為替・株式・商品マーケット概要

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 2014年6月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年6月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年6月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。週末に「政府は少額投資非課税制度(NISA)の非課税枠を年200万円以上に拡大検討」「第一生命、米中堅のプロテクティブ生命を5000億円で買収へ」などと報じられ、日経平均株価が330円を超す上げ幅に。投資家のリスク選好度が高まり円売りが広がった。市場では「本邦輸入勢や米系証券から円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。
 ただ、豪ドルに対しては堅調だった。4月豪住宅建設許可件数が予想に反して減少し円買い豪ドル売りが優位となった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年6月 発言・ニュース

[2014-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。週末に「政府は少額投資非課税制度(NISA)の非課税枠を年200万円以上に拡大検討」「第一生命、米中堅のプロテクティブ生命を5000億円で買収へ」などと報じられ、日経平均株価が330円を超す上げ幅に。投資家のリスク選好度が高まり円売りが広がった。市場では「本邦輸入勢や米系証券から円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。
 ただ、豪ドルに対しては堅調だった。4月豪住宅建設許可件数が予想に反して減少し円買い豪ドル売りが優位となった。

[2014-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はユーロやオセアニア通貨に対して強含み。弱い4月豪住宅建設許可件数が改めて材料視され、欧州勢が円買い豪ドル売りで参入した。また、独ザクソニー州の5月消費者物価指数(CPI)がさえなかったことで、市場では「21時発表の5月独CPI速報値が予想を下回るのではないか」との思惑が広がり円高ユーロ安が進んだ。独ユーロ圏の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が弱かったことも円買いユーロ売りを後押しした。
 一方、ドルに対してはもみ合い。ユーロやオセアニア通貨絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。

[2014-06-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇幅を拡大したことで、日米金利差拡大を見越した売りが出た。また、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を意識した円売りも広がった。 一方、カナダドルに対してはしっかり。市場では「カナダ債の利払いに絡んだカナダドル売りが観測された」との指摘もあり、全般にカナダドルが売られた流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=102円29銭前後まで上昇。
・ユーロ円は5月独CPI速報値が予想より低下するとの思惑から売りが先行し、1ユーロ=138円70銭前後まで下げたものの、その後は株高を背景に買い戻しが進んだ。22時30分前には139円22銭前後まで値を上げた(経済指標データ参照:独CPI速報値の推移グラフへ)。
・ユーロドルは下げ渋り。独CPIを前に思惑的な売りが進んだほか、5月独・ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を下回ったことも相場の重しとなり、1ユーロ=1.3594ドル前後まで値を下げた。ただ、5月29日安値の1.3586ドル前後が目先のサポートとして意識されると1.3630ドル付近まで買い戻された。

[2014-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。時間外の米10年債利回りが上昇し2.5%台を回復。対ドルで日米金利差拡大を見越した円売りが進み、その他の通貨に対しても円安が波及した。もっとも、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月製造業景気指数が53.2と市場予想平均の55.5を下回ったほか、4月米建設支出も弱い内容だったことが伝わると円を買い戻す動きが強まった。
 ただ、米10年債利回りが上昇幅を拡大すると再び円売りが再開。ISMが5月製造業景気指数を53.2から従来予想の55.5を上回る56.0に修正したことも円売りを誘った。なお、ISMはその後に5月の製造業景気指数を55.4に再び修正した。

[2014-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価の150円超高が円売りを誘ったものの、対ドルではバリアオプションの防戦買いなども見られ下値は限られた。黒田東彦日銀総裁が衆院財務金融委員会で「(量的・質的緩和について)必要ならちゅうちょなく調整を行う」「潜在成長率の議論がさらに重要になってきている」などと語ったが材料視されず、円全体の方向感が出なかった。
 なお、豪ドルに対しては神経質な値動きとなった。4月豪小売売上高や5月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は予想を下回った一方、1-3月期豪経常収支は強い内容となり売買が交錯した。13時30分に豪準備銀行(RBA)政策金利発表を控えて持ち高を傾けにくい面もあった。

[2014-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して買い一服。日経平均株価の伸び悩みに伴い円買いが散見されたが、手掛かり材料に乏しいなかで追随する動きは見られなかった。
 ただ、資源国通貨に対しては軟調だった。オーストラリア準備銀行(RBA)は3日、政策金利を現行の2.50%に据え置くことを決めたと発表。市場の予想通りの結果となった。声明も前回とほぼ同じだったが、豪ドル高を過度にけん制する内容ではなかったこともあり、円売り豪ドル買いが進んだ。また、5月英建設業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的な円売りポンド買いが強まった。結果が予想を下回ったことが分かると、やや円を買い戻す動きが見られた。

[2014-06-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。対ユーロでは5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことで一時買いが入る場面も見られたが、一巡後は持ち高調整の売りが優勢となった(経済指標データ参照:ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の推移グラフへ)。一方、ポンドに対しては売りが先行。5月英建設業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的な円売りポンド買いが進んだが、結果は60.0と市場予想の61.0を下回ったため、指標発表後は円の買い戻しが強まった。
 なお、ドルに対してはもみ合い。時間外の米10年債利回りの上昇で、日米金利差拡大を見越した売りが出る場面があったものの、総じて方向感の乏しい動きだった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円40銭前後でのもみ合い。
・ユーロ円はユーロ圏HICP速報値の発表後に本日安値の1ユーロ=139円12銭前後に迫る水準まで下げたが、その後は139円66銭前後まで一転して買い戻された。
・ユーロドルは一転上昇。ユーロ圏HICP速報値が弱い結果となったことで18時過ぎに1ユーロ=1.3586ドル前後まで下げたが、5月29日安値でもある同水準が下値目処として意識されると一転して買い戻しが優勢となった。目先のストップロスを誘発し、21時過ぎには1.3648ドル前後まで値を上げた。

[2014-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことをながめ、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。4月米製造業新規受注が強い内容だったことも円売りを誘い、円全体を押し下げた。米10年債利回りが引けにかけて2.5985%まで上昇幅を広げたため対ドルでは総じてさえない展開が続いた。
 なお、NZドルに対しては堅調。NZ乳業大手フォンテラは3日、毎月2回行われる乳製品電子入札であるグローバルデーリートレード(GDT)を実施。GDT物価指数が前回比4.2%低下したため、NZの国内総生産(GDP)の7%以上を占める乳製品部門への懸念が高まりNZドルを売る動きが活発化した。

