為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年7月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年7月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年7月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が180円を超す上げ幅となったうえ、ナイト・セッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が上昇。投資家のリスク選好度が高まり円が売られた。ただ、対オセアニア通貨ではユーロが買われると同時に円が買われ、底堅く推移する場面も見られた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年7月 発言・ニュース

[2013-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価が180円を超す上げ幅となったうえ、ナイト・セッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が上昇。投資家のリスク選好度が高まり円が売られた。ただ、対オセアニア通貨ではユーロが買われると同時に円が買われ、底堅く推移する場面も見られた。

[2013-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は弱含み。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が底堅く推移するなか、投資家のリスク志向が改善し円売り外貨買いが出た。ただ、足もとで円安進行が続いたあとだけに利益確定目的の円買いも入ったため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間につけた高値1ドル=99円73銭前後を上抜けて、21時30分過ぎに一時99円74銭前後と6月5日以来の高値を付けた。ただ、4月11日の高値99円95銭前後がレジスタンスとして意識されるとやや伸び悩んだ。市場では「100円ちょうどにかけては売り注文が観測されている」との指摘があった。
 ユーロ円は19時前に一時1ユーロ=130円07銭前後と6月11日以来の高値を更新したものの、130円台では戻り売りや利食い売りが厚く上値は限られた。
・ユーロドルは欧州株の上昇を手掛かりにユーロ買いドル売りが入り一時1ユーロ=1.3060ドル前後まで上げたものの、さらに買い進める材料もなく徐々に上値が重くなった。ドル円の上昇に伴うユーロ売りドル買いが出たほか、対スイスフランでドル買いが強まった影響を受けた。一時1.3025-28ドルまで下押しした。

[2013-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下値が堅い。6月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が50.9と市場予想の50.5を上回ったことを好感して円売りドル買いが強まった。もっとも、米10年債利回りが低下に転じたことで、日米金利差縮小が意識され円の買い戻しが入った。
 一方、ユーロやオセアニア通貨に対しては弱含み。ダウ平均が170ドル超上昇したことをながめ、投資家のリスク許容度拡大を見越した円売り外貨買いが進行。また、対ドルでユーロ高やオセアニア通貨高が進んだため、円に対しても強含んだ面があった。

[2013-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。欧米株高をながめ、前日海外時間に円売りが優位となった反動が出た。市場では「本邦短期投機筋から円買いドル売りが入った」との声が聞かれたほか、その他の通貨に対しても円買い戻しが進んだ。ただ、日経平均株価の上げ幅拡大を背景にした円売りも見られ、上値は限られた。

[2013-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して伸び悩み。オーストラリア準備銀行(RBA)声明で「豪ドルは4月初旬から10%程度下がったが、引き続き高い水準にある」「為替レートは時間とともに一段と下落する可能性」などと伝わり、全般豪ドル売りが強まった流れに沿って円高豪ドル安が加速した。その後、持ち高調整の豪ドル買い戻しが強まり、円安豪ドル高が進んだ。
 一方、円はその他の通貨に対して下げ渋り。日経平均株価が240円を超す上げ幅となり、投資家がリスクを取りやすくなるとして円売りが活発化した。ただ、欧州株が軟調に推移すると円が一転買い戻された。

[2013-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は軟調。足もとで円安進行が続いたあとだけに、ロンドン市場に入ると利益確定目的の円買いが先行した。ただ、そのあとは再び弱含む展開に。日米金融政策の方向性の違いなどから円売りドル買いが強まると、他の通貨に対しても円売りが波及した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。米量的金融緩和の縮小観測は根強く、米10年債利回りが上昇。日米金利差拡大への期待から円売りドル買いが広がった。心理的節目の1ドル=100円ちょうどを上抜けるとストップロスを誘発し、一時100円38銭前後と6月5日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は底堅い動き。ユーロドルの下落に伴う売りが出て一時1ユーロ=129円87銭前後まで下げたものの、そのあとはドル円の上昇につれた買いが入り130円52銭前後まで値を戻した。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州勢が買いで参入すると一時1ユーロ=1.3078ドル前後まで値を上げたが、1.3100ドルにかけて観測されている売り注文に上値を抑えられると徐々にさえない展開となった。市場では「政府系ファンドの売りが観測された」との指摘があり、アジア時間の安値1.3050ドル前後や昨日の安値1.3007ドル前後を下抜けた。22時前に一時1.2992ドル前後まで値を下げている。

[2013-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。米量的緩和の縮小観測が根強いなか円売りドル買いが先行。ダウ平均が堅調に推移したほか、ナイトセッションの日経平均先物が180円上昇したことをながめ、投資家のリスク許容度拡大を見越した円売り外貨買いも進んだ。もっとも、ポルトガルの政局不安などを背景にダウ平均が下げに転じると円の買い戻しが強まる場面もあった。

[2013-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対豪ドルで一転上昇。豪経済指標の発表を控えて思惑的な豪ドル買いが入ったほか、WTI原油先物相場の急伸が豪ドル買いを促し、円安豪ドル高が先行した。5月豪貿易収支が予想を上回ったことも円売り豪ドル買いを後押ししたが、5月豪小売売上高が予想を下回ったため、追随する動きは限られた。
 その後、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「豪ドル安が経済を支援する可能性」「当面はトレンドを下回る経済成長が続く可能性が大きい」と発言すると、一転円買い豪ドル売りが優勢となった。
 一方、円は豪ドル以外の通貨に対して方向感が定まらない。前日NY時間に円売りが加速した流れを引き継いだが、日経平均株価が下げ幅を拡大すると円買い戻しが進んだ。市場では「国内輸出企業や国内信託銀行から円買いドル売りが観測された」との指摘もあった。
 ただ、主要通貨に対して豪ドル売りが強まると同時に円が売られたため、上値が切り下がった。午後の日経平均株価が持ち直したことも円の上値を抑えた。

[2013-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の発言を受けて豪利下げ観測や豪ドル先安観が高まるなか、対豪ドル中心に円買いが継続した。また、「ポルトガル政府の閣僚がさらに辞任する用意がある」と地元通信社が報じると、同国の10年債利回りが8.023%と昨年11月27日以来の高水準まで急上昇。欧州株安も投資家のリスク許容度低下につながり、対ユーロ中心に円買いが加速した。
 ただ、6月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が56.9と市場予想平均の54.5を上回ったことがわかると円売りポンド買いが強まり、他の通貨に対しても持ち高調整の円売りがやや進んだ。

[2013-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は上昇。「ポルトガル政府の閣僚がさらに辞任する用意がある」と地元通信社が報じると、同国の国債利回りが急上昇。欧州の債務問題に発展するとの懸念が強まり、対ユーロ中心に円買いが広がった。欧州株や時間外のダウ先物の下落に伴う円買いも進行した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分前に一時本日安値となる1ドル=99円27銭前後。
・ユーロ円は20時30分過ぎに一時1ユーロ=128円69銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは下値が堅かった。ポルトガルへの懸念をきっかけにユーロ売りドル買いが先行し、17時前に一時1ユーロ=1.2923ドル前後と5月29日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ドル円の下落に伴ってユーロ買いドル売りが入ったほか、欧州株やダウ先物が下げ幅を縮めたことでショートカバーが進んだ。21時30分前に一時1.2984ドル前後とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。

[2013-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。ダウ平均やナイトセッションの日経平均先物が持ち直したことをながめ、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが進んだ。米10年債利回りの上昇を背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも観測された。もっとも、本日は独立記念日の前日で米債券・株式市場が短縮取引のため手掛かり材料に乏しく、その後は持ち高調整を目的とした円の買い戻しが入った。

[2013-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。市場では「短期投機筋から円売りドル買いが入った」との声が聞かれたほか、その他の通貨でも円売りがやや先行した。ただ、日経平均株価が下落するにつれてリスク回避的な円買いが強まったほか、円売りドル買いを進めた短期投機筋が反対売買を迫られて底堅く推移した。もっとも、上海総合指数が上げに転じ強含んだため、円買い圧力も次第に後退した。

