為替・株式・商品マーケット概要

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 2016年5月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2016年5月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2016年5月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2016-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は神経質な動き。日経平均が一時690円超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買いドル売りが入った。半面、政府日銀による円売り介入に対する警戒感から円売りドル買いが出るなど、相場は不安定な値動きとなっている。市場では「本邦長期資金の円売りドル買いが観測されている」との指摘もあった。なお、麻生太郎財務相が4月30日深夜、「一方的で偏った投機的な動きに極めて憂慮している」「必要に応じて対応する」などと述べ、円売り介入も辞さない姿勢を強調した。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2016年5月 発言・ニュース

[2016-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は神経質な動き。日経平均が一時690円超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買いドル売りが入った。半面、政府日銀による円売り介入に対する警戒感から円売りドル買いが出るなど、相場は不安定な値動きとなっている。市場では「本邦長期資金の円売りドル買いが観測されている」との指摘もあった。なお、麻生太郎財務相が4月30日深夜、「一方的で偏った投機的な動きに極めて憂慮している」「必要に応じて対応する」などと述べ、円売り介入も辞さない姿勢を強調した。

[2016-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。政府日銀による円売り介入に対する警戒感から円売りドル買いが出た半面、ナイトセッションの日経平均先物の下落に伴う円買いドル売りが入り、相場は方向感が出なかった。シンガポールや香港、英国が休場となるなか、取引参加者が減少しトレンドが出にくい面もあったようだ。

[2016-05-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は弱含み。足もとで続く円高を背景に政府日銀による円売り介入への警戒感が高まるなか、欧州時間に入ると持ち高調整の円売りが先行。下落して始まったナイトセッションの日経平均先物が上昇に転じたほか、独DAXが堅調に推移したことも円相場の重しとなった。また、対ドルでも頭が重い。全般ドル安が進んだ流れに沿って円が強含む場面も見られたが、米10年債利回りが上昇に転じると上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は序盤に1ドル=106円75銭前後まで上げた後106円30銭台まで売りに押されたが、再び下値を切り上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=122円51銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは買い一服。序盤に1ユーロ=1.14483ドル前後まで下げたが、その後は全般ドル売りが強まった流れに沿ってショートカバーが優勢に。12日高値の1ユーロ=1.14651ドル前後を上抜けて1.15016ドル前後と昨年8月26日以来の高値を付けた。一方で、米長期金利の上昇が重しとなるなど1.15ドル台での滞空時間は短かった。

[2016-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。政府日銀による円売り介入への警戒感がくすぶるなか、ナイトセッションの日経平均先物の上昇を背景に円売りが進んだ。4月米ISM製造業景気指数や3月米建設支出はいずれも予想を下回ったが影響は限定的。米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りも出た。ただ、全般ドル売り圧力が高まるにつれて次第に下値が切り上がった。なお、ユーロに対しては下げ渋り。低調な米経済指標を手掛かりにユーロドルが急伸した流れに沿って円売りが強まった。ただ、一巡するとドル絡みの取引が中心となり動意に欠ける取引が続いた。

[2016-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値を試す展開。憲法記念日の祝日で東京勢が不在となるなか、短期投機筋の仕掛け的な円買いドル売りが先行。CME日経平均先物が下落したことも円買いを誘った。市場では「バリアオプションに絡んだ円売りドル買い注文や本邦長期資金の円売りドル買い注文が観測されている」との指摘があり、伸び悩む場面もあったが下押しは限定的だった。

[2016-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して急伸した。オーストラリア準備銀行(RBA、豪中央銀行)はこの日、政策金利を現行の2.00%から0.25%引き下げて1.75%にすることを決めたと発表。大方の予想は据え置きだっただけに、指標発表後は一転円買い豪ドル売りが膨らんだ。円はドルに対しても底堅い動き。米長期金利の低下やCME日経平均先物の下落を手掛かりに円買いドル売りが優勢となった。東京市場が憲法記念日の祝日で休場だったため商いが薄く、値が振れやすい面もあったようだ。

[2016-05-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は豪ドルを中心に対資源国通貨で堅調。オーストラリア準備銀行(RBA)が予想外の利下げに踏み切りアジア時間に円が急伸した流れが継続。原油先物相場の下落も資源国通貨に対する円買いを誘ったほか、欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移したことも円相場を支えた。一方、ドルに対しては上げ幅を縮小。米長期金利の低下や株安を背景に円買いが先行したが、対資源国通貨を中心にドルの買い戻しが優勢となるとつれる形で円は上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=105円55銭前後まで下げたが、一巡後は買い戻しが入り106円台を回復した。
・豪ドル円は1豪ドル=79円64銭前後と2月24日以来の安値まで売り込まれた。
・ユーロドルは上値が重い。米長期金利の低下をきっかけに買いが先行し、1ユーロ=1.16166ドル前後と昨年8月25日以来の高値を付けた。もっとも、対資源国通貨を中心にドル買い圧力が高まると利食い売りが優勢となり1.1530ドル台まで失速した。

[2016-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は資源国通貨に対して伸び悩み。豪準備銀行(RBA)の予想外の利下げや原油安を背景に、豪ドルなど資源国通貨が全面安に。NZ乳業大手フォンテラが実施したGDT物価指数が前回比1.4%低下したことでNZドル安も加速し、円買い資源国通貨売りが強まった。ただ、一巡すると持ち高調整の売りが出て伸び悩んだ。一方、ドルに対しては売り優勢。対資源国通貨中心にドル高が継続した流れに沿って円売りが強まった。麻生太郎副総理兼財務金融相がフランクフルトで「円の激しい動きを懸念」「必要に応じて円の動きに対応する」などと発言したことも円売りを後押しした。なお、ルー米財務長官は「日本はあらゆる政策手段を動員する必要がある」「日本は為替政策についての国際的約束を守っている」などの見解を示した。

