為替・株式・商品マーケット概要
期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース
[2015-06-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり円安が先行。もっとも、日経平均株価が一時150円超下落したこともあり、一巡後は徐々に下値を切り上げた。一方、ユーロに対しては伸び悩み。対ドルでユーロ売りが先行した影響から円買いユーロ売りが強まったものの、ドルに対するユーロ売りが一服すると上値が重くなった。
ゴゴヴィの注目 発言・ニュース
・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。
為替・株式・商品マーケット概要による2015年6月 発言・ニュース
[2015-06-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。市場では「海外勢から円売りドル買いが観測された」との指摘があり円安が先行。もっとも、日経平均株価が一時150円超下落したこともあり、一巡後は徐々に下値を切り上げた。一方、ユーロに対しては伸び悩み。対ドルでユーロ売りが先行した影響から円買いユーロ売りが強まったものの、ドルに対するユーロ売りが一服すると上値が重くなった。
[2015-06-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。欧州勢参入後に対ドルでユーロ売りが進んだ流れに沿って円買いユーロ売りが強まった。5月独製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想を下回る結果となったことも円高ユーロ安につながった。また、5月英製造業PMIが弱い内容だったことで対ポンドでも円買いが進んだ。なお、ドルに対しては方向感が出なかった。市場では「カストディアン系銀行から円買いドル売りが観測された」との指摘があったが、引けにかけて日経平均株価が持ち直したため上値は重かった。一方で、欧州勢が参入するとユーロやポンド絡みの取引が中心となったため、その後はもみ合いとなった。
[2015-06-01][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は対ドルで強含み。欧州勢の参入後はしばらく方向感の乏しい動きとなっていたが、4月米個人消費支出(PCE)やPCEデフレーターが予想を下回ると円買いドル売りでの反応が見られた。一方、ユーロに対しては上値が重かった。欧州勢がユーロ売りで参入した影響から円買いユーロ売りが先行したものの、その後は対ポンドや対ドルでユーロが買い戻された流れに沿って上値を切り下げた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに1ドル=123円86銭前後と本日安値を更新。
・ポンド円は5月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想より弱い結果となったことを嫌気し、1ポンド=188円55銭前後まで下げる場面も見られた。
・ユーロドルは底堅い。欧州勢が売りで参入したほか、5月独製造業PMI改定値が予想を下回ったことも重しとなり、1ユーロ=1.0892ドル前後まで値を下げた。もっとも、その後はユーロポンドの上昇につれて買い戻しが優勢に。さえない米指標の発表後には1.0970ドル付近まで下値を切り上げた。
[2015-06-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調だった。4月米個人消費支出(PCE)や4月米PCEコアデフレータが予想を下回ったことで円買いドル売りが先行したものの、すぐに失速した。5月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や4月米建設支出が予想を上回ったため、円売りドル買いが優勢となった。ダウ平均や日経平均先物が上昇したことも円の重し。
[2015-06-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。市場では「英系銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があったほか、バリアオプションの下抜けを狙った仕掛け的な円売りドル買いが持ち込まれた。もっとも、一巡後はポジション調整の円買い戻しが強まった。後場の日経平均株価が80円超下落したことも円相場を支えた。
[2015-06-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで下値が堅い。欧州勢参入後に対ドルでユーロ買いが強まったことにつれて円売りユーロ買いが進んだ。ただ、その後にユーロが失速すると円は反発。5月独雇用統計で失業者数が予想より弱かったこともユーロ売りにつながった。一方、ドルに対しては買い一服。日経平均株価が一時100円近く下げたこともあり、目先のポジションを調整する円買い戻しが進んだ。欧州勢参入後に対ユーロでドル安が進んだ影響も受けた。もっとも、その後にユーロに対してドルが買い戻されたため伸び悩んだ。
[2015-06-02][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は対ドルで堅調。時間外の米10年債利回りが上昇したことなどを受けてさえない動きとなっていたが、NY勢の参入後は買い戻しが優勢に。対ユーロなどを中心にドルが全面安となったため、次第に円買いドル売りが強まった。また、4月米製造業新規受注が予想を下回ったことも円買いドル売りを誘った面があった。一方、ユーロに対しては軟調。「ギリシャの国際債権団は同国政府が提示する案に合意するだろう」との一部報道が手掛かりとなり、全般にユーロが上昇した流れに沿った。その後もユーロドルが損失確定の買い注文を巻き込んで上昇幅を広げたため、円売りユーロ買いの流れは継続。もっとも、売り一巡後にダイセルブルームオランダ財務相(ユーログループ議長)が「国際債権団とギリシャの合意はほど遠い」との見解を示すと、ユーロ買いが一服したため、円もいったん下げ止まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は23時過ぎに1ドル=123円75銭前後まで下押し。
・ユーロ円は1月14日以来の高値となる1ユーロ=138円79銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロドルは堅調。ギリシャ債務問題への懸念が後退したことを好感したほか、5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が予想を上回ったことも手掛かりとなり、一時1ユーロ=1.1194ドル前後まで急伸した。もっとも、節目の1.1200ドル手前で上値を抑えられると1.1100ドル付近まで伸び悩んだ。
[2015-06-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は持ち直した。アジア市場で一時1ドル=125円台前半まで下落し12年半ぶりの安値を付けたあとだけに、利益確定目的の円買いドル売りが先行。ギリシャ債務問題の先行きをめぐる懸念が後退しユーロドルが急伸すると、対円でもドル売りが活発化した。4月米製造業新規受注が予想を下回ったことも円買いドル売りを誘った。
[2015-06-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して軟調。1-3月期豪国内総生産(GDP)が前期比・前年同期比ともに市場予想を上回る結果となったことを受けて円売り豪ドル買いが活発化した。一方、ドルに対しては方向感がない。下落して始まった日経平均株価が下げ幅を縮めるにつれて円売りドル買いが強まった。もっとも、強い豪GDPをきっかけに対豪ドルを中心に米ドル売りが進んだ影響から下値を切り上げた。一方で、戻りを売りたい向きは依然として多いなか、上値も限られるなど狭いレンジながらも一進一退の値動きとなった。
[2015-06-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで一進一退。欧州勢がユーロ買いで参入すると円は弱含んだが、その後に対ドルでユーロが失速するにつれて円の買い戻しが強まった。一方で、仏・独・ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値がいずれも市場予想を上回る結果だったため再び円売りユーロ買いが進むなど方向感がなかった。一方、ドルに対しては上値が重い。日経平均株価が軟調に推移したことで円買いが強まったものの、市場では「本邦長期資金からの円売りドル買いが観測された」との指摘があるなど上値は限られた。対ユーロで一時ドル買いが優勢となったほか、5月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が弱い内容となったことで対ポンドでドルが急伸したことも円相場の重しとなった。
[2015-06-03][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。時間外のダウ先物や日経平均先物などが堅調に推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。5月ADPリポートの非農業部門雇用者や4月米貿易収支が予想より強い結果となったことも円売りドル買いを促した面があった。また、円はユーロに対しても軟調。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見後に売りが強まった。ドラギECB総裁が「ユーロ圏の回復は軌道に乗っている」「インフレは今年初めに底入れし、今後上昇し始めるだろう」「現時点はQEを拡大する必要はないとみている」などの見解を示すと、独長期金利の上昇とともにユーロが全面高に。円も対ユーロでは売りに押される展開となった。一方、対ポンドで円は荒い値動き。5月英サービス業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことで一時円買いポンド売りが強まったが、その後は株高など受けて徐々に上げ幅を縮小した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は22時前に1ドル=124円67銭前後まで上昇。
