為替・株式・商品マーケット概要

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 2017年7月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2017年7月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2017年7月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2017-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。6月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月米ミシガン大消費者態度指数確報値が予想を上回ったことで、円売りドル買いが先行。前日に急落したダウ平均が一時140ドル近く上昇したことも円売り外貨買いを誘った。市場では「月末期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りドル買いが入った」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4時前に一時本日高値となる1ドル=112円60銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円も4時前に一時1ユーロ=128円60銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは下値が堅かった。欧州時間に一時1ユーロ=1.13921ドル前後まで売られたものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが進んだ。ユーロ円の上昇につれたユーロ買いドル売りが小幅に入り一時1.14276ドル付近まで上げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2017年7月 発言・ニュース

[2017-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。6月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月米ミシガン大消費者態度指数確報値が予想を上回ったことで、円売りドル買いが先行。前日に急落したダウ平均が一時140ドル近く上昇したことも円売り外貨買いを誘った。市場では「月末期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りドル買いが入った」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4時前に一時本日高値となる1ドル=112円60銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円も4時前に一時1ユーロ=128円60銭前後と日通し高値を付けた。
・ユーロドルは下値が堅かった。欧州時間に一時1ユーロ=1.13921ドル前後まで売られたものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが進んだ。ユーロ円の上昇につれたユーロ買いドル売りが小幅に入り一時1.14276ドル付近まで上げた。

[2017-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。6月米ISM製造業景気指数が57.8と予想の55.2を上回ったことを受けて円売りドル買いが先行。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出て円全体を押し下げた。ダウ平均が一時210ドル超上昇し、史上最高値を更新したことも円の重しとなった。

[2017-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。上昇して始まった日経平均株価が伸び悩んだことを背景に持ち高調整の円買いが入った。「北朝鮮がミサイルを発射した」との報道も円高につながった。一方で、戻り売り意欲も強いなか上値は限られ、その後は次第に値動きが鈍くなった。

[2017-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。オーストラリア準備銀行(RBA)が金融政策を発表したが、声明文の内容が予想ほどタカ派ではなかったとの見方から発表後は円高豪ドル安が活発化。「北朝鮮が重大な発表をする」との一部報道を受けて日経平均株価が80円超安まで下げたことが円買いにつながったほか、「本日発射したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)であり、発射には成功した」と北朝鮮が明らかにすると円は上げ幅を広げた。ただ、本邦実需勢を中心に戻り売り意欲が旺盛のなか、その後は徐々に上値を切り下げた。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも重しとなった。

[2017-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は失速。北朝鮮が「本日発射したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)であり、発射には成功した」と発表するとリスク回避的な円買いが先行したものの、本邦実需勢などの戻り売り意欲は旺盛ですぐに値を下げた。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は15時30分過ぎに一時1ドル=112円75銭前後まで値を下げたものの、そのあとは113円台前半まで持ち直している。
・ユーロ円は15時前に一時1ユーロ=128円04銭前後と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが進んだ。
・ユーロドルは戻りが鈍い。15時前に一時1ユーロ=1.13363ドル前後と日通し安値を付けたあとは1.13ドル台後半まで買い戻される場面もあったが、上値は限定的だった。ユーロカナダドルなど一部ユーロクロスの下落につれた売りが出た。

[2017-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は小動き。米国市場が独立記念日の祝日で株式・債券・商品市場が休場。市場参加者が激減し商いは低調となった。一方、カナダドルに対しては弱含んだ。WTI原油先物価格が時間外取引で上昇したため、資源国通貨とされるカナダドルに買いが入った。

[2017-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。「米国と韓国は弾道ミサイルの合同軍事演習を実施する」との報道が伝わったほか、金正恩・北朝鮮最高指導者が「米国に頻繁に贈り物を届けるだろう」と述べると地政学リスクを意識した円買いが先行。時間外の米10年債利回りが低下したことが円高・ドル安につながったうえ、韓国国防省が「北朝鮮が6度目の核実験を実施する可能性が高い」との見解を示し、日経平均株価が140円超下落したことも円相場を支えた。一方で、その後に日経平均株価が下げ渋ると徐々に伸び悩んだ。

[2017-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。後場に入って日経平均株価が50円超高まで持ち直したことを背景にじりじりと円は弱含んだ。その後しばらくはもみ合いが続いていたが、欧州勢が参入すると円安が加速。時間外の米10年債利回りが一時上昇に転じたことで円売りドル買いが進んだうえ、ナイトセッションの日経平均先物の60円高も円の重しとなった。

[2017-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して買い戻された。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「メンバーは政策の変更を議論していない」と発言したことで全般ユーロ安が加速した流れに沿った。また、南アフリカランドに対しては急伸。「南アフリカ・与党アフリカ民族会議(ANC)が南アフリカ中銀(SARB)の国有化を提案しているようだ」と報じられたことが円買いランド売りを促した。なお、ドルに対してはもみ合い。対ユーロや資源国通貨でドル高が進んだ影響を受けたが、下値では持ち高調整の円買い戻しも見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=113円68銭前後と5月16日以来の高値を付ける場面もあったが、総じて113円55銭前後で方向感が出なかった。ユーロ円は1ユーロ=129円09銭前後から128円53銭前後まで失速し、その後の戻りも限られた。
・ランド円は1ランド=8円43銭前後まで急落した。
・ユーロドルは戻りが鈍い。クーレECB理事の発言を嫌気して1ユーロ=1.13124ドル前後まで下げ足を速めた。一巡すると1.1337ドル付近まで反発したが戻りは鈍かった。