[2013-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。新規の取引材料に乏しいなか、日経平均株価が動意を欠いたこともあり、円相場もしばらく方向感が出なかった。欧州勢が参入すると全般円高が進んだが、欧州株が堅調に推移した影響から円買い圧力は後退した。今晩に英中銀金融政策委員会(MPC)欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて、一方向に持ち高を傾けづらい面もあった。

[2013-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は高安まちまち。英中銀金融政策委員会(MPC)の決定を受けて、ポンドに対しては上昇した。ユーロに対してもドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の会見を手掛かりに円買いが優勢となった。
 一方、資源国通貨に対しては軟調だった。英欧の緩和的な金融政策が当面続くとの見方から株式への買いが膨らみ、英国株が3%超、ドイツ株が2%超上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から円売り資源国通貨買いが優勢となった。円はドルに対しても弱含んでいる。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は持ち直した。16時前に一時1ドル=99円50銭前後まで値を下げたものの、そのあとはじりじりと下値を切り上げた。対ユーロやポンドでドル買いが強まった影響を受けて、一時100円16銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は軟調だった。ドラギECB総裁は定例理事会後の記者会見で「金利は長期に渡り現行水準かそれを下回る水準になる」「国債購入計画(OMT)を発動させる用意がある」「利下げに関して幅広い協議をした」などと発言。ECBがフォワードガイダンス(時間軸政策)を示すという前例のない措置を取ったことで、ユーロ全面安の展開となった。21時30分過ぎに一時1ユーロ=128円85銭前後まで売り込まれた。
・英ポンド円は大幅安。MPCはこの日現行政策の据え置きを決めたものの、「英財務相からMPCへの書簡は、中間の数値基準を活用する可能性も含めて、何らかの形の時間軸政策を採用する場合、8月のインフレリポートで評価を提供するよう求めた」「時間軸政策に関する分析は8月会合の政策協議で重要な意味を持つ」との異例の声明を発表。これを受けて市場では「経済情勢によって政策引き締めは正当化されない」との観測が浮上しポンドを売る動きが広がった。一時1ポンド=150円30銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルはECBがフォワードガイダンス(時間軸政策)を示したことで、ユーロ全面安の展開となり一時1ユーロ=1.2883ドル前後まで大きく値を下げた。

[2013-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。英中銀金融政策委員会(MPC)の決定を受けて、ポンドに対しては上昇。ユーロに対してもドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の会見を手掛かりに円買いが進行した。
 一方、資源国通貨に対しては軟調だった。英欧の緩和的な金融政策が当面続くとの見方から株式への買いが膨らみ、英国株が3%超、ドイツ株が2%超上昇した。投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から円を売る動きが広がった。円はドルに対しても弱含んだ。

[2013-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。欧州株や夜間取引の日経平均先物の上昇を背景に、日本株高を見越した円売りが先行した。対ドルでは「本邦輸入勢から円売りが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、本日は週末の5・10日(五十日)にあたり、仲値に絡んだ円売りが広がった。日経平均株価の200円超高も円売り要因と見なされた。ただ、下値では「本邦輸出勢から円買いドル売りが観測された」との指摘があり、円全体の下値が切り上がった。

[2013-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。市場では「本邦輸出筋から円買いドル売りが観測された」との声が聞かれたが、日経平均株価の290円超高が円の重しとなり上値は限られた。欧州勢が欧州通貨売りドル買いで参入すると、欧州通貨に対して円高がやや進んだ。ただ、対資源国通貨では欧州通貨が売られると同時に円が売られ軟調に推移した。

[2013-07-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は失速。英欧低金利政策の長期化観測が広がるなか、対ポンドやユーロで円買いが先行すると他の通貨に対しても円買いが波及した。ただ、ニューヨークの取引時間帯に入り、6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増と予想の前月比16万5000人増を上回ったことが分かると円売りドル買いが優勢に。円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=100円47銭前後を上抜けて、一時5月31日以来の高値となる101円14銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は持ち直した。ユーロドルの下落に伴う売りが先行し一時1ユーロ=128円60銭前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが進んだ。ドル円の上昇につれた買いが入り、一時129円70銭前後まで上げた。
・ユーロドルはドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が前日に低金利政策の長期化を表明したことでユーロ売りドル買いが進行。米雇用者数が予想より大幅に増えたことが分かると、ドル全面高の様相となり、一時1ユーロ=1.2806ドル前後まで値を下げた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時84.530と2010年7月13日以来約3年ぶりの高水準を付けた。

[2013-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。6月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増と市場予想平均の前月比16万5000人増より強かったことを受けて米10年債利回りが急上昇(経済指標データ参照:アメリカ非農業部門雇用者数の推移)。日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となるとその他の通貨に対しても円売りが波及した。一時マイナス圏に沈んだダウ平均が140ドル超上昇したことも円全体を押し下げた。
 一方、オセアニア通貨に対しては伸び悩み。米雇用統計後に対オセアニア通貨でドル買いが進んだ影響を受けて、円に対して弱含んだ。ただ、米国株式相場が堅調に推移すると投資家のリスク回避姿勢が後退し、円安オセアニア通貨高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は6月米雇用統計後に買いが進み、1ドル=101円14銭前後まで上昇した。一目均衡表雲の上限が位置する101円17銭前後が意識され伸び悩む場面があったが下値は堅かった。米国株が底堅く推移したことを支えに一時101円23銭前後と5月31日以来の高値をつけた。
・ユーロ円はドル円や米株の上昇につれた買いが進み、1ユーロ=129円89銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは軟調。米雇用統計を受けて全般ドル買いが進んだ流れに沿った。一時1ユーロ=1.2806ドル前後まで下げ足を速めた。もっとも、5月17日の安値1.2796ドル前後が目先のサポートして意識されるとその後は1.2830ドル付近でもみ合った。

[2013-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、前週末NY時間に円売りドル買いが加速した影響が残った。日経平均株価の上昇を見越した円売りも先行した。
 高く始まった日経平均株価が下げに転じ、上海総合指数が下げ幅を広げると円買い戻しが入ったが、日経平均株価が再びプラス圏に浮上したため、円買いは長続きしなかった。

[2013-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。上海総合指数が下げ幅を拡大したうえ、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がソフトバンクの格付けを「BBB」から「BB+」に引き下げたことを受けて、日経平均株価が200円を超す下げ幅に。投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが広がった。ただ、時間外のダウ先物が底堅く推移したうえ、欧州株が上げ幅を拡大すると円売りが進み、上値が切り下がった。ナイト・セッションの日経平均先物の160円高も円の重しとなった。

[2013-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はドルに対してはもみ合い。欧州株や夜間取引の日経平均先物の上昇を受けて円を売る動きが出た半面、対欧州通貨などでドルが売られた流れに沿って、円高ドル安が進んだ。一方、ドル以外の通貨に対しては弱含んだ。欧州オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円台前半でもみ合い。全般ドル売りが出た影響を受けた半面、クロス円の上昇につれた買いが入ったため相場は方向感が出なかった。
・豪ドル円は堅調。株高に伴う円売り豪ドル買いが出たほか、豪ドル米ドルの上昇につれた買いが入り一時1豪ドル=92円12銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは欧州株の上昇をきっかけに足もとの下落に対するショートカバーが先行。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「長期間低金利を維持することへの同意は難しい」と述べたことを受けて、一時本日高値となる1ユーロ=1.2872ドル前後まで値を上げた。もっとも、同総裁は「現段階での利上げは正当化されない」とも発言したため、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

[2013-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで強含み。米長期金利が大幅に低下したことで、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。もっとも、米株式相場の上昇で投資家のリスク志向改善を意識した円売りも出たため、上値も限定的だった。
 また、他の通貨に対してはもみ合い。対ドルでの円買いが他の通貨に対しても波及した一方、欧米株高などを手掛かりにした円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いなども観測された。全般にドル絡みの取引が中心だったこともあって、明確な方向感を欠いた面もあった。なお、「ユーロ圏財務相はギリシャへの支払いを承認した」と伝わったが、特段の反応は見られなかった。

