為替・株式・商品マーケット概要

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 2015年10月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2015年10月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2015年10月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2015-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。時間外の米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが先行。9月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比20万人増と予想の19万人程度増を上回ったことも相場の重しとなった。ただ、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が48.7と予想の53.0を下回ると円を買い戻す動きが優勢に。市場では「月末・期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが入った」との指摘もあった。もっとも、日銀の追加金融緩和への期待が根強く、円の上値も限られている。なお、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、地銀のシンポジウムで「危機以降の経済には著しい改善が見られた」などと述べたものの、金融政策については言及しなかった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2015年10月 発言・ニュース

[2015-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。時間外の米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが先行。9月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比20万人増と予想の19万人程度増を上回ったことも相場の重しとなった。ただ、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が48.7と予想の53.0を下回ると円を買い戻す動きが優勢に。市場では「月末・期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買いのフローが入った」との指摘もあった。もっとも、日銀の追加金融緩和への期待が根強く、円の上値も限られている。なお、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、地銀のシンポジウムで「危機以降の経済には著しい改善が見られた」などと述べたものの、金融政策については言及しなかった。

[2015-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。上昇して始まった日経平均株価が前日終値付近まで失速したことで円買いが入る場面があったが、一巡後は円を売る動きが優勢に。9月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や9月Caixin中国製造業PMI改定値が予想を上回ったことで投資家心理が改善されたほか、市場では「前日に続き欧州年金資金から日本株に買いが観測された」との指摘があり、日経平均株価が440円超高まで大幅上昇するにつれて円安が進んだ。

[2015-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。しばらくは安値圏で推移していたものの、下値の堅さを確認すると円の買い戻しが入った。上昇して始まったナイトセッションの日経平均先物が下げに転じたほか、ダウ先物が伸び悩んだことも円相場の支えとなった。一方で、一段と円買いが進む展開にもならず、総じて方向感に欠ける動きとなった。

[2015-10-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。高く始まったナイトセッションの日経平均先物が160円安まで反落し、ダウ先物や欧州株も伸び悩んだことからリスク回避目的の買いが強まった。米10年債利回りが低下に転じたことも買いを誘ったほか、「日銀はひとまず様子見で追加緩和決定にはなお状況を見極める必要があるとの見方が強い」との一部報道や、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い結果となったことも材料視された面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=119円63銭前後まで下落。
・ユーロ円も昨日安値の1ユーロ=133円58銭前後を下抜けて一時133円47銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは強含み。16時過ぎに1ユーロ=1.1135ドル前後まで下げたものの、ユーロ豪ドルなどの売りが一服したこともあり、1.1170ドル台までじわりと買い戻しが入った。昨日から急ピッチで売りが進んだ反動が出た面もある。

[2015-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。「日銀はひとまず様子見で追加緩和決定にはなお状況を見極める必要があるとの見方が強い」との観測記事が伝わると、円買いドル売りが先行。前週分の米新規失業保険申請件数や9月米ISM製造業景気指数が予想より弱い内容となったことも円買いドル売りを誘った。ただ、日銀の追加金融緩和への期待は根強く、円の上値は限られた。米長期金利が上昇に転じ、ダウ平均が急速に下げ幅を縮めたことも円売りドル買いを促した。

[2015-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。本日の日本株安を見越して円買いが先行したものの、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。一時は180円超安まで下げた日経平均株価が前場引けにかけて買い戻しが進みプラス圏を回復したことで円売りが進んだ。一方、豪ドルに対しては買い戻し。8月豪小売売上高は前月比0.4%上昇と予想通りの結果となったが、着実な改善を示したとの見方から発表後は円安豪ドル高が進んだ。もっとも、追随する動きは見られず一巡後は一転して円を買い戻す動きが強まった。

[2015-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。日経平均株価が下値の堅い動きとなったほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が上昇して始まったことなどを背景に円はじりじりと値を下げた。9月英建設業購買担当者景気指数(PMI)が59.9と市場予想平均の57.5を上回ったため、対ポンドでも円売りが強まった。もっとも、今晩の9月米雇用統計を前に積極的に円を売る展開にもなっていない。

[2015-10-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転上昇。ナイトセッションの日経平均先物が買い先行となったほか、時間外の米10年債利回りも上昇したことをながめ、全般に売りが先行した。ただ、米雇用統計の発表後は一転買い戻しが優位に。9月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増と市場予想の前月比20万1000人増を大幅に下回ったほか、過去2カ月分の数値も下方修正された。さらに同時に発表された平均時給も前月比横ばいと市場予想の前月比0.2%増を下回ると、ドルが全面安に。米長期金利が急低下したこともあり、円買いドル売りが優勢となった。なお、失業率は5.1%と市場予想平均の5.1%と同じだった。
 【 通貨ペア 】
・ドル・円は21時30分前に1ドル=120円40銭前後まで上げた後、9月8日以来の安値となる118円95銭前後まで急反落。
・ユーロ円はユーロドルの上昇につれた買いが入り、1ユーロ=134円74銭前後まで値を上げる場面も見られた。
・ユーロドルは一転上昇。20時前に1ユーロ=1.1151ドル前後まで下げるなどじり安で推移していたが、米雇用統計後はドルが独歩安となるなか、9月21日以来の高値となる1.1315ドル前後まで急伸した。

[2015-10-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は時間外の米10年債利回りの上昇などを材料に売りが先行したものの、低調な9月米雇用統計をきっかけに米早期利上げ観測が後退すると一転買い戻しが優勢となった。8月米製造業新規受注が予想より弱い内容となったことも円買いドル売りにつながった。ただ、一時は250ドル超下落したダウ平均が200ドル超上昇すると再び円売りドル買いが優勢となった。大証終値比で430円下げた日経平均先物がプラス圏を回復したことも円の重し。なお、米労働省が発表した9月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比14万2000人増と予想の前月比20万1000人増を下回ったうえ、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、同時発表の平均時給は前月比横ばいと予想の前月比0.2%増を下回った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計前に一時1ドル=120円41銭前後と日通し高値を付けたものの、23時過ぎに118円68銭前後と9月7日以来の安値まで値を下げた。ただ、そのあとは米株価の持ち直しとともに買い戻しが入り120円14銭付近まで値を戻した。
・ユーロ円は堅調。米国株の上昇などが相場の支援材料となり、一時1ユーロ=134円86銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは頭が重かった。9月米雇用統計が低調な内容だったことが分かると、FRBによる早期の利上げ観測が後退したためドル独歩安の展開に。市場関係者からは「米短期金利先物の動向から、米利上げは少なくとも来年3月まではないとの見方が強まった」との指摘もあり、一時1ユーロ=1.1319ドル前後と9月21日以来の高値を更新した。ただ、そのあとは米長期金利が低下幅を縮小したため、次第にドルを買い戻す動きが優勢に。4時30分過ぎに1.12ドル台を割り込む場面があった。

[2015-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が290円近く上昇したことを背景に円売りが先行。その後も株価が底堅く推移したため、対豪ドルや対ポンドなどを中心に円はさえない動きが続いた。なお、「アトランタでのTPP交渉は米国時間4日夜も継続」との一部報道が伝わったが、目立った反応は見られていない。

