為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年1月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年1月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年1月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-01-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。NYカット(日本時間24時)で行使期限を迎えるオプションの影響でしばらくは狭いレンジ取引が続いていたが、24時を過ぎると値が軽くなり円安が進んだ。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出たほか、市場では「年末のロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いのフローが出た」との指摘があった。また、米国株は連日で史上最高値を更新。投資家のリスク選好度が高まり、円売り外貨買いが出た面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=105円36銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=145円17銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは年末で薄商いとなるなか、しばらくは方向感が出なかった。ただ、米10年物国債利回りが一時3.0328%と2011年7月26日以来の高水準を付けると、ユーロ売りドル買いがじわりと強まった。取引終了間際に一時1ユーロ=1.3740ドル前後まで値を下げた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年1月 発言・ニュース

[2014-01-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。NYカット(日本時間24時)で行使期限を迎えるオプションの影響でしばらくは狭いレンジ取引が続いていたが、24時を過ぎると値が軽くなり円安が進んだ。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出たほか、市場では「年末のロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いのフローが出た」との指摘があった。また、米国株は連日で史上最高値を更新。投資家のリスク選好度が高まり、円売り外貨買いが出た面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=105円36銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=145円17銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは年末で薄商いとなるなか、しばらくは方向感が出なかった。ただ、米10年物国債利回りが一時3.0328%と2011年7月26日以来の高水準を付けると、ユーロ売りドル買いがじわりと強まった。取引終了間際に一時1ユーロ=1.3740ドル前後まで値を下げた。

[2014-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。東京やNZ市場が休場で市場流動性が低下、手がかり材料に乏しいなかで方向感の乏しい動きとなった。一方、対豪ドルでは上値が重い。1日に発表された12月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱い結果となったことで、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルが全般に下落し、円も対豪ドルでは買いが先行。もっとも、豪ドル売りの流れが一服すると次第に上値を切り下げた。

[2014-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。時間外の米10年債利回りが上昇し、対ドルでは日米金利差拡大を意識した売りが出た。一方、オセアニア通貨や欧州通貨に対しては強含み。対ドルでオセアニア通貨売りや欧州通貨売りが進んだことに伴い、円買いオセアニア通貨売りや円買い欧州通貨売りが強まった。

[2014-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は欧州・資源国通貨に対してしっかり。ドルに対して欧州・資源国通貨売りが優位となった影響から、円高欧州通貨安や円高・資源国通貨安が加速した。年始で流動性が低下するなか、時間外のダウ先物やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物が下落したことでリスク回避的な円買いが活発化した面もあった。
 一方、ドルに対しては底堅い。全般ドル買い圧力が高まった流れに沿って円安ドル高が先行した。ただ、バリアオプションの防戦買いが厚く下値が切り上がった。前週分の米新規失業保険申請件数は33万9000件と市場予想平均の34万2000件程度より強かったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円45銭前後と2008年10月6日以来の高値を更新した。ただ、105円50銭に観測されているバリアオプションの防戦売りに上値を抑えられると、105円23銭前後まで伸び悩んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=143円59銭前後まで急ピッチで下げた。
・ユーロドルは売り優勢。市場では「モデル系ファンドの売りが観測された」との声が聞かれたほか、薄商いのなかで断続的な売りが持ち込まれた。1ユーロ=1.3636ドル前後まで大きく値を下げた。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は上昇。ダウ平均が一時160ドル超下落したうえ、日経平均先物が大幅に下落したため、これまでに積み上がった円の売り持ちを解消する動きが出た。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。
 なお、米新規失業保険申請件数や12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数など、この日発表された米経済指標は軒並み予想より強い内容となったものの相場の反応は限定的だった。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日のNY市場と同様にこれまでの円の売りポジションを解消する動きが強まった。上海株やCME日経平均先物などアジア株式相場が軟調に推移したことを受けて、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りも膨らんだ。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して方向感がなかった。午後に入っても上海株やCME日経平均先物がさえない動きとなったことでリスク回避の円買いが強まった。その後は一時50ドル超下落した時間外のダウ先物が下げ幅を縮めるなど株価の下げ渋りにつれて円買い圧力は後退し徐々に上値を切り下げた。ただ、時間外の米10年債利回りが低下したため下値も堅かった。
 一方、オセアニア通貨に対しては軟調。対ドルでオセアニア通貨の買い戻しが優勢となったことにつれて円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は資源国通貨に対して弱含み。時間外のダウ先物やCMEの日経平均先物がプラス圏に浮上。投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが散見された。ドルやユーロに対して資源国通貨買いが広がり、つれる形で円安・オセアニア通貨高が進んだ。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。米主要指標の発表がなく手掛かり材料に乏しいなか、方向感のない取引が続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円40銭前後でのもみ合いに終始した。
・NZドル円は1NZドル=86円77銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3629ドル前後まで値を下げた。ただ、2013年12月20日の安値1.3625ドル前後に下値を支えられると、次第に1.3645ドル前後で方向感を欠いた。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は上昇。ダウ平均が一時160ドル超下落したうえ、日経平均先物が大幅に下落したため、これまでに積み上がった円の売り持ちを解消する動きが出た。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り円全体を押し上げた。
 なお、米新規失業保険申請件数や12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数など、この日発表された米経済指標は軒並み予想より強い内容となったものの相場の反応は限定的だった。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日のNY市場と同様にこれまでの円の売りポジションを解消する動きが強まった。上海株やCME日経平均先物などアジア株式相場が軟調に推移したことを受けて、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りも膨らんだ。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して方向感がなかった。午後に入っても上海株やCME日経平均先物がさえない動きとなったことでリスク回避の円買いが強まった。その後は一時50ドル超下落した時間外のダウ先物が下げ幅を縮めるなど株価の下げ渋りにつれて円買い圧力は後退し徐々に上値を切り下げた。ただ、時間外の米10年債利回りが低下したため下値も堅かった。
 一方、オセアニア通貨に対しては軟調。対ドルでオセアニア通貨の買い戻しが優勢となったことにつれて円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2014-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は資源国通貨に対して弱含み。時間外のダウ先物やCMEの日経平均先物がプラス圏に浮上。投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが散見された。ドルやユーロに対して資源国通貨買いが広がり、つれる形で円安・オセアニア通貨高が進んだ。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。米主要指標の発表がなく手掛かり材料に乏しいなか、方向感のない取引が続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円40銭前後でのもみ合いに終始した。
・NZドル円は1NZドル=86円77銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3629ドル前後まで値を下げた。ただ、2013年12月20日の安値1.3625ドル前後に下値を支えられると、次第に1.3645ドル前後で方向感を欠いた。

