為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年9月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年9月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年9月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。1日発表の8月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.0と市場予想平均の50.6を上回り、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して早朝取引から円売りが先行した。市場では「邦銀から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の大幅上昇も円売りを後押しした。仲値後は円売り圧力がいったん後退したが、7月豪住宅建設許可件数が前月比10.8%増加と市場予想平均の前月比4.0%増加を上回ったため、対豪ドル中心に円売りが再開。欧州系金融機関や米系証券からも円売りドル買いが持ち込まれ、全般円安が進行した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年9月 発言・ニュース

[2013-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。1日発表の8月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.0と市場予想平均の50.6を上回り、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して早朝取引から円売りが先行した。市場では「邦銀から円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の大幅上昇も円売りを後押しした。仲値後は円売り圧力がいったん後退したが、7月豪住宅建設許可件数が前月比10.8%増加と市場予想平均の前月比4.0%増加を上回ったため、対豪ドル中心に円売りが再開。欧州系金融機関や米系証券からも円売りドル買いが持ち込まれ、全般円安が進行した。

[2013-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。週末にシリアへの軍事行動が実施されなかったほか、米バロンズ誌が「日本株投資に妙味がある」などと報じたことなどを背景に、欧州勢から断続的な円売りが持ち込まれた。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を拡大したことも、投資家心理の改善を意識した円売りを後押しした。

[2013-09-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は下落。米国がシリアへの早期攻撃に踏み切るとの懸念がひとまず後退し、アジアや欧州の株式相場が上昇。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出た。市場では「株高を背景に欧州の短期筋が円売りドル買いに動いた」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は上昇。18時前に一時1ドル=99円43銭前後と8月2日以来の高値を付けた。ユーロ円も18時前に一時本日高値となる1ユーロ=131円38銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはもみ合い。米国市場がレーバーデーの祝日で休場のため、取引参加者が減少。新規材料難から次第に値動きが細っている。なお、8月ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.4と速報値の51.3から上昇。予想の51.3を上回ったものの、相場の反応は限定的だった(経済指標データ参照:ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値の推移グラフへ)。

[2013-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は本日安値圏でもみ合い。欧州の取引時間帯では、シリア情勢への懸念後退を好感して円売りが優勢となったが、ニューヨーク市場では動意の薄い展開に。米国とカナダがレーバーデーの祝日で休場となるなか、新規材料難から次第に値動きが鈍った。

[2013-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。市場では「日本株高を見越した円売りが先行したようだ」との声が聞かれたほか、米系証券から円売りドル買いが観測された。日経平均株価の390円超高も円売りを後押しした。ただ、仲値後は円売り圧力が後退し下値が切り上がる展開に。7月豪小売売上高や4-6月期豪経常収支が予想より弱く、対豪ドル中心に円買い戻しが強まったほか、本邦輸出筋から円買いドル売りが持ち込まれた。

[2013-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。オーストラリア準備銀行(RBA)は3日、政策金利を現行の2.50%に据え置くことを決めたと発表。声明で次回の利下げが示唆されず円売り豪ドル買いが強まった。日経平均株価の400円超高も円全体を押し下げた。ただ、円ドル相場の下値では本邦輸出勢などからの円買い注文が厚く、一方的に円安が進む展開にはならなかった。

[2013-09-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は上値が重かった。「地中海に向けてミサイルが発射されたのをロシアが察知した」との一部報道を受け、リスク回避を目的とした円買いが先行したものの、ロシア大統領報道官がミサイル発射に関してコメントを控えると円買いの勢いは後退した。フランス軍やイスラエル軍の報道官が「ミサイル発射を認識していない」とコメントしたことも円の失速につながった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はミサイル発射報道で一時1ドル=99円17銭前後まで売り込まれたものの、そのあとは買い戻しが進んだ。
・カナダドル円は底堅い動き。ドル円の下落につれて一時1カナダドル=94円08銭前後と日通し安値を付けたものの、売りが一巡すると買い戻しが優勢に。市場では「明日のカナダ銀行(BOC、中央銀行)政策金利発表を前に思惑的なカナダドル買いが入った」との指摘があり、一時94円74銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはさえない。時間外の米長期金利の上昇などをながめユーロ売りドル買いが出たほか、欧州株の下落に伴う売りが出た。ユーロカナダドルの下落につれた売りも相場の重しとなり、一時1ユーロ=1.3159ドル前後まで値を下げた。ただ、200日移動平均線が位置する1.3143ドル前後がサポートとして意識されるとひとまず下げ止まった。

[2013-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。欧州時間に伝わった中東地域でのミサイル発射報道によるリスク回避の円買いが一服、8月米ISM製造業指数が市場予想より強い結果となったこともあって、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが先行した。もっとも、米共和党のベイナー下院議長が「オバマ大統領の対シリア軍事行動を支持する」と述べると、高く始まったダウ平均が失速したため、再びリスク回避目的の円買いが優勢に。対ドルでは米長期金利が上昇幅を縮めたことで、日米金利差縮小を意識した円買いも広がった。
 ただ、一時はマイナス圏に沈んでいたダウ平均が引けにかけて持ち直したため、その後は円も再び上値を切り下げた。

[2013-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。朝日新聞が「日銀は来年4月に予定通り消費増税されれば、それに合わせて追加の金融緩和を検討する方針である」と報じ、円売りが先行した。ただ、千葉県北西部などで震度4の地震が発生すると、日経平均株価が130円超下落。つれる形で円買い戻しが入った。もっとも、日経平均株価の下げは長続きせず、円買いも一時的なものに終わった。
 なお、4-6月期豪国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを受けて、対豪ドルでは円売りが活発化した。

[2013-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。日経平均株価が上げに転じ70円超上昇するにつれて、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが広がった。また、強い4-6月期豪国内総生産(GDP)が改めて好感され、対豪ドル中心に円売りが継続した。
 一方、円はドルや欧州通貨に対して売り先行後、買い戻された。日経平均株価のプラス圏浮上を手掛かりに円売りが先行。ただ、ドルや欧州通貨に対して豪ドル買いが強まると同時に円買いが入り、下値が切り上がった。

[2013-09-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は強含み。時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物が下落したことを背景に、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが入った。米長期金利が低下に転じると、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱含み。21時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=99円32銭前後まで値を下げた。
・豪ドル円は底堅い動き。米ドルやユーロに対して豪ドル買いが強まった影響を受けて、一時1豪ドル=91円31銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはもみ合い。17時前に一時本日安値となる1ユーロ=1.3157ドル前後まで下げたものの、20時前に1.3187ドル前後と本日高値を付けた。市場では「米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表などを控え、相場はやや不安定となっている」との指摘があった。