[2017-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動き。原油先物価格の急落を背景に資源国のクロス円が下落すると、ドルに対しても円買いが先行。5月米製造業新規受注が予想を下回ったことも円買いドル売りを誘った。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「バランスシート縮小の開始時期で意見が分かれた」との見解が示されると円買いドル売りが活発化した。「最近の軟調なインフレ指標はインフレトレンドにはほぼ影響がない」との考えが示されると伸び悩む場面もあったが、米長期金利が低下したため下値は限られている。

[2017-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。時間外の米10年債利回りが小幅ながら上昇したことを背景に円売りドル買いが出たが、その後は下値を切り上げる展開に。市場では「仲値にかけて本邦実需勢の円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価が100円近く下落したことが円相場の支えとなった。

[2017-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して軟調。独長期金利の急上昇を背景に円売りユーロ買いが先行。欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で「インフレ見通しが改善すれば緩和的なバイアスが見直される可能性」「緩和的バイアスの再検討を議論した」との見解が示されたことも円売りを後押しした。一方、ドルに対しては底堅い。米長期金利の上昇を横目に円売りが先行したが、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が下落したことで下値も限られた。対ユーロ中心にドル安が進むなか、6月ADP全米雇用報告や5月米貿易収支、前週分の米新規失業保険申請件数がいずれも低調な結果となり円買い戻しが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=113円47銭前後まで上げた後、113円12銭付近まで失速。
・ユーロ円は1ユーロ=129円12銭前後と昨年2月10日以来の高値を更新した。
・ユーロドルはしっかり。独長期金利の上昇やECB理事会議事要旨を受けてユーロが全面高となったほか、弱い米経済指標が相次いだことで1ユーロ=1.13977ドル前後まで上値を伸ばした。

[2017-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては軟調だった。欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で「緩和的バイアスの再検討を議論した」ことが明らかになると、改めて欧量的緩和の縮小が意識されて円売りユーロ買いが進んだ。バイトマン独連銀総裁が「経済の回復でECB政策正常化へのドアが開けられる」「インフレ次第でECBは出口に向かうべき」と述べたことも円売りユーロ買いを誘った。円はポンドに対しても弱含んだ。マカファーティ英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「インフレは急激に上昇している」「経済が予想通りであれば緩やかな利上げがあるだろう」などと述べたと伝わると円売りポンド買いが優勢となった。

[2017-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優勢。朝方は日本株安を見越して円買いが先行したものの、上値は限られた。日銀が指値オペを通知すると日米金融政策の方向性の違いを意識した円売りドル買いが活発化。時間外の米10年債利回りが上昇したほか、140円近く下落して始まった日経平均株価が下げ幅を縮めたため、その後も円は軟調に推移した。

[2017-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値重い。日銀の指値オペ通知をきっかけに急ピッチで円安が進んだ反動から持ち高調整の買い戻しが入ったが、日米金融政策の方向性の違いが明確になるなか、一巡後は戻り売りに押された。一方で、今晩の米重要イベントを前に一段と下値を探る動きにもなっていない。

[2017-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。6月米雇用統計の発表を控えてしばらく様子見ムードが広がった。米雇用統計で失業率が4.4%と予想の4.3%より弱い内容となったほか、平均時給が前月比0.2%増と予想の前月比0.3%増を下回ったことがわかると一時円買いで反応。もっとも、非農業部門雇用者数が前月比22万2000人増と予想の前月比17万8000人増を上回り、米10年債利回りが上昇したことで円売りが強まった。一方、カナダドルに対しては軟調。6月カナダ雇用統計で失業率が6.5%と予想の6.6%より強かったほか、新規雇用者数が4万5300人増と予想の1万人増を上回り、全般カナダドル買いが加速した流れに沿った。なお、ポンドに対しては堅調。5月英鉱工業生産指数や5月英製造業生産指数、5月英貿易収支がいずれも弱い内容となり円買いポンド売りが優位となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=113円51銭付近まで下押ししたものの、113円96銭前後と5月11日以来の高値を更新。
・カナダドル円は1月9日以来の高値となる1カナダドル=88円37銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは上値が重い。米雇用統計が強弱入り混じる内容となるなか、1ユーロ=1.13877ドル前後まで下げた直後に1.14403ドル前後まで反発したが、1.13811ドル前後まで失速した。

[2017-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。本日の日本株高を見越して朝方から円売りが先行。本日は5・10日(五十日)とあって仲値に向けては実需の円売りドル買いも観測された。市場では「欧米各国が緩和縮小に向けた動きを進める一方、日本は緩和政策が継続するとの見方から円は売られやすい地合いが続いている」との指摘があった。

[2017-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。東京時間は全般小動きが続いていたが、欧州勢が参入するタイミングでじりじりと円を売る動きが強まった。一方で、時間外の米10年債利回りが低下したこともあり、一段と円安ドル高が進む展開にもなっていない。

