為替・株式・商品マーケット概要

為替・株式・商品マーケット概要のイメージ画像

 2014年3月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2014年3月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2014年3月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2014-03-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋った。対ユーロでは2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を上回ったことを手掛かりに円売りが先行したほか、ドルに対しては2月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)などが予想より強い内容となったことを理由に円売りが出た。ダウ平均が一時120ドル超上昇したことも円の重しとなった。
 ただ、中盤以降は下値の堅さが目立った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買いドル売りのフローが入った」との指摘があったほか、米国株の失速が円の買い戻しを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米指標の改善を受けて一時1ドル=102円30銭前後まで値を上げたものの、その後失速。ダウ平均が下げに転じたタイミングで一時101円66銭前後まで下押しした。
・ユーロ円も一時1ユーロ=141円11銭前後まで上げたあと140円40銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは欧州時間に発表された2月ユーロ圏HICP速報値が予想以上の強い数字となったことでユーロ買いドル売りが先行。一時1ユーロ=1.38255ドル前後と昨年12月27日以来の高値を付けた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2014年3月 発言・ニュース

[2014-03-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋った。対ユーロでは2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を上回ったことを手掛かりに円売りが先行したほか、ドルに対しては2月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)などが予想より強い内容となったことを理由に円売りが出た。ダウ平均が一時120ドル超上昇したことも円の重しとなった。
 ただ、中盤以降は下値の堅さが目立った。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円買いドル売りのフローが入った」との指摘があったほか、米国株の失速が円の買い戻しを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米指標の改善を受けて一時1ドル=102円30銭前後まで値を上げたものの、その後失速。ダウ平均が下げに転じたタイミングで一時101円66銭前後まで下押しした。
・ユーロ円も一時1ユーロ=141円11銭前後まで上げたあと140円40銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは欧州時間に発表された2月ユーロ圏HICP速報値が予想以上の強い数字となったことでユーロ買いドル売りが先行。一時1ユーロ=1.38255ドル前後と昨年12月27日以来の高値を付けた。

[2014-03-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。ウクライナ情勢の緊迫化で投資家のリスク許容度が低下したため、円買い外貨売りが先行した。東京勢の参入後にいったんは上値を切り下げる場面も見られたものの、日経平均株価が400円近い下げとなったことを受けて再び円買いが優勢に。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで日米金利差縮小を意識した買いも入った。
 ただ、主要7カ国(G7)財務相が「ウクライナへの強力な金融支援に向けたコミットメントで一致した」との共同声明を発表し、日経平均が下げ幅を縮めると円の上値も重くなった。

[2014-03-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。午後の日経平均株価が下げ幅を縮小したことで、投資家のリスク許容度改善を見越した円売り外貨買いが進む場面があったものの、欧州勢の参入後は下げ幅を縮める展開に。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場が軟調に推移していることを受けて、リスク回避目的の円買いが入った。

[2014-03-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は買い一服。クリミアを巡るロシアとウクライナの緊張が高まるなか、欧州株やダウ先物、日経平均先物が下げ幅を拡大。投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが先行した。米長期金利の低下も円買いドル売りを促した。ただ、株安や米金利低下が一服すると円買い圧力がやや後退した。
 なお、1月米個人消費支出(PCE)は前月比0.4%増と市場予想平均の0.1%増を上回ったほか、個人所得も前月比0.3%増と市場予想平均の0.2%程度増を上回ったが、市場の反応は薄かった(経済指標データ参照:米個人消費支出(PCE)の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円20銭前後と2月5日以来の安値を更新した。ただ、市場では「101円ちょうどにかけて本邦輸入勢の買いが観測されている」との指摘があり、下値の堅さが確認されると101円40銭付近まで下げ渋った。
・ユーロ円は1ユーロ=139円31銭前後と前週末の安値139円12銭前後に接近した後、139円台後半まで買い戻された。
・ユーロドルは下値が堅い。ユーロ円の下落に押され1ユーロ=1.3760ドル付近まで下げたが、アジア時間に付けた日通し安値1.3754ドル前後に下値を支えられた。

[2014-03-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対して強含み。ウクライナ情勢への懸念が高まるなか、欧州株や時間外のダウ先物が大幅に下落したことでリスク回避の円買い欧州通貨売りが進行。「ロシア艦隊はクリミア半島のウクライナ軍に対して日本時間4日正午までに投降するよう要求」「投降しない場合には突入すると警告した」と報じたことも円買いを誘い、総じて円は堅調に推移した。
 なお、ドルに対してはもみ合い。欧米株式相場の下落や米10年債利回りの低下をながめ円買いドル売りが先行。その後は2月米ISM製造業指数が市場予想を上回ったことで上値を切り下げる場面があったが、下押しも限られた。

[2014-03-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。安く始まった日経平均株価が持ち直したことを受け、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが強まった。対ドルでは「海外年金資金からの円売りが観測された」との指摘もあった。
オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を2.50%に据え置くと発表した直後にはさらに円売り豪ドル買いが強まったものの、その後は一転して円の買い戻しが優勢に。RBAが声明文で「為替レートは歴史的基準で依然として高水準」などと指摘したことが明らかになり、全般に豪ドルが売られた影響を受けた。

[2014-03-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。安く始まった日経平均株価が持ち直したことを受け、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが強まった。対ドルでは「海外年金資金からの円売りが観測された」との指摘もあった。
 一方、対豪ドルで円は下値が堅い。1月豪住宅建設許可が予想より強い結果となったことで豪ドル高が進んだ流れに沿った。オーストラリア準備銀行(RBA)政策金利を2.50%に据え置くと発表した直後にはさらに円売り豪ドル買いが強まったものの、その後は一転して円の買い戻しが優勢に。RBAが声明文で「為替レートは歴史的基準で依然として高水準」などと指摘したことが明らかになり、全般に豪ドルが売られた影響を受けた。

[2014-03-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は安値圏でもみ合い。「プーチン露大統領がウクライナについて記者会見を行う」との報道が伝わり、しばらくは会見待ちの状態となった。プーチン露大統領が「ウクライナにはまだ軍隊を送る必要はない」「ロシアがウクライナに軍を派遣するのは極端なケースのみである」などと発言すると、ウクライナでの軍事衝突懸念が後退したとして欧州株や時間外のダウ先物が上げ幅を拡大。対NZドルやカナダドルで円を売る動きが見られた。もっとも、アジア市場から円売りが進んでいただけに追随する動きは限られ、総じて安値圏でのもみ合いとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円85銭前後で方向感が出なかった。市場では「今日と明日のNYカット(日本時間24時)で行使期限を迎えるまとまった規模のオプションが102円ちょうどに観測されている」との指摘があり、小幅なレンジに収れんしやすい面もあった。
・カナダドル円は1カナダドル=92円11銭前後まで買われた後、91円90銭台まで伸び悩んだ。
・ユーロドルはもみ合い。ウクライナでの軍事衝突懸念が後退したことを背景に買いが散見されたが、米長期金利の上昇に伴うユーロ売ドル買いが上値を押さえた。日通し高値の1ユーロ=1.37735ドル前後に面合わせする場面もあったが、総じて1.3760ドル前後で方向感が出なかった。