[2013-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。欧州時間からの流れを引き継いで対ドルや対ユーロでは円買いが先行したものの、NY勢の本格参入後は一転して売りが優勢に。ダウ平均が100ドル超上昇したほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退。全般に円売りが優位となった。その後も一本調子で円売りが進んだが、引け前には売りも一服。米上院外交委員会が限定的なシリア攻撃決議案を承認したと伝わり、リスク回避目的で円は一時買い戻された。
 なお、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「大半の地区で控えめから穏やかな成長」「雇用は大部分の地区で安定または穏やかに増加」などの見解が示されたものの、目立った反応は見られなかった。

[2013-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が出なかった。今晩に英欧金融イベントを控えているほか、明日に8月米雇用統計、8日早朝に2020年夏季オリンピック開催地決定が予定されており、様子見気分が強まった。
 日銀は4-5日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。声明では「わが国の景気は、緩やかに回復している」として景気判断が上方修正されたが市場の反応は薄かった。

[2013-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。日経平均株価が投信設定絡みの買いで100円超上昇すると、投資家のリスク選好度が高まり円売りが先行した。その後の日経平均株価がマイナス圏に沈むと一転円が買い戻されたが、欧州株が高く始まったため円売りが再開。対ドルでは米長期金利の上昇も円売りを後押しし、損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。

[2013-09-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。欧州株や米長期金利の上昇をきっかけに円売りドル買いが先行。損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。そのあとは、8月ADP全米雇用報告が予想より弱い内容となったことが明らかになり、円を買い戻す動きが出た。ユーロに対しては、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を手掛かりに円買いが膨らんだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は節目の1ドル=100円ちょうどを突破し、一時100円13銭前後と7月25日以来の高値を付けた。ただ、そのあとはユーロ絡みの取引が中心となったことから99円台後半でのもみ合いとなった。
・ユーロ円は20時前に一時本日高値となる1ユーロ=132円14銭前後まで値を上げたものの、その後失速。22時過ぎに一時131円05銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州株の上昇に伴うユーロ買いドル売り先行。8月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことが分かると、一時1ユーロ=1.3223ドル前後と本日高値を付けた。ただ、そのあとは一転売りが優勢に。ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で「金融政策のスタンスは必要な限り緩和的であり続ける」「ユーロ圏の成長リスクは引き続き下向き」などと発言。質疑応答では「経済は弱すぎるため利下げ協議の排除はできない」「市場金利が不当な水準となれば、利下げを検討するだろう」と述べた。この発言をきっかけに全般ユーロを売る動きが優勢となり、一時1.3128ドル前後と7月19日以来の安値を付けた。

[2013-09-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで軟調。8月ADP全米雇用報告は予想よりわずかに弱い結果だったものの、前週分の米新規失業保険申請件数や7月米製造業新規受注、8月米ISM非製造業指数などが軒並み強い結果となり、米長期金利が大幅に上昇したため、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。
 一方、ユーロに対しては円がしっかり。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を手掛かりにユーロ売りが強まった影響で、円買いユーロ売りの動きが目立った。

[2013-09-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価の210円超安を背景に投資家が「リスクオフ」の動きを強め、円買い戻しが優位となった。今晩に8月米雇用統計、8日早朝に2020年夏季オリンピック開催地決定を控えて、足もとの円安進行に対する利益確定の円買いが強まった面もあった。

[2013-09-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は上昇。米重要指標の発表を控えて様子見ムードが広がり、しばらくは方向感に欠ける動きが続いていたが、ニューヨークの取引時間帯に入ると値を上げた。米労働省が発表した8月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比16万9000人増と予想を下回ったほか、6月分と7月分の数値も下方修正された(経済指標データ参照:アメリカ非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。時間外の米長期金利が急低下し、円買いドル売りが膨らんだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計発表後に一時1ドル=98円78銭前後まで売り込まれた。
・カナダドル円は乱高下した。8月カナダ雇用統計が予想より良好な内容となったことで一時1カナダドル=95円66銭前後まで値を上げたものの、ドル円の下落につれた売りに押されて94円92銭前後まで急速に値を下げた(経済指標データ参照:雇用ネット変化率(前月比)の推移グラフへ)。ただ、前日の安値94円88銭前後が目先下値の目処として意識されると下げ幅を縮めている。
・ユーロドルは一進一退。ユーロクロスの下落につれた売りが出たほか、7月独鉱工業生産が予想を下回ったことが相場の重しとなった。前日の安値1ユーロ=1.3110ドル前後を下抜けて、一時1.3105ドル前後と7月19日以来の安値を付けた。
 ニューヨーク市場に入り、8月米雇用統計が低調な内容だったことが分かると、米金利の低下とともにドル売りが進み一時1.3180ドル前後と日通し高値を更新したものの頭は重かった。市場では「チャート上の重要な節目を下抜けており、テクニカル的に売りが出やすい」との指摘があった。

[2013-09-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。米労働省が発表した8月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想より弱い結果となったほか、6月分や7月分の数値も下方修正された。米長期金利が急ピッチで低下したため、対ドルでは日米金利差縮小を意識した円買いが優勢に(経済指標データ参照:アメリカ非農業部門雇用者数グラフへ)。他の通貨に対しても円買いが波及した。また、プーチン・ロシア大統領が「シリアが外部から攻撃を受けた場合、ロシアはシリアを支援する」と発言し、シリア情勢をめぐる米露間の対立が鮮明となったことから、ダウ平均が140ドル超下落し、リスク回避目的の円買いも広がった。
 もっとも、買い一巡後は円が上げ幅を縮小。米長期金利が低下幅を縮め、ダウ平均も一時プラス圏に浮上したため、対ドルやその他の通貨に対しても円は戻り売りに押された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=98円52銭前後まで下落したものの、売り一巡後は99円台前半まで買い戻された。
・ユーロ円も23時前に1ユーロ=129円89銭前後まで下落。もっとも、その後はドル円と同様に買い戻しが優勢となり、一時130円80銭台まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは堅調。米雇用統計後にドル売りが強まった流れに沿って、1ユーロ=1.31895ドル前後まで値を上げた。米長期金利の低下一服でいったんは伸び悩む場面もあったが、1.31ドル台半ばでは下値も堅かった。

[2013-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。2020年の東京五輪開催決定を受けて、日本株相場の上昇を見込んだ円売りが先行した。ただ、円の下値では日本の輸出企業の円買いが入ったため、そのあとは徐々に下値を切り上げた。市場では「週明け早朝に円売りを進めた短期筋が下値の堅さを嫌気して反対売買に動いた」との指摘もあった。