[2013-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。対ドル中心に円買いが先行したほか、6月豪NAB企業景況感指数の悪化を受け、対オセアニア通貨で円買いが強まる場面があった。ただ、日経平均株価が上げ幅を拡大すると、投資家がリスクを取りやすくなるとして円が売られる展開に。市場では「マクロ系ファンドや本邦輸入勢から円売りドル買いが入った」との声も聞かれた。もっとも、日経平均株価が前場の引けにかけて伸び悩むと円売り圧力も後退した。

[2013-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日経平均株価の360円超高に伴い、投資家のリスク選好度が高まるとして円売りが活発化した。市場では「コンピューターで売買の好機を判断するモデル系ファンドの円売りが観測された」との指摘もあった。ユーロ売りオセアニア通貨買いが強まるとともに、対ユーロでは円買い戻しが入る場面があったが、対オセアニア通貨ではさらに円が売られた。
 また、円はポンドに対して一転上昇。日本株高を背景に円売りが先行したが、5月英鉱工業生産や5月英製造業生産高、5月英貿易収支がいずれも予想より弱い内容となったため、一転円買いポンド売りが加速した。

[2013-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。欧州株や時間外のダウ先物の上昇が円売りを誘ったほか、対ポンド中心にドル買い圧力が高まった影響を受けた。半面、円の下値では日本の輸出企業の円買い注文が観測されており、相場の支援材料となっている。米長期金利が低下に転じたことも下支え要因。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。新規材料難から様子見ムードが広がり1ドル=101円台前半で値動きが細っている。
・ポンド円は軟調だった。5月英鉱工業生産指数など予想を下回る英経済指標が相次いだことで、全般ポンド売りが膨らんだ(経済指標データ参照:5月英鉱工業生産指数グラフへ)。20時過ぎに一時1ポンド=150円20銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは日本や欧州株の上昇を手掛かりにユーロ買いドル売りが先行し、一時1ユーロ=1.2898ドル前後まで上昇した。ただ、1.2900ドル手前で上値の重さが嫌気されると、徐々にユーロ売りドル買いが進んだ。ユーロクロスの下落に伴う売りも出て、一時1.2850-53ドルまで下押しした。

[2013-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで堅調。アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事が「長期間にわたり主要政策金利を史上最低水準に据え置くとしたフォワードガイダンスの期間は1年を超える」との認識を示したことで、ECBによる低金利政策の長期化観測が改めて高まり、対円でもユーロ売りが進んだ。その後にECBが「フォワードガイダンスに関する同理事の発言は特定の期間を示すことを意図したものではない」との声明を発表したため、円買いユーロ売りは一服したものの、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリアの格付けを「BBB+」から「BBB」に引き下げたと伝わると、再び対ユーロで円買いが進んだ。
 また、他の欧州通貨に対しても円はしっかり。英経済指標が弱い結果となったことを受けて、欧州時間にポンド売りが強まった影響が残ったため、対ポンドで円は買い先行。もっとも、欧米株高を受けた円売り外貨買いの動きも観測され、上値は限定的だった。
 ドルに対しても円は買い先行。対欧州通貨での円買いが波及し、しばらくは対ドルでも円買いが優勢だった。ただ、引けにかけては株高を背景に上値を切り下げた。

[2013-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。日経平均株価が方向感の定まらない展開となり、円相場もしばらく動意を欠いた。ただ、6月中国貿易収支が予想を下回ったことがわかると、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルなどに対して円買いが強まった。また、対ドルなどでややまとまった円買いが入り、円全体が底堅く推移した。

[2013-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優位。日経平均株価の180円超安に伴い、リスク資産圧縮目的の円買いが入った。ドルに対して市場では「本邦輸出勢から円買いが散見された」「短期投機筋から円買いが持ち込まれた」との指摘があり、損失覚悟の円買い注文を断続的に誘発。他の通貨に対しても円買いが優位となった。
 日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小すると円買いは一服したが、欧州勢の参入に伴い円買いが再開。ナイトセッションの日経平均先物の190円安や欧州株安も円買いを後押しした。

[2013-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は失速。アジア市場で、日本株の下落に伴う円買いが強まった流れを引き継いで高く始まった。ナイトセッションの日経平均先物が190円下落すると、リスク回避的な円買いが加速した。ただ、そのあとは徐々に上値を切り下げる展開に。欧州株相場が下げ幅を縮めたことなどをながめ円を売る動きが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は下値が堅かった。17時過ぎに一時本日安値となる1ドル=99円78銭前後まで値を下げたものの、そのあとは次第に買い戻しが進んだ。日米金融政策の方向性の違いなどから押し目を拾いたい向きは多いうえ、米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いが出た。
・ユーロ円も下げ幅を縮める動き。17時30分過ぎに一時1ユーロ=128円02銭前後と日通し安値を更新したものの、そのあとはドル円の持ち直しにつれて128円台後半まで戻した。
・ユーロドルはドル円の下落をきっかけにユーロ買いドル売りが先行。今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前にショートカバーが進んだ面もあった。18時過ぎに一時1ユーロ=1.2836ドル前後と日通し高値を付けた。

[2013-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は高安まちまち。週初からオセアニア通貨買いの動きが目立っていた反動で、全般にオセアニア通貨が軟調に推移したため、円もオセアニア通貨に対しては買い戻しが進んだ。一方で、ユーロなど欧州通貨に対してはさえない動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表後は荒い値動きとなったものの、総じて売りが優勢だった。
 また、ドルに対しては不安定な動きに。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル売りの流れに沿って、円買いドル売りが先行。FOMC議事要旨で「多くのメンバーは量的緩和縮小には労働市場の改善が必要と判断した」「一部のメンバーは想定される成長の加速を示す一段の証拠を緩和縮小前に確認したい意向」などの見解が示され、米量的緩和の早期縮小観測が後退し、対ドルで円買いが加速する場面も見られた。買い一巡後は米長期金利が上昇したこともあって、いったんは上値を切り下げたものの、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演後は再び買いが優勢に。FRB議長が「インフレと雇用は一段の刺激策の必要性を示唆している」との見解を示したため、引けにかけては改めて円買いドル売りが入った。

[2013-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対してしっかり。昨日NY時間にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演後の質疑応答で「インフレと雇用は一段の刺激策の必要性を示唆している」と語り、円買いドル売りが優勢となった地合いを引き継いだ。目先のストップロスを断続的に巻き込み、急速に円高が進んだ。ただ、市場では「海外勢や国内信託銀行から円売りが観測された」との声が聞かれたほか、日経平均株価の持ち直しに伴う持ち高調整の円売りが見られ、急失速した。
 もっとも、日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて円買いが再開。日銀は「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを全会一致で決定し、市場予想通りの結果となったが、海外勢中心に円買いを進める動きが続いた。
 一方、円は欧州通貨に対して下げ渋り。バーナンキFRB議長の発言を手掛かりに欧州通貨買いドル売りが加速し、同時に円売りが先行した。日経平均株価の持ち直しも円売りを後押しした。ただ、日銀金融政策決定会合に絡んで円買いドル売りが強まった影響から、下値が切り上がった。
 なお、円は資源国通貨に対してもみ合い。ドルや欧州通貨絡みの取引が中心となり、方向感が定まらなかった。6月豪雇用統計で失業率は5.7%と市場予想平均の5.6%より弱かった。一方、新規雇用者数は1万300人増と市場予想平均のゼロを上回り、円は豪ドルに対して売買が交錯した。

[2013-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日銀金融政策決定会合の結果公表前から、海外勢中心に円買いが継続した影響が残った。ただ、上海総合指数が4%超上昇したうえ、日経平均株価が80円高まで持ち直したため、リスク許容度改善を意識した円売りに押し戻された。欧州株や時間外のダウ先物の上昇も円の重しとなった。
 黒田東彦日銀総裁は11日、定例記者会見で「2%物価目標実現に必要かつ十分な政策を取った」「上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う」などと発言したが、市場の反応は薄かった。