・ユーロ円は1月13日以来の高値となる1ユーロ=139円60銭前後まで急ピッチで値を上げた。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州勢の参入後は対ポンドなどでドル高が進んだ流れに沿ってさえない動きとなり、22時前には1ユーロ=1.1080ドル前後まで下げる場面も見られた。もっとも、その後は買い戻しが優勢となり、目先のストップロスを巻き込んで5月19日以来の高値となる1.1237ドル前後まで値を上げた。
[2015-06-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロ中心に下落した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の記者会見で「インフレは今年初めに底入れし、今後上昇し始めるだろう」「現時点ではQEを拡大する必要はないとみている」などと発言したことで、ユーロ全面高の展開となった流れに沿った。円はドルに対しても弱含んだ。5月ADP全米雇用報告が予想を若干上回ったことや、4月米貿易収支が予想より強い内容だったことを材料に円売りドル買いが優勢となった。ただ、5月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(総合)が予想を下回ったことが分かると下げ渋った。
[2015-06-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して急伸。4月豪小売売上高や4月豪貿易収支がいずれも予想よりも弱い内容となったことで円買い豪ドル売りが優勢となった。一方、ドルに対しては弱含み。対豪ドルで米ドル高が進んだ影響を受けたほか、市場では「海外勢や国内銀行から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。日経平均株価が底堅く推移したことも円相場の重しとなった。
[2015-06-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで一転下落。上海株の急落につれて日経平均株価が一時下げに転じたことで円買いが強まった。原田泰日銀審議委員が一部通信社とのインタビューで「過度の円高は是正された」と発言すると急速に円高が進行。ただ、「円安は全体としてみればプラスの方が多い」「地方債買い入れや付利引き下げも選択肢」とも述べたため買いの反応は一時的だった。その後は独長期金利の急上昇をきっかけに全般ユーロ買いが優勢となるにつれて円売りユーロ買いが活発化した。一方、ドルに対しては荒い値動き。上海株の急落や原田日銀審議委員の発言を受けて円高が進んだ。その後は時間外の米10年債利回りが上昇したことで上値を切り下げる動きとなったものの、対ユーロでドル売りが加速すると円買いドル売りが再開した。
[2015-06-04][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。独長期金利が大幅に上昇したことで対ユーロなどでドル売りが強まると、つれて円買いドル売りが先行した。もっとも、上値では戻りを売りたい向きも多かったほか、対ユーロでのドル売りが一服したため、その後は次第に上値を切り下げる展開に。前週分の米新規失業保険申請件数が若干ながら予想より強い結果となったことも相場の重しとなった。一方、ユーロに対しては売り一服。独長期金利の上昇とともに円売りユーロ買いが進んだものの、その後に独長期金利が低下に転じると徐々に円を買い戻す動きが強まった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=123円78銭前後まで下げた後、124円40銭台まで反発。
・ユーロ円は1月9日以来の高値となる1ユーロ=141円04銭前後まで上げた後、140円台前半まで失速した。
・ユーロドルは一転下落。17時30分過ぎには5月18日以来の高値となる1ユーロ=1.1380ドル前後まで急伸する場面もあったが、その後は1.1270ドル台まで上値を切り下げた。
[2015-06-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロでは下げ渋った。ギリシャが6月の国際通貨基金(IMF)への融資返済について「月末の一括払いを要請した」と伝わったほか、国際債権団による同国政府への支援合意案を拒否したことで、ギリシャ債務問題の先行きをめぐる懸念が高まった。足もとで急速にユーロ高が進んでいた反動もあって、引けにかけて円買いユーロ売りが優勢となった。一方、ドルに対しては方向感が出なかった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりやや強い内容となったことで円売りドル買いが出たものの、IMFが「ドルはやや過大評価されており、米成長と雇用を抑制している」と指摘すると円買いドル売りが入った。米長期金利が低下したことも相場の下支え要因。
[2015-06-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。本日は事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に向けた円売りドル買いが出た。もっとも、追随する動きは見られず、5月米雇用統計を控えて様子見ムードが広がるなか次第に値動きが細った。なお、ユーロに対しては伸び悩み。ギリシャ債務問題への懸念から全般ユーロ売りが先行したため円は強含んだものの、一巡後はユーロが買い戻されるにつれて上値を切り下げた。
[2015-06-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルやユーロに対して軟調。時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に円売りドル買いが強まった。4月独製造業新規受注が予想より強い内容となったことに円売りユーロ買いで反応したほか、独長期金利が上昇したことで円安ユーロ高が加速。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円相場の重しとなった。
[2015-06-05][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売りが優勢。米10年債利回りの上昇を手掛かりとした円売りドル買いが先行。5月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比28万人増と市場予想平均の前月比22万5000人増を大幅に上回る強い結果になると、ドルが全面高となったことで売りが加速した。また、円はカナダドルに対しても軟調。5月カナダ新規雇用者数が5万8900人増と市場予想平均の1万人増を上回る強い結果となったことを受けて、円売りカナダドル買いが広がった(経済指標データ参照:非農業部門雇用者数の推移グラフへ)。一方、その他の通貨に対しては一転上昇。ナイトセッションの日経平均先物が上昇したことなどを背景にさえない動きとなっていたが、米雇用統計の発表後は対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が売りに押されたため、つれて円買い欧州通貨売りや円買いオセアニア通貨売りが進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は一時1ドル=125円85銭前後と約13年ぶりの高値を更新。
・カナダドル円は1月9日以来の高値となる1カナダドル=100円83銭前後まで上昇する場面があった。
・ユーロドルは売り優勢。独長期金利の上昇を手掛かりとした買いが先行し、17時前には一時1ユーロ=1.1280ドル前後まで上げる場面もあったものの、独長期金利の上昇が一服すると次第に頭が重くなった。米雇用統計の発表後はドルが全面高となった流れに沿って1.1050ドル前後まで下げ幅を拡大した。
[2015-06-06][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は下落した。米労働省が発表した5月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比28万人増と予想の22万5000人増を上回ったうえ、平均時給が前月比0.3%増と予想の0.2%増を上回ったため円売りドル買いが優勢となった。なお、失業率は5.5%と市場予想平均の5.4%より弱かった。一方、ドル以外の通貨に対しては底堅さが目立った。ユーロやオセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買いユーロ売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は良好な米雇用指標をきっかけに買いが広がり、一時1ドル=125円86銭前後と約13年ぶりの高値を付けた。
・ユーロ円はユーロドルの下落につれた売りが出て一時1ユーロ=139円03銭前後まで下げる場面があった。
・カナダドル円は大幅高。カナダ統計局が発表した5月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が5万8900人増と予想の1万人増を大幅に上回ったことで円売りカナダドル買いが優勢となった。一時1カナダドル=101円04銭前後と1月9日以来の高値を付けた。
・ユーロドルは欧州の取引時間帯では一時1ユーロ=1.1280ドル前後まで上昇する場面があったものの、そのあとはさえない展開に。米雇用統計の結果が好感されてドル全面高の展開となったことで、一時1.1049ドル前後まで値を下げた。
[2015-06-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。前週末の海外市場で円安ドル高が急速に進んだ反動からポジション調整の円買い戻しがやや先行。市場では「日経平均先物にCTA(商品投資顧問)から売りが観測された」との指摘があり、日経平均株価が一時100円超下落したことが円相場を支えたほか、本邦輸出勢からの円買いドル売りも散見された。もっとも、その後の日経平均株価が買い戻されたうえ、戻りを売りたい向きは多く上値は限られている。
[2015-06-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで行って来い。仏政府当局が「オバマ米大統領は強いドルは問題と発言した」との一部報道をきっかけに円買いドル売りが急速に進んだ。ただ、依然として本邦実需勢を中心に戻りを売りたい向きが多いなか、その後は徐々に上値を切り下げた。米ホワイトハウスが「オバマ米大統領は強いドルは問題と発言していない」との見解を示すと急速に上げ幅を縮め値を消した。