[2013-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。2020年の東京五輪開催決定を好感した円売りが一巡し、徐々に円を買い戻す動きが出た。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りが入ったほか、市場では「国内輸出企業の円買いドル売りが入った」との指摘があった。「シリア情勢をめぐる不透明感が根強く、安全通貨とされる円が強含んでいる」との声も聞かれた。

[2013-09-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。ニューヨーク勢がドル売りで参入したほか、米長期金利の低下幅拡大を背景に円買いドル売りが進む場面があった。ただ、ドル絡みの取引が中心となったうえ、手掛かり材料に乏しく円相場は総じて方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円45銭前後でのもみ合いが続いた。全般ドル売り圧力が高まるなか、99円34銭前後と欧州時間序盤に付けた安値99円35銭前後をわずかに下回る場面もあった。カナダドル円は1カナダドル=95円80銭前後で方向感を欠いた。7月カナダ住宅建設許可件数が前月比20.7%増加と市場予想平均の前月比3.5%増を上回り、95円88-93銭まで小幅に上げたが上値は限られた(経済指標データ参照:カナダ住宅建設許可件数(前月比)の推移グラフへ)。
・ユーロドルは強含み。ニューヨーク勢の参入や米長期金利の低下に伴い、全般ドル安が進んだ流れに沿った。節目の1ユーロ=1.3200ドル前後を上抜けて上昇に弾みが付き、1.32205ドル前後まで値を上げた。なお、市場では「5日の高値1.3223ドル前後が上値の目処となる」「1.32ドル台半ばにかけて売り注文が観測されている」との声が聞かれた。

[2013-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。NY時間に入ると、ラブロフ・ロシア外相が「軍事攻撃を回避できるならシリアに対して化学兵器を国際管理下に置くよう要請」と述べたことに対し、シリアのムアレム外相が「シリアは化学兵器に関するロシアの提案を歓迎する」との見解を示したと伝わった。シリアを巡る情勢への懸念が緩和し、投資家のリスク回避姿勢が後退。ダウ平均が一時160ドル超上げるなど堅調に推移したため、円売り外貨買いの動きが広がった。
 一方、ドルに対しては上値が重い。米長期金利の低下を手掛かりに円買いドル売りが進む場面も見られたが、円はその後に上げ幅を縮小。その他の通貨に対して全般に円売りが進んだことにつれて、円は対ドルでも伸び悩んだ。
 なお、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「2015年の米国成長率は3%になる見込み」「失業率は2015年の早い段階で6.5%まで低下するだろうが、金利の引き上げは2015年後半までないだろう」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2013-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日本株の上昇を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りが出たものの、下値では利益確定の円買いが入ったため徐々に強含んだ。市場では「円の下値が堅いと判断した投資家が円買いドル売りに動いたようだ」との指摘があった。

[2013-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。新規材料難からしばらくは方向感に欠ける動きが続いていたが、夕刻にかけて大きく値を下げた。甘利明経済再生担当相と麻生太郎副総理兼財務・金融相が「安倍首相は経済政策のパッケージ取りまとめを指示した」などと発言。市場では「経済政策パッケージへの期待から海外勢が円売りドル買いに動いた」との指摘があった。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも観測された。

[2013-09-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。甘利明経済再生担当相と麻生太郎副総理兼財務・金融相が「安倍首相は経済政策のパッケージ取りまとめを指示した」と発言したことを受けて、海外勢中心に円売りが優位となった影響が残った。対ドルでは米長期金利の上昇幅拡大を意識した円売りが出たほか、市場では「ソブリンネームの円売りが目立った」との指摘があった。
 シリアのムアレム外相の見解として「シリアは化学兵器を国際社会の管理下に置くとのロシアの提案を受け入れる」と伝わると、シリア情勢への懸念が後退。欧州株やナイトセッションの日経平均先物、時間外のダウ先物の上げ幅拡大とともに全般円売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は6日の高値1ドル=100円24銭前後を上抜け、7月25日以来の高値となる100円38銭前後まで上げた。ただ、100円50銭にかけて売り注文が観測されており、買いは一服した。ユーロ円は1ユーロ=133円13銭前後と5月22日以来の高値を更新した。
・ユーロドルは下げ渋り。ドル円の上昇につれたユーロ売りドル買いで、1ユーロ=1.3231ドル前後まで値を下げた。ただ、ユーロ円や株価の上げ幅拡大を支えにショートカバーが進み、1.3270ドル前後まで買い戻された。

[2013-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。シリアのムアレム外相が「シリアは化学兵器を国際社会の管理下に置くとのロシアの提案を受け入れる」との見解を示したことを受けて、シリアを巡る情勢への懸念が緩和した。欧米株式相場やナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したため、投資家のリスク回避姿勢が後退。全般に円売り外貨買いの動きが優勢となった。
 売り一巡後は日本時間11日10時からのオバマ米大統領の演説待ちのムードが強くなり、積極的な取引は手控えられたものの、引けにかけては薄商いの中で再び円売りが強まった。

[2013-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。オバマ米大統領の演説を前に目先の利益を確定する目的の円買いドル売りが先行。日経平均が伸び悩んだこともあり、円は強含む場面もあった。
 ただ、そのあとは軟調に推移した。オバマ米大統領は現地時間10日、シリアに関する演説で「平和的な解決を望む」「シリアへの軍事攻撃承認の採決先送りを議会に求める」などと発言。米国がシリアに軍事介入するとの観測が後退したため、株高と円安が進んだ。

[2013-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。日本株の失速などを手掛かりに、目先の利益を確定する目的の円買いが先行。時間外の米長期金利が低下したことに伴う円買いドル売りも入った。市場では「下値が堅いと判断した欧州勢が円買いドル売りに動いた」との指摘もあった。

[2013-09-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価が引けにかけて失速し、リスク回避的な円買いが広がった地合いを引き継いだ。ただ、8月英雇用統計が予想より強かったことがわかると、対ポンド中心に円が売られた。もっとも、米長期金利の低下幅拡大に伴い、対ドルなどで円買いが進むなど方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円07銭前後まで値を下げたが、100円ちょうど前後をバックに押し目を買いたい向きも多く100円39銭前後まで値を戻した。その後、米長期金利の低下が重しとなり100円12銭前後まで再び下げた。
・ポンド円は1ポンド=157円台半ばから158円56銭前後まで急伸したが、買い一巡後は158円ちょうど前後を割り込む場面も見られた。
・ユーロドルは動意薄。8月英雇用統計が強くポンドに対してユーロとドルが同時に売られたため、1ユーロ=1.3265ドル前後で方向感を欠いた。