[2014-03-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。プーチン露大統領が「ウクライナにはまだ軍隊を送る必要はない」「ロシアがウクライナに軍を派遣するのは極端なケースのみである」と述べたことで、2国間の軍事衝突懸念が後退したとの見方から欧米株式相場が大幅に上昇。投資家のリスク志向改善を意識した円売りが進んだ。米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大が意識され対ドルで円売りを誘い、円全体を押し下げた。

[2014-03-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。昨日の海外時間に急ピッチで円安が進んだ反動から、やや円買い外貨売りの動きが目立った。もっとも、日経平均株価が一時270円超上げるなど堅調に推移した影響で、投資家のリスク志向改善を意識した円売りも見られたため、円の上値も限定的だった。

[2014-03-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が本日の安値で引けたほか、上海総合指数もさえない展開となったことで買いが入った。もっとも、その後は徐々に上げ幅を縮小。ウクライナ情勢への懸念がいったん後退し、投資家のリスク許容度が改善していることもあり、市場からは「上値では戻り売り圧力が強いようだ」との指摘があった。

[2014-03-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ナイト・セッションの日経平均先物や米長期金利の上昇を背景に円売りドル買いが広がった。2月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったうえ、ポンドドルにまとまった買いが持ち込まれた流れに沿って円安ポンド高が進んだ。対カナダドルでは今晩にカナダ銀行(BOC、中央銀行)政策金利発表を控えて思惑的な円売りカナダドル買いが見られた。
 2月ADP全米雇用報告は前月比13万9000人増と市場予想平均の15万5000人程度増を下回ったが、影響は限定的だった(経済指標データ参照:ADP全米雇用報告の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一目均衡表雲下限の1ドル=102円51銭前後を上抜け102円54銭前後まで値を上げた。
ポンド円は1ポンド=171円40銭前後まで買われた。
・ユーロドルは一進一退。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測がくすぶるなか、前日の安値1ユーロ=1.3718ドル前後を下抜け1.3708ドル前後まで値を下げた。ただ、ポンドドルが急伸した影響から下値が切り上がる展開に。弱い米雇用指標も買いを誘い1.3749ドル前後まで持ち直した。もっとも、追随する動きが見られず1.3710ドル台まで失速するなど方向感が定まらなかった。

[2014-03-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。米10年債利回りが上昇したほか、市場では「海外ヘッジファンドから円売りドル買いが観測された」との指摘があり、対ドルを中心に円安が進行した。もっとも、2月米ISM非製造業指数が市場予想を下回る結果となり米10年債利回りが低下に転じ、ダウ平均が弱含むと次第に円を買い戻す動きが出た。一方で、週末に2月米雇用統計の発表を控えていることもあり積極的に円を買う動きも限られている。
 一方、カナダドルに対しては軟調。カナダ銀行(カナダ中央銀行、BOC)政策金利を1.00%に据え置くことを決めたと発表。声明で「インフレはしばらくの間目標をはるかに下回ると予想される」「インフレの下振れリスクは引き続き重要」などハト派な見解を示したことで円買いカナダドル売りが強まる場面があったものの、前回とほぼ同じ内容だったこともありその後は一転して円安カナダドル高が進んだ。

[2014-03-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。公的年金の財政検証で厚生労働省が「GPIFに国内債中心の運用を求めない」「GPIFにパッシブ中心の運用も求めず」などの草案を示したことが伝わり、日経平均株価が堅調に推移。投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。
 また、豪ドルに対しても円は軟調。株高を背景に円売りが進んだ流れに沿ったほか、1月豪小売売上高や1月豪貿易収支がいずれも市場予想より強い結果となったことも円売り豪ドル買いを促した。

[2014-03-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。午後の日経平均株価が一時300円超上げるなど堅調に推移したほか、欧州株式相場やナイトセッションの日経平均先物も強含んだことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した売りが続いた。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたことも、日米金利差拡大を見越した円売りを誘った面があった。

[2014-03-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は軟調。1月独製造業新規受注が予想を上回ったことが円売りユーロ買いを誘ったほか、欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に思惑的な円売りユーロ買いが出た(経済指標データ参照:独製造業新規受注の推移グラフへ)。ECBは政策金利を0.25%で据え置くことを決めたが、一部市場で「利下げが実施されるのではないか」との見方もあっただけに円売りユーロ買いが強まった。
 ドラギECB総裁は定例記者会見で「政策金利を長期にわたり現行水準かそれ以下にすると予想」「フォワードガイダンスをしっかりと再確認」「必要に応じて断固たる措置を取ることを決意」などの見解を示した。不胎化措置の停止など金融緩和に関する言及がなかったため、さらに円安ユーロ高が加速した。
 なお、豪ドルなどに対しては、アジア時間に強い豪経済指標が相次いだことが引き続き意識される形で円売りが続いた。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強く、対ドルでも円売りが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は2月21日の高値1ドル=102円83銭前後を上抜けて上昇に弾みが付き、1月29日以来の高値となる103円16銭前後まで強含んだ。
・ユーロ円は1月16日以来の高値となる1ユーロ=142円63銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは荒い値動き。強い独経済指標が好感されたほか、ECB定例理事会を控えた思惑的な買いで前日の高値1ユーロ=1.37495ドル前後を上抜け、1.37655ドル前後まで値を上げた。政策金利発表直前に1.3727-30ドルまで失速したが、金利が据え置かれたことがわかると1.3776ドル前後まで一転上昇した。その後、ドラギECB総裁の定例記者会見を前に1.3750ドル前後での持ち高調整が続いたが、ドラギECB総裁が金融緩和について踏み込んだ言及をせず買いが再開。2月28日の高値1.38255ドル前後を上抜け、1.3832ドル前後と昨年12月27日以来の高値を更新した。
 なお、ECBのスタッフ予想で2014年のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率が1.1%から1.2%に上方修正されたほか、ドラギECB総裁が「証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置の停止理由を見出さなかった」「不胎化措置停止のメリットは限られている」として、不胎化措置停止に慎重な見方を示したこともユーロ買いを後押しした。

[2014-03-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロを中心に売り優勢。欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果公表を前に思惑的な円売りユーロ買いが先行。ECBは定例理事会で、政策金利を0.25%で据え置くことを決めたと伝わると一部市場では「利下げや金融緩和策が発表されるのではないか」との見方もあったため対ユーロでさらに円安が進んだ。
 ドラギECB総裁は定例記者会見で「政策金利を長期にわたり現行水準かそれ以下にすると予想」「フォワードガイダンスをしっかりと再確認」「証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置の停止理由を見出さなかった」「不胎化措置停止のメリットは限られている」などと述べた。金融緩和についての言及がなかったほか、不胎化措置の停止に慎重な姿勢を示したため円売りユーロ買いが活性化。ECBのスタッフ予想で2014年のユーロ圏域内総生産(GDP)見通しが1.1%から1.2%に上方修正されたことも一段の円安ユーロ高につながった。
 また、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より改善されたことでドルに対して円が弱含んだほか、アジア時間に発表された豪経済指標がいずれも強い内容だったことが改めて意識され総じて豪ドルに対して円は軟調だった。

