為替・株式・商品マーケット概要

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 2015年7月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2015年7月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2015年7月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2015-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は大きな方向感が出なかった。「ギリシャは欧州連合(EU)の新たな支援案を再検討」「ツィプラス・ギリシャ首相は協議のためにドイツを訪問する可能性」との報道が伝わると、ギリシャ協議再開への期待が高まり円売りドル買いが出た。半面、メルケル独首相が「国民投票前に新たなギリシャ交渉は行わない」と述べたと伝わると、ダウ平均や日経平均先物が失速し、米長期金利も一時低下に転じたため円買いドル売りが入った。なお、この日発表の6月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は予想を下回った一方、6月米消費者信頼感指数は予想を上回るなど、強弱入り混じる結果となったため相場の反応は限定的だった。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2015年7月 発言・ニュース

[2015-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円は大きな方向感が出なかった。「ギリシャは欧州連合(EU)の新たな支援案を再検討」「ツィプラス・ギリシャ首相は協議のためにドイツを訪問する可能性」との報道が伝わると、ギリシャ協議再開への期待が高まり円売りドル買いが出た。半面、メルケル独首相が「国民投票前に新たなギリシャ交渉は行わない」と述べたと伝わると、ダウ平均や日経平均先物が失速し、米長期金利も一時低下に転じたため円買いドル売りが入った。なお、この日発表の6月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は予想を下回った一方、6月米消費者信頼感指数は予想を上回るなど、強弱入り混じる結果となったため相場の反応は限定的だった。

[2015-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価が底堅く推移したことも円相場の重しとなった。もっとも、一段と円安を進める材料にも乏しく、その後はやや下げ渋るなど大きな方向感は出ていない。

[2015-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで買い戻し。日経平均株価が堅調に推移したことを背景に円売りが出たものの、欧州勢がユーロ売りで参入すると円は反発した。一方、ドルに対してはさえない。日本株の上昇に伴って円売りドル買いが出たほか、前日に円買いを進めた海外勢が反対売買を迫られた面もあった。一巡後はやや下げ渋る場面があったものの、対ユーロなどでドル高が進んだこともあり戻りは限られた。

[2015-07-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。「ツィプラス・ギリシャ首相は救済の大半の条件を受け入れる用意がある」との報道を受けて、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したため、投資家のリスク志向改善を見越した売りが先行した。米10年債利回りの上昇に伴う円売りドル買いも出たほか、6月ADP全米雇用リポートで政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比23万7000人増と市場予想の21万8000人程度増を上回ったことも相場の重しとなった。一方、円は対ユーロでは下値の堅い動き。ギリシャ絡みの報道が好感されて全般にユーロ買いが進んだ流れに沿ったものの、その後はユーロドルが米長期金利の大幅上昇を受けて一転下落したため、つれて円買いユーロ売りが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に1ドル=123円15銭前後まで上昇。
・ポンド円は6月英製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に思惑的なポンド買いが入ったことで1ポンド=192円98銭前後まで上げたものの、6月英製造業PMIは51.4と市場予想の52.5を下回ったため、発表後には192円ちょうど付近まで一転下落。その後は192円台半ばを挟んだ神経質な動きとなった。
・ユーロドルは上値が重い。18時過ぎに1ユーロ=1.11715ドル前後まで上昇したが、その後は次第に上値を切り下げる展開となり、21時30分前には1.1075ドル前後まで下押しした。

[2015-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調だった。6月ADP全米雇用報告や6月米ISM製造業景気指数など、この日発表された米経済指標が軒並み好調な内容となったことで米長期金利が上昇。日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが優勢となった。一方、ユーロに対しては底堅く推移した。ツィプラス・ギリシャ首相がテレビ演説を行い、5日の国民投票で欧州連合(EU)側からの財政改革案を否決するよう訴えると全般ユーロ売りが広がった。

[2015-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。市場では「本邦勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、日経平均株価が一時270円超高まで上昇したことも円売りを誘った。また、前日の下落に対する反動から全般ユーロの買い戻しが強まったため、対ユーロで円は下げ幅を拡大した。

[2015-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでさえない。欧州勢参入後に対オセアニア通貨を中心にドル買いが進んだ影響から円売りドル買いが強まった。時間外の米10年債利回りが上昇したことも円安ドル高につながった。一方、スウェーデンクローナに対しては急伸。スウェーデンのリクスバンク(中央銀行)が政策金利を据え置き予想に反してマイナス0.25%からマイナス0.35%に引き下げることを決めたほか、国債買い入れ額を300億クローナから450億クローナに拡大したことで円買いクローナ売りが急速に進んだ。

[2015-07-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転上昇。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に、日米金利差拡大を見越した売りが先行した。ただ、米雇用統計の発表後は一転して買い戻しが優勢に。6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比22万3000人増と市場予想の前月比23万3000人増を下回り、過去2カ月分の数値も下方修正された。また、平均時給も前月比横ばいと予想の前月比0.2%増を下回ったほか、同時に発表された前週分の米新規失業保険申請件数も弱かったことで、指標発表後には米長期金利が急低下。円も対ドルでは急ピッチで買い戻された。また、円は対ユーロでも下値の堅い動き。対オセアニア通貨などでユーロ買いが進んだ流れに沿ったものの、米雇用統計の発表後は対ドルでの円買いの流れが波及した。また、米雇用統計後にナイトセッションの日経平均先物が下落したこともリスク回避の円買いを誘った面があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に1ドル=123円75銭前後まで上げた後、122円97銭前後まで失速。
・ユーロ円は17時30分過ぎに1ユーロ=136円90銭前後まで上昇するとしばらくは高値圏でのもみ合いとなっていたが、22時30分前には136円30銭台まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは伸び悩み。欧州勢の参入後は1ユーロ=1.1060ドル前後を挟んだもみ合いとなっていたものの、米雇用統計の発表後にはドル売りが進んだ流れに沿って1.1121ドル前後まで値を上げた。もっとも、買いの勢いも長続きはせず、その後は1.10ドル台後半まで押し戻された。

[2015-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。6月米雇用統計への期待などから円売りドル買いが先行したものの、指標発表後に一転上昇した。米労働省が発表した6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比22万3000人増と予想を下回ったうえ、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、平均時給が前月比横ばいと予想を下回ったため、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが広がった。

[2015-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して堅調。5月豪小売売上高が予想を下回る結果となったことに円買い豪ドル売りで反応したほか、6月HSBC中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)も低調だったため円は上げ幅を拡大した。一方、ドルに対しては上値が重い。日経平均株価が下落したことをながめ海外勢からポジション調整の円買いが先行。ただ、上値では本邦長期資金などの売り注文が並んでいることもあり、一巡後は徐々に頭が重くなった。対豪ドルで米ドル高が進んだことも円売りにつながった。

[2015-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで弱含み。日経平均株価がプラス圏を回復したことにつれて円売りユーロ買いが強まった。欧州勢がユーロ買いで参入するとさらに円安ユーロ高が進んだ。また、6月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回る結果だったため対ポンドでも円は下落した。一方、オセアニア通貨に対しては堅調。朝方からの流れが継続し、対ドルや対ユーロでオセアニア通貨安が進むにつれて円は強含んだ。なお、ドルに対しては方向感のない動きとなった。

[2015-07-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は強含み。本日アジア時間に発表された豪州や中国の経済指標が低調な内容だったことを手掛かりに円買い豪ドル売りが先行すると、他の通貨に対しても円買いが波及した。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことも円買い外貨売りを誘った。5日にギリシャの国民投票を控えていることもあって、投資家がリスクを取りにくい状況だ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に一時本日安値となる1ドル=122円76銭前後、ユーロ円は1ユーロ=136円04銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは失速。欧州勢参入後に全般ユーロ高が進んだ流れに沿って一時1ユーロ=1.1118ドル前後まで値を上げたものの、前日の高値1.1122ドル前後が目先戻りの目処として意識されると徐々に弱含んだ。独長期金利の低下に伴う売りも出て一時1.1079ドル前後まで値を下げた。ギリシャ国民投票を前にユーロを買いにくい地合いだ。