[2014-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。全般ドル高が進んだ流れに沿って円売りドル買いが先行。市場では「米系ファンドの円売りドル買いが観測された」との指摘もあり、円全体が押し下げられた。
 一方、豪ドルに対しては戻りが鈍い。1-3月期豪国内総生産(GDP)が予想を上回ったことで円売り豪ドル買いが優位となった。その後、急ピッチで下げた反動から買い戻しが入ったが、円ドル相場の下落に押され戻りは限られた。

[2014-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。市場では「本邦輸出勢や個人投資家の円買いドル売りが観測された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の50円近い下落が円買いを誘った。日経平均株価が引けにかけて持ち直すと円買い圧力は後退したが、米長期金利の低下に伴い円買いドル売りが再開した。
 なお、ポンドに対しては伸び悩み。全般ポンド売りが強まった流れに沿って円高ポンド安が加速した。ただ、5月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことがわかると円売りが出て伸び悩んだ。

[2014-06-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。5月ADP全米雇用報告が予想より弱い結果となったことで全般にドル売りが強まった流れに沿った(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告の推移グラフへ)。一方、ポンドに対しては上値の重い動き。5月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的な買いが先行したものの、結果が58.6と予想の58.2を上回ったことで、指標発表後は円の上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=102円45銭前後まで下落。
・ポンド円は17時過ぎに1ポンド=171円36銭前後まで下押したものの、その後は一転して買い戻しが優勢となり、172円07銭前後まで上げた。
・ユーロドルは底堅い。1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値や4月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)の発表前に買いが入る場面があったが、いずれも市場予想通りの結果だったため、18時過ぎに1ユーロ=1.3600ドル前後まで下落した(経済指標データ参照:ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値の推移グラフへ)。もっとも、昨日安値の1.35855ドル前後が意識されると徐々に下値を切り上げる展開に。米雇用指標が予想より弱く全般にドル安が進んだこともあって、1.3639ドル前後まで上昇した。

[2014-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。5月ADP全米雇用報告が市場予想を下回る結果となったことで円買いが先行。ただ、米10年債利回りが低下幅を縮めたため徐々に上値を切り下げる展開に。5月米ISM非製造業指数が強い内容だったことが円売りにつながったほか、米10年債利回りが上昇に転じたため円はさえない値動きが続いた。
 なお、カナダドルに対しては一進一退。4月カナダ貿易収支が黒字予想に反して赤字となったことに円買いカナダドル売りで反応。もっとも、前回値の黒字幅が大幅に上方修正されたこともあり買いは続かなかった。その後、カナダ銀行(カナダ中央銀行、BOC)政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表。声明で「以前と同様にインフレ見通しに対する下振れリスクが残っている」とインフレ見通しに懸念を示したため円買いが再開。ただ、一時40ドル超下げたダウ平均が持ち直したほか、対ドルで円が弱含んだ影響も受けたため上値が切り下がった。

[2014-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が70円超高からマイナス圏に沈み、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが広がった。時間外の米長期金利の低下に伴い日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも出た。対豪ドルでは4月豪貿易収支が赤字に転じたことで円買いが強まったが、勢いは続かなかった。

[2014-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価の50円超安に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが散見された。ただ、日経平均株価が引けにかけて持ち直すと円買い圧力が後退。その後は新規の取引材料が伝わらず方向感を欠いた。

[2014-06-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで荒い値動き。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、政策金利を現行の0.25%から0.15%、中銀預金金利をゼロ%からマイナス0.10%、限界貸出金利を0.75%から0.40%にそれぞれ引き下げた。金利引き下げは織り込み済みだったため、材料出尽しとして一時円売りユーロ買いが入ったものの、ECBが一段の政策措置をこの後発表することを明らかにすると一転して円買いユーロ売りが優勢となった。
 ドラギECB総裁が記者会見で「的を絞った長期流動性供給オペ(LTRO)の実施」「固定金利で応札額を全額供給する資金供給オペの延長」「証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置停止」「資産担保証券(ABS)の買い入れに向けた準備」など一連の措置を発表すると、さらに円買いユーロ売りが進行した。ただ、その後は急ピッチで上昇した反動から円は上値を切り下げた。
 一方、ドルに対しては下値が堅かった。米10年債利回りが上昇に転じたほか、対ユーロでドル高が進んだことに伴う円売りドル買いが出た。もっとも、米10年債利回りが再び低下に転じたため、売りも長続きはしなかった。対ユーロでのドル買いが一服したこともあって次第に下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに本日安値の1ドル=102円45銭前後に面合わせした後、21時30分過ぎに102円75銭前後まで反発。その後は再び売りに押される展開となり、102円34銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は20時40分過ぎに1ユーロ=139円83銭前後まで上げた後、138円70銭前後まで急ピッチで値を下げた。もっとも、売り一巡後は139円半ば付近まで再び切り返した。
・ユーロドルは乱高下。ECBの政策金利発表直後に1ユーロ=1.3645ドル前後まで上げたが、その後は1.3503ドル前後まで急落した。ただ、売りが一巡すると1.36ドル台を回復するなど荒い値動きとなった。

[2014-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して荒い値動き。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、政策金利を現行の0.25%から0.15%に引き下げることを決めたと発表。また、同時に中銀預金金利をゼロ%からマイナス0.10%、限界貸出金利を0.75%から0.40%に引き下げた。利下げは織り込み済みとの見方から発表後は円売りユーロ買いが強まったが、ECBが一段の政策措置をこの後発表することを明らかにしたため一転して円を買い戻す動きが優勢に。ドラギECB総裁が定例記者会見で「的を絞った長期流動性供給オペ(LTRO)の実施」「固定金利で応札額を全額供給する資金供給オペの延長」「証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置停止」「資産担保証券(ABS)の買い入れに向けた準備」などの追加緩和を発表すると円買いが加速した。ただ、その後は急ピッチで円高が進んだ反動から上値を切り下げた。
 また、ドルに対しては下値が堅かった。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたほか、対ユーロでドル高が進んだ影響を受けて円売りドル買いが強まった。ただ、その後に米10年債利回りが低下に転じたうえ、対ユーロを中心に一転してドル売りが優勢となったこともあり円の買い戻しが進んだ。