[2014-03-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。前日に急ピッチで円安が進んだ反動が出たほか、高く始まった日経平均株価が徐々に伸び悩む展開となったことも円買いを誘った面があった。また、市場では「今晩に2月米雇用統計を控えていることもあり、海外勢などから目先の利益を確定する目的で買いが入った」との指摘もあった。

[2014-03-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感の乏しい動き。欧州株式相場やナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移していることを受けて、リスク回避目的の円買い外貨売りが入ったものの、一方的に円買いが進む展開にはならなかった。市場では「目先の利益を確定する目的の円買いが観測されたが、米雇用統計の発表を控えていることから総じて様子見ムードが強い」との指摘があった。

[2014-03-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は急落。欧州勢の参入に伴い欧州通貨買いドル売りや資源国通貨買いドル売りが先行した。欧州通貨に対してはストップロスを巻き込んでドル売りが加速。つれる形で円安欧州通貨高や円安資源国通貨高が進んだ。
 米労働省が7日発表した2月の米雇用統計で、失業率は6.7%と市場予想平均の6.6%より弱かった。ただ、非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増と市場予想平均の前月比15万人増より強かったため、米長期金利の急上昇とともに円売りドル買いが優勢に。ダウ先物や日経平均先物の上げ幅拡大も全般円売りを後押しした。
 ただ、カナダ統計局が7日発表した2月のカナダ雇用統計で、新規雇用者数が7000人減と市場予想平均の1万5000人程度増に反して減少したため、カナダドルに対しては売買が交錯した。なお、失業率は7.0%と市場予想平均の7.0%と同じだった(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへカナダ雇用統計の推移グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計発表を控えて1ドル=102円95銭前後でのもみ合いが続いた。米雇用統計発表後には1月23日以来の高値となる103円76銭前後まで急伸した。
・ユーロ円は1月2日以来の高値となる1ユーロ=143円77銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは行って来い。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和見送りが引き続き意識されるなか、欧州勢が買いで参入した。重要なレジスタンスだった昨年12月27日の高値1ユーロ=1.3894ドル前後を上抜けてストップロスを巻き込み、2011年10月31日以来の高値となる1.3915ドル前後まで上げた。ただ、米雇用統計を控えた利食い売りで1.3900ドル前後を割り込んだうえ、結果を受けてドルが全面高となり1.3853ドル前後まで下げ足を速めた。

[2014-03-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。2月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増と市場予想平均の前月比15万人増より強かったことを受けて円売りドル買いが優勢に(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。時間外のダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を広げたため全般に円安が進んだ。ただ、その後は徐々に下値を切り上げる展開となった。欧州株が大幅に下落したほか、上昇して始まったダウ平均が一時下げに転じたためリスク回避の円買いが強まった。足もとで円安オセアニア通貨高が進んでいたこともあり、オセアニア通貨に対して週末を前に利益確定の円買い戻しが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は米雇用統計後に買いが進み、1ドル=103円77銭前後と1月23日以来の高値まで値を上げた。もっとも、その後は103円12-15銭まで利食い売りに押された。
・NZドル円は2008年2月26日以来の高値となる1NZドル=87円95銭前後まで上昇したものの、その後は一転して87円14銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和への期待が後退するなか、目先の上値目処とされていた昨年12月27日の高値である1ユーロ=1.3894ドル前後を上抜けてストップロスを誘発。一時1.3915ドル前後と2011年10月31日以来の高値をつけた。もっとも一巡後は利食い売りが出たほか、米雇用統計発表後にドル高が進んだ流れに沿って1.38525ドル前後まで下押しした。その後は手掛かり材料に乏しいなか1.3870ドル付近で方向感を欠いた。

[2014-03-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。ウクライナ情勢の緊迫化や2月中国貿易収支の悪化を背景に、投資家が運用リスクを取りにくくなるとして週明け早朝から仕掛け的な円買いが先行。損失覚悟の円買い注文を巻き込んだ。ただ、一巡後は円の戻り売りや利食い売りが出て上値が切り下がった。本日は週明けの5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りドル買いも意識された。もっとも、日経平均株価や上海総合指数が下げ幅を広げるとリスク回避的な円買いが再開した。

[2014-03-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。上海総合指数の3%超安を背景にリスク回避的な円買いが散見された。ただ、日経平均先物や欧州株が底堅く推移すると円売りが出て上値が切り下がった。

[2014-03-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだほか、時間外のダウ先物も下げ幅を縮め、投資家のリスク志向改善を見越した円売りが広がった。対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めたことを手掛かりにした売りも出た。もっとも、本日は特に重要な指標等の発表もないため、売り一巡後は徐々に円売りの勢いも後退した。
 一方、円は対ポンドではしっかり。市場では「対ユーロでM&A絡みのポンド売りが観測された」との指摘もあり、全般にポンド売りが進んだ影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時前に1ドル=103円40銭前後まで上昇。
・ポンド円は1ポンド=171円80銭付近まで下押しした。
・ユーロドルは伸び悩み。17時前に1ユーロ=1.3897ドル前後まで上昇したものの、節目の1.3900ドル手前で上値の重さを確認すると、早朝取引でつけた安値の1.3865ドル前後に迫る水準まで値を下げた。

[2014-03-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。米長期金利が一時上昇に転じたことを手掛かりに日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。その他の通貨に対しても円安が波及した。もっとも、米経済指標の発表がなく全般に手掛かり材料に乏しいなか円売りは長続きしなかった。ダウ平均が110ドル超下落したほか、米長期金利が低下したことを受けて次第に下値を切り上げた。一方でダウ平均が引けにかけて下げ幅を縮めたため円の買い戻しも限られるなど総じて方向感がなかった。
 なお、市場では「M&A絡みのポンド売りが観測された」との指摘があったため、ポンドに対して円は堅調に推移した。

[2014-03-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて、追加金融緩和を期待した円売りが先行した。日経平均株価の130円超高も円全体を押し下げたほか、市場では「米系証券や米系ファンドの円売りドル買いが観測された」との声が聞かれた。
 日銀は10-11日に開いた金融政策決定会合で、「マネタリーベースが、年間約60~70兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを、全会一致で決めたと発表。輸出について「このところ横ばい圏内の動きとなっている」として判断を下方修正したほか、設備投資については「企業収益が改善するなかで、持ち直しが明確になっている」として判断を上方修正した。追加緩和が見送られたことで、日経平均先物の伸び悩みとともに円買い戻しが入った。