[2015-06-08][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅かった。仏政府当局が「オバマ米大統領は強いドルは問題」と発言したことをきっかけに円買いドル売りが強まっていたが、欧州勢の参入後は上値を切り下げた。米当局者の話として「オバマ米大統領は強いドルは問題とは発言していない」と伝わったことも相場の重しとなった。もっとも、その後は再び買い戻しが優勢に。米長期金利の低下などを手掛かりに対ユーロなどでドル売りが進んだ流れに沿った。一方、ユーロに対してはさえない動き。独長期金利が上昇幅を縮小した場面では円買いユーロ売りが進んだものの、その後はユーロドルの上昇に伴って円売りユーロ買いが広がった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時過ぎに1ドル=125円54-57銭まで上げたものの、その後は本日安値の124円99銭前後に面合わせ。
・ユーロ円は21時30分過ぎに1ユーロ=140円27銭前後まで上昇する場面があった。
・ユーロドルはしっかり。米長期金利の低下などを手掛かりに1ユーロ=1.1225ドル前後まで値を上げた。
[2015-06-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して買い優勢。特に新規の取引材料は見当たらなかったもののドルが全面安となったほか、日経平均先物の下げ幅拡大も受けて円買いドル売りが加速した。なお、オバマ米大統領は「ドルが強過ぎるとは言っていない」「日々の為替変動についてはコメントしない」などと述べたほか、5月米労働市場情勢指数(LMCI)は前月改定値から改善したが影響は限定的だった。一方、その他の通貨に対してはさえない展開。対ドルで欧州オセアニア通貨買いが強まった影響から円安欧州通貨高や円安オセアニア通貨高が進んだ。
[2015-06-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。前日の海外市場で円高ドル安が進んだ反動から円は弱含んだ。ただ、一巡すると次第に下値を切り上げる展開に。市場では「邦銀から円買いドル売りが観測された」との指摘があったほか、対ユーロでドル売りが強まった影響なども受けた。なお、甘利明経済再生担当相が「米景気の裏返しで円が安くなっている」「(為替)急激な変動でないことが大事」などと述べたが、相場への影響は限定的だった。
[2015-06-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで反発。対ドルでユーロ買いが進んだ影響から円売りユーロ買いが強まったものの、欧州勢が参入すると一転してユーロ売りが優勢に。前日の海外市場で急速にユーロ高ドル安が進んでいたこともあり、ポジション調整を目的としたユーロ売りの動きが目立った。一方、ドルに対しては上値が重い。日経平均株価が一時360円超下落したことでリスク回避の円買いドル売りが強まった。ただ、対ユーロを中心にドルの買い戻しが進むにつれて徐々に上値を切り下げた。市場では「アジア系ファンドから複数の通貨に対してドル買いが観測された」との指摘があった。
[2015-06-09][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円はドルに対して強含み。ナイトセッションの日経平均先物や欧州株などが下落し、リスク回避目的の買いが先行した。もっとも、日経平均先物などの売りが一服すると伸び悩む展開に。時間外の米10年債利回りが上昇したことも相場の重しとなった。また、ユーロに対しても円は堅調。株安を手掛かりにした買いが入ったほか、ギリシャが提出した改革案に対して国際債権団側の当局者が「信用できない」との見解を示したことで全般にユーロ売りが進んだ流れに沿った。
【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分過ぎに1ドル=123円87銭前後まで下げたものの、その後は124円台を回復。
・ユーロ円は22時前に1ユーロ=139円42銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。ギリシャ支援問題への先行き不透明感を嫌気した売りが出た。米長期金利の上昇も売りを促し、1ユーロ=1.1215ドル前後まで値を下げた。
[2015-06-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落をながめ、欧州市場からリスク回避目的の円買いが活発化した影響が残った。ただ、株安が一服すると円買い圧力が後退。米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが広がった。独10年債利回りの上昇も円売りユーロ買いを促したうえ、原油先物相場の急伸を受けて円売り資源国通貨買いも進んだ。終盤にかけては取引材料難から方向感のない取引が続いた。
[2015-06-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は豪ドルに対して買い優勢。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「豪ドルはさらに下落する必要」「追加緩和の可能性にオープン」と発言したことで円買い豪ドル売りが急速に進んだ。一方、ドルに対しては弱含み。対ユーロなどでドル売りが強まったタイミングで円は強含んだものの、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。本日は事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りドル買いが出たほか、対豪ドルで米ドル買いが進んだ影響を受けた。日経平均株価が堅調に推移したことも円相場の重しとなった。
[2015-06-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで急伸。黒田東彦日銀総裁が衆院財務金融委員会で「実質実効為替レートでここからさらに円安はありそうにない」「永久的な量的質的緩和は考えていない」と述べると急速に円高ドル安が進行した。欧州勢も円買いで参入したほか、対ユーロでドル売りが優勢となった影響も受けて円は上げ幅を拡大した。もっとも、短期間で急速に上昇した反動もあり、一巡すると徐々に上値を切り下げた。一方、その他の通貨に対しては上値が重い。黒田日銀総裁の発言を受けて円は独歩高となったが、その後は対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが進んだため、上げ幅を縮めた。
[2015-06-10][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。アジア時間に急ピッチで円高が進んだ反動から円売り外貨買いの動きが広がった。アジア時間に円高が進んだきっかけとなった黒田東彦日銀総裁の「実質実効為替レートでここからさらに円安はありそうにない」といった発言に対し、甘利明経済再生担当相が「黒田日銀総裁の発言は趣旨が若干曲解されて伝わったようだ」との見解を示したことも、相場の重しになった面があった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時前に1ドル=122円46銭前後まで下げた後、123円30銭台まで買い戻される場面もあった。
・ユーロ円は独10年債利回りの上昇に伴って17時過ぎに1ユーロ=139円74-79銭まで反発。その後は139円ちょうど前後を挟んだ一進一退の動きが続いた。
・ユーロドルは一進一退。独長期金利の上昇が材料視され、17時過ぎには1ユーロ=1.1387ドル前後まで値を上げた。もっとも、その後は独長期金利が上昇幅を縮小したため、1.1260ドル前後まで失速するなど、買いの勢いも長続きしなかった。
[2015-06-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は売りが一時的だった。アジア時間に黒田東彦日銀総裁が「実質実効為替レートでここからさらに円安はありそうにない」と発言したことに対して、甘利明経済再生担当相が「黒田日銀総裁の発言は趣旨が若干曲解されて伝わったようだ」との見解を示すと円売りで反応した。ただ、勢いは長続きせず下値が堅いと見た向きが円買い戻しに動くと下値が切り上がった。その後、ダウ平均が280ドル超上昇したほか、日経平均先物も上げ幅を拡大したが材料視されず方向感のない取引が続いた。なお、カナダドルに対しては原油先物相場の上げ幅縮小に伴い円高カナダドル安が進んだ。
[2015-06-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。日経平均株価が堅調に推移したことをながめ円売りドル買いが先行。市場では「中長期のファンド勢や本邦長期資金から円売りドル買いが観測された」との指摘があった。また、豪ドルに対しても軟調。5月豪雇用統計で失業率と新規雇用者数がいずれも強い結果となったことで円安豪ドル高が進んだ。一方、NZドルに対しては大幅に上昇。ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)が朝方に予想外の利下げを行ったほか、声明で追加緩和の可能性を示唆したことでNZドルが全面安となり円は急伸した。
[2015-06-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。「黒田日銀総裁の発言は政府の見解ではなく不注意」と政府筋の話として伝わったことで日経平均株価の上昇とともに円売りドル買いが強まった。欧州時間に入っても、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことにつれてさらに円安ドル高が進んだ。一方、ユーロに対しては買い戻し。対ドルでの円安や日本株の上昇を背景に円は弱含んだ。ただ、対ドルでユーロ売りが優勢となると次第に円買いユーロ売りが進んだ。