[2015-07-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。アジア時間に発表された豪州や中国の経済指標が低調な内容だったことを手掛かりに円買い豪ドル売りが先行すると、他の通貨に対しても円買いが波及。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことも円買い外貨売りを誘った。5日にギリシャの国民投票を控えていることもあって、投資家がリスクを取りにくい状況だった。市場関係者からは「国民投票で財政緊縮策受け入れに“ノー”の結果が出れば、週明けの株価は金融危機への懸念から大幅安となる可能性がある。一方、“イエス”なら一時的に株高になるだろうが、ツィプラス首相が総選挙に打って出るリスクもある」との声が聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間の安値1ドル=122円81銭前後を下抜けて23時前に一時122円60銭前後まで下げ足を速めた。
・豪ドル円は大幅安。6月29日の安値1豪ドル=92円69銭前後を下抜けたことで売りが加速し、一時92円09銭前後まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは欧州市場では、全般ユーロ高が進んだ流れに沿って一時1ユーロ=1.1118ドル前後まで値を上げたものの、前日の高値1.1122ドル前後が目先戻りの目処として意識されると徐々に弱含んだ。独長期金利の低下に伴う売りも出て一時1.1065ドル前後まで値を下げた。ただ、そのあとは急速に持ち直し5時前に1.1125ドル前後と前日高値を上抜けた。米国市場が独立記念日の前日で休場だったため、商いが薄く値が振れやすかった。

[2015-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。5日に実施されたギリシャの財政緊縮策を問う国民投票が否決されたことで対ユーロを中心にリスク回避の円買いが先行した。ただ、本邦勢が参入すると一転して円を売る動きが優勢に。市場では「先に円買いを進めていた海外勢が反対売買を迫られた」との指摘があった。

[2015-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が一時520円超下落したことを受けて円は強含む場面があった。ただ、ファロファキスギリシャ財務相が辞任を表明したことで、ギリシャ協議が進展するとの期待から対ユーロを中心に一転して円を売る動きが優勢に。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円相場の重しとなった。

[2015-07-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り一服。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小し、日経平均先物も強含んだことを受けて、売りが先行した。もっとも、日経平均先物が伸び悩むと次第に下値も堅くなるなど、一方的に売りが進む展開にはならなかった。また、円は対ユーロでも下値の堅い動き。売り一巡後はユーロドルの下げにつれて円買いユーロ売りが進んだ。なお、一部通信社によると「ツィプラス・ギリシャ首相とメルケル独首相は本日電話会談を行った」という。その後にギリシャ政府当局者の話として「ツィプラス・ギリシャ首相はギリシャ側の提案を示すことでメルケル独首相と合意した」「ツィプラス・ギリシャ首相はユーロ圏首脳会議で提案を示す」などと伝わった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=122円93銭前後まで上げた後、122円50銭台まで反落。
・ユーロ円も17時過ぎに1ユーロ=136円06銭前後まで上昇したものの、一巡後は135円ちょうど前後まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは上値が重い。17時過ぎに1ユーロ=1.10955ドル前後まで上昇したものの、1.1100ドル手前で上値を抑えられるとその後は売りが優勢に。全般ドル買いが進んだ流れに沿って、21時過ぎには1.1001-04ドルまで値を下げた。

[2015-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・6日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。ナイトセッションの日経平均先物の上昇に伴い円売りがやや先行した。対ドルでは米10年債利回りが低下幅を縮小したことも円売りを誘った。その後、日経平均先物が伸び悩み、原油先物相場が8%近い下落となったことで対資源国通貨中心に円買いが優位に。米10年債利回りの大幅低下をながめ円買いドル売りも進んだ。終盤にかけては円買いの勢いが落ち着いた。なお、ギリシャ政府当局者によると、「ツィプラス・ギリシャ首相はギリシャ側の提案を明日のユーロ圏首脳会議で示すことでメルケル独首相と合意した」ようだ。

[2015-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価が一時300円超上昇したことを背景に投資家のリスク志向改善を意識した円売りが先行。市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。もっとも、上海株が4%超下げたことでその後は次第に下値が堅くなった。

[2015-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロを中心に堅調。独長期金利の低下を背景に全般ユーロ安が進んだ流れに沿って円買いが活発化した。欧州勢参入後に対ドルでオセアニア通貨安が進んだため円高オセアニア通貨安も目立った。一方、ドルに対しては弱含み。全般ドル高が進んだ影響を受けて円売りドル買いが出た。もっとも、その他通貨に対して円は買われたため一方的に円安が進む展開にもなっていない。

[2015-07-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円は堅調。ナイトセッションの日経平均先物が120円安となったことをながめ、全般にリスク回避目的の買いが進んだ。対ユーロではギリシャ金融支援交渉に対する不透明感から買いが入った面もあったほか、米長期金利の低下を手掛かりにした円買いドル売りも出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は対ユーロなどでドル買いが進んだ影響から17時30分前に1ドル=122円88銭前後まで上げたものの、その後は122円34銭前後まで失速。
・ユーロ円は一時1ユーロ=133円68銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは売り優勢。独長期金利の低下などを手掛かりにした売りが先行し、目先の下値目処として意識されていた6月29日安値の1ユーロ=1.0955ドル前後を下抜けると、一時1.09165ドル前後まで下押しした。

[2015-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は一転下落。ギリシャ債務問題を巡る先行き不透明感から欧州市場でリスク回避目的の円買いが強まった流れを引き継いだ。ユーログループでギリシャの新提案が示されずナイトセッションの日経平均先物が330円下落。ダウ平均も210ドルを超す下げ幅となり円買いを後押しした。米10年債利回りの大幅低下に伴い日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも強まった。ギリシャは8日にESMプログラムの要請と救済に対する新提案を示す見通しとなり、ダイセルブルーム・ユーログループ議長は8日の電話会議開催を発表した。また、ギリシャ政府当局者の話として「ギリシャ政府は実行可能な合意前の短期取り決めを希望」「7月末までの取り決めを提案」と伝わったほか、「ユーログループが11日にギリシャ向け短期支援計画に関して議論する可能性」と報じられた。債務問題への過度な懸念が和らぐ形で日経平均先物が買い戻されたほか、ダウ平均が一転して110ドル近く上昇。つれる形で持ち高調整の円売りが優勢となった。なお、メルケル独首相はユーロ圏首脳会議後、「9日が詳細なギリシャ提案の期限」「12日にユーロ圏とEU首脳が会合」「ギリシャ改革案が満足行く内容で必要な措置伴えば、短期融資の実施は可能」などと語った。

[2015-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優勢。日経平均株価が大幅に下落したほか、上海株が一時8%超の大幅安となったことで投資家のリスク志向低下を意識した円買いが活発化した。一巡後はやや上値を切り下げる場面があったものの、日経平均先物が2万円を割り込んだことで再び円買い圧力が高まった。

[2015-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。後場の日経平均株価が2万円を割り込み、630円超安の安値引けとなったことでリスク回避の円買いが広がった。ナイト・セッションの日経平均先物が一時210円下げたことで円高が加速したほか、米長期金利の低下も円買いドル売りを誘った。もっとも、日経平均先物がその後急速に買い戻されたこともあり、いったん円買いの勢いは落ち着いている。