[2014-03-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日銀の追加緩和見送りを受けて日経平均株価が上昇幅を縮小したことが円買いを誘った。市場では「中東勢の円買いドル売りが観測された」との声もあった。日経平均株価が再び上昇すると持ち高調整の円売りが出たが、黒田東彦日銀総裁が定例記者会見で追加緩和に踏み込んだ発言をせず、円買いが散見されるなど神経質な値動きとなった。
 なお、13日早朝にニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表を控えて、利上げを期待した円売りNZドル買いが一時強まった。半面、対NZドル中心にユーロが全面安となり、つれる形で円高ユーロ安が進む場面も見られた。

[2014-03-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。欧州勢の参入後にユーロなど欧州通貨が全般に売られた影響で、円もユーロなどに対しては買いが先行した。その後はいったん伸び悩む場面も見られたが、コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁が「市場は3月会合の意図を完全に理解していない」「我々は利下げや量的緩和を含む手段を検討している」などの見解を示したことが伝わると、対ユーロで円は再び買いが優勢に。もっとも、欧州株式相場が底堅く推移した影響もあって円買いも長続きしなかった。
 なお、円はドルに対してはもみ合い。手掛かり材料に乏しかったため、総じて方向感の乏しい動きが続いた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=103円30銭前後を挟んだ小動きに終始。
・ユーロ円は20時過ぎに1ユーロ=142円85銭前後まで下落する場面も見られた。
・ユーロドルは弱含み。コンスタンシオECB副総裁の発言などを受けて、1ユーロ=1.3834ドル前後まで値を下げた。もっとも、2月28日高値の1.38255ドル前後がサポートとして意識されると、売り一巡後は1.3860ドル台まで下げ渋った。

[2014-03-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。市場では「新たな中国企業が債務不履行(デフォルト)に陥る」との噂が流れたことで、全般にリスク回避姿勢が強まった。ダウ平均が90ドル超下落したほか、ナイトセッションの日経平均先物が大幅安となったため円買いが優勢に。米10年債利回りが低下したため対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いも入った。また、中国の景気先行き懸念を背景に鉄鉱石や銅などコモディティ市場が軟調に推移したことで資源国通貨である豪ドルやカナダドルに対して円高が進んだ。

[2014-03-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売りが強まった。日本株の大幅下落を見越した円買いが先行した。日経平均株価は370円を超す下げ幅となったが、市場では「本邦長期資金の円売りドル買いが観測された」との指摘があり、円高に歯止めが掛かった。先に円買いを進めた向きが上値の重さを嫌気して持ち高解消に動くと、円全体が押し下げられた。

[2014-03-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い一服。日経平均株価が400円近い下げ幅となったほか、欧州株先物が安く始まり、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが散見された。ただ、手掛かり材料に乏しく追随する動きは限られた。

[2014-03-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は強含み。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場が軟調に推移したことを受けて、全般にリスク回避目的の円買いが広がった。また、対ドルでは時間外の米10年債利回りが低下したことで、日米金利差縮小を見越した買いも入った。
 一方、対ユーロで円は上値が重い。株安を手掛かりにした買いが入る場面も見られたが、その後は次第に上げ幅を縮小。プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事が「必要と判断すれば行動するが、まだそのときではない」との見解を示し、ややユーロ買いが強まった影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時40分過ぎに1ドル=102円55銭前後まで下落。
・ユーロ円は18時10分過ぎに1ユーロ=142円22銭前後まで下げたものの、売り一巡後は日通し高値の142円88銭前後に迫る水準まで反発した。
・ユーロドルは堅調。昨日高値の1ユーロ=1.3879ドル前後を上抜けたことで目先のストップロスを誘発し、一時1.3905ドル前後まで値を上げた。もっとも、7日につけた年初来高値の1.3915ドル前後が意識されたため、その後は上値も重くなった。

[2014-03-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。欧州株やナイトセッションの日経平均先物が軟調に推移したことでリスク回避の円買いが先行。米長期金利が低下したことを背景に日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも入った。一時90ドル超安まで下落したダウ平均が持ち直したことで上値が重くなる場面があったが、ダウ平均が再度マイナス圏に沈んだため再び円買い圧力が高まった。
 なお、NZドルに対して円は軟調。ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行)政策金利を0.25%引き上げて2.75%にすることを決めた。発表直後は円買いが進んだが、声明で「インフレ率を目標値付近で落ち着かせるため、今後2年間で政策金利を約2%引き上げる必要がある」との見解を示したほか、ウィーラーNZ中銀総裁も「政策金利は今年最大で1.25%引き上げられる見込み」と追加利上げについて示唆したため一転して円売りNZドル買いが優勢となった。インフレ見通しを引き上げたことも円安NZドル高につながった。

[2014-03-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は13日早朝、政策金利を0.25%引き上げて2.75%にすることを決定。声明やウィーラーRBNZ総裁の記者会見を受けて追加利上げ観測が高まり、円売りNZドル買いが先行した。また、2月豪雇用統計で失業率は6.0%と市場予想通りだったが、新規雇用者数が4万7300人増と市場予想平均の1万5000人増を大幅に上回り、円売り豪ドル買いが優勢となった。
 一方、その他の通貨に対してはもみ合い。オセアニア通貨絡みの取引が中心となり、方向感が出なかった。欧州通貨などに対して円買いがやや強まる場面もあったが、日経平均株価や上海総合指数などアジア株の上昇が上値を抑えた。
 李克強中国首相は13日、中国全国人民代表大会(全人代)閉幕後の記者会見で「中国の債務リスクはコントロール下にある」「デフォルトによるシステミックリスク発生は容認しない」などと発言。中国景気の先行き不安が和らぎ、時間外のダウ先物が堅調に推移したことも円の重しとなった。

[2014-03-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。全般にドル売りが進んだ流れに沿って、欧州勢の参入後は買いが先行した。もっとも、ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場が底堅く推移したこともあり、徐々に投資家のリスク志向改善を見越した円売りが優勢に。2月米小売売上高や米新規失業保険申請件数がともに市場予想より強い結果となったことも対ドルでの円売りを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分前に1ドル=102円41銭前後まで下落したものの、その後は本日高値の102円86銭前後に迫る水準まで反発。
・ユーロ円もじりじりと下値を切り上げて、日通し高値の1ユーロ=143円38銭前後に迫った。
・ユーロドルは上値が重い。2月仏消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことをきっかけに、1ユーロ=1.3950ドルに観測されていたバリアオプションを突破した。18時30分前には1.3966ドル前後と2011年10月31日以来の高値を更新。もっとも、その後は急ピッチで値を上げた反動もあって伸び悩んだ。