[2015-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。東京市場ではもみ合いが続いていたが、欧州時間に入ると円を売る動きが優勢となった。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを背景に投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが進んだ。一方、ポンドに対しては買い戻し。株価の上昇を手掛かりに円売りポンド買いが強まったものの、9月英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が53.3と市場予想の56.0を下回ったため円は反発した。

[2015-10-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は売り一服。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことも相場の重しとなった。もっとも、その後は米長期金利の上昇を受けて、対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が進んだため、円も対欧州通貨やオセアニア通貨では買い戻された。なお、環太平洋連携協定(TPP)交渉は「閣僚会合で大筋合意に達した」と報じられたが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル・円は19時過ぎに1ドル=120円30銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=135円70銭前後まで上げた後、134円70銭台まで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢の参入後に買いが進み1ユーロ=1.12885ドル前後まで上げたものの、その後はアジア時間につけた安値の1.12075ドル前後に迫る水準まで反落。米長期金利の上昇が相場の重しとなったほか、ユーロカナダドルなどユーロクロスの下げにつれた面もあった。

[2015-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ダウ平均が320ドル超上昇し、ナイトセッションの日経平均先物が340円上げたことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売りドル買いが先行。「米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ観測の後退が、日銀の追加的な金融緩和の呼び水になるとの見方が市場で強まっている」との観測記事も円の重しとなった。9月米ISM非製造業指数と9月米労働市場情勢指数(LMCI)は予想より弱い内容となったものの、相場の反応は限定的だった。

[2015-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日経平均株価が一時360円超上昇したことを背景に円はじりじりと値を下げた。市場では「グッドネームから円売りドル買いが観測された」との指摘があった。もっとも、その後に日経平均株価が上げ幅を縮めたこともあり、円売りは続かなかった。一方、豪ドルに対しては軟調。オーストラリア準備銀行(RBA)は予想通り政策金利を現行の2.00%に据え置くことを決めたと発表。声明文も前回とほぼ同じ内容だったため、追加利下げを示唆しなかったとの見方から円売り豪ドル買いが優勢となった。

[2015-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。安値圏でのもみ合いが続いていたが、日経平均株価が上げ幅を縮小するにつれて徐々に下値を切り上げた。時間外の米10年債利回りが低下したことで円買いドル売りが入ったほか、ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が下落したことも円高につながった。一方で、株価の下落や米金利低下が一服すると伸び悩むなど一方的に円買いが進む展開にもなっていない。

[2015-10-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が下落したことで買いが先行したものの、その後は株価に買い戻しの動きが進み、円も次第に上値が重くなった。対ドルでは米10年債利回りが上昇に転じたことも売りを促した面がある。なお、8月米貿易収支は483億3000万ドルの赤字と市場予想の480億ドル前後の赤字よりも赤字額がわずかに大きかったが、相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=120円13銭前後まで下げたものの、その後は120円40銭台まで反発。ユーロ円はユーロドルにつれた買いが入り、一時1ユーロ=135円16銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは強含み。昨日の海外時間から売りが進んでいた反動もあって買い戻しが入り、21時30分前には1ユーロ=1.12325ドル前後まで上昇した。

[2015-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下値が堅かった。時間外の米長期金利の上昇などをきっかけに円売りドル買いが先行したものの、欧州オセアニア通貨に対してドル安が進むと、対円でもドル売りが出た。一方、ドル以外の通貨に対しては軟調だった。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。WTI原油先物価格が5%超上昇したことで、特に円安資源国通貨高が目立った。

[2015-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。仲値に向けて実需の円売りドル買いが出たが追随する動きは見られず、その後しばらくはもみ合いが続いた。日銀金融政策決定会合の結果公表を前に思惑的な円買いが持ち込まれ円は急伸。すぐに反落したが、日銀が金融政策の現状維持を決めたと伝わると円買いが再開した。もっとも、30日の会合での追加緩和を期待する声も聞かれるなか、一巡後は戻り売りに押された。

[2015-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ポンドを中心に売り優勢。「ビール世界最大手でベルギーのABインベブが同業2位の英SABミラーに対する買収価格を引き上げて正式に提案した」との報道を受けて、M&A絡みの思惑的なユーロ売りポンド買いが強まるとつれる形で円売りポンド買いが進行。8月英鉱工業生産指数や8月英製造業生産指数が強い内容だったことが伝わると円は下げ幅を拡大した。ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が堅調に推移したことも円相場の重しとなった。一方、ユーロに対しては強含み。対ポンドを中心にユーロ安が進んだ流れに沿って円は上昇した。また、ドルに対してはポンドやオセアニア通貨が取引の中心となったこともあり、もみ合いが続いた。なお、黒田東彦日銀総裁は定例記者会見で「物価2%目標実現に必要なら躊躇なく調整行うという考えに変わりない」「付利引き下げは検討していない」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2015-10-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物が方向感を欠いた動きとなったこともあり、狭いレンジ内でのもみ合いとなった。一方、資源国通貨に対しては軟調。原油先物相場などが底堅い動きとなったことを受け、全般に資源国通貨高が進んだ流れに沿った。一方、ユーロに対しては荒い値動き。「ビール世界最大手でベルギーのABインベブが同業2位の英SABミラーに対する買収価格を引き上げて正式に提案した」との報道を受けて、M&A絡みの思惑から対ポンドでユーロ安が進み、円もユーロに対しては買いが先行。一巡後は上値を切り下げる場面もあったが、ユーロ豪ドルなどユーロクロスの下げが目立つなか、再び円買いユーロ売りが強まった。なお、英SABミラーはベルギーのABインベブの最新案を拒否した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円10銭前後を挟んだもみ合い。
・ユーロ円は16時30分過ぎに1ユーロ=134円75銭前後まで下押し。いったんは135円40銭付近まで切り返す場面もあったが、一巡後は134円80銭台まで失速した。
・ユーロドルは戻りが鈍い。17時前に1ユーロ=1.1223ドル前後まで売りが先行した。21時過ぎには1.1270ドル台まで下値を切り上げたが、本日高値の1.12845ドル前後の手前で頭の重さを確認すると1.1230ドル台まで再度下落した。

[2015-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が乏しかった。ダウ平均が下げに転じた場面では円買いドル売りが入ったものの、株価が持ち直すと再び弱含んだ。米重要指標の発表もなく特段の材料も見当たらなかったため大きな方向感は出なかった。一方、カナダドルなど資源国通貨に対しては下げ渋った。WTI原油先物価格が2カ月半ぶりの高値を付けたことで円売り資源国通貨買いが先行したものの、原油先物価格が失速すると一転円買い資源国通貨売りが優勢となった。

[2015-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。日経平均株価が下落したことで円買いが先行した後、日経平均株価が70円超高まで持ち直すと円は反落。連休明けの上海株の上昇を見越した円売りも出た。ただ、日経平均株価がその後に利益確定の売りから140円超安まで下げたことで再び円買い圧力が高まるなど株価につれた動きとなった。

[2015-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価が200円超下落したことでじりじりと円は値を上げた。時間外の米10年債利回りが低下したほか、欧州株が下落して始まると欧州勢が円買いドル売りで参入し上げ幅を拡大。もっとも、その後に株価が買い戻されたほか、米長期金利の低下が一服すると上値を切り下げた。