[2015-06-11][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことをながめ、円売りドル買いが先行した。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の重しとなったが、米指標の発表後は荒い値動きに。5月米小売売上高は前月比1.2%増と市場予想通りの結果となったが、自動車を除いた数値は前月比1.0%増と市場予想の前月比0.8%増を上回った。半面、前週分の米新規失業保険申請件数は27万9000件と市場予想の27万5000件程度より弱い結果となった。対ドルでは売りで反応後、米長期金利が低下幅を広げたことで買い戻しが進んだ。もっとも、買いの勢いも長続きせず、次第に上値も重くなった。一方、対ユーロではしっかり。独長期金利の低下を背景に円買いユーロ売りが優勢となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分過ぎに1ドル=124円19銭前後まで上げた後、いったんは123円26-29銭まで失速したものの、その後は123円70銭台まで買い戻された。
・ユーロ円は22時30分過ぎに1ユーロ=138円58銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。独長期金利の低下を受けて売りが先行した。米指標発表直後にドル買いが進んだ場面では一時1ユーロ=1.11815ドル前後まで下落。一巡後は1.1270ドル付近まで切り返したものの、戻りの鈍さを確認すると1.1200ドル付近まで押し戻された。
[2015-06-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一進一退。5月米小売売上高は前月比1.2%増と市場予想通りの結果となったが、自動車を除いた数値が前月比1.0%増と市場予想の前月比0.8%増を上回った。一方で、前週分の米新規失業保険申請件数は27万9000件と市場予想の27万5000件程度より弱かった。強弱まちまちの結果を受けて売買が交錯したが、次第に方向感が出なくなった。終盤にかけては米10年債利回りの大幅低下に伴い日米金利差縮小を見越した円買いが散見された。また、その他の通貨に対してもみ合い。独10年債利回りの低下をながめ円買いユーロ売りが先行したが、ドル相場となったため総じて方向感が出なかった。
[2015-06-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。朝方は小幅ながら円売りが先行したものの、上昇して始まった日経平均株価が一時下げに転じたこともあり円売りは長続きしなかった。その後は全般手掛かり材料に乏しいなか、目立った動意もなく値動きの鈍い展開となった。なお、麻生太郎副総理兼財務・金融相は「(黒田日銀総裁の為替発言で)為替の水準についてはコメントしない」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。
[2015-06-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。「ドイツ政府はギリシャのデフォルトに備えて準備している」と独ビルト紙が報じたことに円買いで反応したものの、その後は徐々に上値を切り下げた。50円超下げた日経平均株価が引けにかけて持ち直したほか、欧州勢参入後にユーロやオセアニア通貨に対してドル高が進んだ影響を受けた。一方、オセアニア通貨に対しては堅調。ニュージーランド準備銀行(NZ中央銀行、RBNZ)の追加緩和観測が高まるなか、円高NZドル安が進んだほか、対豪ドルでもつれる形で円は強含んだ。
[2015-06-12][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで上値が重かった。メルケル独首相が「強すぎるユーロはスペインやアイルランドの改革を困難にする」と足もとのユーロ高をけん制したことで円買いユーロ売りが先行した。もっとも、その後は急ピッチでユーロ売りが進んだ反動からユーロドルが買い戻されたため、つれて円も上値を切り下げた。なお、一部通信社はユーロ圏当局者の話として「ユーロ圏当局者はギリシャがデフォルトした場合のシナリオを初めて公式に協議した」「一部のユーロ圏加盟国はギリシャがデフォルトに陥る可能性が高いと認識している」などと報じたが、目立った反応は見られなかった。一方、対ドルで円はもみ合い。「グッドネームから売りが観測された」との指摘もあってやや円売りドル買いが進んだが、その後はユーロ絡みの取引が中心となったため、次第に方向感が乏しくなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに1ドル=123円82銭前後まで上昇。
・ユーロ円は一時1ユーロ=138円ちょうど前後まで値を下げた後、139円ちょうど付近まで反発した。
・ユーロドルは一転上昇。メルケル独首相の発言を手掛かりに1ユーロ=1.1151ドル前後まで下げたものの、その後は1.1240ドル台まで切り返した。
[2015-06-13][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。米10年債利回りの低下に伴い日米金利差縮小を見越した円買いが活発化した。ナイトセッションの日経平均先物の下落も円買いを後押しした。ただ、米10年債利回りが低下幅を縮小し上昇に転じると、つれる形で上値が切り下がった。一方、ユーロに対しては下げ渋り。ユーロドルの買い戻しにつれて円売りが先行した。ただ、ギリシャのデフォルト懸念がくすぶるなか、終盤にかけては週末を控えて円買い戻しが散見された。なお、ポンドに対しては方向感が定まらない。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付け「AAA」の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことを受けて円買いが強まる場面があったが、総じて一進一退となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円14銭前後まで下落した後、123円50銭台まで切り返した。
・ユーロ円は1ユーロ=139円32銭前後まで上げたが、一巡すると139円ちょうど前後を割り込んだ。
・ユーロドルは伸び悩み。メルケル独首相のユーロ高けん制発言を受けて欧州時間に急落した反動が出た。米金利低下も買い戻しを誘い1ユーロ=1.12965ドル前後まで持ち直した。ただ、1.1300ドル手前で上値の重さを確認すると、週末要因の利食い売りなども出て1.1250ドル付近まで失速した。
[2015-06-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重かった。14日に行われたギリシャと債権者の協議が物別れに終わったことを受けて、早朝取引から対ユーロで買いが先行。他の通貨に対しても買いが波及したが、その後は次第に上値が重くなった。安く始まった日経平均株価が下げ幅を縮めたことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出たほか、対ドルでは週明けの5・10日(五十日)とあって仲値に向けた売りも観測された。
[2015-06-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで頭が重い。午後の日経平均株価が下げ幅を縮小したことに伴い、円売りドル買いが先行した。時間外の米10年債利回りが低下すると日米金利差縮小を見越した買いが入る場面もあったが、米長期金利の低下が一服すると上値も重くなった。一方、ユーロに対しては弱含み。独長期金利が低下幅を縮めたことで、全般にユーロ買いが進んだ流れに沿った。
[2015-06-15][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は対ドルで下値が堅い。低下していた時間外の米10年債利回りが低下幅を縮めるにつれて円売りドル買いが先行。ただ、その後に米10年債利回りが再び低下したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が弱含んだため徐々に円の買い戻しが強まった。6月NY連銀製造業景気指数や5月米鉱工業生産が予想を下回る結果となったことも円買いドル売りにつながった。一方、豪ドルに対しては軟調。特に新規の材料は伝わっていないものの、対ユーロや対米ドルで豪ドル買いが優勢となったことにつれる形で円安・豪ドル高が進んだ。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円65銭前後まで値を上げたものの、前週末高値の123円82銭前後が目先の上値目処として意識されると123円29銭前後まで売りに押された。
・豪ドル円は1豪ドル=95円91銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは方向感がない。独長期金利が低下幅を縮めたことを手掛かりに買いが先行し、1ユーロ=1.1261ドル前後まで上昇。その後は対ポンドなどでドル買いが強まった影響から1.1203ドル前後まで失速したものの、相次ぐ弱い米経済指標を受けて再び下値を切り上げるなど一進一退の展開となった。
[2015-06-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。6月NY連銀製造業景気指数や5月米鉱工業生産が予想を下回ったことがわかると、米10年債利回りの低下幅拡大とともに円買いが強まった。その後、米金利低下の一服に伴い伸び悩んだが、次第に方向感が出なくなった。一方、欧州通貨に対しては軟調。弱い米経済指標が相次ぎ対ドルで欧州通貨買いが活発化すると、つれる形で円安欧州通貨高が先行した。「ユーロ圏諸国はギリシャの緊急時計画で合意した」「ユーロ圏諸国はギリシャに対する資本規制の用意がある」と報じられたが、円買いユーロ売りの反応は一時的。終盤にかけても欧州通貨の堅調地合いが続き円安が進んだ。
[2015-06-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで一転下落。日経平均株価が150円超安まで下げたことをながめ、リスク回避目的の買いが先行したが、黒田日銀総裁の発言が伝わると一転して売りに押された。黒田日銀総裁が参院財政金融委員会で「前回の国会の為替発言は先行きの評価予測を話したわけではない」「前回の国会の為替発言はあくまで名目為替レートの水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」「名目ベースの円安を望んでないと言ったわけではない」などと発言すると一時円が全面安となり、対ドルでも急ピッチで売りが進んだ。また、円は対豪ドルでも一転して下落する展開に。オーストラリア準備銀行(RBA)議事要旨で「さらなる豪ドル下落の可能性があり、必要である」「金融政策のスタンスは緩和的であるべき」との見解が示されると、一時豪ドル売りが強まった流れに沿って上値を試す動きとなった。もっとも、議事要旨の内容は声明文とほぼ同様の内容だったため、豪ドル売りの流れは長続きしなかった。豪ドルの売りが一服したことにくわえ、日銀総裁発言で円安が進んだこともあり、その後は上値を切り下げる動きが目立った。