[2014-03-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。ヘイグ英外相が「米ロ外相会談でウクライナに関して進展するのは恐ろしく困難だろう」と述べたほか、エストニアのレインサル国防相が「プーチン露大統領は東ウクライナに武力侵攻する用意がある」との見解を示した。ウクライナ情勢の緊迫化を背景にナイト・セッションの日経平均先物が180円下落したためリスク回避の円買いが強まった。米10年債利回りが低下したため、対ドルでは日米金利差縮小を見越して円は強含んだ。
 その後、ラブロフ露外相がケリー米国務長官との会談後に「ロシアはウクライナ東部に軍事介入する予定はない」と述べたことで差し迫った武力行使は避けられるとの見方から上値を切り下げる場面があったが、16日に行われるクリミア自治共和国での住民投票の結果を見極めたいとの雰囲気もあり円売りは長続きしなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円21銭前後まで下落した後、3日安値の101円20銭前後が目先の下値目処として意識されると101円60銭付近まで持ち直す場面があったが戻りは限定的。
・ユーロ円は1ユーロ=140円46銭前後まで下落したものの、その後はユーロドルの上昇につれて141円50銭前後まで買い上げられた。もっとも、買い一巡後は140円70銭付近まで伸び悩んだ。
・ユーロドルは堅調。市場では「前日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受けて売りを進めていた向きが反対売買を迫られた」との指摘があり、1ユーロ=1.39385ドル前後まで上昇した。もっとも、上値の重さを確認すると次第に売りに押された。

[2014-03-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。16日にウクライナ南部クリミアで住民投票が実施され、95.5%がロシア編入に賛成との暫定結果が伝わった。ウクライナを巡る懸念を背景に早朝取引では円買いがやや先行した。ただ、住民投票の結果は織り込まれていたほか、欧米諸国の対ロシア制裁やロシアの出方を見定めたいと雰囲気もあり、円買いは続かなかった。
 米ウォールストリートジャーナル紙(WSJ)が「先週末に天然ガスポンプ場を掌握するためにウクライナ本土に侵攻していた多数のロシア部隊が一部撤退した」と報じると、ウクライナを巡る懸念がやや後退。市場では「米系証券や本邦輸入勢の円売りドル買いが観測された」との指摘もあり、円全体が押し下げられた。

[2014-03-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。豪ウェストパックが「豪準備銀行(RBA)は2014年に利下げを行わない見通し」との見解を示したことで、豪ドルなどに対して円売りが広がった。ロシア株式指数(MICEX)が2%超上昇して始まったほか、ダウ先物や日経平均先物が堅調に推移したことも円の重しとなった。

[2014-03-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は弱含み。ナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物などが上昇したことを受けて、投資家のリスク許容度改善を見越した円売り外貨買いの動きが広がった。なお、一部通信社からは「クリミア自治共和国は17日、正式にロシアへの編入を申請した」「プーチン露大統領は明日18日にクリミア問題を巡り議会証言を行う」と伝わったほか、ザイベルト独政府報道官は「ドイツはクリミアの住民投票を受け入れない」「クリミアの住民投票は違法」などの見解を示したが、いずれも目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時30分前に1ドル=101円87銭前後まで上昇。前週末高値の101円88銭前後が目先の上値目処として意識されると伸び悩んだものの、欧米株高や2月米鉱工業生産が予想より強い結果となったことが支えとなり、再び高値圏まで買い戻された。
・ユーロ円は17時前に1ユーロ=140円93銭前後まで下げる場面があったものの、その後は下値を切り上げる展開に。22時40分過ぎには141円95銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは堅調。ユーロクロスの下落につれて17時前に1ユーロ=1.3880ドル前後まで下げたが、下値は堅かった。その後は対円や対ポンドなどでユーロ買いが進んだ影響を受けて下値を切り上げる展開となり、22時40分過ぎには1.3941ドル前後まで上昇。なお、2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)改定値が予想を下回ったことで一時ユーロ売りが出たものの、反応は一時的だった。

[2014-03-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はさえない。欧米が決めた対ロシア経済制裁が「想定ほど厳しい措置ではなかった」と受け止められ、ダウ平均が一時200ドル超上昇。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り外貨買いが出た。米長期金利が上昇したことで、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いも出た。

[2014-03-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。前日の米国株高を背景に日本株の上昇を期待した円売りが先行。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが観測された」との声も聞かれた。ただ、日経平均株価が250円超高から120円超高まで上げ幅を縮小したため、投資家のリスク許容度が低下し円買い戻しが入った。もっとも、後場の日経平均株価が200円超高まで上昇すると円売りが再開するなど、方向感が定まらなかった。

[2014-03-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優位。プーチン露大統領が「クリミアのロシア編入合意は妥当」との見解を示し、クリミア編入合意の承認を求めたとの一部報道が伝わり、ウクライナ懸念が再燃したことが円買いを促した。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株の下落も円全体を押し上げた。

[2014-03-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は対ドルや対欧州通貨で荒い値動き。プーチン露大統領が「クリミアのロシア編入合意は妥当」との見解を示したことでウクライナ情勢の懸念が再び高まった。ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだこともあり、全般に買いが先行。その後は欧米株式相場や時間外のダウ先物が上昇し、露大統領が「ロシアはウクライナのさらなる分断を必要としない」と発言したこともあって、円はいったん戻り売りに押されたものの、売りが一巡すると再び円買いが優勢に。露大統領が「クリミアとセバストポリのロシア編入求める」「ロシアは西側諸国の制裁措置を敵意と認識。報復する」と述べると投資家がリスク回避姿勢を再び強め、リスク回避の円買いが進んだ。
 一方、オセアニア通貨に対しては円は軟調。株安による買いが先行したものの、その後は対ドルでオセアニア通貨高が進んだ影響から、円売り豪ドル買いや円売りNZドル買いが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時10分過ぎに1ドル=101円32銭前後まで下落。いったんは101円80銭付近まで切り返したものの、その後は再び101円40銭付近まで下落した。
・ユーロ円は株安を嫌気した売りに押されて1ユーロ=140円76銭前後まで値を下げた。売りが一巡すると141円88銭前後まで急ピッチで買い戻されたが、その後は141円ちょうど付近まで下落した。
・ユーロドルは荒い値動き。3月独ZEW景況感指数が予想より弱い結果となり、3月ユーロ圏ZEW景況感指数も前回から悪化したため、指標発表後に1ユーロ=1.3890ドル前後の安値まで値を下げた。その後は1.39435ドル前後と一転して高値をつけたものの、昨日高値の1.3948ドル前後の手前で上値の重さを確認すると再び安値圏まで押し戻された。

[2014-03-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は底堅い動き。プーチン露大統領が「クリミアのロシア編入合意は妥当」との見解を示し、クリミア編入合意の承認を求めたとの一部報道を受けてリスク回避の円買いが先行。「ロシアはウクライナのさらなる分断を必要としない」との発言で弱含む場面もあったが、ウクライナ情勢をめぐる欧米とロシアの緊張が警戒されるなか、積極的に下値を探る動きは限られた。「ロシア軍がクリミア自治共和国の首都シンフェロポリにあるウクライナ軍事基地を襲撃。兵士1人が死亡した」との報道が伝わると再び円買いが進んだ。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入った。

[2014-03-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小高い。日本株について市場では「3月期末・年度末を控えて本邦勢の換金売りが観測された」との指摘があり、日経平均株価が100円超高から100円超安まで下落。つれる形で円がじわりと買われた。ただ、「ヘッジファンドや本邦輸入勢、投信絡みの円売りドル買いが見られた」との声もあり、一方的に円高が進む展開にはならなかった。