[2016-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は頭が重かった。前日の海外市場で日米当局者による円高けん制発言が相次ぎ、介入警戒感が高まったため円売りドル買いが先行。損失覚悟の円売り注文を巻き込んで下げ足を速めた。その後、下げ渋る場面もあったが、市場では「しっかりとした円売りドル買いのフローが観測された」との指摘があり戻りは限定的だった。

[2016-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。政府日銀による円売り介入に対する警戒感が高まるなか、市場では「しっかりとした円売りドル買いのフローが観測された」との指摘があった。半面、朝方に付けた安値が目先の目処として意識されると下げ幅を縮めた。東京市場が休場となったため市場参加者が減少し、大きな方向感が出にくい面もあったようだ。

[2016-05-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことでリスク回避の円買いが先行。4月英建設業購買担当者景気指数(PMI)や3月カナダ貿易収支が弱い内容だったことでポンドやカナダドルに対しては一段と円高が進んだ。一方、ドルに対しては買い一服。全般ドル売りが強まった流れに沿ってじりじりと円は買われた。4月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が弱い内容となると円は上げ幅を広げたが、その後に発表された3月米貿易収支や1-3月期米非農業部門労働生産性(速報値)が予想を上回ったため円買い圧力は後退した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円25銭前後まで下落したものの、その後は106円60銭台まで下げ渋っている。
・ポンド円は1ポンド=154円42銭前後まで下げ足を速めた。
・ユーロドルは伸び悩み。全般ドル売りが進んだ流れに沿ったうえ、弱いADP全米雇用報告を受けて1ユーロ=1.15297ドル前後まで値を上げた。ただ、3月米貿易収支などは予想より強かったため1.1480ドル台まで失速している。

[2016-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。全般ドル安が進んだ流れに沿ったほか、4月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことで円買いが先行した。ただ、その後発表された3月米貿易収支や1-3月期米非農業部門労働生産性速報値が予想を上回ると売られる展開に。4月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数や3月米製造業新規受注も予想を上回ったうえ、原油先物相場の失速を背景に対資源国通貨でドル高が進んだことも円売りを後押しした。終盤にかけては取引材料に乏しく方向感が出なかった。

[2016-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物が上昇したことを背景に、投資家のリスク許容度改善を意識した売りが先行した。もっとも、株高が一服すると、東京勢が休場で全般に動意が乏しかったこともあり、安値圏でのもみ合いとなった。また、豪ドルに対しては軟調。原油先物相場の上昇を受けて、資源国通貨とされる豪ドルが買われた影響を受けたほか、3月豪小売売上高や3月豪貿易収支が予想より強い結果となったことを材料にした円売り豪ドル買いも出た。

[2016-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。時間外の米10年債利回りが上昇したことで、全般にドル買いが強まった影響を受けた。また、シカゴマーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物や欧州株が堅調に推移したことも売りを促した面があった。一方、他の通貨に対しては伸び悩み。対ドルで欧州通貨安や資源国通貨安が進んだことにつれて、円買い欧州通貨売りや円買い資源国通貨売りが入った。半面、株高を受けた売りも出たため、一方的に買いが進む展開にもならなかった。

[2016-05-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対欧州通貨で買い優勢。4月英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことで円買いポンド売りが強まったことをきっかけにその他の欧州通貨に対しても円高が進んだ。一方、ドルに対しては方向感がない。米10年債利回りやシカゴ日経平均先物の上昇を背景に円売りが先行したものの、株高や米金利上昇が一服したうえ、全般ドル買いの流れが一巡すると円は買い戻される展開に。前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容だったことが伝わると円はさらに買われた。一方で、安倍晋三首相が「為替の急激な変動は望ましくない」「為替市場の動向を注意深く見て必要に応じて対応したい」などと述べると伸び悩むなど明確な方向感が出ていない。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=107円40銭前後まで上げた後106円81銭前後まで下げたが、再び107円台を回復している。
・ユーロ円は前日安値の1ユーロ=122円30銭前後を下抜けて122円10銭前後まで下げる場面があった。
・ユーロドルは軟調。米10年債利回りの上昇を背景に全般ドル買いが強まった影響から売りが先行。前日安値の1ユーロ=1.14662ドル前後を下抜けると目先のストップロスを巻き込みながら1.1418ドル前後まで下げ足を速めた。一巡後は下げ渋る場面があったが戻りは鈍い。

[2016-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は買い先行後、売られた。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱かったことで円買いが先行した。ただ、安倍晋三首相が「為替の急激な変動は望ましくない」「為替市場の動向を注意深く見て必要に応じて対応したい」などと述べたことで一転円売りが優勢に。全般ドル高が進んだことも円売りを後押しした。その後ドル高が一服し、ダウ平均が下げに転じると円買い戻しが散見されたが、次第に方向感が出なくなった。

[2016-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。日経平均株価が高く始まったことで投資家のリスク志向改善を見越した売りが出たものの、日経平均はすぐに失速したため、次第に下値が堅くなった。豪中央銀行(RBA)が金融政策に関する四半期報告でインフレ見通しを下方修正すると、追加金融緩和への思惑から対豪ドルで円買いが加速。徐々に他の通貨に対しても買いの流れが波及した。

[2016-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。午後の日経平均株価が下げ幅を縮小したことで売りが先行したものの、一巡後は再び買い戻しが優勢に。欧州勢が豪ドルなどに対して買いで参入すると、他の通貨に対しても買いの勢いが強まった。また、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が売り先行となったことも相場の下支えとなった。