[2015-07-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は堅調。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことをながめ、アジア時間からの買いの流れを引き継いだ。対ドルでは米長期金利の低下による買いも入ったほか、足もとで商品相場のさえない動きが続いていることで資源国通貨に対しても買いが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=121円08銭前後まで下落。スイスフラン円は一時1スイスフラン=127円50銭前後まで下押しした。市場では「スイス国立銀行(中央銀行、SNB)からユーロ買いスイスフラン売り介入が入っているとの噂もある」との指摘もあり、スイスフランが全面安となった流れに沿った。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下を手掛かりに買いが先行した。いったんは伸び悩む場面も見られたが、ユーロスイスフランなどユーロクロスの上昇に支えられて、22時30分前には1ユーロ=1.1072ドル前後まで値を上げた。なお、一部通信社からは「ギリシャは3年間の融資ファシリティをESMに要請した」と報じられたほか、ツィプラス・ギリシャ首相は「ギリシャは財政目標の達成にコミット」「詳細なギリシャ改革案を9日提出する」などと述べた。

[2015-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。ギリシャ債務問題や中国株急落への警戒感が強いなか、ナイトセッションの日経平均先物やダウ平均が大幅安となりリスク回避目的の円買いが活発化した。米10年債利回りが再び低下幅を拡大したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも進んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「利上げ開始を正当化する状況になお近づいている」としながらも「多くの当局者が時期尚早の利上げをしないよう警告」「見通しに対して慎重になる根拠を多く指摘」「多くの当局者がギリシャについて懸念を表明」「幾人かの当局者は中国成長ペースの不透明感に言及」などと伝わった。米早期利上げや世界景気に慎重な見方が示されたとして米10年債利回りがさらに低下。また、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が技術的な障害で3時間以上取引を中断。投資家心理が悪化しダウ平均やシカゴ日経平均先物が一段安となったことも円買いを後押しした。ただ、引けにかけては急速な円高進行に対する反動も出てやや伸び悩んだ。

[2015-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。朝方は日本株安を見越した円買いが先行したものの、その後は一転して上値を切り下げる展開に。上海株が「中国警察当局は悪質な株の空売りを捜査する」との報道を受けて急反発したほか、日経平均株価も600円超安から40円超安まで急速に買い戻されるにつれて円売り外貨買いが活発化した。また、6月豪雇用統計で失業率と新規雇用者数がいずれも良好な結果だったことから円安豪ドル高も目立った。

[2015-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで一転上昇。上海株が7%近く上昇したほか、日経平均株価がプラス圏を回復し110円超高の高値引けとなったことで円売りユーロ買いが優勢となった。ただ、ギリシャ債務交渉を巡る先行き不透明感が根強いなか、欧州勢が参入すると一転してユーロを売る動きが強まったため円は反発した。また、ドルに対しては売り一服。日本株や上海株の急上昇を背景に円売りドル買いが進んだほか、米長期金利の上昇も円安ドル高につながった。もっとも、対ユーロを中心に円買い圧力が高まると徐々に下げ渋った。

[2015-07-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。ナイトセッションの日経平均先物が方向感の乏しい動きとなったこともあり、手掛かり材料難から本日安値圏でのもみ合いとなった。前週分の米新規失業保険申請件数は29万7000件と市場予想の27万5000件程度より弱い結果となったが、円買いドル売りでの反応は一時的だった。一方、ユーロに対してはしっかり。ギリシャ債務交渉を巡る先行き不透明感が根強いなか、アジア時間に急ピッチで円売りユーロ買いが進んだ反動が出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=121円57銭前後まで上げたものの、総じて121円50銭前後を挟んだ小動き。
・ユーロ円は15時過ぎに1ユーロ=135円03銭前後まで上げたが、その後は133円70銭台まで反落した。
・ユーロドルは軟調。米長期金利の上昇を手掛かりにした売りが出たほか、ギリシャ債務交渉への不透明感も相場の重しに。18時30分過ぎに1ユーロ=1.1024ドル前後まで下げると、その後も戻りの鈍い動きが続いた。

[2015-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して伸び悩み。ギリシャ支援協議の先行き不透明感がくすぶるなか、ナイトセッションの日経平均先物が220円下げたほか、ダウ平均が250ドル近い上昇から20ドル超高まで上げ幅を縮小。投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが広がった。ただ、終盤にかけて「ギリシャは1時間以内に新提案を債権者側に送る」と報じられると、対ユーロ中心に持ち高調整の売りが出た。その後、ユーログループ議長報道官の話として「ギリシャ政府は債権者に支援に関する提案を提出した」と伝わった。一方、ドルに対してはもみ合い。株価のさえない値動きが円買いを誘った半面、米10年債利回りの大幅上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りも出たため、目立った方向感が出なかった。

[2015-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優勢。「ギリシャ政府が9日に提出した新提案の内容が欧州委員会が6月26日に提出した提案に似ている」との報道を受けて、ギリシャ協議の合意期待から円売りが先行。上海株が大幅に上昇したほか、日経平均株価も130円超安から110円超高まで買い戻されるにつれて円安が加速した。

[2015-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り継続。ギリシャ支援協議の合意期待が高まるなか、対ユーロを中心に円売りの流れが続いた。米10年債利回りが上昇したことで日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが見られたほか、ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも円相場の重しとなった。

[2015-07-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことを受けて、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。対ドルでは米長期金利の上昇も売りを促したほか、対ユーロでもギリシャ支援交渉の合意期待から売りが優勢に。なお、ダイセルブルーム・オランダ財務相が「11日のユーロ圏財務相会合で大きな決断を下す可能性」と述べたほか、EU当局者が「11日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援交渉が合意すればユーロ圏サミットは必要ない」との見解を示した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=122円66銭前後まで上昇。
・カナダドル円は一時1カナダドル=96円65銭前後まで値を上げた。6月カナダ雇用統計で失業率や新規雇用者数が予想より強い結果となったことも相場を支えた面があった。
・ユーロドルは堅調。ギリシャ債務交渉の合意期待から20時過ぎに1ユーロ=1.1215ドル前後まで上げた。もっとも、その後は米長期金利の上昇で全般にドル買いが強まったこともあり、やや上値も重くなった。

[2015-07-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円はじり安。ギリシャ支援協議の合意期待が高まるなか、ダウ平均の250ドル近い上昇やナイトセッションの日経平均先物の230円高を背景に円売りが散見された。対ドルでは米10年債利回りの大幅上昇に伴う売りが出たうえ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「年内利上げが適切になるだろう」と述べたことも円売りを後押しした。なお、オセアニア通貨に対しては上値が重い。対ユーロや対ドルでオセアニア通貨売りが強まるにつれて円買いが先行したが、株高を横目に上値が切り下がった。
・ユーロに対してはもみ合い。株高を意識した円売りが出た一方、ユーロドルの下落につれた買いも入り方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=122円88銭前後まで値を伸ばした。ユーロ円は総じて1ユーロ=137円ちょうど前後でのもみ合いとなった。
・ユーロドルは下げ渋り。欧州市場でギリシャ支援協議の合意期待から1ユーロ=1.1216ドル前後まで買い上げられた反動が出た。1.12ドル台での上値の重さが嫌気されたほか、米金利上昇やイエレンFRB議長の発言を受けて1.1120ドル付近まで失速した。ただ、引けにかけては1.11ドル台半ばまで切り返した。なお、イエレンFRB議長は「予想外の出来事が利上げを遅らせる、あるいは速める可能性」「米経済ファンダメンタルズの多くがしっかり」「ドル高が第1四半期の米輸出を抑制した」「労働市場は改善しているが、完全には回復していない」などとも語った。