[2015-10-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ユーロや対ポンドで行って来い。欧州勢がユーロ買いで参入した影響を受けたほか、対ポンドでは英中銀金融政策委員会(MPC)の政策金利や議事要旨を前に思惑的な売りも出た。損失確定目的の売り注文を巻き込んで下げ幅を広げていたが、MPC議事要旨の公表後は一転して円買いポンド売りが優勢に。イングランド銀行(英中央銀行)は予想通りに政策金利を0.50%に据え置いたが、議事要旨で「短期的なインフレ見通しは8月から弱まっている」「2016年春までインフレは1%を下回り続ける見込み」などの見解が示されると、英利上げ期待の後退で全般にポンド売りが強まった。また、対ユーロでも9月3日分の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で「インフレの下振れリスクが上昇したとの認識で一致」「新興国市場の減速でユーロ圏の景気回復は想定より遅い見通し」などが明らかになると、円の買い戻しが進んだ。一方、ドルに対しては上値の重い動き。欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が下落したほか、時間外の米10年債利回りも低下したことで買いが先行したものの、その後は株価の持ち直しや米長期金利の低下幅縮小に伴って上値を切り下げた。ポンドやユーロに対してドル高が進んだことにつれた面もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分前に1ドル=119円62銭前後まで下げたものの、一巡後は120円ちょうど手前まで反発。
・ポンド円は1ポンド=184円13銭前後まで上げた後、183円01銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは上値が重い。昨日高値の1ユーロ=1.12845ドル前後を上抜けてストップロスを誘発すると、一時1.1315ドル前後まで値を上げた。もっとも、買いが一巡するとアジア時間につけた安値の1.1235ドル前後に迫る水準まで失速した。

[2015-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は資源国通貨に対しては軟調だった。ロシアがシリアへの軍事行動を強めたと伝わり、中東の地政学リスクが意識されると原油先物価格が急伸。資源国通貨とされるカナダドルなどに買いが集まり、円安資源国通貨高が進んだ。一方、ドルに対しては上値が重かった。9月16-17日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は新味の内容に乏しかったものの、低調な9月米雇用統計の結果を考慮すると米早期利上げ観測の後退が意識されたため円買いドル売りで反応。ドル高の悪影響に言及があったことも円の支援材料となった。ただ、米長期金利が上昇し、ダウ平均が160ドル超上昇すると一転下落した。

[2015-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。日経平均株価が上昇したことを手掛かりに対オセアニア通貨や対ポンドを中心に円売りが強まった。対ドルでは週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りも出た。ユーロ豪ドルなどの下落につれて対ユーロでは円買いが強まる場面があったものの、株価が底堅く推移するなか戻りは限定的。一方で、日本が3連休前ということもあり、積極的に円を売る動きにもなっていない。

[2015-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロを中心に売り優勢。日経平均株価が290円超高の高値引けとなったことで全般円売りが進行。欧州勢がユーロ買いで参入すると円安ユーロ高が加速し、その他の通貨に対しても円は軟調に推移した。一方、ポンドに対しては下げ渋り。円安の流れに沿って円売りポンド買いが強まったものの、8月英貿易収支が悪化したことを受けて円を買い戻す動きが強まった。

[2015-10-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで軟調。対ポンドなどでユーロ買いが強まった流れに沿って値を下げたほか、欧州株や時間外のダウ先物が底堅く推移したことも売りを促した。また、対ドルでも円はさえない動き。株高を手掛かりにした売りに加え、時間外の米10年債利回りが上昇したことも相場の重しとなった。なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は「ECBは利用可能な全ての手段を活用する用意がある」「ECBは量的緩和の規模や期間、構成を調節できる」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=120円34銭前後まで上昇。
・ユーロ円も一時1ユーロ=136円75銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは堅調。欧州勢の参入後に買いが強まり、昨日高値の1ユーロ=1.1328ドル前後を上抜けてストップロスを誘発した。21時30分過ぎには一時1.1378ドル前後まで値を上げた。

[2015-10-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対しては軟調だった。原油相場や欧州株相場の上昇で、投資家のリスク志向が改善し円売りユーロ買いが強まった欧州市場の流れを引き継いだ。一方、ドルに対してはもみ合い。日本の3連休にくわえ、12日の米国市場がコロンブスデーで、休場ではないものの実質的に3連休となることから全般動意が薄かった。麻生太郎副総理兼財務・金融相はこの日、国際通貨金融委員会(IMFC)日本国ステートメントで「日銀の緩和政策は所期の効果を発揮」「日銀は物価目標2%達成のために量的・質的金融緩和を必要な時点まで継続」などと述べたが、相場の反応は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は小動き。ニューヨーク市場に限れば、安値が1ドル=120円19銭前後、高値が120円35銭前後で値幅は16銭程度と小さかった。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するロックハート米アトランタ連銀総裁は「FRBは10月か12月の会合で利上げを行うと予想」などと述べた一方、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「来年半ばの利上げがインフレ目標達成に寄与」との見解を示した。また、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「FOMCは10月に利上げを実施する可能性がある」「自分はなお年内利上げ派に属している」と発言した。
・ユーロ円は底堅い動き。ユーロ高ドル安につれた買いが入り、一時1ユーロ=136円95銭前後と9月18日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは欧州時間に全般ユーロ買いが強まった流れを引き継いで始まった。市場では「一目均衡表雲の上限1ユーロ=1.1315ドル前後を明確に上抜けたことで、テクニカル的に買いが入りやすい状況」との指摘もあり、一時1.13875ドル前後と9月18日以来の高値を更新した。なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日、「ECBは利用可能な全ての手段を活用する用意がある」「ECBは量的緩和の規模や期間、構成を調節できる」などと語ったが、目立った反応は見られなかった。

[2015-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。CME日経平均先物が下落したことでリスク回避の円買いが先行。ただ、その後に日経平均先物が持ち直したほか、上海株が3%超上昇したことを受けて徐々に上値を切り下げた。一方で、本日は東京市場が休場で市場参加者が少ないこともあり、一段と円安が進む展開にもなっていない。

[2015-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、欧州勢参入後は対オセアニア通貨や対欧州通貨を中心に円売りが強まった。CME日経平均先物や独DAXの上昇が円の重しとなった。一方、ドルに対してはもみ合い。株高を手掛かりに円売りが進んだことにつれた半面、全般ドル売り圧力が高まった影響も受けたため大きな方向感は出ていない。

[2015-10-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。本日の東京市場が休場だったことにくわえ、米国市場もコロンブスデーで債券市場が休場となっており、総じて取引参加者が少なく、相場も方向感が出なかった。一方、ユーロに対しては下値が堅かった。欧州勢がユーロ買いで参入した流れに沿って売りが先行したものの、その後は対ポンドなどでユーロ売りが出たことに伴って買い戻しが入った。一部通信社が「ABインベブがSABミラーに1株43.50ポンドの買収案提示」と報じたことも対ポンドでのユーロ売りを誘ったようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円10銭台でのもみ合い。
・ユーロ円は18時30分前に1ユーロ=136円90銭前後まで上げた後、136円50銭前後まで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。一時1ユーロ=1.1397ドル前後まで上げたものの、1.1400ドル前後の手前で上値の重さを確認すると1.1360ドル台まで売りに押された。