[2014-01-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は失速。アジア市場では、中国株や日経平均先物の下落を手掛かりに円買いが強まる場面もあったが、欧米市場ではじりじりと上値を切り下げる展開となった。ダウ先物が持ち直し日経平均先物が底堅く推移すると、クロス円が上昇したため対ドルでも円売りが出た。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長がフィラデルフィアでのエコノミスト会議で「経済はかなり進展している」などと発言したことで、米長期金利が上昇に転じると全般ドルを買う動きが広がり円相場をさらに押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は底堅かった。アジア時間の高値1ドル=104円86銭前後を上抜けると、取引終了間際に一時104円89銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円はもみ合いとなった。ユーロドルの下落につれた売りが出て一時1ユーロ=141円97銭前後まで下げたものの、ドル円の上昇につれた買いが下値を支えたため方向感が出なかった。
・ユーロドルはユーロクロスの下落につれた売りが先行したあとは、米金利の上昇に伴うユーロ売りドル買いが出た。下値の目処として意識されていた12月20日の安値1ユーロ=1.3625ドル前後を下抜けると、一時1.3582ドル前後まで下げ足を速めた。市場関係者からは「ダブルトップの形成などをはやす向きもあり、テクニカル的な売りが出やすいようだ」との声が聞かれた。

[2014-01-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。年末年始の休暇明けの日経平均株価が420円超の大幅安となり、投資家が運用リスクをとりにくくなるとの見方から円買いが優勢となった。上海総合指数が軟調に推移したこともリスク回避の円買いを誘ったほか、市場では「海外勢から利益確定目的の円買いも観測された」との指摘があった。

[2014-01-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。午後の日経平均株価が一時下げ幅を縮めたことで円売りが入る場面も見られたが、その後に日本株が再び売りに押されるとリスク回避の円買いが進むなど、しばらくは方向感を欠いた動きが続いた。もっとも、欧州勢の参入後は欧州株が小高く始まったことなどを受けて再び円売りが強まった。

[2014-01-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円はさえない。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物の上昇に伴い投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、アジア時間に急ピッチで進んだ円高を調整する動きが強まった。米長期金利の低下を背景に欧州通貨買いドル売りが優位となった影響から、円安・欧州通貨高が目立つ場面も見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円66銭前後まで買い戻された。
・ユーロ円は1ユーロ=142円42銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは買い戻し一服。米長期金利の低下を受けて、アジア時間の下落に対する買い戻しが活発化した。1ユーロ=1.3622ドル前後まで持ち直した。ただ、12月20日の安値1.3625ドル前後に上値を抑えられると、1.3600ドル前後を再び割り込んだ。

[2014-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は買い戻し。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したほか、現物のダウ平均が上昇して始まったことをながめ投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが先行。ただ、その後は一転して円を買い戻す展開に。12月米ISM非製造業指数が弱い内容だったことで米長期金利の低下とともに円買いドル売りが進行。ダウ平均がマイナス圏に沈んだほか、ナイトセッションの日経平均先物も下げに転じ190円安まで下げ幅を広げたため、リスク回避の円買いも優勢となった。もっとも、引けにかけては円買い圧力も後退しやや上値を切り下げた。

[2014-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでさえない。安く始まった日経平均株価が一時プラス圏に浮上したことで、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売りドル買いが先行。その後は日経平均が再びマイナス圏に沈んだため、円売りの動きも一服したものの、午後の日本株が再び下げ幅を縮めると次第に売りが強まった。市場では「国内輸入企業からの円売りドル買いが観測された」との指摘があった。
 一方、豪ドルに対しては上値が重い。11月豪貿易収支の発表後に円買い豪ドル売りが進んだが、一巡後は日本株の買い戻しなどを手掛かりに上値を切り下げた。

[2014-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことで、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが先行した。もっとも、日経平均の買い戻しは続かず、徐々に円の下値も堅くなった。
 一方、オセアニア通貨に対しては小高い。豪ドルなどが対ドルで下落したことに伴い、円買い豪ドル売りや円買いNZドル売りなどが進んだ。

[2014-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の下落を背景にリスク許容度の低下した欧州勢から円買いが散見された。ただ、欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移すると円売りが出て上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円24銭前後まで値を下げた後、104円56銭前後まで値を戻した。11月米貿易収支が予想より強かったことも相場を支えた(経済指標データ参照:米貿易収支の推移グラフへ)。
・豪ドル円は1豪ドル=92円99銭前後から93円36銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは伸び悩み。1ユーロ=1.3620ドル前後でのもみ合いが続いていたが、株高を手掛かりに買いが進んだ。前日の高値1.36535ドル前後を上抜け1.3656ドル前後まで値を上げた。ただ、3日の高値1.3673ドル前後が上値の目処として意識されたほか、強い米貿易収支がユーロ売りドル買いを誘い伸び悩んだ。

[2014-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して方向感が出なかった。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことをながめ円売りドル買いが先行。11月米貿易収支が予想より赤字幅が減少したことも円安ドル高につながった。もっとも、下値の堅さを確認すると米長期金利が低下したこともあり円を買い戻す動きが強まった。一方で、明日から重要イベントを控えていることもあり上値も限定的だった。
 一方、カナダドルに対しては堅調。11月カナダ貿易収支や12月カナダIvey景気指数がいずれも市場予想を下回る弱い内容となったことを受けて円買いカナダドル売りが優勢となった。

[2014-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。朝方から日本株の上昇を見越した円売り外貨買いの動きが先行した。日経平均株価が一時1万6000円台を回復するなど堅調に推移すると、投資家がリスクを取りやすくなるとの思惑から円売り外貨買いが強まった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を意識した円売りも出た。

[2014-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。午後の日経平均株価が300円超の大幅高となったことで、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが強まった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けた円売りも出たが、その後は利益確定目的の買い戻しも入り、やや下値が堅くなった。

[2014-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が下落したため、アジア時間に進んだ円安を調整する動きが強まった。22時15分に12月ADP全米雇用報告の発表を控えて持ち高調整の円買い戻しも入った。
 12月ADP全米雇用報告が前月比23万8000人増と市場予想平均の20万人程度増を上回ったことがわかると、米長期金利の上昇とともに円売りドル買いが強まり、円全体が押し下げられた(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告のデータ推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円65銭前後まで値を下げた後、105円01銭前後まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=142円23銭前後まで下げ足を速めた。市場では「欧州系からの売りが観測された」との声が聞かれた。売りが一巡すると142円64銭前後まで下げ渋る場面があった。
・ユーロドルは軟調。株安を手掛かりにリスク回避的な売りが先行。前日の安値1ユーロ=1.3596ドル前後を下抜けて下げが加速した。強い米雇用指標や米長期金利の上昇もユーロ売りドル買いを促し、1.3568ドル前後まで値を下げた。

[2014-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して方向感が出なかった。12月ADP全米雇用報告が前月比23万8000人増と市場予想平均の20万人程度増を上回ったことを受けて円売りドル買いが先行。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えていることもあり、ポジションを一方向に傾ける動きは限られた。
 FOMC議事要旨では「多くのメンバーが慎重な量的緩和縮小を支持した」「ほとんどのメンバーは量的緩和の有効性が資産購入を継続するほど減少する可能性があると判断した」などの見解が示された。公表後に米10年債利回りが上昇したため再び円売りドル買いが強まる場面があったが、新味の内容に乏しかったため下値は限定的だった。
 一方、ユーロやオセアニア通貨に対しては下値が堅かった。ドルに対してユーロ買いやオセアニア通貨買いが強まるとつれる形で円は弱含んだ。ただ、一転して対ドルでオセアニア通貨売りやユーロ売りが優勢となったため円を買い戻す動きが強まった。ダウ平均が下落したこともリスク回避の円買いを誘った。