[2017-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円はユーロや資源国通貨に対して買い一服。独長期金利の低下に伴い円買いユーロ売りが進んだほか、原油安を受けた円買い資源国通貨売りが広がった。ただ、一巡すると次第に方向感が出なくなった。一方、ドルに対してはもみ合い。新規の取引材料に乏しく様子見気分が強まった。23時には6月米労働市場情勢指数(LMCI)の発表を控えている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=114円15銭前後でのもみ合い。
・ユーロ円は1ユーロ=130円40銭前後から129円91銭付近まで上値が切り下がった。
・ユーロドルは売り一服。独長期金利の低下が重しとなったほか、対資源国通貨でドル買い圧力が高まった影響から1ユーロ=1.13818ドル前後まで値を下げた。ただ、先週末安値の1.13797ドル前後が目先の下値目処として意識されると1.1390ドル前後で動意を欠いた。

[2017-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。米長期金利の低下やダウ平均の失速などを手掛かりに円買いドル売りが小幅に入った。もっとも、新規材料難から大きな方向感は出なかった。市場では「イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを控えて、大きな方向感が出にくい状況だ」との声が聞かれた。

[2017-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない動き。仲値にかけて本邦実需勢の円売りドル買いが観測されるなど全般円安が先行。仲値を通過しフローが一巡すると下げ渋ったものの、戻りを売りたい向きは多く再び円売り圧力が高まった。日経平均株価が底堅く推移したことも円の重しとなった。

[2017-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが進行。日経平均株価が120円近く上昇したことも円安につながった。もっとも、欧州時間に入ると円売りの流れは一服。原油先物相場の急失速を受けて対資源国通貨を中心に円の買い戻しが強まったうえ、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことも円を押し上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=114円47銭前後と3月15日以来の高値を付けたが、一巡後はやや伸び悩んでいる。
・カナダドル円は一転下落。1カナダドル=88円84銭前後と昨年12月15日以来の高値を付けたが、その後は88円50銭付近まで失速した。
・ユーロドルは下げ渋り。ドル円や米長期金利の上昇が重しとなり1ユーロ=1.13828ドル前後まで下げたが、7日安値の1.13797ドル前後が目先のサポートとして意識されると下値を切り上げた。

[2017-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はポンドに対して買い優勢。ブロードベント・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁はこの日の講演で、金融政策について言及しなかった。ただ、一部でタカ派的な発言を期待する向きもあっただけに、全般ポンド売りが加速した流れに沿った。一方、ユーロに対しては下げ渋り。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「通貨の下落は金融政策の副次的影響。政策の主要な目的ではない」などと述べたと伝わると円売りユーロ買いが強まった。ただ、対ポンドで円買いが加速した影響から上値が切り下がった。なお、ドルに対してはもみ合い。欧州通貨絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=114円30銭前後でのもみ合い。
・ポンド円は本日高値圏の1ポンド=147円65銭前後でのもみ合いから146円78銭前後まで急落した。
・ユーロドルは伸び悩み。クーレECB理事の発言などを手掛かりに1ユーロ=1.14135ドル前後まで買いが先行した。ただ、昨日高値の1.1418ドル前後に上値を抑えられたほか、ポンドドルの急落に押され1.1390ドル台まで失速した。

[2017-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は一転上昇した。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「通貨の下落は金融政策の副次的影響。政策の主要な目的ではない」などと述べたことで、対ユーロ中心に円売りが先行したものの下値は堅かった。トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、ロシア人弁護士との面談をめぐるやりとりを示したメールをツイッターで公開すると、投資家心理が悪化しダウ平均が一時130ドル近く下落。リスク回避的な円買いドル売りが広がった。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事が「最近のインフレ軟化を踏まえて金利軌道を検証する」「追加利上げ決定前にインフレを見極める意向」などと発言したことも円買いドル売りを誘った。もっとも、ダウ平均が持ち直したこともあって引けにかけては伸び悩んだ。

[2017-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日のNY市場で円高が進んだ流れを引き継ぎ、序盤から円は買われる展開となった。一巡後は伸び悩む場面も見られたが、日経平均株価が90円近く下落したうえ、時間外の米10年債利回りが低下したため再び円買い圧力が高まった。市場では「海外短期筋主導で持ち高調整の円買い戻しが観測された」との指摘があった。

[2017-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が130円超下落したことを受けてリスク回避の円買いが強まったが、株安が一服すると次第に上値を切り下げた。一方で、対欧州通貨を中心に円を買う動きが再び強まるなど下押しも限られた。

[2017-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は堅調。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言の準備原稿で「経済に対するインフレの反応が重要な不確実性」「向こう数年間、漸進的な追加利上げが必要」「インフレは目標を下回っている。直近は低下」「金利は中立水準に達するまで大きく上昇する必要ない」などの見解を示すと、ハト派的な見方が示されたとして円買いドル売りが優勢に。他の通貨に対しても円買いが波及した。また、特に新規の取引材料は伝わっていないが、ユーロが全面安となった流れに沿って円買いユーロ売りが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円93銭前後まで下落。
・ユーロ円は1ユーロ=129円04銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは戻りが鈍い。イエレンFRB議長の証言原稿を受けて1ユーロ=1.1480ドル付近まで上げる場面があったが、全般ユーロ売りが加速した影響から1.14128ドル前後まで下げ足を速めた。

[2017-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。市場では「米系短期勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、円は下落して始まった。もっとも、日経平均株価が上げ幅を縮めると円は買い戻される展開に。時間外の米10年債利回りが小幅ながら低下するなか、全般ドル売り圧力が高まった影響もあり円高ドル安が進んだ。