[2013-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が前日に緩和的な金融政策の必要性に言及したことから、対ドルで円が買われ円全体を支えた。半面、欧州株や時間外のダウ先物の上昇を背景に、投資家のリスク志向が改善したため円売り外貨買いが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円台前半でのもみ合いとなった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことで円買いドル売りが入ったものの、反応は一時的だった。
・ユーロ円も1ユーロ=129円台での値動きが続いている。
・ユーロドルは上値の重さが目立った。バイトマン独連銀総裁が「金融政策は危険な領域に入っている」「欧州中央銀行(ECB)はフォワードガイダンスに縛られておらず、インフレ圧力が高まれば利上げを排除しない」と発言すると1ユーロ=1.3079ドル前後まで値を戻す場面があったが、戻りは限定的だった。クーレECB理事が「LTROに関しては前回の会合で協議しなかった」と述べたことで、スペインなど欧州債務懸念国の国債利回りが上昇。全般にユーロ売りが進み、一時1.3005-08ドルまで下押しした。市場では「欧米金融政策の方向性の違いは明らかであり、戻り売りなどが出やすい」との指摘もあった。

[2013-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。対豪ドルなどで円買いが入り、その他の通貨に対しても円買いの動きが波及。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「LTROに関しては前回の会合で協議しなかった」と発言したことを手掛かりにした円買いユーロ売りが強まる場面も見られた。
 もっとも、買い一巡後は徐々に上げ幅を縮小。ダウ平均が引けにかけて上げ幅を拡大したため、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がったほか、対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が上昇したことにつれた円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いも進んだ。
 一方、ドルに対してはもみ合い。前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果となったことを受けて、円買いドル売りが先行。欧米株高を手掛かりに円売りが強まった場面では一時伸び悩んだものの、その後は米長期金利の低下で全般にドル売りが優勢となったため、再び下値を切り上げた。

[2013-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。小高く始まった日経平均株価が50円超下落すると、つれる形でリスク回避的な円買いが先行した。ただ、本日は連休前の実質5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いが入った。市場では「本邦輸入筋からまとまった円売りドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、日経平均株価が100円超高まで持ち直したことも円全体を押し下げた。もっとも、その後の日経平均株価が再びマイナス圏に沈み、円売り圧力も後退した。

[2013-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は欧州通貨に対して強含み。市場では「アジア系ソブリンネームからポンドドルの売りが出た」「マクロ系ファンドからユーロドルの売りが観測された」との指摘があり、欧州通貨売りドル買いが活発化。つれる形で欧州通貨安・円高が進んだ。
 一方、円はその他の通貨に対してもみ合い。日経平均株価の方向感が出なかったうえ、新規の取引材料が伝わらず、動意に欠ける取引が続いた。欧州株は高く始まったものの、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りは目立っていない。

[2013-07-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は徐々に強含んだ。対豪ドル中心に全般米ドル買いが強まった流れに沿って円安ドル高が進行すると、円全体の重しとなる場面があった。ただ、ポルトガルの政局不安を背景に同国国債利回りが急上昇すると、欧州の債務問題に発展するとの懸念が強まり、徐々に円買いユーロ売りが入った。
【 通貨ペア 】
ドル円は失速。対豪ドルで米ドル買いが強まったことを受けて、一時1ドル=99円69銭前後まで値を上げた。ただ、そのあとはユーロ円などクロス円が下落した影響で一時98円96-99銭まで下押しした。
・ユーロ円は軟調。ドル円の上昇で一時1ユーロ=129円95銭前後とアジア時間に付けた日通し高値129円96銭前後に迫る場面があったがその後失速した。22時30分過ぎに一時本日安値となる128円97銭前後まで値を下げた。
・豪ドル円は下落。一時1豪ドル=89円70銭前後と6月25日以来の安値を更新した。市場では「15日発表の4-6月期中国国内総生産(GDP)が弱い結果となる」との噂が出回り、中国と資源貿易関係の深い豪ドルを売る動きが活発化した。
・ユーロドルは、ポルトガルなど欧州債務懸念国の国債利回り上昇が嫌気されてユーロ売りが出たほか、市場では「フランスの格付けが引き下げられる」との噂が出回りユーロ安が進んだ。22時30分前に一時1ユーロ=1.2999ドル前後と日通し安値を更新した。

[2013-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が弱い結果となったことを受けて対ドルで円買いが入ったほか、ポルトガルなどの欧州債務問題を手掛かりにした円買いユーロ売りも観測された(経済指標データ参照:7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)のグラフへ)。
 もっとも、ポルトガル連立与党である民衆党のポルタス党首が「政府として現在の政治危機を克服し、国際支援プログラムを予定通り2014年6月に終了する意向である」との見解を示すと、対ユーロでの円買いは一服。米国株式相場が高く始まったこともあって、徐々に投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが進んだ。
 なお、ダウ平均はその後に下げに転じる場面も見られたが、週末を控えて徐々に様子見ムードが強まったため、株安を意識した動きは限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=98円88銭前後まで下げたものの、売り一巡後は99円台半ばまで買い戻し。プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「FRBは量的緩和の縮小を9月に開始するべき」「量的緩和を今年末までに停止するべき」などと述べたこともドル買いにつながった。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁が「ディスインフレ下での量的緩和縮小に反対」との見解を示したため、買いも長続きしなかった。
・ユーロ円は23時前に1ユーロ=128円91銭前後まで下げたものの、ポルタス党首の発言をきっかけに一転して買い戻しが入り、アジア時間につけた高値の129円96銭前後に面合わせする場面も見られた。
・ユーロドルは底堅い。22時20分過ぎに1ユーロ=1.2999ドル前後まで下押ししたが、ポルトガルの債務問題に対する懸念が後退すると買い戻しが優勢に。セントルイス連銀総裁が早期の量的緩和縮小に反対したこともあって、1.3092ドル前後まで上昇する場面も見られた。ただ、直後に格付け会社フィッチがフランスの格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたと伝わったため、引けにかけては上値も重くなった。

[2013-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。海の日の祝日で東京市場が休場。市場参加者が少なく大きな方向感は出なかった。一方、豪ドルに対しては弱含んだ。4-6月期の中国国内総生産(GDP)発表に全般豪ドル買いが強まった流れに沿った。

[2013-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。東京市場が休場だったことからしばらくは動意の薄い展開が続いていたが、欧州勢がドル買いで参入すると円安ドル高が進行。他の通貨に対しても円売りが波及した。欧州株相場の上昇を背景に、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出た面もあった。

[2013-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は売り一服。欧州勢がドル買いで参入し、欧州市場序盤から円安ドル高が進んだ流れを引き継いだ。市場では「マクロ系ファンドから円売りドル買いが観測された」との声が聞かれたほか、ニューヨーク勢がドル買いで参入した。米長期金利の上昇も円売りドル買いを後押しし、他の通貨でも円売りが活発化した。
 ただ、6月米小売売上高が前月比0.4%増と市場予想平均の前月比0.8%増を下回ったことがわかると、円買いドル売りが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円48銭前後と10日以来の高値を更新した後、100円ちょうど前後を割り込む場面も見られた。
・ユーロ円は3日以来の高値となる1ユーロ=130円71銭前後まで値を上げた後、買いが一服した。
・ユーロドルは下げ幅縮小。全般ドル高が加速した地合いに沿って、1ユーロ=1.30ドル台前半から1.3000ドルにかけて観測されていた買い注文をこなした。前週末の安値1.2999ドル前後を下抜け、1.2992ドル前後まで値を下げた。ただ、弱い6月米小売売上高を受けてショートカバーが優位に。一時1.3057-60ドルまで買い戻された。

[2013-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで底堅い。欧州時間から強まったドル高の流れに沿って円売りドル買いが先行したものの、6月米小売売上高が予想より弱い結果となったためドル買い圧力が後退、円が徐々に買い戻された。米長期金利が低下に転じ、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りも入った。もっとも、その他に目立った材料が無かったほか、17日以降にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の半期金融政策報告を控えているため、市場では次第に様子見ムードが強まり、一方的に円が上昇する展開にもなっていない。
 なお、他の通貨に対してはもみ合い。対ドルでの円買いが波及する場面も見られたが、米国株が底堅く推移したことを背景にした円売りも出たため、総じて方向感を欠いた動きとなった。