[2013-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでしっかり。米長期金利の低下を受けて、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが出たほか、市場では「リアルマネーからまとまった規模の円買いドル売り持ち込まれた」との指摘もあった。その後も米10年債入札後に米長期金利が再び低下幅を広げたことで円買いが進むなど、対ドルでは総じてしっかりだった。
 一方、他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったため、方向感の乏しい動きに終始した。ダウ平均は130ドル超上げるなど堅調に推移したものの、円相場の反応は限定的だった。

[2013-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日本株の下落をきっかけにポジション調整に伴う円買いが先行。時間外の米長期金利が低下していることも円買いドル売りを誘った。8月豪雇用統計が予想より低調な内容となったことが分かると、円買い豪ドル売りが広がり円全体を押し上げた。

[2013-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日本株の下落などを手掛かりに円買い外貨売りが先行。8月豪雇用統計が低調な内容となったことから、欧州勢が豪ドル売りで参入すると円高豪ドル安が進み円全体を押し上げた。ただ、そのあとは大手国内銀行の円売りドル買いが観測されたことをきっかけに、上値が重くなっている。

[2013-09-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は一進一退。予想を下回る7月ユーロ圏鉱工業生産指数が円買いユーロ売りを誘ったほか、市場では「中東勢から円買いユーロ売りが観測された」との指摘があり、他の通貨に対しても円買いが波及した。
 ただ、軟調に推移していた欧州株が持ち直すと、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ持ち高調整の円売りが出た。前週分の米新規失業保険申請件数が29万2000件と2006年3月以来の強い結果となったことも対ドル中心に円売りを後押しした(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数の推移グラフへ)。
 もっとも、「新規失業保険申請件数は2日がレーバーデーの祝日だった影響を受けたほか、2つの州ではシステム上の問題で失業保険申請の集計ができていない」との声もあり、円売りは長続きしなかった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の「景気回復は依然として非常に未熟」との発言が円買いユーロ売りを誘ったうえ、米長期金利の低下幅拡大に伴う円買いドル売りが出て底堅く推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円45銭前後で売買が交錯した。強い米雇用指標を手掛かりに99円74銭前後まで買い戻される場面があったが、米長期金利の低下に上値を抑えられた。一時99円17銭前後まで失速した。ユーロ円は1ユーロ=131円73銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは下げ渋り。7月ユーロ圏鉱工業生産指数が予想を下回ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強く、ユーロ売りドル買いが活発化した。1ユーロ=1.32575ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、前日の安値1.3243ドル前後がサポートされると、買い戻される展開に。ドラギECB総裁の発言が嫌気される場面もあったが、米長期金利の低下に伴うドル売りの勢いが上回り、1.3294ドル前後まで値を戻した。

[2013-09-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州時間までの堅調な流れを引き継いで、円買い外貨売りの動きが先行した。欧米株式相場がさえない動きとなったこともリスク回避目的の円買いにつながった面がある。
 もっとも、日経新聞電子版が「政府は法人税の実効税率を14年度にも引き下げる調整に入った」「安倍晋三首相は経済対策を5兆円超とするよう関係閣僚に指示した」と報じると、リスク回避の動きは後退。ナイトセッションの日経平均先物が下げ幅を縮小、ダウ平均も一時持ち直したため、その後は円の上値が重くなった。また、国際連合が「シリアが化学兵器禁止条約の加盟申請書類を提出した」と発表、アサド・シリア大統領も「化学兵器を引き渡す用意がある」との見解を示すなど、シリアを巡る地政学リスクが緩和したことも投資家のリスク許容度改善を誘ったため、円相場の重しになった。
 一方、円はドルに対しては一進一退。前週分の米新規失業保険申請件数が2006年3月以来の強い結果となったことを受けて、円売りドル買いが強まる場面も見られたが、反応は一時的だった。市場では「新規失業保険申請件数は2日がレーバーデーの祝日だった影響を受けたほか、2つの州ではシステム上の問題で失業保険申請の集計ができていないとも伝わったことから、ドル買い材料とみなしにくい」との声が聞かれた。その後は米10年債利回りが低下幅を広げた影響で一転して円の買い戻しが優位となったものの、日経新聞の報道が伝わると株の買い戻しとともに再び上値を切り下げた。

[2013-09-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。政府の「経済政策パッケージ」への期待が高まるなか、週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いが先行。市場では「日米短期投機筋の円売りドル買いが観測された」との指摘があり、しばらくは軟調に推移した。ただ、そのあとは徐々に円を買い戻す動きが優勢に。上海株が1%超下落し、日経平均が150円以上の下げとなったため、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが進んだ。

[2013-09-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。「オバマ米大統領バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の後任に、ローレンス・サマーズ元米財務長官を指名する方向で最終調整に入った」との報道が伝わり、時間外の米長期金利が上昇。日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが強まり、円全体を押し下げた。
 ただ、市場では「オプション絡みの円買いドル売りが入った」との指摘があり、そのあとは徐々に下値が堅くなっている。

[2013-09-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は強含み。21時30分に8月米小売売上高などの発表を控えて様子見ムードが広がり、しばらく方向感が出なかった(経済指標データ参照:米小売売上高の推移グラフ)。ただ、米ホワイトハウスの見解として「オバマ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)議長に関する決定をしていない」と伝わり、日経新聞の報道が否定されると円買いドル売りが進んだ。8月米小売売上高が前月比0.2%増と市場予想平均の前月比0.5%増を下回り、米長期金利が低下に転じたことも円買いドル売りを後押しした。もっとも、ドル絡みの取引が中心とあって対欧州資源国通貨での円買いは一時的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円70銭前後での持ち高調整が続いた後、99円37銭前後まで値を下げた。ユーロ円は1ユーロ=132円40銭前後でのもみ合いに終始した。ドル円の下落に押され一時132円29銭前後まで下げたが下値は限られた。
・ユーロドルは失速。ホワイトハウスの報道や弱い米小売売上高を手掛かりにユーロ買いドル売りが強まった。1ユーロ=1.33215ドル前後まで値を伸ばした。ただ、11日と12日の高値1.3325ドル前後が上値の目処として意識されると、1.3285ドル前後まで伸び悩んだ。