[2016-05-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。欧州勢が豪ドルに対して円買いで参入したほか、ナイトセッションの日経平均先物が下落したことでリスク回避の円買いが広がった。4月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比16万人増と市場予想の前月比20万人増を下回り、失業率も5.0%と市場予想の4.9%より弱かったため、米10年債利回りの急低下とともに円高ドル安が進んだうえ、ダウ先物など株価が下げ幅を拡大したことで円は一段と上昇した。もっとも米10年債利回りが一転上昇に転じると円は上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=106円44銭前後まで値を下げたが、4日安値の106円25銭前後が目先の下値目処として意識されると106円80銭台まで下げ渋った。
・豪ドル円は1豪ドル=78円18銭前後と2月11日以来の安値まで下げる場面があったが、一巡後は下値を切り上げている。
・ユーロドルは一進一退。全般ドル安が進んだ影響を受けたほか、ユーロ豪ドルなど一部のユーロクロスが上昇したことにつれて買いが先行。低調な米雇用統計発表直後には一時1ユーロ=1.14819ドル前後まで上昇したが、すぐに1.14018ドル前後まで失速。一方で、売りも続かず、その後は1.14ドル台前半での神経質な値動きとなった。

[2016-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。日経平均株価が一時180円超上げるなど堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。その後は日経平均株価が上げ幅を縮小したため買い戻しが入ったが、総じて戻りの鈍い動きに。麻生太郎副総理兼財務金融相が「日本の為替政策は制約を受けない」「為替の急激な変動は望ましくない」「われわれは介入の用意はある」などの見解を示したことも円の上値を重くした面があった。

[2016-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午後の日経平均株価が底堅く推移したことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した売りが出た。その後もナイトセッションの日経平均先物が80円安から持ち直したことを受けて売りの流れが続いた。一方、他の通貨に対しては一進一退。株高を受けた売りが先行したものの、欧州勢の参入後は対ドルで欧州通貨安や資源国通貨安が強まったため、つれて円買い欧州通貨売りや円買い資源国通貨売りが進む場面も見られた。もっとも、買い戻しが一巡すると再び株高を背景に上値を切り下げるなど、総じて方向感に乏しかった。

[2016-05-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株が堅調に推移したことを背景に投資家のリスク志向が改善。対ドルを中心に全般円を売る動きが広がった。なお、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「米国の経済ファンダメンタルズは良好」「FRBの様子見スタンスは適切」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円40銭前後と4月28日以来の高値を付けたほか、
・ユーロ円は1ユーロ=123円57銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは方向感がない。欧州勢参入後にユーロポンドの上昇につれて1ユーロ=1.1420ドル前後まで値を上げたが、その後にユーロクロスが一転下落したほか、ドル円の上昇に伴う売りに押された。一時1.13752ドル前後まで下押し。もっとも、4月29日安値の1.13478ドル前後が目先のサポートとして意識されると下げ渋った。

[2016-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物の上昇などを背景に、投資家のリスク志向が改善し円売り外貨買いが出た。アジア時間に麻生太郎副総理兼財務金融相が「為替の急激な変動は望ましくない」「われわれは介入の用意はある」と述べたことが改めて意識された面もあった。

[2016-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。午前の日経平均株価が堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。また、麻生太郎副総理兼財務金融相が「為替が一方的に偏った状況続くと介入すると言っている」「(米監視リストについて)日本の為替政策が制約されるものでない」などの見解を示したことも円全般の重しになった。売り一巡後は利益確定の買い戻しが入る場面も見られたが、午後の日経平均株価が上げ幅を広げると売りが再開した。

[2016-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午後の日経平均株価が370円超高まで上げるなど堅調に推移するなか、投資家のリスク許容度改善を意識し売りが広がった。欧州勢の参入後も欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が高く始まったことをながめ、売りの流れが続いた。なお、中曽宏日銀副総裁は「経済、物価とも下振れのリスクは相応に大きい」「毎回の会合で点検し、必要なら追加措置を講じる」などの見解を示した。

[2016-05-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを手掛かりに投資家のリスク志向改善を意識した円売りが先行。政府日銀による介入警戒感が高まるなか、その後も円は下げ幅を広げたが、株価が失速したほか、米10年債利回りが低下に転じたためいったん円売りの勢いは落ち着いている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=109円27銭前後と4月28日以来の高値を付けた。もっとも、一巡後は徐々に上値を切り下げた。
・ユーロ円も1ユーロ=124円39銭前後まで上値を伸ばした後はやや伸び悩んでいる。
・ユーロドルは下げ渋り。ドル円の上昇やユーロポンドの下落につれて売りが先行し、1ユーロ=1.13586ドル前後まで値を下げた。もっとも、4月29日安値の1.13478ドル前後が目先のサポートとして意識されると1.13ドル台後半まで持ち直している。

[2016-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。麻生太郎副総理兼財務金融相が2日続けて「為替介入の用意がある」などと発言したことで、政府日銀による円売り介入に対する警戒感が高まり、円売りドル買いが出やすい地合いとなった。ダウ平均や日経平均先物の大幅上昇も、投資家のリスク志向改善につながり円売りを促した。原油先物価格の上昇で、円売り資源国通貨買いも目立った。

[2016-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。朝方こそ売りが先行したものの、徐々に利益確定目的の買いが入った。日経平均株価が240円超高から一時マイナス圏に沈むと、リスク回避の買い戻しが優勢に。半面、その後は日経平均株価が再びプラス圏を回復したため、買いも一服した。また、円はNZドルに対しても下値が堅かった。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は金融安定報告書の中で「金融安定の見通しに対するリスクが増している」などの見解を示した。市場では「NZドル高に対する指摘がなかったことでNZドルを買う動きが広がった」との指摘があり、一時円売りNZドル買いが進行。もっとも、その後は株価の反落を受けて次第に下値を切り上げた。

[2016-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。午後の日経平均株価が一時マイナス圏に沈むなど失速したことで、リスク回避目的の買いが集まった。その後も欧州株やナイトセッションの日経平均先物がさえない動きとなったこともあり、円相場は総じてしっかりだった。