[2015-06-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで荒い値動き。欧州勢の参入後に一時ユーロ買いが強まったことで値を下げたものの、独長期金利の低下に伴ってユーロが一転して売りに押されると下値を切り上げた。時間外の日経平均先物や独株式指数が下落したこともリスク回避の円買いユーロ売りを誘った面があった。一方、ドルに対しては小高い。しばらくは方向感の乏しい動きが続いていたが、欧州勢の参入後は株安を手掛かりにした買いが散見された。
[2015-06-16][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して一転上昇。欧州勢がユーロ買いで参入すると円は弱含んだものの、その後は独長期金利の低下などをながめユーロは売られる展開に。6月独ZEW景況感指数が市場予想を下回る結果となったほか、メルケル独首相が「残念ながらギリシャに関して新たなことはあまりない」「債権者とギリシャが18日までに合意するか分からない」などと述べたことも円買いユーロ売りにつながった。一方、ドルに対してはやや強含み。ナイトセッションの日経平均先物や独DAXが下落したことで円買いが入ったほか、5月米住宅着工件数がさえない結果だったことも円買いにつながった。もっとも、同時に発表された5月米建設許可件数は強い結果だったため上値も限られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円32銭前後まで下げたものの、下値は限定的だった。
・ユーロ円は1ユーロ=140円ちょうど前後まで上げた後138円29銭前後まで急速に値を下げ、一巡後は下げ渋っている。
・ユーロドルは急失速。欧州勢が買いで参入し、前日高値の1ユーロ=1.1295ドル前後を上抜けて1.1330ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、市場では「1.1340-50ドルにアジア系から売りが観測された」との指摘があったうえ、独長期金利の低下を受けてその後は売りが優勢に。弱い独指標やメルケル独首相の発言も売りを促した。対ポンドを中心にユーロが全面安の展開となり、米住宅指標発表直後には一時1.1205ドル前後まで売り込まれた。一方で、急速に売りが進んだ反動から一巡すると1.1250ドル付近まで反発した。
[2015-06-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円はユーロに対して伸び悩み。メルケル独首相が「残念ながらギリシャに関して新たなことはあまりない」「債権者とギリシャが18日までに合意するか分からない」などと発言したことで円買いユーロ売りが強まった。その後は明日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて様子見気分が強まったが、ユーロドルの買い戻しにつれて上値が切り下がった。一方、ドルに対してはもみ合い。5月米住宅着工件数は予想を下回った一方、5月米建設許可件数は予想を上回った。強弱入り混じる内容を受けて円は上下に振れたが、中盤以降は値動きが細った。その他の通貨に対しても方向感が出なかった。
[2015-06-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。日本時間の今晩に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強まったため、総じて方向感を欠いた動きとなった。一方、オセアニア通貨に対しては強含み。豪ドル米ドルがマクロ系ファンドからの売りに押されて下落すると、つれて円買い豪ドル売りが出た。また、NZドルに対しては1-3月期NZ経常収支が予想より強い結果となったことで売りが先行したものの、その後は対豪ドルで円買いが強まったことにつれて下値を切り上げた。
[2015-06-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は高安まちまち。アジア時間からの流れを引き継いでオセアニア通貨安が進んだため、対オセアニア通貨では円も堅調に推移。半面、欧州通貨に対しては円は売りに押された。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が7日物のレポレートを0.02%引き上げたことが円売りスイスフラン買いを誘ったほか、英雇用統計後には円売りポンド買いも加速。5月英雇用統計では失業者数や失業率が予想より弱い結果となったものの、2-4月の週平均賃金が予想より強かったため、円売りポンド買いで反応した。また、ドルに対しても円は軟調。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことを受けて、日米金利差拡大を見越した売りが広がった。
[2015-06-17][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は軟調。5月英雇用統計で失業者数や失業率は予想より弱かったものの、2-4月の週平均賃金が強い結果だったことで円売りポンド買いが急速に進んだ。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が7日物のレポレートを0.02%引き上げたことで円売りスイスフラン買いが強まるなど欧州通貨に対する円売りが目立った。また、対ドルでも円は下落。低下していた時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことを受けて円売りが出たほか、市場では「グッドネームから円売りドル買いが観測された」との指摘があった。一方、オセアニア通貨に対しては強含み。対ドルや対ユーロなどでオセアニア通貨安が進んだ影響から円は買われた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は前日高値の1ドル=123円81銭前後を上抜けて124円04銭前後まで値を上げた。
・ポンド円は1ポンド=195円24銭前後と2008年9月29日以来の高値まで急伸した。
・ユーロドルは方向感ない。ユーロ豪ドルなどの上昇につれて買いが先行し1ユーロ=1.1293ドル前後まで値を上げた。もっとも、ユーロポンドが急落した影響なども受けたためその後は1.1260ドル前後を挟んだ動きが続いた。
[2015-06-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して一転上昇。米10年債利回りの大幅上昇に伴い日米金利差拡大を見越した売りが優位となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて次第に様子見ムードが広がった。FOMCは政策金利の据え置きとともに「経済活動は緩やかに拡大」「広範な労働市場の指標は労働資源の未活用は幾分なくなったことを示している」などの声明を発表。景気や雇用の判断が上方修正されたことで円売りで反応した。ただ、早期利上げを示唆する内容ではなかったうえ、2015年GDP見通しや2016年末のFF金利見通しが下方修正されたことで一転買い戻しが優勢に。イエレンFRB議長は定例記者会見で「利上げは今後の経済データ次第」「利上げの条件はまだ満たされていない」「FOMCは今年のインフレはかなり低いと予想」「進展を示す更なる決定的な証拠を待っている」などと発言。早期利上げに慎重な見方を示し、米10年債利回りが一時低下したことも買いを後押しした。一方、その他の通貨に対しては軟調。英国の2-4月週平均賃金の上昇を受けて欧州市場からポンドなど欧州通貨に対する円安が加速した影響が残った。また、FOMCの結果公表後にオセアニア通貨買い米ドル売りが優勢となり、円安オセアニア通貨高も進んだ。
[2015-06-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで堅調。午前の日経平均株価が170円超下落したことを受けてリスク回避の買いが入ったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも買いを誘った面があった。また、円はNZドルに対しても買いが優勢。1-3月期NZ国内総生産(GDP)が予想より弱い結果となったことにくわえ、イングリッシュNZ財務相が「われわれには為替レートがさらに下落する期間が必要」との見解を示したこともあってNZドルが全面安となった影響を受けた。
[2015-06-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでしっかり。午後の日経平均株価が220円超下落したことをながめ、リスク回避目的の買いが先行した。時間外の米10年債利回りが低下したこともあり、欧州勢の参入後もドル売りの流れが継続。円も対ドルで上げ幅を広げた。一方、他の通貨に対しては上値が重かった。株安を手掛かりにした買いが先行したものの、欧州勢の参入後は対ドルで欧州通貨高やオセアニア通貨高が進んだことに伴い、円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。対ポンドでは5月英小売売上高が予想より強い結果となったことも円売りポンド買いを促した面があった。
[2015-06-18][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円は対ドルで買い一服。欧州勢参入後に全般ドル安が進んだ流れに沿ったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことが円買いドル売りを促した。5月米消費者物価指数(CPI)が予想より弱い内容となったことも円買いドル売りにつながった。もっとも、同時に発表された前週分の米新規失業保険申請件数や1-3月期米経常収支は強い内容だったため、一巡後は上値を切り下げた。また、オセアニア通貨やカナダドルに対しては軟調。対米ドルや対ユーロでオセアニア通貨高やカナダドル高が進んだ影響から円売りが優勢となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=122円48銭前後まで値を下げたものの、10日安値の122円46銭前後がサポートとして意識されると下げ渋った。