[2014-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価が60円超高から30円超安まで失速し、リスク回避姿勢を強めた投資家が円買いを進めた。ただ、その後の日経平均株価が持ち直す場面もあったうえ、時間外のダウ先物が強含んだ影響から円売りが出て伸び悩んだ。

[2014-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルや欧州通貨に対して底堅い。米長期金利の低下に伴い円買いドル売りが散見されたほか、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和が改めて意識される形で円買いユーロ売りが入り、他の欧州通貨に対しても円が買われた。
 一方、オセアニア通貨に対しては弱含み。ユーロやドルに対してオセアニア通貨買いが強まるにつれて円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2014-06-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ドルで方向感を欠いた動き。序盤は欧州株や時間外のダウ先物が底堅く推移したことなどを背景に弱含んだものの、米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強かった。5月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比21万7000人増と市場予想平均の前月比21万5000人増よりわずかに強かったほか、失業率は6.3%と市場予想平均の6.4%より強い結果となった(経済指標データ参照:米非農業部門雇用者数の推移グラフへ米失業率の推移グラフへ)。指標発表直後は円売りドル買いで反応したものの、前月分の雇用者数が若干下方修正されたほか、米10年債利回りが上昇一服後にすぐ低下したため、次第に円買いドル売りが優勢に。一方で、円買いの勢いも長続きせず、総じて明確な方向感を欠いた動きだった。
 また、カナダドルに対してはしっかり。5月のカナダ雇用統計では新規雇用者数が予想をやや上回ったものの、失業率は予想より悪化するなどまちまちな結果となった。指標発表後は一時カナダドル高が進む場面もあったが、一巡後はカナダドルが売りに押されたため、円も対カナダドルでは強含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=102円55銭前後まで上昇後、102円12銭前後まで失速。もっとも、売りが一巡すると102円40銭台まで再び買い戻された。
・カナダドル円も1カナダドル=93円86銭前後まで上げた後、93円44銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは底堅い。前日の海外時間に急ピッチで戻りを試した反動から19時過ぎに1ユーロ=1.3621ドル前後まで弱含んだものの、その後は徐々に下値を切り上げた。米雇用指標の発表後は一時売りに押されたが、米長期金利の低下に伴って22時前には1.3677ドル前後まで買い戻された。

[2014-06-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比21万7000人増と市場予想平均の前月比21万5000人増より若干強かったため円売りドル買いが先行。もっとも、ほぼ予想の範囲内の結果だったため売りは続かず、米10年債利回りが急低下したことにつれて円を買い戻す動きが進んだ。ただ、買い戻し一巡後は米10年債利回りが低下幅を縮めたことに伴い再び円売りが再開。ダウ平均が堅調に推移したことも円安につながった。
 その他の通貨に対しては弱含み。ドル絡みの取引が中心となったためしばらくは方向感が出なかったが、堅調な米国株を手掛かりに徐々に円売りが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計の発表を受けて1ドル=102円55銭前後まで上昇した後は一転して102円11銭前後まで下落。ただ、一巡すると102円61銭前後まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=139円80銭付近での方向感に乏しい動きが続いたが、引けにかけて本日高値の139円97銭前後に迫った。
・ユーロドルは上値が重い。米雇用統計発表直後に1ユーロ=1.3626-29ドルまで下押ししたものの、米長期金利の低下に伴いドル安が進んだ流れに沿って1.36775ドル前後まで買い戻された。ただ、米長期金利が低下幅を縮めると次第に戻り売りに押された。

[2014-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。先週末の米国株高や強い1-3月期国内総生産(GDP)改定値を背景に、日本株の上昇を見越した円売りが先行した。米長期金利の上昇も円売りドル買いを後押しした。ただ、130円近く上昇した日経平均株価が伸び悩むと円売り圧力は後退した。
 なお、オセアニア通貨に対しては弱含み。ドルやユーロに対してオセアニア通貨買いが強まるにつれて円安オセアニア通貨高が進んだ。

[2014-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場でもみ合い。日経平均株価の上げ幅縮小に伴い円買いが散見されたが、追随する動きは限られた。また、ユーロドルの上昇につれた円売りユーロ買いが見られたが、市場では「欧州系リアルマネーからユーロドルの売りが観測された」との指摘があり、つれる形で円高ユーロ安が進んだ。もっとも、新規の取引材料に乏しく総じて大きな動きは見られなかった。

[2014-06-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで下値が堅い。欧州勢の参入直後に対ユーロで売りが出る場面があったものの、対ドルでユーロが一転下落するとつれて円買いユーロ売りが広がった。また、対ユーロでの円買いは他の欧州通貨に対しても波及。全般に手掛かり材料を欠くなか、底堅く推移した。
 一方、対ドルでは伸び悩み。アジア時間に買いが進んだ流れを引き継いだが、ユーロ絡みの取引が中心となったこともあって上値を試す展開にはなっていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時前に1ドル=102円38銭前後まで下げたものの、その後は102円45銭を挟んだもみ合いとなった。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=139円29銭前後まで売りに押された。
・ユーロドルは軟調。16時前に1ユーロ=1.3669ドル前後まで上値を試したものの、前週末の米雇用統計後につけた高値1.36775ドル前後の手前で上値の重さを確認すると、一転して売りが優勢となった。22時過ぎには1.3592ドル前後まで下げ幅を拡大した。

[2014-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。ダウ平均が史上最高値を更新したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出たほか、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出て円全体を押し下げた。もっとも、この日は米経済指標の発表などがなく大きな方向感は出なかった。

[2014-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が60円超高から下げに転じ、80円近く下落するにつれてリスク回避的な円買いが進んだ。豪ドルに対しては5月中国消費者物価指数(CPI)や5月中国卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで円売りが出たものの、4月豪住宅ローン件数が予想を下回ったうえ、5月豪NAB企業景況感指数もやや悪化したため円売りは続かなかった。

[2014-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価が150円を超す下げ幅となったうえ、ナイトセッションの日経平均先物が60円下落。投資家がリスクオフの動きを強め円買いが進んだ。欧州勢が欧州通貨売りで参入した影響から、円高欧州通貨安が目立った。
 ただ、4月英鉱工業生産指数や4月英製造業生産高が市場予想通りの結果だったことがわかると、ポンドに対して持ち高調整の円売りが出て伸び悩んだ。ドルに対しては米長期金利の上昇に伴う円売りも見られた。