[2017-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで底堅い。後場に入って日経平均株価が下げに転じたことで円買いが強まった。一巡後は伸び悩んだものの、欧州勢が参入するとオセアニア通貨やポンドなどに対してユーロ売りが活発化した影響から円買いユーロ売りが進んだ。一方、オセアニア通貨やポンドに対しては軟調。対ドルや対ユーロでオセアニア通貨高やポンド高が進んだため、円もつれる形で弱含む展開となった。

[2017-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。独長期金利の低下に伴い対ユーロ中心に円買いが先行。米長期金利の低下を受けた円買いドル売りも見られた。ただ、「欧州中央銀行(ECB)は9月7日の会合でQEを段階的に縮小する計画を公表する可能性がある」と報じられると、独長期金利の一転上昇とともに対ユーロなどで円売りが優位に。米長期金利も上昇に転じたことで円売りドル買いが出た。また、「日銀は19-20日に開く金融政策決定会合で、2%物価目標達成時期について先送りを含め議論する」との報道も円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円90銭前付近から113円30銭台まで反発。
・ユーロ円は1ユーロ=128円50銭前後まで売り込まれた後、129円40銭台まで切り返した。
・ユーロドルは下げ渋り。独長期金利の低下をながめ1ユーロ=1.13707ドル前後まで弱含んだが、ECBの緩和縮小観測が高まると1.1410ドル台まで持ち直した。

[2017-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。「日銀は19-20日に開く金融政策決定会合で、2%物価目標達成時期について先送りを含め議論する」との一部報道を手掛かりに円売りドル買いが先行。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で「保有資産の縮小期には長期金利はいくらか上昇するだろう」などと述べたことも相場の重し。円はオセアニア通貨に対しては軟調だった。オセアニア通貨がドルやユーロに対して上昇したことにつれて円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2017-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。本日は3連休前の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けて円売りドル買いが強まった。もっとも、フローが一巡すると持ち高調整の買い戻しが入るなど一段と円安が進む展開にもなっていない。

[2017-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は堅調。6月米小売売上高と6月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて持ち高調整目的の円買いドル売りが先行。米小売売上高と米CPIがいずれも予想を下回ったことがわかると、米10年債利回りの急低下とともに円買いドル売りが加速した。ナイトセッションの日経平均先物の100円安も円全体を押し上げた。なお、南アフリカランドに対しては売り優勢。南アフリカが「黒人株主の比率拡大を鉱山会社に義務付ける新たな規制実施を先送りする」と発表したことで南アランドが全面高となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=112円87銭前後を下抜け112円27銭前後まで急落。
・ランド円は1ランド=8円64銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは買い優勢。低調な米重要指標が相次ぎ全般ドル安が加速した流れに沿った。昨日高値の1ユーロ=1.1456ドル前後を上抜け1.14683ドル前後まで上値を伸ばした。

[2017-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては底堅く推移した。6月米小売売上高や6月米消費者物価指数(CPI)が予想より弱い内容となったことを手掛かりに、円買いドル売りが優勢となった。一方、ドル以外の通貨に対しては軟調だった。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。ダウ平均が一時120ドル超上昇し史上最高値を更新したことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時1ドル=112円27銭前後まで値を下げたものの、そのあとは112円台半ばでのもみ合いに終始した。
・ポンド円はポンドドルの上昇につれた買いが優勢となり、一時1ポンド=147円58銭前後まで値を上げた。
・南アフリカランド円は堅調。ドルランドの下落に伴う円売りランド買いが出たほか、同国が「黒人株主の比率拡大を鉱山会社に義務付ける新たな規制実施を先送りする」と発表したことでランド買いが加速した。23時前に一時1ランド=8円65銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはしっかり。低調な米経済指標を手掛かりにドル全面安となった流れに沿った。取引終了間際に一時1ユーロ=1.1472ドル前後と日通し高値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時95.088と昨年9月22日以来の低水準を付けた。

[2017-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して小安い。東京市場が海の日の祝日で休場となり流動性が低下するなか、しばらく方向感が定まらなかった。ただ、良好な4-6月期中国国内総生産(GDP)などを手掛かりにシカゴ日経平均先物がプラス圏に浮上すると、つれる形で円売りが散見された。一方、NZドルに対しては底堅い。序盤は円売りが先行したものの、バスカンドNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)副総裁が「NZドル安は成長のリバランスを支援するだろう」「NZドル安は将来の債務削減に必要とされる」などと発言したことで円買い戻しが進んだ。

[2017-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。欧州通貨安ドル高が進んだ影響から円売りドル買いが小幅に出た。その後、米10年債利回りの低下幅拡大に伴い円買い戻しが入った。一方、欧州通貨に対しては強含み。欧州勢の参入に伴い欧州通貨安ドル高が進んだ流れに沿った。

[2017-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は小幅高。ユーロやポンドが全般売られた影響から序盤は対欧州通貨を中心に円買いが強まった。時間外の米10年債利回りが低下したため、対ドルでも円は上昇した。もっとも、一段と上値を試す材料にも乏しいなか、一巡後は伸び悩んだ。なお、7月NY連銀製造業景気指数はプラス9.8と市場予想平均のプラス15.0を下回ったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円35銭前後まで下落したが、売りは一服している。また、ユーロ円は1ユーロ=128円72銭前後まで下げた後は買い戻しが入った。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢が売りで参入し、1ユーロ=1.14349ドル前後まで値を下げた。もっとも、一巡すると米長期金利の低下を支えに1.1470ドル近辺まで持ち直した。