・豪ドル円は1豪ドル=96円23銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは買い一服。ドル売りが強まった流れに沿って目先の上値目処として意識されていた10日高値の1ユーロ=1.1387ドル前後を上抜けるとストップロスを誘発。弱い米CPIも買いを後押しし1.1428ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、米新規失業保険申請件数などは予想より強かったこともあり、その後はやや伸び悩んでいる。
[2015-06-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。予想を下回る5月米消費者物価指数(CPI)を受けて円買いで反応したが、前週分の米新規失業保険申請件数や6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などの米経済指標が軒並み強かったため上値が切り下がった。米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した円売りも出たうえ、ダウ平均や日経平均先物の上げ幅拡大も円の重しとなった。終盤にかけては取引材料難から方向感が出なくなった。一方、ユーロに対しては底堅い。株高を背景に円売りが先行したほか、「ギリシャ支援はIMF抜きで年末まで延長へ」との報道を受けて円売りが強まった。ただ、メルケル独首相が「ギリシャ債権者側から出た既存の案しか知らない」として報道を否定すると一転して円買い戻しが進んだ。また、カナダドルや豪ドルに対しても同様の動きとなった。
[2015-06-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルでもみ合い。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値に向けた売りが先行したものの、仲値後は買い戻しも入るなど方向感の乏しい動き。日銀は金融政策決定会合で「マネタリーベースが、年間約80兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」との目標を維持することを賛成8反対1で決めたと発表したが、目立った反応は見られなかった。一方、NZドルに対しては上値の重い動き。イングリッシュニュージーランド(NZ)財務相が「NZドルは一段と下落するだろう」「NZのインフレはRBNZの目標を数年下回っている」などの見解を示すと一時円買いNZドル売りの反応も見られたが、その後は足もとでNZドルの下げが目立っていた反動も出たため、次第に上値が重くなった。
[2015-06-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない動き。午後の日経平均株価が底堅く推移したことを受けて売りが先行した。欧州勢の参入後はユーロ円などの下げにつれて買い戻しが入る場面もあったが、上値では戻りを売りたい向きも多く次第に上値を切り下げた。一方、ユーロに対してはしっかり。上海総合指数の大幅安を受けてリスク回避の買いが入ったほか、ユーロドルの下げにつれた円買いユーロ売りも入った。なお、黒田東彦日銀総裁が定例記者会見で「(実質実効為替レート)国会で名目為替レートの水準、先行きを述べたわけではない」「金融政策は為替レートの水準や変動を目標にしていない」などの見解を示したが、目立った反応は見られなかった。
[2015-06-19][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は買い優勢。ギリシャ債務問題の先行き不透明感が広がるなか、欧州勢参入後に全般ユーロ安が進んだ流れに沿って円買いユーロ売りが強まった。4月カナダ小売売上高が低調な結果だったことをきっかけに円高カナダドル安も進んだ。また、対ドルではもみ合いが続いていたが、NY勢が参入すると次第に円を買う動きが優勢に。時間外の米10年債利回りが急低下したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が弱含んだことが円買いにつながった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は本日高値圏での推移が続いていたが、徐々に売りが強まり1ドル=122円57銭前後まで下押しした。
・カナダドル円は前日安値の1カナダドル=100円42銭前後を下抜けて99円98銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは下値が堅い。ギリシャ問題への懸念から欧州勢が売りで参入し、1ユーロ=1.1293ドル前後まで下落した。もっとも、米長期金利が低下したことなどを手掛かりに1.1340ドル台まで買い戻された。
[2015-06-21][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は買い一服。米10年債利回りの低下幅拡大に伴い日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが活発化した。また、4月カナダ小売売上高が予想を下回り対カナダドルで円買いが優位に。ダウ平均や日経平均先物の下落も円全体を押し上げた。ただ、さらに円買いを進める材料も見当たらず、中盤以降は高値圏で方向感が出なくなった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=122円56銭前後まで下げたが、前日の安値122円48銭前後や10日の安値122円46銭前後がサポートされると123円70銭前後での持ち高調整が続いた。
・カナダドル円は1カナダドル=99円76銭前後まで売り込まれた後、100円ちょうど前後を意識したもみ合いとなった。
・ユーロドルは買い戻し一服。米金利低下やドル円の下落を横目にアジア時間からの下落に対するショートカバーが進んだ。1ユーロ=1.1292ドル前後から1.1367ドル前後まで持ち直した。引けにかけては1.1340ドル台までじわりと下げた。
[2015-06-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで荒い値動き。「欧州委員会は同委員会が提案した改革にギリシャが同意することを条件に、ESMからの60億ユーロの資金と現行の支援プログラムを少なくとも9月まで延長することを認める可能性がある」「ツィプラス・ギリシャ首相はメルケル独首相、オランド仏大統領、ユンケル欧州委員長に新提案を送付した」などの報道が伝わり、ギリシャ債務協議が進展するとの期待から、早朝取引で円売りユーロ買いが先行した。その後は下値を切り上げるなど売りの勢いも長続きしなかったが、アジア時間には日経平均株価の上昇などを手掛かりにした売りが再開。総じて頭の重さが目立った。一方、ドルに対しては神経質な動き。対ユーロで円安が進んだ流れが波及したため、売りが先行。仲値後には一転して上値を試す場面も見られたが、上値では依然として売り意欲が強く、次第に頭が重くなった。
[2015-06-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。欧州勢の参入後にドル高が進んだ流れに沿った。時間外の米10年債利回りが大幅に上昇したほか、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円売りドル買いを促した面があった。一方、ユーロに対しては買い戻し。対ドルでユーロ高が進んだ流れに沿って円売りユーロ買いが先行したものの、一巡後はユーロが失速したことで下値を切り上げた。
[2015-06-22][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は対ドルで売り一服。時間外の米10年債利回りが大幅上昇したことを背景に日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも円相場の重しとなった。もっとも、米10年債利回りが上昇幅を縮めるとつれる形で下げ渋った。なお、ユーロに対しては一進一退。円売りが先行したものの、対ドルでユーロが売られるにつれて円高ユーロ安が進行。もっとも、全般ユーロが買い戻されると再び円は弱含んだ。ダイセルブルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)が「週内のギリシャ合意に向けて作業中」と述べたこともユーロ相場を支えた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円35銭前後まで上昇したものの、一目均衡表転換線の123円54銭が目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=140円09銭前後まで買いが先行したが、その後は一転して139円28銭前後まで下落。その後は再び高値圏まで持ち直した。
・ユーロドルは下値が堅い。米長期金利の上昇を受けて売りが強まり、1ユーロ=1.1313ドル前後まで値を下げた。ただ、前週末安値の1.1292ドル前後が下値の目処として意識されると1.1382ドル前後まで買い戻される場面があった。
[2015-06-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで下落した。ギリシャの債務問題をめぐる協議が進展するとの期待が高まり、米債券相場が下落(金利は上昇)。日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが進んだ。5月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも円売りドル買いを誘った。一方、円はドル以外の通貨に対しては底堅さが目立った。カナダドルやオセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買いカナダドル売り、円買いオセアニア通貨売りが入った。
[2015-06-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで軟調。午前の日経平均株価が330円超上昇したことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが広がった。また、対ユーロなどでドル高が進んだ流れに沿ったほか、市場では「実需の売りが観測された」との指摘もあった。一方、対ユーロで円はしっかり。ユーロドルが急速に値を下げたことに伴って、円買いユーロ売りが強まった。