[2014-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が一時270円超下げるなど軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが先行した。ただ、上値では戻りを売りたい向きも多く次第に上値は切り下がった。
 一方、豪ドルに対しては底堅い。11月豪小売売上高が予想より強い結果となったことで円売り豪ドル買いが進む場面もあったが、豪ドル買いの動きが続かなかったこともあり、その後は円も対豪ドルで下値を切り上げた。

[2014-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州通貨に対して弱含み。英中銀金融政策委員会(MPC)や欧州中央銀行(ECB)定例理事会の金融政策発表、ドラギECB総裁の定例記者会見などを控えて、昨日まで欧州通貨売りが進んだ反動による持ち高調整の動きが見られた。一方、ドルに対しては方向感に乏しい。午後の日経平均株価は下げ幅を広げたものの、リスク回避目的の円買いは限定的だった。市場では「上値では戻り売り意欲が強いようだ」との指摘があった。

[2014-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。欧州中央銀行(ECB)定例理事会の金融政策発表やドラギECB総裁の定例記者会見などを控えて持ち高調整の円売りユーロ買いが先行。欧州株や時間外のダウ先物、夜間取引の日経平均先物が底堅く推移したことも円全体を押し下げた。また、イングランド銀行(英中央銀行)は9日、政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。資産買取プログラムの規模も3750億ポンドで維持した。一部市場で「フォワードガイダンスの内容を強化する可能性がある」との声があっただけに円売りポンド買いが強まった。
 欧州中央銀行(ECB)は9日に開いた定例理事会で、政策金利を0.25%で据え置くことを決めたと発表。ドラギECB総裁が定例記者会見で「景気見通しに下振れリスクが見られる」「必要とされる限り金融政策の緩和的なスタンスを維持することを強く強調する」「政策金利を長期にわたり現水準かそれを下回る水準に維持するというフォワードガイダンスをしっかりと再表明」「今日ECBはフォワードガイダンスの文言を強めた」と発言すると、一転して円買いユーロ売りが優勢に。他の通貨に対しても円買い戻しが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円06銭前後まで値を上げた後、104円76銭前後まで失速したが下値も限られた。
・ユーロ円は1ユーロ=143円02銭前後まで買いが先行した後、142円05銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは一転下落。ECB定例理事会を控えて持ち高調整の買いが入ったほか、ドラギECB総裁の定例記者会見の直前に思惑的な買いが見られた。ポンドドルの上昇も支えとなり1ユーロ=1.3634ドル前後まで値を上げた。ただ、前日の高値1.3635ドル前後を上抜け出来なかったうえ、ドラギECB総裁の定例記者会見を受けて一転売りが優勢に。前日の安値1.3554ドル前後を下抜け1.3548ドル前後まで急落した。もっとも、一目均衡表雲下限の1.3541ドル前後が下値の目処として意識されるとやや下げ渋った。

[2014-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の定例記者会見を前に持ち高調整の円売りユーロ買いが先行。ただ、ドラギECB総裁が「必要とされる限り金融政策の緩和的なスタンスを維持することを強く強調する」「政策金利を長期にわたり現水準かそれを下回る水準に維持するというフォワードガイダンスをしっかりと再表明」と発言したほか、「我々は高度な金融緩和を維持し必要に応じてさらに断固たる行動を取ることを引き続き決定」「今日ECBはフォワードガイダンスの文言を強めた」との見解を示したことで一転して円を買い戻す動きが優位に。その他の通貨に対しても円買いが波及した。急速に円高が進んだ反動から上値を切り下げたものの、上昇して始まったダウ平均が下げに転じたことでリスク回避姿勢が強まり再び円買いが進んだ。
 一方で、明日に12月米雇用統計を控えていることもあり持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。ダウ平均が引けにかけて下げ幅を縮めたため円全体は押し下がった。

[2014-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでさえない。本日は連休前の週末5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けては円売りドル買いが観測された。また、日経平均株価が持ち直したことで投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から、他の通貨に対しても円売りの動きが広がった。手掛かり材料に乏しいなか、総じて日本株の動向につれた動きだった。
 一方、豪ドルに対しては上値が重い。対ドルで豪ドル売りが進んだことに伴って円買い豪ドル売りが先行したものの、一巡後に豪ドルが買い戻されると、円も対豪ドルで上値を切り下げた。12月中国貿易収支は256億4000万ドルの黒字と市場予想よりも黒字幅が小さかったが、輸入が予想を上回ったため同国と資源貿易関係の深い豪ドルに買いが入った。

[2014-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。午後の日経平均株価が再び持ち直したことで、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売り外貨買いが進んだ。もっとも、日本時間の今晩に米雇用統計の発表を控えて、積極的な売買は手控えられており、円の下値も限定的だった。

[2014-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は乱高下。11月英鉱工業生産指数や11月英製造業生産指数が予想を下回ったことで円買いポンド売りが先行(経済指標データ参照:英鉱工業生産指数のデータ推移グラフへ英製造業生産指数のデータ推移グラフへ)。市場では「海外ヘッジファンドからNZドル売りが観測された」との声が聞かれ、円高NZドル安も進んだ。足もとで弱いカナダ経済指標が相次ぐなか、12月カナダ雇用統計を控えて思惑的な円買いカナダドル売りも見られたほか、弱いカナダ雇用統計を受けて一段と円買いが加速した。
 対ドルでは、12月米雇用統計の発表直前に円売りが強まったが、非農業部門雇用者数が前月比7万4000人増と市場予想平均の前月比19万7000人増を大きく下回ったため、一転して円買いが優位となった。米長期金利の低下幅拡大も円買いを誘ったうえ、時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が急失速したことも円全体を押し上げた。
 ただ、同時に発表された失業率が6.7%と市場予想平均の7.0%より強かったうえ、株価が値を戻すと持ち高調整の円売りが出て急速に伸び悩んだ。なお、米労働省の家計調査で、悪天候のため就業不能に陥った12月非農業部門労働者数は前月の3万7000人から27万3000人に大きく増加した(経済指標データ参照:非農業部門労働者数のデータ推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円40銭前後まで値を上げた後、104円20銭前後まで急落したが、売り一巡後は104円70銭前後まで値を戻した。
・ポンド円は1ポンド=171円40銭前後まで売り込まれた後、172円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは一転上昇。ポンドドルやNZ米ドルの下落につれたほか、米雇用統計発表直前にドル買いが強まり1ユーロ=1.35645ドル前後まで値を下げた。ただ、非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったことで全般ドル売りが優勢となり、1.3664ドル前後まで急ピッチで持ち直した。