[2015-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。原油先物相場の大幅安に伴い対カナダドル中心に円買いが広がった。ただ、米債券市場がコロンブスデーで休場となり市場参加者が少ないなかで追随する動きは限られた。対ドルではダウ平均が底堅く推移したことなどを背景に持ち高調整の円売りも散見された。

[2015-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が190円超下落したことを背景に円買いが先行。元建ての9月中国貿易黒字が予想より拡大したことで円売り豪ドル買いが強まったものの、輸入が悪化したため一転して円を買い戻す動きが強まった。上海株が下落したことも円相場を支えた。

[2015-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はポンドに対して一転上昇。「ビール大手の英SABミラーとベルギーのABインベブは買収で合意に達した」との一部報道が伝わったことで対ユーロでポンド高が進むにつれて円売りポンド買いが優勢となった。ただ、9月英消費者物価指数(CPI)など英インフレ指標を控えて一巡後は一転してポンド売りが活発化し円は急反発。結果が弱かったことが伝わると円は上げ幅を拡大した。また、ドルなどに対しても強含み。時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進行。ポンドに対する円買いにつれた面もあった。

[2015-10-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで一転上昇した。「ビール大手の英SABミラーとベルギーのABインベブは買収で合意に達した」との一部報道が伝わると、対ユーロでポンド買いが強まった流れに沿って売りが先行した。ただ、9月英消費者物価指数(CPI)や9月英小売物価指数(RPI)が予想より弱い結果になると一転してポンド売りが優勢となり、円も対ポンドでは急ピッチで下値を切り上げた。一方、ドルに対してはしっかり。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が下落したことでリスク回避の買いが入ったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも買いを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=119円56銭前後まで下落。
・ポンド円は1ポンド=184円36銭前後まで上げた後、181円84銭前後まで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下を手掛かりに1ユーロ=1.1411ドル前後まで上げたものの、1.14ドル台で頭の重さを確認すると次第に伸び悩んだ。10月独ZEW景況感指数が低調な内容だったことも相場の重しとなった。

[2015-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が下げ幅を広げたことでリスク回避目的の円買いが先行した。その後、日経平均先物や安く始まったダウ平均が一時プラス圏に浮上すると持ち高調整の円売りが出て失速。中盤以降は取引材料難から方向感が出なくなった。一方、オセアニア通貨に対してはしっかり。株価の動向につれて円買いが先行した後、伸び悩んだが、原油先物相場が下落すると対豪ドルで円買いが再開した。また、ウィーラーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁が「いくらかの追加緩和を行う可能性が高い」などの見解を示したことで円買いNZドル売りが活発化した。なお、ユーロに対してはもみ合い。ユーロドルが方向感の定まらない展開となったこともあり持ち高調整の動きに終始した。

[2015-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が380円超下げたことを背景にリスク回避の円買いが先行。上海株が下落したことも円買いにつながった。もっとも、「上値では本邦長期資金からの円売りドル買いが観測されている」との市場参加者からの声が聞かれるなか、一巡後は徐々に上値を切り下げた。上海株がプラス圏を回復したうえ、午後の日経平均株価が下げ渋ったことも円相場の重しとなった。

[2015-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、欧州勢参入後は対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進むにつれて円は下落した。ナイトセッションの日経平均先物が70円安から80円高まで買い戻されたことも円売りにつながった。一方、ドルに対してはもみ合い。米長期金利の低下などを手掛かりに全般ドル安が進んだ影響を受けた半面、対オセアニア通貨を中心に円売りが強まったため大きな方向感は出ていない。

[2015-10-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。欧州通貨に対してドル売りが進んだことに伴い、買いが先行した。時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物が底堅く推移したため、いったんは上値を切り下げたものの、米経済指標の発表後は買いが再開。9月米小売売上高や9月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回る結果となり、時間外の米10年債利回りが低下するとつれて買い戻しが強まった。一方、ポンドに対しては売りが優勢。9月英雇用統計は総じて弱い結果となったが、同時に発表されたILO方式による6-8月英失業率は予想より強く、次第にポンド買いが強まった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に1ドル=119円66-69銭まで値を上げたものの、米経済指標の発表後は119円25銭前後まで一転下落した。
・ポンド円は一時1ポンド=184円15銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い。対ポンドなどでユーロ売りが進んだこともあり、一時1ユーロ=1.1390-93ドルまで下げる場面があったが、米小売統計後は全般にドル売りが進んだ流れに沿って1.1448ドル前後まで反発した。

[2015-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優位。9月米小売売上高など低調な米経済指標が相次いだことで米10年債利回りの大幅低下とともに円買いが活発化した。ダウ平均の190ドル超安やシカゴ日経平均先物の下げ幅拡大も円買いを後押し。米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「経済は8月半ばから10月初めに引き続き緩やかに拡大」「ドルが製造業や観光業を打撃と多くの連銀が指摘」「賃金上昇はほとんどの地域で抑制された」などと伝わったが、米早期利上げ観測を高める内容ではなかったとの見方からさらに円が買われた。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となり方向感のない取引が続いた。

[2015-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が130円超下落して始まったことを受けて円買いが先行したが、その後は一転して円売りが優勢に。市場では「本邦長期資金から円売りドル買いが観測されたほか、日本株にも買いが入った」との指摘があったほか、日経平均株価の170円超高とともに円売りが進んだ。もっとも、対ユーロなどでドル売りが強まった影響からドルに対して円は下げ渋っている。

[2015-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで急伸。市場では「まとまった規模の円買いユーロ売りが持ち込まれた」との指摘があり、欧州時間に入ると円は急速に値を上げた。ノボトニーオーストリア中銀総裁が「コアインフレ率も目標を下回っている」「追加の政策手段が必要」と述べたことも円高ユーロ安につながった。また、対ユーロでの円買いがドルやポンドに対しても波及した。一方で、NZドルに対しては軟調。対ユーロでNZドル高が進んだ流れに沿って円売りNZドル買いが優勢となった。

[2015-10-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。欧州勢の参入後は対ユーロで円買いが進んだ流れに沿って上値を試したものの、米経済指標の発表後は戻り売りが優勢に。9月米消費者物価指数(CPI)は市場予想通りの結果だったが、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が予想を上回り、前週分の米新規失業保険申請件数も予想より大幅に強い結果になると、米10年債利回りが上昇幅を拡大したことに伴って円も対ドルで上値を切り下げた。一方、ユーロに対しては買いが優勢。欧州勢の参入後にまとまった買いが持ち込まれた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「コアインフレ率も目標を下回っている」「追加の政策手段が必要」と述べたほか、レストイ・スペイン中銀副総裁は「欧州中央銀行(ECB)はQEプログラムを拡大する可能性」と言及するなど、ECB当局者が相次いで追加緩和の可能性を指摘したことも円買いユーロ売りを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先の下値目処として意識されていた8月25日安値の1ドル=118円25銭前後を下抜けて、一時118円07銭前後まで下落。もっとも、米指標の発表後は買い戻しが進み、118円70銭台まで反発した。
・ユーロ円は一時1ユーロ=134円93銭前後まで大幅に値を下げた。
・ユーロドルは売り優位。ECBの追加緩和観測が高まるなか、全般にユーロ安が進んだ流れに沿った。米指標後はドルの買い戻しにつれた売りも進み、1ユーロ=1.13675ドル前後まで値を下げた。