[2013-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日本株相場の上昇を見込んだ円売り外貨買いが先行したほか、仲値決済に向けた円売りドル買いが出たものの、そのあとは徐々に下値を切り上げた。中国株の下落をながめ円を買い戻す動きが出たほか、市場では「米系証券や日本の輸出企業の円買いドル売りが散発的に入った」との指摘があった。

[2013-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含んだ。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢が加わる時間帯に入ると値を上げた。高く始まった欧州株が下げに転じたことで円買い外貨売りが入ったほか、市場では「日本の輸出企業の円買いドル売りが入った」との指摘があった。

[2013-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円はポンドやドルに対して買い一服。6月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったほか、フィッシャー英中銀(BOE)理事が「BOEは出口戦略以上に一段の刺激策について議論するなど、量的緩和に関して全て検討した」と発言したことを受けて、円買いポンド売りが強まった(経済指標データ参照:6月英消費者物価指数(CPI)の推移グラフへ)。対ドルではドル売りスイスフラン買いが加速すると同時に円が買われた。ただ、6月米CPIが予想を上回ったことがわかると円買いは一服した。
 一方、円はその他の通貨に対して方向感が定まらない。ポンドやドルに対する円買いにつれた半面、スイスフランやオセアニア通貨に対して円を売る動きが見られ、売買が交錯した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円24銭前後まで値を下げたが、前日の安値99円06銭前後が下値の目処となり、99円台半ばまで買い戻された。
・ポンド円は1ポンド=149円80銭前後まで急ピッチで下げた後、150円ちょうど前後で神経質な値動きとなった。
・ユーロドルは底堅い。ユーロ豪ドルの売りが強まったほか、7月独ZEW景況感指数が予想を下回ったことを受けて、1ユーロ=1.30515ドル前後まで売りが先行した。ただ、ドルスイスフランが急落した影響から買い戻しが優位に。ユーロポンドの急伸につれた買いも見られ、1.3137ドル前後まで持ち直した。

[2013-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで堅調。欧州通貨やオセアニア通貨などに対してドル売りが優勢となったことに伴い、円買いドル売りが入った。6月米消費者物価指数(CPI)や7月NAHB住宅市場指数などが強い結果となったことで、一時的に対ドルで円が売られる場面があったものの、いずれも反応は限定的。17日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の半期金融政策報告を控えて、新規の取引材料に乏しいなか、ほぼ一本調子で円買いドル売りが進行した。
 もっとも、他の通貨に対してはもみ合い。ドル絡みの取引が中心だったため、総じて方向感を欠いた動きに終始した。

[2013-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。前日の海外市場で、円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まったものの、上値は重かった。日本の輸入企業の円売りドル買いが出たほか、市場では「大手米銀の円売りドル買いが出た」「欧米銀行の円売りユーロ買いが出た」との指摘があり軟調に推移した。

[2013-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含んだ。新規材料難からしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、欧州勢が加わる時間帯に入ると値を下げた。欧州株が高く始まったことをきっかけに円売り外貨買いが出たほか、市場では「ロンドン勢の円売りドル買いが出た」との指摘があった。

[2013-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。6月英雇用統計が予想よりも強い内容となったうえ、英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨(3-4日分)では全員一致で政策維持を決めたことが明らかになった(経済指標データ参照:6月英失業率の推移グラフへ)。前回まで資産買い入れプログラムの規模拡大を主張していたフィッシャー理事マイルズ委員が据え置きを支持したことで、円売りポンド買いが優位となった。米長期金利の上昇をながめ、円売りドル買いが見られたほか、欧州株や時間外のダウ先物の持ち直しも円全体の重しとなった。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は17日、半期金融政策報告の原稿のなかで「FRBは資産買い入れ縮小を年内に開始し、2014年半ばごろに終了させることが適切と想定」「資産買い入れは失業率が7%近辺となった時点で終了する可能性が高い」としながらも、「債券購入のペースは事前に決まっていない」「予見可能な将来において極めて緩和的な政策を見込む」「雇用は満足できる状況から程遠く、失業率は正常水準を大幅に上回ったままだ」などの見解を示した。米量的緩和の早期縮小観測を高める内容ではなかったほか、6月米住宅着工件数や6月建設許可件数がいずれも予想より弱かったため、米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが優勢に。他の通貨に対しても円買い戻しが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円89銭前後まで値を上げた後、99円05銭前後まで一転下落した。
・ポンド円は1ポンド=152円05銭前後まで急伸したが、ドル円の下落に押され150円87-92銭まで失速した。
・ユーロドルは底堅い。ポンド絡みの取引が中心となり、1ユーロ=1.3150ドル前後でしばらく方向感が出なかった。米長期金利の上昇に伴い、ドル円が上昇したタイミングで1.3124-27ドルと欧州時間に付けた日通し安値1.3123ドル前後に接近したが、バーナンキFRB議長の証言内容や弱い米住宅指標を受けて全般ドル売りが優位に。前日の高値1.31745ドル前後を上抜け、1.3179ドル前後まで持ち直した。

[2013-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで一進一退。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は金融政策報告の原稿で「債券購入のペースは事前に決まっていない」「FRBは資産買い入れ縮小を年内に開始し、2014年半ばごろに終了させることが適切と想定」「予見可能な将来において極めて緩和的な政策を見込む」などの見解を示した。総じてこれまでの発言と同様の内容だったものの、早期の量的緩和縮小期待を高めるものではなかったとの見方から全般にドル売りが進み、円も対ドルで買いが優勢となった。6月米住宅着工件数や6月建設許可件数がいずれも市場予想より弱い結果だったことも、円買いドル売りにつながったようだ。
 もっとも、売り一巡後は一転して買い戻しが優勢に。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けて円売りドル買いが入ったほか、市場では「マクロ系ファンドからドルの押し目買いが観測された」との声も聞かれ、円は対ドルで上値を切り下げた。一方で、フィキシング通過後は再び円が買い戻されるなど、円売りの流れも続かなかった。
 なお、他の通貨に対しても円は買い先行。欧州時間まで売りに押された反動が出たほか、対ドルでの円買いが波及した面もあった。ただ、その後はドル絡みの取引が中心となったこともあって、次第に方向感に乏しくなった。

[2013-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。仲値決済に向けた円売りドル買いが出たほか、日本株相場の上昇に伴う円売り外貨買いが出た。市場では「大手国内銀行の円売りドル買いが出た」との指摘があった。

[2013-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調だった。日経平均が200円超上昇したことなどを材料に円売り外貨買いが出たほか、市場では「欧州の長期資金などからの円売りドル買いが観測された」との指摘があった。

[2013-07-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。6月英小売売上高が前年同月比で予想を上回り、ポンド買いドル売りが強まるにつれて円高ドル安が進んだ(経済指標データ参照:6月英小売売上高グラフへ)。ただ、ポンドドルの上昇が一服すると上値が切り下がる展開に。前週分の新規失業保険申請件数が予想より強かったことがわかると、米長期金利が上昇に転じるとともに円売りドル買いがやや強まった。
 一方、円は資源国通貨に対してじり安。強い6月英小売売上高が円売りポンド買いを誘ったほか、ナイトセッションの日経平均先物や欧州株の上昇を背景に円売りが散見された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円95-98銭まで値を下げた後、100円37銭前後まで持ち直した。ただ、15日の高値100円49銭前後に上値を抑えられた。
・ポンド円は1ポンド=152円58銭前後までじり高となった。
・ユーロドルは上値が重い。ポンドドルの上昇を支えに1ユーロ=1.3120-23ドルまで上げたが、ユーロポンドなどユーロクロスの下落に押され失速した。強い米雇用指標もユーロ売りドル買いを後押しし、前日の安値1.3083ドル前後を下抜け1.3070ドル前後まで値を下げた。