[2014-01-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は一転上昇。12月米雇用統計の発表直前に思惑的な円売りドル買いが強まったが、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回る弱い内容だったことが伝わると一転して円買いが優位に(経済指標データ参照:米雇用統計の推移グラフへ)。米長期金利が低下幅を広げたほか、小高く始まったダウ平均が下げに転じ、ナイトセッションの日経平均先物も下落したことで円全体が押し上がった。
 一方、オセアニア通貨に対しては上値が重い。海外ヘッジファンドから円買いNZドル売りが観測されたほか、対ドルでの円買いにつれた。もっとも、その後はドルに対してオセアニア通貨高が進んだ影響を受けて円安オセアニア通貨高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円42銭前後まで急伸後すぐに下落。一時103円83銭前後まで下げ幅を広げた。もっとも、12月19、23日の安値103円77銭前後が目先の下値目処となると売りは一服した。
・ユーロ円は1ユーロ=143円10銭前後まで上昇後142円16銭前後まで急落。その後142円台半ばまで買い戻される場面があったが再び142円07銭前後まで売りに押された。
・豪ドル円は1豪ドル=93円04銭前後まで下げた後は引けにかけて93円73銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは買い戻し優勢。米雇用統計前に思惑的なドル買いが入り1ユーロ=1.3560ドル前後まで下落したが、その後は買い戻しが強まる展開に。弱い非農業部門雇用者数を受けて米長期金利が急落し、全般にドル安が進んだ流れに沿った。前日高値の1.3634ドル前後を上抜けて、一時1.3688ドル前後まで買い上げられた。

[2014-01-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。前週末の米国市場で、低調な12月米雇用統計をきっかけに円高ドル安が進んだ流れを引き継いで始まった。CME日経平均先物やダウ先物が下落すると、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが活発化した。市場では「東京市場が成人の日の祝日で休場となっているため商いが薄く、値が振れやすい面もあった」との指摘があった。

[2014-01-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。欧州勢の参入後も本日高値圏でのもみ合いとなっていたが、NY勢の参入後はやや売りに押された。上値の重さが嫌気されたことにくわえ、対欧州通貨でドル高が進んだことに伴い、円売りドル買いが出た。
 一方、その他の通貨に対して円は高安まちまちだった。オセアニア通貨に対しては弱含み。目立った手掛かり材料はなかったものの、全般にオセアニア通貨買いが強まったことにつれた。なお、ポンドに対してはポンド安の影響から底堅く推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間につけた安値の1ドル=103円26銭前後に迫る水準まで下げたが、下値の堅さを確認するとやや下げ幅を縮小。時間外のダウ先物が下げ渋ったことなどを手掛かりに103円58銭前後まで買い戻された。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=141円14銭前後まで下げた後にいったんは下げ渋ったものの、ユーロドルが下落した影響で22時過ぎから再び売りが強まり、141円09銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは弱含み。ポンドなど欧州通貨が対ドルで軟調に推移した流れに沿って、1ユーロ=1.3638ドル前後まで下落した。

[2014-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州通貨に対して円買いが優勢となり、対ドルでも円買いが波及した。買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、ダウ平均が大幅に下落したことをながめ、リスク回避の円買い外貨売りが再開。市場では「レバレッジ系の円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小が意識され、ドルに対して円高が優勢となった。
 一方、オセアニア通貨に対しては下値が堅かった。対ドルでオセアニア通貨買いが優勢となったため円も弱含んだ。ただ、その後は株安を背景に円の買い戻しが進み徐々に下値を切り上げた。

[2014-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。対ドル中心に市場では「英系銀行や米系短期筋の円売りが観測された」との声が聞かれたほか、連休明けの仲値に向けた円売りが出た。サントリーによる米ビーム社買収合意を受けてM&A(買収・合併)絡みの円売り需要も意識されたうえ、本邦実需勢や大手邦銀からも円売りが続いた。

[2014-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが限られた。日経平均株価が530円近い下げ幅となり、投資家のリスク許容度が一段と低下。午前に進んだ円安を調整する動きが見られた。ただ、上値では戻り売り意欲が強かったうえ、ナイトセッションの日経平均先物の上昇をながめ円全体が押し下げられた。

[2014-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円はさえない。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことに伴って、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが見られた。対ユーロでも円は弱含み。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「今年のユーロ圏の潜在成長率は上サイド」と発言したことを受けて、全般にユーロ買いが強まった影響を受けた。
 なお、12月米小売売上高が予想より強い結果となったことで円売りドル買いが進む場面も見られたが、指標結果に対する反応は一時的(経済指標データ参照:米小売売上高の推移グラフへ)。市場では「前月分が下方修正されていたことが嫌気されたようだ」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて、日米金利差拡大を見越した買いが入った。米小売統計の発表後には1ドル=103円80銭前後まで上昇する場面もあった。
・ユーロ円はノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言を手掛かりに買いが進み、1ユーロ=141円86銭前後まで上昇。その後も141円台後半で底堅く推移した。
・ユーロドルは上値が重い。17時30分過ぎに1ユーロ=1.36995ドル前後まで上げたが、節目の1.3700ドル前後の手前で上値の重さを確認すると、1.3660ドル付近まで押し戻された。
 ポンドドルは伸び悩み。22時30分前に一時1.6452ドルまで上昇したものの、買い一巡後は徐々に上値の重さを嫌気した売りに押された。23時7分時点では1.6411-16ドルで推移している。

[2014-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。12月米小売売上高が市場予想を上回る結果となり対ドルで円売りが強まったほか、ダウ平均が110ドル超上昇したことで投資家のリスク許容度が拡大し、全般に円売りが優勢に。米10年債利回りが上昇したことに伴い日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも進んだ。
 なお、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁はこの日、「2014年終盤までに資産買い入れを終了することが望ましい」と述べたほか、フィッシャー米ダラス連銀総裁は「出来る限り早く資産買い入れを終了することを望む」「株価が下落したとしても量的緩和の縮小を支持」などの見解を示した。

[2014-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が伸び悩み、投資家のリスク許容度がやや低下すると円買い戻しが先行した。ただ、その後の日経平均株価が300円超上昇したため円売りが再開。市場では「海外投機筋から持ち高調整の円売りが目立った」との指摘もあった。
 一方、豪ドルに対しては強含み。アジア勢などから豪ドル売り米ドル買いが観測された流れに沿って円高豪ドル安が進んだ。

[2014-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。世界銀行が中国の経済成長見通しを下方修正したことなどを手掛かりに豪ドルの軟調地合いが続くなか、対豪ドル中心に円買いが広がった。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことも円全体を押し上げた。ただ、欧州株が堅調に推移したうえ、日経平均先物が下げ幅を縮小すると円買い圧力が後退した。

[2014-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルでさえない。方向感の乏しい動きが続いていたものの、1月ニューヨーク州製造業景気指数が市場予想より強い結果となったことに円売りドル買いで反応した。12月の米卸売物価指数(PPI)が変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数で市場予想を上回り、時間外の米10年債利回りが上昇したことも日米金利差拡大を見越した売りを促した(経済指標データ参照:ニューヨーク州製造業景気指数の推移グラフへ米卸売物価指数(PPI)の推移グラフへ)。
 一方、対ユーロではしっかり。2013年の独国内総生産(GDP)が予想を下回ったことを手掛かりにユーロ売りが進んだ流れに沿った。また、対ドルでオセアニア通貨安が進んだことにつれて、円買い豪ドル売りや円買いNZドル売りが強まる場面も見られた。もっとも、対ドルでのオセアニア通貨売りが一服すると、次第に円も上値が重くなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=104円52銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=141円78銭前後まで下押す場面もあった。
・ユーロドルは軟調。弱い独GDPを受けてユーロ売りが進んだほか、市場では「マクロ系ファンドやレバレッジ系からの売りが観測された」との指摘もあった。米指標発表後にドル買いが進んだこともあり、一時1ユーロ=1.3586ドル前後まで値を下げた。