[2016-05-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は底堅い。アジア時間からの円高の流れを引き継いだほか、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことも円買いを誘った。日経平均先物が上昇に転じると上値を切り下げる場面があったが、ダウ平均が下落して始まると円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円52銭前後まで下げた後108円80銭前後まで持ち直したが再び108円49銭前後まで下押しした。
・ユーロ円は1ユーロ=123円61銭前後まで下落し、その後124円20銭台まで下値を切り上げたが買い戻しは一服している。
・ユーロドルは強含み。ユーロポンドの上昇につれて買いが先行し、前日高値の1ユーロ=1.14101ドル前後を上抜けた。ドル円の下落に伴う買いも入り1.14244ドル前後まで値を上げた。

[2016-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。ダウ平均が210ドル超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが入った。米10年債入札後に米長期金利が低下幅を広げると、円買いドル売りがさらに進んだ。なお、黒田東彦日銀総裁は独ベルゼン紙とのインタビューで「日銀は限界に達していない」「日銀は必要であれば著しい金融緩和が可能」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2016-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均株価が200円超安まで下げたことでリスク回避の買いが先行。もっとも、その後は日経平均株価が下げ幅を縮めたことで徐々に上値を切り下げた。総じて日経平均株価の動向をにらんだ動きとなった。なお、黒田東彦日銀総裁は「世界経済の不透明感強い、下振れリスク大きい」「毎回の会合で点検、必要なら3次元で追加緩和講じる」「物価2%に達するのは2017年度中になると予想している」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。

[2016-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午後の日経平均株価が一時70円超高まで反発したことを受け、全般に投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。もっとも、その後は欧州株やナイトセッションの日経平均先物が安く始まったこともあって、売りの勢いも落ち着いた。

[2016-05-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイト・セッションの日経平均先物や欧州株が下落して始まったことで円買いが先行したが、一巡後は株価の買い戻しにつれて一転して円を売る動きが強まった。原油先物相場の上昇を背景に対資源国通貨での円売りも目立った。もっとも、前週分の米新規失業保険申請件数や4月米輸入物価指数が予想より弱い内容だったことが伝わると対ドルでは円売りが一服した。なお、イングランド銀行(BOE)は予想通り政策金利を現行の0.50%に据え置き、資産買取プログラムの規模を3750億ポンドで維持することを決めたと発表。いずれも9対0で決定されたが、一部市場では「一部の委員が利下げに投票するのでは」との思惑が浮上していたため、発表直後は円売りポンド買いが進行。同時に公表されたBOEによる四半期ごとの物価報告(インフレリポート)では成長見通しが下方修正されたため円売りは一服していたが、NY勢が参入すると再びポンド買いが優勢となり円安の流れが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円74銭前後まで売りが先行した後は買い戻しが進み、前日高値の109円37銭前後を上抜けて109円39銭前後と4月28日以来の高値を付けた。もっとも、買い一巡後は伸び悩んでいる。
・ポンド円は1ポンド=158円49銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは下げ渋り。ドル円の上昇や米10年債利回りが上昇に転じたことを背景に売りが強まり、1ユーロ=1.13781ドル前後まで値を下げた。もっとも、前日安値の1.1369ドル前後が目先のサポートとして意識されると、米指標が低調な結果だったことも支えとなり1.14ドル台を回復した。

[2016-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重かった。対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けて円売りドル買いが先行したものの、4月米輸入物価指数が予想を下回り、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると下げ渋った。ナイトセッションの日経平均先物が200円下落したことも円買い戻しを誘った。もっとも、ダウ平均がプラス圏を回復すると再び円売りドル買いが優勢に。原油高を背景に、資源国通貨に対して円売りが出たことも円全体の重しとなった。

[2016-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。高く始まった日経平均が一時200円超安まで下げたことを受け、リスク回避目的の円買いが進んだ。対円では時間外の米10年債利回りがやや低下したことも買いを誘った面がある。なお、黒田東彦日銀総裁は「金融政策の効果の波及にはある程度時間が必要」「効果がはっきりするまで待つということでは全くない」「量、質、金利のいずれも追加緩和の余地は十分にある」などの見解を示した。

[2016-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。欧州勢の参入後に対ユーロなどでまとまった買いが入ると、他の通貨に対しても円買いが波及。午後の日経平均株価が戻りの鈍い動きとなったこともあって一時買いが強まった。もっとも、一巡後はナイトセッションの日経平均先物が強含んだこともあってやや上値を切り下げた。

[2016-05-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。欧州勢参入後に円買いが強まったが、その後はナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを背景に上値を切り下げた。4月米小売売上高が予想を大きく上回ったことが伝わると対ドルを中心に円売りが進んだ。同時に発表された4月米卸売物価指数(PPI)は予想より弱かったこともあり、一巡後は円の買い戻しが入ったが戻りは鈍い。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円52銭前後まで下げた後は買い戻しが進み、前日高値の109円39銭前後を上抜けて109円45銭前後まで反発。一巡後は利食い売りに押され109円ちょうど前後を割り込む場面があったが下値は堅い。
・ユーロ円は1ユーロ=123円07銭前後まで下落した後123円80銭台まで持ち直し、その後は買い戻しが一服している。
・ユーロドルは軟調。欧州勢が売りで参入すると目先のストップロスを巻き込みながら1ユーロ=1013284ドル前後まで下落。一巡後は下げ渋ったが、1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正されたこともあり戻りは限定的。好調な米小売統計を受けて売りが再開し1013074ドル前後まで下げ足を速めた。