[2015-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。ギリシャ支援協議がアジア時間早朝の段階でも合意に至らず、週明け早朝ではリスク回避の円買いが先行した。もっとも、その後は上げ幅を縮小。ギリシャ支援協議は決裂には至らないとの見方が根強いほか、日経平均株価や上海総合指数が堅調に推移したことも、投資家のリスク志向改善につながった面があった。

[2015-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。ギリシャ支援協議が「全会一致で合意した」と伝わると、ナイトセッションの日経平均先物が220円高まで上昇し、投資家のリスク志向改善を見越した売りが広がった。時間外の米長期金利が上昇したことも円売りドル買いを促した面があった。一方、対ユーロでは下値の堅い動き。ギリシャ合意報道が伝わると一時売りで反応したものの、米長期金利の上昇を受けてユーロドルが下落したことに伴い、次第に円買いユーロ売りが優勢となった。

[2015-07-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日の欧州外国為替市場で円は軟調。「ギリシャ支援協議が全会一致で合意した」と伝わると、ナイトセッションの日経平均先物の上昇とともに円売りドル買いが進んだ。米10年債利回りが上昇したことも円安ドル高につながった。ユーロに対しては買い戻し。ギリシャ支援合意を受けて円売りが先行したものの、その後は対ドルで一転してユーロ売りが優勢となるにつれて円を買い戻す動きが活発化した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円50銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=137円80銭前後まで値を上げたが、その後は136円20銭付近まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは上値が重い。ギリシャ合意報道が伝わると1ユーロ=1.1197ドル前後まで買いが先行したものの、その後は米長期金利の上昇などが重しとなり戻り売りに押される展開となった。一時1.10355ドル前後まで下げ幅を広げた。

[2015-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・13日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対してじり高。独10年債利回りの低下などを背景にユーロドルやユーロクロスが下落。つれる形で円買いユーロ売りが散見された。ストゥブ・フィンランド首相が「ギリシャとのつなぎ融資の議論は困難となるだろう」と述べたほか、ダイセルブルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)は「ギリシャつなぎ融資は複雑」「ギリシャ向けつなぎ融資は15日朝までにユーロ圏で合意する可能性」などと発言したが影響は限定的だった。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。新規の取引材料に乏しいなか、ダウ平均やナイトセッションの日経平均先物が高値圏でのもみ合いとなったため、円相場も方向感が出なかった。

[2015-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。日経平均株価が大幅に上昇したことを背景に売りが先行したものの、日本株が伸び悩むと次第に下値も堅くなった。昨日から大幅に値を下げた反動が出た面もあったようだ。

[2015-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。午後の上海総合指数が軟調に推移したことで、投資家のリスク志向低下を見越した買いが入った。もっとも、上値では戻りを売りたい向きも多く、一方的に買いが進む展開にはならなかった。一方、対カナダドルでは堅調。「イランと主要国は核協議で合意した」との報道が伝わり、原油先物相場が下落すると、資源国通貨とされるカナダドルが全般に売られた影響を受けた。

[2015-07-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、NY時間に入って6月米小売売上高が予想を大幅に下回る結果だったことが伝わると米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが強まった。もっとも、一巡すると戻りを売る動きも見られたため、一方的に円高が進む展開にもなっていない。一方、ポンドに対しては軟調。カーニー英中銀(BOE)総裁が「英利上げの時期は近づいている」と述べたことをきっかけにポンドが全面高の展開となった流れに沿った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円40銭前後でのもみ合いから122円93銭前後まで下落した。もっとも、押し目買いが入ると123円台を回復している。
・ポンド円は前日高値の1ポンド=192円34銭前後を上抜けて192円59銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは伸び悩み。対ポンドを中心にドル安が進んだ流れに沿った。低調な米小売統計を受けて買いが加速し、1ユーロ=1.1088ドル前後まで買い上げられた。もっとも、ドル売りの動きが一服すると次第に上値が重くなった。

[2015-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。6月米小売売上高が予想に反して減少したことで、米10年債利回りの急低下とともに円買いが先行した。ただ、上値では戻り売りが出たほか、米金利低下が一服したことで失速。引けにかけては動意の薄い展開となった。一方、その他の通貨に対しては売り一服。さえない米小売売上高を受けて対ドルで欧州・資源国通貨買いが優位に。つれる形で円安欧州通貨高や円安資源国通貨高が進んだが、勢いは長続きしなかった。取引材料難から次第に方向感が出なくなった。なお、ポンドに対しては売りが強まった。カーニー英中銀(BOE)総裁が「英利上げの時期は近づいている」と証言したことで欧州時間に売りが強まったが、一巡すると安値圏での持ち高調整が続いた。その後、マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「利上げ時期が近づきつつある」「引き締めを待ち過ぎるのは大きな間違い」「正常化の開始時期はまもなく」と発言すると売りが再開した。

[2015-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。高く始まった日経平均株価が伸び悩んだことで一時買いが入る場面も見られたが、上値の重さを確認すると次第に売りが優勢に。4-6月期中国国内総生産(GDP)が予想より強い結果となり、同国と資源貿易関係の深い豪ドルに対して円売りが進むと、他の通貨に対しても売りの流れが波及した。なお、日銀は14-15日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定。経済物価情勢の展望(展望リポート)の中間評価では2015年度の実質GDP見通し中央値や2015年と2016年度のコアCPI見通し中央値が下方修正されたが、目立った反応は見られなかった。

[2015-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで弱含み。欧州勢の参入後に全般ユーロが強含んだ流れに沿った。また、対ユーロでの売りが波及したため、円は対ドルでも弱含んだ。一方、ポンドに対してはしっかり。6月英雇用統計で失業者数が予想より弱い結果だったほか、ILO方式による3-5月失業率も弱く、英雇用統計後に円買いポンド売りが進んだ。なお、黒田東彦日銀総裁は定例記者会見で「原油想定価格は先物価格を機械的に反映している。先行き少しフラットになっている」「将来の原油変動は大きく、物価の基調に変化あれば必要な調整を行う」などと述べたが、相場への影響は限定的だった。

[2015-07-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り優勢。米10年債利回りの低下を受けて円買いが入る場面があったものの、6月米卸売物価指数や7月NY連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことが伝わると一転下落。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の米下院金融委員会での証言原稿で「年内いずれかの時点で利上げが適切」「雇用と経済の改善に向けて見通しは良好」との内容が明らかになったことも円安ドル高を加速させた。その後に発表された6月米鉱工業生産指数が強い結果だったことでさらに円売りドル買いが強まるなどドル全面高の展開となった。なお、その他の通貨に対しては下値が堅い。対ユーロを中心に円売りが先行したものの、相次ぐ良好な米経済指標を受けて対ドルで欧州通貨安やオセアニア通貨安が進むにつれて円は強含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は2日高値の1ドル=123円75銭前後を上抜けて一時123円87銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=136円36銭前後まで上げた後135円台後半まで上値を切り下げた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入して1ユーロ=1.1035ドル前後まで上げたものの、その後は売りに押される展開に。強い米指標やイエレンFRB議長の証言原稿をきっかけにドル全面高の流れに沿って、前日安値の1.0965ドル前後を下抜けて1.09535ドル前後まで下げ足を速めた。

[2015-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下げ渋り。6月米卸売物価指数(PPI)や7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月米鉱工業生産指数は軒並み予想を上回った。また、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融委員会での証言原稿で「年内いずれかの時点で利上げが適切」「雇用と経済の改善に向けて見通しは良好」などの見解を示したことで、米10年債利回りの上昇とともに円売りが強まった。ただ、その後の米10年債利回りが一転して低下すると円買い戻しが進んだ。一方、その他の通貨に対しては堅調。米経済指標やイエレンFRB議長の証言原稿を受けて対ドルで欧州・資源国通貨売りが優位に。つれる形で円高が加速した。対カナダドルではカナダ中銀の利下げ、対NZドルではフォンテラGDT物価指数の大幅低下を手掛かりに円買いが活発化した。