[2015-06-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロでしっかり。欧州勢の参入後もユーロ売りの流れが続き、円買いユーロ売りが進んだ。仏・独・ユーロ圏の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)はいずれも市場予想より強い結果となったが、目立った反応は見られなかった。一方、対ドルではもみ合い。アジア時間の午前に売りが進んだ反動から買い戻しが入る場面もあったが、対ユーロなどで再びドル高が進むと、つれて円売りドル買いが出た。
[2015-06-23][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円はドルに対して弱含み。しばらくはもみ合いが続いていたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事が「FRBは早ければ9月にも利上げする可能性」「9月利上げは五分五分」と発言したことで円安ドル高が進んだ。米10年債利回りが上昇したことも円売りドル買いを促した。5月米耐久財受注が予想を下回る結果だったため円が強含む場面があったが、反応は一時的だった。一方、対ユーロでは堅調。アジア時間からの流れを引き継ぎ、欧州勢がユーロ売りで参入。独長期金利が一時低下に転じたことも円買いユーロ売りにつながったほか、対ドルでユーロが下げ幅を拡大するとつれる形で円買いユーロ売りが活発化した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=124円18銭前後まで上値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=138円25銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは売り優勢。欧州勢が売りで参入するなど序盤からさえない動きとなった。パウエルFRB理事の発言をきっかけにドル買い圧力が高まると売りが加速し、1ユーロ=1.1136ドル前後まで下げ足を速めた。
[2015-06-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下落した。5月米耐久財受注が予想を下回ったことで円買いドル売りが入る場面もあったが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事が「FRBは早ければ9月にも利上げする可能性」と述べたと伝わると一転ドル買いが優勢となった。米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出た。一方、円は欧州通貨に対しては底堅さが目立った。ユーロなど欧州通貨がドルに対して下落したことにつれて円買い欧州通貨売りが入った。
[2015-06-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。9時過ぎに一時円買いドル売りが進む場面があったものの、午前の日経平均株価が130円超上げたことを手掛かりにした売りも出たため、上値は重かった。一方、対ユーロで円はさえない動き。昨日に急ピッチで円買いユーロ売りが進んだ反動が出たほか、株高を手掛かりにした売りも出た。
[2015-06-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ユーロで軟調。ユーロドルの上昇につれた円売りユーロ買いが広がった。6月独Ifo景況感指数は予想より弱い結果となったものの、相場への影響は一時的だった。また、他の通貨に対しても円はさえない動き。昨日に全般ドル高が進んだ反動から、対ドルで欧州通貨買いやオセアニア通貨買いが入ったため、つれて円売り欧州通貨買いや円売りオセアニア通貨買いが出た。一方、対ドルではもみ合い。市場では「国内勢や海外勢からの売りが観測された」との指摘もあって一時円売りドル買いが進んだが、全般にドル売りが強まった影響も受けたため、次第に下値も堅くなった。
[2015-06-24][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円はドルに対して上値が重い。「ツィプラス・ギリシャ首相は『債権者がギリシャ案を受け入れなかった』と発言した」との報道が伝わるとナイトセッションの日経平均先物が下落。時間外の米10年債利回りも低下したため円買いドル売りが強まった。ただ、一巡後は米10年債利回りが低下幅を縮めるにつれて次第に上値を切り下げた。なお、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨に対しては買い戻し。欧州勢参入後は円売りが先行したものの、対米ドルで資源国通貨が急速に売られるにつれて円は反発した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円73銭前後まで下押ししたものの、その後は買い戻しが強まり124円16銭前後まで持ち直した。
・カナダドル円は1カナダドル=100円86銭前後まで上げた後100円30銭前後まで一転下落した。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入し1.1235ドル前後まで値を上げたものの、一巡後は売りに押された。ツィプラス・ギリシャ首相の発言報道に売りで反応したほか、「ギリシャ債権団が提示した修正案をギリシャ政府が拒否した」と伝わるなどギリシャ債務問題を巡る不透明感が嫌気される形で一時1.1169ドル前後まで下押しした。
[2015-06-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅かった。米10年債利回りが上昇に転じたことで円売りドル買い先行。対資源国通貨中心にドル買いが進んだ影響も受けた。ただ、結局は米長期金利が低下したため円を買い戻す動きが優勢となった。ダウ平均が170ドル超下落したことも円買いドル売りを誘った。
[2015-06-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。しばらくは方向感の乏しい動きとなっていたが、下値の堅さを確認すると次第に買いが強まった。市場では「本邦勢からの買いが散見された」との指摘もあった。一方、他の通貨に対しては高安まちまちな動き。欧州通貨に対しても円買いの流れが波及した半面、対豪ドルでは前日までの上昇に対する反動から売りが進んだ。
[2015-06-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで伸び悩み。高値圏での方向感に乏しい動きとなっていたが、時間外の米10年債利回りが上昇したことに伴って、次第に円売りドル買いが強まった。一方、対ユーロでは神経質な動き。ユーロドルの下落に伴って円買いユーロ売りが進んだものの、欧州勢の参入後はユーロドルが上下を試す一進一退の展開となったため、次第に神経質な動きとなった。
[2015-06-25][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は対ユーロで荒い値動き。欧州勢参入後に円売りユーロ買いが出たものの、その後は徐々に下値を切り上げた。「欧州中央銀行(ECB)はギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)の上限を据え置く」との報道が伝わると、ギリシャの銀行に対する懸念が高まり円高ユーロ安が加速。ただ、「債権団はギリシャ側の提案を満場一致で合意した」との欧州連合(EU)当局者筋の話が伝わると一転下落した。一方で、同報道が否定されたほか、NY時間に入り「ユーロ圏財務相会合は合意が見えず中断した」と伝わると再び円買い圧力が高まるなど一進一退の展開となった。一方、ドルに対しては底堅い。ギリシャ問題への先行き不透明感からナイトセッションの日経平均先物が失速するとつれる形で円買いが強まった。もっとも、EU当局者筋の話が伝わり日経平均先物が買い戻されると上値を切り下げたが、対ユーロで再び円買いが強まったことにつれるなど下値は堅かった。なお、5月米個人消費支出(PCE)や前週分の米新規失業保険申請件数は予想より強い内容となったが、相場への影響は限られた。
【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=123円32銭前後まで下落した後123円77銭前後まで買い戻される場面があったが、戻りは鈍かった。
・ユーロ円は1ユーロ=138円87銭前後まで買いが先行した後137円69銭前後まで急落。その後138円80銭前後まで急反発したものの、再び138円台前半まで押し戻されている。
・ユーロドルは荒い値動き。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.1228ドル前後まで上げたものの、前日高値の1.1235ドル前後がレジスタンスとして意識されると上値を切り下げる展開に。ECBがギリシャ銀行向けELAの上限を据え置いたことで1.1153ドル前後まで下げ足を速めたが、EU当局者の話が伝わると1.1226ドル前後まで一転上昇。その後は1.1200ドル前後を挟んだ値動きが続いた。
[2015-06-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。5月米個人消費支出(PCE)や前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも強い内容となったことで円売りドル買いが出たものの、反応は一時的だった。ギリシャ協議の行方を見極めたいとして大きな方向感が出にくい面もあったようだ。なお、ギリシャと国際債権団の支援協議に進展はなく、27日にユーロ圏財務相会合が開催されることとなった。
[2015-06-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで強含み。午前の日経平均株価が120円超下げたことを受けてリスク回避目的の買いが広がったほか、市場では「本日のスポット応答日が月末・期末にあたり実需の買いも観測された」との指摘があった。また、円はNZドルに対してもしっかり。NZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)が「NZドルは正当化できない水準が続いている」との見解を示したことを受けて円買いNZドル売りが先行。その後に発表された5月NZ貿易収支が予想より強い結果となったことで、いったんは上値を切り下げたものの、一巡後は株安を手掛かりにした買いが再び入った。