[2016-05-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。4月米小売売上高や5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が軒並み予想を上回る強い数字となったことで、円売りドル買いが先行。ルー米財務長官が「日本には大きな課題がある。すべての手段を動員する必要」「ドルが強いのは米経済が比較的堅調だから」などと発言したことも円の重しとなった。ただ、ダウ平均が一時200ドル超下落すると一転円買いドル売りが優勢に。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り引けにかけて持ち直した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに一時1ドル=109円56銭前後と4月28日以来の高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に弱含んだ。米国株の下落に伴う売りが出て108円58銭付近まで押し戻された。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=123円81銭付近まで上げたものの、その後失速。3時前に一時本日安値となる122円76銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは良好な米経済指標をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。0時30分前に一時1ユーロ=101283ドル前後と4月27日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下するとユーロ買いドル売りがじわりと強まり、引けにかけて下げ幅を縮めた。

[2016-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。早朝取引で円買いが入ったものの、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。小安く始まった日経平均株価が210円超高まで反発するとつれる形で全般円を売る動きが広がった。原油先物相場の上昇も対資源国通貨での円売りを誘った。日経平均株価について市場では「先週末に日本経済新聞が報じた増税延期報道を受けて海外勢が買い戻しに動いた」との指摘があった。

[2016-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感がない。一時は220円超上昇した日経平均株価がマイナス圏まで一転下落したことでリスク回避の円買いが入った。一方、日経平均株価は引けにかけて持ち直したほか、全般手掛かり材料に乏しいなかで一段と円買いを進める動きも限られた。

[2016-05-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ナイトセッションの日経平均先物が70円安から20円高まで持ち直したことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。もっとも、一巡後は下げ渋る展開に。日経平均先物がマイナス圏に再び沈んだほか、対ドルでは5月NY連銀製造業景気指数がマイナス9002と市場予想平均のプラス6050を下回る弱い結果となったことも買い戻しを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=108円96銭前後まで上げたものの、アジア時間につけた高値の108円98銭前後が意識されると108円70銭台まで伸び悩み。ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=123円39銭前後まで上昇する場面が見られた。
・ユーロドルは強含み。欧州勢が買いで参入すると一時1ユーロ=1013425ドル前後まで値を上げた。もっとも、その後は米長期金利が上昇した影響から上値も重くなった。

[2016-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はじり安。ダウ平均が一時220ドル超上昇し、ナイトセッションの日経平均先物が100円高となったことで、投資家のリスク志向改善を見込んだ円売り外貨買いが出た。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。なお、5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数はマイナス9.02と予想のプラス6.50に反してマイナスとなったほか、5月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数は58と予想の59を下回ったものの相場の反応は限られた。

[2016-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はポンドや豪ドルに対して売り優勢。複数の世論調査で英国のEU残留支持が離脱支持を上回ったことで朝方からポンドが全面高の展開となり、円は急速に値を下げた。また、オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で政策金利の据え置きを議論していたことが分かると、早期の追加利下げ観測が後退したとの見方から円売り豪ドル買いが活発化した。また、ドルに対してはもみ合い。朝方にやや円売りが先行した後は日経平均株価が180円超高から40円高まで失速するにつれて円の買い戻しが入った。再び日経平均株価が強含んだため円買いの動きも限られるなど方向感がなかった。

[2016-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が引けにかけて190円近く上昇したことを背景に円売りが強まった。市場では「海外短期筋からまとまった円売りが持ち込まれた」との指摘があり、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が上昇して始まると円は下げ幅を拡大した。

[2016-05-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は下値が堅かった。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の上昇を受けて、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行。4月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となったこともあって下値を探る展開となったが、同時に発表された4月米住宅着工件数や4月米建設許可件数は強弱まちまちな内容だったため、売りの勢いも長続きしなかった。その後は日経平均先物や欧州株が下げに転じたことで買い戻しが優勢に。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮小したことも対ドルでの買いを誘った面があった。なお、4月米鉱工業生産や4月米設備稼働率は予想より強い結果となったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時過ぎに1ドル=109円65銭前後まで上げた後、109円10銭台まで失速。
・ユーロ円も1ユーロ=124円17銭前後まで上昇した後は123円50銭付近まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは一進一退。欧州勢の参入後に買いが進み、一時1ユーロ=1.1340ドル前後まで上げたものの、買いが一巡するとユーロ円などの下げにつれて1.13004ドル前後まで下押しした。半面、その後はユーロクロスの買い戻しに伴って1.1320ドル台まで下値を切り上げた。

[2016-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。欧州市場までは日本株相場の上昇を好感した円売りドル買いが目立ったが、ニューヨークの取引時間帯に入ると円買い戻しが優勢となった。ダウ平均が一時240ドル超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが進んだ。なお、この日発表の4月米住宅着工件数や4月米消費者物価指数(CPI)、4月米鉱工業生産はおおむね市場予想を上回ったものの相場の反応は限られた。

[2016-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。1-3月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回る結果となると発表直後は売買が交錯したが、日銀の追加緩和期待が後退したとの見方から日経平均株価の130円超安とともに円買いが進んだ。ただ、その後に日経平均株価が140円超高まで急反発するとつれる形で円は一転下落した。

[2016-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。日経平均株価が140円近く下落した場面では円買いが入ったが、その後に日経平均株価が持ち直すと一転して円を売る動きが強まった。欧州勢参入後に全般ドル高が進むと円は下げ足を速めた。また、英国のEU離脱懸念が後退するなか、円売りポンド買いも目立った。

[2016-05-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。アジア時間からの売りが一巡したことで買い戻しが入る場面があったものの、対ポンドなどで売りが進むと他の通貨に対しても円売りが波及。対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことも売りを促した。なお、円は対ポンドでは売りが優位。「英国が欧州連合(EU)に残留することを支持する国民の割合が55%に達した」との一部報道をきっかけにポンドが全面高となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は16時30分過ぎに1ドル=109円61銭前後まで上げた後、いったんは109円30銭台まで押し戻されたものの、再度109円62銭前後まで反発。
・ポンド円は昨日高値の1ポンド=158円98銭前後を上抜けて、一時159円86銭前後と4月28日以来の高値をつけた。
・ユーロドルは売り一服。欧州勢が売りで参入すると一時1ユーロ=1.12562ドル前後まで下げたものの、その後はユーロ円などの上昇につれて1.1280ドル台まで下げ渋った。

