4月米耐久財受注額が予想を上回ったことで円売りドル買いが強まる場面もあった。
 ただ、欧州通貨に対しては底堅く推移した。連休明けのロンドン勢が「米ファイザーが英アストラゼネカの買収を断念した」との報道を蒸し返す形で円買いポンド売りが活発化した。株価の上昇に伴う円売りが出ると伸び悩んだが、強い米経済指標を手掛かりに欧州通貨買いドル売りが強まるにつれて円高欧州通貨安が再び進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=101円99銭前後を上抜け102円ちょうど前後まで持ち直した。ただ、102円台では本邦輸出勢の売りが厚く上昇に歯止めが掛かった。
・ポンド円は1ポンド=171円29銭前後まで下げ足を速めた後、171円63銭前後まで買い戻されたが、171円30銭付近まで再び下げた。
・ユーロドルは戻りが鈍い。ユーロポンドの上昇につれて1ユーロ=1.3659ドル前後まで下げ渋ったが戻りは限られた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスが日通し高値を付けるなど、全般ドル高が進むなかで上値が切り下がる展開に。強い米耐久財受注額も売りを誘い1.3626ドル前後まで失速した。

[2014-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで弱含み。4月米耐久財受注額や3月ケース・シラー住宅価格指数など良好な米経済指標が相次いだことで連休明けのNY勢が円売りドル買いで参入。ダウ平均が一時80ドル超上昇したことも円安につながった。もっとも、一巡後は米10年債利回りが低下したこともあって利益確定の円買い戻しが強まる場面もあった。
 なお、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったため、大きな方向感は出なかった。

[2014-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで底堅い。日経平均株価の上昇期待から一時売りが進む場面があったものの、徐々に円相場は下値が堅くなった。本日は月末がスポット応答日にあたり、市場では「国内輸出勢からの買いが散発的に入った」との指摘もあった。
 なお、黒田日銀総裁は「(金融緩和について)政策金利がゼロ近傍という状況下でも可能」との見解を示したほか、ロックハート米アトランタ連銀総裁は「政策金利の最初の引き上げを2015年後半と予想」「量的緩和の終了後、最初の利上げまで6カ月というのは短いだろう」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2014-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を見越した買いが入った。また、他の通貨に対しても円はしっかり。弱い指標を手掛かりにしたNZドル売りの流れが続いており、円買いNZドル売りが強まったほか、ポンドなど他の通貨に対しても円買いが優勢となった。

[2014-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は堅調。米10年債利回りが一時2.4644%と昨年7月22日以来の低水準まで急低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まり、円全体が押し上げられた。ナイトセッションの日経平均先物の110円安も円買いを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=101円73銭前後を下抜け101円64銭前後まで下落した。ただ、23日の安値101円59銭前後が下値の目処となり売りは一服した。
・ポンド円は1ポンド=170円09銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは戻りが鈍い。ポンドドルやNZドル米ドルの下落に押され、1ユーロ=1.36025ドル前後まで値を下げた。ただ、1.3600ドルのバリアオプションに絡んだ防戦買いに下値を支えられると、米金利低下も手掛かりに1.3630ドル前後まで買い戻された。もっとも、ポンドドルが一段安となった影響から売りが再開。1.3600ドルのバリアオプションを突破し、1.3595ドルと2月13日以来の安値を更新した。

[2014-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。米10年債利回りが昨年7月3日以来の低水準まで低下したことを背景に日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが先行。ナイトセッションの日経平均先物が110円下落したこともリスク回避目的の円買いを誘った。ただ、欧州通貨や資源国通貨などに対してドル高圧力が根強いことを背景に徐々に上値を切り下げた。
 なお、その他の通貨に対しては堅調。ドルに対する欧州通貨安やオセアニア通貨安が円買い欧州通貨売り、円買いオセアニア通貨売りにつながった。株安も円買い材料となった。

[2014-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価がプラス圏に浮上したものの、株高を背景にした売りは限定的となり、しばらくは方向感の乏しい動きが続いた。もっとも、16時以降は円買いが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことで、円買い外貨売りが広がったほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことに伴って買いが入った。
 一方、対豪ドルではさえない動き。アジア時間午前からの豪ドル買いの流れが続き、円も徐々に売りに押された。