[2015-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。海外勢からの売りに押されて値を下げたが、下値の堅さを確認するとやや買い戻しが入った。対ユーロや対NZドルで円買いが進んだ影響を受けた面もあった。なお、他の通貨に対して円はしっかり。4-6月期NZ消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、7月NZ消費者信頼感指数も前月から悪化したしたため、NZドルに対して円は強含み。ユーロに対してはユーロドルの下げにつれた買いも入った。

[2015-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午後の日経平均株価が上げ幅を広げたことを受けて売りが出たほか、欧州勢の参入後に全般ドル買いが進んだ影響も受けた。一方、ユーロに対してはしっかり。対ドルなどでユーロ安が進んだ流れに沿って円買いユーロ売りが強まった。

[2015-07-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は弱含み。欧州勢参入後に全般ドル高が進んだ流れに沿って円はじりじりと値を下げた。ナイトセッションの日経平均先物や米10年債利回りが上昇したことが円売りドル買いを誘ったほか、前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも強い結果だったことも相場の重しとなった。一方、ユーロに対しては堅調。対ドルや対豪ドルを中心にユーロ安が進んだ影響から円買いユーロ売りが優勢となった。もっとも、ユーロ売りの流れが一巡するとやや伸び悩んでいる。なお、欧州中央銀行(ECB)は予想通り政策金利を0.05%で据え置くことを決めたと発表し、その後にドラギECB総裁が定例記者会見で「量的緩和はインフレが持続的に調整するまで続ける」「必要ならばあらゆる手段をとる」「経済回復は広がるとECBは予想する」などと述べたが、相場への影響は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円18銭前後と6月24日以来の高値を付けた。
・ユーロ円は1ユーロ=134円80銭前後まで下げる場面があった。
・ユーロドルはさえない。全般ドル買い圧力が高まった影響を受けたほか、欧米金融政策の方向性の違いを意識した売りが強まった。強い米雇用指標や米10年債利回りの上昇も相場の重しとなり、1ユーロ=1.0855ドル前後まで下げ足を速めた。一巡後は1.0880ドル前後を挟んだ神経質な値動きとなっている。

[2015-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して戻りが鈍い。欧州市場から全般ドル買いが広がるなか、前週分の米新規失業保険申請件数が強かったことで円安ドル高が進んだ。7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回ったことがわかると円買い戻しが入ったが、米早期利上げ期待を背景に戻りを売りたい向きも多く上値が切り下がった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は米上院銀行委員会で「早過ぎる引き締めにリスクはある」「FOMCは遅過ぎる引き締めも避けたい」「米経済が強くなっているからドルは強くなっている」などと証言したが、市場の反応は薄かった。一方、ユーロに対しては方向感が定まらない。ユーロドルの下落につれて円買いが入ったが、ユーロドルが買い戻されると伸び悩んだ。その後、ユーロ豪ドル中心にユーロ売りが再開すると円高が進むなど一進一退となった。なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁政策金利据え置き決定後の定例記者会見で「量的緩和はインフレが持続的に調整するまで続ける」「必要ならばあらゆる手段をとる」「経済回復は広がるとECBは予想する」などと語ったが影響は限定的だった。

[2015-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。本日は週末の実質5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた売りが先行したが、仲値後は徐々に下げ幅を縮める展開に。日本の3連休を控えて持ち高調整目的の買いが入ったほか、対ユーロなどでドル安が進んだ影響も受けた。一方、ユーロに対しては弱含み。ユーロドルの上昇につれた円売りユーロ買いが進んだ。

[2015-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。日本の3連休を前に持ち高調整目的の買いが続いた。また、時間外の米10年債利回りが低下に転じたことで、日米金利差縮小を見越した買いも入った。一方、他の通貨に対しては高安まちまちの動き。対ポンドでは売りが出た半面、カナダドルに対してはしっかり。総じて手掛かり材料に乏しかったこともあり、金融政策の方向性の違いを手掛かりにした動きが目立った。

[2015-07-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。米長期金利の低下を受けて円買いが先行した後はナイトセッションの日経平均先物が強含んだため徐々に上値を切り下げた。米経済指標の発表を前に持ち高調整の円買いが見られたものの、6月米住宅着工件数や6月米建設許可件数が予想を大幅に上回る結果だたことが伝わると失速。一方で、一段と円安が進む展開にもならないなど方向感が出ていない。なお、その他の通貨に対しては強含み。対ポンドでは序盤に円売りが先行したものの、足もとでポンド高が進んでいた反動から一巡後は円高ポンド安が急ピッチで進んだ。また、ユーロドルが下落したため対ユーロでも円は底堅く推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円92銭前後まで下げた後124円17銭前後まで持ち直したが、本日高値の124円23銭前後を上抜けることはできなかった。また、ポンド円は1ポンド=194円38銭前後まで上げた後192円91銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは弱含み。1ユーロ=1.0890ドル前後を挟んだもみ合いが続いていたが、強い米住宅指標を受けて売りが強まった。ポンドドルの下落につれた面もあり、前日安値の1.0855ドル前後を下抜けて1.0850ドル前後まで売りに押された。

[2015-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。手掛かり材料に乏しかったものの、金融政策の方向性の違いなどを手掛かりに全般ドル高が進んだ影響を受けた。もっとも、本日は海の日の祝日で東京勢が不在ということもあり、売りの勢いも限られた。一方、他の通貨に対してはしっかり。対ドルでオセアニア通貨安や欧州通貨安が進んだことに伴い、円買いオセアニア通貨売りや円買い欧州通貨売りが入った。

[2015-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対NZドルで売り優勢。キー・ニュージーランド(NZ)首相が「NZドルは予想よりも早く下落した」と述べたことをきっかけに、足もとで下げの目立っていたNZドルのショートカバーが進んだ影響を受けた。また、豪ドルやユーロなども対ドルで買いが入ったため、つれて円売り豪ドル買いや円売りユーロ買いが優勢となった。また、ドルに対しても円はさえない動き。クロス円の上昇につれた売りが出たほか、シカゴ日経平均先物や欧州株の上昇も円売りを促した面があった。

[2015-07-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。シカゴ日経平均先物が上昇したことを背景に円売りが先行。一巡後はやや下げ渋る場面があったが、ブラード米セントルイス連銀総裁が「9月利上げの可能性は50%上回る」と発言し、米10年債利回りが急上昇するにつれて円売りが再開した。また、ポンドに対しては伸び悩み。日経平均先物の上昇などを受けて序盤に円が売られた後は対ドルや対ユーロでポンド安が進んだ流れに沿って円の買い戻しが急速に進んだ。もっとも、ポンド売りの流れが一服すると次第に上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円38銭前後まで上昇し、その後も底堅い動きが続いた。ポンド円は1ポンド=193円95銭前後まで上げた後193円06銭前後まで一転下落したが、一巡後は193円台半ばまで持ち直した。
・ユーロドルは方向感がない。対NZドルを中心にドル安が進んだ流れに沿って1ユーロ=1.0865ドル前後まで上昇したものの、ドル売りが一服すると1.0824ドル前後まで失速。ユーロポンドなどユーロクロスの上昇につれて1.0861ドル前後まで再び上げたが、米長期金利の上昇に伴い戻り売りに押されるなど上値は重かった。