[2016-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。ナイトセッションの日経平均先物や米長期金利の上昇を手掛かりに円売りドル買いが先行。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「大半のメンバーは経済が正当化されるならば、6月利上げの可能性が高いと判断」との見解が示されると、円売りドル買いが加速した。ポンドに対しては、「英国が欧州連合(EU)に残留することを支持する国民の割合が55%に達した」との一部報道を手掛かりに終始円を売る動きが優勢だった。

[2016-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて6月の米利上げ期待が高まるなか、円売りドル買いが強まる場面があったが、一巡後は下げ渋り。市場では「本邦輸出企業から円買いドル売りが散見された」との指摘があったほか、一時は200円近く上昇した日経平均株価が下げに転じたことが円相場を支えた。一方で、戻りを売りたい向きも多く上値も限定的となっている。

[2016-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感がない。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが強まった。その後、米10年債利回りが上昇幅を縮めたほか、欧州株やナイトセッションの日経平均先物が下落して始まると円買い戻しが進んだが、戻りを売りたい向きが多いなか上値は限られている。

[2016-05-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は底堅い。欧州株やナイトセッションの日経平均先物などが下落したことを背景にリスク回避の買いが先行した。また、原油先物相場が下落した影響から対資源国通貨での買いも目立った。その後は株安が一服した場面で上値を切り下げたものの、総じて戻りは鈍かった。なお、ラッカー米リッチモンド連銀総裁が「FOMCは3月に利上げをするのが妥当だった」「6月利上げの根拠は強い」などの見解を示すと、対ドルで一時売りが出たものの反応は限定的。5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数は予想より弱い結果となったが、相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分前に1ドル=109円79銭前後まで下げた後、いったんは110円20銭台まで下値を切り上げたが戻りは鈍かった。
・カナダドル円は原油相場の下落も重しとなり、一時1カナダドル=83円62銭前後まで下押しした。
・ユーロドルは売り一服。米長期金利の上昇を受けて22時前に1ユーロ=1.11801ドル前後と3月29日以来の安値をつけたが、その後は米長期金利が低下に転じたため1.12ドル台を回復した。

[2016-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。ダウ平均や日経平均先物の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買いドル売りが入った。ただ、米早期利上げ観測が高まるなかで、積極的に円を買う動きは限られた。なお、ラッカー米リッチモンド連銀総裁は「FOMCは3月に利上げをするのが妥当だった」「6月利上げの根拠は強い」と述べたほか、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は「6月は間違いなくライブな会合になる」「景気が自身の見通し通りであれば6、7月の会合における利上げは理にかなう」などと発言した。

[2016-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日本株の下落を見越した円買いが先行したが、日経平均株価が100円近い下落から持ち直すと上値を切り下げた。本日は週末の5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いも見られた。一方で、手掛かり材料に乏しいなかで一段と円売りが進む展開にもなっていない。

[2016-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が一時120円超上昇したことを背景に円売りが強まった。6月米利上げへの期待が高まるなか戻り売り意欲が強いうえ、欧州株が上昇して始まったことも重しとなり、じりじりと円は値を下げた。

[2016-05-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ナイト・セッションの日経平均先物が50円安から持ち直したことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。対ドルでは米10年債利回りが上昇したことも売りを促した面があった。なお、麻生太郎副総理兼財務・金融相「為替市場において過度の変動は経済に悪影響」「(G7で)最近の為替の動きについて議論はなかった」などと述べたほか、ルー米財務長官は「競争力目的の通貨切り下げ回避と緊密な意思疎通に改めてコミットした上海G20は成功」などの見解を示したが、相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分前に1ドル=110円44銭前後まで上げたものの、4月26日安値の110円67銭前後が意識されると買いも一服。
・ユーロ円は22時過ぎに1ユーロ=123円99銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは強含み。1ユーロ=1.1220ドル前後を挟んだもみ合いとなっていたが、昨日高値の1.12301ドル前後を上抜けると目先のストップロスを誘発し、一時1.12385ドル前後まで上昇した。

[2016-05-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。ダウ平均が一時130ドル超上昇したことで投資家のリスク志向が改善するとの見方から円売りドル買いが先行。4月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも円売りドル買いを後押しした。ただ、「日銀は将来の金融緩和の『出口』で保有国債に損失が生じる事態に備え、2015年度に初めて4500億円程度の引当金を積む」との日経新聞の記事が伝わると、短期投機筋が円買いドル売りで反応。週末を控えたポジション調整目的の円買いも入り下げ幅を縮めた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに一時1ドル=110円58銭前後と4月28日以来の高値を付けたものの、4月26日の安値110円67銭前後がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。日経新聞の報道も相場の重しとなり110円08銭付近まで下押しする場面があった。
・ポンド円は軟調。英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が迫るなか、調査会社TNSが発表した直近の世論調査で「残留支持38%、離脱支持41%」となったため、英EU離脱懸念が高まりポンド売りにつながった。5時前に一時1ポンド=159円53銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは一進一退。円やポンド絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかった。1ユーロ=1.12ドル台前半での狭いレンジ取引に終始した。

[2016-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が310円超下落したことを背景にリスク回避の円買いが広がった。足元で円安ドル高が進んでいたこともあり、持ち高調整の円買いも見られた。もっとも、その後に日経平均株価が下げ幅を縮めると徐々に伸び悩んだ。

[2016-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価が50円超安まで下げ幅を縮めるとつれる形で円は上値を切り下げたが、下押しは限定的だった。欧州株や時間外のダウ先物が下落すると円買いが再開。原油先物相場の下落も対資源国通貨での円買いを誘った。