[2013-09-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。米ホワイトハウスが「オバマ大統領はFRB議長に関する決定をしていない」との見解を示したと伝わると、アジア時間に日経新聞が「オバマ米大統領FRB議長の後任にローレンス・サマーズ元米財務長官を指名する方向で最終調整に入った」と報じたことを受けて円売りドル買いが進んだ反動が出た。また、8月米小売売上高や9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が予想より弱い結果となったことも対ドルでの円買いを誘い、円はドルに対して堅調に推移した(経済指標データ参照:アメリカ小売売上高(前月比)の推移グラフへミシガン大学消費者信頼感指数<速報値>の推移)。
 また、他の通貨に対しても円はしっかり。対ドルでの円買いの動きが波及したことで円買いが先行。ダウ平均が堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きも見られたが、総じて円の下値は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は3時過ぎに1ドル=99円19銭前後まで下落。
・ユーロ円は24時前に1ユーロ=131円66銭前後まで下落した後、132円台を回復した。
・ユーロドルは一進一退。FRB議長絡みの報道や弱い米指標を手掛かりに1ユーロ=1.3322ドル前後まで上昇したものの、11日と12日高値の1.3325ドル前後の手前で上値の重さを確認すると、一転して売りに押された。23時過ぎには一時1.3254ドル前後まで下押し。一方で、昨日安値の1.3256ドル前後や11日安値の1.3243ドル前後などが目先の下値目処として意識されたほか、急ピッチで値を下げた反動もあり、売り一巡後は再び1.33ドル台まで買い戻された。

[2013-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで堅調。オバマ米大統領が「ローレンス・サマーズ氏が次期米連邦準備理事会(FRB)議長候補を辞退し、彼の決断を受け入れた」との声明を発表したことを受けて、円は対ドルで買いが先行した。買い一巡後は上値が重くなる場面も見られたが、総じて円は底堅く推移した。
 一方、他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心だったほか、東京市場が休場で取引参加者が減少した影響もあり、方向感を欠いた動きに。対ドルでオセアニア通貨高が進んだ影響から、円売りオセアニア通貨買いが入ったものの、売り一巡後は徐々に下値も堅くなった。

[2013-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。東京勢が休場で取引参加者が減少したため、しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入とともに対ドルでは円が買われた。米長期金利の低下で日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが入り、他の通貨に対しても円買いの動きが波及。対ユーロでも円は強含んだ。
 一方、オセアニア通貨などに対してはさえない。対ドルでオセアニア通貨買いが入ったことにつれて、円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2013-09-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は底堅い。ローレンス・サマーズ氏の次期米連邦準備理事会(FRB)議長候補辞退を受けたニューヨーク勢の参入を待つ形となり、しばらく円相場は方向感が出なかった。ただ、9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下回ったことがわかると、対ドルなどで円買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円85銭前後でのもみ合いが続いた後、98円63-66銭まで値を下げた。
・カナダドル円は1カナダドル=96円ちょうど銭前後で方向感が出なかったが、ドル円の下落につれて95円71-76銭まで弱含んだ。7月対カナダ証券投資額が60億9000万カナダドルの買い越しと市場予想平均の80億カナダドルの買い越しを下回ったことが重しとなった面もある。
・ユーロドルは底堅い。対オセアニア通貨でユーロ売りが活発化した影響から、1ユーロ=1.3339-42ドルまで値を下げた。ただ、サマーズ氏の次期FRB議長候補辞任が引き続き意識されるなか、下値は限られた。弱い米ニューヨーク連銀製造業景気指数を受けてユーロ買いドル売りが強まり、アジア時間早朝の高値1.3382ドル前後を上抜け1.3385ドル前後まで持ち直した(経済指標データ参照:米NY連銀製造業景気指数の推移グラフへ)。

[2013-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。9月NY連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったことを受けて円買いドル売りが入った。ただ、その後は引けにかけて米10年債利回りが低下幅を縮めたことをながめ、日米金利差拡大を見越して円安ドル高が進み、その他の通貨に対しても円売りが広がった。ダウ平均が170ドル超上昇したことも円相場の重しとなった。

[2013-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。3連休明けの仲値決済に向けて対ドル中心に円売りが先行。市場では「日本の輸入企業や海外短期投機筋の円売りドル買いが出た」との指摘があった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を17-18日に控え、一方的に円安が進む展開にはならなかった。

[2013-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は頭が重かった。日経平均が90円超下落し、上海株が2%を超える下げとなったことで円買い外貨売りが入ったものの上値は限定的だった。欧州通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買いが出たほか、市場では「円の上値が重いと判断した向きが円売りドル買いに動いた」との指摘があった。

[2013-09-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。アジア市場でオーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨が公表され、早期の豪利下げ観測が後退したことが改めて意識されると、円売りオセアニア通貨買いが活発化した。
 一方、円は欧州通貨に対して一進一退。米長期金利の低下を背景に欧州通貨買いドル売りが強まると、つれる形で円安・欧州通貨高が先行した。対ユーロでは強い9月独ZEW景況感指数が円売りを後押しした。ただ、8月英消費者物価指数(CPI)が前月比で予想を下回ったことを手掛かりに、対ポンドでは円買い戻しが強まった(経済指標データ参照:イギリス消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。欧州株のさえない値動きも円買い戻しを後押しした。もっとも、オセアニア通貨に対して円安が加速すると、つれる形で円売りが再開した。
 なお、円はドルに対して上値が重い。米長期金利が低下したほか、8月米CPIが予想を下回ったことが円買いドル売りを誘った。ただ、オセアニア通貨に対する円売りが次第に波及し、上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円05-08銭まで下げたが、99円ちょうど手前で下値の堅さが確認されると99円29-32銭まで値を戻した。
・豪ドル円は1豪ドル=92円95銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロドルは買い一服。米長期金利の低下や強い独景気指標を手掛かりに、ユーロ買いドル売りが強まった。1ユーロ=1.3370ドル前後まで値を上げた。ただ、前日の高値1.3385ドル前後がレジスタンスとなったほか、1.3390ドルから1.3400ドルにかけて観測されているまとまった売り注文に上値を抑えられると、1.3360ドル前後でやや神経質な値動きとなった。

[2013-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米10年債利回りが上昇に転じたため、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが入った。ダウ平均やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円売りを誘った。もっとも、米長期金利が再び低下すると下げ渋るなど総じて方向感が出なかった。市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて相場は動きづらい」との指摘があった。
 一方、オセアニア通貨に対して円は軟調。アジア時間に公表されたオーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で早期の金利引き下げ観測が後退したとの見方から円安オセアニア通貨高が進んだ流れを引き継いだ。

[2013-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。日経平均が300円近く上昇したことで投資家心理が改善し、低金利の円を売る動きが出た。ただ、日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、一方的に円安が進む展開にはならなかった。