[2014-06-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和を背景にユーロ安の流れが継続。円も対ユーロでは買いが優勢となった。また、対ユーロでの円買いはポンドなど他の欧州通貨に対しても波及した。
 一方、対ドルでは底堅い動き。時間外の米10年債利回りが上昇したことにつれたほか、アジア時間にほぼ一本調子で買いが進んだ反動から、欧州勢の参入後はやや上げ幅を縮小した。もっとも、対ユーロなどで円高が進んだ影響も受けたため下値も限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=102円22銭前後まで下げた後、102円40銭付近まで戻す場面もあったが戻りは鈍かった。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=138円46銭前後まで売りに押された。
・ユーロドルは軟調。欧州勢の参入後に売りが強まり、19時30分過ぎに1ユーロ=1.3534ドル前後の安値まで下げた。市場では「リアルマネーやレバレッジ系の売りが観測された」との指摘があった。

[2014-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨などに対しては強含んだ。ドル高欧州通貨安の流れを受けた円買い欧州通貨売りや、日経平均先物の下落を背景にした円買いが入った。一方、ドルに対してはもみ合い。欧州のクロス円の下落つれた円買いが入った半面、対欧州通貨などでのドル買いにつれた円売りドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。

[2014-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和を背景にユーロが売られやすい状況が続いており、円買いユーロ売りが先行。つれる形で円全体が押し上げられた。
 ただ、NZドルに対しては底堅く推移した。12日6時のニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表で利上げが予想されるなか、ユーロ売りNZドル買いが活発化。円安NZドル高も進んだ。

[2014-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。米長期金利の上昇に伴い円売りが散見された。また、足もとのユーロ急落に対する反動から、持ち高調整の円売りユーロ買いが出た。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の利上げ観測を背景に円売りNZドル買いも継続。5月英雇用統計の発表を控えて思惑的な円売りポンド買いが入ったうえ、結果が予想より強かったことで円売りが強まった。

[2014-06-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物や欧米株安などを受けて、全般にリスク回避の円買いが優勢となった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を見越した買いも入った。
 一方、ポンドに対しては売りが先行。英雇用統計が予想より強い結果となったことで、円売りポンド買いが進む場面も見られた。もっとも、その後は株安による円の買い戻しが徐々に強まり、下げ幅を縮小した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は昨日安値の1ドル=102円22銭前後や6日安値の102円11銭前後を下抜けて、一時101円86銭前後まで下押し。
・ポンド円は英指標発表後に1ポンド=171円81銭前後まで上げたが、買い一巡後は170円97銭前後まで売りに押された。
・ユーロドルは底堅い。アジア時間につけた安値の1ユーロ=1.35215ドル前後に迫る水準まで下げる場面があったものの、下値の堅さを確認すると次第に買い戻された。米長期金利の低下で全般にドル売りが進んだこともあり、20時30分過ぎには1.3557ドル前後まで値を上げた。

[2014-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。市場では「米系証券の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたうえ、日経平均株価が200円超安から下げ幅を縮小したことが全般円売りを誘った。NZドルに対しては、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の利上げや追加利上げ観測を背景に円売りNZドル買いが進んだ。
 5月豪雇用統計で新規雇用者数が予想に反して減少したことがわかると、円買い豪ドル売りが強まる場面があった。ただ、新規雇用者数の内訳で正規雇用者数が改善したため円買いは一時的なものにとどまった。

[2014-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は資源国通貨に対して弱含み。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の追加利上げ観測が欧州勢に改めて意識され、対NZドル中心に円売りが広がった。
 一方、ユーロに対しては底堅い。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和措置を背景に、ユーロドルが下落するにつれて円高ユーロ安が進んだ。
 なお、ドルに対してはもみ合い。資源国通貨絡みの取引が中心となり方向感が出なかった。ナイトセッションの日経平均先物は15000円台を回復したものの、特に材料視されていない。

[2014-06-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して買いが先行。市場では「欧州債の償還に絡んだユーロ売りが出た」との指摘があり、円も対ユーロで買いが入った。また、ドルに対しても買いが波及し、円は全般に強含んだ。その後はいったん上値を切り下げる場面も見られたが、5月米小売売上高や米新規失業保険申請件数など米経済指標が弱い結果となったため、指標発表後には対ドルで再び円買いが進んだ。
 一方、NZドルに対してはさえない。アジア時間にニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)政策金利を引き上げ、追加利上げの可能性にも言及したため、金融政策の方向性の違いから欧州時間に入ってもNZドル買いの流れが続き、円も対NZドルでは軟調に推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時30分過ぎに1ドル=101円97銭前後まで下げた後、21時過ぎには日通し高値の102円14銭前後に面合わせするなど買い戻しが入った。もっとも、米指標の発表後には再び売りに押される展開となり、101円93銭前後まで下落した。
・NZドル円は20時過ぎに1NZドル=88円68銭前後と5月7日以来の高値を更新した。
・ユーロドルは下値が堅い。償還絡みの売りに押されて19時前に1ユーロ=1.3512ドル前後まで下落したが、3日安値の1.3503ドル前後がサポートとして意識されると下げ渋った。米指標の発表後には米長期金利が低下し、全般にドル売りが進んだため、本日高値の1.3549ドル前後に迫る水準まで切り返した。

[2014-06-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。米長期金利の上昇に伴って、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。米国株の反発で投資家のリスク回避姿勢が和らいだことも円売り外貨買いを誘った。ただ、5月米卸売物価指数(PPI)や6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が予想を下回ったことから、積極的に下値を探る動きは限られた(経済指標データ参照:米卸売物価指数(PPI)の推移グラフへ米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は対オセアニア通貨中心にドル買いが強まった影響を受けて、一時1ドル=102円14銭前後まで上昇する場面があった。
・ポンド円は本日高値圏でもみ合い。前日にカーニー英中銀(BOE)総裁が「市場予想よりも早期に利上げの可能性がある」と指摘したことから、ポンドが買われやすい地合いが続いた。
・ユーロドルは豪ドルやNZドルなどに対して米ドル買いが強まった影響を受け、一時1ユーロ=1.3521ドル前後まで値を下げた。市場では「週末を控えたポジション調整の売りが出た」との指摘があった。もっとも、前日の安値1.3512ドル前後が目先下値の目処として意識されると下げ渋った。「5日の安値1.3503ドル前後が重要なポイント」との声も聞かれた。