[2015-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。ゴールドマンサックスの低調な決算内容を受けて時間外のダウ先物が失速すると円買いが先行した。ただ、9月米消費者物価指数(CPI)コア指数や前週分の米新規失業保険申請件数が強かったことで米10年債利回りの大幅上昇とともに円売りドル買い優勢に。一巡すると利益確定の円買い戻しが見られたが、ダウ平均の220ドル近い上げ幅を受けて円売りが再開した。

[2015-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の米国株や日経平均先物が上げたことで本日の日本株高を見越した円売りが先行。日経平均株価が300円超高まで上昇したことで円は下げ幅を拡大した。なお、NZドルに対しては売りは一時的。7-9月期のNZ消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果だったことで円売りNZドル買いが強まったものの、足もとでNZドル高が続いていたこともありすぐにポジション調整の円買い戻しが進んだ。

[2015-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロを中心に下値が堅い。欧州勢参入後に円売りユーロ買いが出たものの、対ドルでユーロが反落すると次第に円を買い戻す動きが強まった。また、対ドルでオセアニア通貨安が進んだことで円買いオセアニア通貨売りも強まった。一方で、ドルに対しては上値が重い。黒田東彦日銀総裁が「物価の基調は着実に改善」などと述べると、日銀の追加緩和期待が後退したとして円買いが強まる場面があった。一方で、全般ドル買い圧力が高まった影響なども受けたため上値は限られた。

[2015-10-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。欧州勢が全般ドル買いで参入した影響を受けた半面、ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が小安く推移したことを受けた円買いも入ったため、相場は方向感を欠いた。一方、対ユーロでは上値の重い動き。対ドルでユーロ売りが進んだ流れに沿って円買いユーロ売りが入ったものの、ユーロドルの売りが一服すると上値も重くなった。なお、9月米鉱工業生産指数は前月比0.2%低下と市場予想通りの結果となったため、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円10銭前後を挟んだもみ合い。
・ユーロ円は20時前に1ユーロ=134円97銭前後まで下げたものの、その後は135円40銭台まで下げ渋った。
・ユーロドルは売り一服。全般にドル高が進んだ流れに沿って一時1ユーロ=1.1335ドル前後まで下押ししたが、売りが一巡すると昨日から急ピッチで値を下げた反動もあって、1.1370ドル付近までやや買い戻された。

[2015-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が一時210円超下げるなど売りが進んだことを受けて、リスク回避目的の買いが先行した。時間外の米10年債利回りが低下したことも対ドルでの買いを誘ったが、日経平均株価の売りが一服すると伸び悩む展開に。7-9月期中国国内総生産(GDP)が前年同期比6.9%増と市場予想の6.8%増を上回ったことが分かると、日経平均株価の下げ幅縮小とともに上値を切り下げた。

[2015-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。午後の日経平均株価が戻りの鈍い動きとなったことで買いが先行したが、一巡後はナイトセッションの日経平均先物が上昇したことで上値を切り下げた。手掛かり材料に乏しいなか、株価動向をにらんだもみ合いとなった。一方、対ユーロでは強含み。株安を手掛かりとした買いが入ったほか、欧州勢の参入後は全般にユーロ安が進んだ影響も受けた。

[2015-10-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州勢がユーロ売りで参入したことから円買いが先行。上昇していた時間外のダウ先物や欧州株が一転下落したことでリスク回避の円買いが強まったほか、原油先物相場の下落を受けて資源国通貨に対する円買い圧力も高まるなど円は総じて底堅く推移した。また、ドルに対しても下値が堅い。米10年債利回りが上昇したことなどを背景に円はじりじりと値を下げたものの、米10年債利回りが低下すると株価下落も支えとなり円の買い戻しが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は119円53銭前後まで上げた後は119円20銭台まで売りに押された。
・ユーロ円は1ユーロ=135円14銭前後まで下落しその後の戻りも鈍かった。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州勢が売りで参入し1ユーロ=1.1310ドル前後まで値を下げた。もっとも、一巡後は急ピッチで下げた反動が出たほか、米長期金利が一転低下したことも支えとなり1.1340ドル台まで下値を切り上げた。

[2015-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円はカナダドルや豪ドルに対して堅調。原油先物相場の下落を手掛かりに円買いが優位となった。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。10月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったほか、ダウ平均が80ドル超安からプラス圏に浮上したことで円売りドル買いが散見されたが、総じて方向感のない取引が続いた。ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が「雇用における幾分の鈍化はドル高によるもの」「近い将来に利上げを開始すると見込む」「(利上げに関して)少し早く行動した後、徐々に進むことが望ましい」「今後数ヶ月で利上げし経済指標が悪化すれば利下げも可能」などと発言したが影響は限定的だった。

[2015-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。市場では「海外勢の円売りユーロ買いが目立った」との指摘があり、円は対ユーロで弱含み。また、豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨で「雇用市場は前回の予想よりも底堅くなった」「第3四半期の経済成長は第2四半期に比べて強まった」などと伝わると円売り豪ドル買いも出た。半面、カナダ総選挙で野党自由党が勝利する見通しとなったことでややカナダドル売りが進んだため、円も対カナダドルでは強含んだ。なお、ドルに対してはもみ合い。手掛かり材料に乏しいなか、方向感が出なかった。

[2015-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、16時過ぎからは売りが優勢に。対ユーロや対ポンドでまとまった売りが持ち込まれると損失確定目的の売り注文を巻き込みながら下げ幅を拡大。ドルに対しても円売りの動きが波及した。

[2015-10-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円はさえない。対欧州通貨を中心にまとまった円売りが持ち込まれるとその他の通貨に対しても円売りが波及した。ナイトセッションの日経平均先物やダウ先物が下落したことで、一巡後は下げ渋ったものの戻りは鈍かった。9月米住宅着工件数が市場予想を上回ると米10年債利回りの上昇とともに円売りドル買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=119円78銭前後まで上昇した後119円46銭前後まで売りに押されたが再び119円79銭前後まで持ち直した。
・ユーロ円は1ユーロ=136円21銭前後まで上値を伸ばした。もっとも、ユーロドルが伸び悩んだため一巡後は上値を切り下げている。
・ユーロドルは買い一服。ユーロ円やユーロポンドの上昇につれて買いが先行。前日高値の1ユーロ=1.13785ドル前後を上抜けて1.1385ドル前後まで値を上げた。もっとも、米長期金利の上昇に伴い一巡後は上値が重くなり1.1350ドル台まで伸び悩んだ。

[2015-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り一服。9月米建設許可件数は予想を下回ったものの、9月米住宅着工件数が予想を上回ったことを材料視する形で米10年債利回りが上昇幅を拡大。日米金利差拡大を見越した円売りが強まった。ダウ平均が80ドル超安から30ドル超高まで持ち直したことも円売りを後押し。その後は米金利や株価が方向感を欠いたこともあり持ち高調整の動きに終始した。一方、NZドルに対しては堅調。NZ乳業大手フォンテラが発表したGDT物価指数が前回比3.1%低下したことで円買いが優位となった。なお、ユーロに対してはもみ合い。総じてドル相場となったこともあり動意に乏しい展開となった。