[2013-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち直した。しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、夕刻にかけて強含んだ。市場の関心が高い米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えていることもあって、持ち高調整目的の円買いが進んだ。市場では「海外勢の円買いドル売りが入った」との指摘があった。

[2013-09-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は底堅い。今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、持ち高調整目的の円買いが先行した。市場では「海外勢の円買いドル売りが入った」「中東勢の円買いユーロ売りが観測された」との声が聞かれた。
 ただ、英金融政策委員会(MPC)議事要旨(4-5日分)で「現状で一段の刺激策が必要と認識するメンバーはいなかった」ことが明らかになると、対ポンド中心に円売りが強まり上値が切り下がった。米長期金利が上昇に転じたことも円売りドル買いを後押しした。
 もっとも、欧州株や時間外のダウ先物の上値が重く、投資家のリスク志向が高まらないなかで円売りは長続きしなかった。8月米住宅着工件数や8月米建設許可件数が予想を下回ったことがわかると、対ドルなどで円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円79銭前後まで下げ足を速めた。一目均衡表基準線が位置する98円70銭前後がサポートされると99円03-06銭まで買い戻されたが、戻りは限られた。
・ポンド円は1ポンド=157円50銭前後まで下落した後、158円18銭前後まで一転上昇したが、買いは一服した。
・ユーロドルは小安い。円やポンド絡みの取引が中心となったほか、FOMCを前に様子見気分が強く1ユーロ=1.3355ドル前後で値動きが細った。ただ、株価の上値の重さが次第に嫌気され、1.33415ドル前後まで小幅に下げた。

[2013-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して急伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて方向感を欠いた値動きが続いた。ただ、FOMCで月間450億ドルの長期国債と月間400億ドルのMBSの購入を維持したことが伝わると、市場では量的緩和の規模縮小が予想されていただけに米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが優位となった。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「経済データは緩和縮小を正当化しない」「FOMCはかなりの緩和的政策を継続」「利上げは失業率が6.5%を下回るまでは行わない可能性がある」などとハト派的な発言をしたことも円買いドル売りを誘った面があった。
 一方、オセアニア通貨に対して円は軟調。原油先物相場が堅調に推移したことが円売りオセアニア通貨買いを促したほか、FOMC後にオセアニア通貨に対してドル売りが活発化したことにつれて円安オセアニア通貨高が進んだ。ダウ平均が170ドル超上昇したことも円の重しとなった。

[2013-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。前日の米国株式市場でダウ平均が史上最高値を付けたことなどを受けて、日経平均が250円超上昇。投資家のリスク許容度が拡大し、低金利の円を売る動きが優勢となった。市場では「国内輸入企業の円売りドル買いが出た」との指摘があった。
 木内登英日銀審議委員は「追加的な対応を余儀なくされる可能性もある」「物価目標2%を2年念頭に達成するには大きな不確実性がある」などと述べたものの、「新味に乏しい」との見方から反応は限定的だった。

[2013-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ幅を拡大した。日経平均が260円超上げたうえ、ドイツ株式指数(DAX)が史上最高値を更新。投資家がリスク・オンの動きを強め円売り外貨買いが広がった。ドルに対しては、損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。市場関係者からは「マクロ系ファンドや国内輸入企業の円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。

[2013-09-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は軟調。米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和縮小が見送られたことを背景に、投資家がアジア市場から「リスクオン」の動きを強めた地合いを引き継いだ。弱い8月英小売売上高指数を受けて円買いポンド売りが強まる場面があったが、欧州株高とともに全般円売りが活発化。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強かったことがわかると、対ドル中心に円売りが加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円39銭前後と前日の高値99円34銭前後を上抜けた。
・ポンド円は1ポンド=159円56銭前後から158円70-75銭まで失速した後、2009年8月13日以来の高値となる159円90銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは高値圏でもみ合い。欧州株高やユーロ円の上昇を支えに、1ユーロ=1.3569ドル前後と2月7日以来の高値を更新した。ただ、ドル円の上昇に上値を抑えられると、1.3550ドル前後で方向感を欠いた。強い米雇用指標を受けて1.3523-26ドルまで下押ししたが、ユーロ円が一段高となった影響から下値も限られた。

[2013-09-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。ブラード米セントルイス連銀総裁が「10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で小規模の量的緩和縮小が行われる可能性」と発言したことで米10年債利回りが上昇に転じると、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが強まった。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを受けた円売りが出たほか、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円売りドル買いも観測された。ただ、米長期金利が再び低下したほか、ダウ平均が引けにかけて180ドル超下落したため円を買い戻す動きが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=99円65銭前後を上抜けて、一時99円67銭前後まで上昇した。ただ、その後は99円31-34銭まで売りに押された。
・ユーロ円は1ユーロ=134円67-72銭と日通し高値の134円74銭前後に迫ったものの、134円24-29銭まで下押しした。
・ユーロドルは下値が堅い。ブラード米セントルイス連銀総裁の発言をきっかけにドル買いが強まったほか、ロンドンフィキシングに向けたドル買いも出たため、一時1ユーロ=1.3498ドル前後と前日安値の1.3501ドル前後を下抜けた。もっとも、フィキシング後は米長期金利の低下に伴った買いも入り徐々に下値を切り上げた。

[2013-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで行って来い。週末に実施された独総選挙でメルケル独首相の続投が有力となったことから、欧州政局の先行き不透明感が緩和。対ユーロでドル売りが進んだ影響から、円買いドル売りが先行した。上値の重さが嫌気されたことでいったんは売りに押される場面も見られたものの、オセアニアなどのアジア株式相場がさえない展開となったため、売り一巡後は再びリスク回避目的の円買いが強まった。

[2013-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。欧州株式相場が安く始まったことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが広がった。対ユーロでは9月独製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)や9月ユーロ圏製造業PMIが予想より弱い結果となったことを受けた円買いが入ったほか、対ドルでは米長期金利の低下を手掛かりにした買いも観測された。

[2013-09-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株の下落を受けて、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。時間外の米長期金利が低下に転じると、対ドルで円買いが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日安値となる1ドル=98円73銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円も22時前に一時1ユーロ=133円43銭前後と日通し安値を付けた。
・ユーロドルはさえない。欧州株の下落に伴うユーロ売りドル買いが先行。9月独製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値や9月ユーロ圏製造業PMIが予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時1ユーロ=1.3494ドル前後まで値を下げた(経済指標データ参照:ドイツ製造業PMI<速報値>の推移グラフへ欧州圏製造業PMI<速報値>の推移グラフへ)。