[2014-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。週明けの日経平均株価が安く始まったことを受けて、投資家のリスク志向低下を見越した円買い外貨売りの動きが広がった。もっとも、一時1万5000円を割り込むなど110円超下落した日経平均の売りが一服すると、円買いの勢いも後退。その後はやや売りに押される場面も見られた。

[2014-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。午後の日経平均株価が230円超安まで下げ幅を広げたことに伴い、リスク回避目的の円買いが入った。もっとも、その後は買いも一服。引けにかけて日経平均が下げ幅を縮めたほか、対欧州通貨でドルの買い戻しが入ったことにつれて円売りドル買いが出た。また、政府が発表する成長戦略素案として「GPIFポートフォリオの見直しはできるだけ速やかに行う」と伝わったことも売り材料視された面があった。
 一方、ポンドに対しては一進一退。株安を背景にした買い一巡後は対ドルでポンド高が強まった流れに沿って上値を切り下げた。もっとも、欧州勢の参入後はポンドが利益確定売りに押されたため、徐々に下値も堅くなった。

[2014-06-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州株の下落を横目に円買いが散見された。ドルに対しては米長期金利の低下に伴う円買いもやや見られた。ただ、6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や5月米鉱工業生産指数が強かったことで円買い圧力が後退。ダウ平均の下げ渋りも円の上値を抑えた。
 なお、ユーロに対しては「欧州中央銀行(ECB)は今後数カ月は新たな政策手段を控える」との報道を受けて円売りが強まる場面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円78銭前後まで小幅に下げた後、101円92銭前後まで下げ渋った。
・ユーロ円は1ユーロ=137円90銭前後前後でのもみ合いから138円15銭前後まで買われ、アジア時間の高値138円18銭前後に迫った。
・ユーロドルは強含み。1ユーロ=1.3535ドル前後での持ち高調整が続いていたが、ECBの追加緩和観測を後退させる報道を受けて買いが進んだ。アジア時間の高値1.35525ドル前後を上抜け、1.3564ドル前後まで持ち直した。

[2014-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は小動きだった。6月米NY連銀製造業景気指数や5月米鉱工業生産指数、6月NAHB住宅市場指数は市場予想を上回ったものの、相場の反応は限定的だった。市場では「17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見気分が強かった」との指摘があった。
 一方、円はユーロに対しては弱含んだ。欧州中央銀行(ECB)絡みの報道をきっかけに全般ユーロ買いが進んだ影響を受けた。

[2014-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午前の日経平均株価が1万5000円台を回復するなど堅調に推移したことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した買いが入った。もっとも、午後に日経平均が失速すると売りも一服した。
 一方、豪ドルに対しては強含み。豪準備銀行(RBA)議事要旨で「緩和的な政策はしばらくの間適切だろう」「今後数四半期の成長率はトレンドを下回ると予想」などと伝わり、全般に豪ドル売りが広がった流れに沿った。

[2014-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。午後の日経平均株価が失速したことで徐々に値を上げたが、欧州勢の参入後は上値を切り下げる展開に。欧州株式相場やナイトセッションの日経平均先物が底堅く推移していることを受けたほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した売りも出た。

[2014-06-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円はドルに対して弱含み。しばらく動意に欠ける動きが続いたが、5月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことがわかると米長期金利が上昇。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが強まった。
 その他の通貨に対しては一進一退。ドル絡みの取引が中心となり、方向感が定まらなかった。ポンドに対しては5月英CPIなどインフレ指標が予想を下回ったことを手掛かりに円買いが加速した(経済指標データ参照:米消費者物価指数(CPI)のデータ推移へ英CPIのデータ推移へ)。ただ、英利上げ観測が根強く一転して円売りが進むなどやや荒い値動きとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=102円07銭前後を上抜け102円19銭前後まで値を伸ばした。
・ポンド円は1ポンド=173円30銭前後から172円84銭前後まで下げ足を速めたが、売り一巡後は下げ渋った。ドル円の上昇も支えに173円32銭前後まで持ち直す場面があった。
・ユーロドルは上値が重い。弱い英インフレ指標を受けたユーロポンドの上昇につれて1ユーロ=1.3580ドル前後まで買われた。ただ、6月独ZEW景況感指数が予想を下回ったうえ、ユーロポンドが失速した影響から伸び悩んだ。強い米CPIを背景にユーロ売りドル買いが強まると、1.3537ドル前後まで下落した。

[2014-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。朝方から日本株高を見越した売りが先行したものの、寄り付き後の日経平均株価が伸び悩んだため売りは長続きしなかった。日本時間の今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあって全般に様子見ムード強く、総じて方向感を欠いた動きとなった。

[2014-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。午後の日経平均株価が一時160円超上昇するなど堅調に推移したことをながめ、全般に円売り外貨買いの動きが広がった。その後もナイトセッションの日経平均先物が強含んだため安値圏での推移が続いたが、日本時間の今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあって、一方的に売りが進む展開とはなっていない。
 一方、ポンドに対しては荒い値動き。4-5日分の英中銀金融政策委員会議事要旨では「0.50%の政策金利の据え置きと資産買い入れプログラムの規模の維持を9対0で決定」「市場が織り込んでいる2014年の利上げの可能性が比較的低いことは驚き」などと伝わった。議事要旨の公表後には一時ポンド買いが強まる場面があったものの、事前に思惑的なポンド買いが進んでいたこともあって、その後は一転してポンド売りが優勢に。円も対ポンドでは徐々に強含んだ。

[2014-06-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はじり高。4-5日分の英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨公表後に、利益確定の円買いポンド売りが加速した影響が残った。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも散見された。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて一方的に円が買われる展開にはなっていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円10銭前後までじわりと下げた。
・ポンド円は1ポンド=172円99銭前後まで弱含んだ。
・ユーロドルは強含み。MPC議事要旨公表後にユーロポンドが急伸した流れに沿ったほか、米長期金利の低下が買いを誘った。1ユーロ=1.3571ドル前後まで値を上げた。