[2015-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。安く始まった日経平均株価が一時180円超高まで持ち直したことを受け、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。もっとも、オプションに絡んだ買い戻しも入るなど、一方的に売りが進む展開にはなっていない。

[2015-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。午後の日経平均株価が一時400円近く上げたことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行。もっとも、一巡後は上海総合指数が一時4%超下げたため、下値を切り上げた。その他の通貨に対しては高安まちまち。NZドルに対しては中国株安を背景にした買いにくわえ、格付け会社フィッチがNZ乳業大手フォンテラの格付けを引き下げたことを受けた買いも入った。一方、ユーロに対しては中国株安を手掛かりにした買いが一巡すると、対資源国通貨などでユーロが買い戻された影響から、徐々に円売りユーロ買いが優勢となった。

[2015-10-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円はドルに対して弱含み。下落して始まったナイトセッションの日経平均先物が持ち直したほか、ダウ先物や欧州株が堅調に推移したことを背景にじわりと円売りが強まった。一方、南アフリカランドに対しては買い優勢。南アフリカが2015年のGDP見通しを2.0%から1.5%に下方修正したことを受けて円買いランド売りが進んだ。また、資源国通貨に対しても下値が堅かった。上海株の急落に伴ってアジア時間に対豪ドルなどで円が急伸した反動が出たほか、欧米株高などを受けて上値を切り下げたものの、原油価格が下落したため下押しは限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は上海株の大幅安を受けて序盤に1ドル=119円79銭前後まで下げた後は徐々に買い戻しが入り本日高値の120円07銭前後に面合わせした。
・ランド円は1ランド=8円87銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは方向感がない。ユーロ豪ドルの上昇につれて1ユーロ=1.1377ドル前後まで買いが先行したが、その後はユーロポンドが急落した影響から1.1335ドル前後まで一転下落。もっとも、ユーロポンドの下落が一服すると買い戻しが入るなどユーロクロスの動きに振らされる展開となった。

[2015-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・Overview】21日のニューヨーク外国為替市場で円はカナダドルに対して買い優勢。カナダ銀行(カナダ中央銀行、BOC)は市場予想通り政策金利を0.50%に据え置いたが、2016年と2017年のGDP見通しを下方修正したことで円買いカナダドル売りが活発化した。一方、ポンドに対しては一転上昇。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだポンド買いのフローが持ち込まれたのではないか」との声があり、つれる形で円売りが進んだ。ただ、さらにポンド買いを進める材料も見当たらず、一転してポンド売りが優勢に。損失覚悟の円買い注文を巻き込み急速に持ち直した。なお、円やユーロに対してはもみ合い。カナダドルやポンド絡みの取引が中心となり総じて方向感が出なかった。ダウ平均が一進一退の動きとなったことも影響した。

[2015-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。手掛かり材料には乏しかったものの、NZドルが対ドルで損失確定の買いを巻き込んで上げ幅を広げると、円売りNZドル買いが優勢に。つれて円売り豪ドル買いも進んだ。一方、ドルに対してはもみ合い。方向感の乏しい動きが続き、前日終値を挟んだ小動きとなった。

[2015-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。午後の日経平均株価が一時170円超下げたことを受けて、リスク回避目的の買いが先行した。いったんは上値を切り下げる場面も見られたが、欧州勢の参入後は対ユーロなどで円買いが進んだことにつれて再び値を上げた。また、円はユーロに対しても堅調。株安を受けた円買いが入ったほか、欧州勢の参入後には日本時間の今晩に欧州中央銀行(ECB)定例理事会ドラギECB総裁の定例記者会見を控えて思惑的な円買いユーロ売りも進んだ。一方、ポンドに対しては上値が重かった。株安を背景にした買いが一巡すると、対ユーロでポンド高が進んだ影響を受けて上値を切り下げた。

[2015-10-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで急伸。欧州中央銀行(ECB)の金融政策公表やドラギECB総裁の定例記者会見を控えて、欧州勢参入後に思惑的な円買いが先行。ECBは予想通り政策金利を現行の0.05%で据え置くことを決めたと発表したが、ドラギECB総裁が「金融刺激の度合いについて12月に再検証」「スタンスは様子見ではない」「預金金利の引き下げを協議した」「必要に応じて行動する用意がある」と追加緩和に積極的な姿勢を示したうえ、「最近のユーロ高はインフレには下方向のリスク」と通貨高をけん制したためユーロが全面安となり、円は急速に値を上げた。一方、その他の通貨に対しては売り優勢。9月英小売売上高指数が市場予想を上回ったことで円売りポンド買いが先行したほか、前週分の米新規失業保険申請件数も強い内容だったため円安ドル高も進行。対ユーロでドルやオセアニア通貨などが急伸したことでさらに円は下げ幅を広げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=120円09銭前後を上抜けて120円44銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1ユーロ=134円32銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは大幅安。欧州勢が売りで参入し、その後は神経質な値動きが続いていたが、ドラギECB総裁の記者会見をきっかけに急落。2日以来の安値となる1ユーロ=1.1157ドル前後まで売り込まれた。

[2015-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して買い優勢。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は22日、政策金利据え置き後の定例記者会見で「金融刺激の度合いについて12月に再検証」「スタンスは様子見ではない」「預金金利の引き下げを協議した」「必要に応じて行動する用意がある」として追加緩和に積極的な姿勢を示した。また、「最近のユーロ高はインフレには下方向のリスク」として通貨高もけん制したためユーロが全面安に。つれる形で円買いが活発化した。一方、その他の通貨に対しては売り優位。ユーロに対してドルや資源国通貨買いが強まり、円安ドル高や円安資源国通貨高が加速した。ダウ平均の330ドル超高や日経平均先物の大幅高も円売りを後押しした。

[2015-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。日経平均株価が大幅高となったことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行。もっとも、その後は利益確定目的の買い戻しなどが入り、次第に下値を切り上げた。一方、ユーロに対しては上値が重い。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が追加緩和の可能性を示唆したことで、昨日の海外時間にユーロ安が進んだ流れを引き継いだ。半面、朝方の円買いユーロ売りが一巡すると急ピッチでユーロ安が進んだ反動で徐々に円売りユーロ買いが優勢となった。

[2015-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。午後の日経平均株価は一時480円近く上げたものの、株高を手掛かりした売りは限定的となり、しばらくは方向感の乏しい動きとなった。もっとも、本田悦朗内閣官房参与が「今すぐ追加金融緩和をする必要はない」との見解を示すと、幅広い通貨に対して円買いが広がった。ナイトセッションの日経平均先物がやや弱含んだことも相場の支えとなった面があった。