[2014-03-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価が100円超安から250円超高まで急上昇したため円全体が押し下げられた。日経平均株価が引けにかけて失速すると円売りは一服したが、黒田東彦日銀総裁が「日本の拡張的な金融緩和の継続や米国の量的緩和縮小は日本や世界経済にとって良いこと」と発言したことを手掛かりに円売りが再開した。

[2014-03-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。黒田東彦日銀総裁が「日本の拡張的な金融緩和の継続や米国の量的緩和縮小は日本や世界経済にとって良いこと」と述べると円売りが出たものの、反応は一時的だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて積極的な売買は手控えられた。
 一方、対ポンドで円は弱含み。英雇用統計で失業者数が予想より強い結果となり、全般にポンド買いが進んだ影響を受けた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時10分過ぎに1ドル=101円69銭前後まで上昇する場面があったものの、総じて101円60銭前後を挟んだもみ合い。
・ポンド円は英指標発表後に1ポンド=169円14銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルはさえない。対ポンドでユーロ売りが進んだことにつれて18時30分過ぎに1ユーロ=1.39055ドル前後まで下落した。売り一巡後は1.3930ドル付近まで切り返したものの、戻りは鈍かった。

[2014-03-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、しばらくは動意の薄い展開が続いていたがFOMC後の米金利上昇で円安ドル高が進んだ。
 米連邦準備理事会(FRB)は18-19日に開いたFOMCで量的金融緩和の縮小を決定。同時に公表した経済・金利見通しでは2015年末の水準を1%と予想する委員が最多となった。また、イエレンFRB議長は記者会見で「量的緩和終了から利上げ開始まで相当な期間を予想」「相当な期間とはおよそ6カ月を指す」などと発言。市場では「米利上げの時期が市場の想定より前倒しされる可能性がある」との思惑が浮上し、ドルを買う動きにつながった。

[2014-03-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。10-12月期ニュージーランド(NZ)国内総生産(GDP)は前期比0.9%増と市場通りだったが、前回の1.4%増から悪化したことが嫌気される形で円買いNZドル売りが先行。日経平均株価が80円超高から120円超安まで下落したことも円全体を押し上げた。株安が一服すると持ち高調整の円売りが出たが、午後の日経平均株価が230円超下落したため円買い圧力が再び高まった。

[2014-03-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価が250円を超す下げ幅となり、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが散見された。その後、ナイトセッションの日経平均先物が140円高となったため、持ち高調整の円売りが出て上値が切り下がった。
 黒田東彦日銀総裁は「量的・質的金融緩和は効果を着実に発揮している」「景気は緩やかな回復を続けている」「2014年度終わりから2015年度にかけて物価2%の可能性」などと語ったが、市場の反応は薄かった。

[2014-03-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州入り後はナイトセッションの日経平均先物が強含んだ影響で円売りが出たものの、その後は買い戻しが優勢に。欧州株や時間外のダウ先物の下落を受けた買いが観測されたほか、米利上げ時期の前倒し期待から欧州通貨などに対してドル高が進んだため、つれて円買い欧州通貨売りも入った。
 また、円は対ドルで下値が堅かった。時間外の米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した売りが進む場面もあったが、株安を手掛かりにした円買いに下値を支えられた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分前に1ドル=102円55銭前後まで上昇する場面があったものの、昨日高値の102円69銭前後が意識されると伸び悩み。
・ユーロ円は22時10分過ぎに1ユーロ=140円83銭前後まで下落した。
・ユーロドルは軟調。16時40分過ぎに1ユーロ=1.38445ドル前後まで上げたが、一巡後は売りが優勢となった。昨日安値の1.3810ドル前後を下抜けると下げが加速し、6日以来の安値となる1.3757ドル前後まで下押しした。

[2014-03-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を受けた円売りドル買いは一服し、狭いレンジでのもみ合いが続いた。
 ユーロなどに対しては、欧州株安を手掛かりに円買いが先行したものの、安く始まった米国株が持ち直したため円買い圧力は後退した。

[2014-03-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。下値の堅さを確認したことから対ドルなどで円買いがやや先行したものの、東京市場が春分の日の祝日で休場とあって市場参加者が少なく、総じて値動きは鈍かった。一方、豪ドルに対して円は弱含み。対ドルで豪ドル買いが強まったことにつれて円安豪ドル高が進んだ。

[2014-03-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。東京市場が休場で市場参加者が少なく、しばらくはもみ合いが続いた。ただ、欧州勢が参入すると円買いが優勢に。市場では「ウクライナ情勢への先行き不透明感が残るなか、週末を前にポジション調整の円買いが入ったようだ」との指摘があった。

[2014-03-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。欧州勢の参入直後から円は買いが先行。時間外の米10年債利回りが低下したため、対ドルでは日米金利差縮小を見越した円買いが入り、他の通貨に対しても買いが波及した。もっとも、米10年債利回りの低下が一服すると、円も徐々に上値を切り下げた。
 なお、カナダドルに対して円は軟調。1月カナダ小売売上高や2月カナダ消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となり、全般にカナダドル買いが進んだ流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=102円02銭前後まで下落した後、102円40銭台まで反発。
・カナダドル円も1カナダドル=90円66銭前後まで下げる場面があったものの、経済指標の発表後には91円51銭前後まで急ピッチで買い戻された。
・ユーロドルは底堅い。17時過ぎに1ユーロ=1.3766ドル前後まで下げたが、昨日安値の1.3749ドル前後が目先のサポートとして意識されると反発。20時30分過ぎには1.3804ドル前後まで上昇した。

[2014-03-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。欧米株価の上昇で投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが先行。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売りドル買いのフローが出た」との指摘があり、しばらくは弱含んだ。ただ、一時は120ドル超上昇したダウ平均が下げに転じると、円を買い戻す動きがじわりと強まった。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りも入り、円の下値を支えた。
 黒田東彦日銀総裁は21日、ロンドンでの講演で「日銀は躊躇なく金融政策を調整することができる」「日銀は必要なら速やかに政策を調整することが可能」などと述べたものの、相場の反応は薄かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=102円41銭前後まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値102円45銭前後を上抜けることが出来ずに失速した。一時102円07銭前後まで売られ、欧州時間に付けた安値102円01銭前後に迫った。
・カナダドル円は伸び悩み。この日発表の1月カナダ小売売上高と2月カナダ消費者物価指数(CPI)がいずれも市場予想を上回ったことから、全般カナダドル買いが先行。前日の高値1カナダドル=91円24銭前後を上抜けて、一時91円51銭前後まで上値を伸ばした。ただ、米国株が下げに転じると徐々に上値が重くなった。
・ユーロドルはもみ合い。欧州株の上昇に伴うユーロ買いドル売りが入った半面、米利上げ時期の前倒し観測を背景とした売りが出たため相場は方向感が出なかった。
 なお、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁は「ガイダンスはインフレ率2%目標の信頼感を損ねる」「失業率5.5%、インフレ率2.25%の目安が適切」などと述べたほか、フィッシャー米ダラス連銀総裁は「現在のペースなら資産購入は10月までに終了する」「利上げは資産購入後相当な時間が経過した後に」などと発言したものの、相場の反応は限られた。