[2014-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動きだった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整に伴う円買いドル売りが先行。FOMC声明で「米経済はここ数カ月で再び上向いた」と指摘したことが分かると全般ドル買いが強まる場面もあったが、反応は一時的だった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「利上げ開始のタイミングは実際の進展次第」「QE終了から利上げ開始までの期間は決まっていない」など述べると、米長期金利が低下し再び円買いドル売りが強まった。

[2014-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が寄り付きから堅調に推移し、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。もっとも、時間外の米10年債利回りが低下すると対ドルでの円売りは一服。株高を背景にした売りは長続きしなかった。
 一方、NZドルに対してはしっかり。1-3月期NZ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことが嫌気され、全般にNZドル売りが強まった流れに沿った。

[2014-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで軟調。欧州勢の参入後にユーロ買いが強まった流れに沿った。ノルゲバンク(ノルウェー中銀)が金融政策発表後の声明で「GDP見通しがさらに弱まれば金利引き下げが正当化される可能性がある」との見解を示すと、対ノルウェークローネでユーロが急伸したため、つれて円売りユーロ買いが進んだ面もある。また、スイスフランに対しても円はさえない動き。スイス国立銀行(中央銀行)は市場の予想通り政策金利を現行の0.00%に据え置いたほか、声明文も目新しい内容ではなかったが、追加緩和措置への期待が後退したことで全般にスイスフランが買われた影響を受けた。一方、ドルに対してはしっかり。対ユーロでドル安が進んだことに伴って、円は対ドルで小幅に買われた。

[2014-06-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。英利上げ観測が根強いなか、市場では「CTA(商品投資顧問)のポンド買いドル売りが観測された」との指摘があり、つれる形で円安ポンド高が進んだ。ナイトセッションの日経平均先物がプラス圏に浮上したことも円売りドル買いをやや誘った。ただ、手掛かり材料に乏しく、その他の通貨に対しては方向感が出ていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円94銭前後まで小幅に買い戻されたが、米長期金利の低下に上値を抑えられた。市場関係者からは「一目均衡表雲下限の102円ちょうど前後がレジスタンスとなる」との声も聞かれた。
・ポンド円は1ポンド=173円58銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロドルは伸び悩み。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3643ドル前後と9日以来の高値を更新した。ただ、200日移動平均線が位置する1.3664ドル前後や6日の高値1.36775ドル前後が上値の目処として意識されており、次第に1.3618ドル前後まで伸び悩んだ。

[2014-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退。米長期金利の低下とともに円買いドル売りが先行した。ただ、米長期金利が上昇に転じると、全般ドルを買い戻す動きが広がり円の上値は次第に重くなった。米30年TIPS入札後に米長期金利が上昇幅を広げると本日安値圏まで押し戻された。

[2014-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小高い。午前の日経平均株価は底堅く推移したものの、投資家のリスク志向改善を見越した売りは限定的だった。週末を前に利益確定目的の買いが入り、手掛かり材料難のなかで底堅く推移した。

[2014-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。週末を前に持ち高調整目的の円買いが入る場面もあったが、欧州勢の参入後は次第に上値を切り下げた。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことで売りが出たほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりにした売りも観測された。

[2014-06-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円はカナダドルやドルに対して軟調。5月カナダ消費者物価指数(CPI)や4月カナダ小売売上高が予想を上回り、円売りカナダドル買いが優勢となった(経済指標データ参照:カナダ消費者物価指数(CPI)のデータ推移へカナダ小売売上高のデータ推移へ)。また、米長期金利の上昇をながめ円売りドル買いが広がった。 一方、ユーロに対しては強含み。ユーロドルの下落やユーロカナダドルの急落につれた円買いユーロ売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円15銭前後まで値を上げた。
・カナダドル円は1カナダドル=94円98銭前後と1月22日以来の高値を更新した。
・ユーロドルは軟調。米金利上昇を背景に全般ドル買い圧力が高まった流れに沿った。強いカナダ経済指標を受けたユーロカナダドルの急落につれた面もあり、前日の安値1ユーロ=1.3584ドル前後を下抜け1.35645ドル前後まで下げた。

[2014-06-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。ダウ平均が史上最高値を更新したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りドル買いが先行したものの、米長期金利が低下に転じたため引けにかけては下げ渋った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=102円20銭前後まで値を上げたものの、18日の高値102円38銭前後が目先上値の目処として意識されるとやや上値を切り下げた。米長期金利が低下に転じたことも相場の重し。
・カナダドル円はしっかり。この日発表のカナダ経済指標が予想以上に強い数字となったことで全般カナダドル買いが先行。一時1カナダドル=95円ちょうど前後と1月22日以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。
・ユーロドルはアジア系中銀の売りをきっかけにユーロ安ドル高が進んだほか、ユーロカナダドルの下落につれた売りが出た。前日の安値1ユーロ=1.3584ドル前後を下抜けると一時1.35645ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、米長期金利が低下に転じると徐々に買い戻しが優勢に。市場では「1.3560ドルにはアジア勢の買いが観測されている」との指摘もあり、1.3602ドル付近まで値を戻した。

[2014-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドルで軟調。6月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より強い結果となったことを受けて、全般に豪ドル買いの勢いが強まった流れに沿った。一方、ドルに対してはしっかり。時間外の米10年債利回りが上昇したほか、日経平均株価が高く始まったことで売りが出る場面もあったが、中国経済指標の発表後は買い戻しが優勢に。対豪ドルなどでドル売りが進んだことにつれて、円買いドル売りが広がった。

[2014-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が一時マイナス圏に沈んだほか、ナイト・セッションの日経平均先物が弱含んだことをながめ、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りの動きが広がった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことを受けた買いが観測されたほか、対ユーロでは欧州圏の製造業・サービス業PMIなどが予想より弱い結果となったことを手掛かりにした買いも入った。

[2014-06-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。ポンドやNZドルに対しては利益確定の円買いが散見された。一方で、ユーロドルの買い戻しやユーロポンドの上昇につれて円売りユーロ買いがやや進んだ。もっとも、その他の通貨に対しては手掛かり材料難から方向感が出なかった。23時に5月米中古住宅販売件数を控えて様子見気分が強まった面もある。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は本日安値圏となる1ドル=101円85銭前後でのもみ合いが続いた。ポンド円は1ポンド=173円18銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州各国の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が軒並み予想を下回り、ユーロ売りが強まった影響が残った(経済指標データ参照:欧州製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値)。1ユーロ=1.3575ドル前後まで値を下げた。ただ、前週末の安値1.35645ドル前後がサポートとなり下値の堅さを確認するとショートカバーが進んだ。ユーロポンドの上昇も支えとなり1.36ドル台を回復する場面があった。