[2015-10-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は豪ドルなど資源国通貨に対しては荒い値動き。本田悦朗内閣官房参与が「今すぐ追加金融緩和をする必要はない」との見解を示したため円買いが先行。その後、中国人民銀行が銀行の貸出と預金の基準金利を引き下げたことで資源貿易関係の深い豪ドルが急伸し、時間外のダウ先物や日経平均先物も大幅に上昇したため円は反落。ただ、米10年債利回りが上昇したことでドルに対して資源国通貨売りが強まった影響から一巡後は再び円買いが優勢に。低調な9月カナダ消費者物価指数(CPI)を受けて円高カナダドル安が進んだほか、原油価格が急落したことも円買い資源国通貨売りを活発化させた。一方、ドルに対しては一転下落。本田内閣官房参与の発言に円買いで反応したものの、その後は中国利下げをきっかけに株高が進んだため円を売る動きが強まった。米長期金利が上昇幅を拡大すると円は売りが加速した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円22銭前後まで下落したものの、その後はショートカバーが進行。アジア時間の高値120円99銭前後や節目の121円ちょうど前後を上抜けるとストップロスを巻き込みながら121円16銭前後まで買い上げられた。
・豪ドル円は87円30銭台まで下げた後88円11銭前後まで反発するも87円台前半まで再び下げた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.11395ドル前後まで上昇したものの、一巡後は売りに押される展開に。米長期金利の上昇で全般ドル高が進んだ流れに沿ったほか、ユーロポンドなどの下落につれて1.1022ドル前後まで下げ足を速めた。

[2015-10-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して売り優位。中国人民銀行が貸出・預金金利や預金準備率を引き下げたことで欧米株式相場や日経平均先物が上値を試す展開に。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から円売りが活発化した。米10年債利回りの大幅上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りも強まった。一方、その他の通貨に対しては一進一退。中国利下げを受けて資源貿易関係の深い豪ドルに対して円売りが出たほか、株高も円の重しとなった。半面、対ドルで欧州資源国通貨売りが強まるにつれて円買いも入ったため、方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は9月10日の高値1ドル=121円38銭前後を上抜けて121円49銭前後と8月31日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は1ユーロ=133円65銭前後で一進一退となった。一時133円38銭前後まで下げる場面もあった。
・ユーロドルは売り優勢。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測や米金利上昇を背景にユーロ売りドル買いが進んだ。8月18日の安値1ユーロ=1.10165ドル前後を下抜けて1.09965ドル前後と8月11日以来の安値を更新した。ただ、1.10ドル割れの水準では買いも散見された。

[2015-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値の堅い動き。早朝取引では売りが進む場面も見られたが、下値の堅さを確認すると次第に買い戻しが進んだ。市場では「実需勢から月末に絡んだ買いが入った」との指摘があった。一方、他の通貨に対しては伸び悩み。対ドルでの円買いが波及したことで上値を試す動きとなったが、一巡後は上げ幅を縮小する展開に。対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進むと、つれて円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。

[2015-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。午後の日経平均株価が上値の重い動きとなったことを受けて、リスク回避の買いが進んだ。前週末に全般ドル高が進んだ反動からドル売りの動きが目立ったため、円も対ドルでは強含んだ。

[2015-10-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州勢参入後にドル安が進んだ流れに沿って円は買いが先行。浜田宏一内閣官房参与が「米利上げ期待から円の弱さが維持されている間、日銀は追加緩和をする必要はない」などと発言したことも円買いを誘った。もっとも、下落して始まったナイト・セッションの日経平均先物が持ち直したため、一巡後は徐々に上値を切り下げた。 一方で、ユーロに対しては買い優勢。浜田宏一内閣官房参与の発言に円買いで反応したほか、対オセアニア通貨を中心にユーロ安が進んだ流れに沿ったため、円は堅調に推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円77銭前後まで下げたものの、一目均衡表雲上限の120円69銭前後がサポートとして意識されると買い戻しが入り121円10銭台まで持ち直す場面があった。
・ユーロ円は目先の下値目処として意識されていた9月23日安値の1ユーロ=133円18銭前後を下抜けて9月8日以来の安値となる133円15銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入すると1ユーロ=1.10565ドル前後まで上げたものの、買いは続かなかった。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が広がるなか、一巡後は対オセアニア通貨を中心にユーロ安が進んだことにつれて1.1003-06ドルまで売りに押された。

[2015-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。米商務省が発表した9月米新築住宅販売件数(季節調整済み)が年率換算で46万8000件と予想の55万件程度を下回ったことが分かると円買いドル売りが先行したものの、円買いの勢いは長続きしなかった。夜間取引の日経平均先物が底堅く推移したことなどが相場の重し。ユーロに対しても円買いが先行したが、ユーロドルの上昇につれた円売りユーロ買いが出たため失速した。

[2015-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。午前の日経平均株価や上海総合指数が軟調に推移したことを受けて、リスク回避の買いが幅広い通貨に対して広がった。また、対ドルでは「月末に絡んで国内輸出企業からの買いも観測された」との指摘があった。

[2015-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり高。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後は再び買いが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことも材料視され、対欧州通貨を中心に買いの動きが目立った。また、市場では「対ドルでは海外勢からの買いも目立っていた」との指摘があった。

[2015-10-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は底堅い。欧州勢が円買いユーロ売りで参入したほか、ナイトセッションの日経平均先物が下落したため、リスク回避の円買いにつながった。時間外の米10年債利回りが低下したことで円高ドル安が進み、9月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想を下回ったため、発表後は円は上げ幅を広げた。9月米耐久財受注額が前月比で予想より強かったこともあり、一巡後は伸び悩む場面があったが下値は堅かった。原油先物相場が下落したことで資源国通貨に対して円買い圧力が高まるとその他の通貨に対しても円を買う動きが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円17銭前後まで下落した後120円48銭前後まで下げ渋ったものの戻りは鈍かった。
・ユーロ円は1ユーロ=132円87銭前後、カナダドル円は1カナダドル=90円93銭前後までそれぞれ値を下げた。
・ユーロドルは方向感がない。ユーロ円やユーロ豪ドルなどの下落につれて1ユーロ=1.1037ドル前後まで下落したが、一巡後は米長期金利の低下に伴って買い戻しが強まり1.1080ドル前後まで反発した。一方で、ユーロ円が一段と下落した影響を受けるなど上値も重い。

[2015-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。9月米耐久財受注額で変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想を下回ったため円買いドル売りが先行したものの、耐久財受注額は予想を上回ったため上値も限られた。10月米消費者信頼感指数が予想より弱い内容だったことへの反応も目立たなかった。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や30日の日銀金融政策決定会合など重要イベントの結果を見極めたいとして様子見ムードが強まっている。

[2015-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対オセアニア通貨で堅調。7-9月期豪消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果となったことで円買い豪ドル売りが進み、対NZドルでも買いの流れが波及した。一方、対ドルでは上値の重い動き。日経平均株価が一時上げ幅を縮めた場面では買いが入ったほか、市場では「海外短期勢からの買いが散見された」との指摘もあったが、その後は買いも一服。日経平均株価が再び買い戻されるとやや上値を切り下げた。

[2015-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。日本時間の今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、市場では様子見ムードが強く、相場は総じて動意を欠いた。一方、ユーロに対しては弱含み。しばらくはもみ合いとなっていたが、欧州勢がユーロ買いで参入するとやや値を下げた。