[2015-06-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで弱含み。午後の日経平均株価が下げ幅を縮めたことに伴って、アジア時間午前に進んだ円買いドル売りも一服し、やや上値を切り下げた。また、ユーロドルが欧州勢の参入後に上昇した影響から円も対ユーロで売りに押された。一方、豪ドルに対しては強含み。上海総合指数の大幅下落なども嫌気されて、対ドルで豪ドルが下落すると、つれて円買い豪ドル売りが進んだ。
[2015-06-26][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は対ドルで軟調。しばらくはもみ合いが続いていたが、「ギリシャ債権団は総額155億ユーロ、5カ月の支援プログラム延長を提案した」と伝わると、時間外のダウ先物など株価の上昇とともに円売りドル買いが強まった。時間外の米10年債利回りが急速に上昇したことも円安ドル高につながった。一方、対オセアニア通貨では堅調。アジア時間からの買いの流れを引き継いだほか、対ドルでオセアニア通貨安が一段と進むにつれて上げ幅を拡大した。
【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に付けた高値1ドル=123円66銭前後を上抜けて123円93銭前後まで上値を伸ばした。一方、NZドル円は1NZドル=84円66銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは上値が重い。欧州勢が買いで参入し1ユーロ=1.1220ドル前後まで上昇したものの、前日高値の1.1228ドル前後が目先の戻り目処として意識されると、その後は上値を切り下げる展開に。ギリシャ支援プログラム延長の報道が伝わり米長期金利が大幅に上昇すると、ドル全面高の流れに沿って1.1155ドル前後まで売り込まれた。
[2015-06-27][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下落。ギリシャと欧州連合(EU)など債権団との交渉の行方を見極めたいとして大きな方向感が出にくい面もあったが、米長期金利の上昇にあわせてドルが主要通貨に対して買われる展開となった。なお、この日のユーロ圏財務相会合は合意に至らないまま閉幕したが、27日に再度会合が開かれる予定となった。市場関係者からは「完全な解決にはほど遠いものの、週末に何らかの合意がまとまるのではないか」との声が聞かれた。円はオセアニア通貨などに対しては堅調だった。NZドルなどオセアニア通貨がドルに対して下落したことにつれて円買いオセアニア通貨売りが入った。
【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。米長期金利の上昇などをながめ円売りドル買いが先行。前日の高値1ドル=123円96銭前後を上抜けて一時123円99銭前後まで値を上げた。一方、NZドル円は軟調。NZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)がアジア時間に「NZドルは正当化できない水準が続いている」との見解を示したことで、全般NZドルが売られる展開となった。一時1NZドル=84円53銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは米金利上昇に伴うユーロ売りドル買いが出たほか、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ売りが出て一時1ユーロ=1.1130ドル前後まで値を下げた。なお、「ギリシャ債権団は総額155億ユーロ、5カ月の支援プログラム延長を提案した」との報道が伝わったものの、その後「ギリシャは債権団からの提案を拒否した」ことが明らかになった。
[2015-06-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上げ幅を縮小。先週末にギリシャ政府が金融支援の是非を問う国民投票の実施を決めたことで、ギリシャと欧州連合(EU)との協議が決裂。ギリシャのデフォルトリスクが高まり、朝方から対ユーロを中心にリスク回避の円買いが急速に進んだ。時間外のダウ先物やシカゴ日経平均先物が急落したことも円全体を押し上げた。もっとも、一巡後は徐々に上値を切り下げる展開に。一時510円超安まで下げた日経平均株価が下げ渋ったことが円相場の重しとなったほか、市場では「朝方に買いを進めていた海外短期勢が反対売買を迫られた」との指摘もあった。
[2015-06-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで上値が重い。午後の日経平均株価が一時610円超安まで下げたことを受けてリスク回避の円買いが再開。市場では「早出の欧州勢が円買いドル売りで参入した」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも円高ドル安につながった。ただ、その後に米10年債利回りが低下幅を縮小したうえ、ナイトセッションの日経平均先物が上昇したため徐々に上値を切り下げた。一方、ユーロに対しては売り一服。サパン仏財務相が「ギリシャと債権団との協議はいつでも再開が可能」と述べると全般ユーロを買い戻す動きが強まり円は弱含んだ。もっとも、ユーロ買いが一服すると次第に値動きは落ち着いた。
[2015-06-29][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は対ドルで弱含み。ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことで、投資家のリスク志向改善を見越した売りが出た。時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小したことも相場の重しとなった。また、円はユーロに対してもさえない動き。サパン仏財務相が「ギリシャと債権団との協議はいつでも再開が可能」と述べたことなどを手掛かりに欧州勢がユーロ買いで参入した影響を受けた。メルケル独首相も「ギリシャが望めばドイツには依然として協議に応じる余地はある」との見解を示した。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=123円09銭前後まで上昇し、本日高値の123円19銭前後に迫る水準まで上げた。
・ユーロ円も1ユーロ=136円88銭前後まで上昇した。
・ユーロドルは底堅い動き。20時前に1ユーロ=1.1140ドル前後まで値を上げると、その後も高値圏で推移した。
[2015-06-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下値が堅かった。米長期金利が大幅に低下したことで、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入った。ダウ平均が350ドル超下落し、5カ月ぶり安値を付けたことも円の支援材料となった。一方、ユーロに対しては軟調だった。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が高まったことで、週明け早朝取引で急伸した反動が出た。市場では「サパン仏財務相やメルケル独首相などからギリシャに対して融和的な発言が伝わったこともユーロ買い戻しを誘った」との指摘があった。
[2015-06-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が90円近く上昇したことを背景に円売りが先行したが、その後は徐々に買い戻される展開に。市場では「本日は月末・期末とあって本邦輸出勢の円買いドル売りが観測された」との指摘があった。上海株が5%超の大幅安となったことで日経平均株価が上げ幅を縮めたことも円相場を支えた。
[2015-06-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は対ドルで底堅い。後場の日経平均株価が130円超上昇したことで円売りが出たものの、市場では「海外勢から仕掛け的な円買いドル売りが持ち込まれた」との指摘があり円は強含んだ。オプションに絡んだ防戦売りが出るなど売買が交錯しながらも、対ユーロなどその他通貨で円買い圧力が高まった影響を受けたため総じて底堅く推移した。なおその他通貨に対しても強含み。欧州株が下落したことなどを背景に投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが目立った。
[2015-06-30][NP HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は対ドルで上値が重かった。節目のバリア・オプション突破を狙った仕掛け的な買いが先行し、損失覚悟の円買い注文を巻き込んで上げ幅を広げた。もっとも、その後は頭が重いと見た向きからの戻り売りが観測されたほか、ナイトセッションの日経平均先物が強含んだことも売りを誘った面があった。また、円は対ユーロでも上値の重い動き。アジア時間からの買いの流れを引き継いだが、一巡後は上げ幅を縮小。「ギリシャはユンケル欧州委員長の提案を再検討」「ツィプラス・ギリシャ首相は協議のためにブリュッセルかベルリンを訪問する可能性がある」などの報道が伝わると、ギリシャ債務協議への再開期待が高まったこともあり、次第に円売りユーロ買いが優勢となった。
【 通貨ペア 】
・ドル円は18時前に1ドル=121円94銭前後まで下げたものの、その後は122円60銭付近まで反発。
・ユーロ円も1ユーロ=135円91銭前後まで下げた後、137円台半ばまで買い戻された。
・ユーロドルは下値が堅い。18時過ぎに1ユーロ=1.11345ドル前後まで下落したが、売りが一巡すると本日高値の1.1244ドル前後まで買い戻された。
2015年6月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。
「期間最大RHDP」は、2015年6月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。
そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2015年6月の中で最も新しい内容を掲載しています。