[2014-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して小幅安。5月米中古住宅販売件数が予想を上回る結果となったことで円は売られる場面があったものの、長続きしなかった。その後はしばらく動意を欠いたが米10年債利回りが引けにかけて上昇したため、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いがじわりと出た。
 なお、ユーロに対してはじり安。対ドルでユーロが底堅く推移したほか、ユーロポンドなどユーロクロスが上昇した影響を受けて円売りユーロ買いが進んだ。

[2014-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。日経平均株価が一時110円超下げたことを受けて、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りの動きが広がった。もっとも、その後は日本株が徐々に下げ幅を縮めたため、円買いの動きも一服。市場では「本日に安倍内閣が『骨太の方針』を閣議決定する予定となっており、様子見ムードが強い」との指摘もあった。なお、首相官邸は「安倍晋三首相が本日18時30分をめどに記者会見を行う」と発表した。

[2014-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルや対ユーロで弱含み。「安倍晋三首相が本日18時30分をめどに記者会見を行う」との報道を手掛かりに、成長戦略への期待感から午後の日経平均株価が持ち直し、全般に円売り外貨買いの動きが強まった。対ドルでは「米系証券からの売りが観測された」などの指摘もあった。
 一方、豪ドルに対してはしっかり。対ドルで損失確定の豪ドル売りが活発化したことをきっかけに豪ドルが全面安となり、円も豪ドルに対しては強含んだ。

[2014-06-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は強含み。カーニー英中銀(BOE)総裁の議会証言が早期利上げ観測を高める内容とならず、円買いポンド売りが優勢となった。また、全般オセアニア通貨安が進んだ流れに沿って円買いオセアニア通貨売りが広がった。対ドルでは米長期金利の低下やナイトセッションの日経平均先物の下落を横目に円買いが散見された。
 一方、ユーロに対してはもみ合い。ポンドやオセアニア通貨に対してユーロと円が同時に買われたため方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円02銭前後から101円86銭前後まで失速した。アジア時間に付けた日通し安値101円81銭前後が目先のサポートとなったが、戻りも限られた。ポンド円は1ポンド=172円94銭前後まで下げ足を速めた後、173円20銭前後で方向感を欠いた。
・ユーロドルは買い一服。カーニーBOE総裁の議会証言を受けたユーロポンドの上昇につれたほか、米長期金利の低下が買いを誘った。1ユーロ=1.36275ドル前後まで値を上げた。ただ、19日の高値1.3644ドル前後が上値の目処となり買いは一服した。

[2014-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。6月米消費者信頼感指数や5月米新築住宅販売件数が市場予想を上回る結果となったことを受けて円売りドル買いが強まった。下落して始まったダウ平均が持ち直したほか、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことも円売りにつながった。ただ、その後は買い戻される展開に。ダウ平均が再びマイナス圏に沈み130ドル超下げたほか、2年債入札後に米長期金利が急低下したことで円が押し上がった。 また、オセアニア通貨に対しては強含み。全般にオセアニア通貨安が進んだ影響から円買いオセアニア通貨売りが先行。さえない米国株も円買いを促した。

[2014-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。日経平均株価がさえない動きとなったことをながめ、小幅に円買い外貨売りが進んだ。また、対ドルでは「国内輸出企業からの買いが散見された」との指摘もあった。半面、全般に手掛かり材料を欠いていたため、一方的に円買いが進む展開にもなっていない。

[2014-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドでしっかり。昨日のカーニー英中銀(BOE)総裁発言を受けて、早期利上げ期待の後退から全般にポンド売りが進んだ流れに沿った。もっとも、他の通貨に対しては総じて方向感の乏しい動き。日経平均株価が安値引けとなるなどアジア株はさえない動きが続いたものの、株安を手掛かりにしたリスク回避目的の買いは限定的だった。

[2014-06-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はドルに対して買いが強まった。米重要指標の発表を控えてしばらく様子見気分が強まった。1-3月期米国内総生産(GDP)確定値や5月米耐久財受注額が予想を下回ったことがわかると、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが加速した。一方、その他の通貨に対してはドル絡みの取引が中心となったため方向感が定まらなかった(経済指標データ参照:米国内総生産(GDP)確定値の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の安値1ドル=101円81銭前後を下抜け101円63銭前後まで下げ足を速めた。ただ、200日移動平均線が位置する101円64銭前後や12日の安値101円60銭前後がサポートとして意識されるといったん下げ止まった。
・ユーロ円はドル円の下落に押され1ユーロ=138円40銭前後まで下げたが、直後にはユーロドルの上昇につれて138円84銭前後まで持ち直した。
・ユーロドルは一転上昇。ユーロNZドルなどユーロクロスの下落を横目に1ユーロ=1.3601ドル前後までじわりと下げた。ただ、1.3600ドル手前で下値の堅さを確認すると、さえない米経済指標を手掛かりに買いが優位となった。前日の高値1.3628ドル前後を上抜け1.3651ドル前後まで急伸した。

[2014-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。1-3月期の米国内総生産(GDP)確定値や5月米耐久財受注額がいずれも市場予想を下回る結果となったことで米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが優勢となった。ただ、その後に米長期金利が低下幅を縮小したほか、ダウ平均が60ドル超高まで上昇したことをながめ次第に上値を切り下げた。なお、オセアニア通貨に対しては軟調。前日にオセアニア通貨売りが強まった反動が出て円安オセアニア通貨高が進行。米株高も円売りを誘った。

[2014-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。高く始まった日経平均株価が徐々に上げ幅を縮めたことを受けて、対ドルなどでは買いが進んだ。市場では「月末に絡んで国内輸出企業からの買いが観測された」との指摘もあった。一方、NZドルに対しては弱含み。金融政策の方向性の違いからNZドルが全般に上昇した影響を受けた。