[2015-10-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して軟調。欧州勢参入後に全般ユーロ買いが強まった流れに沿って円売りが先行。一巡後は下げ渋る場面があったものの、戻りは限定的だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて対ドルを中心に持ち高調整のユーロ買いが進み、円は下げ幅を拡大した。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。米金融イベントを前に全般様子見ムードが広がり、目立った動きは見られていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円30銭前後でのもみ合いに。
・ユーロ円は1ユーロ=133円40銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは堅調。欧州勢が買いで参入した後は伸び悩む場面があったが、ユーロクロスの上昇とともに買いが再開し、前日高値の1ユーロ=1.1080ドル前後を上抜けるとストップロスを誘発。一時1.1090ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、200日移動平均線が位置する1.1114ドル前後が目先のレジスタンスとして意識されたこともあり、いったん買いの勢いは落ち着いている。

[2015-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いが観測されるとさえない展開に。米5年債入札後に米長期金利が上昇幅を広げたことも円の重し。米連邦準備理事会(FRB)が27-28日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を市場の予想通り据え置いたと伝わると、円買いドル売りが入る場面もあったが反応は一時的だった。FOMC声明で「最近の世界経済や金融動向が経済活動をやや抑制させ、目先のインフレに更なる下方圧力を与えている可能性がある」との文言が削除され、「次回会合で金利引き上げが適切かどうか、雇用と物価の進展によって判断する」などと指摘されたため12月の米利上げが改めて意識されて円売りドル買いが活発化した。

[2015-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。9月鉱工業生産速報が予想に反して上昇すると、日銀の追加緩和観測が後退したとの見方から日経平均株価が失速し、全般にリスク回避の円買いが進んだ。対ドルでは「月末に絡んで本邦実需勢からの買いが観測された」との指摘もあった。もっとも、上値では売り注文も観測されており、頭の重さを確認すると買いの勢いも一服した。

[2015-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。午後の日経平均株価がプラス圏を回復するとやや売りが先行したものの、ナイトセッションの日経平均先物は弱含んだため、売りの勢いも長続きはなかった。総じて手掛かり材料に乏しいなか、様子見ムードが強まっている。

[2015-10-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は弱含み。序盤はもみ合いが続いていたが、低下していた時間外の米10年債利回りが上昇に転じるにつれて円売りドル買いがじわりと強まった。7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率1.5%増と市場予想平均の1.6%増を若干下回ったことに円買いで反応したものの、同時に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が強い内容だったこともあり買いは続かなかった。その後は米10年債利回りが上昇幅を拡大したためさらに円売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=121円12銭前後まで値を上げた。
カナダドル円は原油先物相場の買い戻しを手掛かりに1カナダドル=91円86銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは上値が重い。ユーロ豪ドルやユーロカナダドルなどユーロクロスの上昇につれて買いが先行。一時1ユーロ=1.09765ドル前後まで値を上げた。ただ、欧米金融政策の方向性の違いが意識されるなか、一巡後は戻り売りに押された。原油先物相場の買い戻しに伴ってユーロカナダドルが一転下落した影響も受けて1.0920ドル台まで上げ幅を縮めた。

[2015-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はじり安。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明をきっかけに米国の年内利上げが意識されて、円売りドル買いがじわりと強まった。明日の日銀金融政策決定会合を前に、円が売られやすい面もあったようだ。なお、米商務省が発表した7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値は実質で前期比年率1.5%増と予想の1.6%増を下回ったものの、「過去の数値」との解釈からドル売りでの反応は一時的だった。

[2015-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで荒い値動き。午前の日経平均株価がさえない動きとなったことを受けたほか、市場では「国内輸出企業から月末に絡んだ買いも観測された」との指摘があった。12時20分過ぎに日銀が金融政策の現状維持を発表すると、一部で追加緩和期待もあったことから買いが強まったが、上値では戻りを売りたい向きも多く、買いの勢いも長続きしなかった。一方、NZドルに対しては軟調。10月NBNZ企業信頼感指数がプラス10.5と前回のマイナス18.9から大幅に改善したことを受けて、全般にNZドル買いが進んだ流れに沿った。

[2015-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで荒い値動き。日銀が金融政策の現状維持を決めたことで買いが進んだ動きが一巡すると、午後の日経平均株価が急反発したことを手掛かりにした売りが優勢となった。もっとも、その後は再び買い戻しが優勢に。日銀が公表した経済物価情勢の展望(展望リポート)では消費者物価指数(CPI)見通しが引き下げられたにもかかわらず、金融政策運営についての見解が変わらなかったほか、黒田日銀総裁の記者会見でも具体的な追加緩和を示唆する発言がなかったため、全般に円買いが進んだ。一方、NZドルに対してさえない動き。日銀の金融政策据え置き後に一時買いが入る場面があったものの、その後は再び売りが進んだ。市場では「中国が一人っ子政策の解除を決めたことで、乳製品需要が高まるとの思惑が引き続きNZドル買いを誘っている」との指摘があった。

[2015-10-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。黒田日銀総裁の記者会見で追加緩和を示唆する具体的な発言がなかったことで全般円買いが強まった。ナイトセッションの日経平均先物が下落したほか、米10年債利回りが低下したことも円買いにつながった。もっとも、その後に米10年債利回りが上昇に転じると円は上値を切り下げた。日経平均先物が下げ渋ったことも円の重しとなった。なお、9月米個人消費支出(PCE)や9月米個人所得、食品とエネルギーを除いたコアのPCEデフレーターはいずれも予想を下回る結果だったが、相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円29銭前後とアジア時間に付けた安値に面合わせしたものの、一巡後は120円70銭台まで買い戻された。
・ユーロ円も1ユーロ=132円40銭付近から133円ちょうど近辺まで反発した。
・ユーロドルは底堅い。米長期金利の低下を背景にドル安が進んだ流れに沿ったほか、ユーロ豪ドルなどユーロクロスの上昇につれて買いが強まった。弱い米インフレ指標が伝わると1ユーロ=1.10375ドル前後まで上値を伸ばした。

[2015-10-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は対ポンド中心に下落した。日銀の追加金融緩和への期待感が後退したことで、全般円買いが先行したものの上値は重かった。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド買いのフローが観測された」との指摘があり、円安ポンド高が進行。他の通貨に対しても円売りが波及した。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するラッカー米リッチモンド連銀総裁は「利上げが必要と判断したため異議を唱えた」と述べたほか、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「FOMCは利上げの時期をまだ決めていない」「12月のFOMCは利上げがかなりあり得る会合」などと発言したものの、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=120円台半ばでのもみ合いに終始した。
・ポンド円は急伸。月末のロンドンフィキシングに絡んだ買いが入り、一時1ポンド=186円73銭前後と9月22日以来およそ1カ月ぶりの高値を付けた。
・ユーロドルは上値が重かった。足もとで相場下落が続いたあとだけにショートカバーが先行し一時1ユーロ=1.1073ドル前後まで上げたものの、ユーロポンドの急落をきっかけに弱含んだ。4時30分過ぎに一時1.0985-88ドルまで下押しする場面があった。
・ユーロポンドは月末のロンドンフィキシングに絡んだユーロ売りポンド買いのフローが観測されたことで、一時1ユーロ=0.71237ポンド前後と8月20日以来の安値まで下落した。

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