[2014-05-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。米長期金利の低下やナイトセッションの日経平均先物の下落を横目に円買いドル売りが散見されたが、米金利低下が一服すると上値が切り下がった。1-3月期米国内総生産(GDP)改定値が予想を下回ったことに円買いで反応する場面もあったが、GDPを「過去の数値」とみなす空気もあったうえ、前週分の米新規失業保険申請件数が強かったことで一転して円売りが強まった(経済指標データ参照:GDP<改定値>(前期比年率)の推移グラフへ)。日経平均先物が持ち直したことも円全体を押し下げる要因となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円47銭前後まで値を下げたが、市場では「101円台半ばにアジア系中銀の買いが観測されている」との指摘があり、101円66銭前後まで下げ渋った。米GDP改定値が予想を下回ったことで101円48銭前後まで失速したが、米新規失業保険申請件数が強い内容となり101円79銭前後まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=138円51銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは伸び悩み。米金利低下を背景に全般ドル安が進んだ流れに沿って買いが先行した。弱い米GDP改定値も手掛かりに1ユーロ=1.36255ドル前後まで強含んだ。ただ、米雇用指標が強くドル円が買い戻された影響から1.3594ドル前後まで失速した。

[2014-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。高く始まった日経平均株価がマイナス圏に沈み、投資家のリスク志向低下を見越した買いが入った。対ドルでは「国内輸出企業から月末に絡んだ買いが断続的に観測された」との指摘もあり、じりじりと上げ幅を広げた。
 なお、4月の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合で前年同月比3.2%上昇と市場予想平均の3.1%上昇を上回ったが、目立った反応は見られなかった。

[2014-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。アジア時間午前に円高が進んだ反動が出たほか、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円売り外貨買いにつながった。また、市場では「対ユーロで月末に絡んだ売りが観測された」「時間外の米10年債利回りの上昇を背景に対ドルで売りが出た」などの声も聞かれた。

[2014-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。4月米個人消費支出(PCE)が予想を下回ったことをきっかけに米長期金利が低下。日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが小幅に出た。ただ、米長期金利がすぐに上昇に転じたため円買いは続かなかった。
 一方、カナダドルに対しては堅調。1-3月期カナダ国内総生産(GDP)が予想を下回ったことを受けて円高カナダドル安が加速した(経済指標データ参照:カナダ国内総生産(GDP)のデータ推移へ)。
 なお、欧州通貨に対しては弱含み。新規の取引材料は伝わらなかったが、市場では「月末絡みの欧州通貨買いが入ったのではないか」との声があり、円安・欧州通貨高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円65銭前後でのもみ合いに終始した。
・カナダドル円は1カナダドル=93円56銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は前日の高値1ユーロ=138円52銭前後を上抜け138円63銭前後まで買われた。
・ユーロドルは堅調。米PCEが弱く米長期金利が一時低下したことが買いを誘った。月末絡みと見られるユーロ買いも持ち込まれ、前日の高値1ユーロ=1.3626ドル前後を上抜けた。一時1.3633ドル前後まで強含んだ。

[2014-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想より強い内容だったことで米10年債利回りの上昇とともに円売りドル買いが進行(経済指標データ参照:シカゴ購買部協会景気指数(PMI)のデータ推移グラフへ)。その他の通貨に対しても円安が波及した。また、市場では「月末に絡んで欧州通貨買いが観測された」との指摘があり、円売り欧州通貨買いが優勢となった。その後、米長期金利が失速したため対ドルで下げ渋ったものの、一時50ドル近く下げたダウ平均が引けにかけて持ち直したため戻りも限定的だった。
 なお、カナダドルに対しては上値が重かった。1-3月期カナダ国内総生産(GDP)が前期比年率で1.2%増と市場予想平均の1.8%増を下回ったことを受けて円買いカナダドル売りが進んだ。ただ、対ドルや欧州通貨で円が弱含むとつれて上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円85銭前後まで上昇した。前日高値の101円86銭前後が目先の上値目処として意識されると101円70銭付近まで下げたが下押しは限られた。
・ユーロ円は前日高値の1ユーロ=138円52銭前後を上抜けて138円89銭前後まで上値を伸ばした。
・カナダドル円は1カナダドル=93円56銭前後まで売り込まれたが、その後は日通し高値の93円93銭近辺まで持ち直した。
・ユーロドルは堅調。月末に絡んで欧州通貨高が進んだ流れに沿った。強いシカゴPMIを受けて伸び悩む場面があったが、再び欧州通貨買いが強まると1ユーロ=1.3650ドル前後まで上昇した。もっとも、200日移動平均線が位置する1.3641ドル前後がレジスタンスとして意識されると1.3630ドル付近まで上値を切り下げた。

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