[2016-05-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイト・セッションの日経平均先物や欧州株がさえない展開となったことで、リスク回避の円買いが進んだ。原油先物相場の下落を受けて、豪ドルやカナダドルなど対資源国通貨での買いも目立った。なお、ブラード米セントルイス連銀総裁は「ブレグジットを巡る投票はFOMCの決定に影響を与えないだろう」などと述べたほか、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「今年2-3回、来年3-4回の利上げはほぼ妥当」などの見解を示した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に1ドル=109円33銭前後まで下げた後は109円50銭台まで下げ渋り。
・ユーロ円は一時1ユーロ=122円49銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。対資源国通貨などでドル高が進んだ影響を受けたほか、ユーロ円などユーロクロスの下げにつれた面もあり、1ユーロ=1.11874ドル前後まで下落した。

[2016-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して強含み。しばらく方向感のない取引が続いていたが、全般ドル安が進んだ流れに沿って円買いが強まった。ナイトセッションの日経平均先物が120円下げたことも円買いを後押し。引けにかけては持ち高調整の円売りが出てやや伸び悩んだ。ブラード米セントルイス連銀総裁は「ブレグジットを巡る投票はFOMCの決定に影響を与えないだろう」と述べたほか、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「今年2-3回、来年3-4回の利上げはほぼ妥当」などと発言したが影響は限定的だった。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心となったことで総じて動意に欠ける展開となった。

[2016-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや弱含み。前日の海外市場で円高が進んだ反動から円売りが先行。日経平均株価が150円超下落した場面では下げ渋ったものの、戻りは限られた。なお、麻生太郎副総理兼財務金融相が「(ドル円について)今109円くらいになっているのでそれくらいのところで落ち着いておけばいい」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

[2016-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が180円超下落したことでリスク回避の円買いが強まったが、その後は一転して円を売る動きが優勢に。対豪ドルや対ユーロでドル高が進んだことにつれて円売りドル買いが出たほか、ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円の重しとなった。電話世論調査で「欧州連合(EU)残留支持派がリードを広げた」と伝わったことで円安ポンド高が活発化した。

[2016-05-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物などが上昇し、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことも売りを促した面があった。また、円は対ポンドでも売りが優勢に。電話世論調査で「欧州連合(EU)残留支持派がリードを広げた」と伝わったことを受けて、ポンドが全面高となった影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=109円79銭前後まで上昇。
・ポンド円は一時1ポンド=160円39銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは軟調。ユーロポンドなどユーロクロスの下落につれたほか、米長期金利の上昇も相場の重しとなり、1ユーロ=1.11564ドル前後まで下落した。

[2016-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して方向感が定まらない。欧米株式相場やナイトセッションの日経平均先物の上昇に伴い、投資家のリスク志向が高まり円売りが先行した。その後、利益確定の円買い戻しが入ったほか、原油先物相場が上昇し対資源国通貨でドル安が進んだ影響から円買いが見られたが、戻りを売りたい向きも多く一進一退となった。一方、カナダドルに対しては軟調。カナダ銀行(カナダ中央銀行、BOC)はこの日、政策金利を市場予想通り0.50%に据え置くことを決めたと発表。声明では「インフレ統計を中心としたリスクはおおむねバランスが取れている」「現在の金融政策のスタンスが引き続き適切と判断」「CPIは主にガソリン価格の動きから直近で上昇したものの、依然として目標の2%をわずかに下回っている」などの見解が示された。BOCの声明が伝わるとカナダドル買いが優勢に。原油高も円売りカナダドル買いを後押しした。なお、NZドルに対しては買い優位。NZ乳業大手フォンテラが発表した乳価見通しが予想より低かったことで、引けにかけてNZドル売りが強まった流れに沿った。

[2016-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は急上昇。市場では「超高速処理を利用して自動売買するアルゴリズム取引に絡んだ円買いドル売りが入った可能性がある」との指摘があり、円は急伸。本日は月末がスポット応答日にあたり、本邦輸出企業からの円買いドル売りも観測された。もっとも、急速に円買いが進んだ反動から一巡後は徐々に上値を切り上げている。

[2016-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。東京市場はもみ合いが続いていたが、欧州時間に入ると欧州連合(EU)離脱懸念の後退を背景に円安ポンド高が進み、その他の通貨に対しても円売りが広がった。時間外のダウ先物や日経平均先物が上昇したことが円相場の重しとなったほか、アジア時間に円買いを進めた向きが反対売買を迫られた面もあった。

[2016-05-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が強含んだことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。4月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことも円売りドル買いを促した面があったが、下値の堅さを確認すると買い戻しが優勢に。時間外の米10年債利回りが低下に転じたこともあり、全般にドル安が進んだ流れに沿って下値を切り上げた。一方、円は対資源国通貨では弱含み。原油先物相場が50ドル台を回復するなど堅調に推移したことで円売り豪ドル買いや円売りカナダドル買いが出た。もっとも、その後は全般にドル絡みの取引が中心となったため、徐々に方向感も乏しくなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=110円21銭前後まで上昇する場面があったものの、本日高値の110円23銭前後の手前で上値の重さを確認すると109円60銭台まで反落。
・カナダドル円は一時1カナダドル=85円18銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは一転上昇。1ユーロ=1.1175ドル前後を挟んだもみ合いの後、強い米経済指標を受けて一時1.11518ドル前後まで下落する場面があった。もっとも、本日安値の1.11496ドル前後の下抜けに失敗すると1.12172ドル前後の高値まで一転上昇した。