[2013-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。前週分の米新規失業保険申請件数や7月製造業景気指数(フィリー指数)などが市場予想よりも強い結果となったことを受け、米国株式相場が堅調に推移。ダウ工業株30種平均やS&P500種株価指数がいずれも史上最高値を更新するなか、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは米長期金利の上昇で日米金利差拡大を意識した円売りも見られた。
 その後は米株高が一服したことで、いったん円の買い戻しが入る場面もあったものの、対ユーロ主導で再び円売りが優勢に。ポルトガルで連立政権の不信任案が否決されたと伝わり、同国の政局に対する先行き不透明感が緩和するとの見方から円売りユーロ買いが進み、他の通貨に対しても円売りの動きが波及した。
 なお、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は半期金融政策報告の質疑応答において「6月からの経済データは強弱まちまち」「9月のFOMCは量的緩和の評価にデータを注視する」「量的緩和にはコストとリスクがあり、FRBはこれらを注意深く監視している」などの見解を示したが、特に目立った反応は見られなかった。

[2013-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち直した。前日の米国株の上昇を手掛かりに円売り外貨買いが先行。日経平均が100円超上昇すると、一段と円を売る動きが強まった。市場では「欧米金融機関や邦銀の円売りが観測された」「昨日と同様に海外の長期資金からの円売りが出た」との指摘があった。
 ただ、そのあとは急速に円を買い戻す動きが広がっている。日経平均が急速に売られ、400円近く下げたため投資家心理が悪化。円の売り持ちを解消する動きが膨らんだ。

[2013-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は戻りが鈍かった。日本株の急落をきっかけに円を買い戻す動きが広がったものの、夕刻にかけて徐々に上値が重くなっている。急ピッチで上昇した反動が出たほか、市場では「ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを受けて円を売り直す向きもあった」との声が聞かれた。

[2013-07-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は豪ドルに対して売り優位。中国人民銀行が貸し出し金利の下限を撤廃すると発表したことを受けて、中国と経済的な結びつきが強い豪ドルが買われ、円が売られた。
 一方、円はその他の通貨に対してもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物の150円高を背景に円売りが散見されたが、欧州株や時間外のダウ先物が弱含んだため下値は限られた。豪ドル絡みの取引が中心となったこともあり、方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円30銭前後でのもみ合いに終始した。
・豪ドル円は1豪ドル=92円56銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロドルは一進一退。ユーロポンドの下落に押され1ユーロ=1.3095-98ドルまで値を下げた後、豪ドル米ドルの急伸につれて1.3133-36ドルまで持ち直した。ただ、豪ドル米ドルの買いが一服し、欧州株や時間外のダウ先物が弱含むと1.3101-04ドルまで再び下げた。

[2013-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルでさえない。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や参議院選挙を控えて、様子見ムードが強まったことから、しばらくは方向感の乏しい動きに。黒田東彦日銀総裁が「日銀は強力な量的・質的緩和を継続する」との見解を示したことでやや円売りが出たほか、引けにかけて持ち高調整目的の円売りが出た程度にとどまった。一方、円は対豪ドルではしっかり。中国人民銀行が貸し出し金利の下限を撤廃すると発表したことを受けて、欧州時間に急ピッチで円売り豪ドル買いが進んだ反動が出た。
 なお、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の最終草案では「基調的ファンダメンタルズを反映させるため、為替レートの弾力性を支持」「競争目的のために為替レートを目標としないことを確約」などと伝わったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は引けにかけて1ドル=100円66銭前後まで上昇。
・ユーロ円は「ギリシャの格付けが引き上げられる」との噂を手掛かりに1ユーロ=132円ちょうど付近まで上昇。欧米株安などを意識した売りに上値を抑えられたものの、引けにかけて132円27銭前後まで上げた。
・ユーロドルは底堅い。ギリシャの格付け引き上げの噂などを手掛かりに買いが入った。週末を前に持ち高調整目的の買いも観測され、4時30分過ぎには1ユーロ=1.3155ドル前後まで値を上げた。

[2013-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。週末の参院選の結果がほぼ予想通りとなったことで、円の売り持ちを解消する動きが先行。高く始まった日本株が失速をしたことも円の買い戻しを誘った。市場では「CTA(商品投資顧問)が円買いと同時に日経平均先物に売りを出した」との声も聞かれた。

[2013-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は小動き。新規材料難から様子見ムードが広がり、狭いレンジでのもみ合いが続いた。佐藤健裕日銀審議委員はこの日、「追加緩和の手段は微調整から大幅なものまで幅ある」「2%の物価目標は上下一定の幅のある仕組み」などと述べたものの、相場の反応は限定的だった。

[2013-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円はポンドに対して軟調。欧州勢からまとまったポンド売りが持ち込まれ、円安・ポンド高が進んだ。つれる形でユーロやスイスフランに対して円売りが広がったが、欧州株や時間外のダウ先物の上値の重い展開となり、投資家のリスク許容度が低下したため、次第に円が買い戻された。
 一方、円は資源国通貨に対して伸び悩み。資源国通貨に対してユーロ買いが先行するにつれて円が買われたが、その後一転してユーロが売られたため、同時に円売りが強まった。
 なお、円はドルに対してもみ合い。手掛かり材料に乏しかったうえ、23時発表の6月米中古住宅販売件数待ちの状態となり値動きが細った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円ちょうど前後を意識したもみ合いに終始した。
・ポンド円は1ポンド=153円30-35銭まで値を上げた。
・ユーロドルは伸び悩み。ポンドドルの上昇につれて1ユーロ=1.31915ドル前後まで値を上げたが、11日の高値1.32085ドル前後に上値を抑えられた。ユーロクロスの売りが強まるにつれて1.3160ドル台までじり安となった。

[2013-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。6月米中古住宅販売件数が市場予想を下回る結果となりドルに対して円買いが進むと、その他の通貨に対しても円買いが波及した。もっとも、その後はダウ平均や米10年債利回りが方向感のない動きとなるなど総じて手がかり材料を欠いたため、もみ合いとなった。
 なお、ユーロやドルに対してオセアニア通貨買いが進んだことに伴い、円に対しても強含む場面があったが反応は一時的だった。

[2013-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。前日の海外市場で、円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まった。市場では「対ドルでは、損失覚悟の円買い注文の誘発を狙った仕掛け的な円買いが入った」との指摘があった。ただ、そのあとは円を売る動きが優勢に。一時は100円超下落した日経平均が持ち直し、100円超上昇したことが円売り外貨買いを誘ったほか、「国内機関投資家の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。

[2013-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。日本やアジア株相場が底堅く推移したことへの反応は薄かった。

[2013-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は軟調。時間外の米長期金利の上昇幅拡大をながめ円売りドル買いが活発化すると、他の通貨に対しても円売りが広がった。欧州株や時間外のダウ先物が底堅く推移したことも円の重しとなった。5月カナダ小売売上高が予想を上回ったことがわかると、対カナダドルでさらに円安が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=99円68銭前後を上抜けたほか、99円90銭や100円ちょうどに観測されていたストップロスを巻き込み、100円18銭前後まで値を伸ばした。
・カナダドル円は1カナダドル=97円11銭前後まで上げ幅を広げた。
・ユーロドルは下げ渋り。米長期金利の上昇を背景に全般ドル買いが加速した流れに沿って、1ユーロ=1.31645ドル前後まで値を下げた。ただ、株価の底堅い値動きが相場を支えたほか、強い5月カナダ小売売上高を手掛かりに米ドル売りカナダドル買いが進んだ影響から、1.3194-97ドルまで買い戻された。

[2013-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。米10年債利回りが上昇したことに伴って日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。5月カナダ小売売上高が市場予想を上回ったことでカナダドルに対して円が弱含んだことも後押しし全般に円売りが進んだ。もっとも、弱い7月リッチモンド連銀製造業景気指数をきっかけに米長期金利が上昇幅を縮めると一転して円を買い戻す動きが強まった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買いドル売りが入ったほか、ポンドや豪ドルに対してドル売りが強まったことで対ドルで円買いが加速したことも支えとなった。