[2014-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。1月NY連銀製造業景気指数が強い内容となったことで円売りドル買いが先行。12月米卸売物価指数(PPI)が変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数で予想を上回り、時間外の米10年債利回りが上昇したため、日米金利差拡大が意識され円安ドル高が進んだ。ダウ平均が130ドル超上昇したことも円売りを誘った。
 一方、ユーロやポンドなどに対しては伸び悩み。強い米経済指標の結果を受けて対ドルでユーロなどが売られたため、つれる形で円も強含んだ。ただ、その後は堅調な米国株を横目に投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが強まり徐々に上値を切り下げた。
 なお、エバンズ米シカゴ連銀総裁が「我々は利上げを急いでいない」「失業率の目標値を6%に引き下げることを支持」などと語ったが、市場への影響は限られた。

[2014-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。本邦輸入勢などから断続的な円売りドル買いが持ち込まれ、円全体が押し下げられた。ただ、日経平均株価が100円近く下落したため、円買い戻しが入り下値が切り上がった。その後は手掛かり材料難から方向感を欠いた。

[2014-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は強含み。対ドルではNY勢の参入後に円買いが強まった。米10年債利回りが低下したことを受けて、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進行。その他の通貨に対しても円買いの動きが波及し、円は総じてしっかりだった。
 なお、前週分の米新規失業保険申請件数は市場予想よりやや強い結果となったほか、12月米消費者物価指数(CPI)は市場予想通りの結果だった(経済指標データ参照:米新規失業保険申請件数のデータ推移へ米消費者物価指数(CPI)のデータ推移へ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時前に1ドル=104円27銭前後まで下落。
・ユーロ円も1ユーロ=142円11銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは底堅い。リアルマネー系からの売りに押されて1ユーロ=1.3592ドル前後まで下げる場面もあったが、売り一巡後はドル売りの流れに沿って買い戻された。22時40分過ぎには1.3633ドル前後まで上昇した。

[2014-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。前週分の米新規失業保険申請件数は市場予想よりやや強い内容となったほか、12月米消費者物価指数(CPI)は予想通りの結果となったが、発表後に時間外の米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった。ダウ平均が100ドル超下落したことに伴いリスク回避の円買い外貨売りも進んだ。もっとも、その後は米長期金利の低下や米国株の下落が一服したため徐々に伸び悩んだ。
 なお、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は「FRBは金融政策を引き締める手段がある」「非常に低い金利がいつまでも続くと結論を出していない」などと語ったが、特に材料視されなかった。

[2014-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価や上海総合指数の下げ幅拡大に伴い、投資家が運用リスクを取りにくくなるとして対資源国通貨中心に円買いが進んだ。ただ、日経平均株価が後場に入りプラス圏に浮上すると円買い圧力が後退した。

[2014-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。欧州勢の参入に伴い欧州通貨売り・ドル買いが広がると、つれる形で円高・欧州通貨安がじわりと進んだ。ただ、手掛かり材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、総じて方向感が出なかった。市場では「米国の3連休を控えて全般手掛けづらい」との声が聞かれた。

[2014-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで軟調。12月英小売売上高が前月比、前年同月比でいずれも市場予想を大幅に上回る結果となり、ポンドが全面高となった影響をうけた(経済指標:英小売売上高のデータ推移へ)。一方、他の通貨に対して円は強含み。時間外のダウ先物や欧州株式相場が失速したことを受けて、NY勢の参入後にリスク回避目的の円買い外貨売りが進んだ。
 なお、12月米住宅着工件数(季節調整済み)は市場予想を上回った半面、同時に発表された12月建設許可件数は予想より弱い結果となるなど、米住宅指標は強弱まちまちな結果となった(経済指標:米住宅着工件数(季節調整済み)のデータ推移へ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=104円47銭前後まで上げたが、その後は104円台前半で伸び悩み。
・ポンド円は英小売統計後に急ピッチで値を上げる展開となり、1ポンド=171円88銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは弱含み。昨日安値の1ユーロ=1.3583ドル前後を下抜けたことで売りが強まり、一時1.35655ドル前後まで下落した。

[2014-01-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロなどに対して堅調。時間外のダウ先物や欧州株が失速したことをきっかけにリスク回避の円買いユーロ売りが強まった。その後も米国の3連休を前にしたポジション調整の円買いユーロ売りも入り、スイスフランやポンドなど他の通貨に対しても円買いが波及した。
 一方、ドルに対してはもみ合い。ユーロ絡みの取引が中心となったため全般に方向感に乏しい値動きとなった。12月米住宅着工件数は市場予想を上回る内容だったが、12月建設許可件数や1月ミシガン大学消費者態度指数速報値は予想を下回るなど強弱入り混じる結果だったため、相場への影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円台前半での狭いレンジ取引が続いた。一時本日安値の104円20銭前後に面合わせする場面があったが、前日安値の104円15銭前後が意識されたため下押しは限られた。
・ユーロ円は前日安値の1ユーロ=141円70銭前後を下抜けて、一時140円97銭前後まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは軟調。22時を過ぎてから全般にユーロ売りが強まった流れに沿った。前日安値の1ユーロ=1.3583ドル前後を下抜けると売りが加速。3時30分前には11月26日以来の安値となる1.3517ドル前後まで下げ足を速めた。市場では「ドイツが格下げされるとの噂が聞かれたことも相場の重しになった」との指摘もあった。

[2014-01-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。週明け早朝から円買いが先行したが、東京勢が円売りで参入すると伸び悩んだ。その後、日経平均株価が160円超下落したことで円買いが再開したものの、10-12月期中国国内総生産(GDP)が予想を若干上回ったため、同国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して円売りが出た。

[2014-01-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。ドルに対して市場では「上サイドで本邦勢の円売り注文が観測された」との声が聞かれ、頭の重さが次第に嫌気された。また、欧州勢の参入に伴い対ユーロ中心に円売りが強まった。ただ、欧州株が安く始まると投資家のリスク許容度が低下し円売り圧力が後退した。

[2014-01-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は底堅い。アジア時間からの流れを引き継いで、欧州勢の参入後も円は売りに押された。もっとも、欧州株式相場がさえない展開となったこともあり、次第に円が買い戻される展開に。ユーロなど対欧州通貨を中心に円は下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=103円90銭前後まで下押し。
・ユーロ円は19時前に1ユーロ=141円35銭前後まで上げたが、一巡後は140円91銭前後まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは小高い。対ポンドなどでユーロ買いが入ったことにつれて、1ユーロ=1.3566ドル前後まで上昇した。

[2014-01-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州時間まで全般に円売りが進んだ反動から買い戻しが入った。独株式指数などがさえない展開となったことも、対ユーロなどで円買いを誘った面がある。もっとも、一段の円買いを誘う材料にも乏しく、その後は再び上値を切り下げる展開に。米国がキング牧師誕生日の祝日で休場、欧州時間も重要なイベントなどがなかったこともあり、やや方向感を欠いた動きだった。