[2014-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。金利先高観から全般にNZドルが強含んだため、円は対NZドルでさえない動きとなった。一方、ユーロに対しては強含み。欧州勢の参入後に対ポンドなどでユーロ売りが強まったことにつれた。市場では「月末・四半期末に絡んだユーロ売りポンド買いが観測された」との指摘もあった。なお、対ドルで円はもみ合い。午後の日経平均株価が一時強含んだ場面で売りが出たものの、株価の上昇は続かなかったため、売りも長続きしなかった。

[2014-06-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は強含み。前週分の米新規失業保険申請件数や5月米個人消費支出(PCE)が予想を下回り、米長期金利が低下するにつれて円買いドル売りが入った(経済指標データ参照:米個人消費支出(PCE)の推移グラフへ)。ダウ平均の120ドル超安も円全体を押し上げた。ユーロポンド中心にユーロが全面安となるなか、欧州中央銀行(ECB)関係者の話として「ECBは政策金利に関して下限に達していない可能性」と伝わったことで円買いユーロ売りも加速した。
 なお、ポンドに対して一転上昇した。対ユーロなどで月末絡みのポンド買いが継続した地合いに沿って円安ポンド高が先行した。ただ、ポンド買いが一服したうえ、株安を背景に全般円買いが優位となった影響から一転上昇した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は12日の安値1ドル=101円60銭前後を下抜けてストップロスを巻き込み、101円48銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロ円は前日の安値1ユーロ=138円39銭前後を下抜け137円93銭前後まで売り込まれた。
・ポンド円は1ポンド=173円45銭前後まで買われた後、172円62銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは売り優勢。ユーロクロスの下落につれたほか、ECB絡みの報道が売り材料と見なされた。前日の安値1ユーロ=1.36005ドル前後を下抜け1.35765ドル前後まで急ピッチで下げた。ただ、米金利低下やドル円の下落が支えとなり、いったん下げ止まった。

[2014-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。前週分の米新規失業保険申請件数や5月米個人消費支出が予想より弱い内容だったことで米10年債利回りの低下とともに円買いドル売りが進行。ダウ平均が120ドル超安まで下げ幅を広げたことでリスク回避の円買いが広がった。「欧州中央銀行(ECB)政策金利に関して下限に達していない可能性」との報道も対ユーロで円買いにつながった。ただ、その後は上値を切り下げる展開に。米長期金利の低下が一服したほか、ダウ平均が10ドル超安まで下げ幅を縮めたことで円全体が押し下がった。

[2014-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が軟調に推移したことを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが進んだ。対円では「月末・期末を控えた国内輸出企業からの買いが観測された」との指摘があった。前場引け後に日経平均先物が下げ幅を広げると、リスク回避の買いが加速。全般に円はしっかりだった。

[2014-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。午後の日経平均株価が一時280円超下げたことを受けて、投資家のリスク志向低下を見越した円買いが入った。その後は日経平均の売り一服で円買い圧力も後退したが、欧州勢の参入後は対オセアニア通貨などに対して再び買いが優勢に。週末を控えて持ち高調整目的のオセアニア通貨売りドル買いが進んだことに伴って、円買いオセアニア通貨売りが出た。

[2014-06-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して上値が重い。ユーロドルの売りが先行した流れに沿って円高ユーロ安が進んだ。ただ、6月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を上回ったことがわかると、次第に円売りユーロ買いが広がった(経済指標データ参照:独消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。一方、その他の通貨に対しては手掛かり材料に乏しく方向感が出なかった。米国株式相場の取引開始を待つ状態だ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円40銭前後でのもみ合いに終始した。
・ユーロ円は1ユーロ=138円ちょうど前後と前日の安値137円93銭前後に接近した後、138円26銭前後まで買い戻された。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3610ドル前後までじわりと下げたが、売りが一巡すると下値を切り上げた。強い独インフレ指標も手掛かりに日通し高値の1.3635ドル前後に迫った。

[2014-06-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して弱含み。6月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比0.3%上昇と市場予想平均の前月比0.2%上昇を上回ったことで円売りユーロ買いが先行(経済指標データ参照:独消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。市場では「月末絡みのユーロ買いポンド売りが観測された」との指摘があったほか、対豪ドルなどでもユーロ買いが進んだ影響を受けて円はさえない値動きが続いた。また、その他の通貨に対してはしばらく方向感が出なかったものの、一時70ドル超下落したダウ平均が引けにかけて持ち直したため、次第に円売りが広がった。なお、ドルに対してはもみ合い。ユーロ絡みの取引が中心となったため全般方向感が出なかった。6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)が予想を上回る結果となったものの、相場の反応は限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円40銭付近での狭いレンジ取引が続いた。
・ユーロ円は総じて底堅く推移し、1ユーロ=138円49銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い。強い独インフレ指標を手掛かりに買いが強まった。月末絡みのユーロポンドの上昇をはじめユーロクロスの買いも支えとなり、前日高値の1ユーロ=1.3642ドル前後を上抜けて1.3651ドル前後まで上値を伸ばした。

[2014-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。市場では「本邦輸出勢から月末期末に絡んだ円買いドル売りが観測された」との声が聞かれた。また、日経平均株価が80円超高から40円超安まで下落したことも円全体を押し上げた。対NZドルでは6月NBNZ企業信頼感の悪化を受けた円買いも見られた。

[2014-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。市場では「英系銀行の円買いドル売りが観測された」との指摘があり、円全体が強含む場面があった。ただ、日経平均株価の60円超高を横目に戻り売りが出たほか、先に円買いを進めた短期筋が反対売買に動き伸び悩んだ。

[2014-06-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。月末・期末に絡んだポンド買いが観測されたため、円も対ポンドではさえない動きとなった。半面、4月カナダ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことから、対カナダドルでは強含んだ。なお、ドルに対しては底堅い動き。アジア時間の終盤に売りが進む場面が見られたものの、下値の堅さを確認したとの見方からわずかに買い戻しが入った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円40銭前後でのもみ合い。20時30分過ぎに101円31-34銭付近まで下げる場面があった。
 カナダドル円は弱いカナダGDP統計などを手掛かりに、1カナダドル=94円77銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは強含み。6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の発表を前に思惑的な買いが入ったほか、その後もポンドドルの上昇につれて底堅く推移し、1ユーロ=1.3664ドル前後まで上げた。なお、6月ユーロ圏HICP速報値は前年同月比で0.5%上昇となり、市場予想通りの結果だった。

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