[2013-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。豪ドル米ドルの下落をきっかけに全般米ドル買いが強まった流れに沿って、円安ドル高が進んだ。市場では「短期投機筋の円売りドル買いが出た」との指摘もあった。

[2013-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午後の日経平均が下げ幅を縮めたことで円売りが出たほか、市場関係者からは「対ドルでは、損失覚悟の円売り注文の誘発を狙った仕掛け的な円売りが出た」との指摘があった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、仏・独経済指標の改善を手掛かりに円売りユーロ買いが強まり円全体の重しとなった。「大手国内銀行の円売りドル買いが観測された」との指摘もあった。

[2013-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は軟調。米長期金利の大幅上昇に伴い、円売りドル買いが活発化した。市場では「大手邦銀や国内機関投資家から円売りドル買いが観測された」との声も聞かれ、他の通貨に対しても円売りが優位となった。仏・独の7月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI、速報値)が予想を上回ったことが引き続き材料視され、対ユーロなどで円売りが強まったほか、欧州株や時間外のダウ先物の上昇も円を押し下げた(経済指標データ参照:仏の7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)独の7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値))。ただ、欧州資源国通貨に対してドル買いが加速すると、つれる形で円を買い戻す動きも見られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日の高値1ドル=100円19銭前後を上抜けて上昇に弾みが付き、100円36銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=132円74銭前後と5月23日以来の高値を更新した後、132円台半ばまで伸び悩んだ。株高の一服も上値を抑えた面があった。
・ユーロドルは失速。強い仏・独経済指標が引き続き好感されたほか、株高を支えに1ユーロ=1.3256ドル前後と6月20日以来の高値を付けた。ただ、米長期金利の大幅上昇とともに全般ドル買い圧力が高まり、一転下落する展開に。株価の伸び悩みも重しとなり、1.3203-06ドルまで急ピッチで下げた。

[2013-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して弱含み。米10年債利回りの大幅上昇を手掛かりに日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが先行した。6月米新築住宅販売件数が市場予想を上回る結果となったことも円売りドル買いを後押しした。
 欧州通貨に対しては下値が堅かった。強い仏・独経済指標を受けて欧州株が堅調に推移したことを背景に投資家のリスク志向改善を見越した円売り欧州通貨買いが進んだ。ただ、米長期金利の上昇に伴いドルに対して欧州通貨売りが優勢となるとつれる形で円高が進んだ。
 一方、資源国通貨に対しては堅調。原油先物相場が大幅に下落したことで円高資源国通貨安が進行した。ダウ平均がさえない動きとなったことも円買いを促した。

[2013-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが先行したものの、追随する動きがなかったため円売りは早々に失速した。日経平均が一時100円超下落したことで円の売り持ちを解消する動きが出たほか、市場では「国内輸出企業の円買いドル売りが入った」との指摘があった。

[2013-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。日経平均が200円近く下落したことでリスク回避的な円買いが先行したものの、夕刻にかけては伸び悩んだ。市場では「海外勢の円売りドル買いが目立っている」との指摘があり、円全体を押し下げた。

[2013-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はしっかり。4-6月期英国内総生産(GDP)速報値の発表を控えて思惑的な円売りポンド買いが先行したほか、7月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ったことを受けて円売りユーロ買いが進んだ。ただ、6月期英GDP速報値が市場予想通りだったことがわかると、円買いポンド売りが一転優勢に。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株、時間外のダウ先物が下げ幅を拡大し、リスク回避的な円買いも活発化した(経済指標データ参照:6月期英GDP速報値の推移グラフへ)。その後、株安が一服すると持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。
 なお、対ドルでは6月米耐久財受注額が予想を上回ったことに一時円売りで反応したが、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が予想を下回ったうえ、前週分の米新規失業保険申請件数も予想より弱かったため、円買い戻しが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=100円ちょうど前後でのもみ合いから99円63銭前後まで値を下げた。強い6月米耐久財受注額を受けて99円98-01銭まで一時買い戻されたが、前週分の米新規失業保険申請件数などが弱かったため99円54銭前後まで失速した。
・ポンド円は1ポンド=153円84銭前後まで買いが先行した後、152円26銭前後まで一転下落した。ただ、株価の下げ渋りに伴う買い戻しが入ったうえ、ドル円の買いが強まったタイミングで152円76-81銭前後まで値を戻した。
・ユーロドルは行って来い。強い独経済指標を手掛かりに1ユーロ=1.3238ドル前後まで買いが先行したが、ポンドドルの急落や株安に押され一転下落する展開に。前日の安値1.31765ドル前後を下抜け、1.3166ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、ユーロポンドの上昇が相場を支えたほか、米経済指標発表後にドル売り圧力が高まった流れに沿って1.32385ドル前後まで持ち直した。

[2013-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優勢。変動の大きい輸送関連を除いた6月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が弱い結果となったことを受けて円買いドル売りが進行。ダウ平均が一時80ドル超安となったことも円買いを誘った。また、引け前にWSJの花形部門FEDウォッチャー(FRBを専門に担当)であるジョン・ヒルゼンラス記者が「FRBは来週のFOMCで850億ドルの債券購入プログラムを維持する方向」との見解を示したと伝わると円高ドル安が加速した。
 一方、オセアニア通貨に対しては軟調。ウィーラーRBNZ総裁が声明で金融刺激策の解除について示唆したことが引き続き円売りNZドル買いを後押しした。豪ドルに対してもつれる形で円安が進んだ。

[2013-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調だった。6月全国消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことから、デフレ脱却期待が高まり円売りドル買いが先行。市場では「国内輸入企業の円売りが観測された」との指摘もあり、序盤はさえない展開となった。
 ただ、日本株相場が大幅に下落すると、リスク回避的な円買いが優勢となり相場は上昇に転じた。市場では「大手米系証券の円買いドル売りが観測された」との指摘もあり、損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んだ。

[2013-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや強含んだ。日本株の大幅下落に伴うリスク回避的な円買いが入ったほか、夕刻にかけては米長期金利の低下を手掛かりに円買いドル売りが進み円全体を押し上げた。ただ、円の上値では「国内機関投資家の円売りドル買いが散見された」との指摘があり、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

[2013-07-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円はしっかり。高く始まった欧州株がマイナス圏に沈んだうえ、時間外のダウ先物が下げ幅を拡大し、リスク回避的な円買いが活発化した。対ドルでは米長期金利の低下に伴う円買いも見られた。なお、22時55分には7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)の発表を控えている(経済指標データ参照:ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値>グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は目先のストップロスを巻き込み、1ドル=98円27銭前後まで値を下げた。市場では「11日の安値98円20銭前後が下値の目処となる」との声が聞かれた一方、「98円ちょうどにかけてストップロスが並んでいる」との指摘もあった。
・ユーロ円は1ユーロ=130円47銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは上値が重い。1ユーロ=1.3297ドル前後と前日の高値1.3296ドル前後をわずかに上回る場面があったが、1.3300ドルにはまとまった売り注文が観測されており、頭の重さが次第に嫌気された。株安やユーロ円の下落につれた売りも広がり、1.3253ドル前後まで値を下げた。

[2013-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。欧州株や時間外のダウ先物が軟調に推移したことを受けて投資家のリスク回避を意識した円買い外貨売りが先行。対ドルで目先のストップロスを狙った仕掛け的な円買いが入ったことで円全体が押し上がった。ダウ平均が一時150ドル超下落したほか、原油先物相場が下げたことを背景に資源国通貨に対しても円は強含んだ。もっとも、引けにかけてダウ平均が持ち直したことでやや伸び悩んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円ちょうどにかけて観測されていたストップロスを巻き込み、一時97円95銭前後まで下げ足を速めた。売りが一巡すると週末のポジション調整に伴うショートカバーが入り98円30銭台まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=130円09銭前後まで下げた後、ダウ平均の持ち直しを支えに130円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは方向感が定まらない。軟調な欧米株式相場を嫌気した売りが出て、1ユーロ=1.3253ドル前後まで値を下げた。ドル円が下落したタイミングで1.3292-95ドルまで値を上げたものの、日通し高値の1.32975ドル前後や1.3300ドルに観測されているまとまった売りオーダーに頭を抑えられた。その後は1.32ドル台後半で方向感が出なかった。