[2013-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことを背景にリスク回避の円買い外貨売りが先行。米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが出たほか、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「ECBは必要なら新たなLTROを実施する用意がある」と述べたことで対ユーロで円買いが入った。80ドル超下げたダウ平均が下げ幅を縮めたことで伸び悩む場面があったが、引けにかけて米長期金利が低下幅を広げ対ドルで円を買い戻す動きが再び強まるなど下値は堅かった。

[2013-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。連休明けの日本株安を見越した円買いが先行したが、市場では「本邦輸入勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり、上値が切り下がった。仲値直前に本邦輸出勢から月末期末に絡んだ円買いドル売りが持ち込まれると、日経平均株価の100円超安も円全体を押し上げ底堅く推移した。もっとも、手掛かり材料に乏しいなかで勢いは長続きしなかった。

[2013-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が130円超安からプラス圏に浮上し、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが広がった。市場では「マクロ系ファンドから円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、欧州勢が円売りで参入した。ただ、9月独Ifo景況感指数が107.7と市場予想平均の108.0を下回ったことがわかると、対ユーロなどで円を買い戻す動きが見られた。

[2013-09-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は強含み。ドイツ総選挙後の連立協議の先行きに対する警戒感が高まるなか、9月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことを材料に円買いユーロ売りが先行(経済指標データ参照:独Ifo企業景況感指数の推移グラフへ)。他の通貨に対しても円買いが波及した。ドルに対しては、米長期金利の低下を理由に円買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は頭が重かった。日本株の持ち直しなどをきっかけに円売りドル買いが先行し一時1ドル=99円18銭前後まで値を上げたもののその後失速した。ユーロ円などクロス円の下落につれた円買いドル売りが優勢となり、アジア時間の安値98円66銭前後を下抜けるとストップロスを誘発。21時前に一時98円51銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円はさえない。欧州株が高く始まったことを手掛かりに買いが先行し、一時1ユーロ=134円ちょうど前後まで上げた。ただ、そのあとは独経済指標の悪化が嫌気されて売りが優勢となった。21時30分過ぎに一時本日安値となる132円80銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは欧州株高に伴うユーロ買いドル売りが先行し一時1ユーロ=1.35185ドル前後まで値を上げたものの、独経済指標が予想より弱い内容だったことが分かると次第に弱含んだ。市場では「ドイツ総選挙でメルケル首相の与党が圧勝したものの、連立協議に時間がかかると予想されるため積極的にユーロを買いにくい状況だ」との指摘もあり、21時30分前に一時1.3464ドル前後と日通し安値を更新した。

[2013-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。欧州時間序盤から対ユーロを中心に円買いが進んだ流れを引き継いだ。9月米リッチモンド連銀製造業景気指数や9月米消費者信頼感指数が市場予想を下回り、米長期金利が低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが入ったほか、ダウ平均が60ドル超下落したことに伴ったリスク回避の円買いも観測された。その後に米国株が持ち直すと全般に円が押し下がったが、引けにかけて再び米国株が下落すると円を買い戻す動きが強まった。

[2013-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。取引材料難からしばらく方向感が出なかったが、仲値後に本邦輸出勢から円買いドル売りが持ち込まれると全般円高が進んだ。日経平均株価の60円超安も円全体を押し上げた。

[2013-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が引けにかけて110円超下落したほか、欧州株安を背景にリスク回避的な円買いが進んだ。ドルに対してはロンドン勢から円買いが持ち込まれたほか、米長期金利の低下も円買いを誘った。

[2013-09-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。日本株の失速や欧州株の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが先行。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入った。ただ、上値では日本の輸入企業など実需筋の円売り注文が観測されており、市場では「円の上値が重いと判断した向きが円売りドル買いに動いた」との指摘があった。米長期金利が上昇に転じたことも重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅かった。20時30分前に一時1ドル=98円38銭前後と日通し安値を付けたものの、そのあとは徐々に買い戻しが進んだ。市場では「98円20銭から97円台後半にかけては国内輸入企業の買いなどが観測されている」との指摘があった。
・ユーロ円も底堅い動き。16時前に一時本日安値となる1ユーロ=132円66銭前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが優勢に。ドル円の持ち直しにつれた円売りユーロ買いが出て、22時過ぎに一時133円32銭前後と日通し高値を更新した。
・ユーロドルはユーロクロスの上昇に伴ってユーロ買いドル売りが強まり、20時過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.35195ドル前後まで値を上げた。ただ、市場関係者からは「1.35ドル台では上値の重さが目立っており、戻りを売りたい向きも多い」との声が聞かれ、そのあとは伸び悩んでいる。米金利が上昇し、全般ドルが買い戻された影響も受けた。

[2013-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。市場では「上値で国内輸入製の円売り注文が観測されている」との指摘があったほか、米長期金利が上昇に転じたことで日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが入った。8月米新築住宅販売件数が市場予想を若干上回ったことも円安ドル高を促し、円全体を押し下げた。ただ、米財政問題を巡って不透明感が広がるなか、再び米長期金利が低下すると対ドルで円を買い戻す動きが強まった。ダウ平均が下落したことも下値を支えた。

[2013-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一転下落。日経平均株価の210円超安をながめ、リスク回避目的の円買いが先行した。ただ、日経平均株価が下げ渋るにつれて上値が切り下がる展開に。市場では「本邦輸入勢や米系証券から円売りドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、「政府は法人税率の引き下げを『早急に検討』と明記する方向で調整している」との報道が円売り材料とみなされた。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など公的年金の運用見直しを議論する有識者会議の座長である伊藤隆敏氏が12時から記者会見を実施する」と伝わったことも円売りを後押し。日経平均株価のプラス圏浮上を横目に損失覚悟の円売り注文を断続的に巻き込んだ。

[2013-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など公的年金の運用見直しを議論する有識者会議の座長である伊藤隆敏氏が12時から記者会見を実施する」などの報道を受け、日経平均株価が持ち直すとともに円売りが加速した反動が出た。伊藤氏の記者会見が18時から行われる見通しとなり、いったん利益を確定する目的で円を買い戻す動きも見られた。
 ただ、日経平均株価が引けにかけて170円超上昇すると、投資家のリスク志向が改善。対オセアニア通貨中心に円売りが強まった。