[2014-01-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して戻りが鈍い。日経平均株価の伸び悩みに伴い、朝方からの円安進行を調整する動きが出た。ただ、著名FEDウォッチャーであるジョン・ヒルゼンラス記者の見解を受けて量的緩和縮小(テーパリング)継続への思惑が高まるなか、米長期金利が上昇幅を拡大したことで円売りドル買いが再開した。市場では「米系から円売りが観測された」との指摘もあった。
 一方、その他の通貨に対しては底堅い。日経平均株価の伸び悩みが円買いを誘ったほか、ドルに対して欧州・資源国通貨が売られるとともに円高欧州通貨安や円高資源国通貨安が進んだ。

[2014-01-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はさえない。時間外の米10年債利回りが上昇幅を広げたことを受け、対ドルでは日米金利差拡大を見越した円売りが出た。また、欧州株式相場や時間外のダウ先物が上昇したこともあり、対欧州通貨でも円はさえない動きとなった。もっとも、対ユーロでは1月独ZEW景況感指数が市場予想を下回る結果となったため、一方的に円売りが進む展開にはなっていない(経済指標データ推移:独ZEW景況感指数の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=104円75銭前後まで上昇。
・ユーロ円は16時30分過ぎに1ユーロ=141円85銭前後まで値を上げる場面があったものの、その後はユーロドルが下落したことにつれて次第に上値が重くなった。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇などを手掛かりに売りが進み、一時1ユーロ=1.3517ドル前後まで下落した。

[2014-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予定通り米量的緩和策の縮小(テーパリング)が実施されるとの観測から円売りドル買いが先行したものの、そのあとは円を買い戻す動きが優勢に。高値警戒感からダウ平均が一時140ドル超下落したため、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。もっとも、米国株が引けにかけては底堅く推移したため、積極的に戻りを試す動きは限られた。

[2014-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が見送られたことを背景に、短期筋から仕掛け的な円買いが持ち込まれたが、本邦輸入勢などから断続的な円売りが持ち込まれ一転下落した。日経平均株価が160円超安から70円超高まで持ち直したことも円売りを誘った。
 その後、黒田東彦日銀総裁が定例記者会見で「リスクが顕在化しなければ現在の金融政策を続けていく」「(金融緩和について)為替の特定の水準や円安を狙っているものではない」などと発言したが、追加緩和が示唆されなかったとして円買いで反応した。もっとも、欧州株が高く始まり投資家のリスク許容度が改善したため、円買いは長続きしなかった。

[2014-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで軟調。ILO方式による9-11月英失業率が7.1%となり、英中銀(BOE)がフォワードガイダンスで利上げに転じる目安としている7.0%に近づいたため、全般にポンド買いが強まった影響を受けた(経済指標データ参照:英失業率の推移グラフへ)。また、対ユーロでも円は上値が重い。対ポンドなどでユーロ売りが進んだ流れに沿って、円買いユーロ売りが入ったものの、ユーロ売りが一巡すると次第に円は上値を切り下げた。
 一方、ドルに対しては方向感を欠いた動きに。手掛かり材料に乏しかったほか、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での安倍晋三首相の基調講演を控えて様子見ムードが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=104円台前半でのもみ合い。
・ポンド円は英指標発表後に急ピッチで買いが進み、1ポンド=172円96銭前後まで上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。18時前に1ユーロ=1.3535ドル前後まで下げる場面も見られたが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、アジア時間につけた高値の1.3580ドル前後に迫る水準まで上げた。市場では「ソブリンネームからの買いが入った」との指摘があった。

[2014-01-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない展開だった。28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられたものの、米長期金利の上昇に伴って円売りドル買いがじわりと強まった。なお、安倍晋三首相は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での講演で「今年さらなる法人税改革に着手する」「GPIFの資産構成見直しをはじめ、フォワード・ルッキングな改革を行う」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2014-01-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買われた。日経平均株価の130円超高を横目に円売りが先行。市場では「本邦輸入勢から円売りドル買いが出た」との声も聞かれた。
 ただ、1月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が49.6と市場予想平均の50.3を下回ったことがわかると、同国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して円買いが活発化した。時間外のダウ先物が下げ幅を広げたうえ、日経平均株価がマイナス圏に沈んだことも円買い戻しを促した。

[2014-01-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。市場では「ファンド勢からダウ先物にまとまった売りが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価の130円超安を受けてリスク回避的な円買いが先行した。弱い1月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が改めて意識され、欧州勢が対豪ドル中心に円買いを進める場面も見られた。
 ただ、仏・独ユーロ圏の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表を控えて思惑的なユーロ買いが優位に。仏製造業サービス部門PMI速報値や独製造業PMI速報値が予想を上回ったことがわかると、さらに円売りユーロ買いが加速した。他の通貨に対しても円売りが波及し上値が切り下がった。

[2014-01-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで弱含み。仏・独などの製造業サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表を控えて思惑的な円売りユーロ買いが入った。仏製造業サービス部門PMI速報値や独製造業PMI速報値が予想より強い結果だったことがわかると、対ユーロで一段と円売りが進行した(経済指標データ参照:独製造業サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値の推移グラフへ)。
 一方で、円は他の通貨に対してはしっかり。欧州株式相場やナイト・セッションの日経平均先物がさえない動きとなったことをながめ、投資家のリスク志向低下を意識した買いが入った。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を見越した買いも観測された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=104円ちょうど前後まで下落。
・ユーロ円は強い経済指標などを手掛かりに1ユーロ=142円41銭前後まで上げたものの、買い一巡後は株安などを嫌気した売りに押されて141円80銭前後まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは買い優位。昨日高値の1ユーロ=1.3584ドル前後を上抜けて買いが加速し、一時1.3647ドル前後まで値を上げた。

[2014-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調だった。ダウ平均が一時230ドル超下落するなど、株価の大幅下落を背景に投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが広がった。米10年債利回りが一時2.7571%前後と12月3日以来の低水準を付けると、日米金利差縮小を見込んだ円買いドル売りが入った。

[2014-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。前日NY時間に急ピッチで円買いが進んだ反動が出た。市場では「本邦輸入勢や米系証券、海外年金から円売りドル買いが出た」との声が聞かれたほか、日経平均株価が310円超安から下げ渋ったことも円を押し下げた。ただ、手掛かり材料に乏しくさらに円売りが進む展開にはならなかった。

[2014-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。豪準備銀行(RBA)のリドアウト氏が「経済にとって1豪ドル=0.8000米ドルが公正な取引のようだ」と発言したことで円買い豪ドル売りが活発化。日経平均株価の400円超安もリスク回避的な円買いを後押しした。その後、日経平均株価が引けにかけて下げ渋ると円買い圧力が後退。欧州勢も円売りドル買いで参入したが、手掛かり材料に乏しく追随する動きは見られなかった。