[2017-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は下値の堅さが目立った。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りドル買いが先行したものの、ロンドンフィキシング通過後は徐々に下値を切り上げた。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り相場の下支え要因となった。カナダドルなど資源国通貨に対しては、原油先物価格の下落を手掛かりに円買いが優勢となった。

[2017-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して買い優勢。日経平均株価の170円超安にリスク回避目的の円買いが入ったほか、「日銀内でETF買い入れに懸念の声広がる」などと報じられたことも円買いを誘った。「米共和党上院議員でさらに2人がヘルスケア法案に反対する見込み」との報道を受けて全般ドル安が加速した影響も受けた。一方、NZドルに対しては行って来い。4-6月期NZ消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで円買いが急速に進んだ。ただ、全般ドル安の流れに沿ってNZドル米ドルが一転上昇すると持ち高調整の売りが優勢となった。なお、豪ドルに対しては一転下落。株安を背景に円買いが先行したが、RBA議事要旨で「雇用の強さが賃金見通しの一部下振れリスクを取り除いた」「4-6月期の豪経済指標は総じて良好」などの見解が示されると、豪ドルが全面高となり一転下落した。

[2017-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。ドルに対して市場では「本邦長期資金の円売りが観測された」との声が聞かれたほか、米10年債利回りの低下幅縮小に伴い持ち高調整目的の円売りが広がった。RBA議事要旨のタカ派的な内容が引き続き意識され円売り豪ドル買いが活発化したほか、6月英CPIの発表を控えて思惑的な円売りポンド買いも見られた。

[2017-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は下値が堅い。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小したことを背景に持ち高調整の円売りが先行。アジア時間からの流れを引き継ぐ形で対豪ドルでの円売りが目立った。ただ、6月英消費者物価指数(CPI)や6月英小売物価指数(RPI)が市場予想を下回り、対ポンドで円が急伸。その後、再び米10年債利回りが低下したことで円高ドル安が進んだうえ、ダウ先物や日経平均先物が下落したことも円全体を押し上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円30銭台まで上げたが、その後は111円78銭前後まで値を下げた。
・ポンド円は1ポンド=145円53銭前後まで急落。
・豪ドル円は1豪ドル=89円15銭前後と2015年12月8日以来の高値を付けたが、一巡後は伸び悩んでいる。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下を手掛かりに全般ドル安が進んだ流れに沿って買いが進行。さえない英インフレ指標を受けてユーロポンドが急伸したことも支えとなり、1ユーロ=1.15699ドル前後と昨年5月3日以来の高値まで上値を伸ばした。

[2017-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。米医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案をめぐる混迷を受けて、トランプ米大統領の政権運営に対する不安が再燃するとドル全面安の展開となった。米利上げ時期の後ずれ観測が広がるなかで、米長期金利が大幅に低下したことも円買いドル売りを誘った。

[2017-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価の一時50円超安を背景に円買いが先行した。ただ、日経平均株価がプラス圏に浮上すると上値が切り下がった。米10年債利回りの上昇に伴う円売りドル買いも見られた。

[2017-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。新規の取引材料に乏しかったうえ、米10年債利回りも動意を欠いたことで方向感のない取引が続いた。一方、ユーロに対しては底堅い。午前からユーロドルの軟調地合いが続いた影響を受けた。なお、ビルロワ仏中銀総裁が「ユーロ圏の経済状況は改善しつつある」「ECBはデフレリスクを打ち負かしている」などと発言したが影響は限られた。

[2017-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は堅調。ヘルスケア法案を巡って米政権の先行き不透明感が広がるなか、対ドルを中心に円買いが強まった。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことが円上昇につながったほか、米10年債利回りが低下に転じたことも円高ドル安を促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円56銭前後まで下落したほか、
・ユーロ円は1ユーロ=128円62銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはもみ合い。持ち高調整の売りに押され序盤に1ユーロ=1.15148ドル前後まで下げたが、その後は次第に1.1525ドル前後で値動きが細った。

[2017-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。トランプ政権の政策実行能力に対する懸念が高まるなか、NY勢が円買いドル売りで参入すると円全体を押し上げた。ただ、ダウ平均が終値ベースで史上最高値を更新するなど米国株が底堅く推移すると徐々に弱含んだ。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の重し。市場では「明日の日銀金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果公表を前に大きな方向感は出なかった」との指摘があった。

[2017-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。しばらく方向感のない取引が続いたが、日経平均株価が130円超上昇すると円売りが広がった。日銀は19-20日に開いた金融政策決定会合で金融政策を維持。声明では「わが国の景気は、所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかに拡大している」「2%程度に達する時期は、2019年度頃になる可能性が高い」などと伝わったが、発表後はさらに円売りが進んだ。一方、豪ドルに対しては一転上昇。6月豪雇用統計で正規雇用者数が前回から大幅に増加した一方、非正規雇用者数が前回から減少したことで豪ドルが全面高となり、円売りが広がった。もっとも、その後一転して豪ドル安が進むと円買い戻しが強まった。

[2017-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日銀の緩和的な政策が当面続くとの見方から円売りが続いた。日経平均株価の130円超高やナイトセッションの日経平均先物の40円高も円売りを後押し。対ドルでは損失覚悟の円売り注文を巻き込んだ。