[2013-09-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は方向感が定まらない。公的年金の有識者会議では「国内債券中心のポートフォリオは見直しが必要」「見直しは収益性向上と金利リスク抑制の観点から」との見解が示されたものの、新味の内容に乏しく円を買い戻す動きが先行した。ただ、そのあとは米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いがじわりと強まった。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円台半ばまで下押ししたものの、そのあとは99円01銭前後まで持ち直す場面があった。
・ユーロ円も1ユーロ=132円台後半まで下押ししたものの、売り一巡後は133円60銭台まで買い戻しが進んだ。
・ユーロドルは弱含み。ドイツ総選挙後の連立協議の先行きに対する警戒感が高まるなか、欧州勢がユーロ売りで参入すると一時1ユーロ=1.3485ドル前後まで値を下げた。米雇用指標の改善で米金利が上昇したことも相場の重しとなった。もっとも、市場では「1.3480ドルから1.3400ドルにかけては買い注文が観測されている」との指摘があり、一本調子で下落する展開にはならなかった。

[2013-09-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。米10年債利回りが上昇したことをながめ、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったほか、米労働省が「2013年3月までの1年間の雇用者数を前回予想から34万5000人上方修正する可能性がある」と発表しダウ平均が100ドル超上昇。投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが進んだ。米財政問題を巡る不透明感から対ドルでは下値を切り上げ、対ユーロではイタリア政局不安を背景に円を買い戻す動きが出たが、引けにかけては再び円売りが強まった。

[2013-09-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。小高く始まった日経平均株価がマイナス圏に沈み、リスク回避目的の円買いが散見されたほか、ドルに対して市場では「アジア系の円買いが観測された」「本邦輸出勢から月末絡みの円買いが持ち込まれた」との声が聞かれた。麻生太郎副総理兼財務・金融相が「法人実効税率の引き下げにはそれに合う財源が必要。今すぐ実施を考えているわけではない」と発言したことも円買いを誘った。

[2013-09-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。市場では「本邦輸出勢から月末絡みの円買いドル売りが散見された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の一時100円近い下落も円買いを誘った。カーニー英中銀(BOE)総裁が「一段の量的緩和を行う根拠はない」との見解を示したと英紙で報じられたことを受け、ポンドなどに対して円売りが強まる場面があったが長続きしなかった。欧州株の下落をながめ、対資源国通貨中心に円買いが再開した。

[2013-09-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株相場の下落を受けて、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが先行。時間外の米長期金利が低下すると、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米国株の下落に伴う売りも出て、22時30分過ぎに一時本日安値となる1ドル=98円30銭前後まで値を下げた。
・ポンド円は頭が重かった。カーニー英中銀(BOE)総裁が「一段の量的緩和を行う根拠はない」との見解を示したことでポンド買いが先行し、一時1ポンド=159円08銭前後まで値を上げたものの、そのあとは株安に伴う円買いポンド売りが入り失速した。ドル円の下落につれた売りも出て158円台前半まで下押しした。
・ユーロドルはしっかり。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの上昇につれた買いが入ったほか、米金利の低下に伴うユーロ買いドル売りが進行。前日の高値1ユーロ=1.35365ドル前後を上抜けてストップロスを誘発し、一時1.3556ドル前後まで上値を伸ばした。市場では「月末絡みのユーロクロスの買いが入った」との指摘もあった。

[2013-09-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。米財政問題の不透明感が依然として広がるなか、米10年債利回りが低下したことを受けて日米金利差縮小を見越した円買ドル売りが先行。9月ミシガン大学消費者態度指数確報値が市場予想を下回ったことが円買いを促したほか、ダウ平均が100ドル超下落したことでリスク回避的な円買いも進んだ(経済指標データ参照:米ミシガン大学消費者態度指数の推移)。
 なお、ユーロに対しては下値が堅かった。市場では「月末絡みのユーロクロスの買いが観測された」との指摘があるなど全般にユーロ高が進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが強まった。ただ、米国株安をながめ次第に円を買い戻す動きが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日安値の1ドル=98円27銭前後を下抜けて、一時98円09銭前後まで下落した。
・ユーロ円は1ユーロ=133円49-54銭まで上昇したものの、その後は132円64銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは伸び悩み。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの上昇につれたほか、米長期金利の低下に伴ってユーロ高ドル安が進んだ。前日高値の1ユーロ=1.35365ドル前後を上抜け、ストップロスを誘発すると一時1.3565ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、19日の高値1.3569ドル前後が上値の目処として意識されるとその後は徐々に利食い売りに押された。

[2013-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。米下院は29日、医療保険制度改革法(オバマケア)の1年延期を含む暫定予算案を可決した。ただ、米上院は暫定予算案を拒否する見通しで、新年度入りする10月1日から政府機関が一部閉鎖に追い込まれる可能性が高まった。また、巨額の脱税で有罪が確定したベルルスコーニ・元イタリア首相が解散総選挙を求めたことを受け、レッタ・イタリア首相は30日、「10月2日に信任投票実施を要請する」と表明。投資家がリスク回避姿勢を強め、早朝取引から円買いが優勢となった。
 ただ、円買いが一巡すると持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。日経平均株価が330円超安から150円超安まで下げ渋ったことも円の上値を抑えた。

[2013-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日経平均株価が140円超安まで下げ幅を縮小し、投資家のリスク回避姿勢が後退すると円売りが広がった。市場では「本邦輸入勢から円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。その後、日経平均株価が引けにかけて300円超下げたことで円買いが再開したが、欧州勢の参入に伴い資源国通貨買いが活発化。円安資源国通貨高が進み、他の通貨でも円が売られるなど一進一退となった。

[2013-09-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は強含み。米財政協議の行方をめぐる不透明感が強いなか、アジアや欧州の株式相場が下落。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが優勢となった。米10年債利回りが時間外取引で一時2.5882%と8月12日以来の低水準を付けると、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが進んだ。

 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱含み。早朝取引で付けた安値1ドル=97円53銭前後を下抜けて、一時97円50銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は底堅い動き。ドル円の下落につれた売りが先行し一時1ユーロ=131円62銭付近まで下押ししたものの、そのあとはユーロ高ドル安につれた円売りユーロ買いが出て一時132円39銭前後とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。
・ユーロドルはしっかり。イタリアの政局不安を背景にアジア市場では一時1ユーロ=1.3467ドル前後まで下げたものの、欧州市場ではユーロ買いが優勢に。「イタリアのベルルスコーニ氏率いる中道右派政党・自由国民党(PDL)の上院議員最大20人が連立政権の崩壊と選挙実施をもくろむベルルスコーニ元首相に譲歩を迫るため、新党結成の構えを見せている」と報じると、イタリア政権崩壊のリスクがやや後退。ユーロ買いドル売りが活発化し、22時過ぎに一時1.3556ドル前後まで値を上げた。

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