[2014-03-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。連休明けの日経平均株価が280円超の大幅高となったことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが広がった。また、対ドルでは「国内信託銀行や本邦輸入勢からの売りが観測された」との指摘もあった。
 一方、豪ドルに対して円は上値が重い。3月HSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より弱い結果となり、同国と資源貿易関係の深い豪ドルが全般に売られたため、円買い豪ドル売りが先行した。ただ、その後は株高を手掛かりした円売りの勢いに押されて上げ幅を縮小した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前週末高値の1ドル=102円45銭前後を上抜けて、11時過ぎに102円58銭前後まで上昇。
・豪ドル円は中国指標の発表後に1豪ドル=92円61銭前後まで下げたものの、前週末安値の92円47銭前後が意識されると93円ちょうど付近まで買い戻された。
・ユーロドルは小動き。円や豪ドル絡みの取引が中心となったため、1ユーロ=1.3790ドル台で値動きが細った。

[2014-03-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅い。時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出た。また、時間外のダウ先物が上昇したことも円売りの材料になった。もっとも、ダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が失速すると、徐々に円も下値が堅くなった。

[2014-03-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。独・ユーロ圏の3月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回り、対ユーロ中心に円買いが強まった影響が残った。米長期金利の上昇幅縮小に伴う円買いドル売りも散見された。ただ、先進7カ国(G7)首脳会議の開催を控えて様子見気分も強く、総じて方向感が出なかった。
 もっとも、オセアニア通貨に対しては上値が重かった。ユーロ安・オセアニア通貨高が加速するにつれて円売りオセアニア通貨買いが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円45銭前後でのもみ合いが続いた。
・豪ドル円は1豪ドル=93円56銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは下げ渋り。弱いユーロ圏経済指標を手掛かりにユーロクロスが売り込まれた流れに沿って、1ユーロ=1.37605ドル前後まで値を下げた。ただ、20日の安値1.3749ドル前後がサポートされると1.3780ドル付近まで値を戻した。

[2014-03-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。高く始まった米国株が失速したうえ、ナイトセッションの日経平均先物が150円下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円を買い戻す動きが出た。米長期金利の低下に伴う円買いドル売りが入ったほか、市場では「米系証券の円買いドル売りが観測された」との指摘もあった。

[2014-03-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。日経平均株価が一時160円超下げたことを受けて、リスク回避目的の円買いが散見された。もっとも、その後は日本株が急ピッチで買い戻されたため、円買いの勢いも後退。株価の動きにつれて上下したものの、相場は総じて方向感に乏しかった。

[2014-03-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感の乏しい動き。午後の日経平均株価が一時プラス圏に浮上したことで円売りが先行したものの、日本株がプラス圏を維持できずに引けると円が買い戻される展開に。15時過ぎに日経平均先物が下落した影響もあってリスク回避目的の買いが強まった。
 もっとも、その後は欧州株式相場や時間外のダウ先物が堅調に推移したため、円買いの勢いも後退。手掛かり材料に乏しいなか、株価動向に振らされて上下する展開となった。

[2014-03-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円はさえない。欧州株や時間外のダウ先物、ナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を拡大。投資家のリスク志向改善を意識した円売りが強まった。米長期金利の上昇幅拡大も円売りドル買いを後押しした。
 ただ、ユーロに対しては一進一退となった。バイトマン独連銀総裁が「量的緩和を完全に排除するわけではないが、財政ファイナンスは避けるべき」と発言。タカ派として知られている同総裁が量的緩和を否定しなかったことで円買いユーロ売りが入った。また、マクチ・スロバキア中銀総裁が「必要なら量的緩和に反対しない」「年末までにユーロがさらに下落する潜在的可能性も」「デフレ環境を避けるためにECBは手段を準備している」と述べたことに円買いユーロ売りで反応した。一方で、株高を背景とした円売りユーロ買いも出たため、方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の高値1ドル=102円35銭前後を上抜け102円47銭前後まで値を上げた。ユーロ円は1ユーロ=141円10銭前後まで値を下げた後、141円55銭前後まで買い戻されたが、141円10銭台まで再び下げた。
・ユーロドルは軟調。3月独Ifo景況感指数が予想を下回ったため、1ユーロ=1.38165ドル前後まで下押しした。売りは長続きせず1.3847ドル前後まで持ち直したが、バイトマン独連銀総裁やマクチ・スロバキア中銀総裁の発言を受けて売りが再開。一時1.37845ドル前後まで下げ足を速めた。

[2014-03-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が乏しかった。欧米株価の上昇や日経平均先物の上昇で、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが先行。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。半面、欧州中央銀行(ECB)当局者の追加金融緩和を示唆する発言が相次ぐと、対ユーロ中心に円買いが広がった。市場では「手掛かり材料に乏しく、相場は方向感が出なかった」との指摘があった。

[2014-03-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下値が堅かった。本日は日経平均が3月期末の権利付き最終売買日にあたり、配当取りへの期待感から高く始まったため、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが出た。もっとも、その後は日経平均が一時マイナス圏に沈むなど株高が続かなかったため、売りの勢いも失速。円は徐々に下値が堅くなった。

[2014-03-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨に対して軟調。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が講演で足もとの豪ドル高に対して強い懸念を示さなかったことで、豪ドルが全般に買われた影響を受けた。また、NZドルも豪ドルにつれて上昇したため、円はNZドルに対してもさえない動きとなった。一方、ドルに対してはもみ合い。午後の日経平均株価などが方向感を欠いた動きとなったため、手掛かり材料難から全般に動意が乏しかった。

[2014-03-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は軟調。アジア時間にスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が豪ドル高に強い懸念を示さず、対豪ドル中心に円売りが加速した地合いを引き継いだ。欧州株やダウ先物、日経平均先物が上げ幅を広げたことも円の重しとなった。
 ドルに対しては2月米耐久財受注額が前月比2.2%増と予想の前月比0.8%増を上回ったことで円売りが出た。ただ、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比0.2%増と予想の前月比0.3%増を下回ったため円売りは続かなかった。
 なお、ユーロに対しては欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景にした円買いも入り、方向感が定まらなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円48銭前後まで値を上げたが、前日の高値102円49銭前後に上値を抑えられた。
・豪ドル円は1豪ドル=94円70銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロドルは売り一服。ECBの追加緩和観測や強い米耐久財受注額を手掛かりに、1ユーロ=1.37825ドル前後までユーロ安ドル高が進んだ。ただ、変動の大きい輸送関連を除いた受注額は予想を下回ったうえ、米長期金利が低下したため1.3800ドル付近まで下げ渋る場面があった。