[2015-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・20日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。ブラード米セントルイス連銀総裁が「9月利上げの可能性は50%上回る」と発言すると、米金利上昇とともに円売りドル買いが進む場面があった。ただ、米主要指標の発表もなく取引材料に乏しいなか、追随する動きは見られず次第に方向感が出なくなった。一方、ユーロに対しては下げ渋り。ユーロドルの買いが先行するにつれて円安が進んだが、その後のユーロドルが一転下落すると円買い戻しが強まった。

[2015-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小安い。3連休明けの仲値にかけて売りが観測されたほか、午前の日経平均株価が底堅く推移したことも売りを促した面があった。また、円はNZドルに対してもさえない動き。昨日にNZドルのショートカバーが進んだ流れを引き継いだ。23日のニュージーランド準備銀行(RBNZ)による政策金利発表を前に持ち高調整目的の円売りNZドル買いも出た。

[2015-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。午後の日経平均株価が上げ幅を広げたことを受けて売りが出たが、下値の堅さを確認すると徐々に下げ渋る展開に。17時過ぎから対ユーロでドル売りが強まると、つれて円買いドル売りが広がった。一方、ユーロに対してはさえない。ユーロドルの上昇につれて円売りユーロ買いが出た。

[2015-07-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで軟調。欧州勢参入後に全般ユーロ高が進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが進行。アジア時間にユーロ売りを仕掛けた向きが反対売買を迫られた面もあった。一方、ドルに対してはもみ合い。対ユーロでドル売りが進んだ影響を受けたほか、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことで円は買われた。もっとも、米10年債利回りが上昇したこともあり上値は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円25銭前後まで下げたものの、一巡後はやや下げ渋っている。
・ユーロ円は1ユーロ=135円34銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルはしっかり。アジア時間に前日安値の1ユーロ=1.0808ドル前後手前で下値の堅さを確認したことでショートカバーの動きが優勢に。前日高値の1.0870ドル前後を上抜けて1.0888ドル前後まで買い上げられた。

[2015-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して堅調。米10年債利回りの一転低下に伴い足元のドル高を調整する動きが活発化した。また、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル売りのフローが出た」との指摘があり、損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込んだ。一巡すると急伸した反動が出て伸び悩んだが、アップルの決算発表後に時間外のダウ先物が下げ幅を広げたためリスク回避的な円買いが再開した。また、ポンドに対しても堅調。英利上げ観測を背景に積み上がったポンドの買い持ち高を調整する動きが優勢となり、円買い戻しが加速した。一方、ユーロに対しては軟調。欧州市場からユーロ買いが優位となった流れを引き継いだ。ドル全面安の地合いのなか、ユーロドルが急伸したことも円売りを後押しした。

[2015-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。日経平均株価が260円超下げたことを受け、全般にリスク回避目的の買いが広がった。また、円は豪ドルに対しても堅調。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「追加利下げの是非は議論の対象になっている」との見解を示したことで、豪ドル売りが強まったことを受けた。なお、4-6月期豪消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回る結果となったが、RBAが重視するトリム平均値CPIが前年比で予想を上回ったこともあり、相場への影響は限定的だった。

[2015-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで買い一服。株安などを手掛かりにした買いの流れが続いていたが、上値では本邦勢からの売りが観測されたこともあり、徐々に頭が重くなった。一方、ポンドに対しては軟調。マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「年末に向かってインフレ率は中銀の目標水準に戻るだろう」「BOEは今後数年間に渡る利上げを開始する可能性」などの見解を示したことで、全般にポンド買いが強まった流れに沿った。なお、8-9日分の英中銀金融政策委員会議事要旨では「複数のメンバーはインフレリスクの上昇を指摘した」などが明らかになったが、公表前からポンド買いが進んでいたこともあり、反応は限定的だった。

[2015-07-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ドルでじり安。しばらくはもみ合いが続いていたが、対資源国通貨でドル買いが優勢となったことで徐々に円は弱含んだ。また、ポンドに対しても軟調。英利上げ観測が高まるなか、アジア時間からの円安ポンド高の流れが継続した。一方、資源国通貨に対しては強含み。ドルやユーロに対して資源国通貨安が進んだ影響から円買い資源国通貨売りが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円96銭前後までじわりと値を上げた。
・ポンド円は1ポンド=193円78銭前後まで上値を伸ばした。一方、カナダドル円は1カナダドル=94円97銭前後まで下落した。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢参入後に買いが強まり1ユーロ=1.0966ドル前後まで上げたものの、前日高値の1.0969ドル前後が目先の上値目処として意識されるとその後は売りに押される展開に。対資源国通貨を中心にドル買いが進んだ流れに沿ったほか、ユーロポンドの下落につれた面もあり1.0893ドル前後まで値を下げた。

[2015-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円はドルやポンドに対して売り一服。米英の利上げ観測を背景に全般ドル買いやポンド買いが先行すると、つれる形で円安が進んだ。6月米中古住宅販売件数が予想を上回ったほか、日経平均先物が堅調に推移したことも円売りを後押しした。その後、一巡すると円買い戻しの動きが見られた。一方、その他の通貨に対して伸び悩み。対ドルで資源国通貨やユーロ売りが強まるにつれて円高が進んだ。ただ、手掛かり材料に乏しいなか次第に上値が切り下がった。

[2015-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。日経平均株価の上昇を手掛かりにした売りが先行したものの、下値の堅さを確認すると徐々に買い戻しが入った。一方、ユーロやNZドルに対しては軟調。ユーロドルの上昇につれて売りが進んだほか、NZドルに対してはニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)の金融政策公表後に売りが優勢となった。RBNZは市場予想通りに政策金利を現行の3.25%から0.25%引き下げて3.00%にすることを決めたと発表。声明では「政策金利の引き下げは経済見通しや低インフレの軟化により正当化される」「現時点では幾分の追加緩和の可能性が高いと思われる」「NZドルは4月から著しく下落した」「輸出商品価格の下落を考慮すると、さらなるNZドルの下落が必要とされる」などの見解が示されたが、NZドル高のけん制スタンスが後退したとの見方から円売りNZドルが進んだ。

[2015-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでしっかり。欧州勢の参入後に対NZドルを中心にドル売りが強まった流れに沿った。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことも買いを誘った面があった。一方、他の通貨に対しては高安まちまちな動き。欧州勢が改めてNZドル買いで参入したことを手掛かりに円売りNZドル買いが進むと、他の通貨に対しても売りが波及したが、ポンドに対しては6月英小売売上高指数が予想より弱い結果となったことで一転買い戻しが入った。

[2015-07-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はドルに対して行って来い。欧州勢参入後に対NZドルを中心にドル安が進んだ流れに沿って買いが先行。ナイトセッションの日経平均先物が下落したことも円の支援材料となった。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が25万5000件と1973年11月以来、約42年ぶりの低水準だったことが伝わると米10年債利回りの一転上昇とともに円売りドル買いが急速に強まった。一方、その他の通貨に対しては下値が堅い。対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが強まったことで円は軟調に推移していたものの、一転してドル高欧州通貨安やドル高・オセアニア通貨安が進むにつれて反発した。また、6月英小売売上高指数が低調な内容だったため、ポンドに対して円は総じて堅調に推移した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円68銭前後まで下げたものの、前日安値の123円57銭前後が目先のサポートとして意識されると買い戻しが強まった。前日高値の124円16銭前後を上抜けて124円18銭前後まで上昇した。
・ポンド円は1ポンド=193円93銭前後から192円87銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは失速。ドル安の流れに沿って買いが先行し、前日高値の1ユーロ=1.0966ドル前後を上抜けると目先のストップロスを誘発。一時1.1018ドル前後まで買い上げられた。ただ、好調な米雇用指標が伝わると一転して売り圧力が高まり1.0950ドル付近まで上げ幅を縮めた。