[2016-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い。4月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強く円売りで反応した。ただ、勢いは長続きせず下値が堅いと見た向きが買い戻しに動いた。米10年債利回りが低下幅を拡大したことも円買いを後押しした。一巡するとやや伸び悩んだが、次第に方向感が出なくなった。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事は「かなり近い将来利上げが適切となる可能性も」などの見解を示した。また、朝日新聞が「安倍晋三首相は来年4月の消費税率10%への引き上げを延期する方針を固めた」と報じたが影響は限定的だった。

[2016-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価の寄り付き直後には円買いが入る場面があったが、その後は株価の上昇につれて上値を切り下げる展開となった。仲値決済に向けた円売りドル買いも見られた。

[2016-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。安倍首相が伊勢志摩サミット後の記者会見で「商品価格は5割以上下落しリーマン以来の下げ幅」「消費増税の是非を含め検討し、参院選前に明らかにする」などと述べると持ち高調整の円買いが入った。もっとも、英国の欧州連合(EU)離脱懸念が後退するなか、欧州時間に入り対ポンドで円が反落すると、その他の通貨に対しても円売りが波及した。

[2016-05-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことを受けて、リスク回避の買いが先行。英米の3連休を控えて海外勢から持ち高調整目的の買いも入った。1-3月期の米国内総生産(GDP)改定値が前期比年率0.8%増と市場予想の0.9%増を下回ると対ドルで買いが強まったが、原油先物相場の下落を受けて対資源国通貨でドル買いが進んだため、その後は次第に上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=109円47銭前後まで下落したものの、昨日安値の109円42銭前後が意識されると109円70銭台まで下げ渋り。
・カナダドル円は一時1カナダドル=83円90銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。対資源国通貨でドル買いが進んだ流れに沿って、1ユーロ=1.11485ドル前後まで値を下げた。ユーロ円などの下落につれた面もあった。

[2016-05-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は一転下落。1-3月期米国内総生産(GDP)改定値が予想を下回ったことがわかると円買いで反応した。ただ、その後すぐに円売りが優勢に。市場では「イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が参加する討論会を控えてポジション調整のドル高が進んだのではないか」との声もあった。イエレンFRB議長が「今後数カ月での利上げが適切となる可能性」「経済は改善を続けている」「最近のデータでは成長は加速しているように見える」などと発言すると、米10年債利回りの上昇とともに円売りが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=109円47銭前後まで下げたが、前日の安値109円42銭前後がサポートされると110円45銭前後まで急速に持ち直した。ただ、20日の高値110円58銭前後が目先の上値目処となり買いも一服した。
・ユーロ円は1ユーロ=122円22銭前後まで下げた後、しばらく方向感が出なかったが122円70銭台までショートカバーが進んだ。
・ユーロドルは売り優勢。米GDP改定値は予想を下回ったが影響は限定的だった。全般ドル買い圧力が高まった影響から1ユーロ=1.11252ドル前後まで下落。一巡すると1.1140ドル台まで下げ渋ったが、イエレンFRB議長が早期利上げの可能性を示唆したことで3月16日以来の安値となる1.11111ドル前後まで売り込まれた。

[2016-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。前週末の海外時間に売りが進んだ流れを引き継いだ。米追加利上げ観測を手掛かりにした円売りドル買いの動きが目立ったほか、日経平均株価が堅調に推移したことも全般に売りを促した面があった。

[2016-05-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はじり安。午後の日経平均株価が17000円台を回復するなど堅調に推移したことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した売りの流れが続いた。欧州勢の参入後は一時買い戻しが入る場面もあったが、すぐに売りが再開するなど総じて戻りは鈍かった。

[2016-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感がない。英国市場がスプリングバンクホリデー、米国市場がメモリアルデーで休場とあって商いが極端に薄れるなか、総じてもみ合いに終始した。24時前から全般円買いがやや強まる場面があったが、時間外の原油先物相場がプラス圏に浮上したことで対資源国通貨中心に円売りが出て上値を抑えられた。

[2016-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。昨日のアジア時間に急ピッチで売りが進んだ反動が出たほか、午前の日経平均株価が下落したことでリスク回避目的の買いも入った。もっとも、その後は日経平均が持ち直したことで、戻り売りが優勢となった。また、円は豪ドルやポンドに対しても軟調。4月豪住宅建設許可件数が前月比3.0%増加と市場予想の前月比3.0%減に反して増加したことを受け、全般に豪ドル買いが進んだ影響を受けたほか、対ポンドでは「損失確定目的の売りを巻き込んで下げ幅を広げた」との指摘もあった。

[2016-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。午後の日経平均株価が180円超上昇するなど堅調に推移したため、しばらくは安値圏でのさえない動きとなっていたが、欧州勢の参入後は買い戻しが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が一時100円安まで下げたことでリスク回避の買いが入ったほか、ポンドが月末絡みの売りに押された影響から円も対ポンドで買いが強まった。

[2016-05-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。ナイトセッションの日経平均先物が100円下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。また、月末絡みのポンド売りのフローから円高ポンド安が急速に進んだ。ただ、株価が下げ幅を縮めたほか、米10年債利回りが上昇するにつれて上値を切り下げる展開に。4月米個人消費支出(PCE、季節調整済み)が市場予想を上回ったことも円売りドル買いにつながった。一方、カナダドルに対しては底堅い。株安で円買いが先行した後伸び悩んだが、1-3月期および3月カナダ国内総生産(GDP)が低調な内容だったため円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=110円90銭付近まで下げたが、その後は111円20銭台まで持ち直した。
・カナダドル円は1カナダドル=84円80銭前後まで下押しした後も戻りの鈍い動きが続いている。
・ユーロドルは底堅い。月末絡みのユーロ買いポンド売りのフローにつれて買いが先行し、一時1ユーロ=1.11652ドル前後まで上昇した。強い米PCEや米金利上昇を受けて伸び悩む場面があったが、ユーロカナダドルの上昇が支えとなるなど下値は限られた。

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