[2013-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。米金融緩和の長期化観測がくすぶるなか、前週末に円買いドル売りが活発化した地合いを引き継いだ。日経平均株価が360円超下落したうえ、上海総合指数も下げ幅を拡大し、リスク回避目的の円買いが強まった。市場では「マクロ系ファンドから円買いドル売りが持ち込まれた」との指摘もあり、全般円高が進んだ。

[2013-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。黒田東彦日銀総裁が29日、「デフレ脱却という異次元緩和の狙いはこれまでのところうまく進んでいる」などと述べた後に円売りが進んだ。ただ、発言内容が新味に乏しかったうえ、日経平均株価が引けにかけて460円超下落した影響から円が買い戻された。欧州株が高く始まると円が売られたが、欧州株が伸び悩むにつれて円売りも一服するなど、方向感が定まらなかった。

[2013-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対してはやや強含んだ。日本や中国株の下落を背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。ただ、欧州株が上昇して始まったため、円買いの勢いは緩やかだった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。円とドルがユーロなどに対して同時に買われたため、相場の方向感は出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。1ドル=97円台後半でのレンジ取引が続いた。
・ユーロ円は軟調。ユーロ安ドル高につれた円買いユーロ売りが入り、22時30分前に一時本日安値となる1ユーロ=129円70銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは頭が重かった。ユーロクロスの上昇をきっかけにユーロ買いドル売りが先行し、19時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3295ドル前後まで値を上げた。ただ、前週末の高値1.32975ドル前後やまとまった規模の売りが観測されている1.3300ドルに上値を抑えられると次第に弱含んだ。ニューヨークの取引時間帯に入り、全般ドル買いが進むと一時1.3249ドル前後まで値を下げている。

[2013-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。来月6日の豪準備銀行(RBA)政策金利発表での利下げ観測が高まるなか、対豪ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円は強含んだ。ダウ平均が一時70ドル超安となったほか、ナイトセッションの日経平均先物が下落したことを背景に投資家のリスク回避を意識した円買い外貨売りも入った。
 一方、ドルに対してはもみ合い。対豪ドルを中心に全般ドル買いが進んだ流れに沿って円売りドル買いが入る場面があったが、豪ドルに対して円が買われた影響も受けたため総じて狭いレンジ内で方向感を欠いた動きが続いた。市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)や7月米雇用統計を控え様子見ムードが強い」との指摘があった。

[2013-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して買い優位。6月豪住宅建設許可件数が予想に反して減少したほか、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「第2四半期のインフレ指標はRBAに利下げ余地を保つ」「豪ドル安は理にかなっており、さらに下落しても大きな驚きはない」「金融政策は刺激の限界に達していない」などと発言。全般豪ドル売りが活発化し、円高豪ドル安が進んだ。
 一方、円は豪ドル以外の通貨に対して軟調。ドルに対して市場では「海外勢から円売りが先行した」「邦銀から円売りが持ち込まれた」との声が聞かれたほか、豪ドル米ドルの急落につれて円売りが強まった。安く始まった日経平均株価が200円超高まで持ち直したうえ、上海総合指数が上げ幅を拡大したことも円全体を押し下げた。

[2013-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の発言を受けて豪利下げ観測や豪ドル先安観が高まるなか、対豪ドル中心に円買いが継続した。市場では「欧州系から円買いドル売りが観測された」との指摘もあり、円全体が強含んだ。

[2013-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は強含み。対ポンドや豪ドル中心に円買いが強まると、他の通貨に対しても円買いが波及し円全体を押し上げた。市場では「欧州勢の円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はクロス円の下落につれた円買いドル売りが入り、21時前に一時1ドル=97円77銭前後まで値を下げた。ただ、前日の安値97円64銭前後が目先下値の目処として意識されるとショートカバーが進み、98円台前半まで下げ渋った。
・ポンド円は軟調だった。ユーロポンドの上昇をきっかけに全般ポンド売りが先行し、一時1ポンド=149円76銭前後まで下げた。なお、ユーロポンドは一時1ユーロ=0.86827ポンド前後まで上昇した。市場では「月末絡みの買いが観測された」との声が聞かれた。
・ユーロドルはしっかり。ユーロポンドの上昇に伴うユーロ買いドル売りが入ったほか、市場では「1.3300ドル突破を狙った仕掛け的なユーロ買いドル売りが入った」との声が聞かれ一時1ユーロ=1.3302ドル前後と6月20日以来の高値まで上げた。

[2013-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。市場では「月末絡みのドル買いのフローが入った」との指摘があり、円売りドル買いが進むとその他の通貨に対しても円売りが強まった。ただ、対ポンドや豪ドルに対して円買いが優勢となると円全体が押し上がった。ナイトセッションの日経平均先物が200円下落したことを背景に投資家のリスク回避を意識した円買い外貨売りも入った。

[2013-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価が220円を超す下げ幅となり、リスク回避目的で円買いが先行した。豪利下げ観測が高まるなか、対豪ドル中心に円を買う動きがやや目立った。ただ、月末とあって仲値に向けた円売りドル買いが観測されたほか、日経平均株価の下げ幅縮小につれて円買い圧力が後退し、上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円85銭前後まで下押ししたが、売りが一巡すると98円15銭前後まで持ち直した。市場では「97円50銭にまとまった規模の買い注文が観測されている」との指摘があり、下値の堅さが意識された格好だ。
・豪ドル円は前日の安値1豪ドル=88円69銭前後を下抜け、昨年12月26日以来の安値となる88円32銭前後まで下げた後、88円台半ばまで値を戻した。
・ユーロドルは小動き。手掛かり材料に乏しかったうえ、円絡みの取引が中心となり1ユーロ=1.3260ドル前後で値動きが細った。午前の高値は1.3268ドル前後、安値は1.3255ドル前後で値幅は0.0013ドル程度と狭かった。

[2013-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで堅調。市場では「本邦輸出筋から円買いが入った」との声が聞かれたほか、日経平均株価が引けにかけて200円超下落したことが円買いを誘った。ロンドン8時(日本時間16時)のフィキシングに向けた円売りが出る場面もあったが、対ユーロ中心にドル売りが強まるとともに円買いドル売りが再開。「欧州勢から断続的な円買いが持ち込まれた」との指摘もあった。
 一方、円はドル以外の通貨に対して伸び悩み。日経平均株価の大幅安をながめ、リスク回避的な円買いが先行した。ただ、ユーロなどに対してドル売りが強まると同時に円が売られ、上値が切り下がった。

[2013-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は失速。日本株の大幅下落を手がかりに、欧州勢が円買い外貨売りで参入。欧州株の下落に伴う円買いも入った。ただ、ニューヨークの取引時間帯に入り、7月ADP全米雇用報告と4-6月期米国内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容だったことが分かると、円売りドル買いが優勢に。他の通貨に対しても円売りが波及し円全体を押し下げた(経済指標データ参照:7月ADP全米雇用報告グラフへ4-6月期米国内総生産(GDP)グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に一時本日安値となる1ドル=97円59銭前後まで値を下げたものの、一目均衡表雲の下限が位置する97円55銭前後がサポートとして働き下げ止まった。97円50銭前後に観測されているまとまった規模の買い注文も意識された。予想を上回る米経済指標をきっかけに全般ドル買いが強まると、一時98円56銭前後まで急伸した。
・ユーロ円は20時前に一時1ユーロ=129円36銭前後と日通し安値を付けたものの、ドル円の上昇に伴う買いが入り130円26銭前後まで上げた。
・ユーロドルは頭が重かった。ユーロポンドが月末絡みの買いで上昇した流れに沿って、17時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3301ドル前後まで上げたものの、前日の高値1.33025ドル前後を上抜け出来なかったため徐々に弱含んだ。予想を上回る米経済指標を手がかりに全般ドル高が進むと、前日の安値1.3234ドル前後を下抜けて一時1.3210ドル前後まで下げ足を速めている。

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