[2015-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して底堅い。前週分の米新規失業保険申請件数が25万5000件と1973年11月以来、約42年ぶりの低水準だったことがわかると、米10年債利回りの上昇とともに円売りが強まった。6月米景気先行指標総合指数が予想を上回ったことも重しとなった。ただ、その後の米10年債利回りが一転低下したうえ、ダウ平均や日経平均先物が下げ幅を拡大したため円買い戻しが優勢となった。また、ポンドや資源国通貨に対しては堅調。ユーロやドルに対してポンドや資源国通貨を売る動きが活発化。つれる形で円高ポンド安や円高資源国通貨安が加速した。株安も円買いを後押しした。

[2015-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。本日は週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けては売りが先行したものの、その後は日経平均株価の下落を手掛かりにした買い戻しが目立った。また、他の通貨に対しても円はしっかり。豪ドルに対しては7月Caixin中国製造業PMI速報値が予想より弱い結果となったことで、同国と資源貿易関係の深い豪ドルが下落した流れに沿って買いが入った。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「予算に改善がなければ豪州の格付け引き下げはあり得る」との見解を示したことも円買い豪ドル売りを誘い、他の通貨に対しても円買いの流れが波及した。

[2015-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで堅調。仏・独・ユーロ圏の製造業やサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が軒並み市場予想を下回る結果となったことで、円買いユーロ売りが広がった。一方、対ドルで円はさえない動き。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、欧州勢の参入後はユーロドルの下落につれて売りが出た。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも、投資家のリスク志向改善を見越した売りを誘った面がある。

[2015-07-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して買い一服。仏・独・ユーロ圏の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値がいずれも市場予想を下回る結果となったことで円買いユーロ売りが進んだ。その後も高値圏での推移が続いていたが、ユーロドルが下げ渋るにつれて伸び悩んだ。一方、ドルに対しては下値が堅い。対ユーロでドル買いが先行した影響から円は弱含んだほか、ナイト・セッションの日経平均先物が上昇したことも円相場の重しとなった。ただ、米長期金利が低下したため一巡後は反発した。また、カナダドルなどに対しても堅調。足もとの原油安などを背景に資源国通貨が売られやすい地合いのなか、対ユーロや対ドルを中心に資源国通貨安が進んだため円は上昇した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円09銭前後まで上げたものの、前日高値の124円19銭前後が目先の上値目処として意識されると123円80銭前後まで一転下落した。
・カナダドル円は1カナダドル=94円63銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは下げ渋り。低調な欧州経済指標をきっかけに全般ユーロ安が進んだ流れに沿った。その後も戻りの鈍い展開が続き21時前には1ユーロ=1.0925ドル前後まで下げ足を速めた。ただ、前日安値の1.0922ドル前後がサポートとなり、その後は買い戻される展開に。米長期金利の低下やユーロカナダドルなどユーロクロスの上昇につれた面もあり1.0960ドル付近まで持ち直した。

[2015-07-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。全般ドル買いが先行した流れに沿って円安ドル高が小幅に進んだ。ただ、6月米新築住宅販売件数が予想を大幅に下回ったことがわかると、ダウ平均や日経平均先物の下げ幅拡大とともに一転円買いが加速した。その後は持ち高調整の売りが出て伸び悩んだ。一方、その他の通貨に対してはもみ合い。ユーロドルの上昇につれて円売りユーロ買いが散見されたが、ドル相場となったこともあり総じて方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円09銭前後まで上げたが、前日の高値124円19銭前後を上抜け出来ず123円60銭前後まで下げ足を速めた。一巡後は124円80銭台まで反発した。
・ユーロ円は1ユーロ=135円70銭前後でのもみ合いから136円ちょうど付近までじり高となった。
・ユーロドルは底堅い。弱い欧州経済指標を嫌気して売りが強まった流れが続き1ユーロ=1.0925ドル前後まで下押しした。ただ、前日の安値1.0922ドル前後がサポートされると、さえない米住宅指標を手掛かりに買い戻しが強まった。ユーロカナダドルやユーロスイスフランなどユーロクロスの上昇も支えに本日高値の1.0996ドル前後に迫る水準まで持ち直した。その後は週末を控えて市場参加者が減少し1.0980ドル前後で動意を欠いた。

[2015-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して強含み。日経平均株価が220円近く下落したことを背景にリスク回避の円買いが先行。上海株の下落も円相場の支えとなった。対ユーロを中心にドル安が進むと円高ドル安が加速した。また、対ドルでの円買いにつれてポンドに対しても円は堅調に推移した。

[2015-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで軟調。欧州勢参入後にユーロが全面高となり円売りユーロ買いが優勢に。7月独Ifo企業景況感指数が108.0と予想の107.2を上回ったことも円安ユーロ高を促した。一方、ドルに対しては底堅い。日経平均株価が軟調に推移したほか、上海株が8.5%超の大幅安となったことで投資家のリスク志向が低下し円は強含んだ。ユーロドルの上昇に伴う円買いドル売りも見られた。

[2015-07-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。時間外のダウ先物や日経平均先物が大幅に下落し、リスク回避目的の買いが広がった。米10年債利回りの低下も円買いドル売りを誘った面がある。なお、6月米耐久財受注額は予想より強い結果となったが相場への影響は限定的だった。一方、ユーロに対しては一進一退。欧州勢参入後にユーロが全面高となった流れに沿って売りが先行した。売り一巡後は株安を手掛かりにした買い戻しも入ったものの、ユーロドルが米国勢の参入後に再び上げたため、次第に頭が重くなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分前に1ドル=123円01銭前後まで下落。
・ユーロ円は17時過ぎに1ユーロ=136円99銭前後まで上げた後、いったんは136円10銭台まで下げたものの、再び136円60銭台まで買い戻された。
・ユーロドルは堅調。17時過ぎに1ユーロ=1.1113ドル前後まで買いが先行した。その後は1.10ドル台半ばまで下げたが、米国勢の参入後は再び高値圏まで下値を切り上げた。

[2015-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・27日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。6月米耐久財受注額は予想を上回ったが影響は限定的だった。米10年債利回りが低下幅を拡大したうえ、時間外のダウ先物や日経平均先物が一段安となりリスク回避目的の円買いが活発化した。ただ、米金利低下や株安が一服すると次第に上値が切り下がった。一方、ユーロに対してはさえない。株安を受けた円買いが先行したが、一巡するとユーロドルやユーロスイスフランの上昇につれて売りが優位となった。終盤にかけては手掛かり材料難から方向感が出なくなった。

[2015-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。日経平均株価が下落したほか、上海株が5%超下げたことを背景にリスク回避の円買いが強まった。ただ、その後に上海株が買い戻され一時プラス圏を回復すると対豪ドルを中心に円を売る動きが活発化。市場では「海外勢からの円売り外貨買いが目立った」との指摘があった。

[2015-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価が一時70円超高まで買い戻されたことに伴って円売りドル買いが進んだ。時間外の米10年債利回りが上昇したことも円安ドル高につながるなど、総じて円はさえない動きとなった。また、ポンドに対しては一転下落。対ドルでポンド安が進んだ影響から円は強含んだ。ただ、4-6月期英国内総生産(GDP、速報値)が予想通りだったことが伝わると、事前にポンド安が進んでいたこともあり、一転して円売りポンド買いが強まった。

[2015-07-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。時間外の米10年債利回りが上昇したことをながめ、日米金利差拡大を見越した売りが出た。また、ナイトセッションの日経平均先物が底堅く推移したことも相場の重しになった面がある。一方、ポンドに対しても円はさえない動き。4-6月期英国内総生産(GDP、速報値)は市場予想通りの結果となったが、事前に思惑的なポンド売りが進んでいたこともあり、指標発表後は円売りポンド買いが強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時前に1ドル=123円79銭前後まで上昇。
・ポンド円も一時1ポンド=193円24銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇を手がかりにした売りが進んだ。
・ユーロポンドの下落につれた面もあり、21時前には1ユーロ=1.1022ドル前後まで下落した。