[2014-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は買い優位。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物、欧州株式相場などが軒並み大幅安となるなか、投資家のリスク回避姿勢が強まり、全般に円を買い戻す動きが広がった。対ドルでは時間外の米長期金利低下を手掛かりに日米金利差縮小を見越した買いが入った。また、対ポンドでも円買いが優位に。カーニー英中銀(BOE)総裁が「失業率は予想以上に早く基準値に達するだろう」「英インフレは抑制されており、直ちに利上げが必要との根拠にならない」「MPCは2月にガイダンスをどのように強化していくか見直す見込み」などと述べたことでポンド売りが進んだ流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=102円ちょうど前後と12月6日以来の安値を更新。
・ポンド円は1ポンド=168円87銭前後まで売りに押された。
・ユーロドルは上値が重い。対円などでドル売りが進んだことにつれて、20時30分過ぎに1ユーロ=1.37385ドル前後まで上げた。もっとも、その後は急ピッチで値を上げた反動が出たほか、欧州株安などを嫌気した売りも入り、1.3670ドル台まで伸び悩んだ。

[2014-01-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。アルゼンチンやトルコなど新興国を中心とした世界景気の先行き不透明感が強まり、運用リスクを回避する動きが加速。低リスク通貨とされる円を買う動きが広がった。米国株相場や日経平均先物の下落も円買いを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=102円ちょうど前後。
・ユーロ円は1ユーロ=139円76銭前後といずれも12月6日以来の安値を付けた。ポンド円は大幅安。欧米株価の下落に伴って円買いポンド売りが先行。カーニー英中銀(BOE)総裁が「MPCは2月にガイダンスを強化する方法を概説する」と述べたと伝わるとポンド売りが加速した。同総裁が「向かい風がしばらくの間、英国経済の成長を抑制する」「ポンド高は輸出競争力を阻害する」と発言したことも相場の重しとなり、一時1ポンド=168円58銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは上値が重かった。米長期金利の低下に伴うユーロ買いドル売りが入ったほか、ユーロポンドの上昇につれた買いが先行。一時1ユーロ=1.3740ドル前後と2日以来の高値を付けた。ただ、ドイツやスペインなど欧州の株式相場が軒並み下落したこともあって、積極的に上値を試す展開にはならなかった。

[2014-01-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。NZと豪州が休場で全般に薄商いのなか、東京勢の参入後に円買いが進んだ。対ドルでは損失覚悟の買い注文を誘発して上げ幅を拡大。その他の通貨に対しても日経平均株価の下落を見越した円買いが観測された。
 もっとも、その後は上げ幅を縮小。対ドルでは「国内輸入企業や海外勢から円売りが入った」との指摘があったほか、日経平均や時間外のダウ先物が下げ渋ったことで、リスク回避目的の円買い圧力が後退した面もあった。
 なお、朝方には12月貿易収支や12月19-20分の日銀金融政策決定会合議事要旨が発表されたものの、目立った反応は見られなかった。

[2014-01-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。円の上値の重さを確認したことによる戻り売りが続いた。トルコリラなど新興国通貨に買い戻しが入り、投資家のリスク志向が改善。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物の上昇をながめ、全般に円売り外貨買いの動きが広がった。ただ、トルコリラなどが再び対ドルで過去最安値をつけるとリスク回避姿勢が強まり、一転して円の買い戻しが強まった。

[2014-01-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は軟調。トルコ中銀は27日、緊急の金融政策決定会合を28日に開くと発表。対ドルでトルコリラが史上最安値から買い戻されると、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物の上げ幅拡大を背景に円が売られる展開に。米長期金利の上昇も円売りドル買いを促した。また、対ユーロで資源国通貨買いが優位となった影響から円安資源国通貨高がやや目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は13日の安値1ドル=102円85銭前後を上抜け102円93銭前後まで値を上げた。
・豪ドル円は1豪ドル=90円09銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは一転下落。強い1月独Ifo景況感指数を手掛かりに1ユーロ=1.3716ドル前後まで買いが先行したが、1.37ドル台での滞空時間が短く上値の重さが嫌気された(経済指標データ参照:独Ifo景況感指数のデータ推移グラフへ)。ユーロクロスが売り込まれた流れに沿って前週末の安値1.3663ドル前後を下抜け、1.3654ドル前後まで失速した。

[2014-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は上値の重さが目立った。新興国を中心とした世界景気の先行き不透明感が根強いなか、12月米新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことが分かると円買いドル売りが入ったものの、積極的に上値を試す動きは限られた。米長期金利が上昇したことに伴う円売りドル買いが出たほか、連日史上最安値を更新していたトルコリラが反発したことも意識されて円の重しとなった。

[2014-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。トルコ中銀の緊急金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方に注目が集まるなか、日経平均株価が前日終値を挟んだ不安定な動きとなったこともあり、総じて方向感に乏しかった。もっとも、12時過ぎからは対豪ドルや対ポンドで円売りが進んだため、全般に円売りが優勢となった。

[2014-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。トルコリラや南アフリカランドなど新興国通貨が底堅く推移したほか、ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売りが広がった。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりに円売りが進んだほか、市場では「旧正月の祝日を今週末に控えて、アジア勢が円の買い持ちを解消している」との指摘もあった。

[2014-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を拡大したため、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売りが先行した。米長期金利の上昇に伴い円売りドル買いが強まったうえ、市場では「今週末に旧正月の祝日を控えて、アジア勢が持ち高調整の円売りドル買いを進めた」との声が聞かれた。
 ただ、12月米耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)が前月比4.3%減、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比1.6%減といずれも予想に反して減少。株価の上げ幅縮小とともに円買い戻しが優位となった。米長期金利が低下に転じたことも円買いドル売りを促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の高値1ドル=102円93銭前後を上抜け、103円25銭前後まで値を上げた。ただ、一目均衡表転換線の103円33銭前後がレジスタンスとなったうえ、市場では「103円台半ばにかけて中東勢の売りが観測されている」との指摘があり伸び悩んだ。弱い米経済指標も売り材料視され102円62銭前後まで失速した。
・ユーロ円は1ユーロ=140円98銭前後まで強含んだが、141円ちょうど手前で上値を抑えられると140円27銭前後まで下落した。
・ユーロドルは行って来い。米長期金利の上昇を背景に全般ドル買いが強まったほか、ユーロクロスが売り込まれた流れに沿った。前日の安値1ユーロ=1.3653ドル前後を下抜け1.3629ドル前後まで下げ足を速めた。その後、急ピッチでの下落に対する反動が出たほか、弱い米耐久財受注額を受けて1.3675ドル前後まで一転上昇した。

[2014-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。欧州の取引時間帯では、時間外のダウ先物や日経平均先物の上昇などをながめ円売りドル買いが進行。ニューヨーク市場でもこの流れを引き継いで安く始まった。ただ、12月米耐久財受注額が予想に反して減少したことが分かると、円買いドル売りで反応し下げ幅を縮めた。もっとも、そのあとに発表された1月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことこともあって円の上値も限られた。ダウ平均が一時100ドル超上昇したことも相場の重し。市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に、方向感が出にくい面もあった」との指摘があった。