[2017-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで一転下落。欧州中央銀行(ECB)が予想通り政策金利の据え置きを発表したが、ガイダンスの変更がなかったことで円買いユーロ売りが強まった。ただ、その後にドラギECB総裁が記者会見で「最近のデータは強い経済を確認」「景気の一層の上振れに向けて勢いは増している」「委員会は秋に決定を下す」「ECBはインフレ率が次第に目標に到達することに自信」などと述べると一転してユーロが買い戻されたため円は反落した。一方、ドルに対しては下値が堅い。対ユーロなどでドル高が進んだほか、ナイトセッションの日経平均先物の上昇を背景に円売りが先行。もっとも、ユーロに対してドルが急失速したうえ、米10年債利回りが低下したため円を買い戻す動きが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=112円42銭前後まで上昇したものの、その後は上値が重くなった。
・ユーロ円は1ユーロ=128円79銭前後まで下げた後129円96銭前後まで一転上昇した。
・南アフリカランド円は南アフリカ準備銀行(中央銀行、SARB)が政策金利を据え置き予想に反して7.00%から6.75%に引き下げたことで一時1ランド=8円61銭前後まで急落した。
・ユーロドルは急反発。序盤から持ち高調整の売りに押されたうえ、ECBの政策ガイダンス据え置きを受けて1ユーロ=1.14794ドル前後まで下押しした。ただ、ドラギECB総裁が景気やインフレ見通しに対して強気な発言をすると一転上昇。前日高値の1.15577ドル前後を上抜けて1.15741ドル前後まで買い上げられた。

[2017-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。対ユーロなどでドル売りが進んだ影響を受けて円買いドル売りが先行。「モラー特別検察官はトランプ米大統領のビジネスに捜査範囲を拡大」との一部報道が伝わると、リスク回避的な円買いドル売りが加速した。ダウ平均や日経平均先物の下落に伴う円買いドル売りも入った。ただ、米10年物インフレ指数連動債(TIPS)の入札が低調だったとの見方から米10年債利回りが低下幅を縮小すると一転円売りドル買いが優勢に。ナスダック指数が史上最高値を更新するなど、米国株が比較的底堅く推移したことも円の重しとなった。

[2017-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。仲値にかけた売りが観測されたことで弱含む場面もあったが、日経平均株価の下落を受けた買いも入ったため、相場は方向感が出なかった。なお、オセアニア通貨に対しては高安まちまち。ジョイスNZ財務相が「NZドルは強いNZ経済を反映している」「NZ企業は現行水準のNZドルに上手く対応している」などと発言したことで円売りNZドル買いが出た一方、デベル豪準備銀行(RBA)総裁補佐が「豪州の金利は世界の他の中銀に沿った上昇をする必要はない」との見解を示すと急ピッチで円買い豪ドル売りが進んだ。

[2017-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後に米長期金利が低下すると日米金利差縮小を見越した買いが入った。一方、ユーロに対しては下値が堅い。ユーロドルの上昇につれた円安ユーロ高が先行したものの、ユーロドルが上値を切り下げると次第に円も対ユーロで買い戻された。

[2017-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は堅調。時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に円買いドル売りが先行。独DAXが2%近く下落し、ダウ先物や日経平均先物も軟調に推移したためリスク回避姿勢が高まり、円全体を押し上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円27銭前後まで下落。
・カナダドル円は1カナダドル=88円45銭前後まで下落。カナダ指標は強弱入り混じる内容だったが、発表後はカナダドル高が進み88円90銭台まで反発する場面も見られた。
・ユーロドルは動意が薄い。前日に急上昇した後とあって、週末を前に全般様子見ムードが広がり1ユーロ=1.1640ドル前後での小動きに終始した。

[2017-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。ダウ平均が一時100ドル超下落したほか、ナイトセッションの日経平均先物が130円下げたことでリスク回避的な円買い外貨売りが先行。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は4時前に一時1ドル=111円02銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は23時過ぎに一時1ユーロ=129円50銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下などをながめ全般ドル売りが進行。2時30分前に一時1ユーロ=1.16829ドル前後と2015年8月24日以来の高値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時93.854前後と昨年6月24日以来の安値を付けている。

[2017-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。対ドルで米系短期勢から仕掛け的な円買いが持ち込まれたほか、日経平均株価の200円近い下落が円全体を押し上げた。ただ、一巡すると持ち高調整の売りが出て上値が切り下がった。

[2017-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が90円超安まで下げ幅を縮めると持ち高調整目的の円売りが散見された。ただ、欧州勢が対ユーロ中心に円買いで参入すると、他の通貨に対しても円買いが波及。ナイトセッションの日経平均先物の60円安も円全体を押し上げた。

[2017-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州勢参入後にユーロ安が進んだ流れに沿ってまとまった規模の円買いユーロ売りが持ち込まれた。時間外の米10年債利回りが低下したほか、ナイトセッションの日経平均先物が下落したため、対ドルなどその他通貨に対しても円買い圧力が高まった。もっとも、米10年債利回りが上昇に転じたため買いも一服。5月カナダ卸売売上高が予想より強い内容だったため対カナダドルでは円は一転下落した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円63銭前後まで下落したが、一巡すると111円台まで下げ渋り。
・ユーロ円は序盤に1ユーロ=128円88銭前後まで売り込まれたが、売りは一服している。
・カナダドル円は1カナダドル=88円18銭前後から88円75銭前後まで反発した。
・ユーロドルは弱含み。欧州勢が売りで参入すると1ユーロ=1.16304ドル前後まで値を下げた。前週末安値の1.16192ドル前後が目先のサポートとして意識されると下げ渋ったが、米長期金利の上昇やユーロカナダドルなどの下げ幅拡大を受けて戻りは鈍かった。