[2015-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して下げ渋り。欧州市場では米長期金利や日経平均先物の上昇を手掛かりに円売りが活発化した。ただ、7月米消費者信頼感指数が予想を大きく下回ったことがわかると、米金利上昇の一服とともに円買い戻しが入った。中盤以降は様子見ムードが広がり方向感が出なくなった。一方、カナダドルに対しては軟調。原油先物相場の上昇を背景に足もとで軟調地合いが目立っていたカナダドルに買い戻しが入り、円安カナダドル高が進んだ。なお、その他の通貨に対してはもみ合い。新規の取引材料に乏しく持ち高調整の域を出なかった。

[2015-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。90円超高で始まった日経平均株価が一転して120円超安まで下げたことを受けてリスク回避の円買いが先行。市場では「本日は月末がスポット応答日にあたり実需の円買いが散見された」との指摘があった。一方、NZドルに対しては売りが先行。ウィーラーNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁が「NZドルのさらなる下落が必要」「若干の追加緩和の可能性があると見込む」などと述べたが、NZドル高へのけん制姿勢が和らいだとの見方から円売りNZドル買いが進んだ。

[2015-07-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。時間外の日経平均先物や米長期金利の上昇を手掛かりにした売りが出た半面、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて持ち高を傾けにくい面もあり、徐々に下値も堅くなった。米長期金利の上昇が一服し、日経平均先物が下げに転じたことも相場を支えた。また、円はユーロに対しても下値が堅い。欧州勢の参入後に売りが先行したものの、次第にユーロドルの下げにつれた円買いユーロ売りが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時過ぎに1ドル=123円76銭前後まで上げたが、昨日高値の123円79銭前後が意識されると伸び悩み。
・ユーロ円も18時過ぎに本日高値の1ユーロ=136円85銭前後に面合わせしたが、その後は136円40銭台まで押し戻された。
・ユーロドルは弱含み。米長期金利の上昇やユーロポンドの下落などが手掛かりとなり、一時1ユーロ=1.1027ドル前後まで値を下げた。

[2015-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して軟調。米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りが先行した。ダウ平均や日経平均先物の上げ幅拡大も円売りを誘った。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では「経済活動は最近数カ月で緩やかに拡大している」「住宅部門はさらなる改善を示している」「雇用市場は堅調な雇用増加と失業の減少とともに改善を続けた」「広範な労働市場の指標は労働資源の未活用が今年初めから減少したことを示している」「委員会はいくらかのさらなる労働市場の改善が見られ、インフレが中期的に目標の2%に向かうとの合理的な確信が持てた時、金利引き上げが適切であると予想」などと伝わり、利上げ時期は示唆されなかったが労働・住宅市場の改善が指摘された。一時ドル売りが強まったものの、すぐにドル買いが優勢となり円は一転下落した。一方、ユーロに対しては一転上昇。しばらく方向感が出なかったがFOMC声明を受けてユーロドルが上昇すると円売りが進んだ。ただ、直後にユーロドルが一転下落したことで円買い戻しが加速した。

[2015-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドル高が進んだ流れを引き継ぎ円売りドル買いが先行。日経平均株価が280円超上昇したほか、時間外の米10年債利回りが上昇したことも円安ドル高につながった。また、対ユーロでも上値が重い。ユーロドルが下落したことに伴って円買いユーロ売りが先行したものの、その後は日本株高を背景に上値を切り下げた。

[2015-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小幅安。しばらくはもみ合いが続いていたが、米長期金利の低下をながめ欧州勢が参入すると全般ドル高が進み円売りドル買いが出た。また、対ドルでの円安につれる形でポンドに対しても円は弱含んだ。一方、その他の通貨に対してはドル絡みの取引が中心となったこともあり、大きな方向感は出なかった。

[2015-07-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ドルでさえない動き。米利上げへの期待から全般にドル買いが進んだ流れに沿った。4-6月期米国内総生産(GDP)は予想より弱い結果となったが、前回値が上方修正されたうえ、前週分の米新規失業保険申請件数は予想より強い結果になるなど、米重要指標は強弱まちまちな結果に。円も指標発表後は上下に振らされる展開となったものの、次第に売りが優勢となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=124円58銭前後まで上昇。
・ユーロ円は19時過ぎに1ユーロ=136円44銭前後まで上げたものの、その後はユーロドルの下落につれて135円83銭前後まで失速した。
・ユーロドルはさえない。欧州勢の参入後は買い戻しが入り、一時1ユーロ=1.0985ドル前後まで上げたものの、本日高値の1.0989ドル前後を上抜けることができず戻り売りに押された。22時30分過ぎには1.0911ドル前後まで値を下げた。

[2015-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して底堅い。米早期利上げ観測を背景にアジア時間からじり安となった流れを引き継いだ。4-6月期米国内総生産(GDP)速報値は予想を下回ったが、前回値は上方修正されたうえ、前週分の米新規失業保険申請件数は予想より強かった。強弱入り混じる内容を受けて安値圏で売買が交錯したが、米10年債利回りの低下などをながめ次第に円買い戻しが広がった。一方、ユーロに対しては買い一服。ユーロドルの下落につれて買いが先行したほか、フィナンシャル・タイムズ(FT)が「国際通貨基金(IMF)はギリシャの救済に参加できない」と報じたことも円買いユーロ売りを後押しした。終盤にかけては高値圏での持ち高調整が続いた。

[2015-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで小高い。本日は月末とあって本邦輸出勢から円買いドル売りが入った。一方で、日経平均株価は前日終値を挟んだもみ合いとなるなど一段と円高を進める材料に乏しく、上値は限られた。また、NZドルに対しては堅調。7月NBNZ企業信頼感指数がマイナス15.3と前回のマイナス2.3から大幅に悪化したことをきっかけに円高NZドル安が進んだ。

[2015-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対円で弱含み。日経平均株価が引けにかけて上昇したことを受けて円売りドル買いがじわりと強まった。欧州勢参入後に全般ドル高が進んだことも円売りを促した。一方、ユーロに対しては下げ渋り。対ポンドを中心にユーロ高が進んだ流れに沿って円は下落したが、その後にユーロドルが失速したためつれる形で下値を切り上げた。

[2015-07-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円は対ドルで一転上昇。対資源国通貨などでドル高が進んだ流れに沿って、円売りドル買いが先行した。ただ、21時30分過ぎからは一転して買い戻しが優位に。4-6月期米雇用コスト指数が前期比0.2%上昇と市場予想の0.6%上昇を大幅に下回ったほか、内訳の賃金給与も前期比0.2%上昇と前回の0.7%上昇を大きく下回ったことがわかると、米利上げ期待の後退でドルが独歩安に。米長期金利も急低下し、急速に円の買い戻しが進んだ。一方、ユーロに対しては売り優勢。対ポンドや対カナダドルなどでユーロ高が進んだ流れに沿った。米雇用指標の発表後はユーロドルの急伸につれて一段と円安ユーロ高が進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=124円35銭前後まで上昇したものの、22時30分前には123円53銭前後まで失速。
・ユーロ円は22時30分前に1ユーロ=137円35銭前後まで急伸した。
・ユーロドルは買い優位。月末に絡んだユーロポンドの上昇につれたほか、5月カナダ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことでユーロカナダドルが急伸したことも相場を支えた。米雇用指標の発表後はドル売りが強まったことでさらに上値を試す展開となり、1ユーロ=1.1114ドル前後まで値を上げた。

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