[2014-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売りが先行。トルコ中銀は朝方に主要政策金利である1週間物レポレートを現行の4.50%から10.00%に、翌日物貸出金利を現行の7.75%から12.00%にそれぞれ引き上げることを決めたと発表した。トルコの大幅な金融引き締めを受けて、新興国市場が落ち着きを取り戻すとの見方から投資家のリスク志向が改善し、円売り外貨買いの動きが広がった。もっとも、高く始まった日経平均株価が伸び悩んだ影響もあって、円は徐々に下げ幅を縮小。対ドルでは「英系銀行からの円買いが観測された」との指摘もあった。
 なお、安倍晋三首相「来年度の経済は年度を通じて見れば景気回復が見込まれる」「経常収支などの赤字が恒常化するという見通しは持っていない」などの見解を示した。

[2014-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。午後の日経平均株価が400円超上げるなど堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが出た。もっとも、連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策などを控えていることもあって様子見ムードが強まっており、円売りの勢いも限定的。ナイト・セッションの日経平均先物が弱含むと、徐々に円は下値を切り上げた。

[2014-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は上値を試す展開。トルコ中銀の大幅利上げにもかかわらずトルコリラ売りが再燃すると、新興国経済への警戒感が高まりリスクオフの動きが加速した。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物の大幅安に伴い円買いが優勢に。ノワイエ仏中銀総裁が「ユーロの上昇がネガティブな影響を与えることは明白」と述べたうえ、カーニー英中銀(BOE)総裁が「英国の数四半期の成長は十分でない」と発言したことを受けて、ユーロやポンドに対する円買いが目立った。
 南アフリカ準備銀行(中央銀行)は29日、政策金利を現行の5.00%から5.50%に引き上げることを決めたと発表。市場予想の金利据え置きに反する結果となり、円売りランド買いで反応したが長続きしなかった。マーカス南アフリカ準備銀行総裁が「状況を評価し、それに基づいて対応する」「これが一段の利上げを意味するか言及できない」と発言し、追加利上げに慎重な見方を示すと円買いランド売りが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円17銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=139円26銭前後まで急落した。
・ランド円は1ランド=9円32銭前後まで買い戻された後、2012年11月14日以来の安値となる9円ちょうど前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは一転下落。1ユーロ=1.3684ドル前後まで買いが先行したが、前日の高値1.3689ドル前後を上抜け出来ず伸び悩んだ。株価やユーロ円の急落に押されたうえ、ノワイエ仏中銀総裁の発言を受けて売りが優勢に。前日の安値1.3629ドル前後を下抜け1.3603ドル前後まで下げ足を速めた。

[2014-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は上昇。トルコ中銀による前日の大幅利上げを受けていったん反発したトルコリラが再び下落したため、新興国通貨が安定するとの期待が後退。欧米株価が大幅安となったことで、投資家がリスクオフの動きを強め円高が進んだ。投資家のリスク回避姿勢を背景に安全資産の米国債が買われ、米長期金利が低下。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも入った。
 米連邦準備理事会(FRB)は28-29日、米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、2会合連続で量的金融緩和の縮小(テーパリング)を決めた。縮小規模は100億ドルで「ほぼ予想の範囲内」だったことから、相場の反応は限られている。

[2014-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。昨日の海外時間に新興国市場への懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり、全般に円買いが進んだ流れを引き継いだ。日経平均株価が500円超下げるなど軟調に推移したことも円買いを誘った面がある。もっとも、対ドルでは「米系証券からの売りが観測された」「上値では国内輸入企業など戻りを売りたい向きも多い」などの指摘もあり、一方的に円買いが進む展開にはなっていない。

[2014-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことを受けて投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売りドル買いが進んだ。一方、他の通貨に対して円は底堅い動きに。日経平均が買い戻されたことで売り先行となったものの、その後は米長期金利の上昇を背景に対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が下落したことに伴い、円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが入った。

[2014-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。トルコリラや南アフリカランドなど新興国通貨の売りが先行。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株も弱含んだため、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円が買われた。ただ、新興国通貨安や株安が一服すると円買い圧力が後退。全般豪ドル買いが強まるなか円安豪ドル高が進んだほか、米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが広がった。
 なお、10-12月期米国内総生産(GDP、速報値)は前期比年率3.2%増と市場予想平均の3.2%増と同じだった(経済指標データ参照:10-12月期GDP<速報値>(前期比年率)の推移グラフへ)。前週分の新規失業保険申請件数は34万8000件と市場予想平均の33万件程度より弱い結果となったが、影響は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円11銭前後と日通し安値の102円09銭前後に接近した後、102円72銭前後まで持ち直した。
・豪ドル円は1豪ドル=89円40銭前後でのもみ合いから90円25銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは軟調。米長期金利の上昇に伴いユーロ売りドル買いが強まったほか、ユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落に押された。1月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比0.6%低下と市場予想平均の前月比0.4%低下を下回ったことも売り材料視され、1ユーロ=1.3568ドル前後まで値を下げた。

[2014-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調だった。トルコリラや南アフリカランドなど新興国通貨の下落が一服したうえ、10-12月期米国内総生産(GDP)速報値で米景気の順調な回復が示されたため、ダウ平均が一時160ドル超上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り外貨買いが優勢となった。米長期金利の上昇で日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも入った。

[2014-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価の上昇をながめ、短期的な円の買い持ちを解消する動きが進んだほか、対ドルでは月末に絡んだ実需の売りも出た。もっとも、旧正月の祝日で中国、香港、シンガポールなどアジアの主要市場が休場となるなか、一段の円売りを促す材料にも乏しかった。その後は日経平均が一時下げに転じるなど失速したため、徐々に下値も堅くなった。

[2014-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が失速し、240円超安まで急ピッチで下落したことを受けて、投資家のリスク志向低下を見越した円買い外貨売りの動きが広がった。対ドルでは「米系証券からのまとまった買いが入った」との指摘もあり、徐々に上げ幅を拡大。他の通貨に対しても円買いの動きが波及した。もっとも、引けにかけては日本株が買い戻されたこともあって円買いの動きも一服。米系証券からの買いも一巡したため、円全体が押し下げられた。

[2014-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は買い優位。市場では「アジア時間に円買いドル売りを進めていた米系証券が上値の重さを嫌気して反対売買を行ったようだ」との声が聞かれ、他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、トルコリラや南アフリカランドなど新興国通貨の売りが強まると、投資家のリスク許容度が低下。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物の下げ幅拡大とともに円買いが優勢となった。1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が予想を下回ったことで、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を意識した円買いユーロ売りが強まったほか、米長期金利の低下が円買いドル売りを促した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円11銭前後と前日の安値102円03銭前後に接近した。市場では「29日の安値101円85銭前後や27日の安値101円77銭前後が下値の目処となる」との声が聞かれた。
・ユーロ円は1ユーロ=138円03銭前後と11月27日以来の安値を更新した。
・ユーロドルは戻りが鈍い。ユーロ圏HICP速報値が予想を下回ったことが嫌気され、1ユーロ=1.3518ドル前後まで売りが先行した。ただ、20日の安値1.3508ドル前後が重要なサポートとなり、下値の堅さを確認すると1.35735ドル前後まで買い戻された。
 もっとも、一目均衡表雲下限の1.3564ドル前後を目処に戻りを売りたい向きが多く、一転下落する展開に。株安や米長期金利の低下も売りを後押しした。20日の安値1.3508ドル前後を下抜け、11月25日以来の安値となる1.3503ドル前後まで下げ足を速めた。

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