[2017-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。欧州市場では欧州株安を背景に円高が進んだものの、ニューヨークの取引時間帯に入ると米10年債利回りが上昇に転じたことを受けて円売りドル買いが優勢となった。ナイトセッションの日経平均先物が持ち直したことも相場の重しとなった。なお、6月米中古住宅販売件数は年率換算552万件と予想の557万件程度を下回ったものの、相場の反応は限られた。

[2017-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。前日海外時間に円売りが活発化した流れを引き継いだ。本日は5・10日(五十日)にあたり仲値に向けた円売りドル買いも見られた。ただ、日経平均株価が60円超高から30円超安まで下げると円買い戻しが優位に。対NZドルでは「NZ国内で牛のマイコプラズマ感染症が発生した」との報道を受けた円買いが強まる場面もあった。

[2017-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速した。本邦輸出勢から円買いドル売りが観測されたほか、15時前から円買いドル売りが加速すると他の通貨に対しても円買いが波及した。その後、米10年債利回りが上昇に転じると円売りドル買いが優位に。ナイトセッションの日経平均先物の50円高も持ち高調整の円売りを誘った。7月独Ifo景況感指数が予想を上回ったことで円売りユーロ買いも強まった。

[2017-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株の上昇を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとして序盤から円を売る動きが強まった。時間外の米10年債利回りが上昇したことも円安ドル高につながった。米キャタピラーの好決算などを受けてダウ先物が一段高となると円は下げ幅を拡大した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円57銭前後まで上昇したほか、ユーロ円は1ユーロ=130円58銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはしっかり。1ユーロ=1.1655ドル前後でのもみ合いが続いていたが、ユーロ円の上昇につれる形で買いが優勢に。前日高値の1.16842ドル前後を上抜けて1.17124ドル前後と2015年8月24日以来の高値を付けた。

[2017-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ平均が一時150ドル超上昇し、ナイトセッションの日経平均先物が170円上昇すると、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが優勢となった。7月米消費者信頼感指数や7月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より良好な内容となったことも円売りドル買いを促し、円全体を押し下げた。「米上院共和党は医療保険制度改革法(オバマケア)を廃止もしくは代替する法案を審議するかどうかを巡り採決を開始した」と伝わると、円売りドル買いが加速した。

[2017-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価の160円超高に伴い円売りが先行。市場では「米系短期勢から円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。その後、日経平均株価が伸び悩むと円買い戻しが広がったほか、米10年債利回りの低下を横目に円買いドル売りも進んだ。対豪ドルでは、4-6月期豪消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったうえ、ロウ豪準備銀行(RBA)総裁が「世界の他の中銀に金利で歩調を合わせる必要はない」との見解を示したことで円買いが強まった。

[2017-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。米10年債利回りの低下を背景に円買いが散見されたほか、ロウ豪準備銀行(RBA)総裁の講演がタカ派的ではなかったとして円買い豪ドル売りが続いた。欧州勢が参入すると対ユーロやスイスフランでも円買いが進んだ。

[2017-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に対ドルで円はやや強含む動きとなった。全般持ち高調整のカナダドル売りが強まった影響から円高カナダドル安も進んだ。一方で、米キャタピラーやフォードの良好な決算を受けてダウ先物が100ドル超上昇したこともあり、上値は限られた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に持ち高を一方向に傾けづらい面もあるようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円73銭前後まで下げたが、下値は限られた。カナダドル円は1カナダドル=89円19銭前後まで下落する場面があったが、売りは一服している。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢が売りで参入し1ユーロ=1.16128ドル前後まで下押しした。一巡後はショートカバーから1.16551ドル前後まで持ち直したが、戻りも限られるなど米金融イベントを前に方向感が出ていない。

[2017-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は一転上昇した。ダウ平均など米国株相場が史上最高値を更新すると、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りドル買いが先行した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で現状のインフレ率について「全体として低下し、2%を下回っている」と、前回の「このところ低下し、2%をやや下回っている」から弱めの表現に変更されると、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが優勢となった。バランスシートの正常化について「比較的早く開始すると予想」としたことも「開始時期が曖昧」との見方につながり円買いドル売りを誘った面があった。

[2017-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して強含み。日経平均株価の40円超安をながめ円買いが先行。その後、日経平均株価は50円超高まで持ち直したが、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けたドル安の流れが続き底堅く推移した。一方、他の通貨に対しては上値が重い。日本株安を受けた円買いが先行したが、日本株が反発すると上値が切り下がった。欧州資源国通貨に対してドル安が進んだことも、円売り欧州通貨買いや円売り資源国通貨買いを後押しした。

[2017-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して軟調。足もとの急速な円高進行に対する調整売りが続いたほか、全般ドル買い戻しが進んだ影響も受けた。また、欧州勢の参入に伴いポンドが全面高となり、円売りポンド買いも広がった。