[2014-03-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。欧州株や日経平均先物の上昇などを手掛かりに円売りが先行。米国株が高く始まったことも円の重しとなりしばらくは軟調に推移した。ただ、一時は90ドル超上昇したダウ平均が下げに転じ100ドル近く下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが膨らんだ。米5年債入札が「好調」と受け止められると米長期金利が低下幅を拡大。日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも入った。
 米国株の取引終了後に米連邦準備理事会(FRB)が実施したストレステスト(健全性審査)で30行中5行が資本計画を承認されなかったと伝わると、円買いが活発化する場面もあった。

[2014-03-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。午後の日経平均株価が急速に下げ幅を縮小し、一時180円超高まで持ち直したため、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売りが優勢となった。もっとも、一巡後は急ピッチで売りが進んだ反動からやや買い戻しが入った。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式相場がさえない展開となったことも円の下値を支えた面がある。
 一方、NZドルに対して円はさえない。スペンサーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)副総裁が「クライストチャーチでの復興がインフレリスクを高めている」「NZの輸出企業は高いNZドルに対応できている」などの見解を示したことで、NZドル買いが強まった影響を受けた。

[2014-03-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、売られた。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが先行した。ただ、スペンサーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)副総裁の発言を手掛かりに対NZドルで円売りが継続したほか、2月英小売売上高指数が予想を上回ったことで対ポンド中心に円売りが強まった。
 なお、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強く円売りドル買いで反応する場面があったが、10-12月期米国内総生産(GDP)確定値が予想を下回ったため勢いは続かなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=101円99銭前後まで値を下げた後、102円43銭前後まで持ち直したが、前日の高値102円48銭前後に上値を抑えられた。
・ポンド円は1ポンド=168円83銭前後から170円33銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは売り一服。欧州勢が売りで参入したほか、対NZドルやポンドでユーロ安が加速した影響から1ユーロ=1.3741ドル前後まで値を下げた。売り一巡後は1.3760ドル前後での持ち高調整が続いている。

[2014-03-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円は方向感が出なかった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことで円売りドル買いが先行したものの、10-12月期米国内総生産(GDP)確定値が予想を下回ったため積極的に下値を探る展開にはならなかった。米国株の下落や米長期金利の低下も相場の支援材料となった。
 一方、資源国通貨などに対しては軟調だった。対ユーロ中心に資源国通貨買いが強まった影響を受けて、円安資源国通貨高が進んだ。

[2014-03-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。日経平均株価が安く始まったことをながめ、リスク回避の買いが観測された。もっとも、日経平均が徐々に下げ幅を縮小して持ち直すと円買いも一服した。
 一方で、オセアニア通貨に対して円は軟調。金融政策の方向性の違いなどから引き続きオセアニア通貨買いの動きが目立っており、円も豪ドルやNZドルに対しては売りに押された。

[2014-03-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。欧州勢の参入でユーロが全面安となった影響を受けた。市場では「依然として欧州の金利先安観を手掛かりにしたユーロ売りが目立っている」との指摘があった。一方、ユーロ以外の通貨に対しては小動き。手掛かり材料に乏しいなか、全般に動意を欠いた。

[2014-03-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州株や時間外のダウ先物の上昇に伴い円売りが先行。米長期金利が上昇に転じたことで円売りドル買いも出た。また、足もとで軟調地合いが続いていたユーロクロスが買い戻された流れに沿って、円売りユーロ買いがやや目立った。一方で、資源国通貨に対してはユーロ高資源国通貨安が加速した影響から下値が堅かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=102円47銭前後と前日の高値102円43銭前後を上抜けた。市場では「19日の高値102円69銭前後が上値の目処となる」との声が聞かれた。ユーロ円は1ユーロ=141円06銭前後と前日の高値141円04銭前後を上回った。
・ユーロドルはしっかり。欧州勢の参入に伴い1ユーロ=1.3705ドル前後まで値を下げたが、売り一巡後はユーロクロスの買い戻しにつれて一転上昇した。一時1.3770ドル前後まで持ち直した。

[2014-03-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。欧州株やダウ先物の上昇を背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが先行。ダウ平均が一時150ドル超上昇すると全般円売りが活発化した。米長期金利が上昇すると、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが出て円全体を押し下げた。市場では「テクニカル的に重要なポイントが集まっていた1ドル=102円50銭近辺を下抜けたことで下げが加速した」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。前日の高値102円43銭前後や一目均衡表雲の下限102円45銭前後、19日の高値102円69銭前後を上抜けると、目先のストップロスを断続的に巻き込んで一時102円98銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円もドル円の上昇につれた買いが入り、一時1ユーロ=141円66銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い動き。欧州中央銀行(ECB)が来週の定例理事会で追加緩和に動くとの見方が浮上するなか、欧州市場では一時1ユーロ=1.37045ドル前後と1カ月ぶりの安値を付けた。ただ、そのあとは急速に持ち直した。
・ユーロ豪ドルなど足もとで相場下落が続いていたユーロクロスを買い戻す動きが強まると、対ドルでもユーロ買い戻しが進行。アジア時間の高値1.3751ドル前後を上抜けて一時1.3774ドル前後まで値を上げた。

[2014-03-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。朝方には株高を期待した円売りが先行したものの、高く始まった日経平均株価が伸び悩んだため、徐々に円が買い戻された。市場では「国内輸出企業から散発的な円買いドル売りが観測された」との指摘もあった。

[2014-03-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。年度末に絡んだフローは目立たなかったが、欧州勢の参入後に円売りが強まった。時間外のダウ先物や欧州株式相場が上昇したことを受けて円売りが出たほか、対ドルでは時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けた売りも観測された。

[2014-03-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は軟調。ドルに対して市場では「海外勢の散発的な円売りが続いた」との指摘があり、ストップロスを誘発。他の通貨に対しても円売りが波及した。米長期金利の上昇も円売りドル買いを誘ったほか、時間外のダウ先物の上げ幅拡大に伴い円全体が押し下げられた。
 なお、2月南アフリカ貿易収支や1月カナダ国内総生産(GDP)が予想より強い内容となり、対南アフリカランドやカナダドルでは円売りが目立った。半面、3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったほか、国際通貨基金(IMF)が「NZドルは5-15%過大評価されている」との見解を示したことで、対ユーロやNZドルでは円が買い戻される場面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は一目均衡表雲上限が位置する1ドル=103円10銭前後を上抜けてストップロスを巻き込み、103円43銭前後まで値を伸ばした。
・カナダドル円は1カナダドル=93円90銭前後まで強含んだ。
・ユーロドルは荒い値動き。弱いユーロ圏HICP速報値を手掛かりに1ユーロ=1.3722ドル前後まで売りが先行した。ただ、市場では「月末に絡んだユーロポンドの買いが入った」との声が聞かれたほか、ユーロクロスが買い戻された流れに沿って1.3806ドル前後まで一転上昇した。もっとも、1.38ドル台での滞空時間が短かったうえ、米長期金利やドル円の上昇が重しとなり1.3777ドル前後まで伸び悩んだ。

為替・株式・商品マーケット概要の発言・ニュースTOPへ

重要人物・その他の発言・ニュース