[2017-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことで序盤から全般ドルの買い戻しが進んだ流れに沿って円は値を下げた。対ユーロでポンド買いが優勢となった影響から円売りポンド買いも目立った。なお、対ドルで資源国通貨売りやユーロ売りが強まったため、その他の通貨に対しては円の下値は限られるなど方向感のない動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円54銭前後まで値を上げたほか、ポンド円も1ポンド=146円56銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇やユーロポンドなど一部ユーロクロスの下落につれて売りが先行。1ユーロ=1.16875ドル前後まで下押しした。

[2017-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。米長期金利の上昇を手掛かりに円売りドル買いが先行したものの、ナスダック総合指数の急落をきっかけに一転円買いドル売りが優勢となった。ムニューシン米財務長官が議会証言で「北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉では為替安誘導を防止する為替条項を盛り込むよう要請する可能性がある」との見解を示したことも円買いドル売りにつながったようだ。なお、米商務省が発表した6月米耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)は前月比6.5%増と予想の前月比3.7%増を上回った一方、変動の大きい輸送関連を除いた受注額は前月比0.2%増と予想の前月比0.4%増を下回った。

[2017-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価の110円超安を背景に円買いが先行。米10年債利回りの低下に伴う円買いドル売りも進んだ。ただ、株安や米金利低下が一服すると、持ち高調整の売りが出て伸び悩んだ。

[2017-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の150円超安を背景に円買いが散見されたほか、米上院共和党がオバマケアの一部撤廃案を撤回したことで円買いドル売りが進んだ。ただ、一巡すると上値が切り下がる展開に。欧州勢がユーロ買いで参入すると対ユーロ中心に円売りが広がったほか、米10年債利回りが上昇に転じたことも円売りドル買いを後押しした。

[2017-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は対ユーロを中心に弱含み。欧州勢参入後にユーロ高が進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが先行。7月独消費者物価指数(CPI)速報値が強い内容となったことも重しとなった。また、良好な5月カナダ国内総生産(GDP)を受けて円売りカナダドル買いも目立った。一方、ドルに対しては方向感がない。対ユーロを中心とした円安につれて序盤から弱含んだが、4-6月期米雇用コスト指数が前期比0.5%上昇と予想の0.6%上昇をわずかながら下回ったことが伝わると、米長期金利の低下とともに円の買い戻しが入った。もっとも、戻りを売りたい向きは多く、すぐに売りに押されるなど上値も限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=111円28銭付近まで上昇した後110円85銭前後まで下落したが、その後111円台を回復。
・ユーロ円は1ユーロ=130円40銭前後まで値を上げたほか、カナダドル円は1カナダドル=89円22銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは強含み。欧州勢が買いで参入したうえ、独CPI速報値の強い内容も好感され堅調に推移した。米雇用コスト指数発表直後には1ユーロ=1.17529ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、すぐにドルの買い戻しが入ったため、その後は伸び悩んでいる。

[2017-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。4-6月期米国内総生産(GDP)速報値は市場予想通りの結果となったものの、同時に発表された4-6月期米雇用コスト指数が前期比0.5%上昇と予想の0.6%上昇を下回った。市場では「賃金の伸びがなお弱い可能性が示された」と受け止められ、米長期金利の低下とともにドル売りが広がった。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したと伝わると、リスク回避的な円買いドル売りが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=110円79銭前後を下抜けて一時110円56銭前後と6月15日以来の安値を付けた。
・カナダドル円は伸び悩み。5月カナダ国内総生産(GDP)が前月比0.6%増と予想の0.2%増を上回ったことで円売りカナダドル買いが先行。原油先物価格の上昇に伴う買いも入り、一時1カナダドル=89円38銭前後まで値を上げた。ただ、北朝鮮のミサイル発射を受けてドル円が下落するとやや上値が重くなった。
・ユーロドルは底堅い動き。低調な米雇用コスト指数をきっかけに米長期金利が低下すると全般ドル売りが先行。北朝鮮によるミサイル発射が伝わると一時1ユーロ=1.17641ドル前後まで上値を伸ばした。

[2017-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。対資源国通貨を中心に全般買いが強まった。対ドルでは米長期金利の低下を手掛かりにした買いも入ったが、その後は徐々に伸び悩む展開に。市場では「対ドルで本邦長期資金からの売りが観測された」との指摘もあり、対ドルを中心に上値を切り下げた。

[2017-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午前に頭の重さを確認すると、朝方から買いを進めた向きが反対売買を迫られる形で徐々に上値を切り下げた。また、時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことも売りを促した面があった。一方、ユーロに対しては神経質な値動きに。対ドルと同様に売りが先行したものの、欧州勢の参入後にユーロドルが失速するとつれて円買いユーロ売りも出た。

[2017-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円はドルに対してもみ合い。NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態となり動意を欠いた。22時45分の7月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や23時の6月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)を見定めたいとの雰囲気もある。一方、資源国通貨に対しては堅調。特に新規の取引材料は伝わらなかったが、オセアニア通貨や南アフリカランドが弱含んだ流れに沿って、円買いオセアニア通貨売りや円買いランド売りが進んだ。6月南アフリカ貿易収支は107億ランドの黒字と予想の94億ランドの黒字より強かったが、影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円55銭前後でもみ合い。
・ランド円は1ランド=8円39銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは小動き。米経済指標発表待ちの様相が濃く、1ユーロ=1.1730ドル前後での持ち高調整に終始した。

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